| 【発明の名称】 |
原稿露光装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】植田 末弘
【氏名】坪岡 賢
【氏名】青木 浩司
【氏名】門屋 厚志
【氏名】松本 良孝
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| 【要約】 |
【課題】従来の原稿露光装置における対向反射板は、読取ライン上における光量分布を均一にするためだけのものであり、光源の初期光量のバラツキや経時劣化による光量変化に対しては、何ら光量の調整を行っておらず、原稿による反射光が変化し原稿の読み取りを使用期間中において常時正確に行うことができないという問題があった。
【解決手段】原稿2に光を照射するキセノンランプ5と、キセノンランプ5からの光を原稿2に反射して照射する固定反射鏡6及び可動反射鏡7,8と、可動反射鏡7,8の角度を調整する可動体15及び駆動モータ16を設け、キセノンランプ5からの照射光の変化に基づいて駆動モータ16を駆動制御し、可動体15を移動させて可動反射鏡7,8の角度を調整して原稿2に照射される光量を一定に制御している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 原稿の読み取りを行うために当該原稿に光を照射する光源と、この光源からの光を原稿に反射して照射する反射鏡とを有した原稿露光装置において、上記光源からの照射光の変化に基づいて上記反射鏡の角度を調整して原稿に照射される光量を一定に制御する光量制御手段を設けたことを特徴とする原稿露光装置。 【請求項2】 反射光を検出する反射光検出手段と、上記光源により光を照射される白色の基準板と、上記光量制御手段は、この基準板からの反射光を反射光検出手段で検出した検出結果と、初期の反射光量とを比較し、この比較結果に基づいて上記反射鏡の角度を調整することを特徴とする請求項1記載の原稿露光装置。 【請求項3】 上記光量制御手段は、上記光源の点灯時間若しくは原稿露光回数に応じて上記反射鏡の角度を調整することを特徴とする請求項1記載の原稿露光装置。 【請求項4】 上記光量制御手段による光量調整の最大調整以上の反射鏡の角度調整を規制する規制手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の原稿露光装置。 【請求項5】 規制手段により反射鏡の角度調整の規制を検出する検出手段を設け、該検出手段の検出結果により光源の寿命が切れたことを警告する警告手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の原稿露光装置。 【請求項6】 原稿の読み取りを行うために当該原稿に光を照射する光源と、この光源からの光を原稿に反射して照射する反射鏡とからなる光学ユニットを有し、原稿の全面を露光走査するために光学ユニットを往復移動させる光学ユニット移動手段を備えた原稿露光装置において、上記光学ユニット移動手段による光学ユニットの往復移動に連動して上記反射鏡の角度を調整して原稿に照射される光量を一定に制御する光量制御手段を設けたことを特徴とする原稿露光装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の読み取りを行うために当該原稿に光を照射する光源と、この光源からの光を原稿に反射して照射する反射鏡とを有したものにおいて、原稿に照射される光量を一定に制御する原稿露光装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、原稿の画像面に照射される光量を一定にした原稿露光装置が特開平4−23362号公報に記載されていた。この原稿露光装置は、管状光源からの光を原稿の画像の読取ライン方向に反射させる対向反射板の反射面を、管状光源の中央付近からの照射光を読取ラインの端部へ向けて反射するように形成し、読取ライン上における光量分布を均一にして正確な原稿の読み取りを行うものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の原稿露光装置における対向反射板は、読取ライン上における光量分布を均一にするためだけのものであり、光源の初期光量のバラツキや経時劣化による光量変化に対しては、何ら光量の調整を行っておらず、原稿による反射光が変化し原稿の読み取りを使用期間中において常時正確に行うことができないという問題があった。 