| 【発明の名称】 |
スイッチの荷重及び変位測定装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】元木 和行
|
| 【要約】 |
【課題】スイッチの接点部の荷重及び変位の測定する場合において、測定作業を効率化できると共に、測定時におけるスイッチの接点部と治具との位置合わせの精度を向上させ、測定データの信頼性を向上させることができるスイッチの荷重及び変位測定装置を提供する。
【解決手段】接点部11aを押圧するとオンになるスイッチ11を載置する測定台10と、この測定台10に載置されスイッチ11の接点部11aを押圧する押圧子治具2と、この治具2が接点部11aを押圧する荷重を測定可能のロードセル3と、治具2の鉛直方向の変位を測定可能のストロークセンサと、治具2の先端部2aから鉛直下向きにレーザ光を照射するレーザポインタ1とが設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 接点部を押圧するとオンになるスイッチを載置する測定台と、この測定台に載置され前記スイッチの接点部を押圧する治具と、前記治具が前記スイッチの接点部を押圧する荷重を測定可能の荷重センサと、前記治具の鉛直方向の変位を測定可能の変位センサと、前記治具からその変位方向にレーザ光を照射するレーザ光源と、を有することを特徴とするスイッチの荷重及び変位測定装置。 【請求項2】 前記レーザ光源は、前記治具に内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチの荷重及び変位測定装置。 【請求項3】 前記レーザ光源は前記治具の外部に着脱可能に設けられ、前記治具の内部に前記レーザ光源から照射されたレーザ光を前記治具の変位方向に平行に反射する反射ブロックが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチの荷重及び変位測定装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はエンボススイッチ等のように、接点部を押圧するとオンになるスイッチの接点部を治具により押圧してその押圧荷重及び接点部の変位を測定するスイッチの荷重及び変位測定装置に関し、特に、測定作業を効率化できると共に、測定時におけるスイッチの接点部と治具との位置合わせの精度を向上させ、測定データの信頼性を向上させることができるスイッチの荷重及び変位測定装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ラバースイッチ、メタルドームスイッチ、エンボススイッチ及びキーボードスイッチ等のように、接点部を押圧するとオンになるスイッチの接点部における荷重−変位特性(接点部を押圧する荷重とそのときの接点部の変位との関係)を測定するために、荷重及び変位測定装置が使用されている。図4は従来の荷重及び変位測定装置の測定ヘッド(ロードセルユニット)の先端部に取り付けられる押圧子治具を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は断面図である。また、図5は荷重及び変位測定装置を示す模式図であり、図6は従来の荷重及び変位測定装置におけるスイッチの接点部と治具との位置合わせ方法を示す模式図である。更に、図7(a)は荷重−変位特性を示すグラフ図であり、図7(b)はX軸を示す模式図であり、また、図7(c)は位置ズレとピーク荷重値の関係を示すグラフ図である。 【0003】図4(a)及び(b)に示すように、従来の荷重及び変位測定装置の測定ヘッド(ロードセルユニット:荷重センサ)には、押圧子治具102が取り付けられている。この押圧子治具102は円柱状の基部102bと、この基部102bの底部に凸設して形成され基部102bと比べ外径が小さい円柱状の先端部102aとから構成されている。この先端部102aは円柱状に限らず、ラバーが着設されていたり、球状になっているものもあり、測定対象及びその目的等により種々なものが使用されている。また、基部102bの上面には、M6の雌ネジからなる取付ネジ102gが形成されていて、押圧子治具102は取付ネジ102gにより測定装置の測定ヘッドの先端部にネジ止めされて取り付けられている。 【0004】また、図5に示すように、荷重及び変位測定装置9は基部にあたるベース部8を有している。このベース部8の上には測定対象のスイッチを載置する測定スタンド10が設けられている。更に、測定装置9には、鉛直方向に立設し軸中心に回転可能な螺棒4と、この螺棒4と螺嵌する螺嵌部(図示せず)を有するロードセル3とが設けられている。