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【発明の名称】 携帯電話機用カバー
【発明者】 【氏名】三根 茂

【要約】 【課題】本発明の課題は、携帯電話機を水、埃、塵等から保護することのできる着脱容易な携帯電話機用カバーを提供することである。

【解決手段】少なくとも携帯電話機Pのプッシュボタンbの記号及び液晶画面lの表示が認識できる程度の透明性と、少なくとも携帯電話機Pによる通話が可能な程度の音声伝達性と、伸縮性と非透水性とを有する高分子化合物のフィルムからなり、携帯電話機Pの本体に密接し得る下端開口袋形状を有し、携帯電話機Pの長さよりも長く設定されているカバー本体2と、該カバー本体2に取り付けられた又は取り付けられていない締着バンド3とを具備し、該カバー本体2を携帯電話機Pに被せた後、余った該カバー本体2の下部23を該携帯電話機P側に折り曲げ、折り曲げた該カバー本体2の下部23を該締着バンド3によって該携帯電話機P側の該カバー本体2に密着させることにより、該携帯電話機Pを実質的に密封し得ることを特徴とする携帯電話機用カバー1。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも携帯電話機のプッシュボタンの記号及び液晶画面の表示が認識できる程度の透明性と、少なくとも携帯電話機による通話が可能な程度の音声伝達性と、伸縮性と非透水性とを有する高分子化合物のフィルムからなり、携帯電話機の本体に密接し得る下端開口袋形状を有し、携帯電話機の長さよりも長く設定されているカバー本体と、該カバー本体に取り付けられた又は取り付けられていない締着バンドとを具備し、該カバー本体を携帯電話機に被せた後、余った該カバー本体の下部を該携帯電話機側に折り曲げ、折り曲げた該カバー本体の下部を該締着バンドによって該携帯電話機側の該カバー本体に密着させることにより、該携帯電話機を実質的に密封し得ることを特徴とする携帯電話機用カバー。
【請求項2】 該カバー本体は、下端開口部に開口密閉自在な開閉構造を有する請求項1記載の携帯電話機用カバー。
【請求項3】 該カバー本体において、携帯電話機のアンテナに対応する部分には、該アンテナを突出伸長させることのできる開口部を上端に有する筒形状部が形成されている請求項1又は2記載の携帯電話機用カバー。
【請求項4】 該筒形状部は収納状態のアンテナよりも長く設定されており、該カバー本体を携帯電話機に被せた後、アンテナ部分において余った該筒形状部の上部を該アンテナ側に折り曲げ、折り曲げた該筒形状部の上部をアンテナ部分用締着バンドによって該アンテナ側の該筒形状部に密着させることにより、該携帯電話機のアンテナ部分は、実質的に密封される請求項3記載の携帯電話機用カバー。
【請求項5】 該カバー本体において、携帯電話機のアンテナに対応する部分には円筒状部材が設けられており、該円筒状部材には、該円筒状部材を閉塞することのできるキャップが着脱自在に取り付けられる請求項1又は2記載の携帯電話機用カバー。
【請求項6】 該カバー本体の任意の箇所には、携帯電話機用のストラップを括り付けることのできるストラップ括着部材が設けられている請求項1乃至5いずれか記載の携帯電話機用カバー。
【請求項7】 該カバー本体の内面には、潤滑剤が塗布されている請求項1乃至6いずれか記載の携帯電話機用カバー。
【請求項8】 該カバー本体を構成する高分子化合物のフィルムは、ポリウレタン系エラストマーフィルムである請求項1乃至7いずれか記載の携帯電話機用カバー。
【請求項9】 少なくとも携帯電話機のプッシュボタンの記号及び液晶画面の表示が認識できる程度の透明性と、少なくとも携帯電話機による通話が可能な程度の音声伝達性と、伸縮性と非透水性とを有する高分子化合物のフィルムからなり、携帯電話機の本体に密接し得る袋形状を有し、該袋形状における開口部は任意の箇所に形成されており、該開口部は開口密閉自在な開閉構造を有することを特徴とする携帯電話機用カバー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機を被覆する携帯電話機用カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在普及している携帯電話機は水や埃、塵等に弱く、例えば水たまり等に落とした場合には、該電話機が故障したり、電話番号等のメモリーが消失する等の問題があった。
