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【発明の名称】 形状複屈折を有する表面特徴を測定するためのシステムおよび形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法および高い横方向分解能で異方性サンプル上でクリティカルディメンションを測定するための装置および高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法
【発明者】 【氏名】アレクサンダー ミヒャエリス

【氏名】オリヴァー ゲンツ

【氏名】ウルリッヒ マンツ

【要約】 【課題】サブクォーターミクロン測定のための分解能を改善し、ストラクチャアセンブリ上でこのような測定を行い、測定の統計値を改善する。

【解決手段】従来のマイクロエリプソメーターに、回転ステージを設けて、異方性エリプソメーター(AME)(すなわち、回転エリプソメーター)と呼ぶ種類の測定ツールを実現する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 形状複屈折を有する表面特徴を測定するためのシステムにおいて、表面特徴を有する表面上に入射する光線を供給するための光線源と、前記入射光が前記表面特徴から反射された後、この反射光の特性を測定するための光線検出装置と、前記入射光が、回転ステージの回転に起因して異なる角度に配向されるように前記表面を回転するための回転ステージと、前記表面特徴を測定するために、前記反射光の特性測定値を処理し、前記表面特徴を測定するために特性を互いに相関するためのプロセッサとから成る、形状複屈折を有する表面特徴を測定するためのシステム。
【請求項2】 前記反射光の前記特性測定値を、光の複素屈折率と、次元特徴サイズとの間の関係式により、表面特徴に相関する、請求項1に記載の形状複屈折を有する表面特徴を測定するためのシステム。
【請求項3】 前記表面特徴が、前記表面にほぼ平行に延在する特徴を含む、請求項1に記載の形状複屈折を有する表面特徴を測定するためのシステム。
【請求項4】 前記表面特徴が、前記表面に実質的に垂直に延在する厚さを含む、請求項1に記載の形状複屈折を有する表面特徴を測定するためのシステム。
【請求項5】 前記入射光線が、直線偏光された光を含む、請求項1に記載の形状複屈折を有する表面特徴を測定するためのシステム。
【請求項6】 前記反射光線が、楕円偏光された光を含む、請求項1に記載の形状複屈折を有する表面特徴を測定するためのシステム。
【請求項7】 前記光線源が、エリプソメーターを含む、請求項1に記載の形状複屈折を有する表面特徴を測定するためのシステム。
【請求項8】 前記反射光の前記特性測定値が、前記反射光の特性と、前記次元特徴サイズとの間の、実験的に較正された関係式により、表面特徴に相関されている、請求項1に記載の形状複屈折を有する表面特徴を測定するためのシステム。
【請求項9】 約250ナノメータの長さより短い表面特徴が測定可能である、請求項1に記載の形状複屈折を有する表面特徴を測定するためのシステム。
【請求項10】 形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法において、表面上に表面特徴を有する表面を提供するステップと、第1の偏光を有する光により、前記表面特徴を照射するステップと、前記表面特徴から反射された光の反射偏光を測定するステップと、少なくとも1つの新しい回転された位置で、前記反射光の反射偏光を測定するために、前記表面を回転することにより、前記表面特徴を回転するステップと、前記反射偏光を、表面特徴サイズに相関するステップとから成る、形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法。
【請求項11】 前記表面を提供するステップが、前記表面上に表面特徴を有する半導体装置を提供するステップから成る、請求項10に記載の形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法。
【請求項12】 第1の偏光を有する光により前記表面特徴を照射するステップが、さらに、直線偏光を有する光により前記表面特徴を照射するステップから成る、請求項10に記載の形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法。
【請求項13】 前記表面特徴からの反射光の反射偏光を測定するためのステップが、さらに、前記反射光のエリプソメトリー的角度を測定するステップから成る、請求項10に記載の形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法。
【請求項14】 前記表面を回転するステップが、さらに、約20度の増分で、前記表面を回転することにより、前記表面特徴を回転するステップから成る、請求項10に記載の形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法。
【請求項15】 前記反射偏光を、表面特徴サイズに相関するステップが、さらに、前記反射光の特性を、表面特徴サイズに相関する式を提供するステップから成る、請求項10に記載の形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法。
【請求項16】 前記反射光の前記特性が、偏光角を含む、請求項15に記載の形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法。
【請求項17】 前記反射偏光を、表面特徴サイズに相関するステップが、さらに、表面特徴パターンのための較正データを提供するステップと、前記表面特徴パターンのための特性曲線を形成するために、前記較正データに、前記反射光の特性を相関するステップと、前記反射光特性を、前記特性曲線と比較することにより、前記表面特徴パターンの表面特徴サイズを測定するステップとから成る、請求項10に記載の形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法。
