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【発明の名称】 収納ケ―ス
【発明者】 【氏名】石富 邦彦

【氏名】武田 博充

【氏名】小谷 政弘

【要約】 【課題】収納ケースが内蔵する架台に剛性を高めて、架台の脚部の剛性不足に起因するハの字または逆ハの字状態の発生を防止する。

【解決手段】左右の側壁板27,28とその後端部に固着された後壁板29にて形成された空間部の上下の中間部位に支承台25を有する架台20aを備え、各種の機器類が支承台25に支承された状態で収納される収納ケースであって、架台20aを、箱状の脚部21,22にて支承台25を支持する構成とした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】左右の側壁板とこれら両側壁板の後端部に固着された後壁板にて形成された空間部の上下の中間部位に支承台を有する架台を備え、各種の機器類が前記架台の支承台に支承された状態で収納される収納ケースにおいて、前記架台は前記支承台を支持する箱状の脚部を左右の一方側または両側に備えていることを特徴とする収納ケース。
【請求項2】左右の側壁板とこれら両側壁板の後端部に固着された後壁板にて形成された空間部の上下の中間部位に支承台を有する架台を備えるとともに、前記各側壁板の前端部の上下の中間部に下端部を前後方向へ回動可能に組付けられ前記架台の支承台に支承された状態で収納される容器の前側開口部を開閉する開閉扉を備えた収納ケースにおいて、前記架台は前記支承台を支持する箱状の脚部を左右の一方側または両側に備えていることを特徴とする収納ケース。
【請求項3】請求項1または2に記載の収納ケースにおいて、前記架台は、前記支承台と、同支承台の前端部における左右の各側部に固着された箱状の脚部とからなり、前記各側壁板の内側面に挟持して支持されていることを特徴とする収納ケース。
【請求項4】請求項1または2に記載の収納ケースにおいて、前記架台は、前記支承台と、同支承台の前端部における左右の各側部に固着された箱状の脚部と、同支承台の後端部における左右の各側部に固着された各補助脚部とからなり、前記各側壁板の内側面に挟持して支持されていることを特徴とする収納ケース。
【請求項5】請求項2に記載の収納ケースにおいて、前記開閉扉は左右の一方側部または両側部にストッパを先端部に有する円弧状の支持アームを備え、前記箱状の脚部は、前記支持アームが挿通する挿通穴と、前記開閉扉が前方へ所定量回動した際前記ストッパが掛止される前壁部を備えていることを特徴とする収納ケース。
【請求項6】請求項5に記載の収納ケースにおいて、前記箱状の脚部は、前記支持アームの回動動作を許容し、前記開閉扉を閉鎖方向に付勢するバネ部材の配置を確保し、かつ同バネ部材の伸縮動作を許容する空間部を備えていることを特徴とする収納ケース。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架台を内蔵する収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】収納ケースの一形式として、左右の側壁板とこれら両側壁板の後端部に固着された後壁板にて形成された空間部の上下の中間部位に支承台を有する架台を備え、各種の機器類が架台の支承台に支承された状態で収納される形式の収納ケースがある。
【0003】当該収納ケースとしては、例えばストッカを一体的に備えた製氷機の収納ケースがあり、当該収納ケースにおいては、ストッカが架台の支承台にて支承された状態で収納され、かつ、製氷機を構成する各種の機構部が支承台の下方等、残りりの空間部に配設されて収納される。
【0004】図4には当該収納ケースを使用したストッカと一体の製氷機を示し、図5には当該収納ケースを一部分解した状態で示し、かつ、図6には架台を分解した状態で示している。当該収納ケースにおいては、架台10aが左右の側壁板11a,11bと後壁板12とが形成する空間部に配設されているもので、架台10aは、左右の側板13a,13b、支承台14、および左右のカバー体15a,15bにて形成されている。
【0005】架台10aにおいては、支承台14が左側板13aに対しては前側フランジ部14aおよび左側フランジ部14bにて溶接されて固着され、かつ、右側板13bに対しては前側フランジ部14aおよび右側フランジ部14cにて溶接されて固着されており、また、各カバー体15a,15bは支承台14の各切欠部14d,14eに嵌合した状態で、支承台14およぶ各側板13a,13bに溶接されて固着されている。これにより、架台10aは、図5に示す状態に組立てられている。
