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【発明の名称】 コンデンサフィルタ装置
【発明者】 【氏名】河原塚 秀明

【要約】 【課題】冷却性能を良好に維持すると共に、コンデンサ周辺の汚れをも極力防止することを目的とした。

【解決手段】冷凍サイクルを構成するコンデンサ15と、このコンデンサ15を冷却する冷却機17と、前記コンデンサ15の吸込側に設けられるフィルタ26とよりなるコンデンサフィルタ装置において、前記フィルタ26は、通過する空気の流れに渦を生じさせ、この渦にて集合した塵埃を空気流以外の位置に収納する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷凍サイクルを構成するコンデンサと、このコンデンサを冷却するコンデンサファンと、前記コンデンサの吸込側に設けられるフィルタとよりなるコンデンサフィルタ装置において、前記フィルタは、通過する空気の流れに渦を生じさせ、この渦にて集合した塵埃を空気流以外の位置に収納することを特徴とするコンデンサフィルタ装置。
【請求項2】 フィルタは、前面に開口し、吸込空気を導入する導入通路と、この導入通路から導入された空気に渦を生じさせる、渦形成部と、この渦形成部にて塵埃を除去された空気を吐出する吐出通路と、前記渦形成部にて集合した塵埃を受け、渦形成部の下方に設けられた塵埃収納部とよりなることを特徴とする請求項1記載のコンデンサフィルタ装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルを構成するコンデンサのフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種コンデンサフィルタは、特開平9−50567号公報(G07F9/10)に示す如く、本体ケースの下部に形成された小室内に凝縮器(以下、コンデンサと称する)、及び外気を取り入れ、前記コンデンサを冷却するファンを有する凝縮ユニットを備える自動販売機において、前記コンデンサの外気が取り付けられる前面上に着脱可能に除塵網(以下、フィルタと称する)を設けた自動販売機が開示されている。
【0003】そして、このフィルタはロール状に巻回されており、コンデンサ前面に位置する部位に有る程度の塵埃が付着したら、ロールから新しいフィルタを引き出してコンデンサの前面に位置させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した様な従来技術では、フィルタが有る程度汚れた後に、新しいフィルタを引き出す構造であるため、交換直前のフィルタには塵埃が付着し冷却効果を阻害するものであった。
【0005】更に、ファンが停止した時、フィルタに付着した塵埃が下方に落下し、汚れが目立ち汚いという不具合もあった。
【0006】本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、冷却性能を良好に維持すると共に、コンデンサ周辺の汚れをも極力防止することを目的としたコンデンサフィルタ装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための手段として、本発明の請求項1では、冷凍サイクルを構成するコンデンサと、このコンデンサを冷却するコンデンサファンと、前記コンデンサの吸込側に設けられるフィルタとよりなるコンデンサフィルタ装置において、前記フィルタは、通過する空気の流れに渦を生じさせ、この渦にて集合した塵埃を空気流以外の位置に収納するコンデンサフィルタ装置を提供する。
【0008】また、請求項2の発明では、フィルタは、前面に開口し、吸込空気を導入する導入通路と、この導入通路から導入された空気に渦を生じさせる、渦形成部と、この渦形成部にて塵埃を除去された空気を吐出する吐出通路と、前記渦形成部にて集合した塵埃を受け、渦形成部の下方に設けられた塵埃収納部とよりなる請求項1記載のコンデンサフィルタ装置を提供する。
【0009】この様に、渦形成部にて渦を生じさせ、この渦にて塵埃を集合させた後、集合した塵埃を空気流以外、即ち塵埃収納部に収納する。これにより、導入通路と吐出通路が塵埃によって塞がれる事はない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明を具備する自動販売機の縦断面図、図2は本発明のコンデンサフィルタ装置の側面図、図3はフィルタの側面図、図4は渦形成部を示す要部拡大図、図5は塵埃収納部に塵埃が収納される状態を示す要部拡大図である。
【0012】図1に示す1はパッケージされた食品、即ち商品を販売する食品自動販売機で、前面に商品収納用の開口3A、及び商品搬出用の商品搬出口3Bを有する断熱箱体3と、この断熱箱体3を収納する外装箱体4と、この外装箱体4の前面に開閉自在に設けられ、商品展示部5及び商品取出口6を備えたメイン扉7とよりなるものである。
【0013】尚、商品展示部5には、商品のサンプル写真及びセレクトボタン8が設けられている。