【請求項18】 前記反射偏光を、表面特徴サイズに相関するステップが、さらに、反射光特性を、表面特徴サイズに相関するために、誘電テンソルを形成するステップから成る、請求項10に記載の形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法。
【請求項19】 さらに、横方向特徴サイズおよび垂直方向特徴サイズを測定するステップから成る、請求項10に記載の形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法。
【請求項20】 さらに、250ナノメータより小さい特徴サイズを測定するステップから成る、請求項10に記載の形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法。
【請求項21】 高い横方向分解能で形状複屈折を示す異方性サンプル上でクリティカルディメンションを測定するための装置において、エリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを測定するためのエリプソメーターから成り、前記エリプソメーターは、直線偏光された入射光を、前記サンプルの選択された領域へ導いて、楕円偏光された反射光を生成し、前記エリプソメーターは、前記直線偏光された入射光と、前記楕円偏光された反射光とを比較して、前記エリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを測定し、さらに、回転軸の中心軸線を中心として、回転角αを変化させるために、前記サンプルを回転するための、前記エリプソメーターの下方に配置されている回転ステージから成り、前記回転軸の前記中心軸線を、前記エリプソメーターと位置合せし、前記エリプソメーターは、前記エリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを、前記回転角αに相関して、高い横方向分解能で前記サンプルの前記選択された領域におけるクリティカルディメンションを求める、高い横方向分解能で異方性サンプル上でクリティカルディメンションを測定するための装置。
【請求項22】 前記エリプソメーターが、さらに、光を生成するための光源を有しており、前記光を、前記直線偏光された光に偏光するための偏光子と、高い横方向分解能で分解するために、前記直線偏光された光を集束するための集束装置を有しており、x、y、およびz方向に、前記サンプルの位置を変化させるためのx−y−zステージを有し、前記サンプルを、前記x、y、およびzステージの上に配置し、前記直線偏光された光は、前記サンプルから反射されて、前記楕円偏光された反射光を生成し、さらに、顕微鏡を有しており、前記顕微鏡を、前記回転ステージの前記回転軸線に位置合せして、前記サンプルの1つの領域を選択して、前記領域上のクリティカルディメンションを求め、さらに、回転検光子から成り、前記回転検光子は、前記第1の偏光状態を、前記第2の偏光状態と比較して、偏光状態に関する前記エリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを生成し、前記回転検光子は、前記Δ角および前記Ψ角を光強度に変換し、エリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを生成するために、前記光強度を検出する検出器を有しており、前記検出器に結合されている制御装置を有しており、前記回転検光子、前記x−y−zステージおよび前記回転ステージは、前記検出器からのエリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを測定して、回転角αに相関して、前記サンプルの前記選択された領域におけるクリティカルディメンションを求める、請求項21に記載の高い横方向分解能で異方性サンプル上でクリティカルディメンションを測定するための装置。
【請求項23】 前記光源が、レーザービームである、請求項22に記載の高い横方向分解能で異方性サンプル上でクリティカルディメンションを測定するための装置。
【請求項24】 前記光源が、ポリクロメーターを有する、請求項22に記載の高い横方向分解能で異方性サンプル上でクリティカルディメンションを測定するための装置。
【請求項25】 前記光源が、ダイオード検出器アレイを有する、請求項24に記載の高い横方向分解能で異方性サンプル上でクリティカルディメンションを測定するための装置。
【請求項26】 前記集束装置が、レンズ系から成る、請求項22に記載の高い横方向分解能で異方性サンプル上でクリティカルディメンションを測定するための装置。
【請求項27】 前記集束装置が、顕微鏡対物レンズである、請求項22に記載の高い横方向分解能で異方性サンプル上でクリティカルディメンションを測定するための装置。
【請求項28】 前記サンプルが、集積回路装置である、請求項22に記載の高い横方向分解能で異方性サンプル上でクリティカルディメンションを測定するための装置。
