| 【発明の名称】 |
回転検出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山田 稔
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| 【要約】 |
【課題】設置スペースが少なくてすみ、位置合わせも容易に行なえるようにする。
【解決手段】回転部材7に設けた多極磁石21に非回転部材9に設けた検出器22を臨ませて、回転部材7の回転に伴う多極磁石21の磁極変化や磁力変化を検出器22で検出することにより、回転部材7の回転角度(量)、回転速度、回転方向を検出できるようになる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転部材に、回転方向にN極とS極とを交互に形成した多極磁石を設けると共に、非回転部材に、上記回転部材の多極磁石の磁極変化や磁力変化を検出する検出器を設けたことを特徴とする回転検出装置。 【請求項2】 上記多極磁石は磁力が同じであり、検出器によって回転角度に応じて変化する磁極に対応するパルスを検出する請求項1に記載の回転検出装置。 【請求項3】 上記多極磁石は磁力が回転方向に連続的に変化しており、検出器によって回転角度に応じて変化する磁極に対応するパルスと磁力とを検出する請求項1又は請求項2に記載の回転検出装置。 【請求項4】 上記回転部材は、自動車のステアリング用回転接続装置においてステアリングシャフトとともに回転するローターである請求項1〜請求項3のいずれかに記載の回転検出装置。 【請求項5】 上記多極磁石は、上記ローターの外周縁に貼着するフィルムシートの円周面又はローターの上面に貼着するフィルムシートの外周面に形成されている請求項4に記載の回転検出装置。 【請求項6】 上記多極磁石は、上記ローターの上面に貼着する円形フィルムシート状のコーションラベルの外周面に形成されている請求項4に記載の回転検出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のステアリング用回転接続装置を利用してステアリングシャフト(ステアリングホイール)の回転角度、回転速度あるいは回転方向を検出するのに最適な回転検出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、図4に示すように、自動車においては、ボディ1側で回転自在に支持されたステアリングシャフト2のステアリングホイール3に、エアーバック4やホーンスイッチ等が内蔵されたものがある。この場合、固定のボディ1側に対してステアリングホイール3側が回転するから、ボディ1側のワイヤーハーネス17とステアリングホイール3側のエアーバック4等のワイヤーハーネス18とが回転に伴って捻られるようになるので、各ワイヤーハーネス17,18の電線を直接的に接続することができない。 【0003】このため、図5及び図6に示すように、ステアリングホイール3にピン部7aで回転不自在に取り付けるローター7と、ボディ1側のベースケース8に回転不自在に取り付けるケース9との間に可撓性平形ケーブル(FFC…フレキシブルフラットケーブル又はFPC…フレキシブル・プリント・サーキット)10をループ状に丸めて介設して、ローター7とケース9とをCリング11で相対回転可能に結合してなるステアリング用回転接続装置12が設けられている。 【0004】上記ボディ1側のベースケース8には、方向指示レバー13やワイパーレバー14等を有するコンビネーションスイッチ15が組み込まれると共に、この方向指示レバー13をステアリングホイール3の切り戻し時にOFF位置に戻すためのキャンセルボス16をステアリングホイール3にピン部16aで回転不自在に取り付けている。 【0005】そして、端末部材6a内において可撓性平形ケーブル10の導体の内端部に接続したワイヤーハーネス6のコネクタ7bをエアーバック4等のワイヤーハーネス18のコネクタ18aに嵌合すると共に、端末部材5a内において可撓性平形ケーブル10の導体の外端部に接続したワイヤーハーネス5のコネクタ9bをボディ側のワイヤーハーネス17のコネクタ17aに嵌合することにより、可撓性平形ケーブル10の巻き締まり性と巻き戻り性を利用して、ステアリングホイール3側のエアーバック4等のワイヤーハーネス18とボディ1側のワイヤーハーネス17とを電気的に接続するようになっている。 【0006】ところで、上記のような自動車のステアリング用回転接続装置を利用してステアリングシャフト(ステアリングホイール)の回転角度(量)、回転速度あるいは回転方向を検出し、自動車の走行中の姿勢制御等を行なえるようにした回転角度検出装置が提案されている(特開平1−173807号公報参照)。