| 【発明の名称】 |
食品冷却庫 |
| 【発明者】 |
【氏名】関根 良治
【氏名】高橋 和弘
【氏名】鈴木 勝彦
【氏名】栗原 正和
【氏名】石田 崇
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| 【要約】 |
【課題】冷却運転が停止された時、庫内殺菌を効果的に行うことができる、食品冷却庫を提供する。
【解決手段】圧縮機、凝縮器、冷却器、及び冷却器用送風機を備え、冷却運転時には冷却器用送風機を運転させて当該冷却器で熱交換した冷気を冷却庫本体100の庫内9に循環させて、庫内の食品を冷却すると共に、冷却庫本体100内に紫外線発生手段107を備え、冷却運転が停止されて庫内に食品が存在しない時、紫外線発生手段107を駆動し、この紫外線発生手段107で発生した紫外線によってオゾンを生成し、冷却器用送風機を運転させてこのオゾンを循環させて庫内9を殺菌するものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圧縮機、凝縮器、冷却器、及び冷却器用送風機を備え、冷却運転時には冷却器用送風機を運転させて当該冷却器で熱交換した冷気を冷却庫本体の庫内に循環させて、庫内の食品を冷却する食品冷却庫において、前記冷却庫本体内に紫外線発生手段を備え、前記冷却運転が停止されて庫内に食品が存在しない時、前記紫外線発生手段を駆動し、この紫外線発生手段で発生した紫外線によってオゾンを生成し、前記冷却器用送風機を運転させてこのオゾンを循環させて庫内を殺菌することを特徴とする食品冷却庫。 【請求項2】 前記庫内のオゾン濃度に応じて紫外線発生手段の駆動を制御することを特徴とする請求項1記載の食品冷却庫。 【請求項3】 前記紫外線発生手段の駆動時間及び停止時間を予め設定し、この設定された駆動時間及び停止時間に応じて紫外線発生手段を駆動し、或いは停止することを特徴とする請求項1記載の食品冷却庫。 【請求項4】 前記紫外線発生手段の駆動及び停止にかかわらず冷却器用送風機を連続運転させることを特徴とする請求項2又は3記載の食品冷却庫。 【請求項5】 前記冷却器用送風機は正転運転及び逆転運転を繰り返すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の食品冷却庫。 【請求項6】 前記殺菌運転中と冷却運転中とで冷却器用送風機の運転周波数を変化させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の食品冷却庫。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冷却庫本体に紫外線発生手段を備えた食品冷却庫に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、圧縮機、凝縮器、冷却器、及び冷却器用送風機を備え、冷却運転時には冷却器用送風機を運転させて当該冷却器で熱交換した冷気を冷却庫本体の庫内に循環させて、庫内の食品を冷却する食品冷却庫が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この種のものでは、冷却運転が停止されて庫内に食品が存在しない時、庫内の殺菌を行うことが望ましいが、従来、効果的な殺菌手段が提案されていない。 【0004】そこで、本発明の目的は、冷却運転が停止されて庫内に食品が存在しない時、庫内殺菌を効果的に行うことができる食品冷却庫を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、圧縮機、凝縮器、冷却器、及び冷却器用送風機を備え、冷却運転時には冷却器用送風機を運転させて当該冷却器で熱交換した冷気を冷却庫本体の庫内に循環させて、庫内の食品を冷却する食品冷却庫において、前記冷却庫本体内に紫外線発生手段を備え、前記冷却運転が停止されて庫内に食品が存在しない時、前記紫外線発生手段を駆動し、この紫外線発生手段で発生した紫外線によってオゾンを生成し、前記冷却器用送風機を運転させてこのオゾンを循環させて庫内を殺菌するものである。 【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、庫内のオゾン濃度に応じて紫外線発生手段の駆動を制御するものである。 【0007】請求項3記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、紫外線発生手段の駆動時間及び停止時間を予め設定し、この設定された駆動時間及び停止時間に応じて紫外線発生手段を駆動し、或いは停止するものである。 【0008】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載のものにおいて、紫外線発生手段の駆動及び停止にかかわらず冷却器用送風機を連続運転させるものである。 【0009】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のものにおいて、冷却器用送風機は正転運転及び逆転運転を繰り返すものである。 【0010】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のものにおいて、殺菌運転中と冷却運転中とで冷却器用送風機の運転周波数を変化させるものである。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。 【0012】図1において、1はブラストチラー(以下、食品冷却庫という。)を示している。この食品冷却庫1の冷却庫本体100にはヒンジを介して開閉扉101が連結され、この開閉扉101が開かれると、庫内9が臨んでいる。