| 【発明の名称】 |
飲料用ボトル急速冷却装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】新沼 操
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| 【要約】 |
【課題】コンパクトな構成で複数本のボトルを収納できる飲料用ボトルの急速冷却装置を提供すること。
【解決手段】急冷装置Mは、中空槽と冷却装置とを有するケース1と、ケース1の上面を覆う蓋部材2と、を有して構成され、蓋部材2には、ボトルを挿入する挿入口4が形成されている。挿入口4は、ボトルの胴体部を挿入できる大きさに形成された挿入用孔部5と、ボトルの首部を挿入できる大きさに形成されるとともに挿入用孔部5の両側に連接するように形成されたスリット状の移動用孔部6とを有している。ボトルを挿入用孔部5に挿入した後、移動用孔部6に向かって移動させることにより、1個の挿入口で複数本のボトルを収納することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ケース内に、断熱材に覆われ不凍液が貯溜される中空槽と、前記不凍液を冷却する冷却装置と、が配設され、前記中空槽内に、前記冷却装置から配管される冷却手段が配設されて、前記不凍液内に浸漬された飲料用ボトルを急速に冷却するように構成された飲料用ボトル急速冷却装置であって、前記中空槽の上方で前記中空槽を覆う蓋部材が、前記飲料用ボトルを挿入する挿入口を有して形成され、前記挿入口が、前記ボトルの胴体部を挿入する大径の挿入用孔部と、前記挿入用孔部の側部に連接され前記ボトルの首部を挿入する小幅スリット状の移動用孔部とを有して形成されることを特徴とする飲料用ボトル急速冷却装置。 【請求項2】 前記挿入用孔部が中央部に形成され、前記移動用孔部が前記挿入用孔部の両側に形成されることを特徴とする請求項1記載の飲料用ボトル急速冷却装置。 【請求項3】 前記挿入口の挿入用孔部に弾力性部材で形成されたボトルシートカバーが装着されることを特徴とする請求項1または2記載の飲料用ボトル急速冷却装置。 【請求項4】 前記ボトルシートカバーが、前記挿入用孔部に対して二分割されて装着されることを特徴とする請求項3記載の飲料用ボトル急速冷却装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ワインやビールまたはソフトドリンク等の飲料用ボトルを急速に冷却する装置に関し、さらにボトルを挿入する挿入口に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、パーティー会場やレストランまたはバー等においては、ワインやビールまたはソフトドリンク等のボトルは数多く用意されていて、お客の注文と同時にボトルを取り出し、ボトルを冷やした後各テーブルまで運んでいる。しかし、ボトルを適度な温度に冷却する場合、一般的には冷蔵庫にいれることが考えられるが、冷蔵庫で冷却するにはかなりの時間を要し、注文されたお客を長時間待たすことになる。また、予め数多くのボトルを常時冷却しておくことは、大きな冷凍室が必要となり莫大な費用がかかってしまう。そのため、従来では、氷を収納した容器にボトルをいれ適度な時間冷却した後、ボトルをテーブルに運ぶようにしていた。 【0003】しかし、ボトルを氷によって冷却することは、大量の氷を必要とするのと、ボトルを容器に納める際に氷が邪魔になりその作業に手間取るばかりでなく、短い時間では適度な冷却温度に設定することができない。 【0004】この課題を解決するために、特開平10−306968号に示すような簡易型のボトル急速冷却装置(以下、急冷装置という)が提案されている。この急速冷却装置30は、図6に示されるように、ケース31内に、断熱材に覆われる中空槽と冷却装置が配置され、前記中空槽内に前記飲料用ボトルを支持する支持手段が配置されるとともに、冷却手段によって冷却される不凍液が貯留され、前記不凍液内に飲料用ボトルを浸漬して急速に冷却するように構成され、中空槽を覆う蓋部材32が複数個の挿入口33を備えて形成されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、パーティー会場やレストラン等の店の規模やその状況によっては、僅かな本数のボトルを収納するためのさらにコンパクト化された急冷装置を要求されることがある。