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の回転角度検出装置は、外周に等間隔に交互に光を反射させる反射パターンと光を吸収する非反射パターンとを形成した筒状反射板と、この筒状反射板のパターンに対向するように配置された少なくとも一対の受・発光素子よりなる光反射形ホトセンサーとを備えたものであったから、一対の受・発光素子の間に光路を確保する必要があるので設置スペースが多くなると共に、一対の受・発光素子の位置合わせも困難であるという問題があった。 【0008】本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、設置スペースが少なくてすみ、位置合わせも容易な回転検出装置を提供することを目的とするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は、回転部材に、回転方向にN極とS極とを交互に形成した多極磁石を設けると共に、非回転部材に、上記回転部材の多極磁石の磁極変化や磁力変化を検出する検出器を設けたことを特徴とする回転検出装置を提供するものである。 【0010】本発明によれば、回転部材に設けた多極磁石に非回転部材に設けた検出器を臨ませて、回転部材の回転に伴う多極磁石の磁極変化や磁力変化を検出器で検出することにより、回転部材の回転角度(量)、回転速度、回転方向を検出できるようになる。 【0011】請求項2のように、上記多極磁石は磁力が同じであり、検出器によって回転角度に応じて変化する磁極に対応するパルスを検出する構成、あるいは、請求項3のように、上記多極磁石は磁力が回転方向に連続的に変化しており、検出器によって回転角度に応じて変化する磁極に対応するパルスと磁力とを検出する構成とすることができる。 【0012】請求項4のように、上記回転部材は、自動車のステアリング用回転接続装置においてステアリングシャフトとともに回転するローターであると、自動車のステアリング用回転接続装置を利用してステアリングシャフト(ステアリングホイール)の回転角度(量)、回転速度あるいは回転方向を検出し、自動車の走行中の姿勢制御等を行なえるようになる。 【0013】請求項5のように、上記多極磁石は、上記ローターの外周縁に貼着するフィルムシートの円周面又はローターの上面に貼着するフィルムシートの外周面に形成されている構成とすることができ、あるいは、請求項6のように、上記多極磁石は、上記ローターの上面に貼着する円形フィルムシート状のコーションラベルの外周面に形成されている構成とすることができる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。 【0015】図1及び図2(a)に示すように、上記ローター(回転部材)7の外周縁7cには、狭幅のフィルムシート20Aがリング状に貼着され、このフィルムシート20Aの全円周面には、回転方向にN極とS極とを交互に形成した多極磁石21が設けられている。この多極磁石21は、具体的には、フィルムシート20Aが磁気シートで形成されて、この磁性フィルムシート20Aの円周面を、例えば、1度間隔で360度にわたってN極とS極とが交互になるよう磁化して形成する。 【0016】上記ローター7の外周縁7cに対向して、上記ケース9(非回転部材…ベースケース8でも可)には、フィルムシート20Aの多極磁石21の磁極変化(NSの変化)や磁力変化を検出する磁気センサー(検出器…例えばホール素子)22が設けられている。 【0017】この磁気センサー22では、上記多極磁石21の磁力が同じであるときには、図3(a)に示すように、回転角度に応じて変化する磁極に対応するパルスを検出するようになる。また、上記多極磁石21は磁力を回転方向に連続的に変化させているときには、図3(b)に示すように、回転角度に応じて変化する磁極に対応するパルスと磁力とを検出するようになる。 【0018】上記構成において、ステアリングホイール3の回転操作によりステアリングシャフト2とともにローター7が回転すると、磁気センサー22により、ローター7の多極磁石21の磁極変化(1度毎のNSの変化)に伴うパルスが検出されるようになる。 【0019】この場合、ローター7の多極磁石21の磁力が同じであるときには、図3(a)に示したように、回転角度に応じて変化する磁極に対応するパルスが検出されるので、このパルス数をカウントすることにより、ステアリングホイール3の回転角度(量)を検出できると共に、パルス間の時間を計測することにより、ステアリングホイール3の回転速度を検出できるようになる。なお、本例であっても、多極磁石21の磁極(NS)の幅や段数、複数の磁気センサーの位相をずらせること等によって、ステアリングホイール3の回転方向も検出できるようにすることは可能である。 【0020】また、ローター7の多極磁石21の磁力を回転方向に連続的に変化させているときには、図3(b)に示したように、回転角度に応じて変化する磁極に対応するパルスと磁力とが検出されるので、図3(a)と同様にステアリングホイール3の回転角度(量)と回転速度とが検出できると同時に、磁力の変化方向、つまり、増加方向か減少方向かでステアリングホイール3の回転方向も検出できるようになる。 