この庫内9には台車付きのストッカ102が格納自在であり、このストッカ102の棚にはトレー103が載置され、トレー103には冷却される食品が収容されている。また、冷却庫本体100には液晶表示パネル105が設けられている。 【0013】この冷却庫本体100の庫内9の上部には2灯の紫外線ランプ107が設けられ、庫内9の下部にはオゾン濃度センサ108が設けられている。 【0014】この食品冷却庫1は、図2に示すように、2つの冷却ユニット3a、3bを備え、この2つの冷却ユニット3a、3bはそれぞれ冷媒配管5を介して冷却器7a、7bに接続されている。この冷却器7a、7bは風路に対し並列に一体形成され、庫内9につながる風路内に配置されている。 【0015】そして、この冷却器7a、7bには、この冷却器7a、7bで熱交換した冷気を庫内9に循環させるための、3台の冷却器用送風機11a、11b、11cが付設されている。これら3台の冷却器用送風機11a、11b、11cはそれぞれ調速手段(図示せず)を備えている。 【0016】一方の冷却ユニット3aは定格圧縮機13を備えている。この定格圧縮機13の冷媒吐出管13aには水冷式凝縮器15が接続され、この水冷式凝縮器15には水配管16が付設されている。17は水用電磁弁、18は圧縮機用送風機、19は圧縮機のオイルクーラを示している。 【0017】水冷式凝縮器15の冷媒出口管15aにはレシーバタンク21、ドライコア22が順に接続され、更に、冷媒配管5を介して膨張弁23が接続されている。この膨張弁23には前述した冷却器7aが接続され、この冷却器7aには冷媒配管5を介してアキュームレータ24が接続され、このアキュームレータ24は定格圧縮機13の冷媒吸込管13bに接続されている。また、定格圧縮機13の冷媒吐出管13aにはバイパス管25が接続され、このバイパス管25はホットガス電磁弁26を経て膨張弁23の冷媒出口管23aに接続されている。 【0018】2つの冷却ユニット3a、3bの構成は同じであるので、他方の冷却ユニット3bの構成の説明は省略する。 【0019】この実施形態では、前記したように、一つの食品冷却庫1に対して冷却ユニットと冷却器とを接続する冷却回路が2回路設けられている。食品冷却庫1には、庫内温度を検出する庫内センサ31と、食品の芯温を検出する芯温センサ(食品温度センサ)33とが設けられ、冷却器7a、7bのそれぞれの出口管には、冷媒温度を検出する冷媒温度センサ32a、32bが取り付けられている。 【0020】この食品冷却庫1の庫内9には、スチームコンベクションオーブン(図示せず)等で加熱調理された、例えば70℃程度の高温食品が投入される。 【0021】この食品のいずれか一つには針状の芯温センサ33を刺し、この芯温センサ33によって食品の芯温が検出されている。 【0022】この食品冷却庫1では、冷却運転時に、冷却器用送風機11a、11b、11cを運転させて当該冷却器7a、7bで熱交換した冷気を冷却庫本体100の庫内9に循環させて、庫内9の食品を冷却する。 【0023】一方、冷却運転が停止されて庫内に食品が存在しない時、2灯の紫外線ランプ(紫外線発生手段)107が点灯し、この紫外線ランプ107からの紫外線によって庫内空気がオゾンに変化し、このオゾンが冷却器用送風機11a、11b、11cの運転によって庫内9の全域に循環し、庫内9が殺菌される。 【0024】図3は、この殺菌運転の濃度制御のフローチャートを示す。 【0025】殺菌が開始されると(S1)、冷却器用送風機11a、11b、11c(以下、ファンという。)の正転時間がクリアされ(S2)、図4のファン制御に移行する(S3)。このファン制御では、ファンの正転時間が設定されており、その設定時間が経過したか否かが判定される(S41)。 【0026】設定時間が経過していなければ、ファン正転時間が加算され(S42)、設定時間が経過するまでの間、ファン正転が実行される(S43)。S41で、設定時間が経過した場合、ファン逆転時間がクリアされ(S44)、今度は、予め設定されたファンの逆転時間が経過したか否かが判定される(S45)。設定時間が経過していなければ、ファン逆転時間が加算され(S46)、設定時間が経過するまでの間、ファン逆転が実行される(S47)。S45で、設定時間が経過した場合には、ファン正転時間がクリアされる(S48)。 【0027】このファン制御の後、図3のS4に移行して、オゾン濃度センサ108で検出された庫内9のオゾン濃度が上限値と比較され(S4)、上限値を超えていなければ、紫外線ランプ107を点灯し(S5)、終了時間が経過したか否かが判定され(S6)、終了時間が経過するまでの間、S3〜S6が繰り返される。 【0028】この間、2灯の紫外線ランプ107からの紫外線によって庫内空気がオゾンに変化し、このオゾンが冷却器用送風機11a、11b、11cの運転によって庫内9の全域に循環し、庫内9が殺菌される。 【0029】終了時間が経過すると、紫外線ランプ107を消灯し(S7)、ファンの運転を停止し(S8)、殺菌運転が終了される(S9)。 【0030】S4で、庫内9のオゾン濃度が上限値を越えた場合、図4のファン制御に移行する(S3`)。このS3`は前記S3と同じファン制御である。このファン制御を行った後、オゾン濃度センサ108で検出された庫内9のオゾン濃度が下限値と比較され(S11)、下限値を下回っていなければ、紫外線ランプ107を消灯し(S12)、終了時間が経過したか否かが判定され(S13)、終了時間が経過するまでの間、S3`〜S13が繰り返される。 【0031】S11で、庫内9のオゾン濃度が下限値を下回った場合、S3に移行し、ファン制御が行われ、前述した制御が繰り返される。 