| 【発明の名称】 |
貯氷庫 |
| 【発明者】 |
【氏名】大谷 輝彦
【氏名】黒柳 正行
【氏名】森 和弘
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| 【要約】 |
【課題】氷取出口を開閉する内扉を開放した際に庫内から氷塊がこぼれ出るのを防止すると共に、清掃を容易に行なう。
【解決手段】内扉12は、筐体28に回動自在に枢支した氷案内板12aと、氷案内板12aの幅方向両側に配設した一対の側板12b,12bと、両側板12b,12bの下部に設けた取付孔12c,12cとから構成される。内箱26に設けた支持部36,36を取付孔12c,12cに係合することで、内扉12は筐体28に回動に枢支される。内扉12における氷案内板12aの前面下部に、前面側に所要高さで突出する規制体16が設けられる。内箱26に回動自在に枢支される内扉12は、該内扉12を閉成した際には規制体16が氷取出口30の下部内周縁から所定長さだけ離間すると共に、該内扉12を開放した際には規制体16が氷取出口30の下部内周縁に当接する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内部に氷塊(40)を貯留する筐体(28)と、該筐体(28)に下端部が回動可能に配設され、その上端部を筐体(28)に対して近接・離間するよう回動することで該筐体(28)に開設した氷取出口(30)を開閉する外扉(18)と、この外扉(18)の裏面と対向する氷案内板(12a)の幅方向両側に筐体(28)の両内側壁と対向する一対の側板(12b,12b)を備え、両側板(12b,12b)の下部に設けた回動支持部(12c,12c)を介して両内側壁間に回動自在に枢支され、前記外扉(18)の回動に追従して回動して氷取出口(30)を開閉する内扉(12)とからなる貯氷庫において、前記内扉(12)における氷案内板(12a)の前面下部に、前面側に突出する規制体(16,50,52,54,56,58)が設けられ、前記内扉(12)は、該内扉(12)を閉成した際には前記規制体(16,50,52,54,56,58)が前記氷取出口(30)の下部内周縁から所定長さだけ離間すると共に、該内扉(12)を開放した際には前記規制体(16,50,52,54,56,58)が前記氷取出口(30)の下部内周縁に当接するよう位置決めされていることを特徴とする貯氷庫。 【請求項2】 前記内扉(12)を閉成した際には、前記規制体(16,50,52,54,56,58)と前記氷取出口(30)の下部内周縁との間が、庫内への手指等の挿入を許容する長さだけ離間するよう設定された請求項1記載の貯氷庫。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は貯氷庫に関し、更に詳細には、貯氷庫に配設された氷取出用の内外の扉を開放した際に、庫内に貯留されている氷塊が内扉の隙間からこぼれ出ないようにした貯氷庫に関するものである。 【0002】 【従来の技術】製氷部で連続的に製造した氷塊を貯氷庫に貯留する自動製氷機が、喫茶店やレストラン等の施設その他の厨房において好適に使用されている。本発明は、この自動製氷機に採用される貯氷庫に関するものであるので、理解に資するため先ず貯氷庫の概略につき、図10を参照して説明する。 【0003】図に示す貯氷庫10は、所要形状に成型された外箱24、内箱26および両箱24,26間に充填された断熱材27から構成された筐体28を本体とし、該筐体28の内部に、所要量の氷塊40を貯留する貯氷室を画成すると共に、筐体28の前面部には氷取出用の氷取出口30が開設してある。また、氷取出口30より下方の筐体28前面にヒンジ32が配設されると共に、該ヒンジ32には外扉18がその下端部を回動自在に枢支されている。そして、外扉18の上端部を筐体28の前面に対して近接・離間するようヒンジ32を介して回動することで、前記氷取出口30を開閉するよう構成される。なお、図示例の筐体28は、該筐体28の後方や側方に設けた図示しない製氷部から放出される氷塊を受容するために、後壁や側壁の上部に開口が設けられるものであるが、筐体28の上方に配置した製氷部から放出される氷塊を受容するために天部を全面的に開放したものであってもよい。 