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【発明の名称】 照明制御システム
【発明者】 【氏名】橋爪 聡司

【要約】 【課題】従来の照明制御システムでは、きめ細かな調整ができず、安価にシステムを構築できないという問題点があったが、本発明は、PHSの子機間通信を利用してきめ細かな点灯/消灯の制御が行え、更にシステムを安価に実現できる照明制御システムを提供する。

【解決手段】PHSの子機間通信を利用して、PHS端末4からPHS端末相当の装置3に照明制御の情報を送信し、PHS端末相当の装置3がその照明制御の情報を主制御部2に出力し、主制御部2がその照明制御の情報を解読し、それに従った指示を照明スイッチ制御部1に出力し、照明スイッチ制御部1がその指示で照明器13の点灯/消灯を切り替えるものであり、更に照明スイッチ制御部1は照明の状態を主制御部2に出力し、主制御部2はその状態を記録すると共に、PHS端末相当の装置3を介してPHS端末4に報告する照明制御システムである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 PHS端末から送信された信号を受信し、当該信号を解読して照明制御に関する情報であれば、当該情報に基づいて照明の点灯又は消灯の制御を行うことを特徴とする照明制御システム。
【請求項2】 照明の点灯又は消灯のスイッチングを行う照明スイッチ制御部とPHS端末からの信号を受信し、前記PHS端末に信号を送信する送受信装置と、前記送受信装置から入力される信号を解読し、照明制御に関する情報であれば照明スイッチ制御部に照明の点灯又は消灯の指示を出力し、前記照明スイッチ制御部からの制御結果の情報を入力して前記送受信装置に出力する主制御部とを有することを特徴とする照明制御システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公共エリアの照明制御システムに係り、特にPHSの子機間通信機能を利用し、PHS端末により公共エリアの照明の点灯/消灯等の遠隔制御を実現する照明制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公共エリア(公園等)の照明は、図2に示すようにタイマー11やフォントセンサ12等を用いて照明スイッチ制御部1′が照明器の点灯/消灯制御を行っており、きめ細かな調節(ある場所をより明るく、また不必要な場所の消灯等)ができないようになっていた。図2は、従来の照明制御システムの構成ブロック図である。
【0003】そこで、リモコン端末を用いてこれら制御を行うことも考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来のリモコン端末を用いるシステムでは専用リモコン端末が必要になり、これらを、公共エリアを使おうとしている人に対して配付するのは予算的に不可能であるという問題点があった。
【0005】また、点灯/消灯制御システムが異なると、リモコン端末が使えないケースが生ずるという問題点があった。
【0006】本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、PHSの子機間通信を利用してきめ細かな点灯/消灯の制御を行え、更にシステムを安価に実現できる照明制御システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解決するための請求項1記載の発明は、照明制御システムにおいて、PHS端末から送信された信号を受信し、当該信号を解読して照明制御に関する情報であれば、当該情報に基づいて照明の点灯又は消灯の制御を行うことを特徴としており、照明をきめ細かに調整でき、更に安価にシステムを構築できる。
【0008】上記従来例の問題点を解決するための請求項2記載の発明は、照明制御システムにおいて、照明の点灯又は消灯のスイッチングを行う照明スイッチ制御部とPHS端末からの信号を受信し、前記PHS端末に信号を送信する送受信装置と、前記送受信装置から入力される信号を解読し、照明制御に関する情報であれば照明スイッチ制御部に照明の点灯又は消灯の指示を出力し、前記照明スイッチ制御部からの制御結果の情報を入力して前記送受信装置に出力する主制御部とを有することを特徴としており、照明をきめ細かに調整でき、更に安価にシステムを構築できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る照明制御システム(本システム)は、PHS子機間通信を利用して、PHS端末から照明制御の情報を送信し、その情報に基づいて照明の点灯又は消灯の制御を行うものであり、きめ細かな調節を可能とし、システムを安価に構築できるものである。
【0010】本発明の実施の形態に係る照明制御システム(本システム)を図1を使って説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る照明制御システムの構成ブロック図である。本システムは、図1に示すように、照明スイッチ制御部1と、主制御部2と、PHS端末相当の装置3と、PHS端末4とから基本的に構成されている。