【0006】当該架台10aにおいては、図5に示すように、支承台14にストッカ16が支承された状態で組み付けられるとともに、左右の側壁板11a,11bおよび後壁板12が組み付けられ、その後、これらの空隙部の間には注入された発泡性樹脂を発泡して形成された断熱材が充填されていて、これにより、収納ケースが構成されている。
【0007】当該収納ケースには、図4に示すように、製氷板等の製氷機構部を組み付けた天板17、ストッカ16の前側開口部を開閉する開閉扉18、コンプレッサやコンデンサ等を組み付けた底板19が組み付けられて、ストッカと一体の製氷機が構成される。開閉扉18は扉本体18aの左右の各側部に一対の支持アーム18bを備え、各支持アーム18bはストッカ16の各貫通穴16a,16b、各側壁板11a,11bの貫通穴11a1,11b1、および各側板13a,13bの貫通穴13a1,13b1を貫通して組付けられている。また、各支持アーム18bに設けたストッパ18cには、扉本体18aを閉鎖方向へ付勢するバネ部材18dが掛止されている。
【0008】これにより、各支持アーム18bは扉本体18aと一体に回動し、扉本体18aが前方へ所定量回動した際、各支持アーム18bの先端部に設けたストッパ18cが各側板13a,13bの前側壁部に当接し、扉本体18aのそれ以上の前方への回動を規制する。また、扉本体18aは前方への回動操作が解除されると、両バネ部材18dの付勢力で閉鎖方向へ回動される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該収納ケースにおいて、架台10aは多数の構成部材で構成されていて、各構成部材間での溶接箇所やかしめ箇所が多いとともに、支承台14を支持する左右の各側板11a、11bがプレート状で剛性がないため、架台10aの随所で歪みが発生し易く、各側板11a,11bの垂直形状および支承台14の水平形状が出し難い。このため、架台10aは正面からみて、支承台14の固着部を中心とするハの字状または逆ハの字状を呈することになり、左右の側壁板11a,11bおよび後壁板12への組付け精度や、ストッカ16の組付け精度が悪く、また、天板17、開閉扉18、および底板19等との取付け位置にずれを生じるおそれがある。
【0010】また、収納ケースが開閉扉18を備える形式のものにおいては、開閉扉18の扉本体18aの左右の各側部に設けた各支持アーム18bと、ストッカ16の各貫通穴16a,16b間、各側板11a,11bの貫通穴11a1,11b1間、および各側板13a,13bの貫通穴13a1,13b1間とのそれぞれの間にずれが生じ、これらのずれを補償するため、各貫通穴をずれ方向に広幅に形成しなければならない。各支持アーム18bが貫通するこれらの貫通穴は外部に露呈することから、収納ケースの外観を損なうことになる。
【0011】開閉扉18の各支持アーム18bは、扉本体18aの前後方向への回動時には一体的に回動動作し、また、各ストッパ18cの部位に掛止されて扉本体18aを閉鎖方向に付勢する各バネ部材18dは、扉本体18aの前後方向への回動時には一体的に回動動作するとともに伸縮動作するが、これらの動作に左右方向にぶれが生じて、各支持アーム18bおよび各バネ部材18dが収納ケースの構成部材と干渉しあうおそれがある。
【0012】従って、本発明の目的は、架台を内蔵する形式の収納ケースにおいて、これらの問題の少なくとも1つを解消することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明は、左右の側壁板とこれら両側壁板の後端部に固着された後壁板にて形成された空間部の上下の中間部位に支承台を有する架台を備え、各種の機器類が前記架台の支承台に支承された状態で収納される収納ケースにおいて、前記架台が、前記支承台を支持する箱状の脚部を左右の一方側または両側に備えていることを特徴とするものである。
【0014】また、本発明に係る第2の発明は、左右の側壁板とこれら両側壁板の後端部に固着された後壁板にて形成された空間部の上下の中間部位に支承台を有する架台を備えるとともに、前記各側壁板の前端部の上下の中間部に下端部を前後方向へ回動可能に組付けられ前記架台の支承台に支承された状態で収納される容器の前側開口部を開閉する開閉扉を備えた収納ケースにおいて、前記架台が、前記支承台を支持する箱状の脚部を左右の一方側または両側に備えていることを特徴とするものである。
