| 【発明の名称】 |
製氷装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】西川 和憲
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| 【要約】 |
【課題】部品点数を削減し、微妙な組み付けや調整を不要とし、駆動機構部分を小型化すること。
【解決手段】この製氷装置1は、氷を製氷すると共に、駆動源により回動可能に設けられた製氷皿2と、氷が製氷された後、製氷皿2を回動して落下させた氷を貯氷する貯氷容器と、該貯氷容器内の貯氷量を検知するため貯氷容器内に進入し、貯氷量の検知後、貯氷容器内から退出する検氷アーム3とを備える。そして、検氷アーム3は、進出方向へ外力が加わったとき、その外力を受けて変形可能にされている。変形可能な構成の1例として、検氷アーム3を、検氷軸が固定された検氷軸固定部3aと、氷に当接して検氷を行う検氷部3bと、該検氷部3bと検氷軸固定部3aとを連結する連結部3cとから構成し、検氷アーム3の進出方向に所定以上の外力が加わったとき検氷部3aを進出方向に変形させるトルクリミッタ機構6を連結部3cに設けることが考えられる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 氷を製氷すると共に、駆動源により回動可能に設けられた製氷皿と、氷が製氷された後上記製氷皿を回動して落下させた氷を貯氷する貯氷容器と、該貯氷容器内の貯氷量を検知するため上記貯氷容器内に進入し、貯氷量の検知後、上記貯氷容器内から退出する検氷アームと、を備える製氷装置において、上記検氷アームは、進出方向へ外力が加わったとき、その外力を受けて変形可能にされていることを特徴とする製氷装置。 【請求項2】 前記検氷アームに連結すると共に、前記駆動源に連動して回動され前記検氷アームを前記貯氷容器内に進退させる検氷軸を設け、前記検氷アームは、この検氷軸が固定された検氷軸固定部と、氷に当接して検氷を行う検氷部と、該検氷部と上記検氷軸固定部とを連結する連結部とから構成され、前記検氷アームの進出方向に所定以上の外力が加わったとき、前記検氷部を進出方向に変形させるトルクリミッタ機構を上記連結部に設けたことを特徴とする請求項1記載の製氷装置。 【請求項3】 前記検氷アームを、長尺かつ平板状に形成し、前記連結部には、その中央に孔と、この孔の前記貯氷容器とは反対側に、前記検氷軸固定部と前記検氷部との連結を切断する分離部と、上記孔の貯氷容器側に前記検氷軸固定部と前記検氷部とをつなぐ接続部とを設け、進出方向の外力が前記検氷アームに加わったとき、上記分離部が開口し、上記接続部が弾性変形することによって前記トルクリミッタ機構を構成するようにしたことを特徴とする請求項2記載の製氷装置。 【請求項4】 前記検氷アームを樹脂製とし、前記接続部をその樹脂の弾性を利用した樹脂バネ部としたことを特徴とする請求項3記載の製氷装置。 【請求項5】 前記分離部が開口しない方向に付勢するコイルバネを設け、その上記コイルバネの一端は、その分離部の両側のいずれか一方に固定され、上記コイルバネの他端は、前記分離部の両側のいずれか他方に固定されたことを特徴とする請求項3または4記載の製氷装置。 【請求項6】 前記接続部に金属製の板バネを沿わせたことを特徴とする請求項3、4または5記載の製氷装置。 【請求項7】 前記接続部を、前記孔を形成するための囲み部と、この囲み部の孔とは反対側に設けられるU字状孔と、このU字状孔の内周を形成するU字状弾性腕とで形成し、このU字状弾性腕の先端をこの検氷アームに係脱可能に構成したことを特徴とする請求項3、4、5または6記載の製氷装置。 【請求項8】 前記検氷アームをゴム弾性を有する材料から構成したことを特徴とする請求項1記載の製氷装置。 【請求項9】 前記検氷アームの根元にゴム弾性を有する弾性部を一体的に設け、この弾性部を利用して検氷アームを変形させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の製氷装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫内に設置され、氷を製造すると共に貯氷容器内の氷の不足を検出した場合に、製造した氷を補給する製氷装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、自動製氷機能を備えた家庭用冷蔵庫等が知られているが、この冷蔵庫に取り付けられている自動製氷機の駆動装置として、例えば、本出願人が先に出願した特開平9−264646号公報に開示されている製氷皿の駆動装置等がある。このような自動製氷機では、貯氷容器内の氷の量を検知するための検氷アームをAC同期モータやDCモータによって動作させている。この検氷アームは、特開平9−264646号公報に示されるように、カム歯車に形成されたカム面等によって駆動されることが多い。 【0003】このカム歯車は、検氷アームを待機状態とする製氷位置と、検氷アームによって満氷か否かを検知する検氷位置と、貯氷容器内の氷が不足しているとき製氷皿をひねり製氷皿内の氷を離氷させる離氷位置の計3つの位置を少なくとも有するように構成される。 