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【発明の名称】 部品供給装置
【発明者】 【氏名】酒井 一信

【氏名】瀬野 眞透

【氏名】中島 誠

【要約】 【課題】電子部品実装装置に使用される部品供給装置において、テーピング部品押さえカバーの浮き上がりを防止し、また浮き上がりを起こした時複数台の部品供給装置の中から容易に検出可能にすることを目的とする。

【解決手段】テープの長手方向に所定ピッチで部品を保持したテーピング部品を、部品供給ガイドと、これに被さるように横設し、枢支軸により起伏可能に枢支され、係止レバー21により係止位置に付勢される押さえカバー3間で長手方向に移動させて、部品を所定位置に順次供給する部品供給装置において、前記押さえカバー3の端部に枢支軸22を挟んで下方に突出する係止ピン31を設け、係止ピン31の端部を部品供給装置取付基準面33に当接させ、押さえカバー3を係止位置に押さえ付けるように構成したことを特徴とする部品供給装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 テープの長手方向に所定ピッチで部品を保持したテーピング部品を、部品供給ガイドと、これに被さるように横設し、枢支軸により起伏可能に枢支されて、係止レバーにより係止位置に付勢される押さえカバー間で、長手方向に移動させて、部品を所定位置に順次供給する部品供給装置において、前記押さえカバーの端部に枢支軸を挟んで下方に突出する係止ピンを設け、係止ピンの端部を部品供給装置取付基準面に当接させ、押さえカバーを係止位置に押さえ付けるように構成したことを特徴とする部品供給装置。
【請求項2】 テープの長手方向に所定ピッチで部品を保持したテーピング部品を、部品供給ガイドと、これに被さるように横設し、枢支軸により起伏可能に枢支されて、係止レバーにより係止位置に付勢される押さえカバー間で、長手方向に移動させて、部品を所定位置に順次供給する部品供給装置において、押さえカバーの端部に枢支軸を挟んで下方に突出するドグを設け、各部品供給装置には各ドグと接触し、押さえカバーの浮き上がりを検出するリミットスイッチを設け、押さえカバーが浮き上がった部品供給装置を容易に同定できるように構成したことを特徴とする部品供給装置。
【請求項3】 テープの長手方向に所定ピッチで部品を保持したテーピング部品を、部品供給ガイドと、これに被さるように横設し、枢支軸により起伏可能に枢支されて、係止レバーにより係止位置に付勢される押さえカバー間で、長手方向に移動させて、部品を所定位置に順次供給する部品供給装置において、押さえカバーに光反射板を取り付け、押さえカバーの浮き上がり時に、電子部品実装機に設けた光学式距離検出センサーによりセンサーから押さえカバーまでの距離を測定し、押さえカバーの浮き上がった部品供給装置を容易に同定できるように構成したことを特徴とする部品供給装置。
【請求項4】 押さえカバーの端部に枢支軸を挟んで下方に突出する光反射板を設け、押さえカバーの浮き上がり時に、電子部品実装機に設けた光学式距離検出センサーによりセンサーから押さえカバーまでの距離を測定し、押さえカバーの浮き上がった部品供給装置を容易に同定できるように構成したことを特徴とする請求項3に記載の部品供給装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープの長手方向に所定ピッチで部品を保持したテーピング部品を、部品供給ガイドとこれに被さるように横設した押さえカバー間で長手方向に移動させて、各部品を所定位置に順次供給する部品供給装置に関するもので、特に、押さえカバーを起伏可能に枢支し、一側へ張り出した下向きの係合面を押さえカバーの一部に係合させて部品押さえ位置に係止する係止レバーを立設し、係合面を押さえカバーに対し接離可能に枢支した部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の部品供給装置を、図6、図7を用いて説明する。テーピング部品1は、部品供給ガイド2の上面に沿って引き出され、部品供給ガイド2の先端部上に被さる押さえカバー3の部品供給口4に向け移動される。そしてテーピング部品1が図7(b)〜(d)に示すように、例えば部品5を収納している収納テープ1aを被覆テープ1bで覆っているタイプのものであれば、前記テーピング部品1の移動の途中で、収納テープ1aから被覆テープ1bを分離し、リール6の巻き胴6aに巻き取る。これによって、部品供給口4には部品収納部1cが露出した状態で収納テープ1aが移送され、部品供給口4から部品5を吸着ノズル104等によりピックアップする。