【請求項29】 高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法において、前記サンプルは、少なくとも1つの材料から成り、形状複屈折を有する表面特徴を有し、前記方法は、第1のエリプソメトリー的振幅の集合を、第1のクリティカルディメンション値の集合に相関する較正曲線を生成するステップであって、それぞれ1つの第1のクリティカルディメンション値が、各第1のエリプソメトリー的振幅に対応するステップと、第2のエリプソメトリー的振幅を求めるために、前記サンプルを回転することにより、前記サンプルの、選択された領域で回転角αの領域にわたり、第2のエリプソメトリー的パラメータを測定するステップと、前記較正曲線から、対応する第1のクリティカルディメンション値を求めるために、第2のエリプソメトリー的振幅をインデックスとして使用して、前記較正曲線から前記サンプルの、選択された領域で、クリティカルディメンションを求めるステップとから成る、高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項30】 較正曲線を生成する前記ステップを、少なくとも1つのテストサンプルから実行し、前記テストサンプルは、形状複屈折を有する少なくとも1つの材料から成り、少なくとも1つの第1のクリティカルディメンション値によって特徴付けられている、請求項29に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項31】 前記較正曲線生成ステップが、形状複屈折を有する少なくとも1つのテストサンプルにおいて第1のクリティカルディメンション値の集合を測定するステップと、各第1のクリティカルディメンション値に対して、第1のエリプソメトリー的パラメータ値の集合を生成するために、前記少なくとも1つのテストサンプルを回転することにより、回転角αの領域にわたり、第1のエリプソメトリー的パラメータを測定するステップと、前記第1のエリプソメトリー的パラメータ値の各集合に対して、前記第1のエリプソメトリー的パラメータ値の前記集合により定まる、第1の最大値と第1の最小値との間の差値を表す第1のエリプソメトリー的振幅を求めるステップと、前記較正曲線を生成するために、前記第1のエリプソメトリー的振幅を、前記第1のクリティカルディメンション値に相関するステップとから成る、請求項30に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項32】 前記サンプルの回転角αの領域にわたり測定された前記第2のエリプソメトリー的パラメータから、エリプソメトリー的パラメータ値の第2の集合を生成するステップから成る、請求項31に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項33】 第2のエリプソメトリー的パラメータ値の前記集合が、第2のエリプソメトリー的パラメータ曲線を定め、第2のエリプソメトリー的振幅は、前記第2のエリプソメトリー的パラメータ曲線における第2の最大値と第2の最小値との間の差値である、請求項32に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項34】 第2のエリプソメトリー的パラメータ値の前記集合により定まる第2の最大値と第2の最小値との間の差値として、第2のエリプソメトリー的振幅を定めるステップから成る、請求項32に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項35】 前記第1のエリプソメトリー的パラメータおよび前記第2のエリプソメトリー的パラメータが、双方とも、Δである、請求項31に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項36】 前記第1のエリプソメトリー的パラメータおよび前記第2のエリプソメトリー的パラメータが、双方とも、Ψである、請求項31に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項37】 前記第1のエリプソメトリー的パラメータおよび前記第2のエリプソメトリー的パラメータを、回転角αにわたり測定する、請求項31に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項38】 第1のエリプソメトリー的パラメータ値Δ(α)の集合を生成するために、前記第1のエリプソメトリー的パラメータΔおよび前記第1のエリプソメトリー的パラメータΨを、回転角の関数として測定する、請求項35に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項39】 第1のエリプソメトリー的パラメータ値Ψ(α)の集合を生成するために、前記第1および第2のエリプソメトリー的パラメータΨを、回転角αの部分の関数として測定する、請求項36に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項40】 前記第1のエリプソメトリー的パラメータおよび前記第2のエリプソメトリー的パラメータが、エリプソメトリー的パラメータΔおよびエリプソメトリー的パラメータΨから成る、請求項34に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項41】 前記較正曲線が、第1の較正曲線および第2の較正曲線から成る、請求項40に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項42】 前記第1の較正曲線を、前記第1のエリプソメトリー的パラメータΔに対して生成し、前記第2の較正曲線を、前記第1のエリプソメトリー的パラメータΨに対して生成する、請求項41に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項43】 前記エリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを、回転角αにわたり測定する、請求項40に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項44】 前記第1および第2のエリプソメトリー的パラメータの集合を生成するために、前記エリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを、それぞれ前記回転角αにわたり測定する、請求項40に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項45】 