【0004】そして、カム歯車の回転によって検氷アームが上下動し、貯氷容器内の氷の量を検知している。この検知動作において、検氷アームの位置等を確認するために製氷位置、満氷位置および離氷位置のそれぞれで検知信号を発生させるようにしている。検氷アームを駆動するモータは、この検知信号によって、オンオフや回転方向の制御がなされる。なお、検知信号は、ホールICやスイッチを利用して発生させている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の製氷機では、検氷アームが進出方向に動く場合、貯氷容器内に氷があると、その氷に突き当たり、検氷アームには進出方向と逆方向に大きな負荷がかかることとなる。このため、モータ内の機構や検氷アームを駆動する機構には、その負荷やその負荷以上の力に対応できる機構が組み込まれる。また、検氷アームに対してその進出方向に外力が加わることは通常想定されていない。このため、何の工夫もしない装置を使用したときに、仮にそのような外力がそのまま検氷アームを駆動するモータ内の歯車輪列に加わると、歯車輪列が壊れてしまうこととなる。 【0006】このような故障を避けるため、特開平9−264646号公報に示される製氷皿の駆動装置では、検氷アームの進出方向に所定以上の外力が加わると、内部のトルクリミッタ機構によって連結が外れ、検氷アームがフリーに移動でき、問題は生じないようになっている。このトルクリミッタ機構は、カム歯車に摺接する検氷レバー側の保護リングと、検氷アーム側の検氷軸と、これらの間に配置されるトーションスプリングにより構成されている。 【0007】このようなトルクリミッタ機構の他の例が、特開平6−265250号公報に示されている。特開平6−265250号公報のトルクリミッタ部は、筒状ゴムやコイルバネ等で形成され、氷量を検知する検氷アームの軸部と、カムに接する中央部との間に介在設置されている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】従来のトルクリミッタ機構は、検氷アームの進出方向への外力が加わった場合の検氷アーム等の破損防止のために十分な効果を有しており、価値が高いものとなっている。しかし、従来のトルクリミッタ機構は、検氷アーム側の大きな負荷を小型のトルクリミッタで制御するものであり、そのトルク管理が微妙となっている。しかも、トルク管理との関係で組み付け作業に時間を有し、組み立ての作業効率が良くない状況となっている。 【0009】加えて、従来のトルクリミッタ機構は、トルクリミッタの主要部となるトーションスプリングや筒状ゴム等が介在するため、その両側に配置される軸部を加えると、部品が最低でも3点必要となる。このため、部品点数の増加に加え、3者間での位置合わせのための精度が必要とされ、高価格化している。しかも、これらのトルクリミッタ機構がカム歯車の駆動機構周辺に配置されるため、駆動装置の内部構造が複雑化すると共に、大型化しがちとなっている。 【0010】本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、部品点数を削減でき、微妙な組み付けや調整を不要とすることができ、駆動機構部分を小型化できる製氷装置を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明では、氷を製氷すると共に、駆動源により回動可能に設けられた製氷皿と、氷が製氷された後、製氷皿を回動して落下させた氷を貯氷する貯氷容器と、該貯氷容器内の貯氷量を検知するため貯氷容器内に進入し、貯氷量の検知後、貯氷容器内から退出する検氷アームと、を備える製氷装置において、検氷アームは、進出方向へ外力が加わったとき、その外力を受けて変形可能にされている。 【0012】また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の製氷装置において、検氷アームに連結すると共に、駆動源に連動して回動され検氷アームを貯氷容器内に進退させる検氷軸を設け、検氷アームは、この検氷軸が固定された検氷軸固定部と、氷に当接して検氷を行う検氷部と、該検氷部と検氷軸固定部とを連結する連結部とから構成され、検氷アームの進出方向に所定以上の外力が加わったとき検氷部を進出方向に変形させるトルクリミッタ機構を連結部に設けている。 【0013】さらに、請求項3記載の発明では、請求項2記載の製氷装置において、検氷アームを長尺かつ平板状に形成し、連結部には、その中央に孔と、この孔の貯氷容器とは反対側に検氷軸固定部と検氷部との連結を切断する分離部と、孔の貯氷容器側に検氷軸固定部と検氷部とをつなぐ接続部とを設け、進出方向の外力が検氷アームに加わったとき、分離部が開口し、接続部が弾性変形することによってトルクリミッタ機構を構成している。 【0014】さらに、請求項4記載の発明では、請求項3記載の製氷装置において、検氷アームを樹脂製とし、接続部をその樹脂の弾性を利用した樹脂バネ部としている。 