【0003】さらに、部品5は、収納テープ1aの長手方向に設けられた部品収納部1c内に整然と収納され、押さえカバー3による押さえによって、収納テープ1aから飛び出したり、あるいはこじれを起こすといった動きを防止して、部品供給口4に適正な姿勢で到達するように工夫されている。しかし、部品5は、電子部品などで非常に微細なものがあり、振動や衝撃等の原因で、部品供給口4から飛び出し、あるいはこじれを生じ、部品供給ガイド2と押さえカバー3との間に詰まりが生じることがある。
【0004】そして、押さえカバー3はテーピング部品1の移動方向に直角な水平軸22によって起伏できるように枢支され、部品供給ガイド2上の部品押さえ位置から上方に退避させることによって、部品供給装ガイド2と押さえカバー3との間にテーピング部品1を通したり、部品供給ガイド2の先端部に設けられたテーピング部品1を移動させるためのスプロケット12にテーピング部品1の送り穴1fを嵌め合わせたり、詰まった部品を処理したりする作業を容易に行えるようにしている。
【0005】このような構成を備えた従来の部品供給装置では、前記部品5の詰まりなどが生ずると、押さえカバー3は持ち上げられ、この状態で吸着ノズル104が次の部品5の吸着のために、あるいは吸着した部品5を電子回路基板に実装するために移動され、また、所定の部品5を供給するように部品供給装置Bが移動されると、吸着ノズル104と持ち上がった押さえカバー3とが干渉し、押さえカバー3が破損したり、吸着ノズル104が折損したりする。
【0006】そのため、電子部品の実装機には押さえカバー3の浮き上がりを検出し、押さえカバー3が吸着ノズル104に干渉する前に機械を停止させる機能を有しているが、押さえカバー3の浮き上がりが防止されない限り、部品供給装置の停止を防ぐことはできず、稼働率が低下する要因となっている。従来これを防止するため、押さえカバーは、特開平7−212083号公報に開示しているような構成を備えている。具体的には、図8に示すように、押さえカバー3に設けた横向き突片3aに、一側へ張り出した下向きの係合面21aを係合させて、部品押さえ位置に係止する係止レバー21を立設して係止レバー21を係合面21aを押さえカバー3から外したり係合させたりできるように、水平軸23で枢支するとともに、ばね24により係止レバー21の係合面21aを、押さえカバー3を先端に向けほぼ水平姿勢ないしは先端側に下向きの傾斜姿勢に設定するように、押さえカバー3の係合部3cを、係止レバー21の係合面21aの張り出し基部に当接するように付勢して、係合面21aに上方への押圧力が加わっても、係止レバー21に係止解除側への分力が生じ難いように構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような構成では、テーピング部品1の交換や、部品詰まりの修復などの際、押さえカバー3を押さえ位置から押し上げた後、押さえカバー3を押さえ位置に戻し忘れたり、また、押さえ位置に不完全に戻した場合に、押さえカバー3が浮き上がり、押さえカバー3の損傷や、吸着ノズル104の損傷、もしくは実装機が停止するといった問題が発生する可能性を有している。
