| 【発明の名称】 |
冷蔵ショーケース |
| 【発明者】 |
【氏名】吉田 貴雄
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| 【要約】 |
【課題】陳列部の底板に溜まったごみ屑の掃除を簡単に行うことができるとともに、陳列部の底板に冷気が溜まることがなく、かつ、商品が手摺り部によって隠されてしまい、顧客が商品を目で確認できなくなることのない冷蔵ショーケースを提供する。
【解決手段】前面が開口するとともに、開口部の後方に商品を陳列するための陳列部4が形成された框体5の前端下部に、上面に吸込口11を有する手摺り部9を形成し、框体5の上端部に設けた吐出口15から吐出された冷気を、吸込口11から吸い込むことにより、框体5の前面開口部に冷気のエアカーテンを形成するようにした冷蔵ショーケース1において、陳列部4に、上面が手摺り部9の上面と同一平面となる底板23を取り付ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前面が開口するとともに、前記開口部の後方に商品を陳列するための陳列部が形成された框体の前端下部に、上面に吸込口を有する手摺り部を形成し、框体の上端部に設けた吐出口から吐出された冷気を、前記吸込口から吸い込むことにより、框体の前面の開口部に冷気のエアカーテンを形成するようにした冷蔵ショーケースにおいて、前記陳列部に、上面が手摺り部の上面と同一平面となる底板を取り付けたことを特徴とする冷蔵ショーケース。 【請求項2】 手摺り部の上面に、着脱自在なフロントフェンスを取り付けたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵ショーケース。 【請求項3】 フロントフェンスを板状のものとし、かつ、前記吸込口を手摺り部の上面より下方に落ち込んだ状態で取り付けて、吸込口の上方に凹部を形成するとともに、前記凹部にフロントフェンスを嵌め込むことにより、吸込口をフロントフェンスで覆うことができるとともに、フロントフェンスの上面が手摺り部の上面と同一平面となるようにしたことを特徴とする請求項2記載の冷蔵ショーケース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スーパーマーケットやデパートの食品売場等で使用される冷蔵ショーケースに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の冷蔵ショーケースの一例としては、図4示すものがある。この冷蔵ショーケース(01)は、前面が開口するとともに、側面視ほぼL字形をなす框体(2)の両側面をガラス板(03)で覆い、框体(02)の前面開口部とガラス板(03)とで囲まれた空間を商品の陳列部(04)としたものであり、框体(02)の内部には側面視L字形をなす冷気の通路(05)が形成され、通路(05)の上端部に設けられた吐出口(06)から斜め下方に向かって吐出された冷気を、框体(02)の前端下部をなす手摺り部(07)の上面に設けた吸込口(08)で吸い込むことにより、陳列部(04)の前面に冷気のエアカーテンを形成するようになっている。 【0003】陳列部(04)の後面壁(09)には、商品を陳列するための陳列棚(010)が3段にわたって突設されるとともに、多数の吹出孔(011)が穿設されており、陳列部(04)の下端部には、ほぼ水平の底板(012)が、手摺り部(07)の上面よりも下方に取り付けられている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】底板(012)の上面は顧客の目に触れることが多いので、底板(012)上のごみ屑は掃除機を用いて清掃されるが、この際、掃除機を床面より高い位置まで持ち上げる必要があるので、掃除機を用いた底板(012)上の掃除は容易ではなかった。 【0005】一方、箒等で底板(012)上のごみ屑を取り除くこともあるが、底板(012)と手摺り部(07)の上面との間には段差があるため、底板(012)上の奥側にあったごみ屑を底板(012)の手前側に寄せても、ごみ屑は手摺り部(07)を乗り越えることができない。そのため、ごみ屑を底板(012)から取り除くには、底板(012)の前端部に集められたごみ屑を一旦ちり取り等に集める必要があり、やはり面倒であった。 