このロードセル3は、回転を規制されており、別途設けられたコントローラ(図示せず)により設定された速度で螺棒4が回転すると、螺嵌部と共に螺棒4の軸方向、即ち、鉛直方向のみに往復直線運動するようになっている。このロードセル3の先端部(下端部)には、押圧子治具102がネジ止めにより取り付けられ、測定スタンド10の上方に配置されている。 【0005】更に、ロードセル3には、鉛直方向の変位を測定可能なストロークセンサ(変位センサ)5が連結固定されていて、ロードセル3の鉛直方向の変位、即ち、押圧子治具102の鉛直方向の変位を測定可能になっている。 【0006】なお、この測定装置9には、測定開始ボタン(図示せず)が設けられており、この測定開始ボタンをオンにすると、螺棒4が回転し、これによりロードセル3並びにこれに連結された押圧子治具102及びストロークセンサ5が鉛直下方に下降し、スイッチの接点部の荷重及び変位の測定が開始されるようになっている。 【0007】このように構成された従来の荷重及び変位測定装置9においては、測定対象のスイッチを測定スタンド10に載置し、そのスイッチの接点部が押圧子治具102の先端部102aの真下になるように位置合わせした後、測定開始ボタンをオンにして螺棒4を回転させることによりロードセル3が下降する。これにより、ロードセル3に連結されている押圧子治具102も下降し、測定スタンド10に載置されたスイッチの接点部を押圧する。このとき、ロードセル3は、作用反作用の原理により押圧子治具102がスイッチの接点部から受ける押圧力を荷重値として認識し測定する。同時に、ストロークセンサ5により、スイッチの接点部の変位量も測定される。その後、荷重値はロードセル3から、また、変位量はストロークセンサ5から電圧のアナログ信号として出力され、測定アンプ(図示せず)に取り込まれ、その測定値が表示される。 【0008】次に、測定対象のスイッチの接点部と測定装置の押圧部治具との位置合わせ方法を以下に説明する。 【0009】先ず、図6に示すように、測定スタンド10に載置されたスイッチ11の接点部11aを手作業で押圧子治具の先端部102aの下方に配置する。次に、押圧子治具102の先端部102aの中心CAと、スイッチの接点部11aの中心CBとが一致する位置を目視確認により位置合わせを行う。その後、スイッチ11を手で押さえるか、又はセロテープ等により固定してその状態を維持する。次いで、荷重及び変位測定装置9の測定開始ボタンをオンにし、荷重及び変位の測定を開始する。 【0010】ところで、押圧子治具の先端部102aの中心CAと、スイッチの接点部11aの中心CBとの位置がずれた状態で荷重及び変位が測定されると、正確な荷重及び変位の測定ができない。押圧子治具には種々な形状、大きさ及び材質なものあり、スイッチにも種々なスイッチがあり、荷重−変位特性は押圧子治具及びスイッチの形状等に依存するが、以下に、例えば、押圧子治具として通常使用されるアルミニウム製で先端部経がφ2.0乃至3.0mmのものを使用し、スイッチとしてクリッチタイプのエンボススイッチを使用した場合の荷重−変位特性及びその関連データを示す。 【0011】図7(a)に示す実線はCA=CB(押圧子治具の先端部102aの中心CAとスイッチの接点部11aの中心CBとの位置が一致している)の場合の特性線であり、一方、破線はCA≠CB(押圧子治具の先端部102aの中心CAとスイッチの接点部11aの中心CBとの位置がずれている)の場合の特性線である。 【0012】また、図7(b)に示すように、スイッチの接点部11aの中心を原点として水平な方向にX軸を設定し、押圧子治具の先端部102aがスイッチの接点部11aを押圧した位置のX座標とそのときのピーク荷重値(荷重値の最大値:FP)との関係を測定すると、図7(c)に示すように、X=0、即ち、押圧子治具の先端部2aの中心CAとスイッチの接点部11aの中心CBとの位置とが一致する場合をピークとして、縦軸に対し線対称な曲線となる。 【0013】このように、押圧子治具の先端部102aの中心CAとスイッチの接点部11aの中心CBとの位置がずれていると、正確な荷重及び変位の測定ができなくなる。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した如く、従来の荷重及び変位測定装置9においては、スイッチの接点部11aの真上に押圧子治具102及びロードセル3が配置されているという構造上、押圧子治具の先端部102aの中心CAとスイッチの接点部11aの中心CBとの位置合わせを、スイッチの接点部11aの真上からではなく、斜め上方から目視確認しながら行うことになる(図6に示すEはそのときの目の位置を示す)。 