上記の急冷装置30は、1本のボトルに対して挿入口33がそれぞれ別に形成されている。挿入口33は少なくともボトルの胴体部を挿入するための大きさが必要なため、複数のボトルを収納する従来の急冷装置30においては、コンパクトに形成されているものの、複数の挿入口33を有する蓋部材32を大きく形成しなければならず、急冷装置自体のコンパクト化に限界を生じてしまう。 【0006】この発明は、上述の課題を解決するものであり、ボトルを容易に挿入できるとともに廉価に製作でき、しかも僅かなボトル収納するための極めてコンパクト化された飲料用ボトルの急速冷却装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明にかかわる飲料用ボトル急速冷却装置では、上記の課題を解決するために以下のように構成するものである。即ち、ケース内に、断熱材に覆われ不凍液が貯溜される中空槽と、前記不凍液を冷却する冷却装置と、が配設され、前記中空槽内に、前記冷却装置から配管される冷却手段が配設されて、前記不凍液内に浸漬された飲料用ボトルを急速に冷却するように構成された飲料用ボトル急速冷却装置であって、前記中空槽の上方で前記中空槽を覆う蓋部材が、前記飲料用ボトルを挿入する挿入口を有して形成され、前記挿入口が、前記ボトルの胴体部を挿入する大径の挿入用孔部と、前記挿入用孔部の側部に連接され前記ボトルの首部を挿入する小幅スリット状の移動用孔部とを有して形成されることを特徴とするものである。 【0008】また好ましくは、前記挿入用孔部が中央部に形成され、前記移動用孔部が前記挿入用孔部の両側に形成されることを特徴とするものであればよい。 【0009】また、前記挿入口の挿入用孔部に弾力性部材で形成されたボトルシートカバーが装着されることを特徴とするものであればなお好ましい。 【0010】さらに好ましくは、前記ボトルシートカバーが、前記挿入用孔部に対して二分割されて装着されることを特徴とするものであればよい。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0012】本形態の飲料用ボトル急速冷却装置(以下、急冷装置という)Mは、2〜3本のワインやビールまたはソフトドリンク等の飲料用ボトル(以下、ボトルという)Bを冷却するために、室内の一部に配置できるように小型に形成されるとともに、常時一定範囲の温度に設定されて効率よく冷却できるように作動され、図1に示すように、断面矩形に形成され中空状のケース1と、ケース1の上方でケース1の上面を覆う蓋部材2と、を有している。 【0013】蓋部材2は、ケース1の上面全体を上方から覆うようにケース1の上面に取り付けられ、後部に冷却温度あるいはタイマー等を備えた操作部3が上方に突起するように配置されるとともに、図2に示すように、中央部にボトルBを挿入するための挿入口4が形成されている。本形態の急冷装置Mは、ボトルBを3本を収納するように構成され、そのため挿入口4は、中央部に形成され1本分のボトルBを挿入するための丸状の挿入用孔部5と、挿入用孔部5の両側に挿入用孔部5に連接されて形成されるスリット状の移動用孔部6とを有して形成される。挿入用孔部5はボトルBの胴体部が挿入できる大きさに形成され、移動用孔部6は挿入用孔部5から挿入されたボトルBの首部が移動できる大きさに形成され、しかも1本分のボトルBを収納できる長さを有している。もちろん移動用孔部6をさらに延設して収納するボトルBを追加するようにしてもよい。 【0014】さらに、挿入用孔部5には、挿入用孔部5の底部に挿入用孔部5に連接された受け座5aが、挿入用孔部5の内方に向かって形成され、移動用孔部6には、移動用孔部6の底部に移動用孔部6に連接された受け座6aが、ボトルBを首部で支持できる大きさに形成されるように移動用孔部6の内方に向かって形成されている。従って、中央の挿入用孔部5側に収納されるボトルBは、後述の支持部材によって支持され、左右の移動用孔部6側に収納されるボトルBは、後述の支持部材あるいは受け座6aで支持されることになる。 【0015】なお、挿入口4の形状は、図3に示すように、挿入用孔部5の一方の側に、少なくとも2本のボトルBが移動して収納できる移動用孔部6を形成するようにしてもよい。 