| 【発明の名称】 |
製氷機 |
| 【発明者】 |
【氏名】加藤 暢彦
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| 【要約】 |
【課題】製氷水散布器等に付着する付着物を、該散布器を製氷水回路から取外すことなく短時間で簡単に除去して、日産製氷能力が低下するのを防止する。
【解決手段】製氷水タンク18と製氷水散布器26は、吸込管36、循環ポンプ22、三方弁40、第1洗浄水供給管44、圧力タンク46および第2洗浄水供給管50を介して接続する。第2洗浄水供給管50に開閉弁54が配設される。圧力タンク46と開閉弁54との間の第2洗浄水供給管50に、圧力タンク46内の水圧が開放圧力でON作動し、閉成圧力でOFF作動する圧力スイッチ56が接続される。開閉弁54の閉成状態で循環ポンプ22により製氷水タンク18内の水を圧力タンク46に圧送することで水圧を高め、この水圧が開放圧力となったときに開閉弁54を開放して高圧の水を製氷水散布器26に供給する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷凍系から導出した蒸発管(12)が密着固定される製氷部(14)と、所要量の水が貯留される製氷水タンク(18)と、前記製氷部(14)の上方に配置され、前記製氷水タンク(18)から供給される水を製氷部(14)に散布供給する製氷水散布器(26)とからなる製氷機において、前記製氷水タンク(18)と製氷水散布器(26)とを連通接続する洗浄水回路に配設した循環ポンプ(22)により供給される製氷水タンク(18)内の水を所要の圧力まで高めた状態で、前記製氷水散布器(26)に向けて供給する高圧水供給手段(46,54)を洗浄水回路に配設したことを特徴とする製氷機。 【請求項2】 冷凍系から導出した蒸発管(12)が密着固定される製氷部(14)と、所要量の水が貯留される製氷水タンク(18)と、前記製氷部(14)の上方に配置され、前記製氷水タンク(18)から供給される水を製氷部(14)に散布供給する製氷水散布器(26)とからなる製氷機において、前記製氷水タンク(18)と製氷水散布器(26)とを連通接続する洗浄水回路に配設され、製氷水タンク(18)内の水を製氷水散布器(26)に向けて圧送する循環ポンプ(22)と、前記循環ポンプ(22)と製氷水散布器(26)との間の洗浄水回路に配設された開閉弁(54)と、前記循環ポンプ(22)と開閉弁(54)との間の洗浄水回路に配設され、前記開閉弁(54)の閉成状態で循環ポンプ(22)により圧送される水を加圧状態で貯留する圧力タンク(46)と、前記圧力タンク(46)内の水圧が、予め設定された開放圧力になったときに、前記開閉弁(54)を開放制御して高圧の水を前記製氷水散布器(26)に供給させる洗浄制御手段(52,56)とから構成したことを特徴とする製氷機。 【請求項3】 前記製氷部(14)で製造された氷を貯留する貯氷庫(60)に貯氷検知手段(64)が配設され、貯氷庫(60)に所要量の氷が貯留されたことを貯氷検知手段(64)が検知したことを条件として、前記高圧の水を製氷水散布器(26)に供給する洗浄運転を行なうよう構成される請求項2記載の製氷機。 【請求項4】 前記洗浄制御手段(52,56)は、前記圧力タンク(46)内から高圧の水が製氷水散布器(26)に供給されることで該圧力タンク(46)内の水圧が、予め設定された閉成圧力まで低下したときに前記開閉弁(54)を閉成制御する請求項2または3記載の製氷機。 【請求項5】 前記製氷部(14)と製氷水散布器(26)との間に散水案内板(28)が配設され、製氷水散布器(26)から散布供給される水を、散水案内板(28)を介して製氷部(14)の製氷面に案内するよう構成した請求項1〜4の何れかに記載の製氷機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、製氷機に関し、更に詳細には、製氷水タンクに貯留されている水を、製氷部に水を散布供給する製氷水散布器に高圧で供給することで、該製氷水散布器の内部や散水孔に付着している付着物を洗浄除去するよう構成した製氷機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】垂直に立設した製氷板に冷凍系から導出した蒸発管を配設し、この蒸発管により冷却される前記製氷板に製氷水を散布供給して板氷を生成し、得られた板氷を剥離して落下放出させる流下式の製氷機が、簡単な構成で製氷コストも低廉になし得ることから広く使用されている。