| 【発明の名称】 |
空気調和機 |
| 【発明者】 |
【氏名】渡辺 正人
【氏名】源野 晴隆
【氏名】中島 利光
【氏名】清水 健二
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| 【要約】 |
【課題】冷凍サイクル中に設けている電動膨張弁の開度を適切に制御することにより、室内ユニットの熱交換器の乾きを防止する。
【解決手段】エアコンでは、コンプレッサが運転されると、ディスチャージ温度T-disと前回の目標ディスチャージ温度TGT-dismから操作度D-disを演算し、演算した操作度D-disの絶対値が所定範囲となると、チャージ温度T-shとコイル温度T-coilから乾き度D-shを演算する(ステップ200〜204)。この後、演算した操作度D-disと乾き度D-shから操作量USHを設定して補正量CSHを求め(ステップ206〜214)、この補正量CSHで演算したディスチャージ温度Tgt-disで補正した目標ディスチャージ温度Tgt-disに基づいて電動膨張弁の開度を制御する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくともコンプレッサ、利用側熱交換器、電動膨張弁、熱源側熱交換器を用いて構成される冷凍サイクル中を循環する冷媒の流量を前記電動膨張弁の開度を変えて制御する空気調和機において、コンプレッサから吐出される冷媒の温度が目標ディスチャージ温度に至るように前記電動膨張弁の開度を制御すると共に、前記利用側熱交換器の温度値、前記コンプレッサから吐出される冷媒の温度値、及び前記コンプレッサに吸引される冷媒の温度値のいくつかの値に基づいて前記目標ディスチャージ温度を補正することを特徴とする空気調和機。 【請求項2】 前記補正は、前記利用側熱交換器の温度と前記コンプレッサに吸引される冷媒の温度とから演算される値が所定値を越えたときに前記目標ディスチャージ温度を低く補正することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 【請求項3】 前記コンプレッサに吸引される冷媒の温度が前記目標ディスチャージ温度より高いときに、前記補正は前記電動膨張弁が開くように前記目標ディスチャージ温度を補正することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。 【請求項4】 前記補正は外気温度に応じて前記目標ディスチャージ温度を補正することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の空気調和機。 【請求項5】 前記利用側熱交換器の温度と前記コンプレッサに吸引される冷媒の温度とに基づいて前記コンプレッサの運転能力を制限することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の空気調和機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルを構成するコンプレッサ、凝縮器、減圧装置(電動膨張弁)、蒸発器などの機器を室内ユニットと室外ユニットとに分けて搭載した分離型の空気調和機に関する。 【0002】 【従来の技術】室内を空調する空気調和機(以下「エアコン」と言う)では、室内ユニットと室外ユニットとの間で形成されている冷凍サイクル中を冷媒が循環することにより、室内ユニットから吹出す空気を温調している。このようなエアコンは、冷凍サイクル中に設けた電動膨張弁の開度を制御することにより、室内ユニットに設けられた熱交換器(冷房運転時は蒸発器として作用し、又暖房運転時は凝縮器として作用する)の冷房量、暖房量を制御するようになっている。 【0003】エアコンでは、コンプレッサから吐出される冷媒の目標温度である目標ディスチャージ温度を設定し、コンプレッサから吐出される冷媒の温度(ディスチャージ温度)この目標ディスチャージ温度となるように電動膨張弁を制御している。 【0004】ところで、目標ディスチャージ温度のみによって電動膨張弁を制御した場合、冷房モードで運転しているときに蒸発器の温度低下で冷媒圧力が低下すると、その反動で室内ユニットの熱交換器の出口付近の温度が上昇する(熱交換器が乾き始める)ことがある。室内ユニットの熱交換器に乾きが生じると、この部分での空気の冷却(及び除湿)が行われなくなり送風用のクロスフローファンで結露して水滴が付着する露付きが生じる。この露付きが生じた状態で送風が行われると、水分が室内ユニット内に飛散したり、吹出し口から室内へ吹出されてしまうという問題が生じる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、エアコンに設けられている電動膨張弁を適切に制御することにより、例えば冷房モードで、室内ユニットの熱交換器に乾きが生じるのを防止する電動膨張弁の制御方法を提案することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機は、少なくともコンプレッサ、利用側熱交換器、電動膨張弁、熱源側熱交換器を用いて構成される冷凍サイクル中を循環する冷媒の流量を電動膨張弁の開度を変えて制御する空気調和機において、コンプレッサから吐出される冷媒の温度が目標ディスチャージ温度に至るように電動膨張弁の開度を制御すると共に、利用側熱交換器の温度値、コンプレッサから吐出される冷媒の温度値、及びコンプレッサに吸引される冷媒の温度値のいくつかの値に基づいて目標ディスチャージ温度を補正することを特徴とする。 