【0016】挿入口4の挿入用孔部5の受け座5aには、弾力性のあるシートカバー8が挿入用孔部5を前後方向(図2における上下方向)に二分割するように装着されている。シートカバー8は中心部がボトルBを挿入するためにボトルBの首部より小さめの孔8aが形成され孔8aの中心部から放射線状に複数の切れめ8bが形成される。シートカバー8は、ボトルBが挿入口4に挿入されるとボトルBの首部を密着するように形成され、ボトルBを取り出す際にボトルBの外面に付着した結露を拭う役目をする。 【0017】ケース1内に配置される構成は特に限定するものでなく、各種の形態が考えられる。一形態の構成は、図4に示すように、ケース1内には、上部に不凍液Lが貯溜される中空槽11と中空槽11の底部と側部を囲うように断熱材12とが配置され、中空槽11の後方には冷媒液を循環させる図示しない冷却装置が配置されている。さらに、中空槽11内にはボトルBを支持する支持部材13と不凍液Lを冷却する冷却コイル15が配置され、ボトルBの支持部材13は挿入されたボトルBを支持し、冷却コイル15はその両端を冷却装置に配管して不凍液Lとの熱交換によって、冷却装置から循環された冷媒液を冷媒ガスにして再び冷却装置に循環させる。 【0018】冷却装置においては、冷却コイル15でガス化された冷媒ガスが圧縮機によって高圧ガス化され凝縮機で液化されて冷却コイル15に循環され、冷却コイル15で不凍液Lの熱を運ぶことによって熱交換される。さらに、この冷却装置は、センサあるいはサーモスタットにより、設定された温度の範囲でON・OFFがなされ、中空槽11内の温度を常に冷却状態に保持している。 【0019】中空槽11は金属または樹脂等の板で形成され不凍液Lが貯留される。不凍液Lは塩化カルシウム溶液や食塩水等でも可能であるが、腐食性や毒性のないプロピレングリコール等の水溶液が最も適している。中空槽11の中間部には、不凍液L中に浸漬されたボトルBを支持する網状の支持部材13が配置される。ボトルBはその底面で支持部材13に支持されるとともに、ボトルBの首部が蓋部材2より上方に突出する。支持部材13は上記に限らず、例えば、多孔製のプレート状に形成するものでもよい。 【0020】また、液中使用可能な攪拌ポンプを中空槽11内に配置すれば、前記攪拌ポンプを支持部材として使用して中央の1本のボトルBを支持するようにしてもよい。さらに、中空槽11の内周面の一部に全周にわたって形成される凸部あるいは溝部を形成してもよく、新たに支持部材を設けず中空槽11の底面を支持部材として使用することも可能である。 【0021】また、中空槽11の下方には、液中使用可能な攪拌ポンプ16が配置されている。攪拌ポンプ16は、図示しない噴射ノズルを先端に配置させ中空槽11内の不凍液Lを吸入して噴射ノズルから吹き出すことによって不凍液Lを攪拌させ冷却を効率よく行なう。攪拌ポンプ16は、上述の噴射ノズルでなく羽根部材を装着して羽根部材を回転させて不凍液Lを攪拌するものであってもよい。 【0022】なお、中空槽11の底部に配管経路近くに活性炭フィルタ等の濾過機を配置し、攪拌された不凍液Lのゴミや汚れを濾過するようにしてもよい。 【0023】上記のように構成された急冷装置Mは、まず、お客からの注文があれば、陳列されているボトルBを取り出し、蓋部材2に形成された挿入口4の挿入用孔部5に挿入する。ボトルBが3本であれば、初めの1本は挿入用孔部5に挿入した後、移動用孔部6に沿って一方の側に移動させて収納する。2本目のボトルBは挿入用孔部5から他方の移動用孔部6に移動させて収納する。3本目はそのまま挿入用孔部5に収納する。この場合、中央部に収納されるボトルBはその下面を中空槽11内に配置された支持部材13で支持され、両側部に収納されるボトルBはその首部を移動用孔部6の受け座6aで支持されるとともに下面は、通常の場合、支持部材13から離れて支持部材13では支持されていない。しかし支持部材13で支持するように構成することはもちろん可能である。 【0024】また、ボトルBの首部が移動用孔部6よりさらに細く受け座6aでは支持できないものについては、ボトルBの首部に装着できるアダプタを使用することができる。 【0025】アダプタ10は、図5に示すように、平面視、略矩形状の板に短手方向の一方の端部からボトルBの首部の径に合わせた幅の切欠孔10aを有して形成されている。