【0004】前記筐体28の内部には、前記外扉18の回動に追従して回動して氷取出口30を開閉する内扉12が配設されている。この内扉12は、その断面が略コ字状に成形された器状の部材であって、貯氷室(庫内)に貯留されている氷塊40を筐体28の前面側に案内する氷案内板12aと、該氷案内板12aの幅方向両端部においてこれと略直交するよう夫々立設された側板12b,12bとから基本的に構成される。前記筐体28の内箱26における幅方向の両内側壁には、前記氷取出口30の下部内周縁から庫内に所定間隔離間した位置に、対向するよう水平に突出する一対の支持部36,36が配設されている。そして、両支持部36,36を、前記側板12b,12bの下部に穿設した取付孔(回動支持部)12c,12cに回動自在に係合することにより、内扉12は筐体28に対して回動自在に枢支される。また内扉12における氷案内板12aの上端は、前記外扉18の裏面に配設された断面L字状のホルダ38に係脱自在に係合するように構成されている。 【0005】前記外扉18が氷取出口30を閉成している状態では、図10(a)に示す如く、前記内扉12は、前記ホルダ38に上端が係合した状態で略垂直位置に支持されている。そして、この状態から外扉18の上端部を筐体28の前方に向けて傾倒するよう該外扉18を回動することにより、内扉12はその上端がホルダ38に係合した状態で外扉18に追従して一体的に回動する。このとき内扉12は、外扉18とは異なった回動支点を中心に回動するため、外扉18のホルダ38と内扉12の上端とは、その回動につれて相互に離間移動し、外扉18が所定位置まで回動したときにホルダ38が内扉12の上端から離脱する。更に外扉18を回動終点まで回動する際には、内扉12はその上端を外扉18の裏面に沿って摺動させつつ外扉18と一体的に筐体28の前方に傾倒し、図10(b)に示すように前記氷取出口30を開放する。 【0006】前記外扉18を回動終点まで回動させた際には、図10(b)に示すように、前記内扉12は、氷案内板12aが外扉18と略平行となる位置で停止すると共に、一対の側板12b,12bが庫内から庫外に亘って延在する状態で臨む。これにより貯氷室内に貯留された氷塊40は、前記氷案内板12aで筐体28の前面側に案内されると共に、側板12b,12bによって氷取出口30から外部側方にこぼれ落ちるのは阻止される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】前述した貯氷庫10では、前記内扉12を開放した際に氷案内板12aと氷取出口30の下部内周縁との間に、氷塊40が外部にこぼれ落ちる隙間が画成されるのを防ぐために、該内扉12を枢支する支持部36,36が、内箱26における氷取出口30に極めて近接する位置に設定されている。このため支持部36,36を内箱26と一体成形した場合には、該支持部36,36と内箱26との接続部分等に良好な仕上がりが期待できないばかりか、内箱26に対する内扉12の取付けが困難となる欠点があった。そのため従来は、内箱26を複数の板材を相互に連結して構成すると共に、前記支持部36,36についても後付けにより配設していた。例えば支持部36,36を設けるべき箇所に、円筒状の突起部を水平方向に対向して接着したり、あるいは内箱26に穴を設け、該穴に支持部36を取付けるためのシャフトやネジ等の止着部材を配設していた。しかるにこの場合には、必然的に部品点数が多くなってコストが嵩む欠点を招いていた。また清掃等のために内扉12を内箱26から取外す際には、これらの止着部材等を内箱26から取外さなければならず、多くの時間と手間が掛かる等の難点も指摘される。更には、内箱26が一体成形でないため、各板材の継目やコーナー部の洗浄が困難であった。 【0008】なお、前記内扉12の前面下部に膨出部を設け、内扉12の開閉状態の如何に拘らず、常に氷取出口30の下部内周端に膨出部を近接させるよう構成することで、内扉12と内箱26との枢支位置を氷取出口30の下部内周端から離間させる提案がある。しかしこの場合は、膨出部が氷取出口30の下部内周端に常に近接しているため、該部分の清掃が極めて困難であり、清掃に際しては内箱26から内扉12を取外す煩雑な作業が必要となっていた。 