| 【発明の名称】 |
オ―ガ式製氷機 |
| 【発明者】 |
【氏名】坂野 慎哉
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| 【要約】 |
【課題】オーガの撓み量を減らして、オーガの刃先とシリンダ内面との間のクリアランスを減らすことにより製氷能力を向上させながら、オーガのかじりを防止することができる、オーガ式製氷機を提供することを課題とする。
【解決手段】オーガ45の側部のうち、螺旋刃69の上端71の下方に位置する部分には、オーガの長手方向に延長した第1の補強梁73が設けられている。また、第1の補強梁とオーガ周方向に約180度離隔した位置には、オーガの長手方向に延長した第2の補強梁75が設けられている。これにより、氷圧縮時、オーガに一方向的にかかる荷重に対して補強効果が得られ、オーガの撓みが減少する。よって、螺旋刃とシリンダ内面との間のクリアランスを減らし製氷能力を向上させながら、オーガのかじりを防止することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シリンダ内面の氷層をオーガの外周面に形成された螺旋刃で掻き取り、掻き取られた氷を前記螺旋刃により前記オーガ上方に設けられた氷圧縮路に向けて搬送し、該氷圧縮路で圧縮氷を生成するオーガ式製氷機において、前記螺旋刃の上端下方に位置する前記オーガの側部及びこの側部とオーガ周方向に約180度離隔した位置の前記オーガの側部の少なくとも一方に、オーガの長手方向に延長する耐座屈手段が設けられていることを特徴とするオーガ式製氷機。 【請求項2】 シリンダ内面の氷層をオーガの外周面に形成された1条の螺旋刃で掻き取り、掻き取られた氷を前記螺旋刃により前記オーガ上方に設けられた氷圧縮路に向けて搬送し、該氷圧縮路で圧縮氷を生成するオーガ式製氷機において、前記オーガの上部外周面には、前記氷圧縮路に氷を押し込むための複数の押し込み部材が設けられており、これらの押し込み部材は相互にオーガ周方向に等間隔で離隔していることを特徴とするオーガ式製氷機。 【請求項3】 前記押し込み部材は2つ設けられており、その一方は前記螺旋刃の上端部分からなり、これら押し込み部材の上端部は、相互にオーガ周方向に約180度離隔していることを特徴とする請求項2に記載のオーガ式製氷機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、オーガ式製氷機に関し、特にそのオーガに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図6に、従来のオーガ式製氷機の正面図を示す。オーガ式製氷機1の製氷室となるシリンダ3の外周には、冷媒が流通する冷却パイプ5が螺旋状に巻かれている。一方、シリンダ3の内部には、回転可能なオーガ7がシリンダ3と同軸に配設されている。シリンダ3の上部には、押圧頭9が固定されている。また、オーガ7は、図7及び8に示されるように、その外周に、螺旋状に延びる1条の刃11を有する。シリンダ3内に供給された製氷水は、冷却パイプ5によって冷却され、シリンダ3の内周壁に沿って筒状に氷結する。また、シリンダ3内ではオーガ7が回転しているので、シリンダ3の内周壁に氷結した氷13は、オーガ7の螺旋刃11により掻き取られる。掻き取られた氷14は、シャーベット状となり、オーガ7の回転に伴い螺旋刃11の上面に載せられてシリンダ3上方に搬送される。シャーベット状の氷は、押圧頭9に形成された氷圧縮路を通過するのに伴い、柱状に分断されながら適当な硬度に圧縮される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来のオーガ式製氷機1においては、製氷中にオーガ7に作用する偏荷重によってオーガ7が軸心方向と垂直な向きに撓み、螺旋刃11の刃先とシリンダ3内面とが接触してしまう、いわゆる「かじり」が発生する恐れがあった。そして、かじりが発生すると、それらの接触が金属同士の接触であるメタルコンタクトであるため、正常な製氷運転時に予定される負荷をはるかに上回る負荷が回転機構に作用し、極端な場合、オーガの折れ、ギヤードモータの破損など、機械的な破損が起こる可能性があった。 【0004】このようにオーガ7の螺旋刃11が1条のものにおいては、かじりを引き起こす第1の要因として、オーガ7の螺旋刃11がシリンダ3内面で成長する氷を掻き取る際に発生するラジアル荷重が挙げられる。 