【0004】本発明は上記の問題に鑑みなされたものであり、光源からの照射光の変化に基づいて上記反射鏡の角度を調整して原稿に照射される光量を一定に制御することにより、使用期間中において常に一定の原稿への光量を照射可能にしたことを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために請求項1記載の発明は、原稿の読み取りを行うために当該原稿に光を照射する光源と、この光源からの光を原稿に反射して照射する反射鏡とを有し、光源からの照射光の変化に基づいて反射鏡の角度を調整して原稿に照射される光量を一定に制御する光量制御手段を設けている。 【0006】請求項2記載の発明は、反射光を検出する反射光検出手段と、光源により光を照射される白色の基準板と、この基準板からの反射光を反射光検出手段で検出した検出結果と、初期の反射光量とを比較し、この比較結果に基づいて反射鏡の角度を調整する光量制御手段とを備えている。 【0007】請求項3記載の発明の光量制御手段は、光源の点灯時間若しくは原稿露光回数に応じて上記反射鏡の角度を調整している。 【0008】請求項4記載の発明は、光量制御手段による光量調整の最大調整以上の反射鏡の角度調整を規制する規制手段を設けている。 【0009】請求項5記載の発明は、規制手段により反射鏡の角度調整の規制を検出する検出手段を設け、該検出手段の検出結果により光源の寿命が切れたことを警告する警告手段を設けている。 【0010】請求項6記載の発明は、原稿の読み取りを行うために当該原稿に光を照射する光源と、この光源からの光を原稿に反射して照射する反射鏡とからなる光学ユニットを有し、原稿の全面を露光走査するために光学ユニットを往復移動させる光学ユニット移動手段を備え、光学ユニット移動手段による光学ユニットの往復移動に連動して反射鏡の角度を調整して原稿に照射される光量を一定に制御する光量制御手段を設けている。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明の原稿露光装置の実施形態を図1とともに説明する。図1は本発明の原稿露光装置を用いた画像記録装置を示すものであり、画像記録装置本体1の上部に原稿2を載置する原稿台3が設けられ、該原稿台3の下部に当該原稿台3に載置された原稿2に光を照射するためのランプユニット4が原稿台3下側を往復動可能に設けられている。 【0012】このランプユニット4は、原稿2へ光を照射するキセノンランプ5と、このキセノンランプ5から原稿2へ直接照射されなかった光を原稿2へ反射する固定反射鏡6と、この固定反射鏡6の両側に角度調整可能に設けられた可動反射鏡7,8と、原稿2からの反射光を原稿2の画像を光学的に読み取るためのCCDセンサ9へ反射させる第1反射ミラー10とから構成されている。 【0013】この第1反射ミラー10により反射された反射光をCCDセンサ9へ導くための第2,第3反射ミラー11,12と、レンズ13と、CCDセンサ9とが設けられ、上記ランプユニット4とで原稿露光装置を構成している。そして、CCDセンサ9に画像処理部14が接続され、原稿台3の画像読取領域以外の部分に原稿2への光量を一定にするために可動反射鏡7,8の角度調整を行うのに用いる基準となる反射光を得るための白色板15を設けている。 【0014】上記原稿露光装置の実施形態1について図2とともに説明すると、固定反射鏡6の両端に可動反射鏡7,8が回動軸7a,8aにより軸支され、この可動反射鏡7,8の他端に係合ピン7b,8bが形成されている。 【0015】この係合ピン7b,8bは可動反射鏡7,8の角度を可変するためのコ字状の可動体15の先端に穿設された長孔15a,15bに係合されており、この可動体15は中心部に駆動モータ16のネジ付きの駆動軸17が噛合するネジ孔18が穿設されており、駆動モータ16の駆動軸17の回動により、駆動軸17と噛合したネジ孔18のネジによって可動体15は図の実線で示す位置から破線で示す位置まで移動する。なお、可動体15は固定反射鏡6及び可動反射鏡7,8からの反射光を遮らない位置に配設されている。 