| 【発明の名称】 |
電子部品の位置決め搭載方法及びその装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】水野 亨
【氏名】大津 芳文
【氏名】中山 均
【氏名】厚沢 新次
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| 【要約】 |
【課題】吸着ヘッドを部品供給ステージから基板載置ステージに高速で移動し、電子部品を吸着ヘッドで回路基板の所定の板面位置に高精度に搭載する。
【解決手段】電子部品Eを吸持した吸着ヘッド1を基板載置ステージS2の予め定められた上方位置まで移動させて停止し、その吸着ヘッド1で吸持した電子部品Eと基板載置ステージS2に載置された回路基板Pの板面との間に割込み前進する二視野撮像カメラ3により、吸着ヘッド1で吸持した電子部品Eと回路基板Pの板面に設けられた部品搭載用位置決め基準Mとの相対位置を捉え、この両者間の誤差により基板載置ステージS2をXY方向に移動させて吸着ヘッド1による電子部品の搭載位置を補正する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子部品を吸持した吸着ヘッドを部品供給ステージより基板載置ステージに移動し、その吸着ヘッドで吸持した電子部品と回路基板の板面に設けられた部品搭載用位置決め基準とから電子部品の搭載位置を補正した後、電子部品を昇降動する吸着ヘッドにより回路基板の位置決めされた板面位置に搭載する電子部品の位置決め搭載方法であって、電子部品を吸持した吸着ヘッドを基板載置ステージの予め定められた上方の位置まで移動させて停止し、その停止した吸着ヘッドで吸持した電子部品と基板載置ステージに載置された回路基板の板面との間に二視野撮像カメラを割り込ませて該吸着ヘッドで吸持した電子部品と回路基板の板面に設けられた部品搭載用位置決め基準との相対位置を捉え、この二視野撮像カメラで捉えた電子部品と部品搭載用位置決め基準との相対位置から両者間の誤差を画像処理データとして求め、その画像処理データにより基板載置ステージをXY方向に移動させて吸着ヘッドによる電子部品の搭載位置を補正するようにしたことを特徴とする電子部品の位置決め搭載方法。 【請求項2】 電子部品を吸持した吸着ヘッドを部品供給ステージより基板載置ステージまで移動する途上に、反射面を上方に向けて吸着ヘッドの移動方向と同方向に配置したミラーにより吸着ヘッドによる電子部品の吸持状態を映し出すと共に、そのミラーによる反射光を装着ヘッド側に備えた撮像カメラにより映像として捉え、この映像から求められる画像処理データにより電子部品を吸持した吸着ヘッドをθ方向に回転させて吸着ヘッドによる電子部品の吸持姿勢を補正するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電子部品の位置決め搭載方法。 【請求項3】 電子部品を吸持した吸着ヘッドが基板載置ステージの予め定められた上方位置まで移動する間に、吸着ヘッドの予め定められた移動停止位置と回路基板の板面に設けられた部品搭載用位置決め基準との相対位置から両者間の誤差を画像処理データとして求め、その画像処理データにより基板載置ステージをXY方向に移動させて吸着ヘッドによる電子部品の搭載位置を吸着ヘッドの予め定められた移動停止位置に仮合わせするようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品の位置決め搭載方法。 【請求項4】 電子部品を吸持した吸着ヘッドを部品供給ステージより基板載置ステージに移動し、その吸着ヘッドで吸持した電子部品と回路基板の板面に設けられた部品搭載用位置決め基準とから電子部品の搭載位置を補正した後、電子部品を昇降動する吸着ヘッドにより回路基板の位置決めされた板面位置に搭載する電子部品の位置決め搭載装置であって、基板載置ステージの予め定められた上方位置まで移動し停止する電子部品の吸着ヘッドと、その停止した吸着ヘッドで吸持する電子部品と基板載置ステージに載置された回路基板の板面との間に割り込んで該吸着ヘッドで吸持した電子部品と回路基板の板面に設けられた部品搭載用位置決め基準との相対位置を捉える二視野撮像カメラと、この二視野撮像カメラで捉えた電子部品と部品搭載用位置決め基準との相対位置から両者間の誤差を求める画像処理装置と、その画像処理装置で求めた両者間の誤差によりXY方向に移動する基板載置ステージとを備え、吸着ヘッドによる電子部品の搭載位置を補正可能に構成してなることを特徴とする電子部品の位置決め搭載装置。 