| 【発明の名称】 |
プラズマディスプレイパネルの電極パターン検査装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】上口 博司
【氏名】青木 達也
【氏名】出口 和宏
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| 【要約】 |
【課題】プラズマディスプレイに用いる2枚のプレート(PDP)に施されている電極パターンの配設方向は互いに直交する方向であるため、電極パターンをラインカメラで撮像して画像処理により電極パターンを検査する際、いずれか一方のPDPに要する検査時間が他のPDPの検査に要する時間より長くなる。
【解決手段】検査装置においてラインカメラ4の姿勢をロータリーアクチュエータ41により90度回動し得るようにして、方向F及び方向Sのいずれの方向をラインカメラ4の走査方向と選択し得るようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ガラス板の表面に複数本の電極が所定方向に並べて形成されたプラズマディスプレイパネルを保持し、所定の長さの範囲の画像を画像信号に変換するラインカメラをプラズマディスプレイパネルの表面に沿って順次走査し、画像信号を所定のアルゴリズムにより処理してガラス板の表面の電極パターンを検査する検査装置であって、上記電極は相互に平行な表示部と該表示部の少なくとも一端に形成された略放射状の端子部とから構成され、表示部のパターンを検査するアルゴリズムと端子部のパターンを検査するアルゴリズムとが相違するものにおいて、上記ラインカメラの姿勢を、プラズマディスプレイパネルの表面に対して直交する軸線周りに90度回動する回動手段を設けたことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの電極パターン検査装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えばネオンガスを挟んで対向するプラズマディスプレイパネル(以下、PDPという場合がある)の電極パターンを画像処理により検査する装置に関する。 【0002】 【従来の技術】PDPは表面に複数本の電極が形成されているが、該電極は相互に平行な表示部と該表示部の少なくとも一端に形成された略放射状の端子部とから構成されている。また、1つのプラズマディスプレイは2枚のPDPを所定間隔を存して対向させ、且つ両PDP間に例えばネオンガスを封入することにより構成されている。該2枚のPDPは相互に同一のものではなく、各々の表示部のパターンが相互に直交する方向になっていなければならない。 【0003】一方、PDPの電極パターンを形成した後に、パターンが所定の形状であるかを検査する必要がある。そのためPDPを保持し、所定の長さの範囲の画像を撮像して画像信号に変換するラインカメラをPDPの表面に沿って順次走査し、画像信号を所定のアルゴリズムにより処理してガラス板の表面の電極パターンを検査している。尚、表示部の電極パターンと端子部の電極パターンとは相違するので、表示部の画像データは例えばアルゴリズムとして隣接比較法を用いて処理し、端子部の画像データは例えばアルゴリズムとしてDRC法を用いて処理している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】PDPの電極パターンを検査する装置は例えばPDPを固定し、ラインカメラを所定の走査方向に沿って往復動させながら順次走査方向に対して直交方向にずらしていき電極パターンを撮像する。 【0005】図3(a)に示すように、電極パターンPがラインカメラLCの走査方向Lに対して同じ方向に並設されている場合には、いずれか一方の端子部TについてラインカメラLCを例えば1往復させるだけで走査することができる。ところが、同図(b)に示すようにラインカメラLCの走査方向Lに対して直交する方向に電極パターンPが並設されていると、特に端子部Tを走査する場合にはラインカメラLCを何回も往復させなければならない。そのため、同図(a)に示したPDPの電極パターン検査に要する時間に比べて同図(b)に示したPDPの電極パターン検査に要する時間が相当長時間になり、検査処理能力が著しく低下するという不具合が生じる。 【0006】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、電極パターンの並設方向が相違する2種類のPDPのいずれに対する検査も短時間で行い得る電極パターン検査装置を提供することを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明は、ガラス板の表面に複数本の電極が所定方向に並べて形成されたプラズマディスプレイパネルを保持し、所定の長さの範囲の画像を画像信号に変換するラインカメラをプラズマディスプレイパネルの表面に沿って順次走査し、画像信号を所定のアルゴリズムにより処理してガラス板の表面の電極パターンを検査する検査装置であって、上記電極は相互に平行な表示部と該表示部の少なくとも一端に形成された略放射状の端子部とから構成され、表示部のパターンを検査するアルゴリズムと端子部のパターンを検査するアルゴリズムとが相違するものにおいて、上記ラインカメラの姿勢を、プラズマディスプレイパネルの表面に対して直交する軸線周りに90度回動する回動手段を設けたことを特徴とする。 【0008】PDPに施されている電極パターンの並設方向に応じ、ラインカメラの走査方向を常に電極パターンの並設方向に一致させればよい。そのためにはラインセンサの走査方向を電極パターンの並設方向に応じて90度相違する2方向の内の1方向に設定する必要がある。