| 【発明の名称】 |
製氷機 |
| 【発明者】 |
【氏名】雨堤 治
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、生成された板状氷を、ホットガスで離氷動作させる離氷時の制御に関するもので、氷裁断装置への落下の衝撃により氷裁断装置の第1のヒータと第2のヒータが短絡状態となり過電流が流れた結果、ヒューズが溶断したり、ヒータが断線するという欠点を防止することを目的とする。
【解決手段】離氷サーミスタ25の製氷開始の信号を受けて時間を計数するタイマ28Aと、このタイマ28Aに基準データーを設定する設定手段29Aによって所定時間経過を確認した後、設定された基準データーとの比較処理を行う比較処理手段30Aからの信号により、氷裁断装置15のヒータをオン,オフする制御手段31Aとを備えることによって、離氷動作に移行時点から離氷サーミスタ25が所定温度に達した後一定時間は氷裁断装置15のヒータへの通電を停止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 離氷温度を検知する離氷サーミスタの製氷開始の信号を受けて時間を計数するタイマーと、このタイマーに基準データーを設定する設定手段によって所定時間経過を確認した後、前記設定手段により設定された基準データーとの比較処理を行う比較処理手段と、この比較処理手段からの信号により、前記氷裁断装置のヒータをオン,オフする制御手段とを備えたことを特徴とする製氷機。 【請求項2】 外気温サーミスタから送られてきた信号により、氷裁断装置のヒータをオン,オフを制御する制御手段を備えた請求項1記載の製氷機。 【請求項3】 圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと製氷水を冷却する蒸発器を備えた製氷板とを順次接続した冷却装置と、圧縮機と蒸発器との間に介在する製氷と離氷とを切り替える電磁弁とバイパス管で構成されたホットガス導入機構と、外枠と、裁断用のヒータ線を左右方向に横架させた第1のヒータと、氷裁断用のヒータ線を前後方向に縦架させた第2のヒータから成る氷裁断装置の前記第1のヒータと第2のヒータの表面に絶縁皮膜処理を施したことを特徴とする製氷機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、製氷板にて板状氷を生成し、ホットガスで離氷動作させ、さらにその板状氷を角氷に裁断する製氷機で氷裁断制御及び氷裁断装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、製氷機で生成された角氷を貯水時、満氷検知する検知方法として特開昭58−178167号公報に記載されたものが一般に知られている。 【0003】以下、図面を参照しながら従来の製氷機を説明する。 【0004】図7,図8において、1は製氷機の本体であり、この本体1は、外箱2と内箱3及び断熱材4より成り、この本体1内は製氷兼貯氷室5と機械室6とに区画されている。機械室6内には冷却サイクルを構成する圧縮機7,凝縮器8,ファンモータ9および電磁弁10A及びバイパス管10Bで構成されたホットガス導入機構10等が収容されている。 【0005】また、製氷兼貯氷室5内には室内に傾斜して設けられ、かつ板状氷を生成する蒸発器11Aを備えた製氷板11、この製氷板11に製氷水を流下せしめる散水器12、製氷水を貯留する貯水タンク13、貯水タンク13内の製氷水を散水器12に循環せしめるポンプ14、板状氷を裁断する左右方向に横架させた第1のヒータ15Aと、前後方向に縦架させた第2のヒータ15Bと、外枠15Cから成る氷裁断装置15がそれぞれ収容されている。 【0006】16は貯水タンク13へ所定量の水を給水する給水弁、17は一側がこの給水弁16に接続され、他側が水道等に接続されているホース(図示せず)等に接続された接続パイプで本体1の背壁18に固定されている。 【0007】上記製氷兼貯氷室5の前面にはそれぞれ前面パネル19,扉20が備えられており、各々の下辺,上辺はクロスレール21に当接して密閉される。 【0008】また、22は製氷機の動作を制御する制御装置で機械室6内に収容されている。 