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【発明の名称】 逆セル型製氷機
【発明者】 【氏名】湯浅 治彦

【要約】 【課題】アームによる水皿位置検出スイッチの故障を極力防止する事を目的とした。

【解決手段】コントロール基板28は前記製氷タイマに基づく前記水皿5の傾動又は復動時間中、動作開始から前記アクチュエータスイッチ20が反転することのない範囲内で設定された設定時間まで駆動装置11を連続運転し、設定時間以降は駆動装置11を間欠運転する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下向きに開口する多数の製氷室を区画形成した冷却器と、各製氷室を閉塞する傾復動可能な水皿とを備え、該水皿表面に形成した噴水孔から循環ポンプにより各製氷室に噴水して製氷工程を行い、前記冷却器を加熱して離氷工程を行う逆セル型製氷機において、前記水皿を傾復動する駆動装置と、前記水皿の回動により反転され、該水皿の所定の傾斜開放位置及び水平閉塞位置を検出する水皿位置検出スイッチと、該水皿位置検出スイッチの反転動作に基づいて前記駆動装置及び循環ポンプ等の機器を制御する制御手段と、前記水皿の傾復動時間を積算する計時手段とを具備して成り、前記制御手段は前記計時手段に基づく前記水皿の傾動又は復動時間中、動作開始から前記水皿位置検出スイッチが反転することのない範囲内で設定された設定時間まで駆動装置を連続運転し、設定時間以降は駆動装置を間欠運転することを特徴とする逆セル型製氷機。
【請求項2】 下向きに開口する多数の製氷室を区画形成した冷却器と、各製氷室を閉塞する傾復動可能な水皿とを備え、該水皿表面に形成した噴水孔から循環ポンプにより各製氷室に噴水して製氷工程を行い、前記冷却器を加熱して離氷工程を行う逆セル型製氷機において、前記水皿にアームを介して接続され、水皿を傾復動する駆動装置と、前記水皿の回動により反転され、該水皿の所定の傾斜開放位置及び水平閉塞位置を、前記アームの当接により検出する水皿位置検出スイッチと、該水皿位置検出スイッチの反転動作に基づいて前記駆動装置及び循環ポンプ等の機器を制御する制御手段と、前記水皿の傾復動時間を積算する計時手段とを具備して成り、前記アームの前記水皿位置検出スイッチと当接する部分に、切欠を形成したことを特徴とする逆セル型製氷機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂逆セル型製氷機と称する製氷機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種製氷機として、特開平6−257912号公報(F25C1/04)には、水皿の傾復動時間が正常値を越えた場合の故障箇所を明確化する事を目的とし、制御装置のマイクロコンピュータは水皿の傾復動時間が、動作開始から水皿位置検出スイッチが反転するまでの正常値を越えた場合に、再度水皿位置検出スイッチが反転することのない範囲内で水皿の傾復動を繰り返す製氷機が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した様な従来技術では、図10乃至図13に示す如く、水皿が傾動又は復動して、アーム101が水皿位置検出スイッチ102を押す。この動作は、先ず、図10に示す水皿位置検出スイッチ102のレバー103が左側に倒れている状態で、アーム101が接近してきてレバー103に当接し、そのままレバー103がアーム101に押されて図11に示す状態となる。この後更にアーム101にて押され、レバー103は図12に示す右側の位置に切り換わる。
【0004】ここで、レバー103が図12の一点鎖線Sをすぎてアーム101の押圧力による慣性によって右側に倒れる時間と、レバー103が倒れ、図示しない接点が短絡して信号を送り駆動装置を逆転させる時間との合計時間だけタイムラグが生じる。そして、この時間中は、アーム101が同方向に駆動されている。
【0005】従って、場合によっては、図13に示す如く、アーム101がレバー103を更に押してしまい、アーム101の駆動によってレバー103が押し曲げられてしまう可能性があった。
