| 【発明の名称】 |
コンデンサ、冷媒系及び車両用空気調和装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】西嶋 英也
【氏名】樋口 敏幸
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| 【要約】 |
【課題】オイルを分離する機能を有するコンデンサを提供する。
【解決手段】冷媒入口75が設けられたヘッダ72内の冷媒入口75の開口部75aにメッシュ80が取り付けられ、このヘッダ72の冷媒入口75の下方には、コンプレッサの吸い込み側に連通する戻り経路78が接続されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右のヘッダ間が冷媒チューブとフィンとで接続されたコンデンサであって、少なくとも冷媒入口が設けられたヘッダ内の冷媒入口の開口部にメッシュが取り付けられ、このヘッダの冷媒入口の下方には、コンプレッサの吸い込み側に連通する戻り経路が接続されていることを特徴とするコンデンサ。 【請求項2】 左右のヘッダ間が冷媒チューブとフィンとで接続されたコンデンサであって、少なくとも冷媒入口が設けられたヘッダが断面略円形状に形成され、このヘッダに形成された冷媒入口がヘッダの周壁に沿う方向から冷媒を受け入れるように形成され、このヘッダの冷媒入口の下方には、コンプレッサの吸い込み側に連通する戻り経路が接続されていることを特徴とするコンデンサ。 【請求項3】 上記冷媒入口の開口端部がヘッダ内に突出していることを特徴とする請求項2に記載のコンデンサ。 【請求項4】 上記冷媒入口のヘッダ内の開口部にメッシュが設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のコンデンサ。 【請求項5】 上記戻り経路には絞りが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンデンサ。 【請求項6】 上記請求項1から請求項5のいずれかに記載のコンデンサと、コンプレッサと、エバポレータとを少なくとも具備したことを特徴とする冷媒系。 【請求項7】 上記請求項1から請求項5のいずれかに記載のコンデンサを備えたことを特徴とする車両用空気調和装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、コンデンサ、冷媒系及び車両用空気調和装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】周知のように車両用空気調和装置には、ブロワファン、暖房用のヒータコア及び各種ダンパを備えてなる空気調和ユニットと、高温のエンジン冷却水を空気調和ユニット内のヒータコアへ導入する加熱源系と、冷媒を空気調和ユニット内のエバポレータへ供給する冷媒系と、温度及び乗員の好み等の諸条件に応じて車両用空気調和装置の作動制御を行う制御部とにより構成されたものがある。 【0003】ここで、冷媒系には、通常冷媒ガスを送り出すコンプレッサが設けられているが、このコンプレッサは潤滑の必要があるため、冷媒流量の数%にあたるオイルを冷媒と共に冷媒系内を循環させているのが一般的である。このような冷媒系の一例を図7によって説明する。同図において100はコンプレッサを示す。このコンプレッサ100は、エバポレータ101で車室内の熱を奪って気化した低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒としてコンデンサ102へ送り出すものである。 【0004】コンデンサ102では、コンプレッサ100から供給された高温高圧のガス冷媒を外気で冷却しガス状の冷媒を凝縮液化させる。こうして液化された冷媒は、レシーバ103へ送られて気液の分離がなされ、高温高圧の液冷媒として図示しない膨張弁に送られる。この膨張弁では、高温高圧の液冷媒を減圧・膨張させることによって低温低圧の液(霧状)冷媒とし、エバポレータ101へ供給する。ここで、上記コンプレッサ100の吐出側にはオイルセパレータ104が設けられている。