【0006】また、底板(012)は、例えば牛乳パックのような背の高い商品を陳列する場合には適しているが、背の低い商品を載せると、この商品が手摺り部(07)に隠れてしまい、顧客が商品を確認できなくなってしまう。さらに、底板(012)の前端部と手摺り部(07)との間には陳列部(04)内の冷気が溜まりやすく、この部分に陳列された商品が冷えすぎてしまうことがあった。 【0007】本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたもので、陳列部の底板に溜まったごみ屑の掃除を簡単に行うことができるとともに、陳列部の底板に冷気が溜まることがなく、かつ、商品が手摺り部によって隠されてしまい、顧客が商品を目で確認できなくなることのないようにした冷蔵ショーケースを提供することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。 (1) 前面が開口するとともに、前記開口部の後方に商品を陳列するための陳列部が形成された框体の前端下部に、上面に吸込口を有する手摺り部を形成し、框体の上端部に設けた吐出口から吐出された冷気を、前記吸込口から吸い込むことにより、框体の前面の開口部に冷気のエアカーテンを形成するようにした冷蔵ショーケースにおいて、前記陳列部に、上面が手摺り部の上面と同一平面となる底板を取り付ける。 【0009】(2) 上記(1)項において、手摺り部の上面に、着脱自在なフロントフェンスを取り付ける。 【0010】(3) 上記(2)項において、フロントフェンスを板状のものとし、かつ、前記吸込口を手摺り部の上面より下方に落ち込んだ状態で取り付けて、吸込口の上方に凹部を形成するとともに、前記凹部にフロントフェンスを嵌め込むことにより、吸込口をフロントフェンスで覆うことができるとともに、フロントフェンスの上面が手摺り部の上面と同一平面となるようにする。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を備える冷蔵ショーケース(1)について、図1〜図3を参照しながら説明する。 【0012】床面上に載置された基台(2)の上面には、前面および左右両面が開口し、左右両面を三角形状のガラス板(3)で塞いで、両ガラス板(3)の間の空間を、商品を陳列するための陳列部(4)とした、側面視ほぼL字形をなす框体(5)が固着されており、框体(5)の内部には、ファン(6)及び冷却装置(7)が配設された側面視ほぼL字形をなす冷気の通路(8)が形成されている。 【0013】框体(5)の前端下部は、ほぼ垂直に起立する手摺り部(9)となっており、手摺り部(9)の上面は、左右方向を向くとともに通路(8)と連通する開口部(10)となっている。開口部(10)には、左右方向を向くとともに、上面にスリット状の吸込口(11)を設けた吸込部材(12)が、手摺り部(9)の上面との間に若干の段差を生じる状態ではめ込まれており、開口部(10)における吸込口(11)の上方には、浅い凹部(13)が形成されている。 【0014】框体(5)のほぼ垂直の背部(14)の上端部には、通路(8)と連通するとともに、下面がスリット状の吐出口(15)をなす吐出部材(16)が設けられており、吐出口(15)から斜め下方に向かって吐き出された冷気を吸込口(11)で吸込むことにより、框体(5)の前面に冷気のエアカーテンを形成しうるようになっている。 【0015】背部(14)の後面壁(17)には、前向ほぼ水平の陳列棚(18)が上下3段にわたって突設されるとともに、多数の吹出孔(19)が穿設され、手摺り部(9)と背部(14)の対向面における互いに等高をなす位置には、上下3段かつ左右4列にわたって差込孔(20)が穿設されている。 【0016】手摺り部(9)の上面の前端部には、左右1対の平面視コ字形をなす2組の保持部材(21)が、互いに向かい合うようにして固着されており、対をなす保持部材(21)には、正面視横長方形をなす板状の2枚のフロントフェンス(22)の左右両端部がそれぞれ嵌合保持されている。 【0017】(23)は、陳列部(4)における手摺り部(9)と背部(14)の下端部との間の空間を閉塞する、左右1対の平面視方形をなす底板であり、周縁部には下向きの折曲片(24)が形成されており、前後の折曲片(24)には左右1対の通孔(25)が穿設され、左右方向の中央部の前端部寄りの部分には円形の指掛孔(26)が穿設されている。 