| 【発明の名称】 |
冷蔵庫の給水装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】児嶋 喜彦
【氏名】藤沢 活佳
【氏名】坂本 克正
【氏名】横内 宏明
【氏名】山本 和
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| 【要約】 |
【課題】冷蔵庫の給水装置に対し、給水ポンプを含めた給水経路をユーザーが簡単に分解でき、かつ、静音化を図る。
【解決手段】給水ポンプ40をモータ46と非接触で給水タンク10内に配置し、モータ46は給水タンクコーナー4、もしくはタンクホルダ60に給水タンク10と水的につながりのない形で設置した。この、冷蔵庫の給水装置は少なくともタンク、ポンプ、吐出手段を一体として冷蔵庫の室内に着脱可能に設けたのでユ−ザ−が取り扱いやすく、また清掃しやすくなっている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷蔵庫本体に収納され、冷蔵庫本体内にて給水を行う冷蔵庫の給水装置において、冷蔵庫本体の収納物を冷却する室内に設けられ、給水を貯留する密閉されたタンクと、このタンク内に配設され、前記タンク内の水を吐出するポンプと、このポンプと接続され、前記タンクに支持され、前記タンクの外へ給水する吐出手段と、前記タンクの外でタンクに隣接して固定され前記ポンプに駆動力を与える駆動手段と、を備え、少なくとも前記タンク、前記ポンプ、前記吐出手段を一体として前記冷蔵庫の室内に着脱可能に設けられたことを特徴とする冷蔵庫の給水装置。 【請求項2】 タンクを収納する給水ホルダーと、を備え、この給水ホルダーを冷蔵庫の室内に着脱可能に設けられたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の給水装置。 【請求項3】 駆動手段を給水ホルダーに固定したことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫の給水装置。 【請求項4】 ポンプの可動部に磁石を固定し、この磁石と駆動手段の可動部の磁石と、それぞれの磁石を少なくともタンク壁との間の隙間を介して対向させ、非接触にて回転力をタンクの外からタンクの中へ伝達させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の冷蔵庫の給水装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫に関するもので、特に製氷皿へ水を供給して製氷する自動製氷装置の如く給水タンクを有するものに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の自動製氷装置を有する冷蔵庫として、例えば特開平6−300402号公報に記載されたものがある。図13は従来の自動製氷装置を有する冷凍冷蔵庫の外観図であり、図14は従来の自動製氷装置を示した概略図、図15は従来の自動製氷装置の要部詳細断面図である。図13において冷凍冷蔵庫1は冷蔵室2とこの冷蔵室2の下に配設された冷凍室3とを備えている。そして、冷蔵室2の下部には給水タンクコーナー4が設けられ冷凍室3の上部には製氷コーナー5が設けられており、これら給水タンクコーナー4と製氷コーナー5とに自動製氷装置が装備されている。 【0003】図14に示すように、給水タンク140は給水タンクコーナー4内に取り付けられており、給水タンク140の下側には手が入る程の大径の取付口141が設けられている。そして、この取付口141に定量室142が装着されている。定量室142は図15に示すように、取付口141に螺合され中心部に流出口143を有するキャップ144と、上部に流入口146を有する中ケース145と、活性炭148を有する上ケース147とで構成されている。キャップ144の流出口143には、流出口143と流入口146を開閉するための連動弁149が装着されている。連動弁149は、流出口143を塞ぐ流出弁150と、流入口146を塞ぐ流入弁151とを有し、バネ152によって図の下方に付勢されている。すなわち、連動弁149に下方から力が加わらない場合には、バネ152によって、連動弁149が下げられるので、流入口146が開き、流出口143が閉じた状態になる。 【0004】また、中ケース145は、キャップ144にネジ止めまたは嵌め合い等で固定されており、その上部にはエア抜き145aが設けられている。