| 【発明の名称】 |
転流式直流遮断器 |
| 【発明者】 |
【氏名】細田 稔
【氏名】吉田 亨
【氏名】松田 佳彦
【氏名】大内 茂俊
【氏名】山田 耕也
【氏名】門脇 孝志
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| 【要約】 |
【課題】直流遮断器で確実に直流電流を遮断することが出来る転流式直流遮断器を提供することにある。
【解決手段】本発明の転流式直流遮断器は、真空遮断器と転流スイッチを長円穴を有するリンクを介して機械的に連結することによって、真空遮断器と転流スイッチの開閉ストローク寸法にかかわりなく真空遮断器の一方の電極より他方の電極を離し、他方の電極が電極間の絶縁距離を充分取れる開極位置になってから、転流スイッチを閉じるようにすることにある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】直流回路で使用され、接離可能な電極を有する遮断器と、該遮断器の電極間に直列に接続され、コンデンサと転流スイッチとを有する転流回路を備えた直流遮断器において、電極部と転流スイッチを長穴のリンクを介して機械的に連結し、電極が所定寸法まで開極したことをもって転流スイッチを投入させるようにしたことを特徴とする転流式直流遮断器。 【請求項2】前記遮断器として真空遮断器を使用することを特徴とする請求項1の直流遮断器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、真空遮断器を開極後、転流スイッチを投入して振動転流電流を直流電流に重畳して転流し遮断する転流回路を改良した直流遮断器に関する。 【0002】 【従来の技術】特開昭57−182923号公報に記載されている直流遮断装置は、電極と転流スイッチが、直接連結されており、電極と転流スイッチの開閉ストローク寸法が同一となっている。 【0003】このため、転流スイッチが開極するのは、電極が完全開極位置近くになってからとなり、電極の絶縁回復には充分な位置であるが、電極でのアーク時間が長くなると共に、転流電流の通電が遅いために、時間と共に遮断電流が増加するような回路を遮断する場合には、電極での遮断電流が大きくなってしまうと言う問題があることがわかった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、電極が絶縁回復する位置まで開極した時点で転流スイッチを投入させる様にすると共に、転流電流の通電開始をできるだけ早くして電極でのアーク時間を最短にすることで、安定した遮断が行えるようにした直流遮断器に関する。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の直流遮断器は、真空遮断器の電極駆動部と転流スイッチ駆動部を長円穴を有するリンクを介して機械的に連結し、電極の開閉ストローク寸法と、転流スイッチの開閉ストローク寸法を相違させても、電極が開離して絶縁回復するまで動作した時点で転流スイッチを投入でき、且つ、電極でのアーク時間を最短にできるように転流スイッチを投入するようにしたことにある。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1,図2により説明する。 【0007】図1の直流電源1を有する直流回路2は、転流式直流遮断器3と負荷としてのリアクタンス4及び抵抗5を接続している。転流式直流遮断器3は直流回路2に転流回路6と真空遮断器7を接続している。 【0008】転流回路6は直流回路2に並列にコンデンサ8,リアクトル9,転流スイッチ10,エネルギー吸収装置11を直列に接続している。11は直流回路2の電磁エネルギーを吸収する為のエネルギー吸収装置である。 【0009】図2に示す真空遮断器7は、真空容器12内に一対の電極13,14を配置し、各電極裏面より真空容器外にロッド15,16が伸びている。一方のロッド16と真空容器端板との間にはベローズ17を取り付けている。ベローズ17はロッド16を矢印方向に移動させる役目をしている。ロッド16は操作ロッド18に連結し、操作ロッド18と操作器19とリンク20とはビンにより連結している。転流スイッチ10の可動電極操作ロッド30は、ロッド16に長円穴31Aを有するリンク31を介してピン34で連結されており、電極13,14が接触している状態では、操作ロッド30を引張って転流スイッチ10の可動電極32を開極状態に保持している。また可動電極32は、圧縮ばね33によって常に回路する方向の力が作用しています。 【0010】真空遮断器7は操作器19を駆動して一方の操作ロッド18及びロッド16を矢印方向に移動し、可動電極14を固定電極13より引き離すように移動して行くと、両電極間にアーク電流Iが流れると共に、ロッド16の動作によって、このロッド16に連結された転流スイッチ10の可動電極が開路する方向に動作し、両電極間の絶縁距離を充分確保した開極位置で操作転流スイッチ10を閉じます。転流スイッチ10が閉じた後も、長円穴31Aによって、ロッド16は動作を阻害されることなく矢印方向に移動します。転流電流2Iがアーク電流Iに重畳し、アーク電流は交流波形となり電流零点で確実に遮断できるようになります。 【0011】このように、本発明の転流式直流遮断器3は、両電極間の絶縁距離を確保した開極位置で転流スイッチ10を閉じるように長円穴31Aをリンク31を介して機械的に連結することで、真空遮断器7の電極開閉ストローク寸法に比べて、転流スイッチ10の開閉ストローク寸法を小さくすることができるので、転流電流通電開始タイミングを最適に設定することが可能となる。従って、アーク電流は電流零点で確実に遮断できるようになったので、事故拡大を防止出来るようになった。 【0012】 【発明の効果】以上本発明の転流式直流遮断器によれば、アーク電流は電流零点で確実に遮断できるようになったので、事故拡大を防止出来るようになった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所
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| 【出願日】 |
平成10年7月29日(1998.7.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068504 【弁理士】 【氏名又は名称】小川 勝男
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| 【公開番号】 |
特開2000−48687(P2000−48687A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【出願番号】 |
特願平10−213711 |
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