| 【発明の名称】 |
空気調和機およびアキュムレータ |
| 【発明者】 |
【氏名】板本 貴雄
【氏名】笠原 秀晃
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| 【要約】 |
【課題】室外機を小型化すること、また、室外機組立労力の軽減及び組み立て時間の短縮化を実現すること。
【解決手段】冷媒を圧縮する圧縮機機構部(圧縮機)130aと、該圧縮機機構部130aに冷媒を供給するアキュムレータ機構部(アキュムレータ)150とを備え、前記圧縮機機構部130aとアキュムレータ機構部150とが、上下に配置されていることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷媒を圧縮する圧縮機と、該圧縮機に冷媒を供給するアキュムレータとを備え、前記圧縮機とアキュムレータとが、上下に配置されていることを特徴とする空気調和機。 【請求項2】 冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機に冷媒を供給するアキュムレータとを備え、前記アキュムレータが環状に形成され、その中心部に前記圧縮機が配置されていることを特徴とする空気調和機。 【請求項3】 請求項1または2記載の空気調和機において、前記圧縮機とアキュムレータとが一体であることを特徴とする空気調和機。 【請求項4】 圧縮機に冷媒を供給するアキュムレータにおいて、該アキュムレータが環状に形成されていることを特徴とする空気調和機のアキュムレータ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機および、空気調和機のアキュムレータに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の空気調和機のシステム構成の一例を図6に、圧縮機とアキュムレータの装着図を図7に示す。図6において、符号10は空気調和機に装備された室外機であり、20は室内機である。図7において、符号11は室外機の底板、12は前記底板11に溶植された圧縮機取付用のボルト、13は圧縮機の振動吸収部材、30は圧縮機、31は圧縮機の取付脚、32は圧縮機に取り付けられたアキュムレータ取付台、50はアキュムレータ取付台に装着されたアキュムレータであり、図6において、40は四方切替弁、60は室外機側熱交換器、65は室外機側熱交換器60に送風するための送風機、80は室内機側熱交換器、85は室内機側熱交換器80より室内へ送風するための送風機、90は断熱膨張用絞りであるキャピラリチューブ又は膨張弁である。 【0003】暖房運転時、冷媒は破線矢印の方向に流れ、除霜及び冷房運転時は四方切替弁4を切替えることにより、冷媒は実線矢印の方向に流れる。冷房運転時について説明すると、冷媒は圧縮機30で圧縮されて吐出され、冷媒配管73、四方切替弁40、冷媒配管74を経て、室外機側熱交換器60で放熱し、液化する。該室外機側熱交換器60は送風機65にて送風され冷却される。室外機側熱交換器60で放熱し液化された冷媒液は、冷媒配管75を通り、キャピラリチューブ又は膨張弁90により、断熱膨張した後、冷媒配管76により室内機20に流入し、室内機側熱交換器80で室内空気を冷却することによって蒸発気化する。室内には送風機85により冷風として送風される。室内機側熱交換器80で蒸発気化した冷媒は、冷媒配管77、四方切替弁40、冷媒配管78、アキュムレータ50、冷媒配管79を経由して圧縮機30に吸入される。 【0004】図7に示すように、アキュムレータ50は容器51と、冷媒吸入管52と、冷媒出口管53とから構成され、該冷媒出口管53は容器51内でU字形状を成し、開放管端53aより冷媒ガスを吸入し、最底部の側面に油戻し孔53bを形成しているため、蒸発器(冷房時には室内機側熱交換器80、暖房時には室外機側熱交換器60)で蒸発しきれなかった液冷媒は、吸入管52より容器51の内周を回転しながら重力により冷媒中の液分が容器51の底部に蓄積し、ガス分は上部に分離する。また、液分に含まれる冷凍機油は最底部に蓄積される。圧縮機30が作動すると、アキュムレータ50が負圧となり、容器51上部に存在するガス分はアキュムレータ50の中心部の上部に配置された冷媒出口管53の開放管端53aから吸入され、冷媒配管79を通って圧縮機30に送り込まれる。なお、該冷媒出口管53の最底部の側面に設けられた油戻し孔53bよりアキュムレータ50の最底部に蓄積された冷凍機油が管内ガス流速による静圧の低下により吸い込まれて圧縮機30へ還流し、圧縮機30の潤滑油として補給されるとともに、圧縮機30へ液冷媒を送らないようにし、圧縮機30での液圧縮により圧縮機が故障しないようにしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の従来機においては、アキュムレータの容積は空調システムへの全冷媒充填量から圧縮機の冷媒充填限界量を減じた冷媒量を貯溜できるように設定されているが、室内機が複数連結されシステムの全冷媒量が多くなるとアキュムレータも大きくしなければならない。しかし、上記のように圧縮機30横にアキュムレータ50が設けられているためにこれらの設置面積が広くなってしまい、室外機10が大きくなるという問題を有する。