【0015】従って、押圧子治具の先端部102aの中心CAとスイッチの接点部11aの中心CBとの位置合わせが容易ではなく、特に、押圧子治具の先端部102aとスイッチの接点部11aとの距離hが大きくなると、位置ずれの可能性が大きくなる。このため、測定作業が非効率であると共に、測定時におけるスイッチの接点部と治具との位置合わせの精度が低いため、測定データの信頼性が低いという問題点がある。 【0016】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、スイッチの接点部の荷重及び変位の測定する場合において、測定作業を効率化できると共に、測定時におけるスイッチの接点部と治具との位置合わせの精度を向上させ、測定データの信頼性を向上させることができるスイッチの荷重及び変位測定装置を提供することを目的とする。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明に係るスイッチの荷重及び変位測定装置は、接点部を押圧するとオンになるスイッチを載置する測定台と、この測定台に載置され前記スイッチの接点部を押圧する治具と、前記治具が前記スイッチの接点部を押圧する荷重を測定可能の荷重センサと、前記治具の鉛直方向の変位を測定可能の変位センサと、前記治具からその変位方向にレーザ光を照射するレーザ光源と、を有することを特徴とする。 【0018】このとき、前記レーザ光源は、前記治具に内蔵されていてもよい。 【0019】本発明においては、治具の所定の位置と、測定対象のスイッチの接点部の所定の位置とを合わせて荷重及び変位を測定する場合、レーザ光が治具の変位方向に照射されると共に、レーザ光は極めて直進性の高いものであるため、レーザ光によるレーザスポットとスイッチの接点部の所定の位置とを一致させることにより、位置合わせを行うことができる。このため、測定作業を効率化できると共に、測定時におけるスイッチの接点部と治具との位置合わせの精度を向上させ、測定データの信頼性を向上させることができる。 【0020】また、前記レーザ光源は前記治具の外部に着脱可能に設けられ、前記治具の内部に前記レーザ光源から照射されたレーザ光を前記治具の変位方向に平行に反射する反射ブロックが設けられていると好ましい。これにより、容易に治具からレーザ光源を着脱し、交換することができる。このため、レーザ光源を着脱可能な構造の治具を用意すれば、レーザ光源を種々な形状、大きさ及び材質の治具に使い回すことができる。また、レーザ光源が故障又は寿命等により使用不可能になった場合でも、レーザ光源のみ交換して治具は使用を継続することができる。このように、総合的なコストダウンを図ることができる。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る測定装置について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の第1実施例に係る測定装置の一部を示す図であって、(a)は押圧子治具周辺を示す模式図、(b)はレーザスポットを示す平面図である。 【0022】図1(a)に示すように、本実施例の荷重及び変位測定装置には、従来と同様に、測定対象のスイッチを載置する測定スタンド10が設けられている。更に、測定装置には、鉛直方向に立設し軸中心に回転可能な螺棒(図示せず)と、この螺棒と螺嵌する螺嵌部(図示せず)を有するロードセル3とが設けられている。このロードセル3は、回転を規制されており、螺棒が回転すると、螺嵌部と共に螺棒の軸方向、即ち、鉛直方向のみに往復直線運動するようになっている。このロードセル3の先端部(下端部)には、押圧子治具2がネジ止めにより取り付けられ、測定スタンド10の上方に配置されている。 【0023】更に、ロードセル3には、鉛直方向の変位を測定可能なストロークセンサ(変位センサ:図示せず)が連結固定されていて、ロードセル3の鉛直方向の変位、即ち、押圧子治具2の鉛直方向の変位を測定可能になっている。 【0024】なお、この測定装置には、測定開始ボタン(図示せず)が設けられており、この測定開始ボタンをオンにすると、螺棒が回転し、これによりロードセル3並びにこれに連結された押圧子治具2及びストロークセンサが鉛直下方に下降し、スイッチの接点部の荷重及び変位の測定が開始されるようになっている。 【0025】更に、図1(a)に示すように、押圧子治具2の基部2bにはレーザポインタ1が内蔵されている。