前記第2の振幅が、Δ(α)振幅およびΨ(α)振幅から成る、請求項14に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項46】 前記第2の振幅のΔ(α)振幅およびΨ(α)振幅を、それぞれ前記第1の較正曲線および前記第2の較正曲線に対するインデックスとして使用して、対応するクリティカルディメンション値を求める、請求項44に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項47】 Δ(α)振幅およびΨ(α)振幅に対応するクリティカルディメンション値を平均化して、形状複屈折を有する構造のクリティカルディメンションを求める、請求項46に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項48】 楕円偏光された反射光を生成するために、前記サンプルの前記選択された領域上に、直線偏光された入射光を集束し、次いで、前記楕円偏光された反射光の前記第2のエリプソメトリー的パラメータを測定することにより、前記第2のエリプソメトリー的パラメータを、高い横方向分解能で測定する、請求項21に記載の装置を使用して高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法。
【請求項49】 前記サンプルが、形状複屈折を示す集積回路装置である、請求項21に記載の高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の発明では、形状複屈折を有する表面特徴を測定するためのシステムに関し、第2の発明では、形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法に関し、第3の発明では、高い横方向分解能で異方性サンプル上でクリティカルディメンションを測定するための装置に関し、第4の発明では、高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法に関する。
【0002】本発明は、測定システムおよび方法に関し、詳細には、半導体装置におけるサブクォーターミクロン(Sub-quarter micron)寸法(ディメンション)を測定するためのシステムおよび方法に関する。これらのディメンションは、クリティカルディメンション(CD)として周知である。
【0003】
【従来の技術】半導体製造において、1ミクロンより小さいクリティカルディメンションは、典型的には、トップダウン走査型電子顕微鏡で測定する。有用な測定ツールであるにもかかわらず、走査型電子顕微鏡は、いくつかの欠点を有する。これらの欠点は、なかんずく、測定すべきサンプルを荷電することと、汚染リスクを高めることとを含む。
【0004】走査型電子顕微鏡(SEM)は、原理的に、半導体チップなどの固体の表面の画像および表面の近傍の画像を得るために使用される。サンプルの表面全体にわたり電子ビームを走査することにより、サンプル上のプローブの位置と、たとえばオシログラフなどのイメージング装置上の電子ビームとの間の1対1対応を形成できる。生成された信号は、視覚像を提供するために、輝度変調されている。前述のように、SEMは、サンプルに電子ビームを照射する必要がある。これは、サンプルに負担をかけ、半導体装置に損傷を与えることもある。さらに、電子ビームは、サンプル上での原子を大量に移動させて、半導体装置の様様な領域を汚染させることもある。
【0005】SEMおよび原子力顕微鏡(AFM)も、制限されている、何故ならば、これらの技術は、主に、ストラクチャアセンブリではなく、半導体装置の表面上の個別のストラクチャを測定するだけであるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、サブクォーターミクロン測定のための分解能が改善された方法およびシステムの必要性が存在する。さらに、測定すべきサンプルを汚染せずに、このような測定を行うための方法およびシステムの必要性が存在する。さらに、ストラクチャアセンブリにおいてこのような測定を行い、このようにして、測定の統計値を改善する必要性が存在する。このために、本発明は、従来のマイクロエリプソメーターに、回転ステージを設けて、異方性エリプソメーター(AME)(すなわち、回転エリプソメーター)と呼ぶ新規の種類の測定ツールを実現することを提案する。後に説明するように、このようなAMEにより、前述のいずれの欠点も伴わずに、高分解能でサブミクロンストラクチャアセンブリのクリティカルディメンション(CD)を測定することが可能となる。従来のエリプソメトリーは、当技術分野において良く知られ、サンプルに対して非破壊的で非侵襲的である利点を提供する。従来のエリプソメーターは、表面の光学的パラメータと、表面を被覆する膜の厚さとを測定するために使用される。このために、静止したサンプル上での測定が、行われる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明により、第1の発明では、表面特徴を有する表面上に入射する光線を供給するための光線源と、入射光が表面特徴から反射された後、この反射光の特性を測定するための光線検出装置と、入射光が、回転ステージの回転に起因して異なる角度に配向されるように表面を回転するための回転ステージと、表面特徴を測定するために、反射光の特性測定値を処理し、表面特徴を測定するために特性を互いに相関するためのプロセッサとから成る、形状複屈折を有する表面特徴を測定するためのシステムにより解決される。
【0008】第2の発明では、表面上に表面特徴を有する表面を提供するステップと、第1の偏光を有する光により、表面特徴を照射するステップと、表面特徴から反射された光の反射偏光を測定するステップと、少なくとも1つの新しい回転された位置で、反射光の反射偏光を測定するために、表面を回転することにより、表面特徴を回転するステップと、反射偏光を、表面特徴サイズに相関するステップとから成る、形状複屈折を有する特徴サイズを測定するための方法とにより解決される。
