| 【発明の名称】 |
多室形空気調和機 |
| 【発明者】 |
【氏名】倉持 威
【氏名】永井 宏典
【氏名】中野 晴雄
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| 【要約】 |
【課題】各室内ユニットの使用者に不満感を与えることもなく冷房露付きを防止するとともに、快適な運転の実現を可能とする多室形空気調和機を提供すること。
【解決手段】送風機、熱交換器等を有する複数の室内ユニットと、これらの複数の室内ユニットが接続され、圧縮機、送風機、熱交換器等を有する室外ユニットと、この室外ユニットに設けられ、各室内ユニットのサーモON連続時間をカウントする室内ユニットサーモON連続時間カウント手段と、室外ユニットに設けられ、室内ユニットサーモON連続時間カウント手段からの情報に基づいて圧縮機の上限周波数を変化させる圧縮機上限周波数変化手段とを備えたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 送風機、熱交換器等を有する複数の室内ユニットと、これらの複数の室内ユニットが接続され、圧縮機、送風機、熱交換器等を有する室外ユニットと、この室外ユニットに設けられ、前記各室内ユニットのサーモON連続時間をカウントする室内ユニットサーモON連続時間カウント手段と、前記室外ユニットに設けられ、前記室内ユニットサーモON連続時間カウント手段からの情報に基づいて前記圧縮機の上限周波数を変化させる圧縮機上限周波数変化手段と、を備えたことを特徴とする多室形空気調和機。 【請求項2】 前記圧縮機上限周波数変化手段は、前記各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X以上の場合は圧縮機上限周波数を通常の上限周波数以下にすることを特徴とする請求項1記載の多室形空気調和機。 【請求項3】 前記圧縮機上限周波数変化手段は、前記各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満の場合は圧縮機上限周波数を通常の上限周波数に維持することを特徴とする請求項1記載の多室形空気調和機。 【請求項4】 送風機、熱交換器等を有する複数の室内ユニットと、これらの複数の室内ユニットが接続され、圧縮機、送風機、熱交換器等を有する室外ユニットと、この室外ユニットに設けられ、前記各室内ユニットのサーモON連続時間をカウントする室内ユニットサーモON連続時間カウント手段と、前記室外ユニットに設けられ、前記各室内ユニットのサーモOFF情報をモニタする室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段と、前記室外ユニットに設けられ、前記室内ユニットサーモON連続時間カウント手段及び前記室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段からの情報に基づいて前記圧縮機の上限周波数を変化させる圧縮機上限周波数変化手段と、を備えたことを特徴とする多室形空気調和機。 【請求項5】 前記圧縮機上限周波数変化手段は、前記各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X以上の場合、又は前記各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ前記室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段がモニタした各室内ユニットのサーモOFF時間が所定値Y以上の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数以下にすることを特徴とする請求項4記載の多室形空気調和機。 【請求項6】 前記圧縮機上限周波数変化手段は、前記各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ前記室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段がモニタした各室内ユニットのサーモOFF時間が所定値Y未満の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数に維持することを特徴とする請求項4記載の多室形空気調和機。 【請求項7】 前記圧縮機上限周波数変化手段は、前記各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X以上の場合、又は前記各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ前記室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段にてカウントしたOFF回数が所定値Z以上の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数以下にすることを特徴とする請求項4記載の多室形空気調和機。 【請求項8】 前記圧縮機上限周波数変化手段は、前記各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ前記室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段にてカウントしたOFF回数が所定値Z未満の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数に維持することを特徴とする請求項4記載の多室形空気調和機。 