【0015】また、請求項5記載の発明では、請求項3または4記載の製氷装置において、分離部が開口しない方向に付勢するコイルバネを設け、そのコイルバネの一端は、その分離部の両側のいずれか一方に固定され、コイルバネの他端は、分離部の両側のいずれか他方に固定している。 【0016】さらに、請求項6記載の発明では、請求項3、4または5記載の製氷装置において、接続部に金属製の板バネを沿わせている。加えて、請求項7記載の発明は、請求項3、4、5または6記載の製氷装置において、接続部を、孔を形成するための囲み部と、この囲み部の孔とは反対側に設けられるU字状孔と、このU字状孔の内周を形成するU字状弾性腕とで形成し、このU字状弾性腕の先端をこの検氷アームに係脱可能に構成している。 【0017】また、請求項8記載の発明は、請求項1記載の製氷装置において、検氷アームをゴム弾性を有する材料から構成している。さらに、請求項9記載の発明は、請求項1記載の製氷装置において、検氷アームの根元にゴム弾性を有する弾性部を一体的に設け、この弾性部を利用して検氷アームを変形させるようにしている。 【0018】本発明の製氷装置は、製氷皿を回動させて氷を離氷させ、その氷を貯氷容器に貯える構造を有している。そして、製氷皿の回動のための駆動源としてステッピングモータ等を用いている。 【0019】この製氷装置は、検氷アームが貯氷容器内に進出して氷の貯蔵状態を検知する。このような場合、もし、貯氷容器内の氷が不足しているとすると、検氷アームは貯氷容器内へ十分進出した後、退出する。また、もし貯氷容器内の氷が十分であると、検氷アームは十分進出できず、すぐに退出することとなる。そして、この検氷アームの動きを検出することによって、製氷装置は、製氷皿を反転させて貯氷容器内に氷を落下させたり、反転させず元の位置にそのまま戻したりする。なお、製氷皿を反転させず、わずかに傾けてその内部の氷をかき出す方式の製氷装置に適用しても良い。 【0020】このような製氷装置において、検氷アームは、その進出方向に外力が加わると、その外力によって変形する。このため、使用者が誤って検氷アームをその進出方向に無理に回動させることがあっても、検氷アームや装置内の部材が破損してしまうことがない。検氷アームを変形させるための構成としては、検氷アームを連結固定する検氷軸固定部と氷に当接する検氷部とを連結する連結部に、検氷アームの進出方向に所定以上の外力が加わったとき、検氷部を進出方向に変形させるトルクリミッタ機構を設けるようにするのが好ましい。 【0021】また、検氷アームを変形可能にする構成としては、連結部に設けるトルクリミッタ機構の他に、検氷アーム全体をゴム弾性を有する材料としたり、連結部に相当する部分に弾性部を設ける構成としても良い。 【0022】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の製氷装置を図面に基づいて詳細に説明する。 【0023】図1から図3は、本発明の実施の形態に係る製氷装置を示している。この製氷装置は、製氷や離氷等を自動的に行う自動製氷機1となっている。そして、この自動製氷機1は、冷蔵庫の製氷室内に設置され、後述の駆動方法によって動作するようになっている。 【0024】この自動製氷機1は、図示しない貯氷容器の上方に配置された製氷皿2と、貯氷容器内の貯氷量を検知するために昇降する氷検出手段となる検氷アーム3と、製氷皿2へ水等の液体を供給するための液体供給操作手段となる揺動部材4と、製氷皿2ならびに検氷アーム3および揺動部材4を連動させて駆動する離氷手段となる駆動装置5を備えて構成されている。なお、製氷皿2の下部には製氷皿の温度を検知するサーミスタ1aが設けられている。また、この実施の形態では、液体として通常の飲用の水を使用している。 【0025】検氷アーム3は、樹脂製で、長尺かつ平板状に形成され、後述する検氷軸32が固定された検氷軸固定部3aと、氷に当接して検氷を行う検氷部3bと、この検氷部3bと検氷軸固定部3aとを連結する連結部3cとから構成されている。そして、この連結部3cに検氷アーム3の進出方向に所定以上の外力が加わったとき、検氷部3bを進出方向に変形させるトルクリミッタ機構6を設けている。このトルクリミッタ機構6の詳細については後述する。 【0026】この駆動装置5は、検氷アーム3の先端を貯氷容器内に下降させ、その下降距離に基づいて貯氷容器内の氷の有無を検出する。そして、この駆動装置5は、氷の不足を検出した場合、製氷皿2を反転させて離氷位置とし貯氷容器内に氷を落下させる。すなわち、反転された製氷皿2は、その他端側の突出部2aが冷蔵庫または自動製氷機1の機枠7に設けられた当接片(図示省略)に当たってねじれ変形し、この変形を利用して氷を落下させる。その後、駆動装置5は、製氷皿2を製氷位置へ戻す。 【0027】通常の自動製氷機では、この製氷位置で製氷皿2に注水されるが、この実施の形態の自動製氷機1は、製氷位置を過ぎて更にわずかに、例えば10〜20度製氷皿2を回転させる。