【0014】また、前記断熱箱体3には、前面開口3Aを開閉自在に閉塞する断熱材にて形成された断熱扉(以下、ローディングドアと称する)9と、前記商品搬出口3Bを開閉自在に閉塞し、断熱材にて形成された商品搬出扉(以下、デリバリドアと称する)10とが備えられている。
【0015】更に、前記断熱箱体3内には、商品を収納する商品収納コラム11と、この商品収納コラム11の商品を前記商品搬口3Bに導くため、下方傾斜して設けられたシュート12と、このシュート12の下方に設けられ、前記断熱箱体3内を冷却するエバポレータ13と、このエバポレータ13の冷気を断熱箱体3内に循環させるエバファン14とが設けられている。
【0016】尚、前記デリバリドア10は、商品を搬出する時に開くもので、通常は冷気の流出を防止するため閉塞している。
【0017】そして、前記外装箱体4内の底部であって、断熱箱体3外の下には機械室24が形成され、この機械室24内には前記エバポレータ13と共に冷凍サイクルを構成するコンデンサ15、及びコンプレッサ16と、これらコンデンサ15、コンプレッサ16を冷却するコンデンサファン17とが備えられている。これらコンデンサ15、コンプレッサ16、コンデンサファン17は機械室24の底板25上に載置されているものである。
【0018】また、前記断熱箱体3と外装箱体4との間には、前記商品搬出口3Bから搬出された商品を受けると共に、前記商品取出口6と連通する商品受け18が設けられている。
【0019】尚、19は商品取出口6に設けられた半透明樹脂製のカバー、20は盗難防止用のステンレス製の防止板、21は前記外装箱体4の底面25に設けられた台脚である。
【0020】また、本実施形態における前記商品収納コラム11は、スパイラル状の商品保持棒22の間に商品が挟まれるスパイラルタイプであるが、販売商品が缶飲料の場合、サーペンタインタイプの商品収納コラムを用いる。
【0021】そして、このスパイラルタイプである場合、商品収納コラム11の上に商品保持棒22を回転させる駆動装置23が設けられ、この駆動装置23を回転させる事により商品を落下、搬出させるものである。
【0022】以下、本発明のコンデンサフィルタ装置の要旨について詳述する。
【0023】前記コンデンサ15の吸込側には、前記コンデンサファン17にて吸い込まれる冷却風の塵埃Aを除去するフィルタ26が設けられており、このフィルタ26は、厚紙やプラスチックなどにより形成されている。尚、プラスチックを用いる場合、環境問題の観点から生分解性プラスチックを用いる事が望ましい。
【0024】そして、前記コンデンサ15を載置する底板25には、前記フィルタ26の下部を係止する突起27が設けられており、更に前記コンデンサ15の天面には、吸込側に突出し、弾性を有して前記フィルタ26を上方から押さえる弾性部材28が設けられている。
【0025】従って、前記フィルタ26をコンデンサ15に着脱する場合、この弾性部材28を上方に持ち上げる事により簡単に着脱する事ができる。
【0026】また、このフィルタ26は、断面ほぼU字状を成して渦形成部29を形成する巻込部材30と、この巻込部材30と所定の間隔を存して吐出通路31を形成する導出部材32と、前記渦形成部29の下方に開口し、集められた塵埃Aを収納する塵埃収納部33を形成する収納部材34とよりなるものである。
【0027】そして、前記巻込部材30の下部と導出部材32の上部とは接続されており、この導出部材32の上側面と前記収納部材34の下面34aとで導入通路35を形成するものである。尚、この収納部材34の下面34aは、吸込側に下方傾斜して設けられている。
【0028】導入された冷却風は、図3中矢印に示す如く、先ず導入通路35を通過し、渦形成部29にて渦が生じ、吐出通路31からコンデンサ15に導かれるものである。
【0029】そして、図4に示す如く、冷却風に含まれる塵埃Aは、渦形成部29に生じる渦にて集められる。次いで、コンデンサ15の冷却を停止した時、図5に示す如く、収納部材34の傾斜した下面34aを落下し、塵埃収納部33内に導入される。
【0030】この様に、集まった塵埃Aを導入通路35、吐出通路31の空気流以外の塵埃収納部33に導入するため、冷却風の流通が塵埃Aによって阻害される事を防止できる。
【0031】
【発明の効果】 以上詳述した如く、本発明によると、渦形成部にて渦を生じさせ、この渦にて塵埃を集合させた後、集合した塵埃を空気流以外、即ち塵埃収納部に収納する。これにより、導入通路と吐出通路が塵埃によって塞がれる事はない。
【0032】従って、フィルタの汚れ具合に関わらず、冷却性能を良好に維持する事ができる。更に、塵埃は塵埃収納部に導入されるため、コンデンサ周辺の汚れをも極力防止する事ができる。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【出願日】 平成11年4月20日(1999.4.20)
【代理人】 【識別番号】100111383
【弁理士】
【氏名又は名称】芝野 正雅
【公開番号】 特開2000−304379(P2000−304379A)
【公開日】 平成12年11月2日(2000.11.2)
【出願番号】 特願平11−112337