【0008】また、押さえカバー3の浮き上がりの検出には、押さえカバー3が浮き上がった位置にあるとき遮光されるようレーザー式センサーを設置し、これにより押さえカバー3の浮き上がりを検出していたが、押さえカバー3の浮き上がった部品供給装置Bを検出するために、複数台並んだ部品供給装置Bを一つ一つ確認する作業が必要であり、確認作業に時間を要し、生産性を低下するという問題を有していた。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するため、係止レバーによる押さえカバーに対する係止構造を改良して、押さえカバーの不用意な浮き上がり防止することがで、さらに押さえカバーの浮き上がりを起こした部品供給装置を複数台並んだ中から容易に検出可能な部品供給装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に、本発明の部品供給装置は、テープの長手方向に所定ピッチで部品を保持したテーピング部品を、部品供給ガイドと、これに被さるように横設し、枢支軸により起伏可能に枢支されて、係止レバーにより係止位置に付勢される押さえカバー間で、長手方向に移動させて、部品を所定位置に順次供給する部品供給装置において、前記押さえカバーの端部に枢支軸を挟んで下方に突出する係止ピンを設け、係止ピンの端部を部品供給装置取付基準面に当接させ、押さえカバーを係止位置に押さえ付けるように構成したことを特徴とする部品供給装置である。
【0011】これにより、部品供給装置を電子部品実装機に正しく取り付けるだけで、係止ピンにより押さえカバーが部品押さえ位置に容易に係止され、また押さえカバーが何らかの理由で浮き上がった場合も、光反射板と光学式センサーにより複数台の部品供給装置の中から容易に押さえカバーの浮き上がった部品供給装置を同定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、テープの長手方向に所定ピッチで部品を保持したテーピング部品を、部品供給ガイドと、これに被さるように横設し、枢支軸により起伏可能に枢支されて、係止レバーにより係止位置に付勢される押さえカバー間で、長手方向に移動させて、部品を所定位置に順次供給する部品供給装置において、前記押さえカバーの端部に枢支軸を挟んで下方に突出する係止ピンを設け、係止ピンの端部を部品供給装置取付基準面に当接させ、押さえカバーを係止位置に押さえ付けるように構成したことを特徴とするものであり、部品供給装置を電子部品実装装置に取り付けることにより、容易かつ確実に押さえカバーを部品押さえ位置に係止することができるという作用を有する。
【0013】請求項2に記載の発明は、テープの長手方向に所定ピッチで部品を保持したテーピング部品を、部品供給ガイドと、これに被さるように横設し、枢支軸により起伏可能に枢支されて、係止レバーにより係止位置に付勢される押さえカバー間で、長手方向に移動させて、部品を所定位置に順次供給する部品供給装置において、押さえカバーの端部に枢支軸を挟んで下方に突出するドグを設け、各部品供給装置には各ドグと接触し、押さえカバーの浮き上がりを検出するリミットスイッチを設け、押さえカバーが浮き上がった部品供給装置を容易に同定できるようにしたことを特徴とするものであり、押さえカバーの浮き上がりが発生した場合でも容易に複数ある部品供給装置の中からその部品供給装置を検出することができるという作用を有する。
【0014】請求項3に記載の発明は、テープの長手方向に所定ピッチで部品を保持したテーピング部品を、部品供給ガイドと、これに被さるように横設し、枢支軸により起伏可能に枢支されて、係止レバーにより係止位置に付勢される押さえカバー間で、長手方向に移動させて、部品を所定位置に順次供給する部品供給装置において、押さえカバーに光反射板を取り付け、押さえカバーの浮き上がり時に、電子部品実装機に設けた光学式距離検出センサーにより、センサーから押さえカバーまでの距離を測定し、押さえカバーの浮き上がった部品供給装置を容易に同定できるようにしたことを特徴とするものであり、これにより請求項2に記載の発明同様、押さえカバーの浮き上がった部品供給装置を容易に同定できるという作用を有する。