この逆方向の回転によって製氷皿2に設けた突出した係合部2bが揺動部材4の一方側4aに係合し、揺動部材4を、機枠7に設けられた揺動支点となる軸部7aを中心として揺動させる。この揺動によって、揺動部材4の他端側4bが液体供給手段となる開閉弁8を動作させ、水を製氷皿2に供給する。なお、係合部2bは、駆動装置5の近傍に設けられているので、後述する出力軸25からの駆動力が揺動部材4に伝わり易くなっている。 【0028】この揺動部材4は、図3に示すように、一端側4aが下方に押されることにより、他端側4bが上方に突出するものとなっている。しかも、その突出部分は、駆動装置5が配置される部分より離れた位置となるようにされている。揺動部材4の他端側4bは、作動棒8aに当接し、この作動棒8aを介して開閉弁8を押し上げるようになっている。開閉弁8aが押し上がると、貯液タンクとなる貯水タンク8b内の水が水受け皿8c内に入り、給水管8dから製氷皿2に供給されるようになっている。 【0029】この駆動装置5は、図4に示すように、製氷皿2に連結されてこれを反転させるカムとなるカム歯車10と、このカム歯車10に操作され介在部材の一部を構成する検氷機構11およびスイッチ機構12を備えて構成されている。なお、この駆動装置5の内部機構は、2つのケースからなるケース9内に配置されている。 【0030】カム歯車10は、駆動源となるステッピングモータ13により回転させられる。すなわち、ステッピングモータ13の回転は、回転伝達手段14を介してカム歯車10に伝達される。この回転伝達手段14は、ステッピングモータ13のロータ出力軸に設けられたピニオン15と、ピニオン15の回転を順次減速させる第1歯車16、第2歯車17、第3歯車18、第4歯車19および第5歯車20より構成されている。したがって、ステッピングモータ13のロータ出力軸の回転は、回転伝達手段14により次々に減速されながらカム歯車10に伝達される。 【0031】このカム歯車10には、出力軸が一体成形されている。その出力軸は、ケース9の一方に設けられた孔から駆動装置5の外方に突出し、製氷皿2に連結されている。したがって、カム歯車10と製氷皿2とは、一体となって回転する。 【0032】一方、カム歯車10には、環状の凹部27が形成されている。この凹部27の回転中心側の面は、検氷軸用カム面28を構成し、また、外周側の面はマグネットレバー用カム面29を構成している。各カム面28,29は、カム歯車10の回転中心となる軸に対してほぼ平行に延設された延設部の側壁部分に形成されている。 【0033】検氷機構11は、カム歯車10に操作される検氷軸用レバー(伝達部材)31と、この検氷軸用レバー31の動きを検氷アーム3に伝達する検氷軸32と、検氷軸32を揺動させるための力を与えるコイルスプリング33と、コイルスプリング33を取りつけるための腕34とを備えて構成されている。 【0034】検氷軸用レバー31の一端部のカム歯車10に対向する面には、凸部31aが形成されている。この凸部31aは、検氷軸用レバー31の回転中心軸線から径方向に離間した位置に形成されており、回転中心軸線を回転中心として回動可能となっている。そして、凸部31aは、カム歯車10に形成された検氷軸用カム面28に当接するカムフォロアーとなっている。 【0035】このように構成された検氷機構11は、検氷軸用カム面28に沿って動作する検氷軸用レバー31の動きを検氷アーム3に伝えると共に、検氷アーム3の動きを後述するマグネット揺動禁止部材43に伝えるものとなっている。すなわち、検氷アーム3が満氷によってその動きを停止すると、検氷軸32は、検氷アーム3と共にその回転を停止する。 【0036】なお、コイルスプリング33は、その他端がケース9内に設けた中地板(図示省略)に設けたバネ掛け突起部に引っ掛けられ、検氷アーム3を常時検氷位置側へ付勢するようになっている。すなわち、検氷軸用カム面28に対し、検氷軸用レバー31を当接させる方向に付勢力を与えている。この力は、カム歯車10の中心から外周に向かうもので、ケース9の両ケースを組み込むときの妨げとならない力となっている。このため、カム歯車10がコイルスプリング33の力によって浮き上がってしまうことがなく、カム歯車10の組み込みや両ケースの一体化が簡単に行え、組み立て易いものとなる。 【0037】信号出力手段となるスイッチ機構12は、カム歯車10に操作される信号変化部材となるマグネットレバー41と、マグネットレバー41の揺動に応じて検出信号を変化させる位置検出手段となるホールセンサ42と、マグネットレバー41の揺動を禁止するように働くマグネット揺動禁止部材43と、マグネットレバー41を揺動させるための力を与えるコイルスプリング44とをを備えて構成されている。 【0038】マグネットレバー41の一端部のカム歯車10側の面には、山形状の凸部41bが形成されている。この凸部41bは、カム歯車10に形成されたマグネットレバー用カム面29に当接するカムフォロアーとなっている。したがって、カム歯車10が回転した場合、凸部41bがマグネットレバー用カム面29に沿ってカム歯車10の径方向に移動し、マグネットレバー41が揺動する。 