この流下式の製氷機の概略構造を述べれば、図3に示す如く、垂直に配置した2枚の製氷板10,10の対向面(裏面)には、図示しない冷凍系から導出して横方向に蛇行する蒸発管12が夫々密着固定され、製氷運転時に蒸発管12,12に冷媒を循環させて両製氷板10,10を強制冷却すると共に、除氷運転に際してホットガスを循環させて両製氷板10,10を加熱するよう構成されている。2枚の製氷板10,10からなる製氷部14の直下には、複数の通孔16aを穿設した山形の集水板16が配置され、製氷運転に際して両製氷板10,10に供給されて氷結するに至らなかった製氷水を、前記通孔16aを介して下方に位置する製氷水タンク18に回収貯留するようにしている。なお集水板16は、除氷運転により剥離されて落下する板氷20を、該集水板16の下方に配設したクラッシャーや貯氷庫(何れも図示せず)に案内する機能も兼ねている。 【0003】前記製氷水タンク18から循環ポンプ22を介して導出した製氷水供給管24は、前記製氷部14の上方に配置した製氷水散布器26に接続している。この製氷水散布器26には多数の散水孔26aが穿設され、製氷運転時に製氷水タンク18からポンプ圧送される製氷水を、前記散水孔26aから各製氷板10の氷結温度にまで冷却されている製氷面(表面)に散布流下させ、該製氷面に所要厚みの板氷20を生成するようになっている。なお、製氷部14と製氷水散布器26との間に散水案内板28が配設され、製氷水散布器26から散布供給される製氷水を、散水案内板28を介して両製氷板10,10の製氷面に円滑に流下させるよう構成してある。 【0004】また図示の製氷機には、前述した製氷水供給系と別に、除氷水供給系が設けられている。すなわち、外部水道系に接続する除氷水供給管30は、前記製氷部14における両製氷板10,10の対向部間における上部に設けた除氷水散布器32に接続している。そして、除氷運転時に除氷水供給管30に配設した給水弁34を開放して外部水道系から供給された除氷水(水道水)を、除氷水散布器32に穿設した多数の散水孔32aを介して両製氷板10,10の各裏面に散布供給して流下させ、各製氷板10と板氷20との氷結面を融解するよう構成される。また、両製氷板10,10の裏面を流下した除氷水は、製氷水と同様に前記集水板16を介して製氷水タンク18に回収され、これが次回の製氷水として使用される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記製氷機では、製氷運転時に前記製氷水散布器26に供給される製氷水に含まれるカルシウム等の成分が、該散布器26の内部や散水孔26aに付着し、これを放置しておくと、製氷部14への製氷水の円滑な散布供給が阻害されて製氷時間が長引くばかりか、遂には製氷水が製氷部14に散布供給されなくなる事態を生ずる。すなわち製氷機では、製氷水散布器26の内部や散水孔26aに付着する付着物を定期的に除去する必要がある。従来は、製氷機の運転を停止して、前記製氷水散布器26を製氷水回路から取外し、該散布器26の内部にブラシ等の洗浄具を差込んだり、前記散水孔26aに針金等の細い線材を差込んで、夫々の付着物を除去している。また製氷水散布器26から製氷水が散布供給される前記散水案内板28の表面にも経時的にカルシウム等の付着物が付着し、この付着物はたわし等の洗浄具により除去していた。 【0006】前述したように、製氷水散布器26の付着物を除去する作業は、時間の掛かる煩雑な作業であった。しかも、製氷水回路に対して製氷水散布器26を取外したり取付ける作業に時間が掛かり、日産製氷能力が低下する問題を招いていた。