【0021】これらにより、ステアリングホイール3の回転角度(量)、回転速度あるいは回転方向を検出することで、自動車の走行中の姿勢制御等を行なえるようになる。 【0022】上記実施形態では、ローター7に多極磁石21を設け、ケース9に磁気センサー22を設けるだけであるから、上記従来の一対の受・発光素子のような光路を確保する必要がないので設置スペースが少なくなると共に、多極磁石21に対する磁気センサー22の位置合わせも容易に行なえる。 【0023】上記実施形態では、多極磁石21は、ローター7の外周縁7cに貼着するフィルムシート20Aの円周面に形成したが、図2(b)に示すように、ローター7の上面7dに貼着するフィルムシート20Bの外周面に形成することもできる。この場合には、磁気センサー22はローター7の上面7dに対向して設ける。 【0024】上記のように、多極磁石21を磁性フィルムシート20A.20Bの周面を、例えば、1度間隔で360度にわたってN極とS極とが交互になるよう磁化して形成すれば、多極磁石21を簡単かつコスト安に製造でき、貼着作業も簡単になる。 【0025】また、図2(c)に示すように、上記多極磁石21をローター7の上面に貼着する円形フィルムシート状のコーション(警告)ラベル23の外周面に形成すると、コーションラベル23を利用して多極磁石21を設けられるので、部品点数や貼着作業が削減できて、よりコスト安に製造できる。 【0026】なお、上記実施形態では、ステアリングホイール3の回転を検出する装置であったが、これに限られるものではない。 【0027】 【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発明の回転検出装置は、回転部材の多極磁石に臨ませた検出器で回転部材の回転に伴う多極磁石の磁極変化や磁力変化を検出することにより、回転部材の回転角度(量)、回転速度、回転方向を検出できるようになるから、従来の一対の受・発光素子のような光路を確保する必要がないので設置スペースが少なくなると共に、多極磁石に対する検出器の位置合わせも容易に行なえるようになる。 【0028】上記多極磁石の磁力を同じとして、検出器によって回転角度に応じて変化する磁極に対応するパルスを検出する構成とすると(請求項2)、回転部材の回転角度(量)と回転速度とを検出でき、あるいは、多極磁石の磁力を回転方向に連続的に変化して、検出器によって回転角度に応じて変化する磁極に対応するパルスと磁力とを検出する構成とすると(請求項3)、回転部材の回転角度(量)と回転速度とに加えて、回転方向も検出できるようになる。 【0029】上記回転部材が自動車のステアリング用回転接続装置においてステアリングシャフトとともに回転するローターであると(請求項4)、自動車のステアリング用回転接続装置を利用してステアリングシャフト(ステアリングホイール)の回転角度(量)、回転速度あるいは回転方向を検出し、自動車の走行中の姿勢制御等を行なえるようになる。 【0030】上記多極磁石がローターの外周縁に貼着するフィルムシートの円周面又はローターの上面に貼着するフィルムシートの外周面に形成されている構成であると(請求項5)、多極磁石を簡単かつコスト安に製造でき、貼着作業も簡単になる。 【0031】上記多極磁石がローターの上面に貼着する円形フィルムシート状のコーションラベルの外周面に形成されている構成であると(請求項6)、コーションラベルを利用して多極磁石を設けられるので、部品点数や貼着作業が削減できて、よりコスト安に製造できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】395011665 【氏名又は名称】株式会社ハーネス総合技術研究所 【識別番号】000183406 【氏名又は名称】住友電装株式会社 【識別番号】000002130 【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年6月19日(1998.6.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067828 【弁理士】 【氏名又は名称】小谷 悦司 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−9416(P2000−9416A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月14日(2000.1.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−173307 |
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