【0009】 【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、氷取出口を開閉する内扉を開放した際に庫内から氷塊がこぼれ出るのを防止すると共に、清掃を容易に行ない得る貯氷庫を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本発明に係る貯氷庫は、内部に氷塊を貯留する筐体と、該筐体に下端部が回動可能に配設され、その上端部を筐体に対して近接・離間するよう回動することで該筐体に開設した氷取出口を開閉する外扉と、この外扉の裏面と対向する氷案内板の幅方向両側に筐体の両内側壁と対向する一対の側板を備え、両側板の下部に設けた回動支持部を介して両内側壁間に回動自在に枢支され、前記外扉の回動に追従して回動して氷取出口を開閉する内扉とからなる貯氷庫において、前記内扉における氷案内板の前面下部に、前面側に突出する規制体が設けられ、前記内扉は、該内扉を閉成した際には前記規制体が前記氷取出口の下部内周縁から所定長さだけ離間すると共に、該内扉を開放した際には前記規制体が前記氷取出口の下部内周縁に当接するよう位置決めされていることを特徴とする。 【0011】 【発明の実施の形態】次に、本発明に係る貯氷庫につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、従来の技術で説明した部材と同一の部材に関しては、同一の符号を付すと共にその詳細な説明は省略する。 【0012】図1に示す如く、実施例に係る貯氷庫10に配設される内扉12は、前述したように、筐体28に回動自在に枢支された外扉18の裏面と対向する氷案内板12aと、該氷案内板12aの幅方向両側に配設されて筐体28における内箱26の両内側壁と対向する一対の側板12b,12bと、両側板12b,12bの下部に設けた回動支持部としての取付孔12c,12cとから基本的に構成され、両取付孔12c,12cに、内箱26の対応位置に設けた支持部36,36を係合することで、当該内扉12は筐体28(内箱26)に回動に枢支される。この内扉12における氷案内板12aの前面下部には、前面側に所要高さで突出する規制体16が設けられている。この規制体16は、図2に示すように、長方形状の板部材をその短手方向の略中央部で鈍角の山型に屈曲してなるものであって、このように成形された別部材としての規制体16が、氷案内板12aにネジまたは接着等の手段により取付けられている。また規制体16は、その幅寸法が、前記氷案内板12aの対応する幅寸法(両側板12b,12b間の長さ)よりも若干短く設定されるが、後述する開放状態において、内箱26の両内側壁と規制体16の幅方向両端との間に生ずる隙間から氷塊40が外部にこぼれ出ることはないよう構成してある。なお、規制体16の幅寸法に関しては、前記氷取出口30の内部幅寸法より僅かに短かい寸法に設定して、内箱26の両内側壁と規制体16の幅方向両端との間に生ずる隙間を小さくすることが推奨される。 【0013】前記内箱26の両内側壁に設けられる支持部36,36は内箱26と一体に成形されたものであって、その位置は、前記氷取出口30の下部内周縁から離間した位置に設定されている。そして、この支持部36,36を介して内箱26に回動自在に枢支される内扉12は、図1(a)に示すように、該内扉12を閉成した際には前記規制体16が前記氷取出口30の下部内周縁から所定長さだけ離間すると共に、図1(b)に示すように、該内扉12を開放した際には前記規制体16が前記氷取出口30の下部内周縁に当接するよう位置決めされる。なお、内扉12を閉成した際における規制体16と氷取出口30の下部内周縁との離間間隔は、庫内への手指等の挿入を許容する長さに設定されている。また前記規制体16は、内扉12が前記ホルダ38によって外扉18と共に強制的に開放方向に回動される際には、外扉18を閉成した状態で該規制体16と氷取出口30の下部内周縁との間に生じる間隙部分に介在している氷塊40に対して上方から当接してこれを貯氷室内に押し戻すよう構成される。