【請求項5】 電子部品を吸持した吸着ヘッドを部品供給ステージより基板載置ステージまで移動する途上に、反射面を上方に向けて吸着ヘッドで吸持した電子部品を映し出すミラーを吸着ヘッドの移動方向と同方向に配置すると共に、そのミラーによる反射光を映像として捉える撮像カメラを吸着ヘッド側に備え、この撮像カメラで捉えた映像から吸着ヘッドをθ方向に補正するデータを求める画像処理装置を備え、吸着ヘッドで吸持した電子部品の吸持姿勢をθ方向に補正可能に構成してなることを特徴とする請求項4に記載の電子部品の位置決め搭載装置。 【請求項6】 吸着ヘッドの予め定められた移動停止位置と回路基板の板面に設けられた部品搭載用位置決め基準との相対位置を捉える撮像カメラと、その撮像カメラで捉えた相対位置から両者間の誤差を求める画像処理装置と、この画像処理装置で求めた両者間の誤差によりXY方向に移動する基板載置ステージとを備え、電子部品を吸持した吸着ヘッドが基板載置ステージの予め定められた上方位置まで移動する間に、吸着ヘッドによる電子部品の搭載位置を吸着ヘッドの予め定められた移動停止位置に仮合わせ可能に構成してなることを特徴とする請求項4または5に記載の電子部品の位置決め搭載装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を吸持した吸着ヘッドを部品供給ステージより基板載置ステージに移動し、その吸着ヘッドで吸持した電子部品と回路基板の板面に設けられた部品搭載用位置決め基準とから電子部品の搭載位置を補正した後、電子部品を昇降動する吸着ヘッドにより回路基板の位置決めされた板面位置に搭載する電子部品の位置決め搭載方法及びその装置の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、電子部品の位置決め搭載装置においては電子部品を昇降動する吸着ヘッドにより回路基板の板面に高精度に搭載するべく、吸着ヘッド側をサーボモータ等で回動するボールネジによりXY方向に移動し、また、パルスモータで作動するギア等によりθ方向に回動させて吸着ヘッド側を位置調整し、電子部品を回路基板の位置決めされた板面位置に搭載するよう構成されている。 【0003】従来、その電子部品の位置決め搭載装置としては撮像カメラを吸着ヘッド側に備え、吸着ヘッドを部品供給ステージより基板載置ステージに移動した後、回路基板の板面に設けられた部品搭載位置決めマーク等を撮像カメラで捉え、その映像に基づいて回路基板のズレ量を求めて吸着ヘッド側をXY方向乃至はθ方向に位置調整するよう構成するものがある。 【0004】その電子部品の位置決め搭載装置では、ボールネジ等の熱膨張による位置ズレ,寸法誤差や走行系のチッピング,ヨーイング或いは撮像カメラの振動による位置ズレ等の電子部品を高精度に搭載するのに妨げとなる誤差要因が多数ある。このため、回路基板の板面に設けられた部品搭載位置決めマーク等を撮像カメラで捉えて回路基板のズレ量を求めることにより吸着ヘッドを位置補正しても、電子部品を回路基板の位置決めされた板面位置に搭載できない事態が生ずる。 【0005】上述した撮像カメラを吸着ヘッド側に備えるのに代えて、吸着ヘッドが部品供給ステージから基板載置ステージに移動する移動路の途上で、吸着ヘッドによる電子部品の吸持状態を映像で捉える撮像カメラを下方に設置するものがある。 【0006】この電子部品の位置決め搭載装置でも、上述したと同様な誤差要因から電子部品を回路基板の位置決めされた板面位置に搭載できない事態が生ずるのを避けられないばかりでなく、吸着ヘッドによる電子部品の吸持状態を下方に設置された撮像カメラで捉える必要上、吸着ヘッドを撮像カメラの上方で一旦停止しなければならないから電子部品の搭載に要する時間のロスが生じる。 【0007】その他に、吸着ヘッドによる電子部品の吸持状態を映し出すミラーと、このミラーの反射面により下方から上方に向かう反射光を映像として捉える撮像カメラとを吸着ヘッドと一体に備え、吸着ヘッドが部品供給ステージから基板載置ステージに移動するときに撮像カメラを一緒に移動すると共に、吸着ヘッドによる電子部品の吸持状態を映像で捉えて吸着ヘッド側を位置補正するものもある。 