【請求項9】 送風機、熱交換器等を有する複数の室内ユニットと、これらの複数の室内ユニットが接続され、圧縮機、送風機、熱交換器等を有する室外ユニットと、この室外ユニットに設けられ、前記各室内ユニットのサーモON連続時間をカウントする室内ユニットサーモON連続時間カウント手段と、前記室外ユニットに設けられ、前記各室内ユニットの温度情報をモニタする室内ユニット温度情報モニタ手段と、前記室外ユニットに設けられ、前記室内ユニットサーモON連続時間カウント手段及び前記室内ユニット温度情報モニタ手段からの情報に基づいて前記圧縮機の上限周波数を変化させる圧縮機上限周波数変化手段と、を備えたことを特徴とする多室形空気調和機。 【請求項10】 前記圧縮機上限周波数変化手段は、前記各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X以上の場合、又は前記各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ前記各室内ユニットの要求温度差(室温−設定温度)が所定値W以上の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数以下にすることを特徴とする請求項9記載の多室形空気調和機。 【請求項11】 前記圧縮機上限周波数変化手段は、前記各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ前記各室内ユニットの要求温度差(室温−設定温度)が所定値W以上の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数に維持することを特徴とする請求項9記載の多室形空気調和機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、多室形空気調和機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図8は、例えば特開昭55−121339号公報に記載された従来の多室形空気調和機の冷房露付き防止法のブロック図である。図において、1は室外ユニット、2は圧縮機、3は室外熱交換器、8a,8bは室内ユニット、9a,9bは室内熱交換器、14は室内ユニット8a,8bの運転切換制御を行う切換装置である。切換装置14において、15a,15bは室内ユニット8a,8bに一対一で対応し室内ユニット8a,8bへの冷媒の切換を行う電磁弁、16は電磁弁15a,15bの開閉制御を行う制御回路、17a,17b,17cは温度検出器である。 【0003】上記のように構成された多室形空気調和機は、複数室内ユニット8a,8bの露付きを防止しながら同時運転する手段として、両室内ユニット8a,8bを同時にX時間連続的に運転する領域を有し、X時間は露付き発生しないで運転し、その後は両方を交互に所定時間運転することを開示している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の多室形空気調和機の冷房露付き制御は、露付きを防止する為に室内ユニット8a,8bを同時に運転可能な領域と、室内ユニット8a,8bを交互に運転する領域がある為、交互運転の領域においては使用者の要求通りにユニットを動作させることが出来ず不満感を与えていた。 【0005】この発明は、かかる問題点を解消するためになされたもので、各室内ユニットの使用者に不満感を与えることもなく冷房露付きを防止するとともに、快適な運転の実現を可能とする多室形空気調和機を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明に係る多室形空気調和機は、送風機、熱交換器等を有する複数の室内ユニットと、これらの複数の室内ユニットが接続され、圧縮機、送風機、熱交換器等を有する室外ユニットと、この室外ユニットに設けられ、各室内ユニットのサーモON連続時間をカウントする室内ユニットサーモON連続時間カウント手段と、室外ユニットに設けられ、室内ユニットサーモON連続時間カウント手段からの情報に基づいて圧縮機の上限周波数を変化させる圧縮機上限周波数変化手段とを備えたものである。 【0007】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X以上の場合は圧縮機上限周波数を通常の上限周波数以下にするものである。 【0008】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満の場合は圧縮機上限周波数を通常の上限周波数に維持するものである。 【0009】また、送風機、熱交換器等を有する複数の室内ユニットと、これらの複数の室内ユニットが接続され、圧縮機、送風機、熱交換器等を有する室外ユニットと、この室外ユニットに設けられ、各室内ユニットのサーモON連続時間をカウントする室内ユニットサーモON連続時間カウント手段と、室外ユニットに設けられ、各室内ユニットのサーモOFF情報をモニタする室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段と、室外ユニットに設けられ、室内ユニットサーモON連続時間カウント手段及び室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段からの情報に基づいて圧縮機の上限周波数を変化させる圧縮機上限周波数変化手段とを備えたものである。 