【0009】第3の発明では、エリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを測定するためのエリプソメーターから成り、エリプソメーターは、直線偏光された入射光を、サンプルの選択された領域へ導いて、楕円偏光された反射光を生成し、エリプソメーターは、直線偏光された入射光と、楕円偏光された反射光とを比較して、エリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを測定し、さらに、回転軸の中心軸線を中心として、回転角αを変化させるために、サンプルを回転するための、エリプソメーターの下方に配置されている回転ステージから成り、回転軸の中心軸線を、エリプソメーターと位置合せし、エリプソメーターは、エリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを、回転角αに相関して、高い横方向分解能でサンプルの選択された領域におけるクリティカルディメンションを求める、高い横方向分解能で異方性サンプル上でクリティカルディメンションを測定するための装置により解決される。
【0010】第4の発明では、サンプルは、少なくとも1つの材料から成り、形状複屈折を有する表面特徴を有し、第1のエリプソメトリー的振幅の集合を、第1のクリティカルディメンション値の集合に相関する較正曲線を生成するステップであって、それぞれ1つの第1のクリティカルディメンション値が、各第1のエリプソメトリー的振幅に対応するステップと、第2のエリプソメトリー的振幅を求めるために、サンプルを回転することにより、サンプルの、選択された領域で回転角αの領域にわたり、第2のエリプソメトリー的パラメータを測定するステップと、較正曲線から、対応する第1のクリティカルディメンション値を求めるために、第2のエリプソメトリー的振幅をインデックスとして使用して、較正曲線からサンプルの、選択された領域で、クリティカルディメンションを求めるステップとから成る、高い横方向分解能でサンプルにおけるクリティカルディメンションを求めるための方法により解決される。
【0011】従来のエリプソメトリーと異なり、本発明は、クリティカルディメンション(CD)を測定するために、エリプソメトリーすなわちAMEを使用する。さらに、本発明は、サンプルを回転する点で、従来のエリプソメトリーを変更している(回転エリプソメトリー)。
【0012】本発明に係る形状複屈折を有する表面特徴(表面素性)のクリティカルディメンションを測定するためのシステムは、表面特徴を有する表面上に入射光線を供給するための光線源を含む。光線検出装置は、表面特徴から反射された後、入射光線の特性を測定するために設けられている。回転ステージは、入射光が、回転ステージの回転に起因して、異なる角度で配向されるように、表面を回転する。プロセッサは、反射光の特性測定値を処理し、特性を互いに相関して、表面特徴を測定するために設けられている。
【0013】本発明のシステムの変形実施例では、反射光の特性測定値は、光の複素屈折率と、寸法特徴サイズとの間の関係式により、表面特徴に相関できる。入射光線は、直線偏光された光を含むこともある。反射光線は、楕円偏光された光を含むこともある。光線源および検出装置は、好ましくは、従来のエリプソメーターを含む。反射光の特性測定値は、反射光の特性と、寸法特徴サイズとの間の、実験的に較正された関係式により、表面特徴に相関できる。約250ナノメータの長さより短い表面特徴が、有利にも、測定可能である。
【0014】本発明に係る、形状複屈折を有する特徴のクリティカルディメンションを測定するための方法は、表面上に表面特徴を有する表面を提供するステップと、第1の偏光を有する光により、表面特徴を照射するステップと、表面特徴から反射された光の反射偏光を測定するステップと、少なくとも1つの新しい回転された位置で、反射光の反射偏光を測定するために、表面を回転することにより、表面特徴を回転するステップと、反射偏光を、表面特徴サイズに相関するステップとを含む。
【0015】本発明の方法では、表面を提供するステップが、表面上に表面特徴を有する半導体装置を提供するステップを含む。第1の偏光を有する光により表面特徴を照射するステップが、直線偏光を有する光により表面特徴を照射するステップを含むこともある。表面特徴からの反射光の反射偏光を測定するためのステップが、反射光のエリプソメトリー的角度ΔおよびΨを測定するステップを含むこともある。少なくとも1つの新しい回転された位置で、反射光の反射偏光を測定するために、表面を回転することによる、表面特徴を回転するステップが、約20度の小さい増分で、表面を回転することによる、表面特徴を回転するステップを含むこともある。反射偏光を、表面特徴サイズに相関するステップが、反射光の特性を、表面特徴サイズに相関する式を提供するステップを含むこともある。反射光の特性は、好ましくは、偏光角を含む。反射偏光を表面特徴サイズに相関するステップは、表面特徴パターンのための較正データを提供するステップと、表面特徴パターンのための特性曲線を形成するために、較正データに、反射光の特性を相関するステップと、反射光特性を、特性曲線と比較することにより、表面特徴パターンの表面特徴サイズを測定するステップとを含むこともある。反射偏光を、表面特徴サイズに相関するステップは、反射光特性を、表面特徴サイズに相関するために、誘電テンソルを求めるステップを含むこともある。横方向特徴サイズおよび垂直方向特徴サイズを測定するステップを含むこともある。約250ナノメータより短い特徴サイズを測定するステップを含むこともある。