このレーザポインタはレーザ光を照射可能になっており、レーザポインタ1から照射されたレーザ光は、押圧子治具の先端部2aの内部に設けられた透明樹脂2hを透過して先端部2aの中心CAから照射するようになっている。なお、押圧子治具2の側面にはレーザスイッチ2cが設けられており、このレーザスイッチ2cをオンにすると、レーザポインタ1からレーザ光が照射するようになっている。また、測定スタンド10にはスイッチ11が接点部11aを押圧子治具の先端部2aの下方に配置するように載置されている。 【0026】このように構成された本実施例の荷重及び変位測定装置においては、測定対象のスイッチを測定スタンド10に載置し、そのスイッチの接点部11aが押圧子治具の先端部2aの真下になるように位置合わせした後、測定開始ボタンをオンにして螺棒を回転させることによりロードセル3が下降する。これにより、ロードセル3に連結されている押圧子治具2も下降し、測定スタンド10に載置された測定対象のスイッチの接点部11aを押圧する。このとき、ロードセル3は、作用反作用の原理により押圧子治具2がスイッチの接点部11aから受ける押圧力を荷重値として認識し測定する。同時に、ストロークセンサにより、スイッチの接点部11aの変位量も測定される。その後、荷重値はロードセル3から、また、変位量はストロークセンサから電圧のアナログ信号として出力され、測定アンプ(図示せず)に取り込まれ、その値が表示される。 【0027】なお、荷重及び変位を測定するときに、押圧時治具の先端部2aの中心CAと、測定対象のスイッチの接点部11aの中心CBとの位置を合わせる必要があり、以下にその位置合わせ方法を説明する。 【0028】先ず、測定スタンド10上にスイッチ11を押圧子治具の先端部2aの中心CAとスイッチの接点部11aの中心CBとがおよそ整合するように載置する。次に、レーザスイッチ2cをオンにして、レーザポインタ1からレーザ光Lを照射させる。このレーザ光Lは先端部2a内部の透明樹脂2hを透過して、先端部2aの中心CAから鉛直下向きに照射されて、図1(b)に示すように、スイッチ11上にレーザスポット12を形成する。その後、スイッチの接点部11aの中心CBをレーザスポット12に一致させるようにスイッチ11を移動させて、位置合わせを行う。 【0029】このように本実施例においては、レーザ光Lが押圧子治具の先端部2aの中心CAから鉛直下向きに照射されると共に、レーザ光は極めて直進性の高いものである為、押圧子治具2から照射されるレーザ光Lによるレーザスポット12とスイッチの接点部11aの中心CBとを一致させることにより、押圧子治具の先端部2aの中心CAとスイッチ接点部11aの中心CBとを一致させることができる。 【0030】なお、レーザスポット12とスイッチの接点部11aの中心CBとの位置合わせは、押圧子治具の先端部2aとスイッチの接点部11aとの距離が離れている場合においても、また、斜め上方からスイッチの接点部11aをのぞく場合においても、容易に行うことができる。 【0031】また、レーザ光は豆電球と比較して到着距離が長いので、押圧子治具の先端部2aとスイッチの接点部11aとの距離が長くても、問題なく位置合わせ作業を行うことができる。 【0032】このため、測定作業を効率化できると共に、測定時におけるスイッチの接点部と治具との位置合わせの精度を向上させ、測定データの信頼性を向上させることができる。 【0033】ところで、押圧子治具は一体形状に限らず、基部と先端部とが2体に分離可能として、先端部をネジ止め等により基部から着脱可能な構造にしてもよい。図2は本発明に係る第2実施例の測定装置の押圧子治具を示す断面図である。 【0034】図2に示すように、本発明に係る第2実施例においては、押圧子治具22はその上部でロードセルに取り付けられている。この押圧子治具22は、レーザポインタ21を内蔵する基部22bと、測定対象のスイッチの接点部を押圧する先端部22aとから構成されている。この先端部22aの上部には雌ネジからなる取付ネジ22gが形成されており、基部22bの下部にネジにより脱着可能に連結されている。なお、基部22bの内部のレーザポインタ21の照射口の下方には照射孔22dが形成されていて、先端部22aの内部における照射孔22dと整合する位置に透明樹脂22hが設けられている。これにより、レーザポインタ21から鉛直下向きに照射されたレーザ光は照射孔22d及び透明樹脂22hを透過して押圧子治具の先端部22aから鉛直下向きに照射されるようになっている。なお、レーザ光が押圧子治具の先端部22aから照射でき、レーザ光の損失が少なければ、基部22bと先端部22aとの接続はネジ以外によるものでもよい。その他の構成は第1実施例と同様であり、説明を省略する。 