| 【発明の名称】 |
荷幅検出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】小川 和彦
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 検出線上の障害物を検出する物品センサを少なくとも2個、コンベアに対して検出線の向きを異ならせて配置し、前記少なくとも2個の物品センサでの荷物の検出信号のオンの時間幅の差に相当する値から、荷幅を検出するための荷幅検出手段を設けたことを特徴とする、荷幅検出装置。 【請求項2】 前記少なくとも2個の物品センサの、一方を検出線をコンベアの搬送方向にほぼ直角に配置し、他方を検出線をコンベアの搬送方向に対して斜めに配置すると共に、前記少なくとも2個の物品センサのオン時刻の差を、オンの時間幅の差に相当する値とすることを特徴とする、請求項1の荷幅検出装置。 【請求項3】 前記少なくとも2個の物品センサを、検出線をコンベアの搬送方向に対して、共に斜めに配置したことを特徴とする、請求項1の荷幅検出装置。 【請求項4】 前記荷幅検出手段を荷物を直方体状と仮定して荷幅を求めるように構成し、求めた荷幅から前記少なくとも2個の物品センサのオン/オフの挙動を逆算して、実際のオン/オフの挙動と比較し、その不一致の程度から荷物が異形であることを検出するための、異形検出手段を設けたことを特徴とする、請求項1の荷幅検出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の利用分野】この発明は荷幅の検出に関し、特にビデオセンサやラインセンサなどを用いずに、比較的少数の物品センサで荷幅を検出することに関する。 【0002】 【従来技術】配送センターなどでは荷物の幅を検出することが必要になる。このため、多数の物品センサを1列に配置したラインセンサや、ビデオカメラを用いたビデオセンサなどで、荷幅を測定することが行われている。しかながらラインセンサやビデオセンサは高価である。 【0003】 【発明の課題】この発明の課題は、少数の物品センサを用いて、荷幅を検出することにある(請求項1〜4)。請求項2の発明での追加の課題は、上記のための具体的構成を提供することにある。請求項3の発明での追加の課題は、直方体以外の形状の荷物の荷幅も検出できるようにすることにある。請求項4の発明での追加の課題は、2個の物品センサで、荷物が異形か否か検出することにある。 【0004】 【発明の構成】この発明は、検出線上の障害物を検出する物品センサを少なくとも2個、コンベアに対して検出線の向きを異ならせて配置し、前記少なくとも2個の物品センサでの荷物の検出信号のオンの時間幅の差に相当する値から、荷幅を検出するための荷幅検出手段を設けたことを特徴とする、荷幅検出装置にある。好ましくは、前記少なくとも2個の物品センサの、一方を検出線をコンベアの搬送方向にほぼ直角に配置し、他方を検出線をコンベアの搬送方向に対して斜めに配置すると共に、前記少なくとも2個の物品センサのオン時刻の差を、オンの時間幅の差に相当する値とする。また好ましくは、前記少なくとも2個の物品センサを、検出線をコンベアの搬送方向に対して、共に斜めに配置する。好ましくは、前記荷幅検出手段を荷物を直方体状と仮定して荷幅を求めるように構成し、求めた荷幅から前記少なくとも2個の物品センサのオン/オフの挙動を逆算して、実際のオン/オフの挙動と比較し、その不一致の程度から荷物が異形(上面視で長方形以外の形状)であることを検出するための、異形検出手段を設ける。 【0005】 【発明の作用と効果】請求項1の発明では、少なくとも2個の物品センサで物品(荷物)を検出し、それらのオンの時間幅の差に対応する値を求める。この時間幅の差は、例えば1方がオンした後、他方がオンするまでの時刻差や、双方の実際のオンの時間幅の差等から求める。実施例の項で詳述するように、この時間幅の差は直方体状等の物品の場合、荷幅に対応する。 【0006】請求項2の発明では、物品センサの一方を、検出線がコンベアの搬送方向に直角になるように配置するので、物品センサの配置が簡単で、得られた信号から荷幅を求める処理も容易である。またオン時刻の差を用いるので、荷幅を求める処理がさらに容易になる。請求項3の発明では、物品センサを共に検出線をコンベアの搬送方向に対して斜めに配置する。すると例えば図4に示すように、直方体以外の形状の物品の荷幅も検出できる。 【0007】2個の物品センサを用いた場合、得られる信号は各センサのオンの時間幅と、オン時刻の差の3種である。この内の2つの信号で、オンの時間幅の差に対応する値を得ることができ、直方体状と仮定すれば、荷幅を検出することができる。