【0018】前後の折曲片(24)の通孔(25)(25)には、前後方向を向くとともに、前端部に下向きの係止片(28)が突設された挿通杆(29)が、その前後両端部が折曲片(24)の前方及び後方に若干突出する状態で挿通している。底板(23)は、係止片(28)を前側の差込孔(20)に挿入し、かつ、挿通杆(29)の後端部を後側の差込孔(20)に挿入することにより、手摺り部(9)と背部(14)との間に、手摺り部(9)の上面と同一平面をなす状態で架設されている。 【0019】2枚のフロントフェンス(22)を保持部材(21)から取り外して、両フロントフェンス(22)を凹部(13)に嵌め込むことにより、吸込口(11)をフロントフェンス(22)で閉塞し、かつ、フロントフェンス(22)の上面を手摺り部(9)の上面と同一平面とすれば(図3の仮想線参照)、底板(23)上のごみ屑を箒等で手前側に掻き出し、ごみ屑を冷蔵ショーケース(1)の前方の床面に掻き出すことができ、これらのごみ屑は床面の掃除時にまとめて処理することができるので、底板(23)の掃除を効率的に行うことができる。 【0020】また、フロントフェンス(22)を立てたままの状態で、底板(23)上のごみ屑を箒等で手前側に掻き出し、ごみ屑を吸込口(11)の内部に落とすことによっても、底板(23)上の掃除を簡単に行うことができる。 【0021】さらに、底板(23)と手摺り部(9)の上面とが同一平面となるので、吹出孔(19)から陳列部(4)に吐出された冷気が底板(23)上に溜まることはなく、底板(23)上に陳列された商品が冷えすぎるおそれはない。また、底板(23)上に背の低い商品を陳列しても、これらの商品が手摺り部(9)に隠れてしまうことはない。 【0022】なお、図示は省略したが、底板(23)は、上下3段の差込孔(20)のうちの互いに等高をなすいずれかのものに、挿通杆(29)の前後両端部を選択して差し込むことにより、高さを3段階に変えてほぼ水平な状態で架設することができ、また、挿通杆(29)の後端部を挿入しようとする後側の差込孔(20)よりも低い位置にある前側の差込孔(20)を選択して、挿通杆(29)の前端部を挿入すれば、底板(23)を前向に傾斜する状態で架設することができる。 【0023】 【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏することができる。 (a) 請求項1記載の発明によれば、底板の上面が手摺り部の上面と同一平面となるので、底板上のごみ屑を箒等で手前側に掻き出し、ごみ屑を冷蔵ショーケースの前方の床面に落としたり、ごみ屑を吸込口の内部に落としたりすることによって、底板上の掃除を簡単に行うことができる。また、吹出孔から陳列部に吐出された冷気が底板上に溜まることはないので、底板上に陳列された商品が冷えすぎるおそれはなくなる。さらに、底板上に背の低い商品を陳列しても、これらの商品が手摺り部に隠されてしまうことはない。 【0024】(b) 請求項2記載の発明によれば、フロントフェンスを取り付けたことにより底板上の商品が床面へ落下するのを防止できるとともに、フロントフェンスを取外すことにより、床面上のごみ屑を冷蔵ショーケースの前方の床面に落とすことができる。 【0025】(c) 請求項3記載の発明によれば、フロントフェンスを取り外して吸込口の上面に被せれば、底板上のごみ屑を吸込口へ落とすことなく、冷蔵ショーケースの前方の床面に掃き出すことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000561 【氏名又は名称】株式会社岡村製作所
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| 【出願日】 |
平成11年2月26日(1999.2.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060759 【弁理士】 【氏名又は名称】竹沢 荘一 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−249458(P2000−249458A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月14日(2000.9.14) |
| 【出願番号】 |
特願平11−50818 |
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