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【発明の名称】 保冷庫の蓄冷剤装着構造
【発明者】 【氏名】御手洗 剛

【氏名】小田 尚一

【要約】 【課題】蒸発器への蓄冷剤の装着を容易にし、かつ、蓄冷剤充填袋の融着部分を少なくし、残留加工歪みを少なくして長期使用に耐える蓄冷剤の蒸発器への装着手段を提供する。

【解決手段】袋入り蓄冷剤13を断面下向きU字状に折り畳み、この袋入り蓄冷剤を蒸発器(冷却板)14に跨がるように載せ、この袋入り蓄冷剤13の下方から断面U字状の押圧板15を嵌め入れ、その上部からキャップ16を被せて押圧板15で両側から蒸発器14に向けて押し当ててなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 袋入り蓄冷剤を断面下向きU字状に折り畳み、この袋入り蓄冷剤を蒸発器に跨がるように載せ、押圧板で両側から蒸発器に向けて押し当ててなる保冷庫の蓄冷剤装着構造。
【請求項2】 蒸発器に跨がるように載せた蓄冷剤の下方から断面U字状の押圧板を嵌め入れ、その上部からキャップを被せてなる請求項1に記載の保冷庫の蓄冷剤装着構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、保冷庫内に設置された蒸発器(冷却板)に装着される蓄冷剤の装着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】保冷庫は、その本体の一画に冷凍サイクルを設置し、トラックヤード等の基地で冷凍サイクルを運転して蒸発器に装着した蓄冷剤に冷熱エネルギーを蓄積し、輸送中は蓄積された冷熱エネルギーを徐々に放出させて保冷庫内を保冷するようになっている。
【0003】ところで一般的な蒸発器への蓄冷剤の装着は、図3に示すようにプラスチックシートを高周波融着して袋1とし、この袋内に蓄冷剤2を充填し、さらに蓄冷剤の注入口を融着密封した袋入り蓄冷剤3を蒸発器(冷却板)4の両面に押圧板5でもって押し当て、押圧板5の上下にキップ6を被せることによってその状態を固定するようにしたものである。なお、7は冷媒管である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような蒸発器への蓄冷剤の装着構造では、蒸発器の両側に袋入り蓄冷剤を押圧板で押し当てながらキャップを被せねばならないため作業性が悪く、かつ、熱老化を起こしているプラスチックシートの融着部分の延長が長いため(融着された部分は熱老化を起こして機械的物理的強度が低下している)蓄冷剤を充填した袋が裂けて蓄冷剤が漏出することがある。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、蒸発器への蓄冷剤の装着を容易にし、かつ、蓄冷剤充填袋の融着部分を少なくし、残留加工歪みを少なくして長期使用に耐える蓄冷剤の蒸発器への装着手段を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するためにこの発明は、袋入り蓄冷剤を断面下向きU字状に折り畳み、この袋入り蓄冷剤を蒸発器に跨がるように載せ、この蓄冷剤の下方から断面U字状の押圧板を嵌め入れ、その上部からキャップを被せて押圧板で両側から蒸発器に向けて押し当ててなる構成を採用したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。圧縮機、凝縮器、膨張弁(図省略)などを経て導かれた冷媒管17はUターンを繰り返しており、その間に放熱板18が取り付けられて蒸発器(冷却板)14を構成している。
【0008】この冷却板14には断面逆U字状に折り畳まれた袋入り蓄冷剤13が跨がるように載せられ、その下方から断面U字状の押圧板15が嵌め込まれ、その上部に裾広がりのキャップ16が被せられて冷却板14に袋入り蓄冷剤13が押し当てられるようにして固定されている。
【0009】押圧板15の両面にはその長さ方向にリブ19が設けられ、袋入り蓄冷剤13を押圧するときに歪まないように、均等に押圧できるようにしている。なお、上記袋入り蓄冷剤13を装着した冷却板14は支持板10に公知の手段により固定されている。
【0010】
【発明の効果】以上説明した通りこの発明によれば、蒸発器への蓄冷剤の装着が容易になり、かつ、蓄冷剤を充填した袋の融着部分が少なくなることによって残留加工歪みが少なくなり長期使用に耐え得るようになった。
【出願人】 【識別番号】000208503
【氏名又は名称】大和冷機工業株式会社
【出願日】 平成10年8月17日(1998.8.17)
【代理人】 【識別番号】100074206
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
【公開番号】 特開2000−55528(P2000−55528A)
【公開日】 平成12年2月25日(2000.2.25)
【出願番号】 特願平10−230733