【0032】S13で、終了時間が経過すると、紫外線ランプ107を消灯し(S7)、ファンの運転を停止して(S8)、殺菌運転が終了される(S9)。 【0033】この実施形態では、冷却運転が停止されて庫内に食品が存在しない時、2灯の紫外線ランプ(紫外線発生手段)107が点灯し、この紫外線ランプ107からの紫外線によって庫内空気がオゾンに変化し、このオゾンがファンの運転によって庫内9の全域に循環し、庫内9が殺菌されるので、効果的な殺菌運転を行うことができる。 【0034】また、庫内9のオゾン濃度が上限値を越え(S4)、しかも下限値を下回らない場合(S11)、紫外線ランプ107が消灯されるので(S12)、庫内9のオゾン濃度が適正濃度に維持される。 【0035】図5は、別の時間制御による実施形態を示している。 【0036】殺菌が開始されると(S21)、ファンの正転時間がクリアされ(S22)、殺菌ON時間がクリアされ(S23)、図4のファン制御に移行する(S24)。このファン制御は、前述したものと同じであるので、その説明を省略する。 【0037】このファン制御の後に、予め設定された殺菌ON時間が経過したか否かが判定され(S25)、経過していなければ、殺菌ON時間を加算し(S26)、紫外線ランプ107を点灯し(S27)、終了時間が経過したか否かが判定され(S28)、終了時間が経過するまでの間、S24〜S28が繰り返される。 【0038】この間、2灯の紫外線ランプ107からの紫外線によって庫内空気がオゾンに変化し、このオゾンが冷却器用送風機11a、11b、11cの運転によって庫内9の全域に循環し、庫内9が殺菌される。 【0039】終了時間が経過すると、紫外線ランプ107を消灯し(S29)、ファンの運転を停止し(S30)、殺菌運転が終了される(S31)。 【0040】S25で、殺菌ON時間が経過した場合、殺菌OFF時間をクリアした後(S32)、図4のファン制御に移行する(S24`)。 【0041】このS24`は前記S24と同じファン制御である。このファン制御を行った後、殺菌OFF時間が経過したか否かが判定され(S33)、経過していなければ、殺菌OFF時間を加算し(S34)、紫外線ランプ107を消灯し(S35)、終了時間が経過したか否かが判定され(S36)、終了時間が経過するまでの間、S24`〜S36が繰り返される。 【0042】S33で、殺菌OFF時間が経過した場合、殺菌ON時間をクリアし(S37)、S24に移行し、ファン制御が行われ、前述の制御が繰り返される。S36で、終了時間が経過すると、紫外線ランプ107を消灯し(S29)、ファンの運転を停止して(S30)、殺菌運転が終了される(S31)。 【0043】この実施形態では、冷却運転が停止されて庫内に食品が存在しない時、2灯の紫外線ランプ(紫外線発生手段)107が点灯し、この紫外線ランプ107からの紫外線によって庫内空気がオゾンに変化し、このオゾンがファンの運転によって庫内9の全域に循環し、庫内9が殺菌されるので、効果的な殺菌運転を行うことができる。 【0044】また、紫外線ランプ107の殺菌ON時間(駆動時間)及び殺菌OFF時間(停止時間)を予め設定し、この設定された駆動時間及び停止時間に応じて紫外線ランプ107を駆動し、或いはその駆動を停止するので、庫内9のオゾン濃度が適正濃度に維持される。 【0045】この実施形態では、紫外線ランプ107の駆動及び停止にかかわらず冷却器用送風機11a、11b、11cは連続運転されている。風路を含む庫内の隅々まで、オゾンを行き渡らせるためである。 【0046】また、冷却器用送風機11a、11b、11cは正転運転及び逆転運転を繰り返すので、オゾンが、風路を含む庫内の隅々まで行き渡る。 【0047】更に、冷却器用送風機11a、11b、11cをインバータ駆動制御する構成として、殺菌運転中と冷却運転中とで、冷却器用送風機11a、11b、11cの運転周波数を変化させるようにしてもよい。オゾンを、庫内に行き渡らせる場合、それほど風量は必要ないからである。 【0048】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものでないことは明らかである。 【0049】 【発明の効果】この実施形態では、冷却運転が停止されて庫内に食品が存在しない時、紫外線発生手段が駆動され、この紫外線発生手段からの紫外線によって庫内空気がオゾンに変化し、このオゾンがファンの運転によって庫内の全域に循環し、庫内が殺菌されるので、庫内の効果的な殺菌運転を行うことができる。 【0050】また、庫内のオゾン濃度に応じて紫外線発生手段の駆動を制御し、或いは、紫外線発生手段の駆動時間及び停止時間を予め設定し、この駆動時間及び停止時間に応じて紫外線発生手段を駆動し、或いは停止することにしたので、庫内のオゾン濃度を適正濃度に維持することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月8日(1999.3.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091823 【弁理士】 【氏名又は名称】櫛渕 昌之 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−258044(P2000−258044A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月22日(2000.9.22) |
| 【出願番号】 |
特願平11−59869 |
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