【0009】次に、制御装置の電気回路について図9参照して説明すると、圧縮機7の両端はリレー23Aを介して電源に接続され、並列に接続されたポンプ14とファンモータ9の一端は電源に接続されるリレー23Bを介して接続されると共に、他端も電源に接続されている。また、電磁弁10A,給水弁16の一端はそれぞれリレー23C,23Dに直列に接続されると共に、電源に接続され、それぞれの他端も電源に接続されている。 【0010】更に、第1のヒータ15Aの一端は変圧器24の二次側出力に接続されたリレー23Eに接続され、他端は第2のヒータ15Bと直列に接続されると共に、その一端は変圧器24の二次側出力に接続されている。25は離氷を検知する離氷サーミスタ、26,27は貯水タンク13の水位の変化を検知して信号を送るフロートH,フロートL,28はフロートH26,フロートL27からの信号を受けて時間を計数するタイマ、29は基準データを設定する設定手段、30は設定された基準データとの比較処理をする比較処理手段、31は比較処理手段30からの信号により圧縮機7,ポンプ14,ファンモータ9,電磁弁10A,給水弁16,第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bの運転を制御する制御手段で、この制御手段30は、リレー23A,23B,23C,23D,23Eを制御する。 【0011】以上のように構成されたこの製氷機の動作について説明する。 【0012】まず、水道等から給水弁16より給水された所定量の製氷用の水は、貯水タンク13に流入し貯留する。貯留した水はポンプ14にて吸い上げられ、散水器12を通過して製氷板11に流下し、さらに貯水タンク13に流入しポンプ14にて循環が繰り返される。そして蒸発器11Aを備えた製氷板11が冷却されることで製氷が行なわれ板状氷を生成する。一定の厚みの板状氷が生成されると電磁弁10Aの弁(図示せず)が開放となるとともにファンモータ9が停止し、圧縮機7で生成された高温高圧ガス(ホットガス)がホットガス導入機構10を通して連続的に蒸発器11Aに流れて板状氷が製氷板11から離脱して氷裁断装置15に落下する。落下した板状氷は第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bにて格子状に裁断されて角氷になり製氷兼貯氷室5に貯氷される。 【0013】次に製氷機の制御装置の動作について説明する。 【0014】図10示すステップ1の製氷モード(製氷運転)にはいるとステップ2で氷厚設定に応じて製氷運転時間の設定をおこなう。ステップ3では板状氷を裁断するためのヒータ通電時間の設定をする。ステップ4でタイマ28によるヒータタイマの計数が開始し、ステップ5で、圧縮機7,ポンプ14,第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bがオンするとともに電磁弁10Aがオフ、給水が終了すると給水弁16がオフし製氷運転にはいる。ステップ6でフロートL27がオフするとステップ7でタイマ28による製氷タイマの計数が開始する。フロートL27がオフするまでにTh(蒸発器サーミスタ温度)が−20℃以下になると点検ランプが点滅し、ステップ7に移行する。ステップ8で製氷時間がタイムアップすると製氷運転が終了し、離氷モードに移行する。 【0015】次に図11で離氷モードについて説明する。ステップ1で、ポンプ14,ファンモータ9がオフするとともに圧縮機7,給水弁16,第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bのオンに加えて電磁弁10Aがオンし、離氷運転にはいる。離氷運転と同時に一方では、給水動作にはいり、ステップ2でフロートH26がオンするとステップ3に移行し、給水時間を読み取る。ステップ2でフロートH26がオンしない場合は断水モードに移行する。ステップ4で給水時間の設定が行なわれ、ステップ5でタイマ28による給水タイマの計数が開始し、ステップ6で給水時間がタイムアップするとステップ7で給水弁16がオフし、給水が終了する。一方、ステップ8で離氷サーミスタ25が所定温度に達すると再び製氷モード(製氷運転)に移行し、その数分(2〜3分)後には生成された板状氷は製氷板11から離脱して氷裁断装置15に落下する。その後氷裁断装置15の第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bの発熱(ヒーターの表面温度は約60℃迄上昇する)により板状氷の裁断が開始する。