【0010】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X以上の場合、又は各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段がモニタした各室内ユニットのサーモOFF時間が所定値Y以上の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数以下にするものである。 【0011】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段がモニタした各室内ユニットのサーモOFF時間が所定値Y未満の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数に維持するものである。 【0012】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X以上の場合、又は各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段にてカウントしたOFF回数が所定値Z以上の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数以下にするものである。 【0013】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段にてカウントしたOFF回数が所定値Z未満の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数に維持するものである。 【0014】また、送風機、熱交換器等を有する複数の室内ユニットと、これらの複数の室内ユニットが接続され、圧縮機、送風機、熱交換器等を有する室外ユニットと、この室外ユニットに設けられ、各室内ユニットのサーモON連続時間をカウントする室内ユニットサーモON連続時間カウント手段と、室外ユニットに設けられ、各室内ユニットの温度情報をモニタする室内ユニット温度情報モニタ手段と、室外ユニットに設けられ、室内ユニットサーモON連続時間カウント手段及び室内ユニット温度情報モニタ手段からの情報に基づいて圧縮機の上限周波数を変化させる圧縮機上限周波数変化手段とを備えたものである。 【0015】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X以上の場合、又は各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ各室内ユニットの要求温度差(室温−設定温度)が所定値W以上の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数以下にするものである。 【0016】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ各室内ユニットの要求温度差(室温−設定温度)が所定値W以上の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数に維持するものである。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1,2は実施の形態1を示す図で、図1は構成を示すブロック図、図2は制御のフローチャートである。図1において、1は室外ユニット、2は圧縮機、3は室外熱交換器、4は室外ファン、5は室外送風用モータ、6a,6bは室内ユニットサーモON連続時間カウント手段、7は圧縮機上限周波数変化手段、8a,8bは室内ユニット、9a,9bは室内熱交換器、10a,10bは室内ファン、11a,11bは室内送風用モータである。室外の送風機は室外ファン4と室外送風用モータ5とで、室内の送風機は室内ファン10a,10bと室内送風用モータ11a,11bとで構成される。 【0018】次に動作を説明する。室内ユニットサーモON連続時間カウント手段6a、6bが室内ユニット8a、8bより送信されるサーモON情報をモニタし、サーモON時間をカウントする。圧縮機上限周波数変化手段7は、室内ユニットサーモON連続時間カウント手段6a、6bがカウントしたサーモON連続時間情報を受け、その結果により圧縮機2の許容上限周波数を変化させる。 【0019】これにより、室内ユニット8a、8bのサーモON連続時間を考慮して圧縮機上限周波数を変化させることが可能となる為、各室内ユニットの要求負荷を想定しながら冷房露付きを防止することが実現出来る。 【0020】図2のフローチャートにより制御を詳細に説明する。先ず、どのユニットがサーモONしているユニットなのかをモニタし、1台運転なのか2台運転なのかを判定する(ステップ21,22,30)。1台運転の場合にはそのユニットの連続サーモON時間をモニタし、その値が所定値X以上ならば(ステップ23,31)、その室内ユニットの要求負荷をある程度満し、ユニットの吹き出し温度もある程度冷えていると判断し、圧縮機の上限周波数を冷房時に室内ユニットに露がつかない周波数まで下げる(ステップ24)。所定値X分未満の場合には、室内ユニットの要求負荷をまだ満足していないと判断し、圧縮機の上限周波数を通常時の値とする(ステップ25)。 【0021】2台運転の場合には2台ともに連続サーモON時間が所定値X以上ならば(ステップ26,27)、圧縮機の上限周波数を室内ユニットに露がつかない周波数まで下げる(ステップ28)。