| 【発明の名称】 |
密閉型屋外機器の呼吸構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】小松 和夫
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| 【要約】 |
【課題】防水性、防塵性を確保しながら、しかも、羽虫などで損傷されない工夫をした密閉型屋外機器の呼吸構造を提供する。
【解決手段】雨水、塵埃などに対する防水性、防塵性を保持すると共に、内部空気の出入を確保する呼吸穴を備えた密閉型屋外機器の呼吸構造において、ケースの呼吸穴に対応して、これを閉塞する網状体もしくは微孔シートに、前記ケースの外側に向けて、所要間隔で毛状体を植設したことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 雨水、塵埃などに対する防水性、防塵性を保持すると共に、内部空気の出入を確保する呼吸穴を備えた密閉型屋外機器の呼吸構造において、ケースの呼吸穴に対応して、これを閉塞する網状体もしくは微孔シートに、前記ケースの外側に向けて、所要間隔で毛状体を植設したことを特徴とする密閉型屋外機器の呼吸構造。 【請求項2】 前記毛状体は、金属製であることを特徴とする請求項1に記載の密閉型屋外機器の呼吸構造。 【請求項3】 前記ケースは、互いに密閉される上下の筐体からなり、下筐体の底部には前記呼吸穴が形成されており、前記ケースを設置した状態で、前記呼吸穴が大気中に開放されている構造の請求項1あるいは2に記載の密閉型屋外機器の呼吸構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、雨水、塵埃などに対する防水性、防塵性を保持すると共に、内部空気の出入を確保する呼吸穴を備えた、主として、無線中継機器などの密閉型屋外機器の呼吸構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種の密閉型屋外機器は、日射などの熱的影響で、ケース内の空気が温められ、外気温との差で、内圧を上げる畏れがあるので、内部の放熱などの意味も含めて、呼吸を必要とする。そのために、通常、ケース底部など、雨水の侵入が回避できる個所に呼吸穴を開け、ここに塵埃防止のための網状体あるいは微孔シートを装着して、所要の呼吸作用を確保している。 【0003】その具体的構成は、例えば、図2および図3に示すように、ケース3は、上筐体1と下筐体2とを液密に嵌合したもので、特に、下筐体2には、呼吸穴4が形成されている。この呼吸穴4の個所には、下筐体2の内側から、ねじ7によって、呼吸穴4に対応する穴を有するプレート6、及び、微孔シート5(樹脂製網状体でもよい)が重ねて装着されていて、所要の呼吸構造8を構成している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、羽虫などは、その成長本能のために、特定温度範囲で、特に、上述の呼吸穴4の付近の温度範囲で、その環境に集まる習性(熱誘引)があり、このため、呼吸穴4に集まった羽虫によって、微孔シート5(あるいは網状体)が食い破られて、羽虫の内部侵入を許し、装置の故障原因となっていた。 【0005】本発明は上記事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、防水性、防塵性を確保しながら、しかも、羽虫などで損傷されない工夫をした密閉型屋外機器の呼吸構造を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】このような問題を解決するために、本発明の呼吸構造では、ケースの呼吸穴に対応して、これを閉塞する網状体もしくは微孔シートに、前記ケースの外側に向けて、所要間隔で毛状体を植設したことを特徴とする。 【0007】なお、この実施の形態として、前記毛状体は、金属製であることが好ましく、また、前記ケースは、互いに密閉される上下の筐体からなり、下筐体の底部には前記呼吸穴が形成されており、前記ケースを設置した状態で、前記呼吸穴が大気中に開放されていることが必要である。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、従来例と同一の構成には、同一符号を付している。ここでは、ケース3の下筐体2には、呼吸穴4があり、下筐体2の内面には、呼吸穴4に対応して、通気性は有るが水を通さない、微孔シート5(あるいは網状体)を設置している。これは、前述同様に、ねじ7によって、プレート6と共にした筐体2に装着される。 【0009】特に、本発明に係わる呼吸構造8では、呼吸穴4に対応して、直径5bの円形領域で、微孔シート5に外向きの毛状体9が所要間隔で植設されている。この毛状体9は、要すれば、針金などの金属製であり、微孔5aの一部を塞いだ形で設けられている。なお、毛状体9は、当該機器の設置場所での羽虫の種類などを考慮して、所要の長さ、太さに設定するのがよく(一定長さ、太さでもよく、不揃いの長さ、太さでもよい)、また、その間隔も、図示のように、一定間隔Aである必要はなく、ランダムに、あるいは、複数の間隔を、その所要個所について、それぞれに設定しても良いことは勿論である。 【0010】従って、羽虫が侵入しようとしても、毛状体9によって、ケース3の内部に侵入することができないから、羽虫の侵入による、装置内部での電気的不具合が生ずることを予防できる。なお、実施の形態において、毛状体9の植毛には、腰の強い、切断力の大きい材料を用いることが好ましく、より具体的には、上述のように金属製とするのがよい。 【0011】 【発明の効果】上述したように、本発明に係る微孔シートあるいは網状体では、その一方に、微少な毛状体を所望間隔で植え付けているため、虫が微孔シートを喰い破って装置内に侵入することを防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004237 【氏名又は名称】日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年9月8日(1998.9.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065385 【弁理士】 【氏名又は名称】山下 穣平
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| 【公開番号】 |
特開2000−91757(P2000−91757A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月31日(2000.3.31) |
| 【出願番号】 |
特願平10−254328 |
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