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【発明の名称】 |
文字データ送出装置及び文字データ量の最適化方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 |
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【氏名】佐藤 賢一 |
【課題】FM文字放送に適した文字データ送出装置及びその文字データ量の最適化方法並びにその方法の制御プログラムを記録した記録媒体を得る。
【解決手段】スイッチャ2は番組素材データを受信し(31)、送出システム用のデータフォーマットに変換時(32)時に最適化処理を行い(33)、制御装置4にデータ転送する(34)。番組素材データを分割し、プリフィックスを付加して送出装置にデータ転送する(35)。多重化制御した後、送信所にて搬送波をFM変調し、電力増幅してFM音声放送番組としてオンエアされる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 FM音声放送におけるFM文字多重番組送出システムの文字データ送出装置であって、データ伝送量の少ないデータ形式を選択する文字データ量最適化手段を含むことを特徴とする文字データ送出装置。 【請求項2】 前記文字データ量最適化手段は、前記文字データのオリジナルデータと、前記文字データを1バイト表示形式に変換したデータと、前記文字データを2バイト表示形式に変換したデータとのデータ長を比較し、前記データ長の最も短いデータ形式を選択することを特徴とする請求項1記載の文字データ送出装置。 【請求項3】 FM音声放送におけるFM文字多重番組送出システムの文字データ送出装置の文字データ量の最適化方法であって、前記文字データの文字情報部を抽出するステップと、前記抽出された文字情報部を一時格納するステップと、前記抽出された文字情報部が1バイト表示形式である場合は2バイト表示形式に変換するステップと、前記抽出された文字情報部が2バイト表示形式である場合は1バイト表示形式に変換するステップと、前記文字データの文字情報部のオリジナルデータと、前記文字情報部を1バイト表示形式に変換したデータと、前記文字情報部を2バイト表示形式に変換したデータとのデータ長を比較し、前記データ長の最も短いデータ形式を選択するステップとを含むことを特徴とする文字データ量の最適化方法。 【請求項4】 FM音声放送におけるFM文字多重番組送出システムの文字データ送出装置の文字データ量の最適化方法の制御プログラムを記録した記録媒体であって、前記プログラムは、前記文字データの文字情報部を抽出するステップと、前記抽出された文字情報部を一時格納するステップと、前記抽出された文字情報部が1バイト表示形式である場合は2バイト表示形式に変換するステップと、前記抽出された文字情報部が2バイト表示形式である場合は1バイト表示形式に変換するステップと、前記文字データの文字情報部のオリジナルデータと、前記文字情報部を1バイト表示形式に変換したデータと、前記文字情報部を2バイト表示形式に変換したデータとのデータ長を比較し、前記データ長の最も短いデータ形式を選択するステップとを含むことを特徴とする記録媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は文字データ送出装置及び文字データ量の最適化方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体に関し、特にFM文字多重番組送出システムにおける文字データ送出方式に関する。 【0002】 【従来の技術】FM音声放送においては、放送(伝送)(電波)帯域に余裕があるため、いくつかの副搬送波を立て、その副搬送波を例えばFM変調あるいは振幅、位相変調することにより、ステレオ音声信号や文字データを同時送信(放送)することが行われている。この文字情報をFM音声放送に多重して放送(送信)するシステムをFM文字多重番組送出システムと呼ぶ。 【0003】本発明は、伝送容量が限られている(伝送副搬送波の伝送帯域が限られている)FM文字多重放送システムにおいて、複数の番組データを送出する際に、文字データ量(文字コード部分)の最適化処理を行うことにより、伝送量を減少させ、同時に多くの情報を送出させると伴に、受信機の(受信時間)表示時間の短縮化に関する。 【0004】従来のFM文字多重送出システムの番組データ送出手順は、以下のようになっている。図1において、放送番組の送出を制御する一種のコンピュータである自動番組送出制御装置1によって制御されるデータ受信・生成装置(スイッチャ)2は、上位システム(図示せず)からデータフォーマットの異なった(文字多重放送)番組素材データを受信し、送出システム用のデータフォーマットに変換後、制御(端局)装置4にデータ転送する。 