測定値には有意な信号が1つ残っており、請求項4の発明では、直方体状と仮定して求めた荷幅から残る有意な信号を逆算して比較する。荷物が直方体状であれば、これらの値は一致し、円筒状等の異形の場合、これらの値は一致しない。そこでこの不一致の程度から、荷物が異形か否かを検出できる。 【0008】 【実施例】図1〜図7に、実施例とその変形とを示す。これらの図において、2,12,22,32は荷幅検出装置で、4は幅寄せコンベアで、設けなくても良い。6は通常のコンベアで、PH1〜PH3は物品センサで、40は検出部、41は荷幅検出部、42は異形検出部である。また8,9,10,11,21は荷物である。 【0009】図1に基本的な実施例を示すと、荷幅検出装置2の上流側に幅寄せコンベア4を設けて、荷物8をコンベア6の一側部に幅寄せする。幅寄せコンベア4の作用は、荷物8の一方の側部をコンベア6の側端部に寄せて、荷物8の姿勢を整えると共に、荷幅の検出を容易にすることにあり、図7を用いて後述するように、幅寄せコンベア4は設けなくても良い。 【0010】6は通常のコンベアで、ローラコンベアやベルトコンベア等を用い、通常は一定速度で荷物8を図の右から左方向へ搬送する。PH1、PH2は物品センサで、光電センサや赤外線センサ,紫外線センサ,超音波センサ等を用い、検出線がコンベア6を跨ぐように配置し、かつそれらの向きを異ならせておく。物品センサPH1は、例えばコンベア6の搬送方向に検出線が直角になるように配置し、物品センサPH2は荷物8の荷幅Wの検出精度が高く、しかも直方体から形状が外れた物品でも荷幅をなるべく正確に測定できるように、検出線とコンベア6の搬送方向との間の角αを例えば15°〜60°とし、より好ましくは15°〜45°とする。物品センサPH1,PH2のオン/オフの挙動を、コンベア6の搬送方向の変位を求めるためのエンコーダを用いて、オン/オフの位置、あるいはオン/オフ間の距離等に換算する。これらの値を検出部40に記憶し、検出部40のサブシステムである荷幅検出部41及び異常検出部42で使用する。 【0011】図1の実施例の動作を示す。荷物8の荷幅をW、物品センサPH2がオンしてから物品センサPH1がオンするまでの搬送距離(コンベア6の動作を読み込むエンコーダでオンの時刻差を基に換算)をLとすると、図1から明らかなように、 L・tanα=W との関係がある。従って物品センサPH2がオンした後、物品センサPH1がオンするまでの時刻差を求めれば、荷幅Wを容易に求めることができる。 【0012】図1から明らかなように、物品センサPH2の検出線とコンベア6の搬送方向との間の角αが小さいほど、検出感度が増加する。図2に示すように、直方体状でない荷物9でも、物品センサPH2の検出線に最初に触れる点Pが、物品センサPH1の検出線に最初に触れる点であれば、同様にして荷幅Wを求めることができる。図2の場合も、距離Lと荷幅Wとの間には、 W=L・tanα の関係があり、物品センサPH1及びPH2のそれぞれの検出線に、荷物の同じ点が最初に触れるのであれば、形状は問題ではない。 【0013】図1の実施例では、物品センサPH1,PH2の検出線が、コンベア6の側端部で交わるように配置したが、このような配置は実際には特に必要ではない。即ち物品センサPH1の検出線と物品センサPH2の検出線が、コンベア6の側部で交わらない場合、検出線とコンベア6の側部とには2つの交点があり、これらの交点間の距離は一種のオフセットである。図3の荷幅検出装置12の場合、上記のオフセットをL1として、 (L−L1)・tanα=W の関係があり、オフセットL1のために検出精度が低下することを除けば、図1の実施例と変わらない。なお図3以降において、検出部40は図示を省略する。 【0014】図1〜図3の例では、荷物の同じ頂点が物品センサPH2の検出線にも物品センサPH1の検出線にも、それぞれ最初に触れるのでなければ、荷幅検出に誤差が生じる。図4の荷物10の場合、物品センサPH2の検出線には、頂点P2が最初に触れ、物品センサPH1の検出線には頂点P3が最初に触れる。このため図1〜図3の装置では、荷物10の荷幅Wを検出することができない。図4の荷幅検出装置22は、図1の装置2に、第3の物品センサPH3を追加したものである。 【0015】図4で、荷物10が物品センサPH3の検出線に触れてから、物品センサPH1の検出線に触れるまでの距離をL3とし、物品センサPH2の検出線に触れてから、物品センサPH1の検出線に触れるまでの距離をL2とする。距離L3−L2は、頂点P2が物品センサPH3の検出線に触れた後、物品センサPH2の検出線に触れるまでの移動距離に等しい。また、荷物10がコンベア6の搬送方向につきだしている距離をhとする。