【0015】請求項4に記載の発明は、押さえカバーの端部に枢支軸を挟んで下方に突出する光反射板を設け、押さえカバーの浮き上がり時に、電子部品実装機に設けた光学式距離検出センサーにより、センサーから押さえカバーまでの距離を測定し、押さえカバーの浮き上がった部品供給装置を容易に同定できるようにしたことを特徴とするものであり、これにより請求項2に記載の発明同様、押さえカバーの浮き上がった部品供給装置を容易に同定できるという作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。本発明の部品供給装置は、例えば図9に示すようなプリント基板101への電子部品の実装機Aに部品5を自動的に供給するのに適用した場合を示しているが、各種の部品供給装置全般に適用できる。図において、実装機Aの横には部品供給テーブル102が設けられ、この部品供給テーブル102の上方に、実装機Aで必要とする部品5を収納した部品供給装置Bが装備され、実装機Aが必要とする部品を保持している部品供給装置Bが実装機Aと対向する位置に移動され、実装機Aの部品装着ヘッド103が有する吸着ノズル104によって部品5が吸着され、実装に供される。プリント基板101は互に直角なXY2方向に移動できるXYテーブル106上に置かれ、XY2方向に移動制御を受けることにより吸着ノズル104に吸着されて装着位置まで運ばれてきた部品5を、プリント基板101上の所定位置に装着される。もっとも部品5をプリント基板101の所定位置に実装するには吸着ノズル104の側をXY2方向に移動させるようにする場合もある。
【0017】部品供給装置Bは、例えば、図7の(c)、(d)に示すような、収納テープ1aの長手方向に所定ピッチで設けられた部品収納部1cに各部品5を収納し、被覆テープ1bで被覆したテーピング部品1を取り扱う。しかし、部品供給ガイド2と押さえカバー3との間を通して部品5を供給するものである限り、被覆テープ1bを施したものに限らず、どのようなテーピング部品にも適用することができる。前記のようたテーピング部品1は、図6(a)に示すように、リール105に巻き取られており、部品供給ガイド2の後端部に設けられた支持軸11に回転および着脱自在に嵌着されている。
【0018】部品供給装置Bは、図6、図7に示す通り、リール105に巻き取られているテーピング部品1を、部品供給ガイド2の上面に沿って引き出し、部品供給ガイド2の先端部上に被さる押さえカバー3との間を通って、押さえカバー3に設けた部品供給口4に向け移動させる。そしてこの移動の途中で、部品5を収納している収納テープ1aから被覆テープ1bを分離し、この被覆テープ1bを樹脂製のリール6の巻き胴6aに巻き取る。この結果部品供給口4には被覆テープ1bの分離により部品収納部1cが露出した状態の収納テープが供給され、部品供給口4を通じて吸着ノズル104による部品5のピックアップが行われる。
【0019】部品供給装置Bは、前記テーピング部品1の移動のために部品供給ガイド2の先端部にスプロケット12を有し、これに前記引き出されて押さえカバー3により押えられたテーピング部品1が送り穴1f部で嵌合し、スプロケット12の回転によってテーピング部品1を移動させるようにしている。一方、リール6は、図6に示すように、部品供給ガイド2の途中部分の上部に設けられた支持軸13に一方向クラッチ14を介して、図6の矢印cで示す被覆テープ1bの巻き取り方向側にだけ回転できるように装着される駆動軸6dおよびこれの一端に設けられたガイドフランジ6eを有する駆動側のリール体6fと、巻き胴6aおよびこれの一端のガイドフランジ6bを有する巻き取り側のリール体6cとで構成されている。巻き取り側のリール体6cは、巻き胴6aを駆動側のリール体6fの駆動軸6dに軸線方向から嵌め合わせた後、リール体6cを図6(b)に矢印Dで示す方向に回動させることにより、巻き胴6a内周の係合部6hを駆動軸6dの外周の係合部6jに係合させて抜け止めと、駆動軸6dの図6(b)に矢印Cで示す巻き取り方向の回転に同体回転するための一方向の回り止めとが行われ、駆動軸6dの矢印Cで示す方向の回転を受けて、巻き胴6aに被覆テープ1bを巻き取るようにする。