【0006】レバー103が押し曲げられてしまうと、水皿の位置が正確に検出できないという問題がある。更に、水皿自体の傾復動は終了しているにも関わらず、ギアモータを継続運転してしまうため、ギアモータに負荷がかかり、最悪の場合、ギアモータが焼けてしまうという問題もあった。
【0007】本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、アームによる水皿位置検出スイッチの故障を極力防止する事を目的とした逆セル型製氷機を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための手段として、本発明の請求項1では、下向きに開口する多数の製氷室を区画形成した冷却器と、各製氷室を閉塞する傾復動可能な水皿とを備え、該水皿表面に形成した噴水孔から循環ポンプにより各製氷室に噴水して製氷工程を行い、前記冷却器を加熱して離氷工程を行う逆セル型製氷機において、前記水皿を傾復動する駆動装置と、前記水皿の回動により反転され、該水皿の所定の傾斜開放位置及び水平閉塞位置を検出する水皿位置検出スイッチと、該水皿位置検出スイッチの反転動作に基づいて前記駆動装置及び循環ポンプ等の機器を制御する制御手段と、前記水皿の傾復動時間を積算する計時手段とを具備して成り、前記制御手段は前記計時手段に基づく前記水皿の傾動又は復動時間中、動作開始から前記水皿位置検出スイッチが反転することのない範囲内で設定された設定時間まで駆動装置を連続運転し、設定時間以降は駆動装置を間欠運転する逆セル型製氷機を提供する。
【0009】この様に、水皿位置検出スイッチが反転する際に生じるスイッチの切り換わり時間中、及び制御信号が出力されて駆動装置に伝達されるまでの時間中に、駆動装置を間欠運転し、スイッチの反転時間及び制御信号の伝達時間などのタイムロス中、駆動装置の停止時間を十分にとっている。
【0010】また、請求項2の発明では、下向きに開口する多数の製氷室を区画形成した冷却器と、各製氷室を閉塞する傾復動可能な水皿とを備え、該水皿表面に形成した噴水孔から循環ポンプにより各製氷室に噴水して製氷工程を行い、前記冷却器を加熱して離氷工程を行う逆セル型製氷機において、前記水皿にアームを介して接続され、水皿を傾復動する駆動装置と、前記水皿の回動により反転され、該水皿の所定の傾斜開放位置及び水平閉塞位置を、前記アームの当接により検出する水皿位置検出スイッチと、該水皿位置検出スイッチの反転動作に基づいて前記駆動装置及び循環ポンプ等の機器を制御する制御手段と、前記水皿の傾復動時間を積算する計時手段とを具備して成り、前記アームの前記水皿位置検出スイッチと当接する部分に、切欠を形成した逆セル型製氷機を提供する。
【0011】この様に、アームに切欠を形成したため、必要以上にアームが水皿位置検出スイッチに近づいても、アームが水皿位置検出スイッチに当たってしまう事を極力防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明を具備する逆セル型製氷機の製氷部の正面図、図2は逆セル型製氷機の制御回路図、図3は逆セル型製氷機のタイミングチャート、図4は水皿傾復動時のタイミングチャート、図5は水皿位置検出スイッチの正面図、図6は図5の側面図、図7は水皿位置検出スイッチとアームの関係を示す動作図、図8は水皿位置検出スイッチとアームの関係を示す動作図、図9は水皿位置検出スイッチとアームの関係を示す動作図である。
【0014】先ず、図1において、製氷機は下向きに開口した多数の製氷室1Aを有し、上壁外面に冷凍系の蒸発パイプ2を配設した冷却器1と、各製氷室1Aを下方から閉塞し、各製氷室1Aに対応する噴水孔3及び戻り穴4を表面に形成した水皿5と、この水皿5に固定され戻り穴4に連通する水タンク6と、水タンク6内の水を送水管7、更に分配管8を経て噴水孔3から各製氷室1Aへ循環せしめる循環ポンプ9と、水皿5を傾動及び復動せしめる正逆回転可能なギアモータ10を含む駆動装置11と、給水バルブ12が開いたとき水皿5の表面に散水する散水器13と、水タンク6内に設けられ、フロートタンク14A内のフロート14Bによって水位スイッチ14Cを作動し、水タンク6の所定水位を検出する水位検出装置14とを備えている。