また、付着物の除去作業を行なうために、製氷機を完全に停止して製氷水回路から製氷水散布器26を取外す間に、該製氷水散布器26の内部や散水孔26aに付着している付着物が乾いて固化してしまい、その除去が困難となる難点も指摘される。 【0007】 【発明の目的】本発明は前述した課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、製氷水散布器等に付着する付着物を、該散布器を製氷水回路から取外すことなく短時間で簡単に除去して、日産製氷能力が低下するのを防止し得る製氷機を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る製氷機は、冷凍系から導出した蒸発管が密着固定される製氷部と、所要量の水が貯留される製氷水タンクと、前記製氷部の上方に配置され、前記製氷水タンクから供給される水を製氷部に散布供給する製氷水散布器とからなる製氷機において、前記製氷水タンクと製氷水散布器とを連通接続する洗浄水回路に配設した循環ポンプにより供給される製氷水タンク内の水を所要の圧力まで高めた状態で、前記製氷水散布器に向けて供給する高圧水供給手段を洗浄水回路に配設したことを特徴とする。 【0009】前述した課題を解決し、所期の目的を好適に達成するため、本願の別の発明に係る製氷機は、冷凍系から導出した蒸発管が密着固定される製氷部と、所要量の水が貯留される製氷水タンクと、前記製氷部の上方に配置され、前記製氷水タンクから供給される水を製氷部に散布供給する製氷水散布器とからなる製氷機において、前記製氷水タンクと製氷水散布器とを連通接続する洗浄水回路に配設され、製氷水タンク内の水を製氷水散布器に向けて圧送する循環ポンプと、前記循環ポンプと製氷水散布器との間の洗浄水回路に配設された開閉弁と、前記循環ポンプと開閉弁との間の洗浄水回路に配設され、前記開閉弁の閉成状態で循環ポンプにより圧送される水を加圧状態で貯留する圧力タンクと、前記圧力タンク内の水圧が、予め設定された開放圧力になったときに、前記開閉弁を開放制御して高圧の水を前記製氷水散布器に供給させる洗浄制御手段とから構成したことを特徴とする。 【0010】 【発明の実施の形態】次に、本発明に係る製氷機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、図3に関連して説明した従来例に係る製氷機に既出の同一部材については、同一の参照符号で指示して、その詳細説明は省略するものとする。 【0011】図1は、実施例に係る流下式の製氷機の概略構成図であって、前記製氷水タンク18の下部に一端が接続される吸込管36の他端は、前記循環ポンプ22の吸込側に接続してある。この循環ポンプ22の吐出側から導出した吐出管38は、制御装置52により開閉制御される三方弁40の入口40aに接続されている。この三方弁40は、製氷運転時には入口40aを第1出口40bに接続すると共に、洗浄運転時には入口40aを第2出口40cに接続するよう制御装置52で切替え制御される。また、三方弁40の第1出口40bに製氷水供給管24の一端が接続されると共に、該供給管24の他端が前記製氷水散布器26に接続され、これら管路系にて製氷水回路が構成される。すなわち、製氷運転時に三方弁40が入口40aを第1出口40bに接続するよう切替えられた状態で、前記循環ポンプ22を回転すれば、製氷水タンク18内の製氷水(水)は、吸込管36および製氷水供給管24を介して製氷水散布器26に供給され、該散布器26の散水孔26aから散水案内板28に向けて散布供給される。そしてこの製氷水は、散水案内板28に案内されて2枚の製氷板10,10の各製氷面を流下した後、前記集水板16の通孔16aを介して製氷水タンク18に回収されるようになっている。なお、製氷水供給管24には流量調整弁42が配設され、該調整弁42の開度調整により、前記製氷部14への製氷水の供給量が調整されるよう構成してある。 【0012】前記三方弁40の第2出口40cには、第1洗浄水供給管44の一端が接続され、該供給管44の他端は、圧力タンク46の入口側に接続されている。