なお、外扉18はパッキンを介して氷取出口30を密閉するよう構成してあるから、前記規制体16と氷取出口30の下部内周縁との間に生じる間隙部分から庫内の冷気が外部に洩れることはない。 【0014】前記内箱26における一方の内側壁には、図3に示す如く、前記支持部36,36の上方でかつ内扉12の上端における回動軌跡に臨む位置にストッパ20が一体に突設されている。このストッパ20は、前記外扉18を開放した状態で、内扉12のみ閉成方向に回動した際に、該内扉12を略垂直姿勢に保持して庫内側への傾倒を防止するべく機能する。なお内箱26の両内側壁に、対向的にストッパ20,20を設けてもよい。 【0015】 【実施例の作用】次に、前述した貯氷庫の作用につき説明する。この貯氷庫10では、図1(a)に示すように、前記筐体28の氷取出口30を前記外扉18で閉成した状態において、前記内扉12の氷案内板12aに設けられた前記規制体16は、氷取出口30の下部内周縁から離間している。このとき氷案内板12aの下端は、氷取出口30の下部内周縁よりも低い位置に到来しているため、貯氷室に貯留されている氷塊40の一部が、規制体16と氷取出口30との間隙部分から筐体28の外部にこぼれ出ることはない。 【0016】この状態から前記外扉18を筐体28の前方に回動することにより、前述した如く、該外扉18の裏面に配設した前記ホルダ38が、内扉12における氷案内板12aの上端と係合して、該内扉12を筐体28の前方に一体的に回動させる。そして、回動途次における所定位置まで外扉18が回動すると、氷案内板12aからホルダ38が離脱するが、内扉12はこれ以後も、その自重によって氷案内板12aの上端が外扉18の裏面を摺動しつつ一体的に回動する。そして外扉18が回動終点に達すると、内扉12も同様にその回動終点に達する。このとき内扉12に設けた前記規制体16は、図1(b)に示すように、前記氷取出口30の下部内周縁に当接する。なお、内扉12を開放する前の状態では、規制体16と氷取出口30の下部内周縁との間に生じる間隙部分に、貯氷室内に貯留された一部の氷塊40が介在している場合もあるが、内扉12が前記ホルダ38によって外扉18と共に強制的に回動されることにより、当該氷塊40に対して前記規制体16が上方から回動当接して貯氷室内に押し戻し、開放に支障を来たすことはない。 【0017】前記外扉18および内扉12を開放した際には、前記氷取出口30の下部内周縁に規制体16が当接して両者30,16間の間隙は略全面的に閉成されるから、作業者が氷塊40を取出すためにスコップ等を氷塊群に差込む圧力により該氷塊群が押された場合であっても、氷取出口30と内扉12との間から氷塊40が外部にこぼれ落ちるのは確実に防止される。また内扉12を開放することによって、前述した如く、氷案内板12aの上面に氷塊40が案内放出されることになるが、該氷案内板12aは規制体16によって剛性が向上していると共に、該規制体16が氷取出口30の下部内周縁に当接しているので、氷塊40の自重では容易に湾曲することがない。更には、氷塊40と共に例えば使用者が内扉12を手等で押圧することもあり得るが、この場合であっても、該案内板12a自体がこの押圧力に耐え得るようになっている。 【0018】ここで、前記支持部36,36を氷取出口30から所定距離だけ離間した位置に設けると共に、前記内扉12に規制体16を配設していない場合には、内扉12の氷案内板12aに多数の氷塊40が載置されると、図4に示す如く、その荷重によって該氷案内板12a全体が下方に向けて湾曲すると共に、両側板12b,12bが内箱26の両内側壁から離間する内側に向けて傾動する。このため両側板12b,12bと内箱26の両内側壁との間に生じる隙間を介して、貯氷室に貯留されている氷塊40の一部がこぼれ出る懸念がある。しかるに、実施例のように内扉12の氷案内板12aに規制体16を配設したことにより、該氷案内板12aの剛性が向上し、かつ規制体16が氷取出口30の下部内周縁に当接するので撓みが好適に防止される。すなわち、両側板12b,12bが内箱26の両内側壁から殆ど離間しないため、両者の間から氷塊40がこぼれ出るのは防止される。 