【0008】この電子部品の搭載装置でも、上述した誤差要因から電子部品を回路基板の位置決めされた板面位置に搭載できず、また、撮像カメラ,ミラーを共に吸着ヘッドと一体に備えるため、吸着ヘッド側が大型化ししかも重量的にも重くなり、吸着ヘッド側を高速で移動できない。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明は吸着ヘッドを高速で移動し、尚且つ、電子部品を吸着ヘッドで回路基板の所定の板面位置に高精度に搭載可能な電子部品の位置決め搭載方法及びその装置を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決する手段】本発明の請求項1に係る電子部品の位置決め搭載方法においては、電子部品を吸持した吸着ヘッドを基板載置ステージの予め定められた上方の位置まで移動させて停止し、その停止した吸着ヘッドで吸持した電子部品と基板載置ステージに載置された回路基板の板面との間に二視野撮像カメラを割り込ませて該吸着ヘッドで吸持した電子部品と回路基板の板面に設けられた部品搭載用位置決め基準との相対位置を捉え、この二視野撮像カメラで捉えた電子部品と部品搭載用位置決め基準との相対位置から両者間の誤差を画像処理データとして求め、その画像処理データにより基板載置ステージをXY方向に移動させて吸着ヘッドによる電子部品の搭載位置を補正するようにされている。 【0011】本発明の請求項2に係る電子部品の位置決め搭載方法においては、電子部品を吸持した吸着ヘッドを部品供給ステージより基板載置ステージまで移動する途上に、反射面を上方に向けて吸着ヘッドの移動方向と同方向に配置したミラーにより吸着ヘッドによる電子部品の吸持状態を映し出すと共に、そのミラーによる反射光を装着ヘッド側に備えた撮像カメラにより映像として捉え、この映像から求められる画像処理データにより電子部品を吸持した吸着ヘッドをθ方向に回転させて吸着ヘッドによる電子部品の吸持姿勢を補正するようにされている。 【0012】本発明の請求項3に係る電子部品の位置決め搭載方法においては、電子部品を吸持した吸着ヘッドが基板載置ステージの予め定められた上方位置まで移動する間に、吸着ヘッドの予め定められた移動停止位置と回路基板の板面に設けられた部品搭載用位置決め基準との相対位置から両者間の誤差を画像処理データとして求め、その画像処理データにより基板載置ステージをXY方向に移動させて吸着ヘッドによる電子部品の搭載位置を吸着ヘッドの予め定められた移動停止位置に仮合わせするようにされている。 【0013】本発明の請求項4に係る電子部品の位置決め搭載装置においては、基板載置ステージの予め定められた上方位置まで移動し停止する電子部品の吸着ヘッドと、その停止した吸着ヘッドで吸持する電子部品と基板載置ステージに載置された回路基板の板面との間に割り込んで該吸着ヘッドで吸持した電子部品と回路基板の板面に設けられた部品搭載用位置決め基準との相対位置を捉える二視野撮像カメラと、この二視野撮像カメラで捉えた電子部品と部品搭載用位置決め基準との相対位置から両者間の誤差を求める画像処理装置と、その画像処理装置で求めた両者間の誤差によりXY方向に移動する基板載置ステージとを備え、吸着ヘッドによる電子部品の搭載位置を補正するよう構成されている。 【0014】本発明の請求項5に係る電子部品の位置決め搭載装置においては、電子部品を吸持した吸着ヘッドを部品供給ステージより基板載置ステージまで移動する途上に、反射面を上方に向けて吸着ヘッドで吸持した電子部品を映し出すミラーを吸着ヘッドの移動方向と同方向に配置すると共に、そのミラーによる反射光を映像として捉える撮像カメラを吸着ヘッド側に備え、この撮像カメラで捉えた映像から吸着ヘッドをθ方向に補正するデータを求める画像処理装置を備え、吸着ヘッドで吸持した電子部品の吸持姿勢をθ方向に補正するよう構成されている。 