ステップ8でサーミスタ25が所定時間以内に所定温度に達しない場合は点検ランプが点滅する。 【0016】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構成では、生成された板状氷が氷裁断装置15に落下する時に落下の形態によっては氷裁断装置への落下の衝撃により氷裁断装置15の第1のヒータ15Aが下方向にたわみ第2のヒータ15Bと接触する場合があり、その結果第1のヒータ15Aと第2のヒータ15Bが短絡状態になりに過電流が流れ、ヒューズ(図示せず。)が溶断したり、第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bが断線するという欠点があった。 【0017】本発明は、従来の課題を解決するもので、離氷動作時において板状氷の氷裁断装置に落下時は停止し、落下後にヒータの通電を開始する製氷機の制御装置を提供することを目的としている。 【0018】また、低外気温度においての離氷時には外気の影響を受けて高温高圧ガスによる製氷板の温度が均一に上昇せず、サーミスタが所定温度に達しても板状氷が製氷板から離脱するには高外気温度よりも長い時間を必要とするが、離氷不良をおこすこともなくヒューズの溶断及び、ヒータの断線の発生を解消することを目的としている。 【0019】また、板状氷が氷裁断装置に落下する時に氷裁断装置への落下の衝撃により氷裁断装置のヒータ同士の接触、或いは清掃,修理等のメンテナンス時、誤って金属製の工具,用具等で第1のヒータと第2のヒータを接触した場合のヒューズの溶断及び、ヒータの断線の発生を解消することを目的としている。 【0020】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため本発明の製氷機の制御装置は、離氷動作に移行時点(電磁弁がオン時点)から離氷サーミスタが所定温度に達した後一定時間は氷裁断装置のヒータへの通電を停止する制御手段を備えたものである。 【0021】これにより、ヒューズが溶断したり、ヒータが断線することを防止できる。 【0022】また、第2の目的を達成するために本発明の製氷機の制御装置は、低外気温度時において、離氷動作に移行時点から離氷サーミスタが所定温度に達した後、高外気温時よりは長く一定時間、氷裁断装置のヒータへの通電を停止する制御手段を備えたものである。 【0023】これにより、低外気温度においても、離氷不良をおこすこともなくヒューズが溶断したり、ヒータが断線することを防止できる。 【0024】また、第3の目的を達成をするために本発明の製氷機は氷裁断装置を構成する第1のヒータと第2のヒータの表面に絶縁皮膜処理を施したものである。 【0025】これにより、ヒューズが溶断したり、ヒータが断線することを防止できる。 【0026】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、離氷温度を検知する離氷サーミスターの製氷開始の信号を受けて時間を計数するタイマーと、このタイマーに基準データーを設定する設定手段によって所定時間経過を確認した後、設定手段により設定された基準データーとの比較処理を行う比較処理手段と、この比較処理手段からの信号により、氷裁断装置のヒーターをオン,オフする制御手段とを備えることとしたものであり、離氷動作に移行時点(電磁弁がオン時点)から離氷サーミスタが所定温度に達した後一定時間は氷裁断装置のヒータへの通電を停止することにより、板状氷が氷裁断装置に落下する時の落下の衝撃によるヒータ同士の接触でのヒューズの溶断,ヒータの断線を防止する作用を有する。 【0027】請求項2に記載の発明は、外気温サーミスターから送られてきた信号により、氷裁断装置のヒーターをオン,オフを制御する制御手段を備えることとしたものであり、低外気温度時において、離氷動作に移行時点から離氷サーミスタが所定温度に達した後、高外気温時よりは長く一定時間、氷裁断装置のヒータへの通電を停止することにより、離氷不良をおこすこともなく、板状氷が氷裁断装置に落下する時の落下の衝撃によるヒータ同志の接触でのヒューズの溶断,ヒータの断線を防止する作用を有する。 