【0039】また、マグネットレバー41の所定位置には被押圧部となる突起腕41cが形成されている。この突起腕41cは、検氷軸32に設けられたマグネット揺動禁止部材43の近傍に位置している。この突起腕41cにマグネット揺動禁止部材43が当たっている状態では、マグネットレバー41は揺動することができない。一方、マグネットレバー41の先端部には、ホールセンサ42を動作させるセンサ用マグネット46が取り付けられている。また、マグネットレバー41には、突起腕41cと点対称的に突起腕41dが設けられ、コイルスプリング44の一端が取り付けられている。なお、コイルスプリング44の他端は、中地板に設けられた軸に引っ掛けられている。 【0040】ホールセンサ42は、マグネットレバー41が作動位置に在る場合にその他端部のセンサ用マグネット46に対向するように配置されている。このホールセンサ42は、信号検出手段となるコントローラに電気的に接続されている。そして、マグネットレバー41が非作動位置に在る場合、このホールセンサ42は、検出信号として低レベルの信号(以下、L信号と記す)をコントローラに出力する。一方、マグネットレバー41が揺動して、ホールセンサ42に対向したとき、このホールセンサ42は、検出信号として高レベルの信号(H信号と記す)をコントローラに出力する。 【0041】ホールセンサ42は、カム歯車10が−15度から160度まで回転する間に2ヶ所の位置でH信号を出力する。出力されたH信号は、その発生位置の違いにより製氷位置信号または検氷位置信号(識別信号)としてコントローラに認識される。コントローラは、これらの信号に基づいてカム歯車10の現状位置を認識する。 【0042】次に、先に述べた検氷アーム3に設けられるトルクリミッタ機構6について述べる。 【0043】図5に示すように、トルクリミッタ機構6は、検氷アーム3の連結部3cに設けられる。そして、その中央に孔6aと、この孔6aの貯氷容器とは反対側に、検氷軸固定部3aと検氷部3bとの連結を切断する分離部6bと、孔6aの貯氷容器側に検氷軸固定部3aと検氷部3bとをつなぐ接続部6cとを有する。なお、この接続部6cは、弾性を有する樹脂バネ部となっている。また、この接続部6cは、検氷アーム3の外周を形成する厚肉の骨部の一部を利用して形成されている。 【0044】検氷アーム3は、通常、図5(A)に示すように分離部6bが閉じた状態、すなわち孔6aの周囲が囲まれた状態となっている。仮に、検氷アーム3の進出方向に所定トルク以上の外力Mが加わると、図5(B)に示すように、樹脂バネ部となる接続部6cが弾性変形し、分離部6bが開いた状態となり、検氷部3bが進出方向側に変形する。この外力Mが無くなると、検氷アーム3は接続部6cの弾性力によって、図5(A)に示すように、元の状態に戻る。 【0045】このように検氷アーム3が変形するため、検氷アーム3の進出方向に外力が加わっても、検氷アーム3が損傷したり、検氷アーム3に連結される駆動装置5内の部材が壊れることはない。この実施の形態は、全体が樹脂材で形成されかつ外周が太い骨部となっている検氷アーム3の連結部3cに、孔6aと、分離部6bとを設けるのみでトルクリミッタ機構6が形成されるため、極めて容易にトルクリミッタ機構付き検氷アームを製造することができる。 【0046】次に、この自動製氷機1の動作について説明する。コントローラは、基本動作プログラムおよび初期設定プログラムを適宜実行する。例えば、基本動作プログラムは、扉が開かれていない状態であることおよび製氷皿2の下に置かれるサーミスタ1aによって製氷完了を検知した後、一定時間経過することというAND条件が満たされたとき、待機終了の旨の信号がコントローラに入力し実行するようにされる。また、初期設定プログラムは、例えば、電源オンまたは初期化する旨の信号のいずれかがコントローラに入力した場合に実行するようにされる。 【0047】この自動製氷機1の全体的な動作は、まず、電源がオンされると、初期設定プログラムが動作する。次に、基本動作プログラムを開始し、製氷確認に入る。コントローラは、氷製造が終了したか否かをサーミスタ1aで検知し、所定温度以下となっていると、終了と判断し、貯氷容器内の氷の量を検知しに行く。なお、初期設定からスタートした場合は、製氷皿2内に氷が無い状態であるが、サーミスタ1aは、氷の有無にかかわらず庫内温度を感知するので、氷製造が終了したと判断し、次のステップに進む。 【0048】先のステップにおいて、コントローラは、貯氷容器内の氷が不足状態か否かを検知し、満氷でないとき、すなわち氷が不足状態であると、製氷皿2を反転させ氷を貯氷容器へ供給する離氷を行う。次に、その離氷の確認、すなわちカム歯車10が160度回転したか否かを確認し、回転していると判断されると、−15度まで逆方向に回転させ給水を行う。そして、製氷皿2は、水平位置に戻り製氷がなされる。 【0049】一方、先のステップにおいて満氷状態であると、製氷皿2は反転せず水平位置に戻り、検氷のため所定時間待機し製氷確認に戻っていく。また、離氷確認において、160度の回転が確認されないと、異常処置、すなわち、所定時間待機し、その後、製氷確認のステップに戻っていく。 