【0007】この発明によれば、コンプレッサから吐出される冷媒の温度であるディスチャージ温度、コンプレッサに吸引される冷媒の温度であるサクション温度及び利用側熱交換器の温度であるコイル温度に基づいて目標ディスチャージ温度を補正する。 【0008】電動膨張弁は、目標ディスチャージ温度が下げられることにより開く方向へ操作され、これにより、熱交換器の温度であるコイル温度が上がり、サクション温度が下がる。 【0009】ここから、ディスチャージ温度、サクション温度及びコイル温度に基づいて目標ディスチャージ温度を補正し、この目標ディスチャージ温度に基づいて電動膨張弁の開度を制御することにより、利用側熱交換器の乾きを抑えることが可能となり、利用側熱交換器に乾きが生じることによるクロスフローファン等への露付きを防止することができる。 【0010】このような本発明では、前記補正は、コイル温度とサクション温度とに基づいて演算される値が所定値を越えたときに目標ディスチャージ温度を低く補正する。 【0011】熱交換器は、サクション温度が高くなると乾きが生じ易くなる。ここから、熱交換器に乾きが生じ易くなっているかをコイル温度とチャージ温度とを比較して判断し、乾きが生じる温度となっているときには、目標ディスチャージ温度を下げるように補正する。これにより、熱交換器の乾きを抑えることができる。 【0012】また、本発明は、サクション温度がコイル温度より高いときに、補正は電動膨張弁が開くように目標ディスチャージ温度を補正する。 【0013】ディスチャージ温度が目標ディスチャージ温度を越えると、利用側熱交換器に乾きが生じ易くなる。ここから、ディスチャージ温度が高いときには、目標ディスチャージ温度を下げるように補正する。これにより、電動膨張弁が開かれる方向へ操作され、ディスチャージ温度が下がり、コイル温度が若干上がると共にサクション温度が下がり、熱交換器の乾きが抑えられる。 【0014】さらに、本発明は、外気温度を検出する外気温度検出手段を含み、前記補正手段は外気温度に応じて前記目標ディスチャージ温度を補正することを特徴とする。 【0015】この発明によれば、外気温度が低くなると冷媒圧力も下がるので、外気温度が低いときには、外気温度が高いときに比較し目標ディスチャージ温度が低くなるように補正する。これにより、外気温度が比較的に低い際に生じ易くなる利用側熱交換器の乾きを抑えることができる。 【0016】また、本発明では、コイル温度とサクション温度とに基づいてコンプレッサの冷媒吐出容量を制限する制限手段を含むことが好ましい。 【0017】コンプレッサの回転数を上げることにより冷房能力が高くなる。しかし、熱交換器に乾きが生じ易い状態で冷房能力を上げると、冷媒が液化して、より熱交換器が乾き易くなる。このため、熱交換器が乾きの生じ易い状態では、冷房能力を下げることが好ましいが、少なくとも冷房能力が上がってしまうのを抑えることにより、熱交換器の乾きによる露付きを抑えることができる。 【0018】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明する。 【0019】図1には、本実施の形態に適用した空気調和機(以下「エアコン10」という)の概略構成を示している。エアコン10は、室内ユニット12と室外ユニット14によって構成されている。なお、室外ユニット14には、複数台の室内ユニット12が接続可能となっているものであっても良い。 【0020】エアコン10の室内ユニット12と室外ユニット14とは、ガス冷媒を循環させる太管の冷媒配管16Aと、液冷媒を循環させる細管の冷媒配管16Bとで接続されている。室内ユニット12には、利用側熱交換器として熱交換器18が設けられており、冷媒配管16A、16Bのそれぞれの一端がこの熱交換器18に接続されている。また、冷媒配管16Aの他端は、室外ユニット14のバルブ20Aに接続されている。このバルブ20Aは、マフラー22Aを介して四方弁24に接続されている。この四方弁24には、アキュムレータ28及びマフラー22Bが接続されており、このアキュムレータ28及びマフラー22Bのそれぞれがコンプレッサ26に接続している。 【0021】さらに、室外ユニット14には、熱源側熱交換器として熱交換器30が設けられている。この熱交換器30は、一方が四方弁24に接続され、他方がキャピラリチューブ32、ストレーナ34、モジュレータ38を介してバルブ20Bに接続されている。また、ストレーナ34とモジュレータ38の間には、電動膨張弁36が設けられている。また、冷配管16Bの他端は、バルブ20Bに接続されており、これにより、室内ユニット12と室外ユニット14の間に冷凍サイクルを形成する冷媒の密閉された循環路が構成されている。 【0022】エアコン10は、コンプレッサ26が駆動されると、冷凍サイクル中を冷媒が循環される。図1で、矢印によって暖房運転時(暖房モード)と冷房又は除湿運転時(冷房モード)の冷媒の流れを示すように、エアコン10は、四方弁24の切り換えによって、運転モードが冷房モード(含むドライモード)と暖房モードが切り換えられ、電動膨張弁36の弁開度を制御することにより、冷凍サイクル中での冷媒の蒸発温度が調整される。 