また第1洗浄水供給管44には逆止弁48が配設され、圧力タンク46から三方弁40に高圧の水(洗浄水)が戻るのを防止するよう構成してある。前記圧力タンク46の出口側に一端が接続される第2洗浄水供給管50の他端は、前記製氷水散布器26に接続され、これら管路系にて洗浄水回路が構成される。また第2洗浄水供給管50には、前記制御装置52により開閉制御される開閉弁54が配設されている。すなわち、洗浄運転時に三方弁40が入口40aを第2出口40cに接続するよう切替えられると共に前記開閉弁54を開放した状態で、前記循環ポンプ22を回転すれば、製氷水タンク18内の製氷水を、吸込管36、第1洗浄水供給管44、圧力タンク46および第2洗浄水供給管50を介して製氷水散布器26に供給し得るようになっている。この実施例では、圧力タンク46と開閉弁54とにより、前記製氷水散布器26に高圧の水を供給する高圧水供給手段が構成される。 【0013】前記圧力タンク46と開閉弁54との間の第2洗浄水供給管50(洗浄水回路)に、圧力タンク46内の水圧が、予め設定された開放圧力(例えば0.2MPa)に達したときにON作動すると共に、該開放圧力よりも低い閉成圧力になったときにOFF作動する圧力スイッチ56が接続されている。この圧力スイッチ56は前記制御装置52に接続され、該制御装置52は、圧力スイッチ56がON状態(開放圧力の検知)では前記開閉弁54を開放すると共に、圧力スイッチ56がOFF状態(閉成圧力の検知)では前記開閉弁54を閉成する制御を行なうよう設定してある。そして、洗浄運転に際して前記開閉弁54の閉成状態で循環ポンプ22により製氷水タンク18内の水を圧力タンク46に圧送することで水圧を高め、この水圧が前記開放圧力となったときに、開閉弁54を開放制御することで、高圧の水を前記製氷水散布器26に供給するよう構成してある。なお実施例では、制御装置52と圧力スイッチ56とにより洗浄制御手段が構成される。また前記循環ポンプ22としては、圧力タンク46内の水圧を開放圧力まで高め得る能力のものが使用される。 【0014】前記製氷水タンク18の下方には、シュート58を介して貯氷庫60が配設され、前記製氷部14で製造された板氷20は、前記集水板16を介してシュート58に放出落下する。このシュート58にはクラッシャー62が配設され、板氷20は該クラッシャー62により所要の大きさの氷塊(氷)に破砕された後に、貯氷庫60内に貯留されるようになっている。また貯氷庫60には、該貯氷庫内に氷塊が所要量貯留されたことを検知する貯氷検知手段64が配設され、該手段64の検知信号は、前記制御装置52に入力されるよう構成してある。なお、前記シュート58には水切り部66が設けられ、貯氷庫60に融解水が入らないよう構成される。またシュート58には、前記クラッシャー62の配設位置より貯氷庫側に仕切板68が配設され、該クラッシャー62で板氷20を確実に破砕し得るようにしてある。 【0015】前記制御装置52では、前記貯氷検知手段64が貯氷完了の非検知状態(OFF状態)のときには、前記三方弁40の入口40aが第1出口40bと接続する製氷運転状態にすると共に、貯氷検知手段64が貯氷完了の非検知状態から検知状態(ON状態)となったことを条件として、前記三方弁40の入口40aが第2出口40cと接続する洗浄運転状態にするよう、三方弁40の切替え制御を行なうよう構成される。また洗浄運転に際し、前記圧力スイッチ56が、OFF状態からON状態となって再びOFF状態となるサイクルを、予め設定された所定回数繰返した後に、洗浄運転を停止して製氷運転に移行するべく、前記三方弁40を切替え制御するよう設定されている。 【0016】 【実施例の作用】次に、実施例に係る製氷機の作用につき説明する。製氷機の製氷運転に際して前記三方弁40は、制御装置52により入口40aと第1出口40bとを接続した状態に保持され、前記循環ポンプ22を回転することで、前記製氷水タンク18に貯留されている製氷水(水)は、前述した吸込管36および製氷水供給管24からなる製氷水回路を介して前記製氷水散布器26に供給される。