【0015】而して支持梁15に固定した取付け板16に支持した前記ギアモータ10の出力軸に相互が逆方向に延出した第1及び第2のアーム17A及び17Bを有する駆動カム17を連結し、該カム17の第1のアーム17Aの端部に取付けたコイル発条18の他端を水皿5の側部に連結し、水皿5の後部は回動軸19にて支持されている。
【0016】また、20は減速機構付のギアモータ10の正転により反時計方向に回転する駆動カム17の第2のアーム17Bによって切換えられ、ギアモータ10への通電を断って水皿5を所定の傾斜開放位置に停止せしめ、ギアモータ10の逆転により時計方向に回転する駆動カム17の第1のアーム17Aによって切換えられ、ギアモータ10への通電を断って水皿5を所定の水平閉塞位置に停止せしめるシーソー式の水皿位置検出スイッチ(以下、アクチュエータスイッチと称する)である。
【0017】30は給水管31に設けられ、散水温度を検出するサーモスタット方式の水温検出装置である。また水タンク6が傾動した時に、その中に残留する水の水位線をXで示している。
【0018】更に、製氷機には、製氷室1Aを冷却するためのコンプレッサ21やファンモータ22、および凝縮器等から成る冷凍ユニットと、離氷時に製氷室1Aを温めるホットガスの供給、停止を成すホットガスバルブ23と、前記コンプレッサ21を冷却するリキッドインジェクション回路の冷媒流を制御するリキッドインジェクションバルブ24とが設けられている。
【0019】そして、前記冷却器1には冷却器温度センサ32、凝縮器には凝縮器温度センサ26がそれぞれ設けられている。更に、氷を溜める図示しない貯氷庫の適所には、貯氷量を検知する貯氷センサ27が設けられている。
【0020】以上の構造にして、図2を参照して本実施形態の制御回路を説明する。
【0021】28はコントロール基板で、図示しないが、CPU(中央演算処理装置)や計時手段である製氷タイマを内蔵している。
【0022】そして、このコントロール基板28には、水位スイッチ14C、アクチュエータスイッチ20、冷却器温度センサ32、凝縮器温度センサ26、貯氷センサ27がそれぞれ接続されている。更に、このコントロール基板28に電力を供給するため、200Vのトランス29も接続されている。この他、このコントロール基板28には、表示基板25が接続されている。
【0023】また、前記コンプレッサ21は、3相電源(R、S、T)にて駆動され、この3相のうちのR及びTは、オーバーロードリレー33、33及びマグネットスイッチ34、34を介してコンプレッサ21に接続し、3相のうちのSは直接コンプレッサ21に接続している。
【0024】更に、三相電源のS及びTは、マグネットスイッチ35及びリレースイッチKR6を介してファンモータ22に接続しており、このファンモータ22には、ファンモータ用運転コンデンサC3が接続されている。
【0025】更にまた、前記コントロール基板28は、前述した3相電源のRに、操作スイッチ38、逆相防止リレースイッチ39を介して接続している。
【0026】そして、このコントロール基板28には、コンプレッサ21用のリレースイッチKR1、ホットガスバルブ23用のリレースイッチKR2、ギアモータ10反転用のリレースイッチKR3、ギアモータ10用のリレースイッチKR4、給水バルブ12用のリレースイッチKR5、ファンモータ22用のリレースイッチKR6、循環ポンプ9用のリレースイッチKR7がそれぞれ接続されている。
【0027】これら各リレースイッチKR1〜KR7は、コントロール基板28に設けられた基板リレー1〜基板リレー7にて駆動される。
【0028】更に、前記リレースイッチKR1には、前記マグネットスイッチ34、35を動作させるマグネットスイッチリレーMG及び加熱防止器40が接続されている。
【0029】前記リレースイッチKR2にはノイズフィルタNFを介してホットガスバルブ23が、リレースイッチKR5にはノイズフィルタNFを介して給水バルブ12が、更にリレースイッチKR7には循環ポンプ9及びこの循環ポンプ9用のコンデンサC1がぞれぞれ接続されている。
【0030】更にまた、前記リレースイッチKR4には、ギアモータ10反転用のリレースイッチKR3及びギアモータ用コンデンサC2を介してギアモータ10が接続されている。