【0015】本発明に係るこれらの収納ケースにおいては、前記架台を、前記支承台と、同支承台の前端部における左右の各側部に固着された箱状の脚部とにより構成し、または、前記架台を、前記支承台と、同支承台の前端部における左右の各側部に固着された箱状の脚部と、同支承台の後端部における左右の各側部に固着された各補助脚部とにより構成して、前記各側壁板の内側面に挟持して支持するようにすることができる。
【0016】本発明に係る第2の収納ケースにおいては、前記開閉扉を、左右の一方側部または両側部にストッパを先端部に有する円弧状の支持アームを備えた構成とするとともに、前記箱状の脚部を、前記支持アームが挿通する挿通穴と、前記開閉扉が前方へ所定量回動した際前記ストッパが掛止される前壁部を備えていることをができる。この場合、前記箱状の脚部を、前記支持アームの回動動作を許容し、前記開閉扉を閉鎖方向に付勢するバネ部材の配置を確保し、かつ同バネ部材の伸縮動作を許容する空間部を備えた構成とすることができる。
【0017】
【発明の作用・効果】本発明の第1の発明および第2の発明に係る収納ケースにおいては、架台を構成する箱状の脚部は高い剛性を有するとともに、側板等に挟持して支持されても、また、他の構成部材との溶接やかしめによっても歪みが発生することがなくて、垂直起立状態を保持する。このため、架台は正面からみて、支承台の左右の脚部に対する固着部を中心としたハの字状または逆ハの字状を呈するようなことはなく、左右の側壁板および後壁板への組付け精度や、ストッカの組付け精度を向上させることができ、また、その後に取付けられる天板、開閉扉、底板等との取付け位置にずれが生じるようなことはない。
【0018】この場合、架台を、支承台と、同支承台の前端部における左右の各側部に固着された箱状の脚部とにより構成して各側壁板の内側面に挟持して支持するように構成し、または、前記支承台と、同支承台の前端部における左右の各側部に固着された箱状の脚部と、同支承台の後端部における左右の各側部に固着された各補助脚部とにより構成して各側壁部の内側面に挟持して支持するように構成することが好ましい。
【0019】また、本発明に係る第2の収納ケースにおいては、開閉扉を、左右の一方側部または両側部にストッパを先端部に有する円弧状の支持アームを備えた構成とするとともに、箱状の脚部を支持アームが挿通する挿通穴と、開閉扉が前方へ所定量回動した際ストッパが当接する前壁部を備えた構成とすることができる。この場合には、箱状の脚部を、支持アーム部の回動動作を許容し、開閉扉を閉鎖方向に付勢するバネ部材の配置を確保し、かつ同バネ部材の伸縮動作を許容する空間部を備えた構成とすることができる。
【0020】これにより、収納ケースの架台を構成する構成部品の部品点数を低減でき、収納ケースの軽量化を図ることができるとともに、架台の組立時における溶接箇所やかしめ箇所を大幅に低減し得て架台に生じる歪みを一層防止することができる。
【0021】この場合、支持アームと挿通穴間にはずれがないため、挿通穴をずれを補償すべく幅を拡大する必要がなく、これにより収納ケースの外観が損なわれるようなことはない。また、支持アームおよびバネ部材の動作にぶれがなく、これらの部材と収納ケースの各構成部材との干渉を防止することができる。当該収納ケースにおいては、箱状の脚部を、支持アームの回動動作を許容し、開閉扉を閉鎖方向に付勢するバネ部材の配置を確保し、かつバネ部材の伸縮動作を許容する空間部を備える構成とする。
【0022】なお、収納ケースが、左右の側壁板と後壁板で形成される外壁板とストッカ、架台等内壁を構成する内材との間内に発泡性樹脂を注入して断熱材を充填する形式の収納ケースの場合には、架台を構成する箱状の脚部が断熱材内に埋設されることになり、これにより、箱状の脚部および架台の強度を一層向上させ、延いては、収納ケース全体の強度を向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説明するに、図1には、本発明に係る収納ケースを分解した状態が示されている。当該収納ケースは、ケース本体とは独立して形成された架台20aを内蔵するもので、架台20aは、左右一対の脚部21,22と、左右の補助脚部23,24と、支承台25とにより構成されており、ストッカ26を支承した状態で、左右の各側壁板27,28および後壁板29にて構成されるケース本体内に組付けられ、これにより、架台20aを内蔵する収納ケースが構成されている。