【0023】図2に示されるように、室内ユニット12は、吸込み口48と吹出し口50が形成されたケーシング42を備え、このケーシング42の裏面に設けているベース板40によって被空調室の壁面等へ所定の高さで固定される。 【0024】ケーシング42内には、熱交換器18と共にクロスフローファン44が配置されており、クロスフローファン44の作動によって室内の空気が吸込み口46からフィルタ48を通過してケーシング42内へ吸引される。ケーシング42内に吸引された空気は、熱交換器18を通過した後、吹出し口50から室内へ吹き出される。この空気は、熱交換器18を通過することにより、熱交換器18内を循環される冷媒との間で熱交換が行われ、室内を空調する温調された空気(空調風)となる。 【0025】室内ユニット12の吹出し口50には、上下フラップ54と左右フラップ52が設けられており、この左右フラップ52と上下フラップ54によって、吹出し口50から吹き出される空調風の向きが変えられる。エアコン10では、左右フラップ52が手動で向きが変えられるようになっており、主に上下フラップ54の向きを制御することにより吹出し口50から吹出す空調風の風向を制御している。なお、室内ユニット12は、上下フラップ54と共に左右フラップ52の向きを制御するものであっても良い。 【0026】図3に示されるように、室内ユニット12には、電源基板56、コントロール基板58及びパワーリレー基板60が設けられている。電源基板56には、モータ電源62、制御回路電源64、シリアル電源66及び駆動回路68が設けられており、エアコン10を運転するための電力(例えば単相100Vの交流電力)が供給されるようになっている。また、コントロール基板58には、シリアル回路70、駆動回路72及びマイクロコンピュータ(マイコン74)が設けられている。 【0027】電源基板56の駆動回路68には、前記したクロスフローファン44を駆動するファンモータ76(例えばDCブラシレスモータ)が接続されており、コントロール基板58に設けられているマイコン74からの制御信号に応じてモータ電源62から駆動電力を供給する。このとき、マイコン74は、駆動回路68からの出力電圧を12V〜36Vの範囲で256ステップで変化させて制御し、室内ユニット12の吹出し口50から吹き出される空調風の風量を調整する。 【0028】コントロール基板58の駆動回路72には、パワーリレー基板60及び上下フラップ54を操作する上下フラップモータ78が接続されている。パワーリレー基板60には、パワーリレー80と温度ヒューズ等が設けられており、マイコン74からの信号によってパワーリレー80を操作し、室外ユニット14へ電力を供給するための接点80Aを開閉する。エアコン10は、接点80Aが閉じられることにより、室外ユニット14への電力の供給が可能となる。なお、室内ユニット12とは別に室外ユニット14へ電力を供給するときには、後述するシリアル通信によって室外ユニット14の運転が制御される。 【0029】上下フラップモータ78は、マイコン74の制御信号に応じて作動されて上下フラップ54を操作する。これにより、室内ユニット12の吹出し口50から所望の領域へ向けて空調風が吹出される。 【0030】また、マイコン74には、室内温度を検出する室温センサ84及び熱交換器18のコイル温度を検出する熱交温度センサ86が接続され、さらに、コントロール基板58に設けられているサービスLED及び運転切換スイッチ88が接続されている。運転切換スイッチ88は、「通常運転」とメンテナンス時等に行う「試験運転」との切換及び、エアコン10の運転を停止する「停止」に切換えられる。エアコン10は、運転切換スイッチ88を「通常運転」に設定して使用される。これにより、接点88Aが閉じられて、室内ユニット12へ運転用の電力が供給される。また、運転切換スイッチ88を「停止」位置にすることにより、接点88Aが開放されて、室内ユニット12への電力の供給が停止される。なお、サービスLEDは、メンテナンス時に点灯することにより、サービスマンに自己診断結果を知らせるようになっている。 【0031】室内ユニット12には、室外ユニット14への配線が接続される端子台90が設けられている。この端子台90のターミナル90A、90B、90Cには、室内ユニット12から室外ユニット14へ供給する電源用の配線が接続可能となっている。また、ターミナル90B、90Cには、室内ユニット12と室外ユニット14の間でシリアル通信を行うための配線が接続される。 【0032】マイコン74及び電源回路56のシリアル電源66に接続されているシリアル回路70は、ターミナル90B、90Cを介して室外ユニット14へ接続されるようになっており、これにより、室内ユニット12と室外ユニット14との間でシリアル通信が可能となっている。 【0033】一方、マイコン74には、表示基板82が接続されている。この表示基板82は、運転表示用の表示LED等が設けられた表示部と、図示しないリモコンスイッチ120から送出される操作信号を受信する受光素子を備えた受光部が設けられている。