| 【発明の名称】 |
アイスディスペンサ |
| 【発明者】 |
【氏名】猪狩 英之
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| 【要約】 |
【課題】一般使用者には触れられたくない部品を露出すること無く、清掃者が貯氷庫の氷放出口周辺に容易にアクセスすることができるアイスディスペンサを提供することを課題とする。
【解決手段】アイスディスペンサ11のボディ12の前壁部21は、制御部品16を覆うフロントパネル22と、第1エプロンパネル23と、それらの間に設けられ、氷放出口18と放出シュート19との接続部を覆う第2エプロンパネル24とによって構成されている。第2エプロンパネルは、ボディに容易に着脱可能に取り付けられている。放出シュートは、第1エプロンパネルに容易に着脱可能に取り付けられている。また、放出シュートには、水パイプ20が着脱可能に取り付けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ボディ内に製氷機構部及び貯氷庫を収納し、製氷機構部で製造された氷を貯氷庫に貯え、氷の供給が要求されると、貯氷庫の氷放出口に接続する放出シュートを介して氷を提供するアイスディスペンサにおいて、前記ボディ前壁部の上部を構成するフロントパネルと、前記ボディ前壁部の下部を構成する第1エプロンパネルと、前記フロントパネル及び第1エプロンパネルの間に配設され、前記氷放出口と前記放出シュートとの接続部を覆う第2エプロンパネルとを備え、前記第2エプロンパネルは、前記ボディに対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とするアイスディスペンサ。 【請求項2】 前記第2エプロンパネルは、複数の着脱手段を介して前記ボディに取り付けられており、該着脱手段のうち少なくとも一つは、ロック機構からなり、他の着脱手段は、マグネット機構からなることを特徴とする請求項1に記載のアイスディスペンサ。 【請求項3】 前記第1エプロンパネル及び放出シュートの一方には、爪部が形成され、他方には、該爪部が係合する穴又は凹部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のアイスディスペンサ。 【請求項4】 前記貯氷庫の氷放出口は、貯氷庫外方に突出した窓枠に形成されており、前記放出シュートは、前記窓枠に被せられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のアイスディスペンサ。 【請求項5】 前記放出シュートには、水パイプが着脱可能に取り付けられている請求項1乃至4の何れか1項に記載のアイスディスペンサ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、アイスディスペンサに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図11に、実開55−5056号公報に開示された従来のアイスディスペンサの側面を示す。アイスディスペンサボディ1の内部には、貯氷槽2及び製片装置3が収納されている。貯氷槽2の氷片放出口4の下方には、氷片シュート5が設けられている。氷片シュート5の下端は、ボディ1の前面板6に開けられた開口を介してボディ1の外に露出している。そして、氷片シュート5は、化粧ビス7により、ボディ1の前面板6に支持されている。貯氷槽2には、製片装置3で製造された氷が貯えらており、氷の供給が要求されると、貯氷槽2内の氷が氷片シュート5を介して顧客に提供される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるアイスディスペンサにおいては、化粧ネジ7が外部から見える点や、氷片シュート5と氷片シュート5が貫通するための前面板6の開口の形成部との間にどうしても隙間8ができてしまう点から、製品外観が良くなかった。また、氷片放出口4周辺には埃等が溜まりやすかったが、埃等を除去するための清掃に際しては、氷片シュート5を外した後、前面板6の開口から行っていた。しかし、外れる部分が氷片シュートだけであり、開口部分が小さいため、清掃作業が困難であった。 【0004】また、上記と別の従来のアイスディスペンサとして実開昭60−13025号公報に開示されたものがある。このアイスディスペンサにおいては、上述したような隙間8をなくすため、ボディ前面を構成するフロントパネルの内側で、氷シュート部をホッパー(貯氷槽に相当)に直接ネジ留めしていた。しかしながら、氷片放出口周辺の清掃に際しては、ボディにネジ留めされたフロントパネルを外した後、さらに、ホッパーにネジ留めされたシュート部を外さなければいけないため、一般使用者にとって清掃作業はさらに手間の掛かるものとなっていた。