| 【発明の名称】 |
冷熱供給設備 |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 誠
【氏名】吉川 貴美男
【氏名】浅川 伸一郎
【氏名】吉田 崇
【氏名】斎藤 正信
【氏名】笹尾 博行
【氏名】古寺 雅晴
【氏名】高木 義信
【氏名】大塚 裕之
【氏名】佐藤 信和
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| 【要約】 |
【課題】冷却能力の向上を図り得る冷熱供給設備を提供する。
【解決手段】冷媒液である水を蒸発させる蒸発器1と、この蒸発器1で蒸発された冷媒蒸気である水蒸気を吸収液である臭化リチウム水溶液に吸収するための吸収器と、この吸収器で水蒸気を吸収した吸収液を加熱して再生を行う再生器と、この再生器で再生された水蒸気を凝縮させる凝縮器とを有するとともに、上記蒸発器1内に配置された伝熱管2内に導かれるユーザ施設からの被冷却流体である水を、水蒸気の蒸発潜熱により冷却するようにした冷熱供給設備において、上記蒸発器1内の冷媒液である水に、水溶性のグリコール、高分子系のアルコールなどの氷結緩和剤を添加したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】冷媒液である水を蒸発させる蒸発器と、この蒸発器で蒸発された冷媒蒸気である水蒸気を吸収液である臭化リチウム水溶液に吸収するための吸収器と、この吸収器で水蒸気を吸収した吸収液を加熱して再生を行う再生器と、この再生器で再生された水蒸気を凝縮させる凝縮器とを有するとともに、上記蒸発器内に配置された伝熱管内に導かれる冷熱供給用の被冷却流体を、水蒸気の蒸発潜熱により冷却するようにした冷熱供給設備であって、上記蒸発器内の冷媒液である水に、氷結緩和剤を添加したことを特徴とする冷熱供給設備。 【請求項2】氷結緩和剤として、水溶性のグリコールまたは高分子系のアルコールを使用したことを特徴とする請求項1記載の冷熱供給設備。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、吸収冷凍サイクルを利用した冷熱供給設備に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、冷熱、例えば冷水を供給する設備として、臭化リチウム水溶液を吸収液とする吸収冷凍サイクルを利用したものがある。この冷熱供給設備は、基本的に、冷媒液である水を蒸発させる蒸発器と、この蒸発器で蒸発された冷媒蒸気である水蒸気を吸収液である臭化リチウム水溶液に吸収するための吸収器と、この吸収器で水蒸気を吸収した臭化リチウム水溶液を加熱して再生を行う再生器と、この再生器で再生された水蒸気を凝縮させる凝縮器とを有し、かつ上記蒸発器内に配置された伝熱管には、被冷却流体として例えば12℃の水が導かれ、冷媒液である水の蒸発潜熱にて、例えば7℃に冷却されて、ユーザ施設側に冷水が供給されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の構成によると、冷媒液として水を使用しているため、蒸発器における冷却時の温度を下げ過ぎると凍ってしまうので、例えば蒸発器での温度は4℃程度にされており、したがって上述したように、12℃の水を7℃程度までしか冷却することができず、冷却能力に限界があった。 【0004】そこで、本発明は、冷却能力の向上を図り得る冷熱供給設備を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明の冷熱供給設備は、冷媒液である水を蒸発させる蒸発器と、この蒸発器で蒸発された冷媒蒸気である水蒸気を吸収液である臭化リチウム水溶液に吸収するための吸収器と、この吸収器で水蒸気を吸収した吸収液を加熱して再生を行う再生器と、この再生器で再生された水蒸気を凝縮させる凝縮器とを有するとともに、上記蒸発器内に配置された伝熱管内に導かれる冷熱供給用の被冷却流体を、水蒸気の蒸発潜熱により冷却するようにした冷熱供給設備であって、上記蒸発器内の冷媒液である水に、水溶性のグリコール、高分子系のアルコールなどの氷結緩和剤を添加したものである。 【0006】上記の構成によると、蒸発器内に、水溶性のグリコール、高分子系のアルコールなどの氷結緩和剤を添加しているため、蒸発器における冷媒液である水の温度を0℃まで低下させることができ、すなわち蒸発器内の水を氷結させることなく、ほぼ0℃のシャーベット状の氷スラリーにすることができ、したがってより低温の冷水をユーザ施設側に供給することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態における冷熱供給設備を、図1に基づき説明する。なお、本発明の要旨は、蒸発器の部分にあるため、本実施の形態においては、この部分に着目して説明し、その他の構成については、概略的に説明するものとする。 【0008】すなわち、本実施の形態における冷熱供給設備は、図1に示すように、基本的には、冷媒液である水を蒸発させる蒸発器1と、この蒸発器1で蒸発された冷媒蒸気である水蒸気を導き吸収液である臭化リチウム水溶液に吸収するための吸収器(図示せず)と、この吸収器で水蒸気を吸収した臭化リチウム水溶液を導き加熱して水蒸気を分離させることにより冷媒の再生を行う再生器(図示せず)と、この再生器で分離された水蒸気を導き凝縮させる凝縮器(図示せず)とを有している。 【0009】そして、上記蒸発器1内には伝熱管2が配置されるとともに、この伝熱管2には、冷熱、すなわち冷水の需要個所であるユーザ施設(例えば、空調機器など)側との間で被冷却流体として例えば水を循環させる被冷却流体供給管11が接続され、さらには、この蒸発器1内の冷媒液である水に、氷結緩和剤が所定の割合で添加されている。 【0010】この氷結緩和剤としては、水溶性のグリコールまたは高分子系のアルコールが使用されるが、必要に応じて、他の種類の氷結緩和剤を使用する場合もある。このように、蒸発器1内に氷結緩和剤を添加しているため、蒸発器1における冷媒液である水の温度を0℃まで低下させることができ、すなわち蒸発器1内の水を、ほぼ0℃のシャーベット状の氷スラリーにすることができる。したがって、伝熱管2に供給される12℃の水が、0〜2℃程度まで冷却されることになり、より低温の冷水を、ユーザ施設側に供給することができるので、冷却能力の向上を図ることができる。 【0011】なお、蒸発器1内のシャーベット状の氷スラリーは、途中にポンプ3が設けられた循環管4により、蒸発器1の上部に配置された散布管5より、伝熱管2上に散布される。 【0012】 【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、蒸発器内に、水溶性のグリコール、高分子系のアルコールなどの氷結緩和剤を添加しているため、蒸発器における冷媒液である水の温度を0℃まで低下させることができ、すなわち蒸発器内の水を、ほぼ0℃のシャーベット状の氷スラリーにすることができ、したがってより低温の冷水を、ユーザ施設側に供給することができるので、冷却能力の向上を図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000220262 【氏名又は名称】東京瓦斯株式会社 【識別番号】000149790 【氏名又は名称】株式会社大氣社 【識別番号】000005119 【氏名又は名称】日立造船株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年5月31日(1999.5.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068087 【弁理士】 【氏名又は名称】森本 義弘
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| 【公開番号】 |
特開2000−346480(P2000−346480A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月15日(2000.12.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−150793 |
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