1台でも連続サーモON時間が所定値X未満であるならば(ステップ26)、圧縮機の上限周波数を冷房2台の通常時の値とする(ステップ29)。 【0022】上述の実施の形態によれば、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X以上の場合に圧縮機上限周波数変化手段7により圧縮機の上限運転周波数を変更するので、冷房時の室内ユニット露付きを防止しながら通常上限周波数での運転時間も極力長く確保することが可能となる。 【0023】上述の実施の形態では、室内ユニットが2台接続の多室形空気調和機について説明を行ったが、3台以上接続の場合についても同様な制御フローを用いることにより、冷房時の室内ユニットへの露付きを防止し、通常の上限周波数での運転を十分に確保することが可能である。 【0024】また、上述の実施の形態では、サーモONの連続時間により判定を行ったが、それ以外にもサーモONの積算時間(サーモON/OFFを頻繁に繰り返す場合などではサーモONの積算時間)においても判定を行うことは可能である。 【0025】実施の形態2.図3,4、5は実施の形態2を示す図で、図3は構成を示すブロック図、図4は制御のフローチャート、図5は変形例の制御のフローチャートである。図3において、1は室外ユニット、2は圧縮機、3は室外熱交換器、4は室外ファン、5は室外送風用モータ、6a,6bは室内ユニットサーモON連続時間カウント手段、7は圧縮機上限周波数変化手段、8a,8bは室内ユニット、9a,9bは室内熱交換器、10a,10bは室内ファン、11a,11bは室内送風用モータ、12a,12bは室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段である。 【0026】次に動作を説明する。室内ユニット8a、8bより送信されるサーモON情報を室内ユニットサーモON時間カウント手段6a、6bはモニタし、サーモON連続時間をカウントする。さらに室内ユニット8a、8bより送信されるサーモOFF情報を室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段12a、12bによりモニタする。圧縮機上限周波数変化手段7は各ユニットがカウントしたサーモON時間情報および各ユニットのサーモOFF情報を受け、その結果により圧縮機2の許容上限周波数を変化させる。 【0027】これにより、各ユニットのサーモON連続時間およびサーモOFF情報を考慮しての圧縮機上限周波数の変化が可能となる為、各室内ユニットが接続された部屋の負荷状況を把握し冷房露付きの防止も積極的に行うことが出来る。 【0028】図4のフローチャートにより制御を詳細に説明する。先ずどのユニットがサーモONしているユニットなのかをモニタし、1台運転なのか2台運転なのかを判定する(ステップ41,42,50)。1台運転の場合にはそのユニットの連続サーモON時間をモニタし、その値が所定値X以上であるならば(ステップ43,51)、その室内ユニットの要求負荷をある程度満し、ユニットの吹き出し温度もある程度冷えていると判断し、圧縮機の上限周波数を、冷房時に室内ユニットに露がつかない周波数まで下げる(ステップ44)。 【0029】所定値X分未満の場合には、次にサーモOFFの時間がどの位かをモニタし、その時間が所定値Y以上の場合には(ステップ54,55)、室内ユニットの要求負荷を満足していると判断し、圧縮機の上限周波数を冷房時に室内ユニットに露がつかない周波数まで下げる(ステップ44)。Y未満の場合には(ステップ54,55)、室内ユニットの要求負荷をまだ満足していないと判断し、圧縮機の上限周波数を通常時の値とする(ステップ45)。 【0030】2台運転の場合には2台ともに連続サーモON時間が所定値X以上であるならば(ステップ46,47)、圧縮機の上限周波数を室内ユニットに露がつかない周波数まで下げる(ステップ48)。また、1台の連続サーモON時間が所定値X分以上で、もう1台の連続サーモON時間が所定値X分未満でも、サーモOFF時間がY以上の場合には(ステップ46,47,53)、圧縮機の上限周波数を室内ユニットに露がつかない周波数まで下げる(ステップ48)。1台でも連続サーモON時間が所定値X分未満でかつサーモOFF時間がY未満の場合には(ステップ52,53)、圧縮機の上限周波数を通常時の値とする(ステップ49)。 【0031】上述の実施の形態によれば、、各室内ユニットのサーモON連続時間をカウントする手段によってカウントされた時間の値と各室内ユニットのサーモOFF時間により、各室内ユニットが接続された部屋の負荷状況を把握し、圧縮機の上限運転周波数を変更するので各室内ユニット使用者に不満感を与えることなく、冷房時の室内ユニット露付きも防止することが可能となる。 【0032】本実施の形態の変形例を、図5のフローチャートにより説明する。先ず、どのユニットがサーモONしているユニットなのかをモニタし、1台運転なのか2台運転なのかを判定する(ステップ41,42,50)。1台運転の場合にはそのユニットの連続サーモON時間をモニタし、その値が所定値X以上であるならば(ステップ43,51)、その室内ユニットの要求負荷をある程度満し、ユニットの吹き出し温度もある程度冷えていると判断し、圧縮機の上限周波数を、冷房時に室内ユニットに露がつかない周波数まで下げる(ステップ44)。 【0033】所定値X分未満の場合には、次にサーモOFFを何回したかをモニタし、その回数が所定値Z回以上の場合には(ステップ58,59)、室内ユニットの要求負荷を満足していると判断し、圧縮機の上限周波数を冷房時に室内ユニットに露がつかない周波数まで下げる(ステップ44)。