上記オイルセパレータ104はオイルを必要とするコンプレッサ100の吐出側に設けられ、ここで冷媒内のオイルを捕集分離して再度コンプレッサ100の吸い込み側に供給するようにしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記オイルセパレータ104を設けることにより、オイルをコンデンサ102の手前で回収することができるため、オイルがコンデンサ102等の熱交換面に付着して熱交換率が低下したり、オイルにより冷媒の沸点が上昇するのを防止できる点で有利となるが、エンジンルームに殆ど隙間なく各種補機類が配置されている現状では、新たに部品を配置するスペースは殆どなく、オイルセパレータ104を追加することは困難であるという問題がある。 【0006】これに対してオイルセパレータ104をコンプレッサ100と一体にすることも検討されているが、気液分離のためある程度の広さの空間を必要とするオイルセパレータ104の性質上、コンプレッサ100と一体にしただけでは全体の容積を小さくすることはできないため、やはり上述した配置スペース上の問題は残ってしまう。そこで、この発明は、オイルを分離する機能を有するコンデンサ、冷媒系及び車両用空気調和装置を提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、左右のヘッダ間が冷媒チューブとフィンとで接続されたコンデンサであって、少なくとも冷媒入口が設けられたヘッダ内の冷媒入口の開口部にメッシュが取り付けられ、このヘッダの冷媒入口の下方には、コンプレッサの吸い込み側に連通する戻り経路が接続されていることを特徴とする。このように構成することで、冷媒内のオイルはメッシュにおいて捕集され、コンデンサ内部に侵入する手前で戻り経路からコンプレッサに供給される。 【0008】請求項2に記載した発明は、左右のヘッダ間が冷媒チューブとフィンとで接続されたコンデンサであって、少なくとも冷媒入口が設けられたヘッダが断面略円形状に形成され、このヘッダに形成された冷媒入口がヘッダの周壁に沿う方向から冷媒を受け入れるように形成され、このヘッダの冷媒入口の下方には、コンプレッサの吸い込み側に連通する戻り経路が接続されていることを特徴とする。このように構成することで、冷媒と共にヘッダ内に供給されるオイルはサイクロン作用により遠心分離され、コンデンサ内部に侵入する手前で戻り経路からコンプレッサに供給される。 【0009】請求項3に記載した発明は、請求項2に記載した発明において、上記冷媒入口の開口端部がヘッダ内に突出していることを特徴とする。このように構成することで冷媒をスムーズにヘッダ内に吹き出すことができる。請求項4に記載した発明は、請求項2または請求項3に記載した発明において、上記冷媒入口のヘッダ内の開口部にメッシュが設けられていることを特徴とする。このように構成することで、サイクロン作用による遠心分離とメッシュによる捕集によって、オイルはコンデンサ内部に侵入する手前で戻り経路からコンプレッサに供給される。 【0010】請求項5に記載した発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載した発明において、上記戻り経路には絞りが設けられていることを特徴とする。このように構成することで、コンプレッサへ戻るオイル圧力を十分に低下させることができる。 【0011】請求項6に記載した発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のコンデンサと、コンプレッサと、エバポレータとを少なくとも具備した冷媒系であることを特徴とする。このように構成することで、熱交換効率が高いコンデンサを使用できる。請求項7に記載した発明は、上記請求項1から請求項5のいずれかに記載のコンデンサを備えた車両用空気調和装置であることを特徴とする。このように構成することで、熱交換効率が高いコンデンサを使用できる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面と共に説明する。図4から図6はコンデンサを備えた車両用空気調和装置の構成を示すものである。この車両用空気調和装置は、大きくは冷房等の空気調和を行う空気調和ユニット1と、冷房運転時に空気調和ユニット1へ熱源となるエンジン冷却水を供給する冷媒系2と、暖房運転時に空気調和ユニット1へ熱源となるエンジン冷却水を供給する加熱源系3と、装置全体の作動制御を行う制御部4とにより構成されている。 【0013】空気調和ユニット1は、図4に示すように、内外気箱10、ブロワユニット20、クーラユニット30、ヒータユニット40が一体に接続されたものである。