そして、製氷水散布器26の散水孔26aを介して前記散水案内板28に散布供給された製氷水を、冷媒が循環する前記蒸発管12,12により冷却されている製氷板10,10の製氷面に流下させることで、各製氷面に所要厚みの板氷20を夫々生成する。 【0017】前記製氷板10,10に完全な板氷20,20が生成したことを製氷完了検知手段(図示せず)が検知すると、製氷運転から除氷運転に移行する。なお、製氷運転が完了した時点で、前記製氷水タンク18内の不純物濃度の高まった製氷水は、外部に廃棄される。除氷運転に移行した製氷機では、前記循環ポンプ22の回転を停止したもとで、前記蒸発管12にホットガスを供給すると共に、除氷水供給系を介して製氷板10,10の裏面に除氷水を散布供給する。これにより、製氷板10,10と板氷20,20との氷結面が融解し、該製氷板10,10から板氷20,20が剥離して前記集水板16を介してシュート58上に落下する。この板氷20,20は、クラッシャー62で所要の大きさの氷塊に破砕され、該氷塊が貯氷庫60に放出貯留される。なお、前記除氷運転に際して除氷水供給系から供給される除氷水は、前記製氷水タンク18に回収貯留される。そして、製氷板10,10から板氷20,20が剥離したことを除氷完了検知手段(図示せず)が検知すると、除氷運転から製氷運転に移行する。 【0018】前述した製氷運転と除氷運転とが繰返され、前記貯氷庫60に所要量の氷塊が貯留されたことを、前記貯氷検知手段64が検知(貯氷完了検知)すると、該手段64からの信号を受けて制御装置52は洗浄運転を行なうべく各種部品を制御する。すなわち、前記三方弁40を、入口40aが第2出口40cと接続するよう切替えると共に、前記循環ポンプ22の回転を開始させる。なお、このとき圧力タンク46内の水圧は閉成圧力以下であるので、前記開閉弁54は閉成している。また洗浄運転は、前記貯氷検知手段64が貯氷完了検知したときの除氷運転が完了した後に行なわれる。 【0019】前記循環ポンプ22の回転により製氷水タンク18から圧力タンク46へ水(洗浄水)が供給されることで、該圧力タンク46内に水が次第に貯留されて水圧は徐々に上昇し、この水圧が、前記開放圧力に達して前記圧力スイッチ56がON作動すると、前記開閉弁54は制御装置52により開放制御される。これにより、圧力タンク46内の水は、第2洗浄水供給管50を介して製氷水散布器26に高圧で供給される。すなわち、製氷運転が繰返されることで製氷水散布器26の内部や散水孔26aに付着している付着物は、高圧の水が供給されることにより除去される。しかも付着物は濡れているから、該付着物の除去は容易になされる。 【0020】また、前記製氷水散布器26に供給された高圧の水は、図2に示すように、前記散水孔26aから前記散水案内板28の表面に高圧で噴射されるから、該散水案内板28に付着する付着物も、作業者を煩わせることなく除去し得る。 【0021】前記圧力タンク46内から高圧の水が製氷水散布器26に供給されることで該圧力タンク46内の水圧が、予め設定された閉成圧力まで低下して、前記圧力スイッチ56がOFF作動すると、前記開閉弁54は制御装置52により閉成制御される。前記循環ポンプ22は引続き回転しているので、前記製氷水タンク18内の水は再び圧力タンク46に貯留され、該タンク46内の水圧が開放圧力に達すると、前述したと同様に開閉弁54が開放制御されて、高圧の水が製氷水散布器26に供給される。そして、このように圧力スイッチ56が、OFF状態からON状態となって再びOFF状態となるサイクルを、予め設定された所定回数繰返した後に、前記制御装置52は洗浄運転を停止して製氷運転を行ない得るようにするべく、前記三方弁40を入口40aと第1出口40bとが接続するように切替え制御する。なお、このときに前記貯氷検知手段64が貯氷完了を検知していれば、該検知手段64が貯氷完了を検知しなくなるまで製氷運転の開始は待機される。 【0022】ここで、洗浄運転に際して前記製氷水散布器26に高圧の水を供給すると、該散布器26の散水孔26aから散水案内板28に噴射された水が跳ね上がり、前記シュート58を介して貯氷庫60に入るおそれがある。