【0011】本システムの各部を具体的に説明する。照明スイッチ制御部1は、街灯、庭園灯等の照明器13の照明の点灯又は消灯の制御を行うものであり、従来と同様のタイマー11、フォトセンサ12によって照明点灯のスイッチングを行う動作に加えて、本発明の特徴として主制御部2からの指示により照明点灯/消灯のスイッチングを行うようになっている。
【0012】PHS端末4は、通常のPHS端末を用いて実現しているが、PHS端末相当の装置3において登録されたIDを有するPHS端末が本システムを利用できるものである。ここでは、PHS端末4とPHS端末相当の装置3とをPHSの子機間通信機能を用いている。
【0013】PHS端末相当の装置3は、子機間通信の相手となるPHS端末4からの信号を受信し、主制御部2へ出力し、また主制御部2からの信号を入力し、PHS端末4に送信するものである。従ってPHS端末相当の装置3は、子機間通信の相手となるPHS端末との間でのみ送受信を行うものである。
【0014】主制御部2は、PHS端末相当の装置3からの信号を入力を受け、信号の解読を行う。信号の解読とは、PHS端末4から照明制御に関する情報がDTMF信号又は音声信号等で送信されてくるので、そのDTMF信号等を解読するものである。
【0015】そして、主制御部2は、解読結果により、照明点灯又は消灯の指示を照明スイッチ制御部1へ出力するものである。また、照明スイッチ制御部1は、制御結果を主制御部2に送り返してくるようになっているので、これを入力し、更にPHS端末相当の装置3を介してPHS端末4に照明の制御状態(ステータス)をDTMF又はインフォメーションガイダンス(音声)等の信号で送信するものである。
【0016】また、主制御部2は、照明制御に関する情報をデータベース化して蓄積し、照明管理者にこの情報(照明利用情報)を電話回線又はPHS端末を使って通知するものである。
【0017】次に、本システムの動作について説明する。まず、利用者自己所有のPHS端末4を用いて照明制御システムに接続する。PHS端末相当の装置3と利用者のPHS端末4との間で通話回線が確立される。
【0018】回線確立後、利用者のPHS端末4からDTMF又は音声等の信号により照明制御に関する情報をPHS端末相当の装置3を介して主制御部2に送信する。主制御部2は受信信号の解読を行い、照明スイッチ制御部1に対して解読した結果を送信する。
【0019】照明スイッチ制御部1は、解読結果に従った制御を行い、その制御結果を主制御部2に対して送り返す。
【0020】主制御部2においては信号の解読以外に、信号に含まれる照明制御に関する情報と制御結果とをデータベース化して照明利用情報として蓄積しておく。
【0021】また、主制御部2は利用者のPHS端末4から送られた制御命令に対するステータスをDTMF又はインフォメーションガイダンス(音声)等でPHS端末相当の装置3を経由して利用者のPHS端末4に返答する。
【0022】更に、主制御部2において蓄積されている照明利用情報は電話回線又はPHS端末を用いて管理者に通知する。従って、主制御部2には、照明管理者の連絡先が登録されているものである。
【0023】本システムによれば、PHS端末4を用いて、照明制御の信号をPHS端末相当の装置3に送信し、更に、その信号を主制御部2が解読して照明スイッチ制御部1での照明の点灯又は消灯の制御を行わせるものであるので、きめ細かな調節が可能であると共に照明制御システムを安価に構築できる効果がある。
【0024】本システムによれば、PHS端末という共通の端末により公共エリアの照明の制御が可能となり、また、PHSの子機間通信機能を用いるので、子機IDにより公共エリア照明制御権の制限(例:市内在住の人と市外在住の人で使用エリアの制限を設ける等)が可能となるものである。
【0025】また、使用記録が残るので不正使用等の発見が容易となる。更に、照明制御システム側の無線設備を安価にできるため、システム全体の設置コストが低く抑えられる効果がある。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、PHS端末からの信号により照明制御を行う照明制御システムとしているので、照明をきめ細かに調整でき、更に安価にシステムを構築できる効果がある。
【0027】請求項2記載の発明によれば、PHS端末からの信号を主制御が解読し、照明制御に関する情報であれば、それに従って照明スイッチ制御部での点灯又は消灯の制御を行う照明制御システムとしているので、照明をきめ細かに調整でき、更に安価にシステムを構築できる効果がある。
【0028】
【出願人】 【識別番号】000001122
【氏名又は名称】国際電気株式会社
【出願日】 平成10年10月6日(1998.10.6)
【代理人】 【識別番号】100093104
【弁理士】
【氏名又は名称】船津 暢宏 (外1名)
【公開番号】 特開2000−113992(P2000−113992A)
【公開日】 平成12年4月21日(2000.4.21)
【出願番号】 特願平10−284050