【0050】なお、基本動作プログラムを実行していない場合には、カム歯車10は製氷位置(回転角θが0度の位置)に復帰している。この状態では、製氷皿2は、図2に示すように水平に保持されている。そして、検氷機構11を操作する検氷軸用カム面28は、凸部31aをカム歯車10の中心側に移動させており、検氷軸32を非作業位置に引き戻している。 【0051】この状態では、検氷アーム3は、図2中、実線で示すように、製氷皿2の側方に格納されている。一方、スイッチ機構12中のマグネットレバー41の凸部41bは、マグネットレバー用カム面29に沿って径方向内側に移動し、マグネット揺動禁止部材43は突起腕41cから離れている。したがって、スプリング44のばね力により、マグネットレバー41はマグネットレバー用カム面29の凹部に当接し、揺動可能とされている。 【0052】先に示したイニシャライズを終了後、製氷皿2は製氷位置で待機し、製氷確認を実行する。まず、コントローラは、サーミスタ1aによって、所定温度以下(この実施の形態では−8℃以下)か否かを判断し、肯定的な(YES)であるとタイマをスタートさせる。次に設定時間が終了したか否か確認する。設定時間(この実施の形態では10分間)が経過すると、サーミスタ1aによって製氷皿2が所定温度(この実施の形態では−12℃)以下か否かを判断する。 【0053】なお、コントローラ52を、例えば、冷蔵庫の扉が開けられた後に閉められた場合であって、製氷皿2に氷ができていることを確認できた場合に、この基本動作プログラムの実行を開始するようにしても良い。この基本動作プログラムでは、貯氷容器内の貯氷量に応じて貯氷量不足時の動作モードまたは貯氷量充足時の動作モードに基づく検氷状態を実行する。 【0054】いま、貯氷容器内の貯氷量が不足している場合には、検氷アーム3は、貯氷容器内の氷に邪魔されることなく所定位置まで下降することができる。したがって、凸部31aが検氷軸用カム面28に沿って径方向外側に移動し、検氷軸用レバー31を揺動させる。これにより、検氷軸32が回転操作され、検氷アーム3の先端が下降し始める。 【0055】そして、カム歯車10の回転角θが32度に達すると、検氷アーム3は、図2の2点鎖線位置まで動作する。このとき、検氷軸用レバー31は、検氷軸用カム面28の所定位置まで揺動し、検氷軸32に設けられたマグネット揺動禁止部材43が、スイッチ機構12のマグネットレバー41に形成された突起腕41cに当たる。したがって、マグネットレバー41は、このマグネット揺動部材43に動きを規制されて揺動することができなくなる。このため、スイッチ機構12の凸部41bがマグネットレバー用カム面29の凹み部分となる満氷時オン信号発生用カム部に到達しても、凸部41bはこのマグネットレバー用カム面29に沿って移動することはなく、このカム面29から離れる。この状態では、センサ用マグネット46がホールセンサ42に対向しておらず、このホールセンサ42は、L信号をコントローラに供給し続ける。 【0056】さらに、カム歯車10が矢印CW方向に回転されると、マグネットレバー41の凸部41bが再びマグネットレバー用カム面29に接触して、たとえマグネット揺動禁止部材43によるマグネットレバー41の規制が解除された場合にも、このマグネットレバー41は揺動することはない。したがって、貯氷容器内の貯氷量が不足している場合には、検氷位置信号が出力されることはない。なお、この実施の形態では、ホールセンサ42の動作として、いわゆるアクティブ・ハイの制御方法を採用している。 【0057】そして、カム歯車10の回転角θが58度に達すると、凸部31aが検氷軸用カム面28に沿って径方向内側に移動し始める。さらに、カム歯車10の回転角θが80度に達すると、検氷軸用レバー31の凸部31aが検氷軸用カム面28に乗り上げ、検氷軸用レバー31は非作動位置に戻る。この状態であっても、上述したように、マグネットレバー41は揺動することがなく、ホールセンサ42はL信号をコントローラに供給し続ける。 【0058】この後、若干の時間が経過しカム歯車10の回転角θが110度に達すると、ステッピングモータ13を駆動する周波数が落ち、強いトルクでステッピングモータ13を回転させる。その後、セットしたステップ数に到達する。コントローラは、このセットされたステップ数を動作させる間にH信号、すなわち検氷位置信号を検出できなかったことで、貯氷容器内の貯氷量が不足していることを認識する。 【0059】カム歯車10の回転角θが160度に達すると、コントローラは、ステッピングモータ13を1秒間停止させる。すなわち、カム歯車10の回転角θが160度に達する位置が、離氷位置で、製氷皿2は、当接片に当たってねじれ変形している。このため、製氷皿2より氷が外れて貯氷容器内に落下する。 【0060】なお、この実施の形態では、製氷位置から離氷位置の手前(具体的にはカム歯車10の回転角θが110度の位置)までを高速運転し、スピードを上げ、離氷位置の直前から離氷位置までを低速(具体的には半分の速度)にしトルクを上げている。