これにより、エアコン10では、リモコンスイッチが操作されることにより、室内ユニット12と室外ユニット14との間でシリアル通信を行ないながら、室内がリモコンスイッチによって設定された空調状態となるように空調運転を行なう。 【0034】図4には、室外ユニット14の概略構成を示している。室外ユニット14は、端子台92が設けられ、この端子台92のターミナル92A、92B、92Cのうちターミナル92B、92Cにシリアル通信用の配線が接続される。また、室外ユニット14には、ターミナル90A、90Bを介して運転電力が供給される。 【0035】この室外ユニット14には、整流基板94、コントロール基板96が設けられている。コントロール基板96には、マイコン98と共に、ノイズフィルタ100A、100B、100C、シリアル回路102及びスイッチング電源104等が設けられている。 【0036】整流基板94は、ノイズフィルタ100Aを介して供給される電力を整流し、ノイズフィルタ100B、100Cを介して平滑化してスイッチング電源104へ出力する。スイッチング電源104には、マイコン98と共にインバータ回路106が接続されており、マイコン98から出力される制御信号に応じた周波数の電力をインバータ回路106からコンプレッサモータ108へ出力して、コンプレッサ26を回転駆動させるようになっている。 【0037】なお、マイコン98は、インバータ回路106から出力される電力が、オフ(停止)または14Hz(回転数を周波数に換算して)以上の所定の範囲(上限は運転電流が所定値を越えないように制限される)となるように制御しており、これによって、コンプレッサモータ108、すなわちコンプレッサ26の回転数が変えられ、コンプレッサ26の能力(エアコン10の冷暖房能力)が制御される。 【0038】コンプレッサ26の回転数を変える方法としては、コンプレッサ26の駆動源に誘導電動機を用いるときは、PWM理論に基づいて周波数の制御された疑似正弦波をインバータ回路106から出力する。疑似正弦波の周波数を変えることによってコンプレッサ26の回転数を変えることができる。 【0039】また、コンプレッサ26の駆動源に直流電動機(直流ブラシレスモータ)を用いるときは、この電動機の回転子の回転位置に対応して予め設定された通電パターンでインバータ回路106を介して所定の固定子巻き線へ通電を行って回転を維持する。この時固定子巻き線への通電は所定の周期でチョッピングされてインバータ回路106を構成するスイッチング素子の負荷を軽減している。回転数はチョッピング波形のONデューティを変えて行われる。 【0040】このコントロール基板96には、四方弁24及び熱交換器30を冷却するための図示しないファンを駆動するファンモータ110、ファンモータコンデンサ110Aが接続されている。 【0041】マイコン98は、運転モードに応じて四方弁24を切り換えると共に、室内ユニット12からの制御信号及び後述する各種センサの検出結果に基づいて、ファンモータ110のオン/オフ及びコンプレッサモータ108の回転数等を制御するようになっている。 【0042】また、マイコン98には、電動膨張弁36が接続されている。この電動膨張弁36には、図示しないステッピングモータが設けられており、このステッピングモータの駆動によって電動膨張弁36の開度が開閉される。マイコン98は、このステッピングモータの回転量を例えば0〜512ステップの範囲で制御することにより電動膨張弁36の開度を任意に制御している。 【0043】一方、室外ユニット14には、外気温度を検出する外気温度センサ112、熱交換器30の冷媒コイルの温度を検出するコイル温度センサ114、コンプレッサ26の温度を検出するコンプレッサ温度センサ116と共に、冷凍サイクル中の冷媒温度を検出する冷媒温度センサ150、152が設けられており、これらがマイコン98に接続されている。マイコン98はこれらの温度センサの出力をA/D(アナログ/デジタル)変換した後内部に取り込み制御に用いる。 【0044】図1に示されるように、冷媒温度センサ150は、コンプレッサ26からの冷媒の吐出側に設けられており、コンプレッサ26から吐出される冷媒の温度をディスチャージ温度として検出するようになっている。また、冷媒温度センサ152は、例えばバルブ20Aと四方弁24の間に設けられており、エアコン10が冷房モードで運転されるときに、コンプレッサ26へ吸引される冷媒の温度をサクション温度として検出するようになっている。 【0045】エアコン10では、室内温度及び設定温度に応じてコンプレッサ26の回転数を設定してコンプレッサ26を駆動する。このとき、室外ユニット14のマイコン98は、目標ディスチャージ温度を設定し、冷媒温度センサ150によって検出するディスチャージ温度が目標ディスチャージ温度となるように電動膨張弁36を制御する。 【0046】ところで、エアコン10では、冷房モードで運転中に電動膨張弁36の開度を制御するときに、室内ユニット12の熱交温度センサ86によって検出するコイル温度、冷媒温度センサ150によって検出するディスチャージ温度、冷媒温度センサ152によって検出するサクション温度及び外気温度センサ112によって検出する外気温度に基づいて補正する。これにより、エアコン10では、室内ユニット12の熱交換器18に乾きが生じることにるクロスフローファン44の露付き、すなわち、熱交換器18の乾きを防止するようにしている。