【0028】請求項3に記載の発明は、外枠と、裁断用のヒータ線を左右方向に横架させた第1のヒータと、氷裁断用のヒータ線を前後方向に縦架させた第2のヒータから成る氷裁断装置の第1のヒータと第2のヒータの表面に絶縁皮膜処理を施したことにより、板状氷が氷裁断装置に落下する時の落下の衝撃によるヒータ同士の接触、或いは清掃,修理等のメンテナンス時、誤って金属製の工具,用具等で第1のヒータと第2のヒータを接触した場合のヒューズの溶断,ヒータの断線を防止する作用及びを有する。 【0029】 【実施例】以下、本発明の実施例について、図1から図3に用いて説明する。なお、従来例と同じ構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。 【0030】(実施例1)図1,図2において、28Aは離氷サーミスタ25からの信号を受けて時間を計数するタイマ、29Aは基準データを設定する設定手段、30Aは設定された基準データとの比較処理をする比較処理手段、32は外気温度サーミスター、31Aは比較処理手段30Aからの信号により圧縮機7,ポンプ14,ファンモータ9,電磁弁10A,給水弁16,第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bの運転を制御する制御手段で、この制御手段31Aは、リレー23A,23B,23C,23D,23Eを制御する。 【0031】以上のように構成された製氷機の動作について説明する。 【0032】まず、水道等から給水弁16より給水された所定量の製氷用の水は、貯水タンク13に流入し貯留する。貯留した水はポンプ14にて吸い上げられ、散水装置12を通過して製氷板11に流下し、さらに貯水タンク13に流入しポンプ14にて循環が繰り返される。そして蒸発器11Aを備えた製氷板11が冷却されることで製氷が行なわれ板状氷を生成する。一定厚みの板状氷が生成されると電磁弁10Aの弁(図示せず)が開放となるとともにファンモーター9が停止し、圧縮機7で生成された高温高圧ガス(ホットガス)がホットガス導入機構10を通して連続的に蒸発器11Aに流れて板状氷が製氷板11から離脱して氷裁断装置15に落下する。落下した板状氷は第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bにて格子状に裁断されて角氷になり製氷兼貯氷室5に貯氷される。 【0033】次に製氷機の制御装置の動作について説明する。 【0034】図3で離氷モードについて説明する。ステップ1で、ポンプ14,ファンモータ9,第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bがオフするとともに圧縮機7,給水弁16のオンに加えて電磁弁10Aがオンし、離氷運転にはいる。離氷運転と同時に一方では、給水動作にはいり、ステップ2でフロートH26がオンするとステップ3に移行し、給水時間を読み取る。ステップ2でフロートH26がオンしない場合は断水モードに移行する。ステップ4で給水時間の設定が行なわれ、ステップ5でタイマ28による給水タイマの計数が開始し、ステップ6で給水時間がタイムアップするとステップ7で給水弁16がオフし、給水が終了する。一方、ステップ8で離氷サーミスタ25が所定温度に達するとステップ9でタイマ28によるヒータタイマの計数が開始し、その後には生成された板状氷は製氷板11から離脱して氷裁断装置15に落下する。ステップ10で所定時間経過するとヒータタイマーがタイムアップし、ステップ11で第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bがオンとなり、再び製氷モード(製氷運転)に移行する。また、落下した板状氷は氷裁断装置15の第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bの発熱(ヒーターの表面温度は約60℃迄上昇する)により板状氷の裁断が開始する。ステップ8でサーミスタ25が所定時間以内に所定温度に達しない場合は点検ランプが点滅する。 