【0003】従来より、携帯電話機を濡れた手や埃、塵等から保護するものとして、シュリンクパックを利用したものがある。このシュリンクパックは、携帯電話機に被せた後、熱収縮させて該携帯電話機に密接させるものであるが、一旦携帯電話機に装着したら取り外すことができず、取り外すためには該シュリンクパックを切断等する必要があり、繰り返し使用することができなかった。
【0004】従って、本発明の課題は、携帯電話機を水、埃、塵等から保護することのできる着脱容易な携帯電話機用カバーを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決するために、少なくとも携帯電話機(P)のプッシュボタン(b)の記号及び液晶画面(l)の表示が認識できる程度の透明性と、少なくとも携帯電話機(P)による通話が可能な程度の音声伝達性と、伸縮性と非透水性とを有する高分子化合物のフィルムからなり、携帯電話機(P)の本体に密接し得る下端開口袋形状を有し、携帯電話機(P)の長さよりも長く設定されているカバー本体(2…)と、該カバー本体(2…)に取り付けられた又は取り付けられていない締着バンド(3)とを具備し、該カバー本体(2…)を携帯電話機(P)に被せた後、余った該カバー本体(2…)の下部(23)を該携帯電話機(P)側に折り曲げ、折り曲げた該カバー本体(2…)の下部(23)を該締着バンド(3)によって該携帯電話機(P)側の該カバー本体(2…)に密着させることにより、該携帯電話機(P)を実質的に密封し得ることを特徴とする携帯電話機用カバー(1)を提供するものであり、更には、少なくとも携帯電話機(P)のプッシュボタン(b)の記号及び液晶画面(l)の表示が認識できる程度の透明性と、少なくとも携帯電話機(P)による通話が可能な程度の音声伝達性と、伸縮性と非透水性とを有する高分子化合物のフィルムからなり、携帯電話機(P)の本体に密接し得る袋形状を有し、該袋形状における開口部(11G,11H)は任意の箇所に形成されており、該開口部(11G,11H)は開口密閉自在な開閉構造(13G,13H)を有することを特徴とする携帯電話機用カバー(1G,1H)を提供するものである。
【0006】上記携帯電話機用カバー(1)の締着バンド(3)は、上記カバー本体(2…)を締着できるものであれば特に限定されず、例えば、伸縮性を有する材料からなる環状のものであってもよいし、マジックテープ(登録商標)、ベルクロ等のファスナーであってもよいし、接着性を有するテープであってもよい。また、上記携帯電話機用カバー(1G,1H)の開口密閉自在な開閉構造(13G,13H)としては、パッキング材に通常使用される公知の開口密閉自在な開閉構造を適用することができる。
【0007】上記携帯電話機用カバー(1,1G,1H)において、該カバー本体(2…)及び該携帯電話機用カバー(1G,1H)は伸縮性を有するため、携帯電話機(P)の本体に密接するとともに、該携帯電話機(P)のプッシュボタン(b)の操作をすることができ、かつ、透明性及び音声伝達性を有するため、該携帯電話機用カバー(1,1G,1H)を装着したままで該携帯電話機(P)を使用することができる。また、該カバー本体(2…)及び該携帯電話機用カバー(1G,1H)は非透水性を有し、かつ、該携帯電話機(P)を実質的に密封するため、該携帯電話機(P)への水の浸入や埃、塵等の侵入を防止することができる。従って、該携帯電話機用カバー(1,1G,1H)を装着した携帯電話機(P)が水に浸漬した場合であっても、短時間で取り出せば該携帯電話機(P)の故障、メモリー消失等を防止することができる。さらに、該携帯電話機用カバー(1,1G,1H)は、カバー本体(2…)又は該携帯電話機用カバー(1G,1H)の伸縮によって、形状の異なる種々の携帯電話機(P)に対応することができる。
【0008】この携帯電話機用カバー(1,1G,1H)は、上記締着バンド(3)を取り外し、該携帯電話機(P)から引き抜くことにより、容易に脱離させることができ、繰り返し使用することもできる。また、この携帯電話機用カバー(1,1G,1H)が装着された携帯電話機(P)を充電する場合には、上記締着バンド(3)を取り外して該カバー本体(2…)の下部(23)を捲くり上げるか、上記開閉構造(13G,13H)によって該携帯電話機用カバー(1G,1H)の開口部(11G,11H)を開口して、該携帯電話機(P)の充電用端子を露出させればよく、したがって、該携帯電話機用カバー(1,1G,1H)によれば、容易に充電作業を行うことができる。