【0024】架台20aを構成する脚部21,22は、図2に示すように、外側が開口する箱状を呈する高い剛性を有するもので、主壁部21a,22aと、その周縁部から外側へ直交して突出する上壁部21b,22b、下壁部21c,22c、前壁部21d,22d、および後壁部21e,22eにて構成されている。各脚部21,22においては、主壁部21a,22aの中央部から下方に延びる作業穴21a1,22a1が形成されているとともに、作業穴21a1,22a1の上縁部に内側へ突出する支承片21a2,22a2が、かつ、前縁部に下方に掛止部21a3,22a3が形成されている。また、前壁部21d,22dには、その上方に上下方向に延びるスリット状の貫通穴21d1,22d1が形成されている。
【0025】補助脚部23,24は、側板部23a,24aと後板部23b,24bとを互いに直交状に屈折してなる平面L字状を呈するもので、側板部23a,24aが後板部23b,24bより所定量高く形成されているとともに、下縁部に内側へ突出する底板部23c,24cを備えている。
【0026】支承台25は、方形状の平板部25aと、その周縁部から上側へ直交して突出する前縁部25b、後縁部25c、左右に側縁部25d,25eにて構成されている。平板部25aにおいては、その前側の左右両側部に長方形状の切欠部25a1,25a2が形成されている。各切欠部25a1,25a2は、各脚部21,22の平面形状と同一形状に形成されていて、各切欠部25a1,25a2に各脚部21,22がぴったり嵌合するようになっている。
【0027】架台20aは、例えば以下のように組立てられる。すなわち、各脚部21,22を支承台25の平板部25aにおける各切欠部25a1,25a2に嵌合して、支承片21a2,22a2にて平板部25aの前側の左右の側縁部を下方から支承するとともに、各補助脚部23,24の後板23b,24bを平板部25aの後側縁部の下方に差し込んで、後板部23b,24bの上縁にて平板部25aの後側の左右の側縁部を下方から支承する。この状態で、各脚部21,22をその支承片21a2,22a2にて支承台25の平板部25aの下面に溶接し、各補助脚部23,24の側板部23a,24aにおける上方内面にて支承台25における各側縁部25d,25eの外面に溶接し、かつ、各補助脚部23,24の後板部23b,24bにおける上縁にて平板部25aにおける後側縁部の下面に溶接する。
【0028】架台20aは、ストッカ26を支承した状態で、左右の各側壁板27,28および後壁板29にて構成されるケース本体内に組付けられ、これにより、架台20aを内蔵する収納ケースが構成される。ストッカ26は、図1に示すように、前側および上側が開口する箱体26aの前縁および上縁に、箱体26aに直交して外側へ突出する前壁部26bおよび上壁部26cを備えているもので、前壁部26bにおける左右の下方部に上下方向に延びるスリット状の貫通穴26b1,26b2が形成されている。各貫通穴26b1,26b2は、各脚部21,22の貫通穴21d1,22d1と略同一形状に形成されているもので、ストッカ26が組付られた状態では同貫通穴21d1,22d1と対向する。
【0029】各側壁板27,28は左右対称に形成されているもので、主壁部27a,28aと、その周縁部から内側へ直交して突出する上壁部27b,28b、下壁部27c,28c、前壁部27d,28d、後壁部27e,28e、および上下一対の突片27f,28fにて構成されている。各側壁板27,28においては、主壁部27a,28aの中央部から下方に延びるコンデンサ用の窓部27a1,28a1が形成されているとともに、前壁部27d,28dには、その中間部に上下方向に延びるスリット状の貫通穴27d1,28d1が形成されている。各貫通穴27d1,28d1は、各脚部21,22の貫通穴21d1,22d1およびストッカ26の各貫通穴26b1,26b2と略同一形状に形成されているもので、各側壁板27,28が組付られた状態ではこれらの各貫通穴21d1,22d1、および各貫通穴26b1,26b2と対向する。
【0030】当該収納ケースは、例えば以下のように組立てられる。すなわち、先ず架台20aの各脚部21,22を各側壁板27,28の主壁部27a,28aと上下の両突片27f,28f間に差し込んだ状態で、各側壁板27,28を架台20aの左右の各側部に組付けて、架台20aの支承台25における各側縁部25d,25eを各側壁板27,28の主壁部27a,28aに仮止めまたは溶接するとともに、後壁板29を各側壁板27,28の後壁部27e,28eに仮止めまたは溶接する。