【0031】そして、リキッドインジェクションバルブ24には、前記コンプレッサ21の温度を検知し、所定温度以上に温度上昇した時短絡するリキッドインジェクションバルブサーモスタット41が接続されている。
【0032】尚、Fはノイズフィルタで、NPRは三相電源に接続された逆相防止リレーである。
【0033】次に、図5及び図6を参照して本発明に用いられるアクチュエータスイッチ20を説明する。
【0034】このアクチュエータスイッチ20は、切換信号を出力するスイッチ装置42と、このスイッチ装置42を内蔵する本体43と、この本体43に対してシーソー式に切り換わるレバー44とよりなるものである。そして、このレバー44は一点鎖線で示すセンターラインSに対して左右約20度の角度の範囲を移動し、レバー44の下端側に設けられた押圧端部45にて前記スイッチ装置42をON、OFFする構造である。
【0035】ところで、上記構成の製氷機の製氷動作は基本的に製氷工程と離氷工程とを1サイクルとして繰り返すものとなっているが、厳密には製氷工程の初期には、水タンク6に給水する給水工程と、製氷室1Aを0℃程度迄に冷却する予冷工程とが組み入れられている。
【0036】次に各工程について図1及び図3を参照して説明する。
【0037】先ず、水皿5が製氷室1Aの下方を閉塞した時点で、離氷工程が終了するが、この離氷工程が終了する15秒前から、給水バルブ12が通電開成され水タンク6への給水が行なわれる。
【0038】そして、製氷工程が開始されると、循環ポンプ9が運転され、その後、水タンク6が所定水位になると水位検出装置14が作動して給水バルブ12を閉じ、給水が完了する。
【0039】次に、水タンク6内の水は循環ポンプ9→送水管7→噴水孔3→製氷室1A→戻り孔4→水タンク6の経路で循環送水されていると共に、コンプレッサ21も運転し、冷却器1の冷却を行なっている。然し、製氷工程開始初期は冷却器1の温度は高く、製氷室1Aに噴き上る水を氷に成長させる予冷終了温度(例えば0℃)に到っていない。
【0040】従って、冷却器1を0℃程度に下げる予冷が実行される。ここで、冷却器1の温度を検知すべくその表面に前記冷却器温度センサ32が設けられており、0℃を検出すると予冷工程を終える。この予冷工程は普通10分程度である。
【0041】しかし、10分を経過しても、冷却器温度センサ32が0℃を検出しない時は、正常な冷却動作が行なわれていないことが想定される。例えば、冷媒ガスのリークがあって冷却能力不足である事等が考えられる。よって、この冷却器温度センサ32を用いて、所定時間(15分)内に、冷却器温度センサ32にて0℃検出の出力が有るか無いかで、冷凍系回路の異常の判定を行なっている。
【0042】こうして、所定時間(15分)内に0℃が検出されれば、予冷工程を終え、引き続き冷却運転を続行し、0℃に低下した冷却器1によって、循環送水はその製氷室1Aに氷を徐々に成長させる。
【0043】この場合、製氷室1Aに一様に氷ができるのにかかる製氷時間は冷媒の凝縮能力に大きく関係する。すなわち冷媒の凝縮温度もしくは凝縮圧力によって冷却能力が変化し、その値に応じて製氷時間を長く或いは短く調整する。
【0044】そこで、コンプレッサ21、凝縮器、冷却器1等から成る冷媒回路において、前記凝縮器の冷媒出口側パイプの表面に設けた凝縮器温度センサ26の検出出力に基づいて算出される製氷時間を、製氷タイマにて計測して製氷を行う。この様に、製氷時間の調整を行ない、製氷室1Aに均一に製氷されるように制御する。この間の工程は普通15分程度費やされる。
【0045】そして、製氷室1Aに噴水して、循環送水する製氷用水が流量不足とならない状態で、製氷工程の終了時には、冷却器の温度は−18℃程度となっている。しかし、仮りに、水タンクに所定水量無く、製氷用水が循環したり、循環水路にゴミ詰り等があって製氷用水の循環流量不足になった時は、冷却器は前述の−18℃をかなり下回る過冷却状態に陥り、冷凍機等を始め、周辺装置に過負荷を強いて好ましくない。
【0046】従って、過冷却設定温度(例えば−25℃)を設定し、この温度を冷却器温度センサ32で検知させ、しかも、この過冷却設定温度が所定時間(例えば30秒)継続したことを条件として、製氷運転に係る正常な冷却か過冷却かの判定を行なう。冷却器温度センサ32で、製氷時間(15分程度)内に過冷却温度(−25℃)が検出されず、正常な場合は、製氷タイマによって製氷工程を終了させて離氷工程に移る。
