| 【発明の名称】 |
製氷機 |
| 【発明者】 |
【氏名】加賀 進一
【氏名】佐々木 誠
【氏名】玉木 重彰
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| 【要約】 |
【課題】オーガ式製氷機における製氷部10aでの水漏れを早期に検知する。
【解決手段】製氷機構10と、製氷機構10の製氷部10aに冷却媒体を供給して製氷部10aを冷却する冷凍機構20と、製氷部10aに供給する製氷用水を貯水する貯水タンク17と、水タンク17の貯水量を検出する水量検出手段19b(32)を備えた製氷機において、製氷運転の開始に当たり貯水タンク17に所定量の製氷用水を確保して所定時間経過後に同貯水タンク17の貯水量を検出し、貯水タンク17の貯水量が所定量を下回る場合には製氷用水の水漏れと判断するようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】製氷機構と、同製氷機構の製氷部に冷却媒体を供給して同製氷部を冷却する冷凍機構と、前記製氷機構の製氷部に供給する製氷用水を貯水する貯水タンクと、同貯水タンクの貯水量を検出する水量検出手段を備えた製氷機であり、製氷運転の開始に当たり前記貯水タンクに所定量の製氷用水を確保して所定時間経過後に同貯水タンクの貯水量を検出し、同貯水タンクの貯水量が所定量を下回る場合には製氷用水の水漏れと判断するようにしたことを特徴とする製氷機。 【請求項2】請求項1に記載の製氷機において、前記貯水タンクの貯水量が所定量を下回る場合には製氷用水の水漏れと判断して警告し、または、製氷用水の水漏れと判断して警告するとともに製氷運転を見合わせるようにしたことを特徴とする製氷機。 【請求項3】請求項1または2に記載の製氷機において、前記製氷機構の駆動手段、前記冷凍機構の駆動手段、および警告手段の駆動を制御する制御手段を備え、同制御手段を、前記水量検出手段からの検出信号に基づいて動作し、前記貯水タンクの貯水量が所定量である場合には製氷運転を開始し、かつ、前記貯水タンクの貯水量が所定量を下回る場合には製氷運転を見合わせるとともに前記警告手段を作動させるように構成したことを特徴とする製氷機。 【請求項4】請求項3に記載の製氷機において、前記制御手段は、製氷運転の開始に当たり前記製氷機構を駆動させ、同貯水タンクの貯水量が所定量を下回る場合には、前記製氷機構の駆動を停止するとともに前記警告手段を作動させることを特徴とする製氷機。 【請求項5】製氷機構と、同製氷機構の製氷部に冷却媒体を供給して同製氷部を冷却する冷凍機構と、前記製氷機構の製氷部に供給する製氷用水を貯水する貯水タンクと、同貯水タンクの貯水量を検出する水量検出手段を備えた製氷機であり、製氷運転の停止に当たり、前記貯水タンクに所定量の製氷用水を確保して所定時間経過後に同貯水タンクの貯水量を検出し、同貯水タンクの貯水量が所定量を下回る場合には、製氷用水の水漏れと判断するようにしたことを特徴とする製氷機。 【請求項6】請求項5に記載の製氷機において、前記貯水タンクの貯水量が所定量を下回る場合には製氷用水の水漏れと判断して警告するようにしたことを特徴とする製氷機。 【請求項7】請求項5または6に記載の製氷機において、前記製氷機構の駆動手段、前記冷凍機構の駆動手段、および警告手段の駆動を制御する制御手段を備え、同制御手段を、前記水量検出手段からの検出信号に基づいて動作し、前記貯水タンクの貯水量が所定量を下回る場合には前記警告手段を作動させるように構成したことを特徴とする製氷機。 【請求項8】請求項7に記載の製氷機において、前記制御手段は、製氷運転の停止に当たり前記製氷機構の駆動を停止させ、同貯水タンクの貯水量を判定した後、前記冷凍機構の駆動を停止させることを特徴とする製氷機。 【請求項9】前記各請求項に記載の製氷機はオーガ式製氷機であることを特徴とする製氷機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は製氷機に関し、特に、製氷機構の製氷部での製氷用水の水漏れを検知する機能を備えた製氷機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】製氷機の一形式として、例えば、特開平9−269169号公報に示されているように、製氷機構と、製氷機構の製氷部に冷却媒体を供給して製氷部を冷却する冷凍機構と、製氷機構の製氷部に供給する製氷用水を貯水する貯水タンクを備えた形式の製氷機があり、その代表的なものとしてオーガ式製氷機を挙げることができる。