【0035】以上のように、本発明は離氷温度を検知する離氷サーミスタ25の製氷開始の信号を受けて時間を計数するタイマ28Aと、このタイマ28Aに基準データーを設定する設定手段29Aによって所定時間経過を確認した後、設定手段29Aにより設定された基準データーとの比較処理を行う比較処理手段30Aと、この比較処理手段30Aからの信号により、氷裁断装置のヒータ15A,15Bをオン,オフする制御手段とを備えることとしたものであり、離氷動作に移行時点(電磁弁がオン時点)から離氷サーミスタ25が所定温度に達した後一定時間は氷裁断装置15の第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bへの通電を停止することにより、板状氷が氷裁断装置15に落下する時の落下の衝撃によるヒータ同志の接触でのヒューズの溶断,ヒータの断線を防止することができる。 【0036】(実施例2)図4において、28Bは離氷サーミスタ25からの信号を受けて時間を計数するタイマ、29Bは基準データを設定する設定手段、30Bは設定された基準データとの比較処理をする比較処理手段、31Bは比較手段30Bからの信号により圧縮機7,ポンプ14,ファンモータ9,電磁弁10A,給水弁16,ヒータ15A,ヒータ15Bの運転を制御する制御手段で、この制御手段30Aは、リレー23A,23B,23C,23D,23Eを制御する。32は外気温度を検知する外気温度サーミスタである。 【0037】次に図5で離氷モードについて説明する。 【0038】ステップ1で、ポンプ14,ファンモータ9,第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bがオフするとともに圧縮機7,給水弁16のオンに加えて電磁弁10Aがオンし、離氷運転にはいる。離氷運転と同時に一方では、給水動作にはいり、ステップ2でフロートH26がオンするとステップ3に移行し、給水時間を読み取る。ステップ2でフロートH26がオンしない場合は断水モードに移行する。ステップ4で給水時間の設定が行なわれ、ステップ5でタイマ28による給水タイマの計数が開始し、ステップ6で給水時間がタイムアップするとステップ7で給水弁16がオフし、給水が終了する。一方、ステップ8で離氷サーミスタ25が所定温度に達すると、ヒータ通電時間の開始の設定をする。ステップ9で外気温度サーミスタ25が設定検知温度(10℃)以下を検知し、ステップ10に移行する。ステップ10でタイマ28によるヒータタイマの計数が開始し、その後には生成された板状氷は製氷板11から離脱して氷裁断装置15に落下する。ステップ11で所定時間経過するとヒータタイマーがタイムアップし、ステップ12で第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bがオンとなり、再び製氷モード(製氷運転)に移行する。また、落下した板状氷は氷裁断装置15の第1のヒータ15A,第2のヒータ15Bの発熱(ヒーターの表面温度は約60℃迄上昇する)により板状氷の裁断が開始する。ステップ8でサーミスタ25が所定時間以内に所定温度に達しない場合は点検ランプが点滅する。 【0039】以上のように、本発明は外気温サーミスタ25から送られてきた信号により、氷裁断装置15のヒータ15A,15Bをオン,オフを制御する制御手段を備えることとしたものであり、低外気温度時において、離氷動作に移行時点から離氷サーミスタ25が所定温度に達した後、高外気温時よりは長く一定時間、氷裁断装置15のヒータへの通電を停止することにより、離氷不良をおこすこともなく、板状氷が氷裁断装置15に落下する時の落下の衝撃によるヒータ同志の接触でのヒューズの溶断,ヒータの断線を防止することができる。 【0040】(実施例3)図6において、33は氷裁断装置で板状氷を裁断する左右方向に横架させた第1のヒータ33Aと、前後方向に縦架させた第2のヒータ33Bと、外枠33Cから成り、第1のヒータ33Aと、前後方向に縦架させた第2のヒータ33Bの表面はそれぞれ絶縁皮膜処理を施している。 【0041】以上のように構成されたこの製氷機の動作について説明する。 【0042】まず、水道等から給水弁16より給水された所定量の製氷用の水は、貯水タンク13に流入し貯留する。貯留した水はポンプ14にて吸い上げられ、散水器12を通過して製氷板11に流下し、さらに貯水タンク13に流入しポンプ14にて循環が繰り返される。そして蒸発器11Aを備えた製氷板11が冷却されることで製氷が行なわれ板状氷を生成する。