【0016】この可動体15の移動によって可動反射鏡7,8は回動軸7a,8aを軸として図の実線で示す位置から破線で示す位置までその角度が可変され、キセノンランプ5から照射される光の原稿台3側への反射量を調整する。 【0017】まず、通常の画像記録プロセスについて説明すると、画像記録装置の動作スイッチをonすると、原稿露光装置が原稿台3に載置された原稿2へ光を照射し、この原稿2から反射した反射光をCCDセンサ9で検出し、原稿2の画像の読み取りを行い、この検出信号を画像処理部14で画像処理し、印刷処理部分へ画像データとして出力する。また、外部I/Fへ画像データを出力する。 【0018】次に、本発明における原稿露光(読取)プロセス1について説明すると、まず、キセノンランプ5の点灯制御を行い(S1)キセノンランプ5を点灯させ(S2)、ランプユニット4を白色板15に対向する位置まで移動させ、白色板15にキセノン光を照射して(S4)白色板15からの反射光による露光量を検出し、この露光量とメモリ等に記憶されている初期設定値とを比較し(S7)、両者が一致する場合、再度、キセノンランプ5の点灯制御を行い(S1)キセノンランプ5を点灯させ(S2)、原稿台3にキセノン光を照射して原稿2を露光し(S5)、原稿2からの反射光を検出し、この反射光を画像処理部14で画像処理し(S6)、画像データとして出力する(S9)。 【0019】S7で検出した白色板15の露光量と初期設定値が一致しない場合、駆動モータ16の駆動制御を行い、駆動モータ16の駆動軸17を回転させることにより、可動体15を移動させて可動反射鏡7,8の角度が0度になるように調整を行い、白色板15の照度が図6に示す初期値となるようにキセノンランプ5の点灯制御を行う。 【0020】初期設定後においては、検出した露光量と初期設定値との差に基づいて駆動モータ16の駆動制御を行い、駆動モータ16の駆動軸17を回転させることにより、可動体15を移動させて可動反射鏡7,8の角度調整を行い、可動反射鏡7,8及び固定反射鏡6からの反射光量を調整し、原稿2への露光量を一定の露光量となるように調整する。 【0021】さらに、本発明における原稿露光(読取)プロセス2について説明すると、まず、キセノンランプ5の点灯制御を行い(S11)、キセノンランプ5を点灯させる(S12)とともに、ライフカウンタによりキセノンランプ5の点灯時間若しくは原稿露光回数をカウントし(S13)、このカウント値が設定ライフ値に一致したかどうかを判断し(S14)、両者が一致すると記録媒体に記憶されている可動反射鏡7,8の角度情報を読みだし(S15)、この角度情報に基づいて駆動モータ16を制御し、可動反射鏡7,8の角度制御を行い(S16)、キセノンランプ5からの光を可動反射鏡7,8及び固定反射鏡6で原稿台3へ反射させて(S17)原稿2へ照射させ(S18)、原稿2からの反射光を検出し、この反射光を画像処理部14で画像処理し(S19)、画像データとして出力する(S20)。 【0022】上記キセノンランプ5は図9及び図10に示すように、点灯時間若しくは露光回数(走行回数)に比例して光量が劣化するので、点灯時間若しくは露光回数に基づいて可動反射鏡7,8を調整することで、露光量を一定にすることができ、常に同条件での原稿の読み取りを行うことができる。 【0023】上記原稿露光プロセス1,2における調光範囲としては20%程度調光可能として可動反射鏡7,8の角度調整を行い得るように構成する。 【0024】次に、本発明の原稿露光装置の実施形態2を図11とともに説明する。本実施形態2においては、可動体15のネジ孔18に第1ギヤ21の駆動軸21aが噛合されており、第1ギヤ21に第2ギヤ22が噛合され、この第2ギヤ22に第3ギヤ23が噛合されている。 【0025】この第3ギヤ23は台板に固定された爪24によりランプユニットが往復移動する度に回転させられ、この第3ギヤ23の回転により第2ギヤ22を介して第1ギヤ21が回転し、可動体15が移動して可動反射鏡7,8の角度をランプユニットの往復移動に連動させて調整し、露光量を一定に調整している。 【0026】本発明の原稿露光装置の実施形態3を図12とともに説明する。本実施形態3においては、実施形態1と同様に駆動モータ16を用いたものであるが、駆動軸17を実施形態1に比べ長く形成し、この駆動軸17の先端側にネジのない部分17aを形成している。