Z回未満の場合には(ステップ58,59)、室内ユニットの要求負荷をまだ満足していないと判断し、圧縮機の上限周波数を通常時の値とする(ステップ45)。 【0034】2台運転の場合には2台ともに連続サーモON時間が所定値X分以上であるならば(ステップ46,47)、圧縮機の上限周波数を室内ユニットに露がつかない周波数まで下げる(ステップ48)。また、1台の連続サーモON時間が所定値X分以上で、もう1台の連続サーモON時間が所定値X分未満でも、サーモOFF回数がZ回以上の場合には(ステップ46,47,57)、圧縮機の上限周波数を室内ユニットに露がつかない周波数まで下げる(ステップ48)。1台でも連続サーモON時間が、所定値X分未満でかつサーモOFF回数がZ回未満の場合には(ステップ56,57)、圧縮機の上限周波数を通常時の値とする(ステップ49)。 【0035】この変形例によれば、各室内ユニットのサーモON連続時間をカウントする手段によってカウントされた時間の値と各室内ユニットのサーモOFF回数により、各室内ユニットが接続された部屋の負荷状況を把握し、圧縮機の上限運転周波数を変更するので各室内ユニット使用者に不満感を与えることなく、冷房時の室内ユニット露付きも防止が積極的に行われることが可能となる。 【0036】上述の実施の形態では、室内ユニットが2台接続の多室形空気調和機について説明を行ったが、3台以上接続の場合についても同様な制御フローを用いることにより、冷房時の室内ユニットへの露付きを防止し、各室内ユニット使用者に不満感を与えることなく冷房を行うことが可能である。 【0037】実施の形態3.図6,7は実施の形態3を示す図で、図6は構成を示すブロック図、図7は制御のフローチャートである。図6において、1は室外ユニット、2は圧縮機、3は室外熱交換器、4は室外ファン、5は室外送風用モータ、6a,6bは室内ユニットサーモON連続時間カウント手段、7は圧縮機上限周波数変化手段、8a,8bは室内ユニット、9a,9bは室内熱交換器、10a,10bは室内ファン、11a,11bは室内送風用モータ、13a,13bは室内ユニット温度情報モニタ手段である。 【0038】次に動作を説明する。室内ユニット8a、8bより送信されるサーモON情報を室内ユニットサーモON連続時間カウント手段6a、6bはモニタし、サーモON連続時間をカウントする。さらに室内ユニット8a、8bより送信される室内温度情報を室内ユニット温度情報モニタ手段によりモニタする。圧縮機上限周波数変化手段7は各ユニットがカウントしたサーモON時間情報および各ユニットの温度情報を受け、その結果により圧縮機2の許容上限周波数を変化させる。 【0039】これにより、各ユニットのサーモON連続時間および温度情報を考慮しての圧縮機上限周波数の変化が可能となる為、各室内ユニットの負荷変動を推定しながら冷房露付きを防止することが実現出来る。 【0040】図7のフローチャートにより制御を詳細に説明する。先ず、どのユニットがサーモONしているユニットなのかをモニタし、1台運転なのか2台運転なのかを判定する(ステップ71,72,80)。1台運転の場合にはそのユニットの連続サーモON時間をモニタし、その値が所定値X分以上であるならば(ステップ73,81)、その室内ユニットの要求負荷をある程度満足、ユニットの吹き出し温度もある程度冷えていると判断し、圧縮機の上限周波数を冷房時に室内ユニットに露がつかない周波数まで下げる(ステップ74)。 【0041】所定値X分未満の場合には、次に室内ユニット温度差△T(室温−設定温度)をモニタし、その値が所定値Wdeg 未満ならば(ステップ84,85)、室内ユニットの要求負荷を満足していると判断し、圧縮機の上限周波数を冷房時に室内ユニットに露がつかない周波数まで下げる(ステップ74)。Wdeg 以上の場合には(ステップ84,85)、室内ユニットの要求負荷をまだ満足していないと判断し、圧縮機の上限周波数を通常時の値とする(ステップ75)。 【0042】2台運転の場合には2台ともに連続サーモON時間が所定値X分以上であるならば(ステップ76,77)、圧縮機の上限周波数を室内ユニットに露がつかない周波数まで下げる。また、1台の連続サーモON時間が所定値X分以上で、もう1台の連続サーモON時間が所定値X分未満でも、室内温度差△T(室温−設定温度)が所定値Wdeg 未満なら(ステップ76,77,83)、圧縮機の上限周波数を室内ユニットに露がつかない周波数まで下げる(ステップ78)。1台でも連続サーモON時間が所定値X分未満でかつ室内温度差△T(n)(室温−設定温度)が所定値Wdeg 以上であるなら(ステップ82,83)、圧縮機の上限周波数を通常時の値とする(ステップ79)。 【0043】上述の実施の形態によれば、各室内ユニットのサーモON連続時間をカウントする手段によってカウントされた時間の値と各室内ユニットの温度差△T(室温−設定温度)をモニタすることにより、各室内ユニットが接続された部屋の負荷変動を推定し、圧縮機の上限運転周波数を変更するので各室内ユニット使用者の運転要望を十分に満足させるとともに、冷房時の室内ユニット露付きも防止できることが可能となる。 【0044】上述の実施の形態では、室内ユニットが2台接続の多室形空気調和機について説明を行ったが、3台以上接続の場合についても同様な制御フローを用いることにより、冷房時の室内ユニットへの露付きを防止し、各室内ユニット使用者に不満感を与えることなく冷房を行うことが可能である。 