【0005】あるいは、上位システムからデータフォーマットの異なった番組素材データを受信し、FM文字多重送出システム内にて、番組素材データを生成後、制御装置4にデータ転送する。制御(端局)装置4は送出制御データ(編成データ)(自動番組送出制御装置1から与えられる)に従って、該当する番組素材データを例えば18バイト単位にて分割し、それぞれにプリフィックスと呼ばれる伝送制御データ例えば4バイトを付加し、送出制御データと伴に送出装置(端局装置4に含まれる)にデータ転送する。 【0006】送出装置は秒単位にて送出制御を行い、変調機(端局装置4に含まれる)に対して番組データを送信し、音声多重化制御(音声副搬送波を変調)により音声情報の隙間に(音声副搬送波を)重畳後、送信所5にて搬送波をFM変調して電力増幅後オンエア(放送;電波として輻射)される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来のFM文字多重送出システムにおいては、文字情報(番組データ)を送出する際に、各番組データ伝送量は制御装置に登録された時点にて番組素材データのデータ形式に依存するため、伝送量が有効に使用されている場合とそうでない場合が混在する問題があった。すなわち、文字情報にはいろいろな表示書式(データ形式)が存在することに起因して、伝送使用(データ)量がまちまちとなる。例えば、「さくら さくら」と受信機側に表示させたい場合、文字情報独特の1バイト表示形式(表記)(文字集合制御符号)とパソコン等の2バイト表示形式(表記)(JIS符号)が利用可能である。具体的に説明するために、その場合のダンプリストを以下に示す。 【0008】1バイト表記の場合は、“35h、2fh、69h、20h、35h、2fh、69h”の計7バイトとなる。ただし、”h”の付加された数字は16進(ヘキサデシマル)の数を示す。また、初期状態として(ひらがな集合、カタカナ集合、漢字集合等の内の)ひらがな集合が制御符号領域GLにセットされていた場合とする。 【0009】2バイト表記の場合は、“24h、35h、24h、2fh、24h、69h、20h、24h、35h、24h、2fh、24h、69h”の計13バイトとなる。 【0010】1バイト表記及び2バイト表記双方ともに、受信機側では「さくら さくら」と全く同様に表示される。このため、どちらの表記も文法的には正しく、番組制作装置により生成される形式が異なる。ただし、情報量の多いテレビジョン放送におけるTV文字多重放送(文字情報データが映像信号の垂直ブランキング期間に挿入される)においては、1バイト表記に変換した場合番組データの総文字情報量の削減に大いに有効であるが、1ページ30文字のみ表示可能なFM文字多重放送(音声帯域の上限部に、文字情報データが第二副搬送波を変調する形にて多重される)の場合は、1バイト表記が必ずしも番組データの総文字情報量削減に有効であるわけではない。 【0011】例えば、「最新★×××のNEWアルバム!」という漢字、ひらがな、カタカナ、記号が混在する文字情報を受信機で表示させたい場合、1バイト表記の場合は、“3ah、74h、3fh、37h、21h、7ah、1dh、61h、0eh、30h、6ch、24h、ceh、1dh、60h、0eh、4eh、45h、57h、1dh、61h、0eh、22h、6bh、50h、60h、1dh、61h、0eh、21h”の計30バイトとなる。 【0012】2バイト表記の場合は、“3ah、74h、3fh、37h、21h、7ah、25h、30h、25h、6ch、25h、24h、24h、4eh、23h、4eh、23h、45h、23h、57h、25h、22h、25h、6bh、25h、50h、25h、60h、21h、2ah”の計30バイトとなる。 【0013】従って、場合によっては1バイト表記と2バイト表記との総文字情報量の差がなかったり、2バイト表記のデータの方が全体のデータ量に比べて減少するケースもある。この原因としては、1ページあたりの文字情報がTV文字放送(標準文字数120文字)に比べて、FM文字放送(標準文字数30文字)は少ない番組形式であるため、文字形式(英語、数字、平仮名、片仮名、記号)が頻繁に変更されると、それに伴う制御符号領域の切り替え制御文字数が増加し、1ペ−ジあたりの制御文字の割合が多くなることによる。 【0014】このため、文字情報のみで見た場合は、1バイト表記の場合の方が文字データ量が2バイト表記の場合よりも少なくなるが、それに伴う制御コードが増加することにより、結果的には1ページあたりの総文字情報量が増加することがある。また、TV文字多重放送とFM文字多重放送では、放送される番組の性格が異なることも原因の一つにある。 【0015】すなわち、具体的には、TV文字放送の場合、新聞や雑誌のように全体の6割がひらがなであって、4割が漢字となるといったように、制作側にて番組作成時に読みやすさが考慮された番組制作となっているが、FM文字放送の場合、アーティスト名や曲名といった情報をメインに扱うため、制作側にて漢字文字や仮名文字の割合といったものを考慮して番組を制作することができない。