【0005】ここで、オーガ7に発生する荷重がこのラジアル荷重だけであると仮定すると、オーガ7の撓み量の時間的な変化は、無負荷の状態すなわちオーガ7が氷の掻き取りを行っていない状態をオーガ撓み量0の基準として、図9に示されるようになる。このようなオーガの撓みは、オーガ7自体の回転及びシリンダ3内面での氷の成長のアンバランスによって、螺旋刃11の刃先が氷を掻き取る際に、掻き取る氷の量すなわち厚みが一定でないため、刃先の各部に発生するラジアル荷重が均等ではなくなることによる。上記仮定のように、製氷中螺旋刃11に作用する荷重がラジアル荷重だけであるならば、それによるオーガ7の撓み量を見越して螺旋刃11の刃先とシリンダ3内面との間のクリアランスを設定しておけば、かじりを回避することは可能である。その一方で、このクリアランスをあまり大きく採りすぎると製氷能力の低下につながるので、クリアランスは必要最小限であることが望ましい。 【0006】しかしながら、実際の製氷運転中には、ラジアル荷重だけでなく、オーガ7の軸心方向と平行な鉛直方向の荷重がオーガ7に作用することが分っており、この鉛直方向の荷重がかじりを引き起こす第2の要因として挙げられる。すなわち、図10に示されるように、適当な硬度の氷を形成するよう押圧頭9に設けられた複数の氷圧縮路15に、シャーベット状の氷を押し込み圧縮する過程においては、氷17を圧縮路15に押し込む際の反力がオーガ7上部に作用し、螺旋刃11の上端19という一箇所でこの反力を受けることになる。そして、かかる鉛直方向の第2の荷重は、オーガ7の座屈を生じさせ、図11に示されるように、常に螺旋刃11の上端19とオーガ周方向に180度離隔した側(180度対向側)のオーガ7の側部が回転半径方向外側に突出するように、オーガ7を撓ませる。この鉛直方向荷重により、オーガの撓み量は、図12に示されるようになる。 【0007】したがって、実際の製氷運転中には、図9に示されるラジアル荷重による撓み量と図12に示される鉛直方向荷重による撓み量とを合成した、図13に示されるような撓み量がオーガ7に生じる。これは、図9の撓み量が螺旋刃11の上端19と180度対向する側にシフトしたものであり、最大撓み量が増加することになる。よって、実際にかじりを防ごうとすると、ラジアル荷重により発生する撓み量に、氷圧縮過程で起こる鉛直方向荷重による撓み量をプラスしただけのクリアランスを、螺旋刃の刃先とシリンダ内面との間に設ける必要があり、より大きなクリアランスを採用する分、上述したように製氷能力の低下を強いられることになる。 【0008】なお、製氷能力を向上させる態様として、冷凍回路の能力を上げた上で、図14に示されるような2条の螺旋刃21を有するオーガ23を使用するものが考えられるが、本来1条の螺旋刃でも十分なものをあえて2条にすることは製作加工面でのデメリットや重量増加などの新たな問題を伴うことになる。 【0009】本発明は、上述したような従来の問題を解決するためになされたものであり、オーガの撓み量を減らして、オーガの刃先とシリンダ内面との間のクリアランスを減らすことにより製氷能力を向上させながら、オーガのかじりを防止することができる、オーガ式製氷機を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するため、本発明は、シリンダ内面の氷層をオーガの外周面に形成された螺旋刃で掻き取り、掻き取られた氷を前記螺旋刃により前記オーガ上方に設けられた氷圧縮路に向けて搬送し、該氷圧縮路で圧縮氷を生成するオーガ式製氷機において、前記螺旋刃の上端下方に位置する前記オーガの側部及びこの側部とオーガ周方向に約180度離隔した位置の前記オーガの側部の少なくとも一方に、オーガの長手方向に延長する耐座屈手段が設けられていることを特徴とする。また、同目的を達成するための別の手段として、本発明は、シリンダ内面の氷層をオーガの外周面に形成された1条の螺旋刃で掻き取り、掻き取られた氷を前記螺旋刃により前記オーガ上方に設けられた氷圧縮路に向けて搬送し、該氷圧縮路で圧縮氷を生成するオーガ式製氷機において、前記オーガの上部外周面には、前記氷圧縮路に氷を押し込むための複数の押し込み部材が設けられており、これらの押し込み部材は相互にオーガ周方向に等間隔で離隔していることを特徴とする。また、前記押し込み部材は2つ設けられており、その一方は前記螺旋刃の上端部分からなり、これら押し込み部材の上端部は、相互にオーガ周方向に約180度離隔していることを特徴とする。