【0031】次いで、この組立体の上方開口部からストッカ26を挿入して、ストッカ26の箱体26aを支承台25の平板部25aに載置するとともに、ストッカ26の上壁部26cを各側壁板27,28の上壁部27b,28bおよび後壁板29の上縁に掛止めして、ストッカ26の前壁部26bを各側壁板27,28の前壁部27d,28dの前面に当接して位置させる。最後に、ストッカ26をこれら各側壁板27,28の上壁部27b,28b、前壁部27d,28d、後壁板29の上縁に仮止めまたは溶接する。
【0032】このように組立てられた収納ケースでは、ストッカ26の各貫通穴26b1,26b2と、各側壁板27,28の貫通穴27d1,28d1と、各脚部21,22の貫通穴21d1,22d1とがこの順序で互いに対向していて、各脚部21,22の内部を後述する開閉扉18の支持アーム18b、支持アーム18bに掛止されるバネ部材18dの収容空間部を構成しており、各脚部21,22、支承台25、ストッカ26、各側壁板27,28、および後壁板29間に形成される間隙には、注入された発泡樹脂を発泡させて形成された断熱材が充填されており、各脚部21,22内に形成されている収容空間部は確保されている。
【0033】当該収納ケースにおいては、従来の収納ケースと同様に、図4に示すように、製氷板等の製氷機構部を組付けた天板17、ストッカ26の前側開口部を開閉する開閉扉18、コンプレッサやコンデンサ等を組み付けた底板19が組付けられて、ストッカ26と一体の製氷機が構成される。開閉扉18は扉本体18aの左右の各側部に一対の支持アーム18bを備え、各支持アーム18bはストッカ26の各貫通穴26b1,26b2、各側壁板27,28の貫通穴27d1,28d1、および各脚部21,22の貫通穴21d1,22d1を貫通して各脚部21,22の収容空間部に臨み、各支持アーム18bの先端部に設けたストッパ部18cに各バネ部材18dの上端が掛止されている。なお、各バネ部材18dの下端は各脚部21,22の掛止部21a3,22a3に掛止されている。なお、各バネ部材18dの掛止作業は、各脚部21,22の作業穴21a1,22a1を通してなされる。
【0034】これにより、開閉扉18の扉本体18aは、各バネ部材18dにより常時付勢されてストッカ26の前側開口部を閉鎖しており、扉本体18aが前方へ所定量回動した際、各支持アーム18bが扉本体18aと一体に回動してストッパ部18cを各脚部21,22の前壁部21d,22dの内面に当接させ、扉本体18aのそれ以上の前方への回動を規制する。また、扉本体18aは前方への回動操作が解除されると、両バネ部材18dの付勢力で閉鎖方向へ回動されて、ストッカ26の前側開口部を閉鎖する。
【0035】このように構成された収納ケースにおいては、図5に示す従来の収納ケースと同様に機能するもので、図4に示す状態と略同様にストッカ26と一体の製氷機を構成する。
【0036】しかして、当該収納ケースにおいては、ケース本体に内蔵している架台20aを構成する左右の両脚部21,22は箱状を呈していて、単なる平板に比較して極めて高い剛性を有するとともに、架台20aを構成する他の構成部材との溶接やかしめによっても、また、左右の側壁板27,28の挟持によっても歪みが発生することがなくて、垂直起立状態を保持する。このため、架台20aは正面からみて、支承台25の各脚部21,22に対する固着部を中心とするハの字状または逆ハの字状を呈するようなことはなく、左右の側壁板27,28および後壁板29への組付け精度や、ストッカ26の組付け精度を向上させることができ、また、その後に取付けられる天板17、開閉扉18、底板19等との取付け位置にずれが生じるようなことはない。
【0037】この場合、各支持アーム部18bと、ストッカ26の各挿通穴26b1,26b2と、各側壁板27,28の貫通穴27d1,28d1と、各脚部21,22の貫通穴21d1,22d1との間にはずれがないため、これらの各挿通穴をそのずれを補償すべく幅を拡大する必要がなく、これにより収納ケースの外観が損なわれるようなことはない。
【0038】当該収納ケースにおいては、各脚部21,22の収容空間部を、各支持アーム18bの回動動作を許容し、扉本体18aを閉鎖方向に付勢する各バネ部材18dの配置を確保し、かつ各バネ部材18dの伸縮動作を許容する大きさに構成しているが、各支持アーム18bおよび各バネ部材18dの動作には左右のぶれがなく、これらの支持アーム18bおよびバネ部材18dと、各脚部21,22の内壁面等との干渉が防止される。