すなわち、製氷皿2をねじり始めるときから氷を落下させるまでの間については、トルクを稼ぐためステッピングモータ13を低速化させている。これによって通常の駆動方法のときは、製氷位置(0度)から離氷位置(160度)までを6分前後かかっていたものを4分前後に短縮できる。ただし、このように変速させず、定速駆動としても良い。 【0061】一方、貯氷容器内の貯氷量が充足している場合を考える。この場合には、製氷皿2を反転させて離氷作業を行う必要はなく、直ちに製氷皿2を製氷位置に復帰させている。 【0062】貯氷容器内の貯氷量が充足している場合には、検氷アーム3は、貯氷容器内の氷に当たって下降することができない。したがって、駆動装置5が始動し、カム歯車10が製氷位置から矢印CW方向に回転されて回転角θが37度に達した場合には、検氷軸用レバー31は、わずかに揺動するものの、氷に検氷アーム3が突き当たりそれ以上揺動できなくなり、検氷機構11の凸部31aが検氷軸用カム面28から離れる。このため、マグネット揺動禁止部材43は、スイッチ機構12のマグネットレバー41に形成された突起腕41cを規制できず、スイッチ機構12の凸部41bは、マグネットレバー用カム面29の凹み部分となる満氷時オン信号発生用カム部に沿って移動し、マグネットレバー41が揺動することとなる。 【0063】マグネットレバー41の揺動によって、ホールセンサ42の信号がL信号からH信号に変化する。すなわち、コントローラは、ステッピングモータ13を1秒間だけ停止させる。この後、直ちにカム歯車10の戻り行程に移行し、コントローラは、カム歯車10を矢印CCW方向に回転させるためにステッピングモータ13を逆転させる。 【0064】上述の実施の形態では、駆動源としてステッピングモータ13を使用している。ステッピングモータ13は、一般的に、DCモータに比べてトルクが小さい。このため、モータ軸から製氷皿2に動作を伝える歯車の減速比を大きくし、製氷皿2においてはDCモータ品並のトルクが出るようにしている。また、上述の実施の形態では、大きなトルクの必要な離氷時は、モータ回転数を落とし、それ以外はモータ回転数を上げるように、コントローラを用いてモータ回転数を切り替えるように制御している。 【0065】また、上述の実施の形態では、離氷位置で信号を出さないため、離氷位置まで行ったかどうかの確認は、離氷位置(160度)から、製氷位置(0度)まで戻る間のステッピングモータ13のステップ数で判断している。そして、離氷位置まで行っていないと判断した場合は、給水するのを止めて、しばらくした後に再度離氷動作を行うようにしている。このため、誤って給水するのが確実に阻止される。 【0066】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、図6に示すように、検氷アーム3中のトルクリミッタ機構6をわずかに変更しても良い。すなわち、分離部6bが開口しない方向に付勢するコイルバネ6dを設ける。このコイルバネ6dは、分離部6bの両側のいずれか一方にその一端が固定され、いずれか他方に他端が固定される。このコイルバネ6dによって、接続部6cのバネ力に加え、このコイルバネ6dのバネ力が付加されることとなり、復帰力が強くなる。このため、接続部6cが強い力によって変形し元に戻らなくなるようなことがあっても、コイルバネ6dの復帰力によって、図6に示す通常の状態へ復帰することとなる。 【0067】また、検氷アーム3を図7に示すようにしても良い。すなわち、トルクリミッタ機構6中の接続部6cに金属製の板バネ6eを沿わせている。これによって接続部6cの樹脂バネ特性に加え、板バネ6eのバネ特性を付加し、復帰力の強いものとしている。 【0068】さらに、検氷アーム3の構造を図8に示すようにしても良い。この図8に示す構造においては、接続部6cを、孔6aを形成するための囲み部6fと、囲み部6fの孔6aとは反対側に設けられるU字状孔6gと、このU字状孔6gの内周を形成するU字状弾性腕6hとで形成している。なお、組み立て前は、図8(A)に示すように、U字状弾性腕6hの先端6h1は、切り欠き凹部6iに係合していないが、組み立て後は、図8(B)のように、先端6h1は、切り欠き凹部6iに嵌合している。そして、検氷アーム3の進出方向に外力Mが加わると、分離部6bが開口し、検氷部3bが進行方向に変位する。 【0069】また、上述の実施の形態および各変形例では、検氷アーム3を固い樹脂製としているが、図9に示すように、全体がゴム弾性を有する材料から構成される検氷アーム61としても良い。この場合、進行方向の外力が加わると、検氷アーム61が全体的が変形する。また、進行方向と逆方向に力か加わる場合も、その力が大きいと変形する。しかし、検氷動作時に貯氷された氷に衝突した際、その氷から受ける力程度では、変形しないようにされている。ただし、若干変形してもその動作上は影響が生じない。 【0070】さらに、図10に示すように、検氷アーム62の根元にゴム弾性を有する弾性部62aを設けるようにしても良い。