一定厚みの板状氷が生成されると電磁弁10Aの弁(図示せず)が開放となるとともにファンモータ9が停止し、圧縮機7で生成された高温高圧ガス(ホットガス)がホットガス導入機構10を通して連続的に蒸発器11Aに流れて板状氷が製氷板11から離脱して氷裁断装置33に落下する。落下した板状氷は第1のヒータ33A,第2のヒータ33Bにて格子状に裁断されて角氷になり製氷兼貯氷室5に貯氷される。 【0043】なお、生成された板状氷が氷裁断装置33に落下する時に、落下の形態によっては氷裁断装置33への落下の衝撃により氷裁断装置33の第1のヒータ33Aが下方向にたわみ、第2のヒータ33Bと接触する場合がある。 【0044】以上のように、外枠33Cと、裁断用のヒータ線を左右方向に横架させた第1のヒータ33Aと、氷裁断用のヒータ線を前後方向に縦架させた第2のヒータ33Bから成る氷裁断装置の第1のヒータ33Aと第2のヒータ33Bの表面に絶縁皮膜処理を施した氷裁断装置33を構成することにより、生成された板状氷の落下の衝撃により第1のヒータ33Aが下方向にたわみ、第2のヒータ33Bと接触しても過電流が流れることもなく、ヒューズが溶断したり、第1のヒータ33A,第2のヒータ33Bが断線するということもない。 【0045】 【発明の効果】以上のように本発明の製氷機では、離氷温度を検知する離氷サーミスタの製氷開始の信号を受けて時間を計数するタイマと、このタイマに基準データーを設定する設定手段によって所定時間経過を確認した後、設定手段により設定された基準データーとの比較処理を行う比較処理手段と、この比較処理手段からの信号により、氷裁断装置のヒータをオン,オフする制御手段とを備えることとしたものであり、離氷動作に移行時点(電磁弁がオン時点)から離氷サーミスタが所定温度に達した後一定時間は氷裁断装置の第1のヒータ,第2のヒータへの通電を停止することにより、板状氷が氷裁断装置に落下する時の落下の衝撃によるヒータ同志の接触でのヒューズの溶断,ヒータの断線を防止することができる。 【0046】また、他の本発明の製氷機では、外気温サーミスタから送られてきた信号により、氷裁断装置のヒータをオン,オフを制御する制御手段を備えることとしたものであり、低外気温度時において、離氷動作に移行時点から離氷サーミスタが所定温度に達した後、高外気温時よりは長く一定時間、氷裁断装置のヒータへの通電を停止することにより、離氷不良をおこすこともなく、板状氷が氷裁断装置に落下する時の落下の衝撃によるヒータ同志の接触でのヒューズの溶断,ヒータの断線を防止することができる。 【0047】また、他の本発明の製氷機では、圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと製氷水を冷却する蒸発器を備えた製氷板とを順次接続した冷却装置と、圧縮機と蒸発器との間に介在する製氷と離氷とを切り替える電磁弁とバイパス管で構成されたホットガス導入機構と、外枠と、裁断用のヒータ線を左右方向に横架させた第1のヒータと、氷裁断用のヒータ線を前後方向に縦架させた第2のヒータから成る第1のヒータと第2のヒータの表面に絶縁皮膜処理を施したものであり、生成された板状氷の落下の衝撃により第1のヒータが下方向にたわみ、第2のヒータと接触しても過電流が流れることもなく、ヒューズが溶断したり、第1のヒータ,第2のヒータが断線するということもない。 【0048】また、清掃,修理等のメンテナンス時、誤って金属製の工具,用具等で第1のヒータと第2のヒータを接触した場合のヒューズの溶断及び、ヒータの断線を防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004488 【氏名又は名称】松下冷機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月12日(1999.3.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−266433(P2000−266433A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月29日(2000.9.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−66376 |
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