次に物品センサPH3の検出線とコンベア6の搬送方向との角をβ、物品センサPH2の検出線と搬送方向との角をαとする。すると (L3+h)=W・cotβ, (L2+h)=W・cotα との関係が成り立つ。従って、 L3−L2=W・(cotβ−cotα) となる。そこで異なる角度でコンベア6の搬送方向に対して斜めに配置した一対の物品センサPH2,PH3と、コンベア6の搬送方向に検出線がほぼ直角な物品センサPH1を用いれば、直方体以外の物品の荷幅も検出することができる。 【0016】図4の例では、物品センサPH1は無くても良い。即ち、前記の距離L3−L2は物品センサPH2,PH3の2つだけで、求めることもできる。従って、2個の物品センサで直方体以外の荷物の荷幅を検出することもできる。 【0017】図1〜図4の例では、一方の物品センサがオンした後、他方の物品センサがオンするまでの時刻差を用いた。しかしながら実際に意味があるのは、一方の物品センサのオン時間の幅と、他方の物品センサのオン時間の幅との差である。そして図1〜図4の例は、この時刻差と等しい値を求めるための例である。図5の場合で、物品センサPH2と物品センサPH1の信号のオン/オフの挙動を考える。すると物品センサPH1と物品センサPH2がオフする時間は同じで、物品センサPH1がオンするのは、荷物8の前辺が物品センサPH1の検出線と一致する場合である。そして図5から明らかなように、物品センサPH2がオンした後、物品センサPH1がオンするまでの時刻差に対応する搬送距離は、物品センサPH2のオン時間から求めた搬送距離と、物品センサPH1のオン時間から求めた搬送距離の差に等しい。即ち前記の時刻差は、オンの時間幅の差を別の手法で求めたのである。このように、2つの物品センサのオンの時間幅の差を求める手法は多数あり、この内のどれを用いるかは任意である。 【0018】図6に、円筒状等の異形の物品11での荷幅の検出を示す。物品11が、図6の上部のように図の右から左へ、搬送されてくると、物品センサPH2,物品センサPH1は図6の中段のようにオン/オフする。そこで物品センサPH2がオンした後、物品センサPH1がオンするまでの時間から求めた搬送距離Lを用いて、荷物11の荷幅WがL・tanαであるとしてWを求める。そしてこれを直方体であると仮定すると、図6の下段に示す仮想的な荷物21が得られる。さてこのような荷物21が搬送されたものとして、物品センサPH1,PH2のオン/オフを考えると、実測値との間に不一致が生じる。例えば荷物21のコンベア6での搬送方向の長さを、物品センサPH1がオンした後オフするまでの搬送距離L3に等しいものと仮定すると、仮想的な荷物21では物品センサPH1と物品センサPH2とが同時にオフするはずである。これは現実と一致しない。即ち仮想的な荷物21から求めた物品センサPH2のオン時間が、実際のオン時間よりも長すぎる。そこで異形検出部42では、荷物が直方体状であるとして、上面視の形状を求め、それから逆算して得られる物品センサのオン時間と、実際のオン時間等を比較し、これらの不一致が所定値以上である場合に、物品が直方体状でないものとする。そして直方体状でない場合、直方体状と仮定して求めた荷幅よりもやや大きめな荷幅を割り当てて、やや大きめな荷幅を有するものとして出力すればよい。 【0019】次に角αの最適値について考えると、αが小さいほど検出感度が増加するが、物品センサPH2の設置に必要な長さが大きくなる。また角αが小さいほど、図6の荷物11のように異形の荷物でも検出誤差が小さくなる。これらのことから角αは好ましくは15°〜60°とし、より好ましくは15°〜45°とする。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006297 【氏名又は名称】村田機械株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月5日(1999.3.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086830 【弁理士】 【氏名又は名称】塩入 明 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−258147(P2000−258147A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月22日(2000.9.22) |
| 【出願番号】 |
特願平11−58039 |
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