| 【発明の名称】 |
圧力センサーモジュール及び圧力センサーモジュールの製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】子林 みどり
【氏名】古橋 潤
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| 【要約】 |
【課題】簡単かつ安価に製造し、かつ曲げ強度の強い小型の圧力センサーモジュールを提供する。
【解決手段】圧力センサーを構成する回路部分や非接触データキャリアの回路部分を構成するICチップ3( チップ部品8) を実装したリードフレーム4を、エポキシ樹脂等によってトランスファー成形を行い、樹脂成形体5を作製する。このとき、当該樹脂成形体5に、圧力センサーチップ2を実装するリードフレーム面を底面に露出させたキャビティ6を形成する。当該キャビティ6内に圧力センサーチップ2を実装して、キャビティ6内にシリコーン樹脂等の圧力伝達性樹脂7を充填して、圧力センサーチップ2を樹脂封止する。そして不要なリードフレーム部分を切除して圧力センサーの校正を行い、本発明に係る圧力センサーモジュール1を得る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 リードフレーム裏面に実装された圧力センサー用ICチップ及びチップ部品を封止すると共に、当該リードフレームの表面の一部が露呈するようにキャビティーが作成された樹脂成形体を有し、前記キャビティー内リードフレーム面に圧力センサーチップが実装され、当該キャビティー内が圧力伝達性樹脂により充填された両面実装型の圧力センサーモジュール。 【請求項2】 リードフレームの一方の面に実装された圧力センサー用ICチップ及びチップ部品を封止すると共に、当該リードフレーム面の一部が露呈するようにキャビティーが作成された樹脂成形体を有し、前記キャビティー内リードフレーム面に圧力センサーチップが実装され、当該キャビティー内が圧力伝達性樹脂により充填された圧力センサーモジュール。 【請求項3】 請求項1記載において、ICベアチップが実装された圧力センサーモジュール。 【請求項4】 請求項2記載において、ICベアチップが実装された圧力センサーモジュール。 【請求項5】 請求項1から4において、リードフレームに備えられた外部端子により前記圧力センサーの出力値を校正することができる圧力センサーモジュール。 【請求項6】 請求項1から4において、前記チップ部品は非接触データキャリア用ICチップであって、非接触データキャリア用アンテナコイルを接続する外部端子を備えた圧力センサーモジュール。 【請求項7】 リードフレーム表面に圧力センサー用ICチップ及びチップ部品を実装後、トランスファー成形により、前記ICチップ及びチップ部品を封止すると同時に前記リードフレーム裏面の一部を露呈させるキャビティを設けた樹脂成形体を作成し、その後、当該キャビティ内に圧力センサーチップを実装した後、当該キャビティ内に圧力伝達性樹脂を充填する圧力センサーモジュールの製造方法。 【請求項8】 リードフレームの一方の面に圧力センサー用ICチップ及びチップ部品を実装後、トランスファー成形により、前記ICチップ及びチップ部品を封止すると同時に当該リードフレーム実装面の一部を露呈させるキャビティを設けた樹脂成形体を作成し、その後、当該キャビティ内に圧力センサーチップを実装した後、当該キャビティ内に圧力伝達性樹脂を充填する圧力センサーモジュールの製造方法。 【請求項9】 請求項7において、前記キャビティ内でICベアチップを実装する圧力センサーモジュールの製造方法。 【請求項10】 請求項8記載において、前記キャビティ内でICベアチップを実装する圧力センサーモジュールの製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は圧力センサーモジュール及び圧力センサーモジュールの製造方法に関する。具体的には、圧力サンサーが備えられ、ICチップを主な内部部品として持ち、非接触で外部装置との間で信号を送受信する非接触データキャリアなどに応用可能な圧力センサーモジュールの構造及びその製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】圧力センサーは通常、可変コンデンサや可変抵抗などの可変容量部品の形態をとっており、加圧力に応じてその容量が変化する圧力センサーチップと、その変化量から圧力を換算するICチップによって構成されている。また、必要に応じて圧力センサーチップとICチップ以外に各種機能を果たすための外部電子部品が接続される。 【0003】この圧力センサーにあっては、これらの内部部品を外部からの衝撃から保護するため樹脂等によって封止された圧力センサーモジュールとして提供されるが、当該封止樹脂には、通常、温度依存性が小さく圧力伝達を妨げない低硬度のシリコーン樹脂が用いられる。 