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るオーガ式製氷機を一部断面で示す正面図である。オーガ式製氷機31は、上下方向に延長するシリンダ33を備えた冷凍ケーシング35を有する。シリンダ33は熱良導性材料から形成され、シリンダ33の外周面には、冷凍回路の一部を構成し且つその内部を低温の冷媒が流通する冷却パイプ37が螺旋状に巻かれている。さらに、シリンダ33の外周には、シリンダ33及び冷却パイプ37を覆うように断熱材39が設けられている。シリンダ33の略下部には、シリンダ33内に製氷水を供給する給水パイプ41が取り付けられている。また、シリンダ33の略上部には、シリンダ33内の製氷水を一定水位を越えないように排水する排水パイプ43が接続されている。 【0012】シリンダ33の内部には、オーガ45が回転可能に設けられている。オーガ45の下端は、シリンダ33の下方に配置されているギヤードモータ部47の駆動軸(図示せず)に接続されている。シリンダ33の下端は、ギヤードモータ部47に固定されたハウジング49に接続されている。ハウジング49内には、オーガ45の下部を支持する下部軸受51が配設されている。下部軸受51の上方には、メカニカルシール53が取り付けられている。 【0013】シリンダ33上部の内側には、押圧頭55がボルト57を介して固定されている。押圧頭55には、図10に示した従来と同態様の複数の氷圧縮路(図示せず)が形成されている。また、押圧頭55の内部には、上部軸受59が配設されている。押圧頭55の上方には、オーガ45と一体的に回転するカッター61が設けられている。 【0014】図2及び3に示されるように、オーガ45は、上軸部63、下軸部65、及びそれらの軸部63,65の間に位置し且つ軸部63,65よりも直径の大きい本体部67とを有する。オーガ45の本体部67の外周面には、螺旋状に延びた1条の螺旋刃69が設けられている。オーガ45の側部のうち、螺旋刃69の上端71の下方に位置する部分には、耐座屈手段として、オーガ45の長手方向に沿って延長した第1の補強梁73が設けられている。さらに、オーガ45の側部のうち、第1の補強梁73とオーガの周方向に約180度離隔した位置には、第1の補強梁73と同様にオーガ45の長手方向に沿って延長した第2の補強梁75が耐座屈手段として設けられている。 【0015】次に、以上のように構成されたオーガ式製氷機31の動作について説明する。給水パイプ41からシリンダ33内に供給された製氷水は、冷却パイプ37により冷却されてシリンダ33内面に沿って筒状に氷結する。シリンダ33内面の氷は、ある程度成長し一定の厚さ以上になると、シリンダ33内で回転しているオーガ45の螺旋刃69により掻き取られる。掻き取られた氷は、シャーベット状となり、螺旋刃69の上面に載せられてシリンダ33内を上方に搬送され、押圧頭55に形成された氷圧縮路に押し込まれる。氷圧縮路内で適当な硬度に圧縮された氷は、引き続き下方から搬送されてくる氷によって氷圧縮路から押し出され、カッタ61によって所望の長さに裁断される。 【0016】上記動作において、螺旋刃69の上端71には、シャーベット状の氷を氷圧縮路に押し込む際の反力として鉛直方向下向きの荷重が作用する。この反力は、螺旋刃69の上端71すなわちオーガ45の軸心とずれた位置に作用するものであり、図2及び3に矢印Xで示されるように、常に螺旋刃69の上端71とオーガ周方向に約180度離隔した向きにオーガ45を撓ませようとする。しかし、本実施の形態においては、X方向の撓みに対するオーガの剛性を上げるように第1及び第2の補強梁73,75が設けられているため、かかる反力に起因して従来生じていた図11及び12に示されるようなオーガの撓みが生じることが防止されている。よって、本実施の形態においては、螺旋刃69の上端71に生じる鉛直方向荷重によって従来のようにオーガ45の最大撓み量が増加することはなく、螺旋刃69の刃先とシリンダ33内面との間のクリアランスを、製氷能力の低下を伴うような大きな値にする必要がない。すなわち、図6〜13に示した従来のオーガ式製氷機に比べると、螺旋刃69の刃先とシリンダ33内面との間のクリアランスを小さくし、製氷能力を向上させることが可能であると同時に、螺旋刃69とシリンダ33との間に生じる「かじり」を防ぐことができる。 