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【発明の名称】 粉粒体材料計量用電気・機械併用式ホッパー型秤量器
【発明者】 【氏名】岩田 昌夫

【要約】 【課題】従来の機械式ホッパー型秤量器は、上記のように粉粒体材料を流し込むホッパー容器と組み合わされた6つの槓杆(2〜7)と、1つの棹秤をタイロッドで繋ぎ6つの槓杆(2〜7)からなる槓杆リンク機構のうちの1つの槓杆の一端に取り付けた秤量ダイヤルゲージで粉粒体の重量を直接読みとる形式であるから計量結果の記録がとれない。また、外部計器と接続できない。

【解決手段】粉粒体ホッパー容器1に槓杆2、3を配設し、計量用ボックス11内に槓杆4、5、6、7を配設し、これらをタイロッドで繋いで槓杆リンク機構に構成し、槓杆リンク機構の一部の槓杆7に棹秤8を連設し、また、槓杆6は一端6aに秤量ダイヤルゲージ9を連設し、他端6bをロードビーム型圧縮引張型荷重変換器10の一端10aの連結フック10bにより吊下された機械式ホッパー型秤量器の計量機構を構成し、ロードセルコンバータ盤20との組み合わせで荷重を電気信号として取出すように構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】地盤改良用移動ミキサープラントに投入する粉粒体材料を計量計測する計量器であって、複数の槓杆を組み合わせて成る槓杆リンク機構の動きで直接ダイヤルゲージを動作させ、計量値を読みとる機械式ホッパー型秤量器の前記槓杆リンク機構の一部の槓杆の一端固定部に、ロードビーム型圧縮引張型荷重変換器を取り付け電気式とするとともに、ロードセルコンバータと組み合わせて荷重を電気信号として取り出し、外部計器に接続して、荷重を測定することを特徴とする粉粒体材料計量用電気・機械併用式ホッパー型秤量器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は地盤改良材などの粉粒体をミキサープラントに供給し、その供給量を計量計測する際に用いる粉粒体などを装置に流し込んだり、底の出口から別の容器に移すためのじょうご状の容器に計量器を設けた、いわゆる、ホッパー型計量器に関し、詳しくはその改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術の機械式ホッパー型秤量器の一例を図7〜図10により説明する。図7は従来技術の秤量器の計量機構の概略図であり、図8は同秤量器の正面図であり、図9は同側面図、図10は同背面図である。図において1は粉粒体ホッパー容器で、該粉粒体ホッパー容器に計量用槓杆2、3をまた、計量用ボックス11に計量用槓杆4、5、6、7をタイロッドで機械的に組み合わせてなる計量用槓杆(てこ)リンク機構を構成し、該計量用槓杆リンク機構と連動する棹秤8(目盛りをつけた棹の端に物をかけ棹につけた分銅を動かして重さをはかる秤)、と秤量ダイヤルゲージ9で地盤改良材などの粉粒体の供給量の計量値を読みとる構造からなっている。
【0003】前記の従来の機械式ホッパー型秤量器は、上記のように粉粒体材料を流し込む容器1と組み合わされた6つの槓杆(2〜7)と、1つの棹秤8をタイロッドで繋ぎ6つの槓杆(2〜7)からなる槓杆リンク機構のうちの1つの槓杆6の一端に取り付けた秤量ダイヤルゲージ9で粉粒体の重量を直接読みとるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記の従来技術の秤量器には以下の問題がある。
1)機械式のため計量結果の記録ができない。
2)外部計器と接続することができない。
3)6つの槓杆と1つの棹秤を「てこ」の原理でタイロッドで機械的に組み合わせ直接ダイヤルゲージで読みとる機構のためゼロ並びにスパンの調整が難しく時間もかかる問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の問題点を解決するためになされたものであり、地盤改良用移動ミキサープラントに投入する粉粒体材料を計量計測する計量器であって、複数の槓杆を組み合わせて成る槓杆リンク機構の動きで直接ダイヤルゲージを動作させ、計量値を読みとる機械式ホッパー型秤量器を前記槓杆リンク機構の一部の槓杆の一端固定部に、ロードビーム型圧縮引張型荷重変換器を取り付け電気式とするとともに、ロードセルコンバータと組み合わせて荷重を電気信号として取り出し、外部計器に接続して、荷重を測定する粉粒体材料計量用電気・機械併用式ホッパー型秤量器に構成したことである。
【0006】上記のように機械式ホッパー型秤量器の計量機構を構成する槓杆リンク機構の6つの槓杆とこれを繋ぐタイロッドのうちの1つの槓杆の一端固定部をはずし、ここにロードビーム型圧縮引張型荷重変換器を取り付けて計量検出部とし、ロードセルコンバータ盤との組み合わせで荷重を電気信号として取り出すことにより、外部計器との接続が可能となり、計量結果が記録できるようになるとともに、ゼロ並びにスパン調整時間の短縮など、維持管理が容易となる。
【0007】ロードビーム型圧縮引張型荷重変換器は金属抵抗体がひずみを受けると、その抵抗値が変化する原理を利用した変換器であり、荷重を電気的に測定、遠隔指示、記録、制御を行う機能を有する。