【0019】前記外扉18を開放した状態で内扉12のみを閉成方向に回動させ、前記氷案内板12aを内箱26に設けた前記ストッパ20に当接させることにより、図3に示す如く、内扉12は氷取出口30の内側で略垂直姿勢に保持される。このとき前記規制体16と氷取出口30の下部内周縁との間には、前述したように、手指等を挿入するのに必要充分な間隙が生じるため、該内扉12を内箱26から取外すことなく、氷取出口30の下部内周縁や内扉12との間の部分を容易に清掃することができる。また、前記氷案内板12aに規制体16を設けることで、筐体28に対する内扉12の枢支位置(支持部36,36の配設位置)を氷取出口30の下部内周縁から離間する位置に設定することができるから、内箱26を一体成形しても支持部36,36の成形部位を良好に仕上げ得る。従って、内箱26自体の清掃も容易となる。 【0020】前記内扉12の全面清掃や交換作業を行なうに際して該内扉12を内箱26から取外す場合は、手指等で前記側板12b,12bを把持した状態で、これらを相互に近接させることで、前記支持部36,36を取付孔12c,12cから離脱させる。この場合に、支持部36,36は氷取出口30の下部内周縁から離間する位置に設けられているから、この取外しあるには逆の取付け作業を容易に行ない得る。なお、内扉12の取外しおよび取付けに際しては、氷案内板12aを湾曲させる必要があるので、その湾曲を容易とするために、前記規制体16にスリットを設けたり、厚みを適宜設定することが推奨される。 【0021】 【別実施例】図5〜図9は、内扉12に設けられる規制体の別実施例を示すものであって、図5に示す第1別実施例では、基本的には実施例と同じく構成された規制体50に、幅方向に所定間隔で複数のスリット22を設け、氷案内板12aの剛性を向上しつつ湾曲を許容し得るよう構成してある。すなわち、規制体50を配設することにより氷案内板12aの剛性が向上することで、前記支持部36,36に対する内扉12の取付けや取外しが困難とならないようになっている。なお、氷案内板12aに対して幅寸法の短かい複数の規制体を、幅方向に所定間隔離間して配設することでも、第1別実施例と同様の効果を奏する。 【0022】図6に示す第2別実施例に係る規制体52は、前記氷案内板12aとは別体の板部材を略L字形状に形成したものであって、図に示すように、一方の屈曲片52aを氷案内板12aの幅方向に沿って取付けることで、他方の屈曲片52bを該氷案内板12aと直交方向して立上がるようにしている。また各屈曲片52a,52bのうち、少なくとも氷案内板12aと直交する他方の屈曲片52bは、その高さが、前記内扉12を閉成した際(またはストッパ20で位置規制された状態)に前記氷取出口30の下部内周縁から所要長さだけ離間すると共に、該内扉12をその回動終点まで開放した際には、該氷取出口30の下部内周縁に突出端部が当接するよう設定されている。 【0023】図7に示す第3別実施例に係る規制体54は、前記内扉12の下端から上端に向けて所要角度で延在するよう一体的に成形された板状のものである。すなわちこの規制体54は、前記氷案内板12a自体の一端部を該規制体54の長さ分だけ予め加えた寸法で成形しておき、これを該氷案内板12aの前面に向けて所定角度で折返すことで形成される。なお規制体54の長さは、氷案内板12aの対応する長さよりも充分短い寸法に設定されている。また規制体54が氷案内板12aに対して傾斜する角度は、該規制体54の開放端部と氷案内板12aとの離間幅が所定寸法となるよう設定される。すなわちこの所定寸法とは、前記内扉12を閉成した際(またはストッパ20で位置規制された状態)に、該規制体54が前記氷取出口30の下部内周縁から所要長さだけ離間すると共に、該内扉12をその回動終点まで開放した際には、該氷取出口30の下部外周縁に該規制体54の開放端部近傍が当接する寸法である。 【0024】図8に示す第4別実施例に係る規制体56は、長方形状の板部材を断面コ字状となるよう屈曲成形すると共に、短手方向の一端にフランジ56aを成形し、該フランジ56aを介して内扉12の氷案内板12aに配設されている。この規制体56は、その幅寸法が、前記氷案内板12aの対応する幅寸法(両側板12b,12b間の長さ)よりも若干短く、また短手方向に沿って屈曲成型されるコ字状部分の長さ寸法が、氷案内板12aの対応する長さ寸法(上下端間の長さ)よりも充分短く設定される。