そして、この中ケース145上に上ケース147がネジ止めまたは嵌め合い等で取り付けられ、活性炭148を介して、給水タンク140内の水を定量室142内に流入させるようになっている。 【0005】定量室142が装着された取付口141の下側に、受け皿154が配設され、この受け皿154に設けられ下降傾斜した給水路153に、駆動装置としての駆動機構155が装着されている。駆動機構155は、内部の電磁ソレノイドの電磁作用によって作動軸156を上下させ、作動軸156の先端に取り付けられたカサ157によって、定量室142の連動弁149を上方に押すようになっている。カサ157は、流出口143からの水が給水路153の取付孔153a内に侵入しないようにするためのもので、シリコン系の材質で形成されている。これにより、駆動機構155を作動させて、作動軸156を上昇させると、連動弁149が上方に押されて、流出口143が開くと共に流入口146が流入弁151によって閉じこめられることになる。 【0006】駆動機構155が装着された受け皿154には、図14に示すように、給水ポンプ158が設置され、この給水ポンプ158の上端に押出ホース159が取り付けられている。押出ホース159は、冷凍室3の製氷コーナー105まで延出しており、その先端が製氷コーナー105内の製氷皿127の上に至っている。なお、給水ポンプ158は、渦巻き式ではなく、自給式のポンプである。自給式のポンプは、ポンプモータ回転数と吐出流量が比例するので、ポンプモータの駆動時間により製氷皿への水の供給量を制御することができる。 【0007】次に動作について説明する。駆動機構155を作動させない状態では、定量室142の連動弁149にバネ152の下方付勢力のみが働くので、流出口143が流出弁150によって閉じられ、流入口146が開放された状態にある。したがって、この状態では、給水タンク140内の水が、活性炭148を通って上ケース147内に入り、流入口146を通って中ケース145内に入り込み、定量室142は満水となる。この中ケース145内への水の流入は、エア抜き145aの作用によってスムーズに行われる。 【0008】次に、駆動機構155を作動させると、作動軸156が上昇し、カサ157が連動弁149の下端をバネ152の付勢力に抗して押上げる。この結果、流出口143が開き、流入口146が流入弁151によって塞がれるので、中ケース145内の水が流出口143から受け皿154に流出する。この受け皿154上の水は、給水ポンプ158の作用によって、押出ホース159から製氷皿127内に供給される。このとき、流入口146が塞がれているので、受け皿154に流出する水量はほぼ中ケース145の容積に等しい。このため、中ケース145の容積に対応した定量の水が製氷皿127に供給されることになる。なお、流出口143には、エア抜き用の孔がないので、水の流出時間は一定ではなく、受け皿154内の水量の変位は一定ではないが、自給式の給水ポンプ158によって直ちに吸入するので、受け皿154に水は残らない。すなわち、水の流出時間にバラツキがあっても、水は受け皿154に留まることなく、製氷皿127に定量給水される。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】従来の冷蔵庫は以上のように、冷蔵室2内または冷凍室3内に突出して給水タンクコーナー4または製氷コーナー5が設けられているので、本来食品を貯蔵するスペースを減少させてしまうという問題があった。また、給水タンクコーナー4として別部品のケースが必要であり、コストアップを招いていた。また、自動製氷装置、特に給水タンクまわりの構造が複雑で、ユーザーがさわりにくく、例えば、ユーザーが中ケース145をキャップ144に固定する際に緩みがあると、流入口146または流出口143が確実に閉じず、製氷室127に定量の水が供給できなくなるという問題があった。更に、タンク内をユーザーが外して洗浄できず、また、押出ホース159内に水が残り、水の腐敗によってホース内が汚れる恐れがある等、給水タンク内部から流出口に至る多くの機器の汚れや清掃の問題があった。また、給水タンクと自給式ポンプの接続は必ず必要で接続部のシールの信頼性維持、異物侵入の防止など、品質面、コスト面で抱える問題が少なくなかった。 【0010】この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、冷蔵庫の自動製氷装置等の搭載による食品貯蔵スペースの減少を大幅に抑えることができると共に、安価でかつユーザーが簡単に給水タンクまわりを取り扱うことができ、かつ誤取り扱いが発生しても致命的な故障にはつながらずに均一な給水量を確保することができる給水タンクが得られる。