| 【発明の名称】 |
冷蔵庫等の扉装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】倉谷 忠志
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| 【要約】 |
【課題】仕切体が保持具に衝突した時の衝撃を十分に緩和し、仕切体が保持具に衝突した時の反動で、仕切体が反対方向に回動することのない冷蔵庫等の扉装置を提供する。
【解決手段】開口を有した断熱箱体の開口を閉塞するように観音開き式の扉2を設け、当該扉2の非枢支側内面に回転式の仕切部材13を設けた冷蔵庫等の扉装置において、この回転式の仕切部材13を取付板8、保持具29及び仕切体12で構成し、前記保持具29と仕切体12との衝突面にこの保持具あるいは仕切板より反発係数の小さい制振ゴム或いは制振樹脂等からなる衝撃緩和帯材50を設けたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 開口を有した断熱箱体の前記開口を閉塞するように観音開き式の扉を設け、当該扉の非枢支側内面に回転式の仕切部材を設けた冷蔵庫等の扉装置において、この回転式の仕切部材を取付板、保持具及び仕切体で構成し、前記保持具と仕切体との衝突面にこの保持具あるいは仕切板より反発係数の小さい制振ゴム或いは制振樹脂等からなる衝撃緩和帯材を設けたことを特徴とする冷蔵庫等の扉装置。 【請求項2】 開口を有した断熱箱体の前記開口を閉塞するように観音開き式の扉を設け、当該扉の非枢支側内面に回転式の仕切部材を設けた冷蔵庫等の扉装置において、この回転式の仕切部材を取付板、保持具及び仕切体で構成し、前記保持具と仕切体との衝突面にこの保持具あるいは仕切板より反発係数の小さいアルファゲルからなる衝撃緩和帯材を設けたことを特徴とする冷蔵庫等の扉装置。 【請求項3】 前記衝撃緩和帯材を仕切部材の長手方向略一杯に延在させたことを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫等の扉装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等の扉装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、冷蔵庫等の観音開き式の扉の一方の扉の非枢支側内面に回転式の仕切部材を設け、この回転式の仕切部材を取付板、保持具及び仕切体で構成したいわゆるセンターピラーレス構造の扉装置が知られている。この場合、仕切体のある扉を開ける時には、前記仕切体が回動して保持具で保持され、扉を開けた後、この扉を閉める時には、前記仕切体が反対方向に回動して扉が閉じられるように構成される。 【0003】この種のものでは、仕切体が回動して保持具に衝突して保持されるので、この時衝撃を吸収するためにゴムを保持具に固定するものが提案されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の構成では、ゴムの衝撃吸収力が弱すぎ、扉を開ける場合に、仕切体が保持具に衝突した時の衝撃が大きいと、その反動で仕切体が反対方向に回動して扉を閉じることができなくなるという問題がある。 【0005】そこで、本発明の目的は、仕切体が保持具に衝突した時の衝撃を十分に緩和し、仕切体が保持具に衝突した時の反動で、仕切体が反対方向に回動することのない冷蔵庫等の扉装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、開口を有した断熱箱体の前記開口を閉塞するように観音開き式の扉を設け、当該扉の非枢支側内面に回転式の仕切部材を設けた冷蔵庫等の扉装置において、この回転式の仕切部材を取付板、保持具及び仕切体で構成し、前記保持具と仕切体との衝突面にこの保持具あるいは仕切板より反発係数の小さい制振ゴム或いは制振樹脂等からなる衝撃緩和帯材を設けたことを特徴とするものである。 【0007】請求項2記載の発明は、開口を有した断熱箱体の前記開口を閉塞するように観音開き式の扉を設け、当該扉の非枢支側内面に回転式の仕切部材を設けた冷蔵庫等の扉装置において、この回転式の仕切部材を取付板、保持具及び仕切体で構成し、前記保持具と仕切体との衝突面にこの保持具あるいは仕切板より反発係数の小さいアルファゲルからなる衝撃緩和帯材を設けたことを特徴とするものである。 【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のものにおいて前記衝撃緩和帯材を仕切部材の長手方向略一杯に延在させたことを特徴とするものである。 