この空気調和ユニット1は、一般的な乗用車の場合、図5及び図6に示すように車室内から見て左側の助手席側で、しかもダッシュボード5の下方に位置するエンジンルーム6の後部に横長に配置されている。以下、この空気調和ユニット1を空気の流れの順に説明する。 【0014】内外気箱10は、空気調和ユニット1に導入する空気を外気(車室外の空気)aまたは内気(車室内の空気)bのいずれか一方に選択切り換えする機能を有する部分である。ここでは、車室外に連通する外気導入口11aと車室内に連通する内気導入口11bとが設けられており、両導入口11a,11bのいずれか一方を内外気切り換えダンパ12により閉じて、導入する空気(以下、導入空気と呼ぶ)を選択するようになっている。 【0015】ブロワユニット20は、内外気箱10の下流に接続して設けられ、ブロワファン21の作動により外気aまたは内気bを選択的に吸引して後述するクーラユニット30へ送風する機能を有している。このブロワファン21は、電動モータ22を駆動源とし、一般的には停止位置の他に、複数の風量切り換えができるようになっている。尚、車両の走行中に外気aを導入する場合には、ブロアファン21が停止していても走行風である外気aをクーラユニット30へ流すことができる。また、空気調和ユニット1によっては、ブロワユニット20が後述するクーラユニット30の後流側に設置される場合もある。 【0016】クーラユニット30は、ブロワユニット20から送風されてきた導入空気を冷却して除湿する機能を有している。このクーラユニット30は、熱交換器であるエバポレータ31と、このエバポレータ31を格納するクーラユニットケース32とにより構成されている。 【0017】エバポレータ31は、冷房運転時に後述する冷媒系2から低温低圧の液冷媒の供給を受け、ブロワユニット20から送風されてきてこのエバポレータ31を通過する導入空気と液冷媒との間で熱交換させる。この結果、導入空気は冷媒に熱を奪われて冷却及び除湿された冷風となり、ヒータユニット40へ導かれる。クーラユニットケース32は、上流側の端部がブロワユニット20と接続され、下流側の端部がヒータユニット40と接続されて、導入空気の流路となる空調ダクトADの一部を形成している樹脂成形部品である。 【0018】ヒータユニット40は、クーラユニット30から送られてきた導入空気を選択的に加熱すると共に、運転モードに対応した吹き出し口から空調された空気を吹き出す機能を有している。このヒータユニット40は、ヒータユニットケース41の内部に設置されたヒータコア42と、このヒータコア42を通過する導入空気の流量を調整するエアミックスダンパ43と、ヒータユニットケース41に開口しそれぞれが開閉操作可能なデフロスタダンパ44a,フェイスダンパ45a,フットダンパ46aを備えたデフロスタ吹き出し口44,フェイス吹き出し口45,フット吹き出し口46とにより構成されている。 【0019】ヒータコア42は、暖房運転時に後述する加熱源系3から高温のエンジン冷却水の供給を受け、クーラユニット30から送風されてきた導入空気を加熱する。ヒータユニット40に送られた導入空気は、エアミックスダンパ43の開度に応じて、ヒータコア42を通過して加熱されるものと、ヒータコア42を通過しないものとに分類される。 【0020】上述したデフロスタ吹き出し口44は、冬季走行前のフロントガラスの霜取り及び雨天走行中のフロントガラスの曇りを除去するために、フロントガラスなどの内面に直接当たるよう温風及び除湿した風を吹き出すものであり、このような空調運転モードはデフロスタ吹き出しモードと呼ばれている。また、フェイス吹き出し口45は、主として夏季の冷房運転時に乗員の上半身へ向けて冷風を吹き出すものであり、このような空調運転モードはフェイス吹き出しモードと呼ばれている。 【0021】そして、フット吹き出し口46は、主として冬季の暖房運転時に乗員の足元へ温風を吹き出すものであり、フット吹き出しモードと呼ばれている。尚、主として春や秋の中間期に用いられ、フェイス吹き出し口45及びフット吹き出し口46の両方から空調された空気を吹き出すバイレベル吹き出しモードと呼ばれる空調運転モードもあり、この場合は、フェイス吹き出し口45からの吹き出し風をフット吹き出し口46より低温とする頭寒足熱とするのが一般的である。 【0022】次に、冷媒系2の構成を図1、図5に基づいて説明する。この冷媒系2は、エバポレータ31に低温低圧の液冷媒を供給するもので、コンプレッサ51、コンデンサ52、後述するレシーバ53及び膨張弁Vとを具備している。