【0045】 【発明の効果】この発明に係る多室形空気調和機は、各室内ユニットのサーモON連続時間をカウントし、その結果に対し圧縮機上限周波数変化手段により圧縮機の上限運転周波数を変更するので、各室内ユニットの要求負荷を想定し、冷房時の露付きを防止することが可能となる。 【0046】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X以上の場合は圧縮機上限周波数を通常の上限周波数以下にするので、冷房時の室内ユニット露付きを防止しながら運転時間も極力長く確保することが可能となる。 【0047】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満の場合は圧縮機上限周波数を通常の上限周波数に維持しても、室内ユニットに露付きが発生することはない。 【0048】また、室内ユニットサーモON連続時間カウント手段及び室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段からの情報に基づいて圧縮機の上限周波数を変化させる圧縮機上限周波数変化手段を設けたので、各室内ユニットが接続された部屋の負荷状況を把握し、圧縮機の上限運転周波数を変更するので積極的な冷房時の露付き防止が可能となる。 【0049】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X以上の場合、又は各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段がモニタした各室内ユニットのサーモOFF時間が所定値Y以上の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数以下にするので、冷房時の室内ユニット露付きを防止しながら運転時間も極力長く確保することが可能となる。 【0050】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段がモニタした各室内ユニットのサーモOFF時間が所定値Y未満の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数に維持しても、室内ユニットに露付きが発生することはない。 【0051】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X以上の場合、又は各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段にてカウントしたOFF回数が所定値Z以上の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数以下にするので、各室内ユニット使用者に不満感を与えることなく、冷房時の室内ユニット露付きも防止が積極的に行われることが可能となる。 【0052】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ室内ユニットサーモOFF情報モニタ手段にてカウントしたOFF回数が所定値Z未満の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数に維持しても、室内ユニットに露付きが発生することはない。 【0053】また、室内ユニットサーモON連続時間カウント手段及び室内ユニット温度情報モニタ手段からの情報に基づいて圧縮機の上限周波数を変化させる圧縮機上限周波数変化手段を設けたので、各室内ユニットが接続された部屋の負荷変動を推定し、冷房時の露付きを防止することが可能となる。 【0054】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X以上の場合、又は各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ各室内ユニットの要求温度差(室温−設定温度)が所定値W以上の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数以下にするので、各室内ユニット使用者の運転要望を十分に満足させるとともに、冷房時の室内ユニット露付きも防止できることが可能となる。 【0055】また、圧縮機上限周波数変化手段は、各室内ユニットのサーモON連続時間が所定値X未満で、かつ各室内ユニットの要求温度差(室温−設定温度)が所定値W以上の場合は、圧縮機上限周波数を通常の上限周波数に維持しても、室内ユニットに露付きが発生することはない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月2日(1999.4.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100099461 【弁理士】 【氏名又は名称】溝井 章司 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−292020(P2000−292020A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月20日(2000.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−96464 |
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