| 【発明の名称】 |
リモートコンデンサ |
| 【発明者】 |
【氏名】湯浅 治彦
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| 【要約】 |
【課題】強風下においても、凝縮圧力の低下を極力防止すると共に、高外気温時も所望の凝縮能力を得る事を目的とした。
【解決手段】凝縮器6を収納する凝縮器ケース11と、この凝縮器ケース11に設けられた吸込口14及び吹出口15と、凝縮器ケース11内の温度を検知する温度センサSと、この温度センサSの検知温度に基づいて、吸込口14又は吹出口15、或いはこれら吸込口14、吹出口15の両方を遮蔽、開放する風量調整装置13とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器、蒸発器のうち、凝縮器を室外に配置したリモートコンデンサにおいて、前記凝縮器を収納する凝縮器ケースと、この凝縮器ケースに設けられた吸込口及び吹出口と、凝縮器ケース内の温度を検知する温度センサと、この温度センサの検知温度に基づいて、吸込口又は吹出口、或いはこれら吸込口、吹出口の両方を遮蔽、開放する風量調整装置とを備えたことを特徴とするリモートコンデンサ。 【請求項2】 冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器、蒸発器のうち、凝縮器を室外に配置したリモートコンデンサにおいて、前記凝縮器を収納する凝縮器ケースと、この凝縮器ケースに設けられた吸込口及び吹出口と、前記凝縮器ケース内に設けられ、前記凝縮器に送風する送風機と、凝縮器ケース内の温度を検知する温度センサとを備え、この温度センサの検知温度に基づいて吸込口又は吹出口、或いはこれら吸込口、吹出口の両方を遮蔽し、前記送風機を運転させることを特徴とするリモートコンデンサ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器、蒸発器のうち、凝縮器を室外に配置したリモートコンデンサに関する。 【0002】 【従来の技術】この種のリモートコンデンサを製氷機に用いたものが、実公昭62−29895号公報(F25C1/00)に開示されている。 【0003】そして、この公報には、製氷機の箱体と、フィンを有する空冷凝縮器及び冷却用ファンを包囲する、前記箱体から分離された囲箱とからなり、前記囲箱は、空冷凝縮器の吸込側及び排気側に位置する前後の壁面と、前記壁面を相互に接続する左右の壁面の各接続部近辺とにそれぞれ通気開口部が設けられており、前記フィンは囲箱の前後の壁面にほぼ直交する方向に伸びた複数のフィン要素を有し、フィン要素間を風が抜けやすい前後の壁面の通気開口部には、前記冷却用ファンにおける風の吸入、排出方向に関して傾斜したルーバを設けフィン要素間を風が抜けにくい前記接続壁面の通気開口部は風をできるだけ抜けやすくするため開口面積を可及的に広くした網板で構成した凝縮器分離型製氷機が開示されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述した様な従来技術は、ホットガスを蒸発器に送って除氷を行うホットガスデフロスト方式を用いており、冬季運転時で風速3〜4mの時、凝縮器が異常に冷却されて凝縮圧力が著しく低下してしまい、除氷時間が長くなったり、除氷不能となる事を防止するものであるが、やはり囲箱(本発明における凝縮器ケース)内を風が通過する構造であるため、強風下では効果が無かった。 【0005】本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、強風下においても、凝縮圧力の低下を極力防止する事を目的とした。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための手段として、本発明の請求項1では、冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器、蒸発器のうち、凝縮器を室外に配置したリモートコンデンサにおいて、前記凝縮器を収納する凝縮器ケースと、この凝縮器ケースに設けられた吸込口及び吹出口と、凝縮器ケース内の温度を検知する温度センサと、この温度センサの検知温度に基づいて、吸込口又は吹出口、或いはこれら吸込口、吹出口の両方を遮蔽、開放する風量調整装置とを備えたリモートコンデンサを提供する。 【0007】この様に、凝縮器の冷却風量を風量調整装置にて可変とし、周囲温度の低い低外気温時における強風下では、冷却風量を最小、或いは冷却風をなくすようにする。 【0008】また、請求項2の発明では、冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器、蒸発器のうち、凝縮器を室外に配置したリモートコンデンサにおいて、前記凝縮器を収納する凝縮器ケースと、この凝縮器ケースに設けられた吸込口及び吹出口と、前記凝縮器ケース内に設けられ、前記凝縮器に送風する送風機と、凝縮器ケース内の温度を検知する温度センサとを備え、この温度センサの検知温度に基づいて吸込口又は吹出口、或いはこれら吸込口、吹出口の両方を遮蔽し、前記送風機を運転させるリモートコンデンサを提供する。 