【0016】本発明のこれらおよび他の目的、特徴および利点は、添付の図面を参照して、説明する本発明の実施例の、以下の詳細な説明から明らかである。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、図を参照して、好ましい実施例について詳細な説明を提供する。
【0018】本発明は、測定装置および方法に関し、より詳細には、半導体装置におけるサブクォーターミクロン(sub-quarter micron)寸法を測定するためのシステムおよび方法に関する。サブミクロンマイクロエレクトロニック装置の製作は、構造表面上の、設計された構造の横方向特徴サイズ(クリティカルディメンション(CD))および垂直方向特徴サイズ(厚さ)を測定するための正確な測定技術を必要とする。本発明は、高分解能で、半導体チップなどの構造化された表面の特徴を測定するために、形状複屈折を利用する。本発明は、横方向特徴サイズおよび垂直方向特徴サイズの双方を同時に求めることを可能にするシステムおよび方法を教示している。本発明は、さらに、ストラクチャのアセンブリの測定を可能にし、このようにして、測定の統計値を改善する。測定すべきアセンブリサイズは、サンプル上に集束された光ビームのスポットサイズに依存して、調整できる。横方向分解能は、約1nmのオーダである。
【0019】ストラクチャが、分子寸法に比して大きく、光の波長に比して小さいサイズを有する、ストラクチャの順序付けされた配置の場合、光学的異方性が、結果として生じる。この物理的現象を、形状複屈折と呼ぶ。サブミクロン世代の現在のマイクロエレクトロニック装置で生じたストラクチャは、このカテゴリーに属する。これは、フォトリソグラフィおよびエッチング技術により生じたコンタクト孔、溝または線は、これらのストラクチャが、光学的等方性を含むにもかかわらず、光学的に異方性であることを意味する。この物理的特性は、しばしば、従来の光学的方法(たとえば、エリプソメトリー(偏光解析)、分光)の使用を、妨害しないまでも、困難にする。
【0020】本発明は、ストラクチャ、好ましくは、半導体装置上のストラクチャを光学的に測定するための斬新かつ新規の方法およびシステムを提示する。本発明の測定法は、一般に異方性マイクロエリプソメトリー(AME)と呼ばれる。AMEは、形状複屈折を利用し、横方向特徴サイズおよび垂直方向特徴サイズの双方を求めることを可能にする。AMEは、無侵襲形高感度測定技術を含むエリプソメトリーのすべての利点を有し、しかも、横方向特徴サイズおよび垂直方向特徴サイズの双方を測定できる。AMEは、同時にかつ元の位置で、すなわち、SEMの場合のように汚染または荷電を生じさせずに、製造の間にまたは処理工程の間に、エリプソメトリーの垂直方向感度を使用し、横方向ディメンションの測定に転用する手段も、提供する。
【0021】たとえば、メモリチップなどの、サブミクロン世代の現在の半導体装置で使用されるストラクチャは、材料特性よりはむしろ、ジオメトリを基礎とする複屈折を示す。これは、光が、測定すべきサンプルの表面上に入射すると、異方性光学システムに変換する。任意の等方性システムの光学特性は、3×3複素誘電テンソルにより完全に表される。このテンソルは、その主軸系の中に、特異屈折率Ne1、Ne2および通常複素屈折率Noを、その対角線要素として含む。複素値Nは、N=n+ikとして定義され、ただし、nは、従来の屈折率であり、kは、吸収係数である(iは、複素数単位である)。各特定のストラクチャに対して、ストラクチャの特徴サイズと、ストラクチャの光学パラメータとの間の量的相関関係が、存在する。たとえば、線および空間ストラクチャの場合、次式により表せる。
【0022】
e2−No2=f12(N12−N222/(f122+f212) (1)
ただし、f1=cd1(cd1+cd2),f2=cd2/(cd1+cd2),cd1=線幅(クリティカルディメンション)およびcd2=線間隔である。N1は、(通常は等方性である)線材料の複素屈折率であり、N2は、空間材料の複素屈折率である(たとえば、空気=1)。任意の線および空間ストラクチャは、光学的に一軸である。これにより、次式の関係が真となる。Ne1=Ne2=Ne。式1から、いったん、誘電テンソルの要素を測定すると、クリティカルディメンションを量的に求めることができる。より不規則的ストラクチャ、または一般に他のストラクチャにおいて、対応する式を導出できる。さらに、クリティカルディメンションは、以下に説明する較正法により、求めることができる。当技術分野において良く知られているように、従来のエリプソメトリーは、光学パラメータのための、最も感度の高い測定技術である。エリプソメトリーは、サンプル表面から反射された、直線偏光された光の偏光状態の変化を測定する。反射後、光は楕円偏光される。エリプソメトリーは、2つの量、すなわち、角度Δ、Ψを測定することにより、楕円偏光された光の偏光状態を測定する。良く知られているように、楕円は2つの量により完全に決まる。したがって、偏光状態はΔおよびΨにより完全に決まる。2つの量が各サイクルに対して測定されるので、複素屈折率の実部および虚部の双方とも、等方性系に関して、一回の測定で求めることができる。
【0023】従来のエリプソメーターは、ΔおよびΨにおいて0.01度の分解能を有する。典型的な系において、層厚差が100nmであると、Δの変化は約360度である。したがって、オングストロームの領域での垂直方向特徴変化を、検出できる。同じ精度で、光学パラメータを求めることができる。誘電テンソルは、その主軸系の中で、3つの複素数(6つのパラメータ)、すなわち、Ne1、Ne2およびNoを含む。したがって、このテンソルを求めるには、少なくとも3つの、独立したエリプソメトリー的測定(3つのΔおよびΨ対)が必要である。これは、エリプソメトリー的測定の間に、オイラー角を変化することにより達成できる。いくつかの図において、同じ参照番号は、類似または同一の要素を示す、図面の特定の詳細を以下に説明するが、まず初めに図1において、オイラー角α,ψは、サンプル表面10と、エリプソメトリー的入射面とに対する、誘電テンソルの配向を表す。前述のように、誘電テンソルは、屈折率No、Ne1、Ne2を含む。オイラー角αサンプルは、その表面垂線を中心としてサンプルを回転することにより変化できる。付加的に、使用エリプソメーターの偏光子の方位角を変化できる。