当該形式の製氷機においては、貯水タンクの貯水量を検出する水量検出手段を備えていて、製氷運転の間には、貯水タンク内の製氷用水を一定範囲の貯水量に保持して、製氷部における製氷用水が常に一定量に保持されるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このように、当該形式の製氷機においては、製氷運転中、製氷部には常に一定量の製氷用水が保持される構成であるため、製氷部に水漏れが発生した場合には、製氷部での水漏れは製氷運転中継続されることになって製氷用水の漏洩量は多くなり、製氷用水が無駄になるとともに、漏洩水が製氷部外に流出して製氷機構の一部が漏洩水と接触することになって水害を発生させることになる。 【0004】このため、当該形式の製氷機においては、製氷部での水漏れを早期に検知してその対策を講じることが必要である。しかしながら、現在のところ、製氷部での水漏れを早期に簡単に検知する手段は提案されていない。従って、本発明の目的は、当該形式の製氷機において、製氷部での水漏れを短時間で簡単に検知するよにすることにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は製氷機に関するもので、製氷機構と、同製氷機構の製氷部に冷却媒体を供給して同製氷部を冷却する冷凍機構と、前記製氷機構の製氷部に供給する製氷用水を貯水する貯水タンク、同貯水タンクの貯水量を検出する水量検出手段を備えた形式の製氷機を適用対象とするものである。 【0006】しかして、本発明に係る第1の製氷機は、上記した形式の製氷機を、製氷運転の開始に当たり、前記貯水タンクに所定量の製氷用水を確保して所定時間経過後に同貯水タンクの貯水量を検出し、同貯水タンクの貯水量が所定量を下回る場合には、製氷用水の水漏れと判断するように構成したことを特徴とするものである。 【0007】また、本発明に係る第2の製氷機は、上記した形式の製氷機を、製氷運転の停止に当たり、前記貯水タンクに所定量の製氷用水を確保して所定時間経過後に同貯水タンクの貯水量を検出し、同貯水タンクの貯水量が所定量を下回る場合には、製氷用水の水漏れと判断するように構成したことを特徴とするものである。 【0008】 【発明の作用・効果】本発明に係る第1の製氷機によれば、製氷機の製氷運転の開始に先だって製氷用水の水漏れを検知することができ、製氷運転に何等の影響も及ぼすことはない。また、本発明に係る第2の製氷機によれば、製氷機の製氷運転の終了に先だって製氷用水の水漏れを検知することができ、製氷運転に何等の影響も及ぼすことはない。 【0009】本発明に係る第1の製氷機においては、貯水タンクの貯水量が所定量下回る場合には製氷用水の水漏れと判断して警告し、または、製氷用水の水漏れと判断して警告するとともに製氷運転を見合わせるように構成することができる。 【0010】また、本発明に係る第1の製氷機においては、製氷機構の駆動手段、前記冷凍機構の駆動手段、および警告手段の駆動を制御する制御手段を備えた構成として、同制御手段を、水量検出手段からの検出信号に基づいて動作し、貯水タンクの貯水量が所定量である場合には製氷運転を開始し、かつ、貯水タンクの貯水量が所定量を下回る場合には、製氷運転を見合わせるとともに警告手段を作動させるように構成することができる。この場合、制御手段を、製氷運転の開始に当たり製氷機構を駆動させ、貯水タンクの貯水量が所定量を下回る場合には、製氷機構の駆動を停止するとともに警告手段を作動させるように構成とすることが好ましい。 【0011】本発明に係る第2の製氷機においては、貯水タンクの貯水量が所定量を下回る場合には、製氷用水の水漏れと判断して警告するように構成することができる。 【0012】また、本発明に係る第2の製氷機においては、製氷機構の駆動手段、冷凍機構の駆動手段、および警告手段の駆動を制御する制御手段を備えた構成として、制御手段を、水量検出手段からの検出信号に基づいて動作し、貯水タンクの貯水量が所定量を下回る場合には警告手段を作動させるように構成することができる。この場合、制御手段を、製氷運転の停止に当たり製氷機構の駆動を停止させ、貯水タンクの貯水量を判定した後、冷凍機構の駆動を停止させるように構成することが好ましい。 