クロスフローファン44の露付は、熱交換器18の乾いたところを通過した湿った空気が冷却されたクロするフォーファンに当たって生じる。 【0047】エアコン10では、この電動膨張弁36の開度の補正を目標ディスチャージ温度を補正することにより行なうようになっている。 【0048】このために、エアコン10では、前回の目標ディスチャージ温度Tgt-dism、ディスチャージ温度T-dis、サクション温度T-sh及びコイル温度T-coilから、室内ユニット12の熱交換器18の乾き度D-shと共に、電動膨張弁36の開度を補正するときの電動膨張弁36の操作度D-disを求める。この乾き度D-sh及び操作度(偏差)D-disは、一例として以下のように設定している。 【0049】D-dis = T-dis − Tgt-dismD-sh = T-sh − (T-coil − α) マイコン98では、この乾き度D-sh及び操作度D-disから電動膨張弁36の操作量USHを設定し、この操作量USHから目標ディスチャージ温度Tgt-disを補正するための補正量CSHを設定する。 【0050】補正量CSHは、操作量USHと前回の補正量CSHmから次式に基づいて演算される。 【0051】CSH = USH + CSHmなお、補正量CSHmの初期値は「0」(CSHm=0)としている。 【0052】エアコン10では、操作量USHを操作度D-dis、乾き度D-shに基づいており、本実施の形態では、一例として表1に示されるように設定し、操作度D-disと乾き度D-shに応じた操作量USHの設定値が、マイコン98に設けられている図示しないメモリに記憶させている。 【0053】 【表1】
なお、A〜Gの各値は、冷凍サイクルの能力に応じて最適な値を設定するが、1〜5の範囲がより好ましい。 【0054】一方、目標ディスチャージ温度Tgt-disは、次式に示すように、前回の目標ディスチャージ温度Tgt-disを外気温度To及び補正量CSHによって補正して設定している。 Tgt-dis = Tgt-dis + C(To ) + CSHC(To)は外気温に基づく関数であり空気調和機のユニット毎に調整される。すなわち、エアコン10では、目標ディスチャージ温度Tgt-disを、外気温度Toに基づいてシフトさせると共に、補正量CSHを用いて増減させている。 【0055】ディスチャージ温度T-disが目標ディスチャージ温度Tgt-dismより低い場合、操作度D-disは負となる。表1により、USHが下がる方向へ補正され、電動膨張弁36は、閉じる方向へ操作される。また、ディスチャージ温度T-disが目標ディスチャージ温度Tgt-dismより高く、操作度D-disが正となると、操作量USHが上がる方向へ補正され、電動膨張弁36は、開く方向へ操作される。尚、実際のUSHはD-shの値に応じてさらに補正される。 【0056】サクション温度T-shとコイル温度T-coilの差である乾き度D-shは、熱交換器18が湿っているときに負となり、熱交換器18に乾きが生じているときには、正となるように定数αが設定されている。 【0057】これにより、操作量USHは、乾き度D-shが正になったときに目標ディスチャージ温度Tgt-disを下げる方向へ補正するように設定され、乾き度D-shが負になったときに目標ディスチャージ温度Tgt-disを上げる方向へ補正するように設定されている。なお、本実施の形態では、1≧D-dis≧−1、1.0 >D-sh≧−1.0 を不感帯とし、暖房モードでは、補正量CSHによる補正を行なわないようにしている(補正量CSH=0)。 【0058】C(To )は、外気温度Toに応じて予め定めている数値であり、本実施の形態では一例として表2に示すように設定しており、この値が操作量USHと共にマイコン98の図示しないメモリに記憶されている。尚、この補正C(To)は省略しても良い。 【0059】 【表2】
なお、H〜Nの各値は、冷凍サイクルの能力に応じて最適な値を設定するが、1〜30の範囲がより好ましい。 【0060】また、外気温度Toが低下する方向へ変化しているときには、外気温度センサ112によって検出した外気温度Toに1℃だけプラスした温度を外気温度ToとしてC(To )を選択するようにしている。 【0061】エアコン10では、このようにして設定した目標ディスチャージ温度Tgt-disに基づいて電動膨張弁36(電動膨張弁36のステッピングモータ)の制御ステップを設定し、設定した制御ステップで電動膨張弁36を操作している。 【0062】なお、エアコン10では、所定時間ts1(例えば120sec)毎に目標ディスチャージ温度Tgt-disを演算し、PI演算によりディスチャージ温度T-disが目標ディスチャージ温度Tgt-disとなるように所定時間ts2(例えば10sec)毎に電動膨張弁36のステップ制御を行なっている。 【0063】以下に、主に室外ユニット14のマイコン98で実行される電動膨張弁36を制御するための目標ディスチャージ温度Tgt-disの補正を図5乃至図7のフローチャートを参照しながら説明する。 【0064】エアコン10では、空調運転を開始すると、目標ディスチャージ温度Tgt-disを演算する。この目標ディスチャージ温度Tgt-disは、例えばコンプレッサ26の回転数(過去の平均周波数ないし現在の回転数)等に基づいて演算して設定することができる。 