【0015】本発明の請求項6に係る電子部品の位置決め搭載装置においては、吸着ヘッドの予め定められた移動停止位置と回路基板の板面に設けられた部品搭載用位置決め基準との相対位置を捉える撮像カメラと、その撮像カメラで捉えた相対位置から両者間の誤差を求める画像処理装置と、この画像処理装置で求めた両者間の誤差によりXY方向に移動する基板載置ステージとを備え、電子部品を吸持した吸着ヘッドが基板載置ステージの予め定められた上方位置まで移動する間に、吸着ヘッドによる電子部品の搭載位置を吸着ヘッドの予め定められた移動停止位置に仮合わせするよう構成されている。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して説明すれば、図示実施の形態に係る電子部品の位置決め搭載装置は回路構成上必要な各種の電子部品を個別に供給するテープフィーダやバルク,パレット等の部品供給機構を複数台備えて部品供給ステージとし、また、プリント基板を載せてXY方向に移動可能な基板搬送テーブルを基板載置ステージとして部品供給ステージより離れた相対側に装備することにより構成されている。 【0017】その電子部品の位置決め搭載装置は、図1で示すように電子部品の吸着ヘッド1を部品供給ステージS1から基板載置ステージS2に移動し、吸着ヘッド1で吸持した電子部品Eと回路基板Pの板面に設けられた位置決めマーク等の部品搭載用位置決め基準M(以下、単に「位置決めマークM」という。)とから基板載置ステージS2をXY方向に位置移動させて電子部品の搭載位置を補正した後、電子部品Eを昇降動する吸着ヘッド1により回路基板Pの位置決めされた板面位置に搭載するよう構成されている。 【0018】この電子部品の位置決め搭載装置においては、電子部品の吸着ヘッド1がサーボモータ等で回動するボールネジ2により基板載置ステージS2の予め定められた位置の上方まで移動すると共に、その基板載置ステージS2の定められた上方の位置で停止させるよう備え付けられている。このため、電子部品の吸着ヘッド1は部品供給ステージS1から予め定められた同じ位置まで高速で直線的に移動できると共に、その定められた位置から昇降動させて電子部品Eを回路基板Pの板面に搭載するよう備え付けられる。 【0019】その吸着ヘッド1が停止する位置の近傍下方には、二視野撮像カメラ3が吸着ヘッド1で吸持した電子部品Eと基板載置ステージS2に載置された回路基板Pの板面との間に水平方向から割込み前進,退却動できるよう備えられている。この二視野撮像カメラ3は、図2で示すように吸着ヘッド1で吸持した電子部品Eと回路基板Pの板面に設けられた位置決めマークMとの相対位置を映像で捉えるものとして備え付けられている。 【0020】その二視野撮像カメラ3は、図3で示すように上方撮像用のCCDカメラ30,下方撮像用のCCDカメラ31と、複数個のLSD32…による上下各照明用のリングライト若しくは光ファイバーによる上下各照明用の同軸照明33,34と、各光路を設ける上下振分け用の中央キューブプリズム35及び上下反射用のサイドプリズム36,37と、各光路を捉えるレンズ38,39とを備えて構成されている。また、この二視野撮像カメラ3は各部品の材質や形状から温度変化や振動等に影響されないで安定よく水平方向に前進,退却動可能な基板載置ステージ側の一機構として備えられている。 【0021】その二視野撮像カメラ3では、複数個のLSD32…によるリングライト若しくは光ファイバーによる同軸照明33,34で吸着ヘッド1により吸持した電子部品E,回路基板Pの板面に設けられた位置決めマークMを照明し、上下振分け用の中央キューブプリズム35及び上下反射用のサイドプリズム36,37により各光路を作り、レンズ38,39を介して吸着ヘッド1により吸持した電子部品E,回路基板Pの板面に設けられた位置決めマークMを上方撮像用のCCDカメラ30,下方撮像用のCCDカメラ31で映像として捉えられている。 【0022】その二視野撮像カメラ3には、二視野撮像カメラ3で捉えた吸着ヘッド1による電子部品Eと回路基板Pの位置決めマークMとの相対位置から両者間の誤差を求める画像処理装置4が接続されている。また、画像処理装置4には基板載置ステージS2の制御装置5が接続されている。この基板載置ステージS2としては、画像処理装置4で求めた両者間の誤差に基づく補正分の僅かな量だけXY方向に移動制御可能な高分解性能のものを備え付けられる。 