また、圧縮機30とアキュムレータ50が別個であるため、設置現場で室外機を組み立てる際の組立労力が大きく、また、組立時間を多く要する不便さがあった。 【0006】上記事情に鑑み、本発明においては、室外機を小型化することができる空気調和機およびアキュムレータを提供することを目的とする。また、室外機組立労力の軽減及び組み立て時間の短縮化を実現する空気調和機およびアキュムレータを提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機は、冷媒を圧縮する圧縮機と、該圧縮機に冷媒を供給するアキュムレータとを備え、前記圧縮機とアキュムレータとが、上下に配置されていることを特徴とする。 【0008】この空気調和機は、前記圧縮機とアキュムレータとが上下に配置されているため、設置面積が少ない。圧縮機とアキュムレータとを一体化、すなわちハウジング(外郭胴)を共有化して予め組み立てておけば、現場でアキュムレータを圧縮機に組み付ける作業が不要となるので、作業労力の軽減、作業時間の短縮となる。具体的には、一つのハウジング内を上下室に分割する隔壁を設け、これら上下室のいずれか一方に圧縮機機構部を配置し、他方にアキュムレータ機構部を配置する。 【0009】また、アキュムレータを円筒状等の環状に形成してもよい。このアキュムレータの中心部に圧縮機を配置して一体化すれば、同容量のアキュムレータを図7のように圧縮機と別に配置するよりも、アキュムレータと圧縮機との設置面積合計を小さくすることができる。具体的には、圧縮機を収容する1のハウジングの周囲に、2のハウジングを二重に設け、1のハウジングと2のハウジングとの間にアキュムレータを設ける。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る空気調和機について、図面を参照して説明する。図1は圧縮機とアキュムレータとを一体化した構成断面図を示し、図2は図1のA−A線に沿った矢視図を示す。圧縮機とアキュムレータ以外の構成は従来と同じであるので説明を省略する。符号130は、アキュムレータ機構部(アキュムレータ)150と従来の圧縮機の機能を有する圧縮機機構部(圧縮機)130aとが一体化された圧縮ユニットである。圧縮ユニット130は、略円柱状であり、一つの外郭胴134内において、隔壁135により上下に独立空間が形成され、上部を圧縮機機構部130aとし、下部をアキュムレータ機構部150としたものである。 【0011】外郭胴134は、蓋部134a、円筒状の胴部134b、底部134cを組み合わされて密閉空間を形成している。胴部134bの下部に隔壁135が設けられていることにより、外郭胴134の上下は各々独立した密閉空間となっている。 【0012】アキュムレータ機構部150の上部には、蒸発器(図示しない)から吸入した冷媒が外郭胴134の内側円周に沿って旋回するよう冷媒吸入管152を外郭胴134の円周接線方向に配置する。アキュムレータ機構部150と圧縮機機構部130aとの間は、連結管179にて連通され、該連結管179のアキュムレータ機構部側には、連通管179の一部を成す冷媒出口管153が設けられている。冷媒出口管153はアキュムレータ機構部150内で開口する開放管端153aを備え、該開放管端153aは、アキュムレータ機構部内上部に滞留する冷媒ガスのみを吸引するように、前記冷媒吸入管152のアキュムレータ機構部150内入口より上部であって前記隔壁135近くの外郭胴中心部に開口している。図1に示すように、冷媒出口管153の一部は外郭胴134の最底部に位置し、該位置において冷媒出口管153側面に油戻し孔153bが穿設されている。 【0013】上記構造において、図示しない蒸発器からの冷媒は冷媒吸入管152によりアキュムレータ機構部150の外郭胴134の内周を回転しながら重力により冷媒中の液分はアキュムレータ機構部150の底部に蓄積し、ガス分は上部に分離し、又、液分に含まれる冷凍機油は最底部に蓄積する。圧縮機機構部130aの作動によりアキュムレータ機構部150が負圧となり、ガス分はアキュムレータ機構部150の上部に位置する冷媒出口管153の開放管端153aから吸入され圧縮機機構部130aに送り込まれる。なお、該冷媒出口管153の最底部の側面に設けられた油戻し孔153bよりアキュムレータ機構部150の最底部に蓄積された冷凍機油が管内ガス流速による静圧の低下により吸い込まれ圧縮機機構部130aへ還流し、圧縮機機構部130aの潤滑油として補給される。 【0014】以上のように、圧縮機とアキュムレータを一体化した構造により、圧縮機とアキュムレータとの設置面積が減少し、室外機を小型化することができる。また、室外機組立時、アキュムレータ単独の組み付け作業がなくなり現場での組立作業が容易であるとともに作業時間を短縮することができる。 【0015】次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。図3は圧縮機の外周にアキュムレータ機構を付加して一体化した構成断面図を示し、図4は図3のB−B矢視図を示す。符号230はアキュムレータ機構部(アキュムレータ)250と、従来の圧縮機の機能を有する圧縮機機構部(圧縮機)230aとが一体化された圧縮ユニットである。