【0024】図1、2および3において、2つの異なるサンプルに対する、表面垂線(角度α)を中心とする、サンプルの回転の関数としての、対応するΔ/度(デルタ)の測定が、図2に例示的に示されている。
【0025】従来のエリプソメトリーに比して、開示するAME法の原理を説明するために、図2Aは、何らかの特徴もない(すなわち、均一の等方性表面の)サンプル上のエリプソメトリー的測定を示す。この場合、エリプソメトリー的測定可能パラメータΔおよびΨは、角度αを中心とする、サンプルの回転に依存しない。これは、従来のエリプソメトリーの場合である。したがって、従来のエリプソメトリーでは、サンプルは全く回転せず、ΔおよびΨの測定は、1つの固定角のみで行われる。
【0026】反対に、図2Bに示されている線および区間ストラクチャの場合、回転角αに依存する、ΔおよびΨの正弦曲線状の変化が生じる。これは、このストラクチャの形状複屈折に起因する。これは、AMEの場合である。これらのΔ(α)およびΨ(α)曲線の解析は、ストラクチャの異方性光学パラメータ(誘電テンソル)を完全に決めることを可能にする。これらの光学パラメータ(誘電テンソル)は、式1により例示されているように、クリティカルディメンションに相関されている。したがって、形状複屈折を示すΔ(α)およびΨ(α)曲線のAME測定は、そのクリティカルディメンションを決めることを可能にする。
【0027】図3は、異なるCDを有する、(たとえば、形成されたレジストの中に、互いに平行な線を有するメモリチップ内のゲートコンダクタGCなどの)3つの異なる線および空間ストラクチャのためのこのようなΔ(α)およびΨ(α)を示す。異なるチップにおけるCDは、チップF=224nm、チップE=280nmであり、ピッチは、すべての場合に一定である(440nm)。これらのチップおよび寸法は例にすぎず、比較のために本発明の示すを示すために使用される。
【0028】測定は、分光学的エリプソメーターを適用して行われた。サンプルを、20度ステップで、ステージ上で回転した。この回転は、角度αにより表される。すべてのCDにおいて、αの関数としてのΔおよびΨの大きい変化が観察された。この変化は、Δにおいて100度の領域をカバーし、Ψにおいて30度の領域をカバーし、これは、エリプソメーターの分解能が0.01であることを考慮すると、非常に大きい。
【0029】図示のΔ(α)曲線およびΨ(α)曲線は、3つの量、すなわち、平均値、振幅、および位相により特徴付けできる。当技術分野において良く知られているように、たとえば二乗適合の和などの従来の適合法により、誘電テンソルの要素を、これらの曲線を使用して、求めることができる。このために、当技術分野において良く知られている、一般化エリプソメトリー(GE)を、適用できる。たとえば、A. Michaelis and J. W. Schlutze,"Thins Solid Films"274(1996)82-94の詳細な数学的説明を参照されたい。このテンソル変換は、1つ以上のプログラミングされたプロセッサを使用して実施できる。プロセッサは、変換を実施するためのソフトウェアプログラムを含むことも可能である。この量的アプローチにより、誘電テンソルを求めることが可能となる。したがって、横方向特徴サイズおよび垂直方向特徴サイズ(CDおよび厚さ)の双方を、式1を使用して、導出できる。
【0030】ストラクチャのジオメトリに依存して、サブナノメートル領域内の精度を推定できる。あるいは、誘電テンソルを量的に求めずに、本発明の方法は、較正アプローチ法をとる場合、使用できる。このために、テストストラクチャのCD値は、(たとえばSEM、AFMなどを使用して)独立した方法により、測定する。次いで、これらの値を、対応する振幅および/またはΔおよびΨ曲線の最大値および最小値と相関させる。
【0031】図4において、例示する較正曲線が、図3のGC線ストラクチャの上記の場合に対して、示されている。これらの曲線から、サブナノメートル領域内のCD分解能を、ΔおよびΨにおける0.01度のエリプソメトリー的分解能を考慮して、推定できる。あるいは、較正曲線は、エリプソメトリー的スペクトルから直接に形成できる。このために、ΔスペクトルおよびΨスペクトルにおける特徴的ピークを、選択しなければならない。次いで、このピークの波長シフトを、CD変化への依存により求める。対応する曲線が形成され、図5に示されている。このアプローチ法の分解能は、分光学的測定装置の制限されている波長分解能に起因して、僅かに低い。上記図に示されている例示的な例における元のスペクトルが、図6および図7に示されている。
【0032】図8において、高い横方向分解能でサンプル26上の内部フィルム応力を測定するための装置20が示されている。装置20は、エリプソメーターおよび回転ステージ22から成る。回転ステージ22は、回転軸の中心線を中心として、回転角αを変化するために、サンプルを回転するためのエリプソメーターの下方に回転可能に配置されている。エリプソメーターは、楕円偏光された反射光を生成するために、直線偏光された入射光を、サンプル26の選択された領域上に導くことにより、エリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを測定する。エリプソメーターは、直線偏光入射光と、前記楕円偏光反射光を比較して、エリプソメトリー的Δ値およびΨ値を測定する。従来のエリプソメーターとは対照的に、装置20は、サンプル回転角αの関数として、エリプソメトリー的パラメータΔ(α)曲線およびΨ(α)曲線を測定できる。