【0023】このように構成する電子部品の位置決め搭載装置では、電子部品Eを吸持した吸着ヘッド1を基板載置ステージS2の予め定められた位置の上方で停止し、当該吸着ヘッド1で吸持した電子部品Eと回路基板Pの板面との間に割込み前進する二視野撮像カメラ3により該吸着ヘッド1で吸持した電子部品Eと回路基板Pの位置決めマークMとの相対位置を捉え、両者間の誤差に基づく補正量を画像処理装置4で求めて基板載置ステージS2を制御装置5でXY方向に位置移動することにより電子部品の搭載位置決め補正を行う。 【0024】その電子部品の搭載位置決め補正は、吸着ヘッド1を停止したままで高分解性能な基板載置ステージS2をXY方向に位置移動させて行うから、吸着ヘッド1をサーボモータ等で回動するボールネジ2により部品供給ステージS1から基板載置ステージS2に移動することと無関係に行える。このため、ボールネジ等の熱膨張による位置ズレ,寸法誤差や走行系のチッピング,ヨーイング等の影響を受けないから、吸着ヘッド1による電子部品の搭載位置を高精度に位置決め補正できる。 【0025】それと共に、上述したように吸着ヘッド1をサーボモータ等で回動するボールネジ2により部品供給ステージS1から基板載置ステージS2に移動することは電子部品の搭載位置決め補正とは無関係に行えるから、電子部品Eを吸持した吸着ヘッド1を部品供給ステージS1から基板載置ステージS2の予め定められた上方の停止位置まで高速で移動できる。 【0026】その基本構成に加えて、この電子部品の位置決め搭載装置には図4で示すように吸着ヘッド1による電子部品Eの吸持状態を映像として捉える撮像カメラ6を吸着ヘッド1と一体に備えると共に、吸着ヘッド1による電子部品Eの吸持状態を斜め上方に向けて相対する反射面70,71で映し出すミラー7を吸着ヘッド1の移動路下方に配置することにより、電子部品を吸持した吸着ヘッド1を部品供給ステージS1より基板載置ステージS2まで移動する途上でθ方向に位置補正するよう構成することができる。 【0027】その吸着ヘッド1にはθ方向の位置補正,即ち、吸着ヘッドによる吸持姿勢の補正を行う必要上、ギヤを吸着ヘッドのシリンダ外周に設け、このギヤと駆動モータで回動するピニオンを噛み合わせてなる高精度,高速回転可能なθ方向駆動機構(図示せず)が備えられている。また、吸着ヘッド1による電子部品Eの吸持状態を映像として捉える撮像カメラ6の画像から電子部品の正規な搭載姿勢及び位置との誤差を求める画像処理装置8並びにθ方向駆動機構の作動制御装置9が備えられている。 【0028】ミラー7は反射面70,71を斜め上方に向けて相対したレール状のものでなり、吸着ヘッド1の移動路下方で移動方向と同方向に配置されている。即ち、撮像カメラ6を一体に備えた吸着ヘッド1が部品供給ステージS1から基板載置ステージS2まで直線的に移動する間に、吸着ヘッド1による電子部品の吸持状態を映し出すことにより撮像カメラ6に向けて下方から上方に反射光として屈折できるよう備え付けられている。 【0029】この電子部品の位置決め搭載装置では、吸着ヘッド1がミラー7の配置位置に移動すると、電子部品の吸持状態全容をミラー7で直ちに映し出せると共に、吸着ヘッド1が基板載置ステージS2に移動する間にミラー7による反射光を継続的に撮像カメラ6で捉えられるから吸着ヘッド1のθ方向の補正に要するデータを確実に得ることができる。 【0030】その撮像カメラ6で捉えた吸着ヘッド1による電子部品Eの映像は画像処理装置8で処理し、この画像処理によるデータと当該電子部品の所定の搭載向きとの比較から誤差があるときは吸着ヘッド1の位置補正信号として制御装置9から上述したθ方向駆動機構に送信することにより、吸着ヘッド1が基板載置ステージS2の予め定められた停止位置まで移動する間に吸着ヘッド1をθ方向に位置補正することができる。 【0031】その吸着ヘッド1は電子部品の吸持から基板搭載まで一定の速度を保って高速で行え、また、この吸着ヘッド1が移動する間でも吸着ヘッド1の位置補正に要するデータとして電子部品の映像を確実に捉えられると共に、吸着ヘッド1が基板載置ステージS2に移動するまでの間にθ方向の位置補正を行えて時間のロスなくすることができる。 【0032】また、この電子部品の位置決め搭載装置においては吸着ヘッド1が基板載置ステージの予め定められた上方位置まで移動する間に、吸着ヘッド1による電子部品の搭載位置を吸着ヘッド1の予め定められた移動停止位置に仮合わせするよう構成することができる。 