【0008】ひずみゲージのひずみによる抵抗値の変化は、極めて微少であるのでこれをホイートストンブリッジ回路を利用して、ロードセルコンバータと組み合わせて電圧変化として取り出し、電圧出力を増幅して荷重を測定しようとするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の電気・機械併用式ホッパー型秤量器の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明の秤量器の計量機構の概念図であり、図2はこの発明の秤量器の正面図であり、図3は同じく側面図であり、図4は同じく背面図である。図5はこの発明の秤量器のロードビーム型圧縮引張型荷重変換器の部分詳細図であり、図6は同じくロードセルコンバータ盤図である。
【0010】図中1は粉粒体ホッパー容器で、該粉粒体ホッパー容器に槓杆2、3を配設し、計量用ボックス11内に槓杆4、5、6、7を配設し、これらをタイロッドで繋いで槓杆リンク機構を構成する。この槓杆リンク機構の一部の槓杆7に棹秤8を連設し、また、槓杆6は一端6aに秤量ダイヤルゲージ9を連設し、他端6bは図5に示すロードビーム型圧縮引張型荷重変換器10の一端10aの連結フック10bにより吊下された機械式ホッパー型秤量器の計量機構に構成する。上記の様に、槓杆リンク機構の6つの槓杆とこれを繋ぐタイロッドのうちの1つの槓杆6の一端固定部6bをはずし、ここにロードビーム型圧縮引張型荷重変換器10を取り付けて計量検出部とし、ロードセルコンバータ盤20との組み合わせで荷重を電気信号として取り出すことができる。図6において、ロードセルコンバータ盤20にはゼロ調整トリマー21、ゼロ調整スイッチ22、ゲイン調整トリマー23、ゲイン調整スイッチ24、コールスイッチ25、電源表示ランプ26、電源スイッチ27、モニター端子28、外部接続端子台29、ヒューズホルダー30を有するロードセルコンバータ13が設けられている。
【0011】以下この発明の秤量器による計量操作を説明する。先ず、秤量器とロードセルコンバータ盤20を(図6参照)所定位置にセットしてケーブルで接続し、接続に間違いないことを確認後、ロードセルコンバータ盤20に電源を供給し、順次以下の操作を行う。
a)ロードセルコンバータ盤の主電源を入れ、ロードセルコンバータ13の電源スイッチを「ON」にし、ロードセルコンバータを約10分間ヒートランして安定させる。
b)変換器10の負荷又は秤量を初期状態、もしくはゼロであるべき状態にする。
c)電流出力端子に電流計(デジタルテースター、デジタルマルチメーターなど)500Q以下の負荷抵抗を直列に接続し電流計の指示値が4mAとなるようゼロ調整用トリマー21で調整する。
d)既知の負荷又は基準分銅が用意できる場合は、変換器に加えた状態で出力電流が希望する相当値になるようゲイン調整用トリマー23で調整する。
e)既知の負荷又は基準分銅が用意できない場合は内蔵の校正値を利用、コールスイッチ25を押しながら出力電流値が希望する相当値になるようにゲイン調整用トリマー23で調整する。この場合は出力に関する実測データを参照する必要がある。
f)正確さを期するために再度ゼロ調整、ゲイン調整を繰り返す。
【0012】以上で、ゼロ並びにスパン整列が終了し、粉粒体のホッパー容器への供給を開始すると計量値の信号がリアルタイムで出力され、接続された外部計器により結果を自動的に記録する。また、この発明の電気・機械併用式ホッパー型秤量器は、いかなる外部計器にも接続することができ、工業用計量システム、各種自動機器、試験機などの機器に組み込むことが可能である。
【0013】
【発明の効果】この発明の電気・機械併用式ホッパー型秤量器を使用して粉粒体管理を実施した結果、前記のように機械式ホッパー型秤量器の計量機構を構成する6つの槓杆とこれを繋ぐタイロッドの1つの槓杆の一端固定部をはずし、ここにロードビーム型圧縮引張型荷重変換器を取り付けて計量検出部とし、ロードセルコンバータ盤との組み合わせで荷重と電気信号として取り出すことにより、外部計器との接続が可能となり、計量結果が記録できるようになるとともに、ゼロ並びにスパン調整時間の短縮など、維持管理が容易となる。
【0014】ロードビーム型圧縮引張型荷重変換器は金属抵抗体がひずみを受けると、その抵抗値が変化する原理を利用した変換器であり、荷重を電気的に測定、遠隔指示、記録、制御を行う機能を有する。
【0015】ひずみゲージのひずみによる抵抗値の変化は、極めて微少であるのでこれをホイートストンブリッジ回路を利用して、ロードセルコンバータと組み合わせて電圧変化として取り出し、電圧出力を増幅して荷重を測定できるなどの作用が確認され、トラブルもなく、正確な粉粒体材料の施工管理を行うことができた。この発明の電気・機械併用ホッパー型秤量器はいかなる外部計器にも接続することができ、工業用計量システム、各種自動機器、試験機などの機器組み込み用として手軽に利用できる。この発明の電気・機械併用式ホッパー型秤量器は手軽で非常に有効な秤量器である。
【出願人】 【識別番号】000185972
【氏名又は名称】小野田ケミコ株式会社
【出願日】 平成11年3月17日(1999.3.17)
【代理人】 【識別番号】100061284
【弁理士】
【氏名又は名称】斎藤 侑 (外2名)
【公開番号】 特開2000−266591(P2000−266591A)
【公開日】 平成12年9月29日(2000.9.29)
【出願番号】 特願平11−71861