また、フロントパネルを取り外した場合には、コントロールボックス等の制御部品といった一般使用者には触れられたくない部分が露出してしまうといった問題もあった。 【0005】従って、本発明は、上述した従来の問題を解決するためになされたものであり、一般使用者には触れられたくない部品を露出すること無く、清掃者が貯氷庫の氷放出口周辺に容易にアクセスすることができるアイスディスペンサを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するため、本発明は、ボディ内に製氷機構部及び貯氷庫を収納し、製氷機構部で製造された氷を貯氷庫に貯え、氷の供給が要求されると、貯氷庫の氷放出口に接続する放出シュートを介して氷を提供するアイスディスペンサにおいて、前記ボディ前壁部の上部を構成するフロントパネルと、前記ボディ前壁部の下部を構成する第1エプロンパネルと、前記フロントパネル及び第1エプロンパネルの間に配設され、前記氷放出口と前記放出シュートとの接続部を覆う第2エプロンパネルとを備え、前記第2エプロンパネルは、前記ボディに対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。 【0007】また、好適には、前記第2エプロンパネルは、複数の着脱手段を介して前記ボディに取り付けられており、該着脱手段のうち少なくとも一つは、ロック機構からなり、他の着脱手段は、マグネット機構からなる。また、前記第1エプロンパネル及び放出シュートの一方には、爪部が形成され、他方には、該爪部が係合する穴又は凹部が形成されていると好適である。さらに、前記貯氷庫の氷放出口は、貯氷庫外方に突出した窓枠に形成されており、前記放出シュートは、前記窓枠に被せられていると好適である。また、前記放出シュートには、水パイプが着脱可能に取り付けられていてもよい。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1及び2には、本実施の形態に係るアイスディスペンサの正面及び側面が示されている。なお、以下の説明における上下、前後等の方向に関しては、それぞれ、図2の紙面上下方向が上下方向と、同紙面左右方向が前後方向と設定されているものとする。また、各部品における上下、前後等の方向は、アイスディスペンサとして組み立てられた状態における図2の紙面を基準に設定されているものとする。 【0009】アイスディスペンサ11のボディ12内には、主に、製氷機構部13、貯氷庫14、冷凍回路15及びコントロールボックス等の制御部品16などが収納されている。貯氷庫14の前面には、貯氷庫14外方に突出した筒状の窓枠17が設けられている。窓枠17の端部には、氷放出口18が形成されている。氷放出口18には、下方に延長した筒状の放出シュート19が接続されている。すなわち、放出シュート19の上端は、窓枠17の端部に被せられている。また、放出シュート19の前部には水パイプ20が支持されている。また、貯氷庫14内部には、貯氷庫内が氷で一杯になると、製氷運転を中止させるための図示しない貯氷スイッチが設けられている。 【0010】ボディ12の前面を構成する前壁部21は、フロントパネル22、第1エプロンパネル23及び第2エプロンパネル24からなる。フロントパネル22は、ボディ前壁部21の上部を構成しており、ボディ12内の上部に配設されたコントロールボックス等の制御部品16などを覆っている。また、第1エプロンパネル23は、ボディ前壁部21の下部を構成しており、フロントパネル22より一段後方に位置し、冷凍回路15等を覆っている。第2エプロンパネル24は、フロントパネル22と第1エプロンパネル23との間に配設され、氷放出口18、放出シュート19及び水パイプ20並びにこれらの各接続部等を覆っている。また、第2エプロンパネル24には、ブレーカ25及び製氷スイッチ26を露出させるための第1開口窓27と、切り替えスイッチ28を露出させるための第2開口窓29とが形成されている。なお、切り替えスイッチ28は、「氷・水」、「氷のみ」あるいは「水のみ」の各放出態様を切り替えるためのものである。 【0011】図3及び4に示されるように、第1エプロンパネル23は、その上部に接続部30が形成されたほぼ平板状の部材であり、接続部30においてボディ12にネジ留めされる。接続部30には、放出シュート19を支持するための横方向に延長した一対の穴31,32が形成されている。下方の穴32は、上方の穴31に比べてその延長長さ及び幅が大きくなっている。また、第1エプロンパネル23のやや上部には、放出スイッチ33が設けられている。