この場合、弾性部62a以外は、先の検氷アーム3と同様に固い樹脂製となっているため、弾性部62aが弾性変形することによって検氷アーム62が進行方向に変形することとなる。 【0071】また、カムフォロアーとなる凸部31aを、検氷軸32に固設された検氷軸用レバー31に設けるのではなく、検氷軸32自体に設けても良い。さらに、検氷アーム3と検氷軸32とを別体とせず、一体化した部品としても良い。また、上述の実施の形態で示した製氷皿2の係合部2bを設けず、出力軸25に揺動部材4との係合部を設けたり、出力軸25にアームを取り付けそのアームによって揺動部材4を動作させるようにしても良い。さらには、揺動部材4を設けず、スイッチ機構によって、開閉弁8等を動作させたりしても良い。 【0072】さらに、上述の実施の形態では、検氷位置のH信号を満氷の場合のみ発生するようにしたが、満氷のときは発生させず不足状態のときにH信号を発生させるようにしても良い。また、上述の実施の形態では、マグネットレバー41とホールセンサ42との関係を両者が対向したときにH信号が発生するアクティブ・ハイとなる関係にしたが、両者が対向する位置ではL信号が発生するアクティブ・ローの関係にしても良い。さらに、信号出力手段としては、発光素子、受光素子および遮へい手段を利用した光方式等他の手段を採用しても良い。 【0073】さらに、駆動源としてはステッピングモータ13を使用せず、通常のDCモータ等の小型モータに回転の移動量を検出するエンコーダを取り付けて位置制御を行うようにしても良い。また、製氷皿2の角度を直接検出するポテンショメータ等の角度検出器とDCモータ等の小型モータとを組み合わせるようにしても良い。また、ACモータやコンデンサモータを使用し、カム歯車10の回転角度をステップ数ではなく時間で制御するようにしても良い。 【0074】また、氷化する液体としては、水の他にジュース等の飲み物や検査試薬等の非飲料等を採用することができる。また、貯氷容器内の氷が出来上がったか否かを検知する手段としては、サーミスタ1aの他に形状記憶合金等を利用したバイメタルとしても良い。 【0075】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の製氷装置では、検氷アームに進出方向への外力が加わると、その外力によって検氷アーム自体が変形可能になっているので、従来のようなトルクリミッタ機構を駆動装置内に設ける必要がない。このため、部品点数の削減に加え、微妙な組み付けや調整が不要となる。また、駆動機構部分を小型化でき、冷蔵庫に設置する場合にスペース上有利なものとすることができる。 【0076】また、請求項2記載の発明では、トルクリミッタ機構を検氷アームの根元側となる連結部に設けているので、所定以上の外力が加わったときに、その外力によって先端の検氷部が進出方向に変形しやすいものとなる。さらに、請求項3記載の発明では、所定以上の外力が加わったときに変形するトルクリミッタ機構が簡単な構成で得られることとなる。加えて、請求項4記載の発明では、検氷アームを構成する樹脂材の弾性を利用して、検氷アームの変形と復帰を行わせているので、構成が極めて簡単で、かつ確実な変形および復帰動作が実行される。 【0077】また、請求項5記載の製氷装置では、コイルバネの利用によって、変形した検氷アームの元の形状への復帰が一層確実に行われることとなる。さらに、請求項6記載の発明では、金属製の板バネを利用することによって、樹脂バネ部の永久変形を防止すると共に検氷アームの元の形状への復帰を一層確実化させている。加えて、請求項7記載の発明では、接続部をさらに工夫することによって、余分な部材を加えることなく、変形復帰力が大きいトルクリミッタ機構を得ることができる。 【0078】また、請求項8記載の製氷装置では、検氷アーム自体が弾性力を有するものとなり、検氷アームに対し進出方向への外力が加わると、確実に変形するものとなる。さらに、請求項9記載の発明では、検氷アームの根元に弾性部が設けられるため、検氷アームはその弾性部の弾性によって変形することが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002233 【氏名又は名称】株式会社三協精機製作所
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| 【出願日】 |
平成10年9月8日(1998.9.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087859 【弁理士】 【氏名又は名称】渡辺 秀治
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| 【公開番号】 |
特開2000−88413(P2000−88413A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月31日(2000.3.31) |
| 【出願番号】 |
特願平10−270600 |
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