【0013】以上の本発明に係る第1の製氷機および第2製氷機においては、オーガ式製氷機として構成するが好適である。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説明すると、図1には本発明の一例に係る製氷機であるオーガ式製氷機の製氷機構10が模式的に示され、かつ、図2には当該オーガ式製氷機の冷凍機構20が模式的に示されている。当該オーガ式製氷機においては、紙面の都合から、製氷機構10と冷凍機構20とを分離して表示しているが、これら両機構10,20は冷却媒体の循環管路にて互いに連結されている。 【0015】当該オーガ式製氷機において、製氷機構10は、製氷部10a、駆動機構部10b、および製氷用水の給排水部10cを備えている。製氷部10aは、ケーシング11内に収容されている冷却筒12、冷却筒12の外周を被覆する冷却管13、冷却筒12ないに収容されて回転可能に支持されたオーガ14、および固定刃15等を備え、一方、駆動機構部10bは、図示しない駆動モータ、およびこれにトルク伝達可能に噛合する減速歯車列16を備えている。オーガ14は、駆動機構部10bを構成する減速歯車列16が有する出力軸にトルク伝達可能に連結されて、冷却筒12内にて起立している。 【0016】給排水部10cは、貯水タンク17、第1給水管路18aおよび第2給水管路18b、第1排出管路18cおよび第2排出管路18dを備えている。第1給水管路18aは給水源を貯水タンク17に連結し、第2給水管路18bは貯水タンク17を冷却筒12に連結するもので、第1給水管路18aには給水バルブ19aが介装されており、貯水タンク17にはフロートスイッチからなる水量検出手段19bが配設されている。また、第1排出管路18cは冷却筒12を排水溝18eに連結し、第2排水管路18dは排水溝18eを外部の排水溝部に連結するもので、第1排出管路18cには排水バルブ19cが介装されている。 【0017】貯水タンク17に配設されている水量検出手段19bは、貯水タンク17内の製氷用水の最大貯水量と最低貯水量を検出するもので、当該オーガ式製氷機の製氷運転時、最大貯水量を検出した場合には給水バルブ19aが閉成されて貯水タンク17への製氷用水の供給が停止され、かつ、最小貯水量を検出した場合には給水バルブ19aが開成されて貯水タンク17へ製氷用水が供給され、貯水タンク17の製氷用水が常に所定の範囲の貯水量に保持されるようになっている。貯水タンク17の製氷用水は冷却筒12内に供給されるが、冷却筒12内の製氷用水は製氷運転中、貯水タンク17の貯水量の制御により常に一定量に保持される。排水バルブ19cは、製氷運転中常に閉成されていて、製氷運転終了後に手動または自動的に開成されて、冷却筒12内に残留している製氷用水を排出する。 【0018】当該製氷機において、冷凍機構20は、コンプレッサ21、コンデンサ22、ドライヤ23、エキスパンションバルブ24を備え、これらは冷却媒体の循環管路を構成する往管路25aにて直列に連結されており、往管路25aは製氷機構10の製氷部10aを構成する冷却管13の下端部に連結されている。冷却管13の上端は冷却媒体の循環管路(往管路25a、復管路25b)を構成する復管路25bに連結しており、復管路25bはコンプレッサ21に連結されている。これにより、冷凍機構20においては、冷却媒体を往管路25aを通して冷却管13に供給して復管路25bを通して還流させ、この間に製氷部10aの冷却筒12を冷却する。 【0019】当該オーガ式製氷機においては、製氷運転に当たっては、貯水タンク17を最大貯水量にして駆動機構部10bの駆動モータを駆動してオーガ14を回転駆動させ、所定時間経過後にコンプレッサ21を駆動して製氷運転を開始する。これにより、冷却媒体は冷凍機構20の循環管路を循環して冷却筒12を冷却して、冷却筒12内の製氷用水を冷却筒12の内周面側から漸次氷結させる。この間、回転駆動するオーガ14はその螺旋状刃にて、冷却筒12の内周面に漸次氷結する氷を掻き取って上端部側へ搬送し、固定刃14の圧縮通路に押込む。圧縮通路に押込まれた氷は、圧縮されつつ圧縮通路を通過して、オーガ14の先端に設けたカッタ−にて所定の大きさに切断され、外部へ排出される。 【0020】製氷運転を所定時間行って製氷運転を終了するには、先ずコンプレッサ21の駆動を停止して所定時間経過後に駆動機構部10bの駆動モータの駆動を停止して、オーガ14の回転駆動を停止させる。