【0047】離氷工程では、循環ポンプ9を停止し、ギアモータ10を正転させて水皿5を下方へ傾動させ開かせる。これと同時にホットガスバルブ23を開いて製氷室1Aを加熱し、角氷を製氷室1Aより脱落させる。また、離氷工程開始から20秒経過後に給水バルブ12を開き、70秒間、水皿5上に散水器13より散水させて水皿5に残氷しないようにする。水皿5開状態で、前記冷却器温度センサ32にて冷却器1の温度が設定温度、例えば9℃を検出した時点で、再びギアモータ10を逆回転させて水皿5を閉じさせる。この水皿5を閉じた時、離氷工程は終了する。離氷工程にかかる時間は、普通3分〜4分程度となる。
【0048】ここで、本発明では、水皿5の傾動、又は復動時、第1や第2のアーム17A、17Bにアクチュエータスイッチ20のレバー44が押され、このレバー44がセンターラインSを越す前に、前記駆動装置11を所定間隔の間欠運転(ステップ式)を行わせる。
【0049】具体的には、例えば50Hzで水皿傾動開始から50秒で水皿5が開ききる場合、45秒間は駆動装置11を連続運転し、残りの5秒間を間欠運転させる。更に、復動時も同様に、45秒間連続運転で、残り5秒間間欠という制御を行う。
【0050】この所定間隔は、図4に示す如く、例えば、0.5秒間〜1秒間駆動装置11を停止後、0.5秒間〜1秒間再び駆動という間欠運転を水皿5が開ききる、又は閉じるまで継続するものである。
【0051】この様に、レバー44がセンターラインSをすぎてアーム17A、17Bの押圧力による慣性によって右側に倒れる時間と、レバー44が倒れ、押圧端部45にて前記スイッチ装置42が押され、制御信号を送って駆動装置11を逆転させる時間との合計時間だけタイムラグが生じても、間欠運転して駆動装置11が停止している時間を十分にとっているため、第1や第2のアーム17A、17Bがオーバーランして、レバー44に当たってしまう事を極力防止できる。
【0052】更に、図7乃至図9に示す如く、本発明では、第1や第2のアーム17A、17Bのレバー44と当接する部分に切欠46を形成している。
【0053】そして、図7に示す如く、駆動装置11を連続運転し、第1や第2のアーム17A、17Bの当接面47がレバー44に当接し、図8に示す如くレバー44を反対側に押してセンターラインSをすぎると、図9に示す如く、レバー44が逆側に倒れる。この際、前記切欠46が形成されている事により、第1や第2のアーム17A、17Bとレバー44との隙間を大きくとる事ができ、アーム17A、17Bが多少オーバーランしてレバー44側にきても、レバー44に当たってしまう事を極力防止する事ができる。
【0054】以上の如く、間欠運転制御とアーム17A、17Bの切欠46によって、アーム17A、17Bがレバー44に当たってしまう事を確実に防止できる。
【0055】
【発明の効果】 以上詳述した如く、請求項1の発明によると、水皿位置検出スイッチが反転する際に生じるスイッチの切り換わり時間中、及び制御信号が出力されて駆動装置に伝達されるまでの時間中に、駆動装置を間欠運転し、スイッチの反転時間及び制御信号の伝達時間などのタイムロス中、駆動装置の停止時間を十分にとっている。
【0056】また、請求項2の発明によると、アームに切欠を形成したため、必要以上にアームが水皿位置検出スイッチに近づいても、アームが水皿位置検出スイッチに当たってしまう事を極力防止できる。
【0057】従って、アームが水皿位置検出スイッチを切り換えた後、更に押してしまう事が無く、水皿位置検出スイッチの故障を防止できると共に、駆動装置の故障も防止でき、機器の信頼性向上を図る事ができる。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【出願日】 平成11年6月3日(1999.6.3)
【代理人】 【識別番号】100111383
【弁理士】
【氏名又は名称】芝野 正雅
【公開番号】 特開2000−346505(P2000−346505A)
【公開日】 平成12年12月15日(2000.12.15)
【出願番号】 特願平11−156861