【0033】エリプソメーターは、光源28(たとえば、レーザービーム、モノクロメーター、ポリクロメーター、ダイオード検出器アレイなど)、偏光子606、集束装置608、x−y−zステージ24、顕微鏡610、回転検光子612、および制御装置34から成る。光源28は、レーザービーム、光ビーム、または任意のタイプの光などの入射光を生成する。特に、波長を調整できる光源を、分光学的方法を実施するために、使用できる。偏光子606は、入射光を受け取って、直線偏光する。レンズなどの集束装置608は、光を受け取り、直線偏光された光を集束して、サンプル26の表面上に、高い横方向分解能を提供し、計算する。サンプル26は、x−y−zステージ24上に配置され、x−y−zステージ24は、サンプル26の位置をx、yおよびz方向に変化する。顕微鏡610は、クリティカルディメンションを求めるために、サンプル26の領域を選択するために、回転ステージ22の回転の中心に位置合せされている。
【0034】図6において、集束され、直線偏光された入射光は、サンプル26の選択された領域に導かれ、次いで、サンプル26から反射されて、楕円偏光された反射光を生成する。回転検光子612は、楕円偏光された反射光を受け取り、偏光状態を強度変化に変換する。この強度信号の解析により、エリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを求めることができる。検出器32は、回転検光子を経た反射光を受け取り、光強度を検出して、光強度に関して、エリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを生成する。制御装置34は、検出器32、回転検光子612、x−y−zステージ24、または回転ステージ22に結合されて、これらの装置を協調させる。制御装置すなわちCPU34は、検出器32からエリプソメトリー的パラメータΔおよびΨを受け取って、回転角αに相関させて、サンプル26の選択された領域におけるクリティカルディメンション(CD)を求める。この構成により、サンプル26の任意の位置を選択することが可能となり(すなわちマッピング)、サンプル26を、エリプソメトリー的位置合せに影響を与えずに、回転することが可能となる。さらに、入射角および偏光子角度は、調整可能である。エリプソメーターの下にサンプルをこのように回転することにより、装置20は、エリプソメトリー的パラメータΔおよびΨ、および、エリプソメトリー的パラメータ曲線Δ(α)およびΨ(α)を測定することが可能となり、このようにして、上記技術を使用して、サンプル26上のクリティカルディメンションを求めることが可能となる。
【0035】図9において、サンプル上の横方向表面特徴を測定する方法は、次のステップを含む。ブロック40で、サンプルは、回転ステージ上に取付けられる。ブロック42で、光線が、サンプルに入射され、そこから、好ましくはエリプソメーターにより反射される。ブロック44で、反射光が測定され、特性が記録される。ブロック46で、ステージは、前もって定められた量だけ、さらに回転され、付加的データが収集される。このプロセスは、誘電テンソルを求めるのに、または、データを特徴付けるのに充分なデータが蓄積されるまで、繰り返され、式1を使用して、表面特徴にデータを相関させる。
【0036】図10において、代替的測定方法において、ブロック48は、次のステップを含む。ブロック50は、較正ステップを含み、データが、異なる測定技術、たとえばAFMまたはSEMなどをテストストラクチャに使用して、収集される。表面特徴はマッピングされ、信号応答は、ブロック52のAMEを同一のテストストラクチャに使用して、反射光に対して記録される。ブロック54で、AMEΔ(α)およびΨ(α)曲線、特に、これらの曲線の振幅値および平均値が、異なる測定技術により収集された表面特徴と比較される。このようにして、AMEにより提供される信号応答は、特徴サイズの実際の測定値に相関され、較正曲線が、ブロック56で生成される。
【0037】次いで、ブロック58で、AMEが未知のCDの任意の構造に適用されて、較正曲線がCDを求めるのに使用される。較正は、テストストラクチャについて一度だけ行えばよいことに注意されたい。次いで、任意の同様のストラクチャを測定できる。エリプソメトリーは、既に、生産ラインで確立され、本発明は、従来のエリプソメトリーを基礎とする。マイクロスポットオプションを有する任意のエリプソメーターが、回転ステージを加えると、使用可能となる。しかしながら、位置合せおよびデータ収集手順は、変更しなければならない。量的解析のために、データを処理するソフトウェアを、全く新たに開発することもある。本方法は、高い局所的分解能でオンラインに適用でき、それは、非侵襲的である。
【0038】サブクォーターミクロンの領域内で、横方向表面特徴および垂直方向表面特徴を測定するための、新規のシステムおよび方法のための、(例示的であり、制限的ではない)好ましい実施例を説明したが、前述の教示を斟酌して当業者は、変更および変形を行うことができる。したがって、添付の請求の範囲により定められる、本発明の範囲および精神内にある、開示されている、本発明の特定の実施例を変形することができる。このようにして、本発明を、詳細および具体的に説明した。
【出願人】 【識別番号】390039413
【氏名又は名称】シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト
【氏名又は名称原語表記】SIEMENS AKTIENGESELLSCHAFT
【出願日】 平成11年12月2日(1999.12.2)
【代理人】 【識別番号】100061815
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 敏雄 (外2名)
【公開番号】 特開2000−171212(P2000−171212A)
【公開日】 平成12年6月23日(2000.6.23)
【出願番号】 特願平11−343491