このように駆動軸17を形成することにより、可動体16の移動可能範囲を規制し、可動反射鏡7,8の最大調整角度以上の調整を規制し、可動反射鏡7,8の角度調整による露光量の過調整を防止している。 【0027】本発明の原稿露光装置の実施形態4を図13とともに説明する。本実施形態4においては、実施形態3と同様に駆動軸17を実施形態1に比べ長く形成し、この駆動軸17の先端側にネジのない部分17aを形成したものであり、この駆動軸17の先端部に隣接させて可動体15を検知する検知センサ25を設けている。このように検知センサ25を設けることにより、可動体15がこの部分まで移動し検知センサ25に当接してこの検知センサ25をonさせると、可動反射鏡7,8の角度が最大調整角度以上になったことであり、この検知センサ25のonによりキセノンランプ5の寿命がなくなったことを表示部(図示せず)の表示や警告音により使用者に警告する。 【0028】 【発明の効果】請求項1記載の発明は、原稿の読み取りを行うために当該原稿に光を照射する光源と、この光源からの光を原稿に反射して照射する反射鏡とを有し、光源からの照射光の変化に基づいて反射鏡の角度を調整して原稿に照射される光量を一定に制御する光量制御手段を設けているので、光源の照射光量の変化に関係なく、原稿に照射される光量を一定にすることができ、原稿の画像内容を正確に読み取ることができる。 【0029】請求項2記載の発明は、反射光を検出する反射光検出手段と、光源により光を照射される白色の基準板と、この基準板からの反射光を反射光検出手段で検出した検出結果と、初期の反射光量とを比較し、この比較結果に基づいて反射鏡の角度を調整する光量制御手段とを備えているので、光源個々の光量のバラツキに関係なく、光源の劣化による照射光量の変化に関係なく、原稿に照射される光量を一定にすることができ、原稿の画像内容を正確に読み取ることができる。 【0030】請求項3記載の発明の光量制御手段は、光源の点灯時間若しくは原稿露光回数に応じて上記反射鏡の角度を調整しているので、光源の劣化による照射光量の変化に関係なく、原稿に照射される光量を一定にすることができ、原稿の画像内容を正確に読み取ることができる。また、基準となる照射光量を検出するための部材を設けることなく、原稿に照射される光量を一定にすることができる。 【0031】請求項4記載の発明は、光量制御手段による光量調整の最大調整以上の反射鏡の角度調整を規制する規制手段を設けているので、反射鏡の過度の角度調整を防止することができる。 【0032】請求項5記載の発明は、規制手段により反射鏡の角度調整の規制を検出する検出手段を設け、該検出手段の検出結果により光源の寿命がなくなったことを警告する警告手段を設けているので、光源が寿命になったことを使用者に認識させることができ、光源の交換時期等を簡単な構成で知らせることができる。 【0033】請求項6記載の発明は、原稿の読み取りを行うために当該原稿に光を照射する光源と、この光源からの光を原稿に反射して照射する反射鏡とからなる光学ユニットを有し、原稿の全面を露光走査するために光学ユニットを往復移動させる光学ユニット移動手段を備え、光学ユニット移動手段による光学ユニットの往復移動に連動して反射鏡の角度を調整して原稿に照射される光量を一定に制御する光量制御手段を設けているので、反射鏡の角度調整を機械的な構造でしかも光学ユニットの移動に連動させて調整することができ、制御系の負担を低減することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年6月25日(1998.6.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103296 【弁理士】 【氏名又は名称】小池 隆彌
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| 【公開番号】 |
特開2000−10214(P2000−10214A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月14日(2000.1.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−178236 |
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