【0009】これらの発明では、帯状の比較的面積が大きい衝撃緩和帯材が設けられているので、仕切体が保持具に衝突した時の衝撃を十分に緩和することができる。従って、従来のように、仕切体が保持具に衝突した時の反動で、仕切体が反対方向に回動して、扉が閉まらなくなるといったトラブルが解消される。 【0010】 【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の一実施の形態を詳述する。 【0011】図1において、冷却貯蔵庫Rは、ホテルやレストランの厨房等に設置される縦型業務用冷蔵庫であり、前面に開口する断熱箱体18により構成されている。この断熱箱体18に構成された貯蔵室20には、調理済みの食品(料理)や食材を載置するための棚21が架設され、更に、この貯蔵室20の前面開口22は横方向の中仕切23によって中央部にて上下に仕切られている。 【0012】貯蔵室20内上部には冷却装置24の図示しない冷却器が取り付けられ、この冷却器によって貯蔵室20内は所定の温度に冷却される。更に、断熱箱体18の天面には周囲のパネル25によって機械室26が形成されており、この機械室26内には前記冷却装置を構成する圧縮機33や凝縮器34等が設置され、前記冷却器と共に冷却装置24の冷媒回路を構成している。 【0013】一方、中仕切23によって仕切られた貯蔵室20の上下の開口22は二組の観音開き式の扉(断熱扉)2、28によって開閉自在に閉塞される。また、上下の開口22の中央部にそれぞれ位置する貯蔵室20の天面及び中仕切23の下面には、案内部材27、27がそれぞれ取り付けられている。 【0014】前記扉2、28は、図2に示すように、外面材3と、内面材5とから本体7が構成され、向かって右側に位置する扉2の非枢支側内面には上下に延びる回転式の仕切部材13が取り付けられている。前記外面材3は、図3に示すように、前面3Aと、この前面3Aの縁部を後方に所定曲率で直角に屈曲することにより形成された側面3Bと、この側面3Bの後端を内側内直角に屈曲することにより形成された後フランジ3Cとから構成されている。 【0015】この外面材3には扉サッシュ4が取り付けられている。この扉サッシュ4は硬質剛性樹脂の押出成形により構成されている。 【0016】この扉サッシュ4の本体4Aの表面中央には突起4Bが形成され、この突起4Bに対応する本体4Aの裏面には下方に延在した後、外方に屈曲された腕部4Cが形成され、この腕部4Cと本体4A間に外方に開口した係合溝4Dが構成されている。この係合溝4D内に外面材3の後フランジ3Cの先端を挿入係合させ、扉サッシュ4を外面材3に取り付けている。そして、扉サッシュ4の本体4Aの突起4Bより内側の表面に硬質樹脂若しくは鋼板製の内面材5を当接させ、この状態で図示しない発泡治具内に装填し、外面材3、扉サッシュ4及び内面材5間に発泡断熱材6を充填することにより扉本体7が完成する。 【0017】扉2、28の非枢支側内面に設けられる回転式の仕切部材13は取付板8、保持具29及び仕切体12で構成される。これを組み立てるには、ガスケット取付用サッシュ31をL字状の取付板8と扉2の非枢支側の扉サッシュ4で挟んだ状態で後フランジ3Cにネジ9により固定する。 【0018】この取付板8には内面材5側に保持具29をネジ11により固定すると共に、保持具29には保持具29の上端と下端に取り付けられているヒンジ部材35により仕切体12を取り付ける。尚、ガスケット取付用サッシュ31にはガスケット30の鏃状部を挿入するための取付溝31Aが構成された取付部31Bが形成されている。取付板8の端部はガスケット取付用サッシュ31の取付部31Bの外面まで延在しており、当該端部はガスケット取付用サッシュ31の外面形状に沿うかたちで折曲され、そこに規制部8Aが形成されている。 【0019】この規制部8Aはガスケット取付用サッシュ31の取付部31Bを上側から扉本体7側に押し付ける作用を成す。 【0020】前記仕切体12は扉本体7の長手方向に延在しており、図4に示すように、断面コ字状の樹脂製本体14と、この本体14の開口を塞ぐように取り付けられた鋼板製の前面板15と、本体14内に挿入された断熱材16や前面板15裏面に取り付けられたヒータ17などから構成されると共に、仕切体12の上端と下端にはそれぞれ案内部材27(図1)を係合・案内するための案内溝32Aが形成されたキャップ32が嵌合されている。 【0021】このキャップ32は、長手方向に延在する軸を中心としてヒンジ部材35に回転自在に枢支され、保持具29に取り付けられている。ここで、扉2を閉じているときに扉2、28と断熱箱体18間をシールするマグネットガスケット30(図3)は、その鏃状部分をガスケット取付用サッシュ31の取付溝31A内に挿入係合することにより取り付けられている。 