さらに、簡単な構造で汚れを解消できる給水タンクを有する冷蔵庫を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】第1の発明に係る冷蔵庫の給水装置は、冷蔵庫本体の収納物を冷却する室内に設けられ、給水を貯留する密閉されたタンクと、このタンク内に配設され、タンクに支持され、タンクの外へ給水する吐出手段と、タンクの外に隣接して固定されポンプに駆動力を与える駆動手段を備え、少なくともタンク、ポンプ、吐出手段を一体として室内に着脱可能に設けられたものである。第2の発明に係る冷蔵庫の給水装置は、タンクを収納する給水ホルダーを備えたものである。 【0012】第3の発明に係る冷蔵庫の給水装置は、駆動手段を給水ホルダーに固定したものである。 【0013】第4の発明に係る冷蔵庫の給水装置は、ポンプの磁石と駆動手段の磁石を少なくともタンク壁との間の隙間を介して対向させ、非接触にて回転力をタンクの外からタンクの中へ伝達させるものである。 【0014】 【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実施の形態の一例について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動製氷装置を有する冷蔵庫の横断面図であり、図2は本発明の実施の形態の自動製氷装置を示す横断面図である。図1において、冷凍冷蔵庫1は冷蔵室2とこの冷蔵室2の下に配設された冷凍室3とを備えている。そして、冷蔵室2と冷凍室3とを区画する仕切壁を折り曲げて形成した凹部に給水タンクコーナー4が配設され、それによって生じた冷凍室3の凸部の後方に製氷コーナー5が配設されている。 【0015】図2は本発明の実施の形態に係る自動製氷装置を示す横断面図であり、図3は図2の要部拡大図である。図2において、冷蔵室2と冷凍室3とを区割する仕切壁6に設けられている給水タンクコーナー4に給水ポンプ40と給水ポンプ40とつながっている吐出口47がセットされた給水タンク10がセットされていて、給水タンクコーナー4に一体で設けられた水受け部48に吐出口47が差し込まれている。なお、給水タンク10には着脱可能にふた12が設けられており、ふた12を閉めることによりこの給水タンクは密閉される。さらにこのふた12には吐出口47がセットされ給水ポンプ40の位置が決められて固定されている。水受け部48には一体で設けられた流出口49が冷蔵室2と冷凍室3を貫通する形で設けられており、流出口49の先には製氷皿27が位置している。また、吐出口47の先端は給水タンク10内の最大水位よりも上方に位置し水受け部48の上方の淵は吐出口47の先端よりも上方に位置している。 【0016】次に図3を用いて給水ポンプ40周辺を説明する。給水ポンプ40の中にはマグネット42と着磁板43およびSUS303製の軸57とSUS304製のボール56を有したインペラ41が給水ポンプ40と一体で成形された軸受52に軸57が差し込まれる形で固定されている。給水ポンプ40には、軸受側に吸込口81があり、その先端にはメッシュフィルター111が取り付けられている。給水ポンプ40には、給水ポンプ40の円周方向に吐出口47がある。給水ポンプ40の軸受側と反対側にはボール56がインペラ41側に固定され、給水ポンプ40のケーシングと接している。なお、ポンプ40を駆動するモータ46は図2の如く給水タンクコーナー4の中に収納され、仕切壁6に外側がネジ等で固定されたり、図3の如く仕切壁内に収納され仕切壁6に内側からネジ等で固定されている。 【0017】次に動作について図4,5および図6を用いて説明する。図4は給水ポンプ40の動作状態を示す。図5はモータ46の動作を制御する制御基板50を示す概略図、図6はそのタイムチャート図である。図5において、50は制御基板であり、モータ46、電源51が接続されており、冷凍冷蔵庫1内に設けられている。検知装置が貯氷箱に溜まる氷の量を検知し、氷の量が不足していることを検知すると、制御基板50から給水開始信号が出力される。制御基板50から給水開始信号が出力されると、モータ46がOFFから一定時間ONになる。モータ46がONになるとモータ46に接続された着磁板45と着磁板45に接着されたマグネット44が回転する。