図5及び6に示されるように、放出シュート19は、筒状の部材であってその下部には、後方に延長する二本の爪部40,41が設けられている。上方の爪部40の先端部は、爪部40を第1エプロンパネル23の接続部30に形成された上方の穴31に挿入しやすいようにくさび状に形成されている。また、くさび状部分の上面には突起42が設けられており、爪部40が上方の穴31から誤って抜けないようになっている。一方、下方の爪部41の先端部には、上方に突出する湾曲形状部43が形成されている。この湾曲形状部43により、下方の爪部41が下方の穴32から誤って抜けないようになっている。また、放出シュート19の前面には、水パイプ20を支持するための保持部材44が設けられている。すなわち、水パイプ20により供給される水は、放出シュート19の氷と混ざることがないようになっている。保持部材44は、可撓性部材から形成されており、これにより、水パイプ20を工具を用いずに着脱可能に保持する。 【0012】かかる構成において、放出シュート19を第1エプロンパネル23に取り付ける場合は、まず、下方の爪部41を第1エプロンパネル23の下方の穴32に挿入した後、上方の爪部40を第1エプロンパネル23の上方の穴31に挿入する。このとき、上方の爪部40は下方の爪部41よりも短いため、上方の穴31に挿入し易くなっている。このようにして、放出シュート19が第1エプロンパネル23に取り付けられると、下方の爪部41の湾曲形状部43の内側が下方の穴32の形成部に係止され、且つ、上方の爪部40の突起42が上方の穴の形成部に係止されることにより、放出シュート19が第1エプロンパネル23から誤って抜けないようになっている。また、一対の穴31,32は二本の爪部40,41に対して大き目に形成されていることから、一対の穴31,32と二本の爪部40,41との間に多少の寸法誤差があっても、放出シュート19が問題なく第1エプロンパネル23に取り付けられるようになっている。 【0013】図7、8及び9に示されるように、第2エプロンパネル24は、正面矩形の部材であって、四隅に設けられた4つの着脱手段50,51,52,53を介してボディ12に着脱可能に取り付けられる。また、第2エプロンパネル24の下部においては、ボディ12に取り付けられた際に放出シュート19等を覆う部分54を除いた部分55が、後方に向けて湾曲している。 【0014】第2エプロンパネル24の各下隅に設けられた着脱手段50,51は、ロック機構からなる。すなわち、着脱手段50,51は、それぞれ、第2エプロンパネル24に回動自在に設けられたキー部材60と、ボディ12の対応する位置に形成された直線状のキー孔(図10の(a)において符号70により示される)とから構成されている。キー部材60は、第2エプロンパネル24の表面側に、例えばコイン等が嵌合する凹み61(図7参照)が設けられた前ヘッド部62を有し、第2エプロンパネル24の裏面側に、上記キー孔を挿通可能な直線状の後ヘッド部63を有する。これら前ヘッド部62と後ヘッド部63とは第2エプロンパネル24を回動自在に貫通する軸部64により連結されている。したがって、第2エプロンパネル24の表面側からコイン等により前ヘッド部62を回すと、同じ角度だけ後ヘッド63も回転する。また、第2エプロンパネル24の各上隅に設けられた着脱手段52,53は、マグネット機構からなる。すなわち、着脱手段52,53は、それぞれ、第2エプロンパネル24の上隅に設けられたマグネットと、ボディ12の対応する位置に設けられた金属部(図10の(a)において符号71により示される)とから構成されている。 【0015】このような構成において、第2エプロンパネル24をボディ12に取り付ける場合、後ヘッド63の角度を孔の角度に合わせ、後ヘッド63をキー孔に挿通した後、後ヘッドの角度をキー孔の角度からずらすことにより、後ヘッド63がボディ12のキー孔の周囲部に引っかかり、第2エプロンパネル24を手前に引いても離脱しないようになる。また、第2エプロンパネル24をボディ12から外す場合、前ヘッド62を回して後ヘッド63がキー孔を通過できる状態にして、第2エプロンパネル24を手前に引くとボディ12から外すことができる。なお、本実施の形態においては、キー部材60の回動可能な角度範囲は、90度に設定されており、その角度範囲の一端で、後ヘッド63の角度とキー孔の角度とが合うようになっている。 【0016】次に、以上のように構成されたアイスディスペンサの作用について説明する。アイスディスペンサは、ブレーカ25がオンの状態で製氷スイッチ26を入れると、製氷運転を開始する。貯氷庫14には、製氷機構部13で製造された氷が貯えられる。