【0004】図7はこのような圧力センサーモジュール50の断面図であって、当該圧力センサーモジュール50は、ICチップ52を実装した実装基板53及び圧力センサーチップ51並びにその他の外部電子部品(チップ部品)を実装するリードフレーム54と、当該リードフレーム54を露出するようにして構成された2つのキャビティ56,57を有する樹脂成形体55とを備えている。 【0005】一方のキャビティ56内では圧力センサーチップ51が、圧力センサーチップ51のチップパッドとリードフレーム54上のボンディングパッドがボンディングワイヤ59によって実装され、シリコーン樹脂などの圧力伝達性樹脂61が充填されている。残る一方のキャビティ57内では、圧力センサーを構成するICチップ52や、その他のICチップなどのチップ型外部電子部品が同じくボンディングワイヤ58などによって実装され、エポキシ樹脂などの強度を有する封止樹脂62が注型されてパッケージ全体の強度を保持している。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような構造の圧力センサーチップ51では、2種類の異なる樹脂61,62を用いた注型・硬化を行なうため、工程数が多くなり製造コストが割高であった。また、2つのキャビティ56,57内には、それぞれにワイヤボンディングやチップマウントを行なうために充分なキャビティスペースを設けなくてはならず、パッケージサイズが大きくなってしまう結果となっていた。 【0007】また、曲げ強度や耐衝撃性を付与させるためには、パッケージ高さ/面積比を大きくする必要があり、このためパッケージの全体を厚くしなければならず、結果としてパッケージサイズが増大する結果となっていた。 【0008】さらに、圧力センサーチップ51を実装するキャビティー56内がシリコーン樹脂61によって充填されていることから、この部分によって曲げに弱い構造となり易かった。 【0009】本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、圧力センサーモジュールを安価かつ容易に製造し、パッケージサイズを小さくすると共に曲げ強度に強い圧力センサーモジュールを提供することを、その目的としている。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的のため、圧力センサーを構成するICチップやその他のチップ部品を封止すると共に、圧力センサーチップを納めるためのキャビティを形成した樹脂成形体を成形成した後に、当該キャビティ内に圧力センサーチップを実装しようとするものである。 【0011】本願請求項1記載の圧力センサーモジュールは、リードフレーム裏面に実装された圧力センサー用ICチップ及びチップ部品を封止すると共に、当該リードフレームの表面の一部が露呈するようにキャビティーが作成された樹脂成形体を有し、前記キャビティー内リードフレーム面に圧力センサーチップが実装され、当該キャビティー内が圧力伝達性樹脂により充填された両面実装型の圧力センサーモジュールである。 【0012】このような構造とすることによって、従来のICパッケージ工程にてキャビティー付パッケージを製造し、そのキャビティー内にセンサーチップを実装することにより、容易に圧力センサーモジュールを得ることができる。従って、簡単かつ安価に圧力センサーモジュルを得ることができる。また、キャビティ内における実装は圧力センサーチップのみであるために、パッケージ面積を小さくすることができる。この結果、実質的なパッケージ高さ/面積比を大きくでき、曲げ強度を大きくできる。 【0013】さらに、当該モジュールにおいては両面実装となっているため、圧力センターチップ部分における強度も高くなる。 【0014】本願請求項2記載の圧力センサーモジュールは、リードフレームの一方の面に実装された圧力センサー用ICチップ及びチップ部品を封止すると共に、当該リードフレーム面の一部が露呈するようにキャビティーが作成された樹脂成形体を有し、前記キャビティー内リードフレーム面に圧力センサーチップが実装され、当該キャビティー内が圧力伝達性樹脂により充填された。 【0015】この圧力センサーモジュールによっても、請求項1記載の圧力センサーモジュールと同様に簡単かつ安価に、曲げ強度の高い圧力センサモジュールを得ることができる。 【0016】本願請求項3記載の圧力センサーモジュールは、請求項1記載において、ICベアチップが実装された圧力センサーモジュールである。 【0017】また本願請求項4記載の圧力センサーモジュールは、請求項2記載において、ICベアチップが実装された圧力センサーモジュールである。 【0018】このようにICチップとしてICベアチップを用いることができ、例えばCOB実装することによりより一層容易に圧力センサーモジュールを得ることができる。 