マグネット44と給水ポンプ40側のマグネット42は磁界を形成しており、磁力によってお互いに引き合っているため、マグネット44とマグネット42は同回転数で回転し、マグネット42が取り付いているインペラ41も同様に回転する。図に示すような方向にインペラ41が回転すると吐出口47から水が流出すると共に給水口81から給水タンク10内の水を吸い込むが、給水タンク10内の0.4×0.4mm以上の物体はメッシュフィルター111によってメッシュフィルター表面にホールドされる。これによりポンプの可動部と固定部との隙間に異物がつまらない。一方吐出口47から流出した水は、水受け部48、流出口49を通って製氷皿27へ供給される。 【0018】マグネット42,44は図4(C)の如く平板状に2極以上で構成されており、必要な磁力が得られる材質、フェライト系や希土類系等が選択して選ばれる。給水タンク10は凹部に形成した給水タンクコーナー4に挿入されるが、例えば数mm程度の隙間を持って挿入しやすい構成となっている。一方給水ポンプ40がタンク10に差し込まれた状態では給水タンク10のフタの吐出口差し込み位置によりタンク内の位置が決められるが、磁力により吸引され、ポンプのケーシングがタンク壁に接触してもポンプの回転には影響を与えない構造となっている。 【0019】すなわち、インペラ41とケーシングとの間にはボール56が存在し、しかもポンプが回転するとポンプ負圧によりインペラは軸受52側へ引かれるため回転体すなわちボール56と固定部分であるケーシングとの摩耗を抑える構成となっている。タンクはプラスチックや非磁性体、例えばステンレス、ガラス等で2mm程度の厚みがある。また、モータ46側の磁石44とタンク間は充分な隙間を設け、直接接触をさけ、かつ仕切壁を介してもよい隙間としている。このようながたを含めた全隙間、約10mm位を介してフェライト磁石42,44を対向させることで、モータの駆動力をポンプに伝えられると共に、一方ユーザーがタンクを凹部から着脱したり、あるいはタンク内からポンプおよび吐出口を着脱する際、磁力に妨げられずに簡単に行えるようにしている。また、ポンプをセットしたことは磁気力で吸引されるので、わかるという効果もある。 【0020】また、給水タンクまわりの清掃は吐出口47を含めたタンクを凹部から外へ取り出して簡単に行える。なお、フィルタ111はポンプへ圧入してあり、これを引き抜いて清掃することができる。また、ポンプは吐出口と一体のまま出入口を介して洗浄することができる。 【0021】以上のように、本例の自動製氷装置によれば、給水ポンプ40は給水タンク10の中に設置されているため、給水ポンプ40はユーザーが簡単に扱えて任意に洗浄することができる。また、吐出口47と水受け部48、流出口49、製氷皿27は図2のように位置しているので、水受け部48と吐出口47の間にはシール等が要らない。そして、図3,4のようにモータ46と給水ポンプ40は非接触なので非常に静かなシステムを構成でき、メッシュフィルター111が吸込口81に取り付けられているので、氷への異物混入を防ぐと共にインペラ41がロックするような異物の流入を抑えることができる。 【0022】なお、上記の例では仕切壁6に設けられた給水タンクコーナー4に給水タンク10がセットされているが、外付けの給水タンクコーナー4でもよい。 【0023】この発明に係る冷蔵庫においては、着脱可能な給水タンクの中に着脱可能なポンプを配置し、そのポンプを駆動するためのトルクをポンプとは非接触で給水タンクの外部に配置したものであるので、ユーザーが給水ポンプを含めた給水経路のほとんどが取り扱い簡単で、任意に洗浄でき、かつ電気的、構造的にはモータと何ら接続がないため、安全、静音化が図れる。 【0024】また、この発明に係る冷蔵庫においては、遠心式ポンプのインペラに磁石を設けて、この磁石を給水ポンプのケーシングと給水タンクの壁体を介してモータにより駆動される磁石と対向させてモータの回転トルクを磁力でインペラに動力伝達させたので、手入れの不要なモータ部を冷蔵庫に固定し、清掃の必要な給水ポンプをやはり清掃の必要なタンクと一体にしているので、ユーザーの取り扱いが簡単になる。 【0025】実施の形態2.本例は上記実施の形態1の構成に対し、給水タンクコーナー4の取付方法を変更したものである。前例1において、モータ46は給水タンクコーナー4の仕切壁に設置されていて、給水タンクコーナー4と仕切壁6は一体であった。このままだと、冷凍冷蔵庫1と比較して一般的に寿命の短いモータ46が交換できない場合も考えられる。