【0009】上記携帯電話機用カバー(1)におけるカバー本体(2…)は、下端開口部に開口密閉自在な開閉構造(13G)を有していてもよい。上記携帯電話機用カバー(1)のカバー本体(2A,2D)又は携帯電話機用カバー(1G,1H)において、携帯電話機(P)のアンテナ(a)に対応する部分には、該アンテナ(a)を突出伸長させることのできる開口部(26A,26D)を上端に有する筒形状部(24A,24D)が形成されていてもよい。かかる筒形状部(24A,24D)を形成することにより、該開口部(26A,26D)から該アンテナ(a)を突出伸長させることができる。なお、該携帯電話機用カバー(1,1G,1H)においても、ある程度の防水は可能であり、埃、塵等の侵入は十分に防ぐことができる。
【0010】該筒形状部(24A)は収納状態のアンテナ(a)よりも長く設定されており、該カバー本体(2A)又は携帯電話機用カバー(1G,1H)を携帯電話機(P)に被せた後、アンテナ(a)部分において余った該筒形状部(24A)の上部(25A)を該アンテナ(a)側に折り曲げ、折り曲げた該筒形状部(24A)の上部(25A)をアンテナ部分用締着バンド(5A)によって該アンテナ(a)側の該筒形状部(24A)に密着させることにより、該携帯電話機(P)のアンテナ(a)部分は、実質的に密封されてもよい。該アンテナ部分用締着バンド(5A)は、上記筒形状部(24A)を締着できるものであれば特に限定されず、例えば、伸縮性を有する材料からなる環状のものであってもよいし、接着性を有するテープであってもよい。
【0011】また、上記携帯電話機用カバー(1)のカバー本体(2B,2C)又は携帯電話機用カバー(1G,1H)において、携帯電話機(P)のアンテナ(a)に対応する部分には円筒状部材(61B,61C)が設けられており、該円筒状部材(61B,61C)には、該円筒状部材(61B,61C)を閉塞することのできるキャップ(62B,62C)が着脱自在に取り付けられてもよい。
【0012】上記携帯電話機用カバー(1)のカバー本体(2,2E,2F)又は携帯電話機用カバー(1G,1H)の任意の箇所には、携帯電話機用のストラップ(s)を括り付けることのできるストラップ括着部材(4,4E,4F)が設けられていてもよい。該ストラップ括着部材(4,4E,4F)は、該カバー本体(2,2E,2F)又は携帯電話機用カバー(1G,1H)に取り付けることができ、かつ、携帯電話機用のストラップ(s)を括り付けることのできるものであれば、いかなる形状、材質からなるものであってもよい。例えば、例えば、伸縮性を有する環状又は単なる帯状の材料からなるものであってもよいし、マジックテープ、ベルクロ等のファスナーであってもよいし、孔部を有するプラスチックからなるものであってもよい。
【0013】上記携帯電話機用カバー(1)のカバー本体(2…)又は携帯電話機用カバー(1G,1H)の内面には、潤滑剤が塗布されていてもよい。また、上記携帯電話機用カバー(1)のカバー本体(2…)又は携帯電話機用カバー(1G,1H)を構成する高分子化合物のフィルムは、ポリウレタン系エラストマーフィルムであるのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。本発明の一実施形態による携帯電話機用カバーを図1〜図4に示す。該携帯電話機用カバー1は、カバー本体2と、該カバー本体2とは別体となっている環状の締着バンド3及びストラップ括着バンド4とからなる。該カバー本体2は、下端に開口部21、上部に携帯電話機Pのアンテナaに対応する突起部22を有する袋形状を有し、縦方向の長さが携帯電話機Pの長さよりも長く設定されており、周囲の長さが携帯電話機Pの周囲の長さよりも若干小さく設定されている。
【0015】該カバー本体2は、少なくとも携帯電話機Pのプッシュボタンbの記号及び液晶画面lの表示(液晶画面lがある場合に限る)が認識できる程度の透明性と、少なくとも携帯電話機Pによる通話が可能な程度の音声伝達性と、伸縮性と非透水性とを有する高分子化合物のフィルムからなる。