【0019】さらに本願請求項5記載の圧力センサーモジュールは、請求項1から4において、リードフレームに備えられた外部端子により前記圧力センサーの出力値を校正することができる圧力センサーモジュールである。 【0020】このように外部端子を用いて圧力センサーの出力値を校正可能にすることにより、信頼性の高い圧力センサーモジュールを提供できる。 【0021】また本願請求項6記載の圧力センサーモジュールは、請求項1から4において、前記チップ部品は非接触データキャリア用ICチップであって、非接触データキャリア用アンテナコイルを接続する外部端子を備えた圧力センサーモジュールである。 【0022】このような圧力センサーモジュールを用いることによって、圧力センサー付きの非接触データキャリアを容易かつ安価に提供できる。また、取付け場所、用途により種々のアンテナコイルとの組み合わせが可能となる。 【0023】本願請求項7記載の圧力センサーモジュールの製造方法は、リードフレーム表面に圧力センサー用ICチップ及びチップ部品を実装後、トランスファー成形により、前記ICチップ及びチップ部品を封止すると同時に前記リードフレーム裏面の一部を露呈させるキャビティを設けた樹脂成形体を作成し、その後、当該キャビティ内に圧力センサーチップを実装した後、当該キャビティ内に圧力伝達性樹脂を充填する圧力センサーモジュールの製造方法である。 【0024】当該方法によれば、ICチップ及びチップ部品を樹脂封止する一度のトランスファー成形とキャビティ内に圧力伝達性樹脂を充填する2つの封止工程により圧力センサーモジュールを作成できる。このため、製造工程が容易になり、安価に圧力センサーモジュールを得ることができる。また、当該方法によれば、圧力センサーチップを成形後に樹脂封止することになるため、余分な衝撃が圧力センサーチップに加わらず、製造工程中における破損を防ぐこともできる。 【0025】また本願請求項8記載の圧力センサーモジュールの製造方法は、リードフレームの一方の面に圧力センサー用ICチップ及びチップ部品を実装後、トランスファー成形により、前記ICチップ及びチップ部品を封止すると同時に当該リードフレーム実装面の一部を露呈させるキャビティを設けた樹脂成形体を作成し、その後、当該キャビティ内に圧力センサーチップを実装した後、当該キャビティ内に圧力伝達性樹脂を充填する圧力センサーモジュールの製造方法である。 【0026】当該方法においても請求項7記載の製造方法と同様に、製造工程が容易になり、安価に圧力センサーモジュールを得ることができる。また、製造工程中における圧力センサーチップの破損を防ぐこともできる。 【0027】さらに本願請求項9記載の製造方法では、請求項7において、前記キャビティ内でICベアチップを実装することとしている。 【0028】また請求項10記載の製造方法では、請求項8において、前記キャビティ内でICベアチップを実装することとしている。 【0029】これらの方法では、圧力センサーチップの実装が容易にでき、さらに圧力センサーモジュールを容易に作製できる。 【0030】 【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態である圧力センサーモジュールの断面構造図、図2は図1の圧力センサーモジュールに用いられるリードフレームを示す平面図、図3は図1の圧力センサーモジュールの製造方法を示す説明図、図4は圧力センサーモジュールに用いられる別なリードフレームを示す平面図、図5は本発明の別な実施の形態である圧力センサーモジュールの製造方法を示す説明図、図6は本発明のさらに別な実施の形態である圧力センサーモジュールの製造方法を示す説明図である。以下、各図に従って詳細に説明する。 【0031】図1に示す圧力センサーモジュール1は、リードフレーム4上に圧力センサーチップ2及びICチップ3が実装されており、圧力センサーチップ2を封止した樹脂封止部7とICチップ3を封止した樹脂成形体5とを備えている。 【0032】圧力センサーチップ2としては、圧力センサーモジュール1自体に加わった圧力を検知できる構造のものであればよく、その構成や構造、大きさ等は特に限定されるものではない。 【0033】本発明に係る圧力センサーモジュール1に用いられるチップ部品8も特に限定されるものでもなく、圧力センサーを構成するICチップ3以外のICチップはもちろんのこと、それに付随する抵抗やコンデンサーなどが挙げられる。当該実施の形態における圧力センサーモジュール1にあっては、当該ICチップ3には圧力センサーを構成する回路部分のみならず、非接触データキャリアシステムにおける応答器としての機能を果たす回路が形成されたICチップ3が用いられている。なお図1にあっては、ICチップ3として単一のチップ部品として描かれているが、ICチップ3を含む2以上のチップ部品としてもよいのは言うまでもない。このICチップ及びチップ部品は、一旦COB化した後、実装しても良いし、フレームにダイレクトに実装しても良い。 