| 【発明の名称】 |
ファン装置及び画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉川 直弥
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| 【要約】 |
【課題】冷却対象部材の1つ1つに専用のファンを設置しないで済むファン装置を得る。
【解決手段】本発明のファン装置200Aは、定着装置106の熱影響を受けるガイド108と搬送モータ300を冷却するために、画像形成装置の排紙部116に備えられている。ファン装置200Aのファンカバー202はダクト形状をなしている。ファン201の風a1は開口部202aからガイド108に向けて吹き付けられる。そして、ガイド108に吹き付けられて還流した風a2はガイド面202bにて搬送モータ300に導かれる。これにて、1つのファン201からの風によってガイド108と搬送モータ300の2つの部材が冷却される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ファンと同ファンを覆うファンカバーとを具備しているファン装置において、前記ファンカバーが、主冷却対象部材に当たって還流した風を別の冷却対象部材に導く形状になっていることを特徴とするファン装置。 【請求項2】 前記ファンカバーはダクト形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のファン装置。 【請求項3】 シート材に転写されたトナー像を加熱して定着させる定着装置と、前記定着装置の近傍でシート材の搬送をガイドする搬送ガイド部材と、前記定着装置の近傍に配置されている搬送モータと、を具備している画像形成装置において、前記搬送ガイド部材と前記搬送モータとを冷却する手段として、請求項1又は2に記載のファン装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。 【請求項4】 前記搬送ガイド部材は前記ファンによって吹き付けられる風によって冷却され、前記搬送モータは前記ファンカバーによって導かれる風によって冷却されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 【請求項5】 前記搬送ガイド部材は開閉可能であり、前記ファン及び前記ファンカバーは前記搬送ガイド部材に設置されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。 【請求項6】 前記ファンカバーの一部が前記搬送ガイド部材を開閉する取っ手になっていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 【請求項7】 前記取っ手部も風を導く部分であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に冷却手段として備えられるファン装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図6に、従来例の画像形成装置(複写機)の全体的な概略構成を示す。 【0003】給紙カセット101又は102から給紙されたシート材Sは画像形成部103に送られ、ここで感光体ドラム104上のトナー像が転写ローラ105によって転写される。 【0004】転写を終えたシート材Sは定着装置106に搬送され、ここでシート材S上の未定着状態のトナー像は加熱及び加圧されて定着される。定着処理を終えたシート材Sは排紙部116に送られる。 【0005】排紙部116に送られたシート材Sは、片面複写の場合は、フラッパ107により内排紙ローラ対110から外排紙ローラ対111に送られて排紙トレイ109上に排出される。 【0006】また、両面複写の場合は、フラッパ107とガイド108によって反転パス112に導かれる。そして、搬送ローラ対113と反転ローラ対114とによって矢印A方向に搬送された後、逆転する反転ローラ対114によって再給送パス117に送り込まれる。再給送パス117に送り込まれたシート材Sは再び画像形成部103に到達する。 【0007】本画像形成装置において、ガイド108は、加熱装置である定着装置106に近い位置にあるため、その熱影響を受ける。このため、温度が高くなったガイド108を通過するシート材Sは同ガイド108に沿ってカールしてしまう。その対応策としてガイド108の近傍にファン115を設置し、このファン115によってガイド108に風を吹き付けてガイド108の昇温を防いでいる。 【0008】本画像形成装置には、上記ガイド108のほかにも定着装置106による熱影響にて弊害が生じるものがある。例えば、搬送ローラ対113を駆動する搬送モータ(不図示)である。同搬送モータの温度が上がると、必要なトルクが得られなくなり、脱調してしまうことが懸念される。これを防ぐためには従来普通、同搬送モータの近傍に風を吹き付けるファンを別個に設置するか、あるいはガイド108を冷却するファン115の風を導風ダクトを使って取り込むようにする。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例のように、各冷却対象部材(ガイド、搬送モータ)に個別にファンを設けたり、導風ダクトを設ける方法の場合、装置が大型になり、かつ、コストアップする問題があった。 