そこで、給水タンクコーナー4を仕切壁6と別体としたタンクホルダー60を設け、タンクホルダー60の裏側に図7の如くモータケース62に固定されたモータ46をネジ63にて取り付ける。そして、そのタンクホルダー60を仕切壁6に全周にシール61を配した形で取り付ける。タンクホルダー60と仕切壁6との固定は再現性のあるネジ、爪、リベット等々のもので行うこととする。シール61は水密性を有したものである。 【0026】これにより凹部は、仕切壁6より若干高いタンクホルダー60のフランジ部により庫内から異物や水が入りにくくなる。また、タンクホルダー60を底面にいくほど狭くすれば、このテーパーに沿ってタンクを入れることができ挿入しやすく、かつ、タンクとホルダーの隙間も小さくすることも可能である。 【0027】この例によれば、タンクホルダー60を仕切壁6と別体で構成したので、モータ46の交換が可能なうえで、タンクホルダー60と仕切壁6の間に水密性を有したシール61を設けたのでモータ46部への水の侵入は抑えられたままとなる。また、タンクは水的につながりのないタンクホルダーの位置に設置されると共に、タンクホルダーに固定したモータとタンクホルダーにセットする給水タンクとの位置精度が出しやすい。 【0028】実施の形態3.図8はタンク10、給水ポンプ40の位置決めを説明するもので、給水タンク10には図8(b)の如く、吐出口47をモータを挿入するタンク突出部に合わせて配置している。この拡大図(a)にはポンプの位置決めを、拡大図(c)にはタンクの位置決めを示している。前述の実施の形態の例と同じ構成の自動製氷装置において、給水ポンプ40の位置精度に対しての配慮を付加しているが、図8において70は給水ポンプ40と一体で設けたガイドであり、タンクのガイド受72にはまりこみスラスト方向と図示方向のラジアル方向の位置ずれを抑制する。また、給水タンク10にはガイド73が設けられていて、タンクホルダー60もしくは給水タンクコーナー4に設けられたガイド受74にはまりこみ図示した2方向の位置ずれを抑制する。図9に示すように、給水ポンプからは吐出口47が給水タンク10のフランジ穴部110にはまりこんでいる。図9に示すように、給水タンク10の上部にフタ12があり、フタに一体に成形された押付部12bによって吐出口47を固定し、給水ポンプ40の図示方向の位置ずれを抑制している。一方フタ12により水受け部48も一緒に覆うことができる。 【0029】この例によれば、給水ポンプ40と給水タンク10がガイド70およびガイド受、フタ12に設けた押付部12bによって、位置ずれを防止しており、また給水タンク10とタンクホルダー60がガイド73およびガイド受74によって位置ずれを防止しているのでタンクホルダー60に先の形態2に示すようなモータ46を取り付けた時に、マグネット間の位置ずれを防止でき、磁石の中心ずれ等により磁力が変化して脱調することがなく確実に動力を伝達できる。またこの発明では、給水タンクには吐出口が設けられており、タンクホルダーにはその水受け部がタンクホルダーと一体で設けられていて、吐出口先端と給水タンク内の最大水位の関係が吐出口の方が上で、水受け部上部の淵は吐出口先端の方が下であり水受け部には製氷皿へつながる流出口が水受け部と一体で設けられているものである。 【0030】給水ポンプと給水タンクの間の位置決めとしてラジアル方向の一方とスラスト方向にガイドを設け、90゜異なる方向のラジアル方向の位置決めとしては、給水タンクのフタで決めた。また、給水タンクとタンクホルダーの間と位置決めとしてラジアル方向の一方とスラスト方向を決めるガイドを設けたので、モータ部の中心と、給水ポンプの中心がずれにくくなり、例えば第2の発明に係る自動製氷装置において、マグネット間の脱調現象が起こりにくくなる。なお、本例ではホルダーにモータを固定する例を説明したが、前述の如くモータは仕切壁に固定しておいてもよい。これによりモータ配線の接続端子、すなわちホルダー着脱時の接続端子が不要になる。しかも、ホルダーを冷蔵庫の大きさ、形状、取付け構造の違いに合わせても、内部のタンク他は標準化が可能になる。 【0031】またさらに、給水タンクには吐出口が設けられており、タンクホルダーにはその水受け部がタンクホルダーと一体で設けられていて、吐出口先端と給水タンク内の最大水位の関係が吐出口の方が上で、水受け部上部の淵に対しては吐出口先端の方が下であるので、給水ポンプ停止時に吐出口先端で水が切れ、かつ水受け部から水があふれでることはない。 