【0034】当該圧力センサーモジュール1においては、図2に示すようなリードフレーム4が用いられており、その一方の面(表面)にはICチップ3が実装され、残る一方の面(裏面)には圧力センサーチップ2が実装される。また、リードフレームには、圧力センサーの校正用端子が設けられている。これらICチップ3及び圧力センサーチップ2は、それぞれワイヤボンディングによってリードフレーム4上に実装されており、両面実装型となっている。 【0035】上記ICチップ3は樹脂成形体5によって封止されている。当該樹脂成形体5は、ICチップ3やその他のチップ部品8を保護するため、エポキシ樹脂やフェノール樹脂、ポリウレタン、エンジニアリングプラスチック樹脂など十分な機械的強度を有する樹脂材料から形成されている。また、当該樹脂成形体5は、量産性に優れるから、トランスファー成形により作製される。高強度、高耐熱品を得るには、樹脂材料としてエポキシ樹脂、中でも高機械的強度である高フィラー充填のエポキシ樹脂が好適に用いられる。 【0036】この樹脂成形体5には、一つのキャビティ6が形成されている。このキャビティ6は、圧力センサーチップ2を実装して圧力伝達性樹脂によって封止するためのものである。従って、キャビティ6は、圧力センサーチップ2を実装できるよう、キャビティ6の底面にリードフレーム4の裏面(圧力センサーチップ実装面)を露出させて形成される。 【0037】圧力センサーチップ2は上記キャビティ6内に実装される。このとき、キャビティ6底面に露出されたリードフレーム4上にボンディングワイヤ12を用いて実装される。その後、圧力伝達性樹脂7がキャビティ6内に注型され圧力センサーチップ2が樹脂封止される。 【0038】圧力伝達性樹脂7とは、キャビティ6内に封止した圧力センサーチップ2に、当該樹脂表面から加えられた圧力を伝達できる樹脂をいい、より具体的にはシリコーン樹脂のように硬度が低く、温度などの外部条件に依存しないものが好ましく用いられる。 【0039】次に、上記圧力センサーモジュール1の製造方法について、図3に従って詳細に説明する。まず、図3(a) に示すように、例えば図2に示すようなリードフレーム4上にICチップ3をマウントしボンディングワイヤ12を用いて実装する。 【0040】次に、ICチップ3が実装されたリードフレーム4をエポキシ樹脂等を用いてトランスファー成形し、まずICチップ3を封止した樹脂成形体5を得る。このとき、図3( b) に示すように、リードフレーム4の裏面を露出させたキャビティ6を樹脂成形体5に形成する。当該キャビティ6の大きさは、圧力センサーチップ2を実装できる程度の大きさが必要であるが、必要以上に大きくするとパッケージ強度が低くなる。 【0041】その後、樹脂成形体5を反転して、キャビティ6内において圧力センサーチップ2をリードフレーム4上にボンディングワイヤ12により実装する。ICチップ部品を実装したCOBをリードフレームに接続する方法としては、ワイヤボンディングに限られるものではなく、例えば、図4に示すように、ハンダ接合用のパッド部11を設けたリードフレーム4を用いて基板裏面のハンダ接合用パッドとハンダ接合する方法をとることもできる。 【0042】そして、図3( c) に示すように圧力センサーチップ2が納められたキャビティ6内に圧力伝達性樹脂7を充填し、圧力センサーチップ2を封止する。最後にタイバー及び不要なリードフレームを削除した後、圧力センサーの感度校正をし、本発明に係る圧力センサーモジュール1を得る。 【0043】このようにICチップ3などの電子部品を封止した樹脂成形体5に、圧力センサーチップ2を実装可能にキャビティ6を形成することにより、一つのパッケージ体にてICチップ3と圧力センサーチップ2とを封止することができる。また、キャビティ6内で圧力センサーチップ2を実装できるため、製造工程が大幅に簡略化できる。 【0044】また、圧力センサーチップ2は、ICチップ3(及びチップ部品8)を封止した後に封止しているので、圧力センサーチップ2に不用意な衝撃が掛かることなくICチップ3を封止できる。さらに、図1に示す構造の圧力センサーモジュール1にあっては、リードフレーム4の上下面にて圧力センサーチップ2及びICチップ3を実装する構造となっているため、厚み/面積比が大きくなり、耐曲げ性や耐機械的衝撃性を向上させることができる。 【0045】このように本発明によれば、小型で信頼性のある圧力センサーモジュール1を安価にかつ簡単に製造することができる。 【0046】次に、図5に示す圧力センサーモジュール1の製造方法について説明する。当該圧力センサーモジュール1においては、ICチップ3と圧力センサーチップ2とがリードフレーム4の同一面上に実装されている。 【0047】この圧力センサーモジュール1も上記と同様にして作製できる。すわなち、ICチップ3及び圧力センサーチップ2を実装可能に構成されたリードフレーム4を用いて、まず、ICチップ3のみをリードフレーム4上に実装する( 図5( a))。