【0009】この様に、吸込口と吹出口のいずれか、又は両方を遮蔽し、送風機を運転させる事で、前記凝縮器ケース内での循環送風(所謂エアショート)及び送風機の発熱でもって凝縮器を加熱する事ができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0011】図1は本発明の風量調整装置を具備するリモートコンデンシングタイプの製氷機の設置図、図2は本発明を具備するリモートコンデンサの断面図、図3はリモートコンデンサの後方からの破断図、図4は他の実施形態を示すリモートコンデンサの断面図、図5は図4のA部分の拡大図、図6は他の実施形態の風量調整装置を示す拡大平断面図である。 【0012】図1に示す1は本発明のリモートコンデンサを具備する製氷機本体で、厨房などの室内Iに設置されるものである。そして、この製氷機1は、スタックオンタイプと称し、最下部に位置して氷をため、前面に左右方向にスライド移動させる氷取りだし用の透明扉を備える貯氷ユニット2と、この貯氷ユニット2の上に設けられ、製氷部及び圧縮機を収納する製氷ユニット3とよりなるものである。 【0013】尚、前記製氷ユニット3に設けられる製氷部の形式はどんなものでも良く、例えば、逆セル型製氷機、オーガ式製氷機、プレート型製氷機、流下式製氷機などの形式がある。 【0014】また、前記製氷ユニット3の製氷部には、蒸発器が設けられており、室外Oには、この蒸発器と前述した製氷ユニット3の圧縮機と共に冷凍サイクルを構成する凝縮器6を備えたリモートコンデンサ7が設置されている。 【0015】そして、この凝縮器6は前述した蒸発器及び圧縮機と断熱材が巻回された冷媒配管8にて接続されている。更に、9は前記製氷ユニット3の製氷部に製氷用水を供給するための給水管、10は貯氷ユニット2内に生じた水を排水する排水管である。 【0016】以上の如く構成されており、以下に図2及び図3を参照して本発明の一実施形態を説明する。尚、黒塗り矢印は吹出風で、白抜き矢印は吸込風である。 【0017】前記リモートコンデンサ7は、凝縮器6を収納する凝縮器ケース11と、この凝縮器ケース11内の温度を検知する温度センサSと、前記凝縮器6を冷却する凝縮器冷却用送風機12と、前記凝縮器6の冷却風量を調整する風量調整装置13が設けられている。 【0018】尚、この温度センサSは、一般的に、凝縮器6の温度を検知するため、凝縮器6の適所に取り付けられた凝縮温度センサ(CTセンサ)と兼用しても良い。 【0019】また、前記凝縮器6を収納する凝縮器ケース11の一側面、及びこの一側面と相対向する他側面には、それぞれ吸込口14及び吹出口15が設けられており、これら吸込口14及び吹出口15の下縁であって、前記凝縮器ケース11の内面側には、上方傾斜した風向板16、17が上下左右に多数設けられている。 【0020】更に、前記凝縮器6は、所定間隔を存して設けられた多数の冷却フィン6Aと、これら冷却フィン6A間を貫通し、蛇行状に形成された冷媒管6Bとよりなり、前記凝縮器冷却用送風機12は、ファン12Aと、このファン12Aを回転させるファンモータ12Bとよりなるものである。 【0021】尚、18は前記凝縮器6及び凝縮器冷却用送風機12を載置するベースであり、凝縮器ケース11内の底面にボルトなどの取付部材19にて取り付けられているものである。 【0022】次に、本発明の要部である風量調整装置13について説明する。 【0023】この風量調整装置13は、前記凝縮器ケース11内の凝縮器冷却用送風機12と吹出口15との間に位置し、吹出口15から排出される風量を調整するため、横方向に延在して設けられている。 【0024】そして、この風量調整装置13の一実施形態としては、風の通過を阻止する、例えば、編み目の細かい布やビニールシートなどで形成されたシート部材20と、このシート部材20を巻き取り可能とし、凝縮器ケース11の上部に設けられた巻取部材21と、前記シート部材20の下縁に設けられ、横方向に延在するステー22と、前記シート部材20の下縁に接続され、極力通過風の影響を受けない、例えばナイロン製の糸などにて形成され、前記シート部材20の上下移動を案内する案内部材23と、この案内部材23を巻き取るリール24と、このリール24を回転駆動させるリールモータ25とよりなるものである。 【0025】また、前記巻取部材21はバネなどの付勢装置によって、常に巻き取り方向へ付勢されており、前記案内部材23をリール24に巻き取る事により、前記シート部材20が下方移動し、リール24を逆に回転させる事により、シート部材20が前記巻取部材21に巻き取られる事となる。 【0026】尚、この風量調整装置13は、凝縮器ケース11の吸込口14と凝縮器6との間に設けても良い。 【0027】以上の如き構成により、前記温度センサSにて、凝縮器ケース11内の温度が所定温度以下となった場合、図3の点線で示す如く、シート部材20を下方移動させ、前記吹出口15を遮蔽する。 【0028】更に、このシート部材20は前記温度センサSの検知温度に従って段階的に下方移動する制御を行っており、凝縮器6の凝縮圧力が必要以上に上がってしまう事を防止している。 