このアダプタ10をボトルBの首部に装着させ挿入用孔部5に挿入した後、移動用孔部6にボトルを移動させて収納する。アダプタ10の長手方向は蓋部材2上に支持されるため、ボトルBが支持部材13に支持されなくても中空槽内に収納することができる。このアダプタ10はボトルBのサイズにより多種類用意されている。 【0026】この急冷装置Mでは、中空槽11内が予め設定された冷却温度に調整されているため、ボトルBを飲料するための適度な温度にする冷却時間は数分程度要すればよい。そして、冷却時間に合わせてタイマーをセットし、冷却時間が過ぎると同時にランプを点灯するかあるいはアラーム音を発するようにすれば、冷却完了を感知することができ、即座にお客にボトルBを運ぶことができる。さらに、ボトルBを中空槽11から抜き取る際に、蓋部材の挿入口4に設けられたシートカバー8でボトルBの表面を拭き取ることができるため、水滴をあらためて拭き取る必要がない。 【0027】なお、上記冷却装置M内に使用される各部位の形態は上記に限るものではない。例えば、挿入口4に装着されるシートカバー8は、挿入用孔部5の回りだけでなく挿入口4全体に装着してもよく、また、挿入用孔部5の受け座5aでなく蓋部材2の挿入口4の上面の回りに装着されるものであってもよい。さらに、中空槽11内または冷却装置21内の構成は、ボトルBを支持する手段と急冷する手段とを最低限有していれば、各種の設計変更は構わない。 【0028】さらに、本発明の急冷装置は、飲料用ボトルの冷却に限らず、製氷や氷菓類または氷酒の製造に用いることができる。 【0029】 【発明の効果】本発明によれば、飲料用ボトル急速冷却装置は、ケース内に、断熱材に覆われ不凍液が貯溜される中空槽と、前記不凍液を冷却する冷却装置と、が配設され、前記中空槽内に、前記冷却装置から配管される冷却手段が配設されて、前記不凍液内に浸漬された飲料用ボトルを急速に冷却するように構成されたものであって、前記中空槽の上方で前記中空槽を覆う蓋部材が、前記飲料用ボトルを挿入する挿入口を有して形成され、前記挿入口が、前記ボトルの胴体部を挿入する大径の挿入用孔部と、前記挿入用孔部の側部に連接され前記ボトルの首部を挿入する小幅スリット状の移動用孔部とを有して形成されている。従って、ボトルを前記挿入口の挿入用孔部から移動用孔部に移動すれば、1個の挿入口で少なくとも複数本のボトルを挿入することができ、コンパクトな構成で複数個のボトルを収納することができる。 【0030】また、この飲料用ボトル急速冷却装置は、前記挿入用孔部が中央部に形成され、前記移動用孔部が前記挿入用孔部の両側に形成されているので、コンパクトな構成で少なくとも3本のボトルを収納することができる。 【0031】さらに、この飲料用ボトル急速冷却装置は、前記挿入口の挿入用孔部に弾力性部材で形成されたボトルシートカバーが装着されているので、冷却されたボトルを取り出す際、ボトルに付着した結露を前記ボトルシートカバーで拭うことができる。 【0032】また、前記ボトルシートカバーが、前記挿入用孔部に対して二分割されて装着されるので、挿入用孔部に挿入したボトルを移動用孔部へ即座に移動することができ、コンパクトな構成で複数本のボトルを収納することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592001481 【氏名又は名称】株式会社シントー
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| 【出願日】 |
平成11年1月11日(1999.1.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076473 【弁理士】 【氏名又は名称】飯田 昭夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−205729(P2000−205729A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月28日(2000.7.28) |
| 【出願番号】 |
特願平11−4646 |
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