コンプレッサ51は、エバポレータ31で車室内の熱を奪って気化した低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒としてコンデンサ52へ送り出すものである。自動車用空気調和装置の場合、コンプレッサ51は、通常エンジン54よりベルト及びクラッチを介して駆動力を受ける。 【0023】コンデンサ52は、エンジンルーム6の前部に配設され、コンプレッサ51から供給された高温高圧のガス冷媒を外気で冷却し、ガス状の冷媒を凝縮液化させるものである。こうして液化された冷媒は、レシーバ53へ送られて気液の分離がなされ、高温高圧の液冷媒として膨張弁Vに送られる。この膨張弁Vでは、高温高圧の液冷媒を減圧・膨張させることによって低温低圧の液(霧状)冷媒とし、エバポレータ31へ供給する。尚、膨張弁は通常エバポレータ31と共にクーラユニット30内の適所に設置される。 【0024】続いて、加熱源系3の構成を図5、図6に基づいて簡単に説明する。この加熱源系3は、ヒータコア42に熱源となる高温のエンジン冷却水を供給するもので、エンジン54とラジエータ55との間を循環するエンジン冷却水系から、その一部をウォータバルブ56による流量制御を行って空気調和装置に導入するものである。 【0025】最後に、制御部4の構成を図6に基づいて簡単に説明する。この制御部4は、空気調和装置を構成している空気調和ユニット1、冷媒系2及び加熱源系3の作動制御を行うもので、通常、乗員が各種の設定を行う操作パネル57に制御回路を組み込んで、インスツルメントパネル7の中央部に設置されている。この制御部4では、内外気切り換えダンパ12の切り換え操作、各種運転モードの選択切り換え、ブロワファン21の風量切り換え及び所望の温度設定操作などを行うことができる。 【0026】ここで、上述した冷媒系2及びその構成要素であるコンデンサ52について図1、図2に基づいて説明する。ここで冷媒系2を構成する各部品の機能については前述した説明と重複するので説明は必要最小限にする。図1においてコンデンサ52は、左右に設けられたヘッダ71,72間が水平方向に複数配列された冷媒チューブ73で連通され、各冷媒チューブ73間にはそれぞれフィン74が配設されたものである。ヘッダ72の上側部には冷媒入口75が設けられ、ヘッダ71の下側部には冷媒出口76が設けられている。 【0027】そして、冷媒出口76には前記レシーバ53が取り付けられ、レシーバ53には膨張弁V、エバポレータ31、コンプレッサ51が順に接続されている。ここで、図1において各ヘッダ71,72内には仕切壁71a,72aが設けられている。仕切壁72aは最上部の冷媒チューブ73を供給路とする冷媒導入室77をヘッダ72の上部に区画している。そして、上記冷媒導入室77には、前記冷媒入口75がその上部で開口しており、冷媒導入室77の下部には、コンプレッサ51の吸い込み側に連通する戻り経路78の回収口79が開口している。そして、冷媒入口75の開口部75aにメッシュ80が取り付けられている。ここで、上記戻り経路78には絞り81が設けられている。 【0028】このように構成されたコンデンサ52によれば、コンプレッサ51の潤滑用のオイルはコンデンサ52の冷媒入口75から冷媒導入室77に入る際にメッシュ80により捕集される。捕集されたオイルの量が増加すると、このオイルは冷媒導入室77の壁に沿って下側に流れ、戻り経路78の回収口79から回収され、絞り81で減圧された状態でコンプレッサ51の吸い込み側に供給される。したがって、上記オイルがコンデンサ52の内部へ流れることはなく、コンデンサ52の熱交換面に付着して熱交換効率を低下させる等の悪影響を引き起こすことはなくなる。 【0029】また、回収されたオイルはコンプレッサ51と、冷媒導入室77を循環するに過ぎないため、オイルがエバポレータ31やレシーバ53に流れることもなく、これらの装置に対しても悪影響を与えるようなことはない。そして、上記コンデンサ51の冷媒導入室77のスペースをあたかもオイルセパレータのように有効利用しているため、あらたな配置スペースを必要とせず、オイルセパレータと同等の機能を持たせる点で極めて有利である。尚、上記冷媒導入室77を仕切壁72aで区画した例について説明したが、仕切壁が設けられていないタイプのコンデンサについてはヘッダ72の底壁においてオイルを回収する戻り経路78の回収口79を設けることはいうまでもない。 