【0016】このような高分子化合物のフィルムとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、熱可塑性ポリアミド、ポリスチレン、ポリウレタン系合成樹脂、ポリ塩化ビニリデン系合成樹脂、ポリ酢酸ビニル系合成樹脂、フッ素ゴム、塩素化ポリエチレンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、多硫化ゴム等のフィルムが挙げられ、好ましくは、約1.5 〜700 倍の伸縮性を有するポリウレタン系エラストマーフィルムが用いられる。該ポリウレタン系エラストマーフィルムは、伸縮性に富むとともに、高い機械的強度を有し、耐久性に優れる。
【0017】該ポリウレタン系エラストマーフィルムを構成するポリウレタン系高分子化合物として好ましいものは、以下の特性を有するものである。
密度 :約1.20 (DIN 53 479)
ショア硬度A :85±3 (DIN 53 505)
引張り強さ* :65〜85MPa (DIN 53 455)
破壊伸び* :500 〜600 % (DIN 53 455)
永久ひずみ* :140 〜200 % (DIN 53 455)
伸び100 %への応力 :5〜6MPa (DIN 53 455)
伸び300 %への応力 :14〜17MPa (DIN 53 455)
裂目始まりに対する耐性 :8020〜8030KN/m (DIN 53 515)
スクレロスコープによる弾性 :約43% (DIN 53 512)
圧力RdV での永久変形 70h/22℃:20〜30% (DIN 53 517)
24h/70℃:45〜55% (DIN 53 517)
湿度回復(24h/20℃) :約1.36% (DIN 53 475)
水蒸気の透湿性(50Hz,0.5KV/S)* :約95g/m2,d (DIN 53 122)
*:膜厚0.1 mmにて測定【0018】上記ポリウレタン系エラストマーフィルムとしては、例えば、ジャパン・プラス株式会社のポリウレタン膜U01を使用することができる。上記高分子化合物のフィルムの厚さは、高分子化合物の種類にもよって異なるが、通常0.1 μm〜1mmであるのが好ましく、上記ポリウレタン系エラストマーフィルムの場合には、30〜100 μmであるのが好ましい。
【0019】上記カバー本体2の内面には、潤滑剤が塗布されている。該潤滑剤としては、上記高分子化合物のフィルム及び携帯電話機Pに悪影響を与えることなく、該カバー本体2を該携帯電話機Pにスムーズに装着せしめることのできるものであれば特に限定されず、例えば、シリコーンオイル等を使用することができる。
【0020】上記締着バンド3及びストラップ括着バンド4は、各種合成ゴム、天然ゴム、弾性を有する合成樹脂等の材料からなり、周囲の長さは、携帯電話機Pの周囲の長さよりも小さく設定されている。
【0021】上記携帯電話機用カバー1を携帯電話機Pに装着するには、図2に示すように、カバー本体2の下端開口部21から該カバー本体2内に携帯電話機Pを挿入するようにして、該カバー本体2を該携帯電話機Pに被せる。このとき、該カバー本体2の内面に塗布された潤滑剤によって、該カバー本体2は該携帯電話機Pにスムーズに装着せしめられる。
【0022】該携帯電話機Pが該カバー本体2の最奥部に到達したら、図3に示すように、余った該カバー本体2の下部23を該携帯電話機P側に折り曲げる。そして、図4に示すように、該カバー本体2に被覆された携帯電話機Pの下部に上記締着バンド3を取り付け、折り曲げた該カバー本体2の下部23を、該締着バンド3によって該携帯電話機P側の該カバー本体2に密着させる。このようにして、該携帯電話機Pは、該携帯電話機用カバー1によって実質的に密封される。このとき、図5に示すように、カバー本体2内に携帯電話機Pを挿入して余った該カバー本体2の下部23を該携帯電話機P側に二重折りにして、該二重折りの部分に該締着バンド3を取り付けてもよく、この場合には、該携帯電話機Pを更に確実に密封することができる。
【0023】また本実施形態では、図4に示すように、携帯電話機用ストラップsの基端部を括り付けたストラップ括着バンド4を、該カバー本体2に被覆された携帯電話機Pの任意の部分(図4では首部)に取り付けることもできる。なお、該ストラップ括着バンド4においては、カバー本体2に被覆された携帯電話機Pに該ストラップ括着バンド4を取り付けた後、該ストラップ括着バンド4に携帯電話機用ストラップsの基端部を括り付けてもよい。