【0065】エアコン10では、この目標ディスチャージ温度Tgt-disを冷媒温度センサ150によって検出するディスチャージ温度T-dis、冷媒温度センサ152で検出するサクション温度T-ch 、外気温度センサ112で検出する外気温度To 及び室内ユニット12の熱交温度センサ86によって検出する室内ユニット12の熱交換器18のコイル温度T-coilに基づいて補正することにより、電動膨張弁36の開度を制御する目標ディスチャージ温度Tgt-disを得ている。 【0066】図5には、エアコン10の空調運転が開始されると、所定の時間ts1(例えば120sec 間隔)で実行される補正量CSHの設定ルーチンを示している。このフローチャートの最初のステップ200では、補正量CSHをクリアした後に、ステップ202でコンプレッサ26が停止しているか否か(コンプレッサ26の回転数fが「0」か否か)を確認する。すなわち、補正量CSHの設定は、コンプレッサ26が駆動を開始するごとに開始される。 【0067】ここで、コンプレッサ26が駆動されていると、ステップ202で肯定判定されてステップ204へ移行する。このステップ204では、操作度D-disの演算を行なう。 【0068】操作度D-disは、ディスチャージ温度T-disと前回の目標ディスチャージ温度Tgt-dism の温度差となっており、このステップ204では、冷媒温度センサ150によって検出するディスチャージ温度T-disを読み込むと、このディスチャージ温度T-disと前回の目標ディスチャージ温度Tgt-dismとの差を演算する。 【0069】次のステップ206では、演算した操作度D-disの絶対値が所定値以内であるか否かを確認する。すなわち、ディスチャージ温度T-disと前回の目標ディスチャージ温度Tgt-dismの温度差が所定範囲(本実施の形態では一例として5℃としている)以内となったか否かを確認する。 【0070】これにより、ディスチャージ温度T-disと前回設定した目標ディスチャージ温度Tgt-dismの温度差が所定値範囲となっているとき(ステップ206で肯定判定)、補正値CSHの演算を行なうために、ステップ208へ移行する。 【0071】このステップ208では、冷媒温度センサ182によって検出するサクション温度T-sh 、熱交温度センサ86によって検出されてシリアル通信によって室内ユニット12から送られたコイル温度T-coilを読み込み、熱交換器18の乾き度D-shを演算する。 【0072】次に、演算した操作度D-disと乾き度D-sh及び表1から操作量USHを設定し、この操作量USHと前回の補正量CSHmから、今回の補正量CSHを算出する。 【0073】このようにして補正量CSHを求めると、次のステップ210では、演算した補正量CSHが所定値より小さいか否かを確認し、また、ステップ212では、演算した補正量CSHが所定値を越えているか否かを確認する。すなわち、ステップ210、、212では、演算した補正量CSHが所定の範囲(本実施の形態では一例として、−15<CSH<0)であるか否かを確認する。 【0074】ここで、演算した補正量CSHが所定範囲以内であるとき(ステップ210、212で肯定判定)には、ステップ214へ移行して演算した補正量CSHを目標ディスチャージ温度Tgt-disの演算に用いる補正量として設定する。 【0075】これに対して、演算した補正量CSHが所定値以下(CSH≦−15)であるとき(ステップ210で否定判定)には、ステップ216へ移行し、補正量CSHを下限値に設定する(CSH=−15)。また、演算した補正量CSHが所定値以上(0≦CSH)であったとき(ステップ212で否定判定)には、ステップ218へ移行して補正量CSHを上限値に設定する(CSH=0)。すなわち、補正量CSHを所定の範囲(−15≦CSH≦0)に制限している。 【0076】このようにして目標ディスチャージ温度Tgt-disの演算に使用する補正量CSHを設定すると、ステップ220では、この補正量CSHを次の補正量CSHの演算に使用する前回の補正量CSHmに設定する(CSH=CSHm )。 【0077】一方、図6には、エアコン10で電動膨張弁36のステップ制御に用いる目標ディスチャージ温度Tgt-disの設定の概略を示しており、最初のステップ230では、目標ディスチャージ温度Tgt-disの演算を行なう。 【0078】次のステップ232では、外気温度センサ112によって検出している外気温度Toを読み込み、ステップ234では、前記した表2から運転モードと外気温度Toに基づいた補正量C(To )を設定する。 【0079】この後、ステップ236では、補正量CSHを用いた補正を行なうか否かを確認する。 【0080】ここで、補正量CSHを用いた補正を行なうときには、ステップ238へ移行して、図5に示されるフローチャートによって設定している補正量CSHを読み込んだ後、ステップ238で、外気温度Toと補正量CSHを用いた目標ディスチャージ温度TGT-disの演算、すなわち目標ディスチャージ温度Tgt-disの補正を行なう。 【0081】なお、エアコン10では、暖房モード時やコンプレッサ26の回転数が大きく変化したときなど、予め目標ディスチャージ温度Dgt-disの補正量CSHを用いた補正を行わないように設定されている条件下では、ステップ236で否定判定されて、ステップ240へ移行する。