氷を放出させる場合、使用者が、切り替えスイッチ28における「氷のみ」を選択し放出ボタン33を押すと、図示しないシャッタ機構が開き貯氷庫14内の氷が窓枠17及び放出シュート19を介して放出される。また、使用者は、切り替えスイッチ28を切り替えて、「氷・水」あるいは「水のみ」を選択することで、それぞれ、氷水あるいは水のみの供給を受けることもできる。また、このとき、使用者が放出ボタン33の作動あるいは非作動状態を視覚的に容易に判別できるよう、放出ボタン33は、非作動状態では第1エプロンパネル23の前面から十分前方に突出している。 【0017】また、アイスディスペンサ11内の氷放出口18周辺を清掃する場合には、図10の(a)に示されるように、使用者は、まず、第2エプロンパネル24を外す。すなわち、第2エプロンパネル24の下隅それぞれにあるキー部材60を、コイン等により90度回して、第2エプロンパネル24を手前に引けば、ボディ12から容易に第2エプロンパネル24を外すことができる。よって、ドライバー等の工具を用いなくても第2エプロンパネル24を容易に外すことができる。次に、図10の(b)に示されるように、放出シュート19から水パイプ20を除去する。かかる作業も特別な工具を用いずに行うことができる。さらに、図10の(c)に示されるように、放出シュート19を第1エプロンパネル23から取り外す。この取り外し作業も、放出シュート19の二本の爪部40,41を第1エプロンパネル23の一対の穴31,32から抜くだけであるため、特別な工具を用いずに容易に行える。このように、第2エプロンパネル24、水パイプ20及び放出シュート19はすべて工具なしで容易に取り外すことができ、しかも、ビス等が設けられていないため、ビスの脱落に気を付けながら作業することも無い。 【0018】以上のようにして、第2エプロンパネル24、水パイプ20及び放出シュート19を取り外すことにより、ボディ12前面には清掃のための大きなスペースができ、これにより、汚れがちな氷放出口18の周辺部Aを簡単且つ確実に清掃することができる。一方、取り外された第2エプロンパネル24、水パイプ20及び放出シュート19は、丸洗いすることが可能であるという利点がある。また、上記のように氷放出口18の周辺部Aの清掃を好適に行うことが可能でありながら、ボディ12の前壁部21を構成するフロントパネル22は取り外さなくてもよいため、フロントパネル22の内側の制御部品16が使用者に見られたり、触れられたりすることはない。 【0019】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のアイスディスペンサによれば、第2エプロンパネルだけをボディから取り外すことにより、一般使用者には触れられたくない部品を露出すること無く、且つ、ボディ前面には清掃のための大きなスペースを作り、清掃者が貯氷庫の氷放出口周辺に容易にアクセスすることができる。よって、清掃者が簡単且つ確実に氷放出口周辺部の清掃を行うことができる。また、請求項2に記載の発明によれば、第2エプロンパネルを特別な工具を用いずに容易に着脱することができる。また、着脱手段のうち幾つかは、マグネット機構からなるため、第2エプロンパネルの脱落を十分防止可能でありながら、着脱手段がすべてロック機構からなる場合に比べて、第2エプロンパネルの着脱作業が更に簡単である。請求項3に記載の発明によれば、放出シュートを特別な工具を用いずに容易に着脱することができる。請求項4に記載の発明によれば、放出シュートが窓枠に被せられているため、放出シュートと氷放出口との間に隙間がある場合よりも、氷放出口周辺に埃等を溜まり難くすることが可能である。請求項5に記載の発明によれば、水パイプを特別な工具を用いずに容易に着脱することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000194893 【氏名又は名称】ホシザキ電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年5月11日(1999.5.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100057874 【弁理士】 【氏名又は名称】曾我 道照 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−320940(P2000−320940A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月24日(2000.11.24) |
| 【出願番号】 |
特願平11−129722 |
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