【0020】被覆テープ1bは押さえカバー3の部品供給口4の直ぐ手前に一側から切り込んで形成されたスリット15から引き出され、前記各ガイドフランジ6b、6eの案内を受けて巻き胴6aの上に巻き取られる。駆動軸6dの回りには、これと一体のガイドフランジ6eの外面に設けられたラチェット歯車107を含むラチェット機構108が設けられ、支持軸13に枢支されたフィードレバー110が、図9に示すように設けられた作動機構111によって矢印Eの方向に押動されることにより回動させる都度、前記スプロケット12は、リンク・レバー機構112およびこれに連動するラチェット機構113を介して、またリール体6はラチェット機構108を介してそれぞれ駆動され、テーピン部品1の所定量の移動による1つの部品の供給と、被覆テープ1bの所定量の巻き取りとが同時に行われるようにしてある。しかし、このような駆動機構は種々の方式を採用することができる。
【0021】一方、部品5は、収納テープ1aの長手方向に設けられた部品収納部1c内に整然と収納され、押さえカバー3による押さえによって収納テープ1aから飛び出したり、あるいはこじれを防止して、部品供給口4に適正な姿勢で到達するようにしている。そして、押さえカバー3はテーピング部品1の移動方向に直角な枢支軸22によって起伏できるように枢支され、部品供給ガイド2上への部品押さえ位置から上方、つまり図7(b)に示すH方向に退避させることによって、部品供給ガイド2と押さえカバー3との間にテーピング部品1を通したり、部品供給ガイド2の先端部に設けられたテーピング部品1を移動させるためのスプロケット12にテーピング部品1の送り穴1fを嵌め合わせたりする作業を容易に行えるようにしている。
【0022】このため、前記部品5の詰まりなどが発生すると、押さえカバー3は持ち上げられる。この状態で吸着ノズル104が次の部品5を吸着するために、あるいは吸着した部品5を電子回路基板に実装するために、図9の矢印Fの方向に移動され、また、所定の部品5を供給するように部品供給装置Bが図9の矢印Cの方向に移動されるとき、吸着ノズル104と浮き上がった押さえカバー3とが干渉し、押さえカバーが破損したり、吸着ノズル104が折損したりした。
【0023】そのため、本発明の部品供給装置では、図8に示すように、係止レバー21の形状を改良し、係止レバーにより、係止位置に付勢し、押さえカバー3が浮き上がろうとした際、係止レバー21を押し退ける方向への分力がほとんど生じないように構成されている。以下、本発明の部品供給装置の実施の形態について、図1から図5を用いて説明する。なお、上記した構成である従来装置と同機能のものには同符号を示す。
(実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態の部品供給装置を示すものである。
【0024】図1において、Bは部品供給装置、3は押さえカバー、21は押さえカバー3の横向き突片3aを係止する係止レバー、22は部品供給装置Bの側板に設けられ、押さえカバー3を回動可能に枢支する水平軸、31は押さえカバー3の他端に設けられた係止ピンで、押さえカバー3を図1(b)に示すように持ち上げると、係止ピン31が部品供給装置取付基準面32より突出するよう配置し、部品供給装置Bを電子部品実装装置に取り付けると、常時は取付基準面32により係止ピン31が押し込まれ、押さえカバー3の浮き上がりを防止するように構成されている。
(実施の形態2)図2は本発明の第2の実施の形態の部品供給装置を示すものである。
【0025】図2において、3は押さえカバー、22は部品供給装置Bの側板に設けられ、押さえカバー3を回動可能に枢支する水平軸、33は押さえカバー3の他端に設けられたドグ、34はリミットスイッチであり、押さえカバー3が図2(b)に示すように浮き上がると、押さえカバー端部に設けられたドグ33がリミットスイッチ34を押し、押さえカバー3の浮きを検出できるように構成されている。
(実施の形態3)図3、図4は本発明の第3の実施の形態の部品供給装置を示すものである。