これにより、ステップ240では、外気温度To に基づいた補正のみを行うように目標ディスチャージ温度Tgt-disが演算される。 【0082】このようにして、目標ディスチャージ温度Tgt-disを演算すると、次のステップ242では、目標ディスチャージ温度Tgt-disが上限温度として設定している所定温度(例えば86℃)以下か否かを確認し、目標ディスチャージ温度Tgt-disが上限温度を越えていないとき(ステップ242で肯定判定)には、ステップ246へ移行し、この目標ディスチャージ温度Tgt-disを用いて、電動膨張弁36のステップ制御を行なう。また、目標ディスチャージ温度Tgt-disが、この上限温度を越えているとき(ステップ242で否定判定)には、目標ディスチャージ温度Tgt-disを上限温度に設定(例えばTgt-dis=68℃)し、この目標ディスチャージ温度Tgt-disに基づいて電動膨張弁36のステップ制御を行う。 【0083】エアコン10が冷房モードで運転しているときに、サクション温度T-shと室内ユニット16の熱交換器18の温度であるコイル温度T-coil から、熱交換器18に乾きが生じにくい状態、すなわち、熱交換器18が出口まで湿っている状態では、乾き度D-shが負となっている。 【0084】これに対して、コイル温度T-coilが上昇すると、熱交換器18の出口付近に乾きが生じ易くなる。熱交換器18に乾きが生じると、クロスフローファン44に露付きが起こる。このとき、サクション温度T-shに対してコイル温度T-coilが相対的に上昇することになり、乾き度D-sh も大きくなる。 【0085】一方、ディスチャージ温度T-disが目標ディスチャージ温度Tgt-disより高いときには、操作度D-disは正の値となり、ディスチャージ温度T-disが目標ディスチャージ温度Tgt-disより低いときには、操作度D-disは負の値となる。また、ディスチャージ温度T-disは、コンプレッサ26の回転数が一定であれば、電動膨張弁36を開いて冷媒流量を増加させることにより下げることができ、電動膨張弁36の開度を狭めて冷媒の流量を抑えることにより上げることができる。 【0086】目標ディスチャージ温度Tgt-disは、補正量CSHを大きくすることにより、高くなり、補正量CSHを小さくすることにより下がる。 【0087】補正量CSHの操作量USHは、乾き度D-shが高くなることにより、補正量CSHを減少させる方向に設定される。これにより、熱交換器18が湿り易い状態となって、乾き度D-sh が高くなると、目標ディスチャージ温度TGT-disが上げられ、電動膨張弁36が開かれる方向へ操作される。したがって、熱交換器18の乾きが抑えられる。 【0088】一方、冷媒圧力は、外気温度Toの影響を少なからず受ける。すなわち、外気温度が高くなると冷媒圧力も上昇し、外気温度が低くなると冷媒圧力も低下する。このため、電動膨張弁36の開度が同じでも、外気温度Toが低いと室外の熱交換器30に冷媒がたまりやすくなり、その結果熱交換器18へ供給される冷媒が減り熱交換器18に乾きが生じ易くなる。 【0089】これに対して、本発明では、外気温度Toが高いときに、目標ディスチャージ温度Tgt-disが高くなるようにシフトさせている。これにより、外気温度Toが低いときに電動膨張弁36を必要以上に開くことがないと共に、外気温度Toが高いときに、熱交換器18に乾きが生じるのを抑えることができる。 【0090】一方、エアコン10では、 乾き度D-shに基づいてコンプレッサ26の回転数の制限を行なっている。図7には、目標ディスチャージ温度TGT-disの補正に用いる乾き度D-sh に基づいたコンプレッサ26の回転数の制限の一例を示している。 【0091】このフローチャートでは、最初のステップ250で、このフローチャート中で用いるタイマやフラグの初期設定(リセット)を行なった後、ステップ252で図5に示すフローチャートで演算している乾き度D-sh を読み込む。 【0092】次にステップ254では、この乾き度D-shが所定値(一例として3.0)を越えているか否かを確認し、また、ステップ256で電動膨張弁36の制御ステップを読み込み、ステップ258で制御ステップが上限に達しているか否か確認する。 【0093】ここで、乾き度D-shが所定値未満(D-sh<3.0)又は、電動膨張弁36の制御ステップが上限に達していないとき(ステップ254又はステップ258で否定判定)には、ステップ260へ移行して、コンプレッサ26の回転数から、コンプレッサ26が停止状態であるか否かを確認し、コンプレッサ26が停止状態となる(ステップ260で否定判定)と、 このフローチャートを一旦終了する。すなわち、このフローチャートは、コンプレッサ26の運転中にのみ実行され、コンプレッサ26が停止状態となるごとにリセットされる。 【0094】一方、乾き度D-shが所定値(D-sh ≧3.0)を越え、かつ電動膨張弁36の制御ステップが上限に達すると(ステップ254及びステップ258で肯定判定)、ステップ262へ移行してコンプレッサ26の回転数を制限するためのタイマーをリセット/スタートさせる。 