その後、当該ICチップ3が実装されたリードフレーム4をトランスファー成形して、キャビティ6が形成された樹脂成形体5を得る( 図5( b))。その後、キャビティ6内に圧力センサーチップ2を実装して、圧力伝達性樹脂7で樹脂封止する( 図5( c))。最後にタイバー及び不要なリードフレーム部分を削除して圧力センサーの感度校正をした後、圧力センサーモジュール1を得る。 【0048】当該圧力センサーモジュール1においては、ICチップ3と圧力センサーチップ2がリードフレーム4の同一面に実装されている。このような構造では、圧力センサーチップ2を封止する樹脂封止層及びICチップ3を封止する樹脂成形体層をそれぞれ同じ厚みで成形できるため、図1に示す圧力センサーモジュール1に比べてICチップ3実装部分の強度を低下させることなく薄型化を図れる。このように本発明は、圧力センサーモジュール1の小型化及び製造方法の簡略化に大きく寄与できる。 【0049】また、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、様々な実施の形態が考えられる。図6( b) に示す圧力センサーモジュール1は、ICチップ3とその他のチップ部品8が実装基板9上に実装され、当該実装基板9がさらにリードフレーム4上に実装されている。この圧力センサーモジュール1では、図6( a) に示すように、ICチップ3やチップ部品8が実装基板9に予め実装されている。このように、従来と同様に実装基板9上にチップ部品8を予め実装した後にリードフレーム4上に実装した後にトランスファー成形することもできる。さらに、リードフィルムやフレキシブル回路基板上などにICチップ3やチップ部品8などを実装した後に、さらにリードフレーム4上に実装し、その後トランスファー成形してキャビティ6が形成された樹脂成形体5を得るようにしてもよい。もちろん、トランスファー成形に限らず、電子部品が実装されたリードフレーム4をインサート成形すると共にキャビティ6が形成された樹脂成形体5を得ることができれば、当該方法に限るものではない。 【0050】 【実施例】次に、本発明の実施例である圧力センサーモジュールを図1に示す方法により作製した。まず、ボンディングエリアを部分銀めっき処理した銅合金リードフレーム上に、圧力センサー用IC回路が内臓された非接触データキャリア用IC(及びチップ部品)をマウントし、ワイヤボンディングによってICパッドとリードフレーム端子の電気的接続を行なった。次に、エポキシ樹脂を用いて180℃2分間でトランスファー成形して、ICの樹脂封止・ワイヤボンディングの保護を行い、裏面のキャビティ形成を一括して行なった。 【0051】その後、キャビティ内に露出された圧力センサーチップ実装用パッドの成形樹脂汚染を研摩処理により除去した。この際、リードフレームのボンディングパッドのめっき処理が充分に保たれ、ボンディング強度が確保される条件にて研摩を行なった。 【0052】次いで、圧力センサーチップをキャビティ内にマウントし、ワイヤボンディングを行なった後、シリコーン樹脂によりキャビティ内を充填し、80℃30分で硬化させた。最後に、リードフレームのタイバーを切断して、必要なリードフレームの外部端子のみを残して、圧力センサーモジュールを得た。その後、校正用外部端子を用いて圧力センサーの校正を行い、さらにアンテナコイル接続用端子に外部コイルを接続して、非接触データキャリア用の内部部品を得た。 【0053】 【発明の効果】本発明によれば、従来のICパッケージの製造法にてキャビティー付パッケージを得、そのキャビティー内にセンサー実装することにより、容易かつ安価に圧力センサーモジュールを提供できる。 【0054】特に、圧力センサーチップとICチップとを両面実装することにより、曲げ強度の強い圧力センサーモジュールを提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390022415 【氏名又は名称】東芝ケミカル株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年5月17日(1999.5.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077849 【弁理士】 【氏名又は名称】須山 佐一
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| 【公開番号】 |
特開2000−329632(P2000−329632A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月30日(2000.11.30) |
| 【出願番号】 |
特願平11−136109 |
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