【0029】以上の如く、必要に応じて前記シート部材20を下方移動させて吹出口15を遮蔽するため、周囲温度が低い低外気温時の強風下であっても、凝縮器ケース11内の風の通過を極力防止でき、所望の凝縮圧力を得る事ができる。 【0030】このため、逆セル型製氷機、プレート型製氷機、流下式製氷機の離氷工程時のホットガスを十分な温度とする事ができる。 【0031】更に、周囲温度が高い高外気温時は、シート部材20が巻取部材21に巻き取られ、吹出口15を開放するため、所望の冷凍能力を得る事ができる。 【0032】更に、前記風量調整装置13のシート部材20で吹出口15を遮蔽したまま前記凝縮器冷却用送風機12を運転し、ファンモータ12Bの発熱でもって凝縮器6を加熱しても良い。この場合、送風は吹出口15から吹き出されないため、前記凝縮器ケース11内をショートサイクルする事となる。 【0033】更に、吸込口14及び吹出口15の両方を風量調整装置13で遮蔽し、凝縮器冷却用送風機12を運転する事が望ましい。この場合、モータの発熱により加熱された風は、ほぼ完全に凝縮器ケース11内を循環する事となり、より高い凝縮圧力を得る事ができる。 【0034】次に、本発明の他の実施形態を図4乃至図6を参照して説明する。 【0035】この実施形態では、風量調整装置13として、前記吸込口14及び吹出口15の下縁であって、前記凝縮器ケース11の内面側に、上方傾斜した可動式の風向板26、27を上下左右に多数設けている。 【0036】尚、この風量調整装置13は吸込口14側も吹出口15側も同様の構造であるため、吸込口14側の説明で吹出口15側の説明も兼ねる事とする。 【0037】図5及び図6に示す如く、この風向板26の一端側には、多数の風向板26を同様に可動させるための連結部材28が設けられており、他端には回転軸29が設けられている。 【0038】そして、前記吸込口14の下縁には回動支持部30が設けられており、前記風向板26の前記回転軸29を回動自在に支持している。更に、回転軸29には平歯車31が設けられている。 【0039】更に、前記凝縮器ケース11の内面側の吸込口14近傍には、この平歯車31に噛み合うギア32を回転させる回動モータ33が取り付けられている。 【0040】尚、34は平歯車31が凝縮器ケース11に当たらないための、逃げ加工部である。 【0041】以上の如き構成により、温度センサSの検知温度に従い、必要に応じて風向板26の開閉角度を調整し、低外気温で強風下の場合、前記吸込口14及び吹出口15を、図5中点線で示す如く遮蔽するため、凝縮器ケース11を風が通過する事を極力防止でき、周囲温度が低く、強風下であっても、所望の凝縮圧力を得る事ができる。 【0042】更に、高外気温の場合は図5中の実線で示す如く、吸込口14及び吹出口15を開放するため、所望の冷凍能力を得る事ができる。 【0043】ここで、この実施形態の場合、吸込口14と吹出口15の両方に風量調整装置13を設けたが、吸込口14、吹出口15のいずれか一方でも良いし、更には、風量調整装置13を閉じた状態で、前記凝縮器冷却用送風機12を運転する事により、モータの発熱で加熱された風が、ほぼ完全に凝縮器ケース11内を循環する事となり、高い凝縮圧力を得る事ができる。 【0044】以上、本発明を製氷機に用いた実施形態を説明したが、凝縮器6を室外に設置するリモートコンデンシングタイプであれば、ショーケースや冷蔵庫などであっても良く、所望の冷凍能力を得る事ができると共に、ホットガスによる除霜を行うものにあっては、除霜を確実に行う事ができる。 【0045】 【発明の効果】 以上詳述した如く、請求項1の発明によると、凝縮器の冷却風量を風量調整装置にて可変とし、周囲温度の低い低外気温時における強風下では、冷却風量を最小、或いは冷却風をなくすようにする。 【0046】従って、周囲温度が低く、更に強風下であっても、凝縮圧力の低下を極力防止する事ができる。 【0047】また、請求項2の発明によると、吸込口と吹出口のいずれか、又は両方を遮蔽し、送風機を運転させる事で、凝縮器ケース内でのエアショート及び送風機の発熱でもって凝縮器を加熱する事ができる。 【0048】従って、周囲温度が低く、更に強風下であっても、送風機の発熱を利用し、凝縮圧力の低下を防止する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年5月26日(1999.5.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111383 【弁理士】 【氏名又は名称】芝野 正雅
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| 【公開番号】 |
特開2000−337719(P2000−337719A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月8日(2000.12.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−146893 |
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