【0024】以上の携帯電話機用カバー1において、カバー本体2は伸縮性を有するため、携帯電話機Pの本体に密接するとともに、該携帯電話機Pのプッシュボタンbの操作をすることができ、かつ、透明性及び音声伝達性を有するため、該携帯電話機用カバー1を装着したままで該携帯電話機Pを使用することができる。また、該カバー本体2は非透水性を有し、かつ、該携帯電話機Pを実質的に密封するため、該携帯電話機Pへの水の浸入や埃、塵等の侵入を防止することができる。従って、該携帯電話機用カバー1を装着した携帯電話機Pが水に浸漬した場合であっても、短時間で取り出せば該携帯電話機Pの故障、メモリー消失等を防止することができる。さらに、該携帯電話機用カバー1は、該カバー本体2の伸縮によって、形状の異なる種々の携帯電話機Pに対応することができる。
【0025】この携帯電話機用カバー1は、締着バンド3を取り外し、携帯電話機Pからカバー本体2を引き抜くことにより、容易に脱離させることができ、繰り返し使用することもできる。また、この携帯電話機用カバー1が装着された携帯電話機Pを充電する場合には、上記締着バンド3を取り外し、該カバー本体2の下部23を捲くり上げて該携帯電話機Pの充電用端子を露出させればよく、したがって、該携帯電話機用カバー1によれば、容易に充電作業を行うことができる。
【0026】本発明の携帯電話機用カバーは、上記実施形態に限定されることなく、本発明の範囲を逸脱しない限り種々の変更を施すことができる。例えば、上記カバー本体2上部におけるアンテナa対応の突起部22は、図6〜図11に例示するような態様に変更することができる。
【0027】図6〜図8に示す具体例では、カバー本体2Aにおいて携帯電話機Pのアンテナaに対応する部分には、アンテナaを突出伸長させることのできる開口部26Aを上端に有する筒形状部24Aが形成されており、該筒形状部24Aは、収納状態のアンテナaよりも長く設定されている。該カバー本体2Aにおいては、該カバー本体2Aを携帯電話機Pに被せた後、図7に示すように、アンテナ部分において余った該筒形状部24Aの上部25Aを該アンテナa側に折り曲げる。そして、図8に示すように、該筒形状部24Aに被覆されたアンテナaにアンテナ部分用締着バンド5Aを取り付け、折り曲げた該筒形状部24Aの上部25Aを、該アンテナ部分用締着バンド5Aによって該アンテナa側の該筒形状部24Aに密着させる。
【0028】このようにして、該携帯電話機Pのアンテナa部分は実質的に密封され、また、該アンテナaを伸長させる必要があるときには、該アンテナ部分用締着バンド5Aを取り外し、該筒形状部24Aを直立させれば(図6)、該筒形状部24Aの上端開口部26Aから該アンテナaを突出伸長させることができる。なお、上記アンテナ部分用締着バンド5Aは、各種合成ゴム、天然ゴム、弾性を有する合成樹脂等の材料からなり、周囲の長さは、アンテナaの周囲の長さよりも小さく設定されている。
【0029】図9に示す具体例では、カバー本体2Bにおいて携帯電話機Pのアンテナaに対応する部分には、円筒状のキャップベース61Bが設けられており、該キャップベース61Bの外周にはねじ溝611 Bが形成されている。該キャップベース61Bには、内周下部にねじ溝621 Bが形成されたキャップ62Bが螺着しており、該円筒状のキャップベース61Bを閉塞せしめている。
【0030】このようにして、該携帯電話機Pのアンテナa部分は実質的に密封され、また、該アンテナaを伸長させる必要があるときには、該キャップ62Bを該キャップベース61Bから螺脱すれば、該キャップベース61Bの上端開口部612 Bから該アンテナaを突出伸長させることができる。
【0031】図10に示す具体例では、カバー本体2Cにおいて携帯電話機Pのアンテナaに対応する部分には、円筒状のキャップベース61Cが設けられており、該キャップベース61Cの外周面には凸条613 Cが周設されている。該キャップベース61Cには、下部内周面に凹溝622 Cが周設されたキャップ62Cが係合しており、該円筒状のキャップベース61Cを閉塞せしめている。
【0032】このようにして、該携帯電話機Pのアンテナa部分は実質的に密封され、また、該アンテナaを伸長させる必要があるときには、該キャップ62Cを該キャップベース61Cから取り外せば、該キャップベース61Cの上端開口部612 Cから該アンテナaを突出伸長させることができる。