【0032】次に上記と同じ構成の自動製氷装置において、給水ポンプ40の構造を変更したものである。図10において53はインペラフタ、59はキャップ、58は給水ポンプ40に一体で設けたネジ部58である。インペラ41にはフランジを有した軸57とボール56と着磁板43とマグネット42が取り付けられ、インペラフタ53によって完全に封入される。インペラフタ53はインペラ41に接着もしくは材料がPL 樹脂ならば熱溶着等によって完全に接着されている。以上のように構成されたインペラ41の軸57が給水ポンプ40の軸受52に挿入され、軸受52と反対側の開放部はキャップ59によって閉じられ、ネジ部58によって締結される。 【0033】インペラの軸57はインペラ41に回転自在に支持され、かつそのフランジにより一方への抜け止めが、またボ−ルを介してフランジふたが他方への抜け止めがあり、インペラはその内部に収納した軸と一緒になって軸受け52に差し込まれている。更にボ−ル56はキャップ59に接触して回転するので、結局インペラは軸受け52とキャップ59に支持されて回転できる。この形態によれば給水ポンプ40の内部は分割可能なため万が一給水ポンプ40内に異物が混入しても洗浄除去することが可能となる。また必要以上に分解部品が多くはならない。すなわち、少なくとも給水ポンプのケーシングが2分割、インペラ部と合計3分割もしくはこれ以上に分解可能であるので、ユーザーはキャップをはずして給水ポンプの内部を洗浄することができるとともに、場合によってはインペラフタをネジ止めなどにして分割可能にすればこのインペラの内部まで洗浄することもできる。 【0034】次に、主に冷蔵庫の部屋構成を変形したものを図11に示す。冷蔵室2は冷凍室3の下方に位置しており、既に述べたものと同じ構成のタンクユニット14の吐出口先端にJOINT部13を有し、冷蔵庫本体側のJOINT部13とJOINTする。 【0035】さらに、冷蔵庫の部屋構成を変形した例を図12に示す。冷蔵室2と冷凍室3は隣り合わせで配置されていて、給水構造は実施の形態1と同様である。 【0036】図11、図12の例の如く、タンクユニット14は、モータ46とタンク10をタンクホルダー60にて一体に構成したユニットであり、これを庫内側壁に設けてある案内リブ15に取り付けることにより簡単にしかも一体として着脱が可能となる。これによって外部に取り出してからの洗浄も容易に行える。 【0037】なお、モータ46はタンクホルダーとは別個に庫内壁に設けてもよいことは前述の説明であきらかである。このようにモータを分けることによりモータ電源の配線に端子が不要になり簡単化できる。また、案内リブは鍵形とし、上下2本の方向を逆にしておき、タンクもしくはホルダーにこの鍵に引掛けられる係合部を設けると取付が簡単になる。 【0038】 【発明の効果】以上説明した通り第1の発明に係る冷蔵庫の給水装置は、タンク、ポンプ、吐出手段を一体として冷蔵庫の室内に着脱可能に設けたので、使用スペースの減少が抑えられ、かつユーザーが取り扱いやすく、また清掃しやすいものが得られる。 【0039】第2の発明に係る冷蔵庫の給水装置は、タンクをホルダー内に収納したので、給水ユニットとしてまとめることができ、構造が簡単になり、部品の標準化が得られる。 【0040】第3の発明に係る冷蔵庫の給水装置は、駆動手段を給水ホルダーに固定したので、ポンプと駆動手段の位置精度が得られ信頼性の高い装置が得られる。 【0041】第4の発明に係る冷蔵庫の給水装置は、それぞれの磁石を少なくともタンク壁との間の隙間を介して対向させ、非接触でトルクを伝えるようにしたため、駆動手段を水とは縁のないケ所に設けられ、安全で、音が小さい冷蔵庫とすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成7年10月23日(1995.10.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100102439 【弁理士】 【氏名又は名称】宮田 金雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−88416(P2000−88416A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月31日(2000.3.31) |
| 【出願番号】 |
特願平11−296561 |
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