その後、必要により、給水バルブ19aを閉成するとともに、排出バルブ19cを開成して冷却筒12内に残留している製氷用水を排出する。 【0021】しかして、当該オーガ式製氷機においては、製氷用水の漏洩検知装置30を備えている。漏洩検知装置30は、図3に示すように、制御装置31と、水量検出手段32と、警告手段33を備えている。制御装置31はマイクロコンピュータを主体とするもので、制御回路、駆動回路およびタイマーを備えている。水量検出手段(FS)32は、貯水タンク17の貯水量を検出するもので、フロートスイッチからなる水量検出手段19bが兼ねている。警告手段(WM)33は、警告ブザー、警告ランプ等である。漏洩検知装置30においては、水量検出手段32からの検出信号が制御装置31に出力され、制御装置31は水量検出手段32からの検出信号に基づいて、給水バルブ19a、駆動機構部10bの駆動モータ(GM)、およびコンプレッサ(CP)21の作動を制御するもので、図4に示すフローチャートに基づいて作動する。 【0022】漏洩検知装置30は、当該オーガ式製氷機を製氷運転すべく電源を投入すると作動を開始し、給水バルブ(WS)19aを開成して貯水タンク17を最大貯水量にするとともに、駆動機構部10bの駆動モータ(GM)を駆動する(ステップ41)。制御装置31は貯水タンク17の貯水量を判定し(ステップ42)、貯水タンク17が最大貯水量(MAX)になると、給水バルブ(WV)19aを閉成して貯水タンク17への給水を停止するとともにタイマーを作動する(ステップ43)。制御装置31は、タイマーで設定される所定時間経過後に貯水タンク17の貯水量を判定する(ステップ44)。貯水タンク17の貯水量が最大貯水量(MAX)である場合には、コンプレッサ(CP)21を駆動して製氷運転を開始し(ステップ45)、貯水タンク17の貯水量が最大貯水量(MAX)を下回る場合には水漏れと判断して、警告手段(WM)33を作動して水漏れを警告するとともに駆動モータ(GM)の駆動を停止して当該オーガ式製氷機の製氷運転を停止する(ステップ46)。 【0023】図5に示すフローチャートは、漏洩検知装置30の第2の作動を示すもので、当該作動は当該オーガ製氷機の製氷運転終了時に水漏れを検知するものである。漏洩検知装置30においては、先ず冷凍機構20のコンプレッサ(CP)21の駆動状態を判定し(ステップ51)、コンプレッサ(CP)21が停止した場合には、給水バルブ(WV)19aを開成して貯水タンク17を最大貯水量(MAX)にする(ステップ52)。制御装置31は貯水タンク17の貯水量を判定し(ステップ53)、貯水タンク17が最大貯水量(MAX)になると、給水バルブ(WV)19aを閉成して貯水タンク17への給水を停止するとともにタイマーを作動する(ステップ54)。制御装置31は、タイマーで設定される所定時間経過後に貯水タンク17の貯水量を判定する(ステップ55)。貯水タンク17の貯水量が最大貯水量(MAX)を保持している場合には、駆動モータ(GM)の駆動を停止して製氷運転を終了し(ステップ56)、貯水タンク17の貯水量が最大貯水量(MAX)を下回る場合には水漏れと判断して、警告手段(WM)33を作動して水漏れを警告するとともに、駆動モータ(GM)の駆動を停止して製氷運転を終了する(ステップ57)。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000194893 【氏名又は名称】ホシザキ電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年6月10日(1999.6.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064724 【弁理士】 【氏名又は名称】長谷 照一 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−346508(P2000−346508A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月15日(2000.12.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−164084 |
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