そしてコ字状部分の高さは、前記内扉12を閉成した際(またはストッパ20で位置規制された状態)に、該規制体56が前記氷取出口30の下部内周縁から所要長さだけ離間すると共に、該内扉12をその回動終点まで開放した際には、該氷取出口30の下部内周縁に該コ字状部分の開放端部が当接する寸法に設定されている。なお規制体56のコ字状部分には、図に示す如く、幅方向に所定間隔で複数のスリット22が設けられており、このスリット22によって内扉12の前記支持部36,36に対する取付けおよび取外し作業を容易化するよう構成してある。 【0025】図9に示す第5別実施例に係る規制体58は、前記氷案内板12aの下部近傍を、前面側に突出する断面山型に一体成形したものである。この規制体58の形状自体は、第1別実施例の規制体50と略同一に設定されたものであって、この規制体58が前記側板12b,12bの突出方向とは逆方向に向けて突出成形されている。この規制体58も、前述したように、その高さが前記内扉12を閉成した際(またはストッパ20で位置規制された状態)に、該規制体58が前記氷取出口30の下部内周縁から所要長さだけ離間すると共に、該内扉12をその回動終点まで開放した際には、該氷取出口30の下部周縁に該規制体58の突出端部が当接する寸法に設定されている。 【0026】なお、本発明に係る貯氷庫は、自動製氷機に一体的に構成されて、該製氷機の製氷部で製造された氷塊を貯留するものであっても、また自動製氷機とは別体で構成されて、別場所の製氷部で製造した氷塊を貯留するものであってもよい。また実施例では、内箱の両内側壁に突状の支持部を設けると共に、内扉の側板に取付孔を形成して両者を回動自在に係合するよう構成したが、内扉の側板に回動支持部としての突起を設けると共に、内箱の流内側壁に対応する凹部を形成したものであってもよい。 【0027】 【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る貯氷庫では、筐体に回動自在に枢支した内扉において、該内扉を閉成した際には規制体が氷取出口の下部内周縁から所定長さだけ離間すると共に、該内扉を開放した際には規制体が氷取出口の下部内周縁に当接するよう位置決めしたので、内扉を開放した際には、該内扉と氷取出口の下部内周縁との間に隙間は生じないから、庫内に貯留されている氷塊が内扉と氷取出口の下部内周縁との間から外部にこぼれ出るのを確実に防止し得る。また内扉を閉成したときには、規制体と氷取出口の下部内周縁との間に手指等を挿入するのに必要充分な間隙が生ずるので、内扉を筐体から取外すことなく、氷取出口の下部内周縁や内扉との間の部分を容易に清掃することができ、作業時間を短縮し得る。更には、氷案内板に規制部を設けることで該氷案内板自体の剛性が向上すると共に、内扉を開放した際には規制部が氷取出口の下部内周縁に当接するよう構成したから、多くの氷塊が載った場合であっても湾曲することはなく、湾曲に伴う氷塊のこぼれ落ちも防止し得る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000194893 【氏名又は名称】ホシザキ電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月25日(1998.12.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076048 【弁理士】 【氏名又は名称】山本 喜幾
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| 【公開番号】 |
特開2000−193352(P2000−193352A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月14日(2000.7.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−371570 |
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