【0033】図11に示す具体例では、カバー本体2Dにおいて携帯電話機Pのアンテナaに対応する部分には、アンテナaを突出伸長させることのできる開口部26Dを上端に有する筒形状部24Dが形成されており、該筒形状部24Dは、収納状態のアンテナaよりも短く設定されている。該筒形状部24Dの内周面と、収納状態のアンテナaとの間には、わずかに間隙が存在するが、ある程度の防水は可能であり、埃、塵等の侵入は十分に防ぐことができる。
【0034】また、本発明においては、上記携帯電話機用カバー1のストラップ括着バンド4は、図12〜図13に例示するような態様に変更することができる。図12に示す具体例では、ストラップ括着バンド4Eは、あらかじめカバー本体2Eに部分的に(例えば、半周分)接着されており、携帯電話機用ストラップsの基端部は、該ストラップ括着バンド4Eの未接着部分に括り付けることができる。
【0035】図13に示す具体例では、ストラップ括着バンド4Fは、上記ストラップ括着バンド4,4Eのように環状ではなく単なる帯状となっており、その両端においてカバー本体2Fに接着されている。携帯電話機用ストラップsの基端部は、該ストラップ括着バンド4Fの未接着部分に括り付けることができる。
【0036】次に、本発明の他の実施形態による携帯電話機用カバーを図14に示す。該携帯電話機用カバー1Gは、下端に開口部11G、上部に携帯電話機Pのアンテナaに対応する突起部12Gを有する袋形状となっており、該開口部11Gは開口密閉自在な開閉構造13Gを有する。該開閉構造13Gにおいては、図15に示すように、開口部11Gの一方側に2本の凸条131 G,131 Gが形成されており、該開口部11Gの他方側に1本の凸条132 Gが形成されており、該一方側の2本の凸条131 G,131 G間に形成された凹溝133 Gに該他方側の1本の凸条132 Gが嵌合することにより、該開口部11Gを密閉することができる。
【0037】該携帯電話機用カバー1Gは、上記携帯電話機用カバー1のカバー本体2と同様の透明性、音声伝達性、伸縮性及び非透水性を有する高分子化合物のフィルムからなり、縦方向の長さ及び周囲の長さは、携帯電話機Pよりも若干小さく設定されている。かかる携帯電話機用カバー1Gを携帯電話機Pに装着するには、該携帯電話機用カバー1Gの開口部11Gを開口状態にし、該開口部11Gから該携帯電話機用カバー1G内に携帯電話機Pを挿入するようにして、該携帯電話機用カバー1Gを該携帯電話機Pに被せる。該携帯電話機Pが該携帯電話機用カバー1Gの最奥部に到達したら、該開口部11Gを密閉する。このようにして、該携帯電話機Pは、該携帯電話機用カバー1Gによって密封され、該携帯電話機Pへの水の浸入や埃、塵等の侵入が防止される。
【0038】上記携帯電話機用カバー1Gの開口部11Gは、必ずしも該携帯電話機用カバー1Gの下端に設ける必要はない。例えば、図16に示す携帯電話機用カバー1Hのように、該カバー1Hの側縁に開口部11Hを設けてもよい。該携帯電話機用カバー1Hの開口部11Hは、上記携帯電話機用カバー1Gの開閉構造13Gと同様の開閉構造13Hを有する。
【0039】なお、これら携帯電話機用カバー1G,1Hにも、上記携帯電話機用カバー1と同様のストラップ括着バンド4,4E,4Fを取り付けてもよいし(図4、図12〜図13参照)、突起部12G,Hには、上記携帯電話機用カバー1と同様の変更を施すことができる(図6〜図11参照)。さらに、上記携帯電話機用カバー1のカバー本体2の下端開口部21は、該携帯電話機用カバー1Gと同様の開閉構造13Gを有していてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明の携帯電話機用カバーによれば、携帯電話機を水、埃、塵等から保護することができ、該携帯電話機への装着、該携帯電話機からの脱離も容易である。
【出願人】 【識別番号】591189948
【氏名又は名称】三根 茂
【出願日】 平成11年2月15日(1999.2.15)
【代理人】 【識別番号】100108833
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 裕司
【公開番号】 特開2000−236170(P2000−236170A)
【公開日】 平成12年8月29日(2000.8.29)
【出願番号】 特願平11−35864