該圧縮ユニット230は、円筒形の胴部234bと、蓋部234aとからなる外郭胴234を有し、胴部234b外周に二重シェル構造として略円筒状の外郭胴251が設けられ、さらに胴部234bと外郭胴251の共通の底部として、底部兼取付脚231を備えている。外郭胴234に囲まれて圧縮機機構部(圧縮機)230aが配置され、外郭胴234と外郭胴251とに囲まれてアキュムレータ機構部250が配置されている。 【0016】アキュムレータ機構部250の上部には、蒸発器(図示しない)から吸入した冷媒が外郭胴251の内側円周に沿って旋回するよう冷媒吸入管252を外郭胴251の円周接線方向に配置する。アキュムレータ機構部250と圧縮機機構部230aとは連結管253により連通され、該連結管253のアキュムレータ機構部250側の開放管端253aは、アキュムレータ機構部250内上部に滞留する冷媒ガスのみを吸引するように前記冷媒吸入管252のアキュムレータ機構部250内入口より上部に配置する。また、前記連結管253には底部に貯溜した冷凍機油を還流させるため、連結管253から延出してアキュムレータ機構部250最底部で開口する油戻し管255を付設する。 【0017】上記構造において、図示しない蒸発器からの冷媒は冷媒吸入管252によりアキュムレータ機構部の外郭胴251の内周を回転しながら重力により冷媒中の液分はアキュムレータ機構部の底部に蓄積し、ガス分は上部に分離し、また、液分に含まれる冷凍機油は最底部に蓄積する。圧縮機機構部230aの作動によりアキュムレータ機構部250が負圧となり、ガス分はアキュムレータ機構部250の上部に配置された連結管253の開放管端253aから吸入され圧縮機機構部230aに送り込まれる。なお、該連結管253に設けられた油戻し管255よりアキュムレータ機構部250の最底部に蓄積された冷凍機油が管内ガス流速による静圧の低下により吸い込まれ、圧縮機機構部230aへ還流し、圧縮機機構部230aの潤滑油として補給している。 【0018】このように、圧縮機機構部の外周にアキュムレータ機構部を一体化した構造によって、二重シェル構造となり圧縮機機構部で発生する音の防音が可能となり室外機の静粛性を高めることができる。また、圧縮機とアキュムレータとを別個に設けるよりも設置面積が減少し、室外機を小型化することができる。さらに、室外機組立時、アキュムレータ単独の組み付け作業がなくなり現場での組立作業が容易であるとともに作業時間を短縮できる。なお、圧縮機機構部の軸方向全長に渡ってアキュムレータを取り付けても良い。 【0019】次に、本発明に係る第3の実施形態について説明する。図5は圧縮機の下部にアキュムレータを装着した構成図である。本実施形態は圧縮機330の下部にアキュムレータ350を装着したものである。符号311は室外機の底板、312は前記底板311に溶植された圧縮機取付用の段付きボルト、313は圧縮機の振動吸収部材、314は圧縮機330固定用ナットである。段付きボルト312、固定用ナット314により、圧縮機330がその取付脚331において取り付けられている。 【0020】アキュムレータ350は容器351と、図示しない蒸発器からの戻り冷媒を吸入するための冷媒吸入管352と、圧縮機330と連通される冷媒配管379と、冷媒配管379の一部を成してアキュムレータ350内に取り付けられる冷媒出口管353と、室外機の底板311への取付脚358とから構成されている。アキュムレータ350は、圧縮機330の下方に位置し、取付用ボルト359によって室外機の底板311に装着される。なお、アキュムレータ350内の構造は従来のアキュムレータと同一であるので説明を省略する。 【0021】このように、圧縮機330の下部にアキュムレータ350を装着した構造により、圧縮機330及びアキュムレータ350の設置面積が減少し、室外機を小型化することができる。 【0022】なお、上記各実施形態において、各圧縮機(圧縮機機構部)を上、アキュムレータ(アキュムレータ機構部)を下に配置したが、圧縮機(圧縮機機構部)を下に配置してもよい。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気調和機においては、圧縮機とアキュムレータの設置面積が減少することにより、室外機を小型化することをができる。また、圧縮機とアキュムレータの一体化により、室外機組立労力の軽減及び組み立て時間の短縮化を実現することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006208 【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年5月26日(1999.5.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100112737 【弁理士】 【氏名又は名称】藤田 考晴 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−337737(P2000−337737A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月8日(2000.12.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−147260 |
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