【0017】また、オーガ45の撓みを防ぐため、単純にオーガ全体の直径を大きくし剛性を上げるという方法も考えられるが、本出願人によるこれまでの試験結果等によれば、オーガは、氷を上方に送り圧縮する際に生じる反力がオーガの螺旋刃の刃先に作用しそこが押されることによって、定常的に一方向にのみ撓むことが分っている。よって、上記反力によるオーガ45の撓みを防ぐため、本実施の形態においてはその一方向にのみ剛性を高めるよう第1及び第2の補強梁73,75が設けられており、単純にオーガ全体の直径を大きくする態様に比べると、オーガの軽量化が図られている。 【0018】次に、本発明の別の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るオーガ式製氷機は、図1〜3に説明した実施の形態に係るオーガ式製氷機31と、オーガの構成が異なる。図4及び5はそれぞれ、オーガの上部拡大斜視図及び平面図である。オーガ77の本体部79の外周面には、螺旋状に延長した1条の螺旋刃81が設けられている。この螺旋刃81の上端は、氷を押圧頭55の氷圧縮路に押し込むための第1の押し込み部材83として機能する。また、本体部79の外周面には、螺旋状に延長した第2の押し込み部材85が設けられている。この第2の押し込み部材85の上端は、螺旋刃81の上端とオーガ周方向に等間隔で離隔した位置にある。すなわち、第1の押し込み部材83と第2の押し込み部材85とは、図5に示されるように、互いに上端部83a,85aがオーガ周方向に約180度離隔した関係にある。また、第2の押し込み部材85は、オーガ周方向に約90度の角度、延長している。 【0019】次に、このようなオーガ式製氷機の動作について説明する。螺旋刃81によりシリンダ33内面から掻き取られた氷は、シャーベット状となり、螺旋刃81の上面に載せられてシリンダ33上方に搬送される。かかる氷は、さらに、螺旋刃81の上端である第1の押し込み部材83、及び第2の押し込み部材85によって、押圧頭55の氷圧縮路内に押し込まれる。 【0020】このとき、オーガ77は、シャーベット状の氷を氷圧縮路に押し込む際の反力として鉛直方向下向きの荷重を受ける。しかし、本実施の形態では、かかる反力は第1及び第2の押し込み部材83,85の両上端部83a,85aで均等に受られるようになっているため、かかる反力に起因して従来生じていた図11及び12に示されるようなオーガの撓みが生じることが防止されている。よって、本実施の形態においても、オーガ77の最大撓み量を小さくし螺旋刃81の刃先とシリンダ33内面との間のクリアランスを、製氷能力の低下を伴うような大きな値にする必要がない。すなわち、図6〜13に示した従来のオーガ式製氷機に比べて、螺旋刃81の刃先とシリンダ33内面との間のクリアランスを小さくし、製氷能力を向上させることが可能でありながら、螺旋刃81とシリンダ33との間に生じる「かじり」を防ぐことができる。 【0021】また、押圧頭55に生じる荷重についてみてみると、押圧頭55は、氷圧縮路内に押し込まれる氷を介して、上向きの荷重を受ける。より詳細には、押圧頭55は、この上向きの荷重を、主に螺旋刃81の上端の真上に位置する部分で受ける。したがって、図6〜13に示した従来のオーガ式製氷機のような構造では、オーガの回転により螺旋刃の上端の位置が円状に移動するのに伴い、押圧頭が鉛直方向上向きの荷重を受ける位置も円状に移動する。よって、押圧頭とシリンダとの間のクリアランスも比較的大きいこともあり、結果として押圧頭に圧入してある上部軸受が動き、オーガの上軸部及び上部軸受が互いに動き合うため、定常摩耗状態に移行しにくく、両者の間の摩耗が早まることがあり得る。 【0022】しかし、本実施の形態においては、第1の押し込み部材83と第2の押し込み部材85とがオーガ周方向に等間隔で離隔した位置にあるため、押圧頭は、その軸心に関して対称的な力を、これら押し込み部材83,85から受ける。すなわち、第1及び第2の押し込み部材83,85がそれぞれ押圧頭55に及ぼすモーメントは相殺され、押圧頭55は常に上向き方向にのみ持ち上げられることになり、押圧頭55とそれに圧入してある上部軸受59との運動量が劇的に減り、オーガ77の上軸部及び上部軸受59の間の相対運動も同様に少なくなる。したがって、従来と比較して定常摩耗状態への移行が早く、それだけオーガ77の上軸部及び上部軸受59の摩耗も少なくすることができる。 【0023】さらに、第2の押し込み部材85は、オーガ周方向に約90度の角度だけ延長しているため、オーガ77の重量を大きく増加させることなく、上述した作用を生じる。 