| 【発明の名称】 |
製氷機 |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 光良
【氏名】岡島 稔
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| 【要約】 |
【課題】水配管の凍結を極力防止することを目的とした。
【解決手段】製氷部1に設けられた冷却器2と、この冷却器2と共に冷凍サイクルを構成する凝縮器3と、この凝縮器3の吐出側の温度を検知する凝縮器センサ31と、前記製氷部1に給水管12を介して製氷用水を供給する貯水タンク9とを備え、前記凝縮器温度センサ31の検知温度が所定温度以下となったら、警報を出力する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 製氷部に設けられた冷却器と、この冷却器と共に冷凍サイクルを構成する凝縮器と、この凝縮器の吐出側の温度を検知する凝縮器センサと、前記製氷部に給水管を介して製氷用水を供給する貯水タンクとを備え、前記凝縮器温度センサの検知温度が所定温度以下となったら、警報を出力することを特徴とする製氷機。 【請求項2】 凝縮器センサが一定時間以上所定温度以下であることを継続して検知した場合、製氷部の水を排水する排水管に設けられた排水弁を、所定時間開とすることを特徴とする請求項1記載の製氷機。 【請求項3】 排水弁を開として製氷部の水が排水された場合、貯水タンクに設けられた水位検知装置の検知により給水動作を開始することを特徴とする請求項2記載の製氷機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、特に寒冷地に設置される製氷機の凍結防止に関する。 【0002】 【従来の技術】本発明に先行する従来技術として、例えば、特開平9−269168号公報(F25C 1/14)に示す様なオーガ式製氷機や、特開平7−167539号公報(F25C 1/04)に示す様な逆セル型製氷機などがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述した様な従来技術の製氷機は、約1℃〜40℃の範囲で使用する事が前提となっているが、寒冷地の場合、例え室内であっても夜間には0℃以下となる事がある。 【0004】特に、製氷機の場合、水配管は必須用件であるため、製氷機の周囲温度が0℃以下になると、水配管が凍結して破裂してしまう問題がある。 【0005】本発明は、上述した様な問題点に鑑みてなされたもので、水配管の凍結を極力防止することを目的とした製氷機を提供する。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための手段として、本発明の請求項1では、製氷部に設けられた冷却器と、この冷却器と共に冷凍サイクルを構成する凝縮器と、この凝縮器の吐出側の温度を検知する凝縮器センサと、前記製氷部に給水管を介して製氷用水を供給する貯水タンクとを備え、前記凝縮器センサの検知温度が所定温度以下となったら、警報を出力する製氷機を提供する。 【0007】この様に、製氷機の周囲温度が低下し、給水管等が凍結してしまうおそれがある場合、使用者に警報にて報知する。 【0008】また、請求項2の発明では、凝縮器センサが一定時間以上所定温度以下であることを継続して検知した場合、製氷部の水を排水する排水管に設けられた排水弁を、所定時間開とする請求項1記載の製氷機を提供する。 【0009】この様に、凝縮器センサの検知温度が、水の凍結する所定温度以下である場合、排水弁を所定時間開として製氷部の水を排水し、排水系、即ち排水管での凍結を極力防止する。 【0010】また、請求項3の発明では、排水弁を開として製氷部の水が排水された場合、貯水タンクに設けられた水位検知装置の検知により給水動作を開始する請求項2記載の製氷機を提供する。 【0011】この様に、排水弁の排水に伴い、貯水タンクから製氷部に製氷用水が供給され、水位検知装置が低水位を検知する。これにより、給水を開始し、給水系での凍結を極力防止する。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0013】図1は本発明のオーガ式製氷機IMの縦断側面図、図2は本発明のオーガ式製氷機IMの回路図、図3は本発明のフローチャートを示している。オーガ式製氷機IMは、断熱箱体に構成された貯氷庫を備え、この貯氷庫内に製氷された氷を貯氷するもので、単に製氷機として用いられる他、自動販売機等にも搭載される。 【0014】尚、このオーガ式製氷機IMは、製氷工程と、この製氷工程によってつくられた氷が、貯氷庫に所定量蓄えられたときに製氷を停止する貯氷工程とを交互に繰り返し行うものである。 【0015】このオーガ式製氷機IMは、製氷するため冷却器2を備える製氷部1と、この製氷部1の冷却器2と共に冷凍サイクルを構成する凝縮器3、圧縮機(以下、コンプレッサと称する)4、及び膨張弁5、デハイドレータ6とを冷媒配管にて接続して構成している。尚、7は前記凝縮器3を冷却するための凝縮器冷却用送風機である。また、前記製氷部1に水を供給するため、水道管8と給水弁WV2を介して接続され、水道水を貯溜する貯水タンク(以下、シスターンと称する)9が設けられており、このシスターン9には、オーバーフロー管10が接続されると共に、シスターン9内に満水位スイッチ22と低水位スイッチ23とからなる水位検知装置が設けられている。 【0016】更に、シスターン9に貯溜された水は、給水管12にて前記製氷部1に導入され、不要な水は排水管13にて排水される。また、この排水管13は前記オーバーフロー管10に排水弁WV1を介して接続されている。前記製氷部1は、内壁を平滑な円筒状内面とされたステンレス製の冷却円筒15内にオーガ16を同心的に挿入し、前記冷却円筒15の外壁にパイプ状の前記冷却器2を螺旋状に密着巻付して構成されている。また、これら冷却円筒15と冷却器2との隙間には両者の結合と熱伝達性能の向上を目的としてハンダが注入される。 【0017】また、前記オーガ16は、下部を下部軸受け17にて、上部を氷圧縮経路が構成される上部軸受け18にて軸支されている。また、この上部軸受け18にて圧縮された氷は、その上部に設けられている氷導出部19(シューター)から図示しない貯氷庫に導出される。