【0039】また、当該収納ケースにおいては、左右の各脚部21,22は左右の側壁板27,28とストッカ26間にて発泡形成される断熱材内に埋設されるため、各脚部21,22および架台20aの強度が一層向上し、延いては、収納ケース全体の強度が向上する。
【0040】図3には、本発明に係る収納ケースの他の一例が示されている。当該収納ケースは、ケース本体と架台とが一体に形成されているもので、左右一対の脚部31,32と、後壁板33と一体の支承台34と、左右の一対の側壁板35,36にて構成されていて、ストッカ37を支承して内蔵している。
【0041】当該収納ケースにおいて、各脚部31,32、各側壁板35,36、およびストッカ37は、上記した各脚部21,22と、各側壁部27,28、ストッカ26と同一構造に形成されているもので、また、支承台34は後壁板33と一体である点を除き、支承台25と類似する構造に形成されている。支承台34は、平板部34aの前縁に前縁部34bが形成されているもので、左右の各側縁部は省略されている点を除き支持台25と同様に構成されている。
【0042】当該収納ケースは、例えば以下のように組立てられる。すなわち、先ず各脚部31,32を各側壁板35,36の主壁部35a,36aと上下の両突片35b,36b間に差し込んだ状態で、主壁部35a,36aと上下両突片35b,36bに溶接する。次いで、後壁板33と一体の支承台34をその各切欠部にて各側壁板35,36に嵌合し、この状態で、後壁板33および支承台34を各側壁板35,36に溶接するとともに、支承台34を各脚部31,32および各側壁板35,36に溶接する。これにより、ケース本体と架台とが一体の組立体が形成される。
【0043】その後、この組立体の上方開口部からストッカ37を挿入して、ストッカ37の箱体37aを支承台34の平板部34aに載置するとともに、ストッカ37の上壁部37cを各側壁板35,36の上壁部35c,36c上に掛止めして、ストッカ37の前壁部37bを各側壁板35,36の前壁部35d,36dの前面に当接して位置させ、ストッカ37を各側壁板35,36の上壁部35c,36cおよび前壁部35d,36d、支承台34の前縁部34b、後壁板33の上縁に溶接する。
【0044】このように組立てられた収納ケースでは、ストッカ37の各貫通穴37b1,37b2と、各側壁板35,36の貫通穴35d1,36d1と、各脚部31,32の貫通穴31a,32aとがこの順序で互いに対向していて、各脚部31,32の内部を開閉扉18の支持アーム18b、支持アーム18bに掛止されるバネ部材18cの収容空間部を構成しており、各脚部31,32、支承台34、ストッカ37、各側壁板35,36、および後壁板33間に形成される間隙には、発泡樹脂を注入して発泡させて形成された断熱材が充填されており、各脚部31,32内に形成されている収容空間部は確保されている。
【0045】当該収納ケースにおいては、図5に示す従来の収納ケースと同様に、製氷板等の製氷機構部を組み付けた天板17、ストッカ37の前側開口部を開閉する開閉扉18、コンプレッサやコンデンサ等を組み付けた底板19が組み付けられて、ストッカと一体の製氷機が構成される。
【0046】このように構成された当該収納ケースにおいては、図5に示す従来の収納ケースと同様に機能するもので、図4に示す状態と略同様にストッカ37と一体の製氷機を構成し、上記した図1および図2に示す本発明に係る収納ケースと同様の作用効果を奏する。
【0047】特に、当該収納ケースにおいては、ケース本体と一体の架台を構成する左右の両脚部31,32は箱状を呈していて、単なる平板に比較して極めて高い剛性を有するとともに、他の構成部材との溶接やかしめによっても、また左右両側壁板35,36による挟持によっても歪みが発生することがなくて、垂直起立状態を保持する。このため、収納ケースは正面からみて、支承台34の各脚部31,32に対する固着部を中心とするハの字状または逆ハの字状を呈するようなことはなく、ストッカ37の組付け精度を向上させることができ、また、その後に取付けられる天板17、開閉扉18、底板19等との取付け位置にずれが生じることがない。
【出願人】 【識別番号】000194893
【氏名又は名称】ホシザキ電機株式会社
【出願日】 平成11年1月7日(1999.1.7)
【代理人】 【識別番号】100064724
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷 照一 (外3名)
【公開番号】 特開2000−205709(P2000−205709A)
【公開日】 平成12年7月28日(2000.7.28)
【出願番号】 特願平11−2230