但し、従来の検査装置はラインセンサを走査方向に移動させると共に走査方向に対して直角方向にラインカメラの順次ずらす機構を備えているため、走査方向を総合に90度異なる2方向の内のいずれかにすることはできる。但し、走査方向に対してラインカメラは常に同じ姿勢でなければならないため、走査方向が変更されればそれに応じてラインカメラの姿勢を90度回動させる。 【0009】 【発明の実施の形態】図1を参照して、1はPDPの電極パターンを検査する検査装置であり、該検査装置11のベッド11に互いに平行に2本の摺動レール21が固定されている。該2本の摺動レール21には門形のレスト2が架設されている。該レストは図示しないサーボモータにより駆動され摺動レール21に沿って往復動する。該レストの水平部分には摺動レール31が取り付けられており、該摺動レール31には摺動子3が係合されている。該摺動子3は図示しないがレスト2に取り付けられたサーボモータにより往復動される。そして、該摺動子3には鉛直下方に向けられたラインカメラ4が、回動手段であるロータリーアクチュエータ41を介して取り付けられている。該ロータリーアクチュエータ41は90度の範囲で揺動自在の揺動軸を有しており、ラインカメラ4の中心が該揺動軸の揺動軸線上に位置するように、ラインカメラ4を該揺動軸の下端に取り付けている。従って、該ロータリーアクチュエータを作動させることによりラインカメラ4の姿勢を90度回動させることができる。 【0010】所定の動作をプログラムしたロボットを該検査装置の近傍に配設し、該検査装置1に対してPDPの着脱を行う。ベッド11の上面には、PDPより一回り大きな発光部51が形成されており、該発光部51の下方に配置した発光体からの光を均一な状態にしてPDPに対して下方から透過光が与えられるように構成されている。また、ベッド11の上面には所定方向に対してPDPの位置決めをする1対のストッパ52と該所定方向に対して直交方向に対してPDPの位置決めを行う1対のストッパ53とが突設されている。更に、回動軸54に連結され先端にパッド54bが揺動自在に取り付けられたクランプアーム54aと、回動軸55に連結され先端にパッド55bが揺動自在に取り付けられたクランプアーム55aとが取り付けられている。尚、Sはレスト2の往復動方向を示し、Fは摺動子3の往復動方向を示す。 【0011】上記図外のロボットが発光部51上にPDPをセットするとクランプアーム54a・55aを揺動させてPDPの位置決めを行う。図3(a)に示す状態と同じく、位置決めされた状態でPDPの電極パターンの並設方向がレスト2の往復動方向Sに一致している場合には、従来と同じく、方向Sを走査方向としてレスト2を前進させ、PDPの左右いずれか一側の端子部の画像を撮像する。その際、図外の画像処理装置はDRC法により端子部の画像を検査する。レスト2を前進端まで前進させると摺動子3を方向Fに沿ってラインカメラ4の撮像長さより若干短い所定距離移動させ、その後レスト2を走査方向であるSに沿って後退させる。そして該後退の際にも撮像を行う。このように、レスト2を方向Sに沿って前進及び後退させる毎に摺動子3を所定距離ずつ方向Fに沿ってずらすことによりPDPの表面全域を撮像することができる。尚、一側の端子部の検査が済み表示部の撮像を開始すると検査に用いるアルゴリズムを隣接比較法に切り替え、表示部から他側の端子部に撮像位置が移動するとアルゴリズムを再びDRC法に戻す。そして、PDPの全域について検査が終了すると検査が終了したPDPをロボットにより取り外し、代わりに未検査の新たなPDPを発光部51上にセットする。 【0012】ところで、図3(b)に示すように発光部51上にセットされたPDPの電極パターンの並設方向が方向Sに対して直交する方向である場合には、ロータリーアクチュエータ41を作動させてラインカメラ4の姿勢を90度回動させる。そして、図2に示すように、摺動子3の往復動方向である方向Fを走査方向に設定して、端子部の検査を行う。尚、ラインカメラ4を往動及び復動させる毎にレスト2を方向Sに所定距離ずらしながら、上述の手順と同様の手順に従ってPDPの検査を行う。そして、検査が終了すると、クランプアーム54a・55aによる保持を解除し、ロボットによりPDPを取り外す。 【0013】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明は、PDPの電極パターンの配設方向に対してラインカメラの走査方向が一致するようにラインカメラの姿勢を回動させるのでラインカメラによる走査時間が延長されない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000148623 【氏名又は名称】株式会社ソキア
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| 【出願日】 |
平成10年7月6日(1998.7.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060025 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 欣一 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−18929(P2000−18929A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月21日(2000.1.21) |
| 【出願番号】 |
特願平10−190710 |
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