【0035】このように構成された第2実施例の測定装置の押圧子治具22においては、第1実施例と同様にレーザ光を押圧子治具の先端部22aから鉛直下向きに照射して、これによるレーザポインタとスイッチの接点部の中心との位置を合わせることにより、押圧子治具の先端部22aの中心とスイッチの接点部の中心とを一致させることができる。このため、測定作業を効率化できる共に、測定時におけるスイッチの接点部と治具との位置合わせ作業の精度を向上させ、測定データの信頼性を向上させることができる。 【0036】更に、押圧子治具の先端部22aが基部22bに脱着可能に連結されているため、基部22b及びそれに内蔵されたレーザポインタ21を共用にして、測定目的に適した形状、大きさ及び材質の先端部に交換して荷重及び変位の測定を行うことができ、押圧子治具のVA(Value Analysis:総合的なコスト削減)化が可能となる。 【0037】なお、レーザポインタが押圧子治具の基部に内蔵されず、基部外部に着脱可能に設けられた構成にしてもよい。図3は本発明に係る第3実施例の測定装置の押圧子治具を示す断面図である。 【0038】図3に示すように、本発明に係る第3実施例においては、押圧子治具42は基部42bと先端部42aとが一体形状にて構成され、その上部がロードセルの下部に連結されている。この基部42bの内部は中空状になっており、その側面には雌ネジからなる取付ネジ42eが形成されている。 【0039】また、レーザポインタ41には、その側面にレーザポインタをオンにするレーザスイッチ42cが設けられ、その先端部に取付ネジ42eと螺合する雄ネジが形成されている。この雄ネジを押圧子治具の基部42bに形成された取付ネジ42eに螺合させて、レーザポインタ41は押圧子治具42の外部に連結固定されている。また、押圧子治具の先端部42aの内部には、透明樹脂42hが設けられている。 【0040】更に、押圧子治具の基部42bの中空部には反射ブロック46が設けられており、基部42bに連結固定されたレーザポインタ41から照射されたレーザ光Lは反射ブロック46により鉛直下向きに反射し、透明樹脂42hを透過して、押圧子治具の先端部42aから鉛直下向きに照射できるようになっている。その他の構成は第1実施例と同様であり説明を省略する。 【0041】このように構成された第3実施例においても、第1実施例と同様に、レーザ光を押圧子治具の先端部42aから鉛直下向きに照射することができ、同様の効果を得ることができる。 【0042】更に、レーザポインタ41が押圧子治具の基部42bに内蔵されておらず、ネジ連結により外部に設けられているため、容易に押圧子治具42からレーザポインタ41を着脱し、交換することができる。このため、レーザポインタを着脱可能な構造の押圧子治具を用意すれば、レーザポインタを種々な形状、大きさ及び材質の押圧子治具に使い回すことができる。また、レーザポインタが故障又は寿命等により使用不可能になった場合でも、レーザポインタのみ交換して押圧子治具は使用を継続することができる。このように、総合的なコストダウンを図ることができる。 【0043】なお、レーザポイントと押圧子治具との接続は着脱可能であれば、ネジ以外によるものでもよい。更に、第2実施例と同様に、押圧子治具を基部と先端部とに分離可能にすると、コストダウン効果が更に増大する。 【0044】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、治具の所定の位置と、測定対象のスイッチの接点部の所定の位置とを合わせて荷重及び変位を測定する場合、レーザ光によるレーザスポットとスイッチの接点部の所定の位置とを一致させることにより、位置合わせを行うことができる。このため、測定作業を効率化できると共に、測定時におけるスイッチの接点部と治具との位置合わせの精度を向上させ、測定データの信頼性を向上させることができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005186 【氏名又は名称】株式会社フジクラ
|
| 【出願日】 |
平成10年12月1日(1998.12.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090158 【弁理士】 【氏名又は名称】藤巻 正憲
|
| 【公開番号】 |
特開2000−171202(P2000−171202A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月23日(2000.6.23) |
| 【出願番号】 |
特願平10−342238 |
|