【0010】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みてなされたもので、1つのファンによって離れた位置にある複数の冷却対象部材を冷却することができるファン装置を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明は、ファンと同ファンを覆うファンカバーとを具備しているファン装置に係る。 【0012】そして、本発明は、上記目的を達成するため、前記ファンカバーが、主冷却対象部材に当たって還流した風を別の冷却対象部材に導く形状になっていることを特徴とする。例えば、前記ファンカバーはダクト形状をなしている。 【0013】例えば、本発明のファン装置は、シート材に転写されたトナー像を加熱して定着させる定着装置と、前記定着装置の近傍でシート材の搬送をガイドする搬送ガイド部材と、前記定着装置の近傍に配置されている搬送モータと、を具備している画像形成装置において、前記搬送ガイド部材と前記搬送モータとを冷却する手段として用いられる。 【0014】この場合、前記搬送ガイド部材は前記ファンによって吹き付けられる風によって冷却され、前記搬送モータは前記ファンカバーによって導かれる風によって冷却される。 【0015】また、前記搬送ガイド部材は開閉可能であり、前記ファン及び前記ファンカバーは前記搬送ガイド部材に設置されている。この時、前記ファンカバーの一部が前記搬送ガイド部材を開閉する取っ手になっている。そして、この取っ手部も風を導く部分である。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0017】〈第1の実施の形態〉図1及び図2は、第1の実施の形態によるファン装置の構成を示す。ここで示すファン装置200Aは、図5に示す画像形成装置の排紙部116に適用されている。図1は断面図であり、図2は斜視図である。 【0018】ファン装置200Aは主にガイド108を冷却するためのものであるが、同時に搬送ローラ対113を駆動する搬送モータ300の冷却も行うようになっている。 【0019】ファン装置200Aは、不図示の駆動モータによって回転するファン201と同ファン201を覆うファンカバー202とからなっている。ファンカバー202はサポート部材203を介してガイド108に結合されている。 【0020】ガイド108は支軸108aを中心に回動して開閉することが可能である。搬送ローラ対113の搬送ローラ113aはガイド118側に取り付けられており、搬送コロ113bはガイド108側に取り付けられている。従って、ガイド108を開くと搬送コロ113bは搬送ローラ113aから離れ、ガイド108を閉じると搬送コロ113bは搬送ローラ113aに当接するようになる。 【0021】ファンカバー202はダクト形状をなしており、その開口部202aからファン201の風a1がガイド108に向けて吹き付けられるようになっている。そして、ガイド108に吹き付けられて還流した風a2をガイド面202bにて搬送モータ300に導くようになっている。これにより、1つのファン201によって生じた風にて、ガイド108と搬送モータ300の2つの部材が冷却される。なお、搬送モータ300を冷却した風a3は排気口119を介して外部に排出される。 【0022】〈第2の実施の形態〉図3に、第2の実施の形態によるファン装置の構成を示す。このファン装置200Bの基本的構成は、上記第1の実施の形態のファン装置200Aと同じである。 【0023】図4は搬送ローラ対113のニップを通過中のシート材Sがジャムを起こした状態を示している。このような場合、図5のようにガイド108を開いてジャム処理を行うが、ガイド108を開閉するための取っ手は、通常、ガイド108に取り付けられており、装置を大型にしている。 【0024】この問題を解消するために、ここでは、ファンカバー202の一端部202cを取っ手として使用するようにしている。この場合、風a2は取っ手部202cの壁202dによって搬送モータ300に導かれる。 【0025】なお、ここでは、ガイド108と搬送モータ300の2つを冷却する場合のファン装置(200A、200B)について示したが、本発明のファン装置は他の部材の冷却にも使用できることは言う迄もない。 【0026】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のファン装置によれば、ファンカバーの形状によって複数の部材に風を送って冷却することが可能である。従って、本発明のファン装置を用いることによって、冷却対象部材の1つ1つに個別に専用のファンを設置したり、専用の導風ダクトを設置したりする必要がなくなり、低コストで省スペースの画像形成装置が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月23日(1999.4.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082337 【弁理士】 【氏名又は名称】近島 一夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−304395(P2000−304395A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月2日(2000.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願平11−117260 |
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