更に、冷却円筒15の下部には、オーガ16を回転駆動するためオーガモータ45を備える駆動装置20が減速装置21を介して接続されている。 【0018】次に、図2を参照して以下に回路図を説明する。Kは、リミットセンサ30、凝縮器の吐出側の温度を検知する凝縮器センサ31(以下、CTセンサと称する)、冷却器の温度を検知する冷却器センサ32、貯氷センサ33が接続されたコントロール基板で、基板用トランス34から電源を得ている。また、前記コントロール基板Kには、各センサ30、31、32、33の他、操作基板35、表示基板36、高圧スイッチ37、及び前記満水位スイッチ22、低水位スイッチ23が接続されている。 【0019】尚、図1に示す如く、前記CTセンサ31は、凝縮器3とデハイドレータ6との間の冷媒配管に取り付けられている。 【0020】38は操作スイッチで、オーガ式製氷機IMの動作を開始するものである。そして、操作スイッチ38には、コンプレッサ4のコンプレッサモータ39をON、OFFするコンプレッサ用リレー40、始動コンデンサ41及び運転コンデンサ42、コンプレッサモータ始動リレー43、コンプレッサモータ用オーバーロードリレー44が直列に接続されている。 【0021】更に、コンプレッサモータ始動リレー43とコンプレッサモータ用オーバーロードリレー44との間から前記コントロール基板Kに接続している。また、前記コントロール基板Kには、オーガモータ45及び運転コンデンサ46に接続されたリレーR4と、コンデンシングファンモータ7A及びコンプレッサ用リレーRLに接続されたリレーR3と、排水弁WV1に接続されたリレーR2と、給水弁WV2に接続されたリレーR1とを備えている。尚、コンプレッサ用リレーRLは、コンプレッサ用リレー40をON、OFFさせるもので、47は前記オーガモータ45のオーバーロードリレーである。 【0022】更に、コントロール基板Kは、前記オーガモータ45への通電時間を計測して積算する積算手段が設けられている。また、前記操作基板35には、モード切換スイッチ48、リセットスイッチ49、送りスイッチ50、排水スイッチ51、排水ランプ52が夫々設けられている。 【0023】更に、表示基板36は、警報手段として点検ランプ53、停止ランプ54を備え、負の表示、即ちマイナス表示が可能な構造となっている。尚、警報手段として点検ランプ53の他、ブザー等であっても良い。 【0024】上述した構造において、以下に図3の低外気温検知のフローチャートを参照して本発明の動作を説明する。 【0025】先ず、貯氷工程中に、CTセンサ31が所定温度(本実施形態では0℃)以下か否か判断し(ステップS1)、0℃以下である場合(Y)、次に、所定時間(本実施形態では30分)経過したか否かを30分タイマにて判断する(ステップS2)。 【0026】尚、この30分タイマは、図示しないが、コントロール基盤Kに設けられたCPU(中央演算処理装置)の機能を利用しても良いし、別に取り付けても良い。 【0027】そして、30分経過していなければ(N)、再びステップS1に戻り、0℃以下かを判断する。 【0028】そして、30分間継続して0℃以下を検知した場合(Y)、警報表示を出力する(ステップS3)。尚、この警報の出力は、前述した点検ランプ53にて表示しても良いし、ブザーにて報知しても良い。 【0029】次いで、排水弁WV1をON、即ち開状態とし(ステップS4)、シスターン9の低水位スイッチ23が低水位を検知するまで判断(ステップS5)を継続する。 【0030】このステップS5で低水位を検知した場合(Y)、給水弁WV2をON、即ち開状態とし(ステップS6)、給水を開始する。給水量は排水量よりも多く設定されているため、給水を前記シスターン9の満水位スイッチ22が満水位を検知するまで継続する(ステップS7)。 【0031】次いで、満水位スイッチ22が満水位を検知したら(Y)、給水弁WV2をOFF、即ち閉状態とし(ステップS8)、排水弁WV1から一定時間(本実施形態では30秒)経過したか否かを判断する(ステップS9)。 【0032】そして、ステップS9で30秒経過していない場合(N)、ステップS5に戻り、30秒経過した場合(Y)、排水弁WV1をOFF、即ち閉状態として(ステップS10)、前述した30分のタイマをクリアした後(ステップS11)、ステップS1に戻る。 【0033】尚、凝縮器センサ31の検知温度が0℃以下であれば、上述フローチャートを繰り返すものである。 【0034】そして、ステップS1にて、CTセンサ31が0℃以下でない場合(N)、30分のタイマをクリアし(ステップS12)、警報を非表示とする(ステップS13)。 【0035】尚、本実施形態では、オーガ式製氷機IMを用いて説明したが、逆セル式製氷機や流下式製氷、或いはプレート式製氷機であっても良い。 【0036】 【発明の効果】 以上詳述した如く、本発明によると、凝縮器センサの検知温度が、水の凍結する所定温度以下である場合、使用者に低外気温である事を報知し、排水弁を所定時間開として製氷部の水を排水すると共に、この排水弁の排水に伴い、貯水タンクから製氷部に製氷用水を供給する。 【0037】従って、給水系及び排水系の水配管において、水の凍結を極力防止する事ができるため、製氷機を寒冷地の地域などに設置し、製氷機の周囲温度が低温となっても、製氷を継続する事ができる。以って、製氷機の信頼性の向上を図る事ができるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月4日(1998.12.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111383 【弁理士】 【氏名又は名称】芝野 正雅
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| 【公開番号】 |
特開2000−171133(P2000−171133A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月23日(2000.6.23) |
| 【出願番号】 |
特願平10−345650 |
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