【0024】以上に説明してきた本発明は、上記の各実施の形態に限定されるものではなく、例えば以下のように改変することもできる。図1〜3に説明した上記実施の形態において、オーガ45の側部に形成されていた第1及び第2の補強梁73,75のうち、いずれか一方だけで所望の補強効果が得られるならば、他方は省略することができる。これにより、図1〜3に示した実施の形態よりもさらにオーガの軽量化を図ることができる。また、図4及び5に示した実施の形態において、第1及び第2の補強梁73,75の双方または一方を設けてもよい。また、補強梁は、オーガの片側に1本ずつ配設されていたが、これに限られず、オーガの片側に2本あるいはそれ以上配設することもできる。さらに、必要に応じて補強梁の横断面形状をオーガ半径方向あるいは周方向に拡大すれば、オーガの撓み量をさらに減らすことができる。また、図2に示されるように、第1及び第2の補強梁73,75は、オーガ45の本体部67の上端から下端に亙って上下に延長しているが、これに限らず、例えば本体部67の上下方向の中央部等、本体部67に部分的に形成されていてもよい。 【0025】また、図4及び5に説明した上記実施の形態において、第1の押し込み部材83としては、既存の螺旋刃81の上端部分が利用されていたが、これに代えて螺旋刃81とは個別に設けた専用の部材を用いるようにしてもよい。さらに、押し込み部材の数は、2つに限定されるものではなく、例えば、3つの押し込み部材を、各々隣接する上端部同士が120度の間隔にあるように設けてもよく、また同様に、4つの押し込み部材を、各々隣接する上端部同士が90度の間隔にあるように設けてもよい。特に、90度の間隔で4つの押し込み部材を設けた場合には、何らかのきっかけで第1及び第2の押し込み部材83,85を通る線分方向と直角な方向の撓みが発生しそうなときでも、かかる撓みを防止することができる。さらに、図4に示した押し込み部材は、螺旋状の傾斜を備えていたが、オーガの回転に伴い氷を氷圧縮路に向け上方に押し上げることができれば他の形状でもよい。 【0026】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の本発明のオーガ式製氷機によれば、螺旋刃の上端下方に位置するオーガの側部及びこの側部とオーガ周方向に約180度離隔した位置のオーガの側部の少なくとも一方に、オーガの長手方向に延長する耐座屈手段が設けられているので、氷圧縮時に1条螺旋刃オーガに一方向的にかかる荷重に対し、効果的に強度アップできるように補強を入れることができ、オーガの撓みを減らすと同時に、螺旋刃刃先とシリンダ内面とのクリアランスを狭くして製氷能力の向上を図ることができる。 【0027】また、請求項2に記載の本発明のオーガ式製氷機によれば、オーガの上部外周面には、氷圧縮路に氷を押し込むための複数の押し込み部材が設けられており、これらの押し込み部材は相互にオーガ周方向に等間隔で離隔しているので、氷圧縮時にオーガに作用する反力がアンバランスにならないようにして、オーガの撓みを減らすことができ、加えて、押圧頭のこじられるような動きを規制することができる。 【0028】さらに、請求項3に記載の本発明のオーガ式製氷機によれば、押し込み部材は2つ設けられており、その一方は前記螺旋刃の上端部分からなり、これら押し込み部材の上端部は、相互にオーガ周方向に約180度離隔しているので、既存の1条螺旋刃を利用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000194893 【氏名又は名称】ホシザキ電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月25日(1998.12.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100057874 【弁理士】 【氏名又は名称】曾我 道照 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−193349(P2000−193349A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月14日(2000.7.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−369318 |
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