このため1バイト表記にて番組を作成しても、漢字、仮名、英数字等の文字情報切り替えが頻発し、結果的に伝送領域を圧迫することとなる。 【0016】本発明の目的は、FM文字放送に適した文字データ送出装置及び文字データ量の最適化方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体を提供することである。 【0017】すなわち、伝送量の少ないFM文字放送において、番組データ内の文字データ部分を最適化処理し、最適化された番組データをオンエア送出することにより、無駄な伝送情報を削減し、伝送(データ)量の有効活用化をはかる。また、文字情報の最適化による伝送時間の短縮化を行うことにより、FM文字受信機にての番組受信後の表示速度の向上を目的とする。 【0018】 【課題を解決するための手段】本発明による文字データ送出装置は、FM音声放送におけるFM文字多重番組送出システムの文字データ送出装置であって、データ伝送量の少ないデータフォーマットを選択する文字データ量最適化手段を含むことを特徴とする。 【0019】そして、前記文字データ量最適化手段は、前記文字データのオリジナルデータと、前記文字データを1バイト表示形式に変換したデータと、前記文字データを2バイト表示形式に変換したデータとのデータ長を比較し、前記データ長の最も短いデータ形式を選択することを特徴とする。 【0020】本発明による文字データ量の最適化方法は、FM音声放送におけるFM文字多重番組送出システムの文字データ送出装置の文字データ量の最適化方法であって、前記文字データの文字情報部を抽出するステップと、前記抽出された文字情報部を一時格納するステップと、前記抽出された文字情報部が1バイト表示形式である場合は2バイト表示形式に変換するステップと、前記抽出された文字情報部が2バイト表示形式である場合は1バイト表示形式に変換するステップと、前記文字データの文字情報部のオリジナルデータと、前記文字情報部を1バイト表示形式に変換したデータと、前記文字情報部を2バイト表示形式に変換したデータとのデータ長を比較し、前記データ長の最も短いデータ形式を選択するステップとを含むことを特徴とする。 【0021】本発明の作用は次の通りである。FM文字多重システム内の番組制作装置にて生成される番組データを、制御装置に登録する前に番組データの最適化処理を行うことにより、最終的な伝送容量を有効に使用する。最適化処理に当たっては、最初に番組制作装置にて生成された番組データの文字情報部のバイト数を記憶し、次に文字情報部を可能な限り1バイト表記に変換後、生成し直した番組データの文字情報部のバイト数と、同様にして可能な限り2バイト表記に変換後、生成し直した番組データの文字情報部のバイト数とを比較し、総文字データ量の一番少ない文字データを制御装置に登録し、オンエアさせることにより伝送エリア(帯域)を有効に使用させる。番組データのトータルバイト数の減少による伝送容量の増加、及び受信機による番組データ受信後の表示速度の向上作用をもたらす。 【0022】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明による文字データ送出装置(システム)の実施例の構成を示すブロック図である。図1において、本発明による文字データ送出装置(システム)は、文字データ送出を含むFM音声放送を制御(a)する一種のコンピュータである自動番組送出制御装置1、文字データを含む放送番組bを制作するスイッチャ2を有する。 【0023】また、主音声信号に、副音声信号にて、例えばFM変調された第一の副搬送波及び文字データにて変調された第二の副搬送波を重畳する端局(制御)装置4、端局(制御)装置4から送られた信号cにて搬送波をFM変調して電力増幅し放送(電波として輻射)する送信所5を有して構成される。さらに、スイッチャ2は文字データの制作を含むFM音声放送番組の制作を制御するソフトウエア3を含む。 【0024】本発明の実施例の動作を図2の最適化処理詳細フローチャートにより説明する。図2において、ソフトウエア3の文字データ最適化処理ソフトウェアは、はじめに番組データ(オリジナル)の有無を確認する(ステップ11)。番組データが登録される(ステップ11がYES)と、ファイルポインタを1バイトづつシフトし(ステップ12)、文字情報開始部2バイト(1f、20h)が現れるまでサーチし続ける(ステップ13)。 【0025】番組データ中の文字情報開始部(1f、20h)をサーチできた(ステップ13がYES)後、続く文字情報データレングス(長)2バイトをオリジナルデータレングス(長)として保存する(ステップ14)。 【0026】データレングス(長)後からの文字データを1バイト単位にて参照し(ステップ16)、文字コード情報ならびに文字制御コード情報をダミー(コピー)文字情報バッファに登録する(ステップ17)。