【0030】次に、コンデンサの第2実施形態を図3に基づいて説明する。図3はコンデンサを上から見た概略平面図である。この実施形態のコンデンサ52Aはヘッダ71A,72Aが円柱状に形成されたものである。そして、冷媒入口75Aがヘッダ72Aの周壁Sに沿う方向から冷媒を受け入れるように形成され、このヘッダ72Aの冷媒入口75Aの下方には、コンプレッサ51の吸い込み側に連通する戻り経路78Aが接続されている。そして、上記冷媒入口75Aの開口端部がヘッダ72A内に突出している。 【0031】したがって、この実施形態によれば、冷媒と共にヘッダ72A内に供給されるオイルはサイクロン作用により周壁Sに沿って流れてこの間に遠心分離され、コンデンサ52A内部に侵入する手前で戻り経路78Aからコンプレッサ51に供給される。とりわけ、冷媒入口75Aの開口端部がヘッダ内に突出しているため、冷媒をスムーズにヘッダ72A内に吹き出すことができる。尚、上記サイクロン効果が得られれば、上記冷媒入口72Aの開口端部を突出させる必要はない。また、第1実施形態におけるメッシュ80と併用すれば、サイクロン作用による遠心分離とメッシュ80による捕集によって回収効率を更に向上できる。この場合においても、冷媒入口72Aの開口端部を突出させるか否かは自由である。 【0032】したがって、上記各実施形態に係るコンデンサ52,52Aを冷媒系2に使用することで、コンプレッサ51に対する潤滑をしつつ、オイルセパレータを不要とできる。また、このようなコンデンサ52,52Aを車両用空気調和装置に使用すれば、熱交換効率の高いコンデンサを冷媒系2に使用することができるため、空気調和、特に冷房側での空気調和に余裕ができ、車室内空間をより一層快適な状態に維持することができる効果がある。 【0033】 【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記載した発明によれば、冷媒内のオイルはメッシュにおいて捕集され、コンデンサ内部に侵入する手前で戻り経路からコンプレッサに供給されるため、特別のスペースを使用しなくてもオイルセパレータと同等の機能を得ることができるという効果がある。 【0034】請求項2に記載した発明によれば、冷媒と共にヘッダ内に供給されるオイルはサイクロン作用により遠心分離され、コンデンサ内部に侵入する手前で戻り経路からコンプレッサに供給されるため、特別のスペースを使用しなくてもオイルセパレータと同等の機能を得ることができるという効果がある。請求項3に記載した発明によれば、冷媒をスムーズにヘッダ内に吹き出すことができるため、サイクロン効果を高めることによりオイルを効率よく分離できる効果がある。請求項4に記載した発明によれば、サイクロン作用による遠心分離とメッシュによる捕集によって、オイルはコンデンサ内部に侵入する手前で戻り経路からコンプレッサに供給されるため特別のスペースを使用しなくてもオイルセパレータと同等、あるいは同等以上の機能を得ることができるという効果がある。 【0035】請求項5に記載した発明によれば、コンプレッサへ戻るオイル圧力を十分に低下させることができるため、オイルをコンプレッサに確実に供給することができる効果がある。請求項6または請求項7に記載した発明によれば、熱交換効率が高いコンデンサを使用できるため、空気調和、特に冷房側での空気調和に余裕ができ、車室内空間をより一層快適な状態に維持することができる効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006208 【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月23日(1999.4.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100112737 【弁理士】 【氏名又は名称】藤田 考晴 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−304378(P2000−304378A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月2日(2000.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願平11−117232 |
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