【0095】この後、ステップ264、266、268、270では、ステップ252、254、256、258と同様に、乾き度D-sh が所定値以上となっているか否か及び電動膨張弁36の制御ステップが上限に達しているか否かを確認する。また、ステップ272では、タイマーによって計測している時間が所定時間(例えば30min )に達したか否かを確認する。すなわち、ステップ264〜272では、乾き度D-shが所定値以上でありかつ電動膨張弁26の制御ステップが上限に達している状態が所定時間継続しているか否かを確認する。 【0096】これにより、所定時間内に乾き度D-shと制御ステップの何れかが下がる(ステップ272で否定判定されている状態でステップ266又はステップ270で否定判定)と、コンプレッサ26の回転数の制限を行わずにステップ252へ戻る。これに対して、乾き度D-sh が所定値以上でありかつ電動膨張弁26の制御ステップが上限に達している状態が所定時間継続すると(ステップ266、270、272で肯定判定)、コンプレッサ26の回転数の制限を行なう。 【0097】このコンプレッサ26の回転数の制限は、ステップ274でコンプレッサ26の回転数を所定値(例えば現在の回転数の75%)までダウンさせ、さらに、ステップ276で回転数の上昇を禁止する。これにより、エアコン10では、コンプレッサ26の回転数を下げると共に、回転数の上昇、すなわち、冷媒の吐出圧の上昇が禁止される。 【0098】これにより、コンプレッサ26の回転数と共に冷媒の吐出圧も低下し、例えば、冷凍サイクル中、特に室外ユニットの熱交換器30に液化した冷媒が溜まり、室内ユニット12の熱交換器18に乾きの生じ易い状態となっていても、熱交換器18の乾きを抑えて、クロスフローファン44に露付きが生じるのを防止できる。 【0099】次のステップ278では、フラグがセットされているか否かを確認し、フラグがリセットされているときには、ステップ280へ移行して回転数の上昇禁止が設定されたことを示すフラグをセットする。 【0100】このようにしてコンプレッサ26の回転数に制限を加えると、次のステップ282では、乾き度D-shを読み込み、この乾き度D-shが所定の値(例えば−1.0)以下に下がったか否かを確認する。 【0101】ここで、乾き度D-sh が所定の値未満まで下がり、熱交換器18が湿った状態となると、ステップ284で肯定判定される。これにより、ステップ286へ移行して、コンプレッサ26の回転数の上昇を解除する。 【0102】このように、エアコン10では、目標ディスチャージ温度Tgt-disを補正することにより室内ユニット12の熱交換器18に乾きが生じるのを防止しているが、それでも熱交換器18に乾きが生じる状態が継続しているときには、コンプレッサ26の回転数を下げると共に、コンプレッサ26の回転数の上昇を禁止することにより、より確実に熱交換器18の乾きを防止している。また、熱交換器18に乾きが生じることがない状態に達すると、コンプレッサ26の回転数の上昇禁止を解除する。 【0103】一方、コンプレッサ26の回転数の上昇禁止が設定されてフラグが既にセットされていたときには、ステップ278で肯定判定されてステップ288へ移行し、コンプレッサ26が停止状態となったか否かを確認する。これにより、 コンプレッサ26が停止状態となると、ステップ290へ移行してコンプレッサ26の回転数の上昇禁止を解除した後に、このフローチャートを一旦終了する。 【0104】このように、エアコン10では、熱交換器18の乾きを防止するためのコンプレッサ26の回転数の制限が2回目となると、コンプレッサ26が停止するまで回転数の上昇禁止を解除しないようにしている。 【0105】なお、以上説明した本実施の形態に適用したエアコン10では、本発明が適用される空気調和機の構成を限定するものではない。本発明は、電動膨張弁によって冷凍サイクル中の冷媒の流量を調整する任意の構成の空気調和機に適用することができる。 【0106】 【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、ディスチャージ温度、サクション温度、コイル温度に基づいて目標ディスチャージ温度を補正することにより、室内ユニットの熱交換器の乾きに応じて電動膨張弁を制御することができ、熱交換器の乾きによる露付きを防止することができると言う優れた効果が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月9日(1999.11.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111383 【弁理士】 【氏名又は名称】芝野 正雅
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| 【公開番号】 |
特開2000−292013(P2000−292013A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月20日(2000.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−317937 |
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