この処理が繰り返されたときデータサイズカウンタを1づつインクリメントする(ステップ15)。 【0027】文字情報開始部(1f、20h)後のデータレングス(長)とデータサイズカウンタを比較し(ステップ18)、データサイズカウンタが文字情報開始部後のデータレングス(長)より大きくなる(ステップ18がYESになる)までループさせる。すなわち、文字情報部の最後までデータを読み込む。 【0028】番組データの文字情報部最後に達した時点(データサイズカウンタとオリジナルデータレングス(長)の比較にて逆転した時点)(ステップ18がYES)にて、ループ処理を抜ける。文字情報バッファ内に保存したデータが1バイト表記であった場合(ステップ19がYES)は、2バイト表記に生成し直す(ステップ21)。文字情報バッファ内に保存したデータが1バイト表記でなかった場合(ステップ19がNO)は、1バイト表記に生成し直す(ステップ20)。 【0029】オリジナル、1バイト表記、2バイト表記の3データについてそれぞれのデータレングスを比較する(ステップ22)。比較後、最小の文字情報レングスを持つ番組データをFM文字多重システム形式に生成し直し、制御(端局)装置4にデータ登録する。すなわち、図3に示すように、文字多重番組データの文字情報(データ)部を読み込み(ステップ23)、文字情報部の文字数のカウント処理と、文字情報部の抽出処理とを行う(ステップ24)。抽出した文字データ部を1バイト表記に変換(ステップ25)あるいは2バイト表記に変換(ステップ26)する。 【0030】オリジナル、1バイト表記、2バイト表記の3データについてそれぞれのデータレングス(長)を比較する(ステップ27)。比較後、最小の文字情報レングス(長)を持つ番組データをFM文字多重システム形式に生成し直し、制御(端局)装置4にデータ登録する(ステップ28)。 【0031】以下に、本発明によるFM文字多重送出システムの動作例を図4を使用して詳細に説明する。データ受信・生成装置(スイッチャ)2は、上位システム(図示せず)からデータ形式(フォーマット)の異なった番組素材データを受信し(ステップ31)、送出システム用のデータ形式(フォーマット)に変換時、あるいは上位システムからデータ形式(フォーマット)の異なった番組素材データを受信し、自システム2内にて番組素材データを生成(ステップ32)時に最適化処理を行い(ステップ33)、制御装置4にデータ転送する(ステップ34)。 【0032】制御(端局)装置4は送出制御データ(編成データ)(自動番組送出制御装置1からの)に従って該当する番組素材データを、例えば18バイト単位にて分割し、プリフィックスと呼ばれる伝送制御データ例えば4バイトを付加し、送出制御データと伴に送出装置(端末装置4に含まれる)にデータ転送する(ステップ35)。 【0033】送出装置は秒単位にて送出制御を行い、変調機(端末装置4に含まれる)に対してデータ送信し、多重化制御(主音声信号に、副音声信号にて例えばFM変調された第一の副搬送波、及び文字データにて変調された第二の副搬送波を重畳する)した後、送信所5にて搬送波をFM変調し、電力増幅してFM音声放送番組としてオンエア(放送;電波として輻射)される。 【0034】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、最適化処理により番組素材データ自身が縮小化されることとなり伝送(データ)量を有効に使用して、より多くの番組データを放送することが可能となる効果がある。また、受信機側にて1番組データ(1ページ)を画面上に表示するスピードが向上する効果がある。すなわち、伝送時間が短くなるからである。特に、一括番組などは、番組データがすべて受信記録された後に1ページ目が表示されるため、番組データ単位の伝送(受信)時間が短縮されればされるほど、早く表示されることとなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000232047 【氏名又は名称】日本電気エンジニアリング株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月9日(1998.7.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082935 【弁理士】 【氏名又は名称】京本 直樹 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−31920(P2000−31920A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月28日(2000.1.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−194755 |
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