【0022】以上の構成で、図3に示すように、扉2を開くと案内部材27(図1)と案内溝32Aとの係合によって仕切体12が案内され、前面板15が他方の扉28方向に向くように、図3中時計回りに回動される(図3に破線で示す)。これによって、仕切体12は他方の扉28を避けて前方に移動可能となり、両扉2、28は独立して開閉可能となる。また、扉2を閉じて行くと、案内部材27(図1)内に案内溝32Aが侵入して前回とは逆方向に案内され、図3中反時計回りに回動され、前面板15が開口22において前方に指向する。これによって、両扉2、28のガスケット30の当接面が形成される。 【0023】このように扉2、28が閉じているとき、ガスケット取付用サッシュ31によってガスケット30の姿勢は前面板15と平行となるように保持されている。即ち、ガスケット取付用サッシュ31は保持具29とは別体に構成されており、且つ、取付板8の規制部8Aはガスケット取付用サッシュ31を扉本体7側に押さえ付けているので、取付溝31Aが構成された取付部31Bが変形してガスケット30の向きが変わってしまう、或いはガスケット30が脱落してしまうことを防止することができる。これにより仕切体12とガスケット30との干渉の発生を防止し、仕切体12は正規の位置に回転することができるようになる。ガスケット30も仕切体12に密着できるので、ガスケット30の向きが変わることによる扉2、28のシール性低下を未然に回避できる。ガスケット取付用サッシュ31は、取付板8及び扉2と挟んでネジ9により固定するため、ガスケット取付用サッシュを扉本体に強固に取り付けることができる。 【0024】この実施形態では、図3に破線で示すように、扉2を開くと案内部材27(図1)と案内溝32Aとの係合によって仕切体12が案内され、前面板15が他方の扉28方向に向くように、図3中時計回りに回動される。この場合には、仕切体12が保持具29に強く衝突するとその反動で仕切体12が実線で示す方向に回動し扉2が閉まらなくなるおそれがある。 【0025】この衝突時の衝撃を緩和するため、この実施形態では、保持具29に金属や樹脂等に比べて反発係数の小さい制振ゴム或いは制振樹脂等からなる衝撃緩和帯材50が取り付けられる。この衝撃緩和帯材50は、例えば両面テープ等によって接着され、ほぼ扉本体7の長手方向に延在して設けられる。ただし、これに限定されず、構造上衝突時の衝撃を最も受け易い部分、例えば図2を参照して、仕切体12の上部及び下部に内蔵されるトグルバネからなるバネ装置(図示せず)の近傍にのみ取り付けることが可能である。 【0026】衝撃緩和帯材50は、例えばアルファゲルでありこのアルファゲルは粘弾性体であるシリコンゲルの振動吸収材料であり衝撃吸収性に優れる。 【0027】以上、説明したように、本実施形態では、帯状の比較的面積が大きい衝撃緩和帯材50が、保持具29の長手方向略一杯に延在するように接着されるので、仕切体12が保持具29に衝突した時の衝撃が十分に緩和される。従って、従来のように仕切体12が保持具29に衝突した時の反動で仕切体12が反対方向に回動して扉が閉まらなくなるといったトラブルが解消される。 【0028】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものでないことは明らかである。例えば衝撃緩和帯材50は仕切体12側に接着してもよいし、接着以外の方法で固定することも可能である。 【0029】 【発明の効果】これらの発明では、帯状の比較的面積が大きい衝撃緩和帯材が設けられているので、仕切体が保持具に衝突した時の衝撃を十分に緩和することができる。従って、従来のように、仕切体が保持具に衝突した時の反動で、仕切体が反対方向に回動して、扉が閉まらなくなるといったトラブルが解消される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月31日(1998.7.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091823 【弁理士】 【氏名又は名称】櫛渕 昌之 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−46459(P2000−46459A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【出願番号】 |
特願平10−217122 |
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