【0033】その基板載置ステージS2の仮合わせは、基板載置ステージS2における吸着ヘッド1の予め定められた移動停止位置と、次の電子部品を搭載するのに用いられる回路基板の位置決めマークMとの相対位置を二視野撮像カメラ3で捉え、両者間の誤差に基づく補正量を画像処理装置4で求めて基板載置ステージS2を制御装置5でXY方向に位置移動することにより行える。 【0034】その基板載置ステージS2の仮合わせにより、上述した吸着ヘッド1による電子部品Eと回路基板Pの位置決めマークMとの相対位置から画像処理装置4で求める両者間の誤差に基づく基板載置ステージS2の補正分をより僅かな量にできる。また、基板載置ステージS2より僅かな量だけXY方向に移動制御することから、吸着ヘッド1による電子部品の搭載位置を高精度に位置決め補正できる。 【0035】 【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1,請求項4に係る電子部品の位置決め搭載方法及び装置に依れば、電子部品を吸持した吸着ヘッドを基板載置ステージの予め定められた上方位置まで移動させて停止し、その吸着ヘッドで吸持した電子部品と基板載置ステージに載置された回路基板の板面との間に割込み前進する二視野撮像カメラにより、吸着ヘッドで吸持した電子部品と回路基板の板面に設けられた部品搭載用位置決め基準との相対位置を捉え、この両者間の誤差により基板載置ステージをXY方向に移動させて吸着ヘッドによる電子部品の搭載位置を補正することから、吸着ヘッドをサーボモータ等で回動するボールネジにより部品供給ステージから基板載置ステージに移動することと無関係に吸着ヘッドによる電子部品の搭載位置を位置決め補正できるから、吸着ヘッドによる電子部品の搭載位置を高精度に位置決め補正することができる。 【0036】本発明の請求項2,請求項5に係る電子部品の位置決め搭載方法及び装置に依れば、電子部品を吸持した吸着ヘッドを部品供給ステージより基板載置ステージまで移動する途上に、反射面を上方に向けて吸着ヘッドの移動方向と同方向に配置したミラーにより吸着ヘッドによる電子部品の吸持状態を映し出すと共に、そのミラーによる反射光を装着ヘッド側に備えた撮像カメラにより映像として捉え、この撮像カメラで捉えた映像から求められる画像処理データにより電子部品を吸持した吸着ヘッドをθ方向に補正することから、吸着ヘッドによる電子部品の吸持状態をθ方向に補正するデータを時間のロスなく確実に得ることができる。 【0037】本発明の請求項3,請求項6に係る電子部品の位置決め搭載方法及び装置に依れば、電子部品を吸持した吸着ヘッドが基板載置ステージの予め定められた上方位置まで移動する間に、吸着ヘッドの予め定められた移動停止位置と回路基板の板面に設けられた部品搭載用位置決め基準との相対位置から基板載置ステージをXY方向に移動させて吸着ヘッドによる電子部品の搭載位置を吸着ヘッドの予め定められた移動停止位置に仮合わせすることにより、吸着ヘッドによる電子部品と回路基板の部品搭載用位置決め基準との相対位置から求める両者間の誤差に基づく基板載置ステージの補正分をより僅かな量にでき、また、基板載置ステージをより僅かな量だけXY方向に移動制御するだけで吸着ヘッドによる電子部品の搭載位置を高精度に位置決め補正することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003067 【氏名又は名称】ティーディーケイ株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月2日(1999.3.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077702 【弁理士】 【氏名又は名称】竹下 和夫
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| 【公開番号】 |
特開2000−252698(P2000−252698A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月14日(2000.9.14) |
| 【出願番号】 |
特願平11−54704 |
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