従って、貯氷庫60の入口部にカーテンや自動開閉式の扉等を設け、洗浄運転時にはカーテンや扉を閉じて水が貯氷庫60に入るのを防止する構成を採用することが好ましい。また、シュート58の水切り機能を向上させることで対応することも可能である。 【0023】実施例の製氷機では、洗浄運転に際して圧力タンク46および開閉弁54からなる高圧水供給手段を介して高圧の水を製氷水散布器26に供給することで、その内部や散水孔26aに付着する付着物を除去するよう構成したので、該散布器26を製氷水回路から取外すことなく簡単に除去作業を行ない得る。しかも、付着物の除去作業に際して製氷機の運転を完全に停止する必要はなく、しかも製氷水散布器26の取外しや取付け作業も省略し得るので、作業時間は極めて短縮され、製氷機の日産製氷能力が低下するのは防止される。また、製氷水散布器26の内部や散水孔26a、あるいは散水案内板28に付着する付着物を、適宜の洗浄具により手作業で除去する煩雑な作業から作業者を解放することができる。更に、前記貯氷検知手段64が貯氷完了を検知した条件で、洗浄運転を自動的に行なうので、作業者の負担を軽減し得る。 【0024】なお実施例では、製氷水の供給用に使用される循環ポンプを洗浄水(高圧の水)の供給用として兼用する場合で説明したが、製氷水タンクと製氷水散布器とを接続する製氷水回路と、製氷水タンクと製氷水散布器とを接続する洗浄水回路とを全く別回路として構成し、夫々の回路に独立した循環ポンプを配設する構成を採用可能である。そしてこの場合は、前記三方弁を省略することができる。また制御装置に洗浄スイッチを設け、該スイッチを操作することで、前述した洗浄運転を任意の時点で行ない得るよう構成することも可能である。更に、実施例では圧力スイッチと制御装置とからなる洗浄制御手段で開閉弁の開閉制御を行なったが、該洗浄制御手段を圧力スイッチのみで構成し、該圧力スイッチのON−OFFに連動して開閉弁が開放−閉成を行なうように電気的に接続したものであってもよい。 【0025】 【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る製氷機によれば、製氷部に製氷水を散布供給する製氷水散布器の内部や散水孔等に付着する付着物を、該製氷水散布器に向けて供給する高圧の水で除去するよう構成したので、該散布器を製氷水回路から取外すことなく簡単に除去作業を行ない得る。すなわち、付着物の除去作業に際して製氷機の運転を完全に停止する必要はなく、しかも製氷水散布器の取外しや取付け作業も省略し得るので、作業時間は極めて短縮され、製氷機の日産製氷能力が低下するのは防止される。また、製氷水散布器の内部や散水孔等に付着する付着物を、適宜の洗浄具により手作業で除去する煩雑な作業から作業者を解放することができる。 【0026】前記製氷部で製造された氷を貯留する貯氷庫に配設した貯氷検知手段による貯氷完了検知の条件で、洗浄運転を行なうよう構成したので、該洗浄運転の自動化が可能である。また、製氷水散布器と製氷部との間に配設される散水案内板に付着する付着物も、製氷水散布器から供給される高圧の水で除去することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000194893 【氏名又は名称】ホシザキ電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年1月13日(1999.1.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076048 【弁理士】 【氏名又は名称】山本 喜幾
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| 【公開番号】 |
特開2000−205719(P2000−205719A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月28日(2000.7.28) |
| 【出願番号】 |
特願平11−6799 |
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