【0026】図3、4において、3は押さえカバー、22は部品供給装置Bの側板に枢支され、押さえカバー3の端部を回動可能に枢支する水平軸、35は押さえカバー3の表面に設けられた光反射板、36は光学式距離検出センサー、37はその光軸であり、押さえカバー3が図3(b)に示すように浮き上がると、光反射板35が光学式距離検出センサー36の光軸37を遮光し、押さえカバー3の浮き上がった部品供給装置Bまでの距離測定し、複数台並んだ部品供給装置の間隔でその距離を除算することにより、部品供給装置の浮き上がった押さえカバー3の同定が可能になるよう構成されている。
【0027】すなわち、光学式距離検出センサー36が、浮き上がった押さえカバー3の距離Lを検出すると、押さえカバー3の浮き上がった部品供給装置は、(L−l1)/P+1で算定される。
(l1 は光学式距離検出センサー36と第1番目の部品供給装置Bまでの距離、Pは部品供給装置間の間隔である。)
(実施の形態4)図5は本発明の第4の実施の形態の部品供給装置を示すものである。
【0028】図5において、Bは部品供給装置、3は押さえカバー、22は部品供給装置Bの側板に軸支され、押さえカバー3を回動可能に枢支する水平軸、35は押さえカバー3の端部に下向に設けられた光反射板、37は光反射板35の下面に沿って走査する光学式距離検出センサの光軸で、押さえカバー3が図5(b)に示すように浮き上がると光反射板35が光学式距離検出センサーの光軸37を遮光し、押さえカバー3の浮き上がった部品供給装置Bまでの距離を、実施の形態3と同方法により測定することによって、部品供給装置の浮き上がった押さえカバー3の同定が可能になるように構成されている。
【0029】なお、図1において、係止ピン31はピン形状としたが、同じ効果が得られる形状であれば他の形状であっても同様に実施可能である。さらに、図3〜図5において、光反射板35は、板金の鏡面加工、鏡等、光を反射可能な物であれば実施可能であり、その取付位置は押さえカバー3に直接取り付けられているが、リンク機構などを利用して押さえカバーに浮きが発生した時、距離検出センサーで複数の部品供給装置の中から浮きが発生した押さえカバーを検出可能な構成とすれば、本発明と同様に実施可能である。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、押さえカバーの端部に枢支軸を挟んで下方に突出する係止ピンを設け、係止ピンの端部を部品供給装置取付面基準面に当接させ、押さえカバーを係止位置に押さえ付けるように構成し、また、押さえカバーの端部に枢支軸を挟んで下方に突出するドグを設け、各部品供給装置には各ドグと接触し、押さえカバーの浮き上がりを検出するリミットスイッチを設け、押さえカバーが浮き上がった部品供給装置を容易に同定可能にし、また、押さえカバーに光反射板を取り付け、押さえカバーの浮き上がり時に、電子部品実装機に設けた光学式距離検出センサーにより、センサーから押さえカバーまでの距離を測定し、押さえカバーの浮き上がった部品供給装置を容易に同定可能にした構成とすることによって、部品供給装置を電子部品実装機に取り付けるだけで、押さえカバーは部品押さえ位置に確実かつ容易に係止されるため、部品詰まりや人為的ミス、その他要因による押さえカバーの浮き上がりを防止でき、また、押さえカバーが破損などの原因で浮き上がった場合でも、光反射板と光学式距離検出センサーにより複数台の部品供給装置の中から押さえカバーの浮き上がった部品供給装置を容易に同定することができるため、押さえカバーと吸着ノズルの干渉を未然に防止し、部品供給装置や吸着ノズルの破損の発生を防ぐとともに、押さえカバーの浮き上がりを検出するため、電子部品実装機を不用に停止させることがなく、経費を削減し、かつ電子部品実装機の稼働率を向上させることができるという効果が得られる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成11年3月2日(1999.3.2)
【代理人】 【識別番号】100105223
【弁理士】
【氏名又は名称】岡崎 謙秀 (外1名)
【公開番号】 特開2000−252688(P2000−252688A)
【公開日】 平成12年9月14日(2000.9.14)
【出願番号】 特願平11−54063