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【発明の名称】 熱交換装置
【発明者】 【氏名】久保田 悦郎

【要約】 【課題】障害物を回避して凝縮器に受液器を連結可能にし、設置スペースの有効利用を図れるようにした熱交換装置を提供すること。

【解決手段】一対のヘッダーパイプ2a,2bと、これらヘッダーパイプ2a,2bに接続される複数の熱交換管3を有する凝縮器1と、この凝縮器1で液化した熱媒体の気液分離を行う受液器10とを具備する熱交換装置において、受液器10は、ヘッダーパイプ2aにろう付により連結するためのステー17を有し、ステー17に、ヘッダーパイプ2aに設けられた熱媒体の流出孔9a、流入孔9bとそれぞれ連通する貫通孔(流入口12,流出口13)を設けると共に、この貫通孔12,13を受液器10の中心から偏心した位置に設けるようにする。これにより、障害物A,Bを回避して凝縮器1に受液器10を連結可能にし、設置スペースの有効利用を図ることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一対のヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプに接続される複数の熱交換管を有する凝縮器と、この凝縮器で液化した熱媒体の気液分離を行う受液器とを具備する熱交換装置において、上記受液器は、上記ヘッダーパイプにろう付により連結するためのステーを有し、上記ステーに、上記ヘッダーパイプに設けられた熱媒体の流出孔、流入孔とそれぞれ連通する貫通孔を設けると共に、この貫通孔を受液器の中心から偏心した位置に設けるようにした、ことを特徴とする熱交換装置。
【請求項2】 一対のヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプに接続される複数の熱交換管を有する凝縮器と、この凝縮器で液化した熱媒体の気液分離を行う受液器とを具備する熱交換装置において、上記受液器は、上記ヘッダーパイプにろう付により連結するためのステーを有し、上記ステーは、上記ヘッダーパイプの半径延長方向に延びる第1の腕部と、この第1の腕部と交差すると共に、上記受液器の半径延長方向に延びる第2の腕部を有し、かつ、第1の腕部及び第2の腕部に、上記ヘッダーパイプに設けられた熱媒体の流出孔、流入孔とそれぞれ連通する貫通孔を設けた、ことを特徴とする熱交換装置。
【請求項3】 請求項2記載の熱交換装置において、上記貫通孔は、第1の腕部を貫通する第1の貫通孔と、第2の腕部を貫通する第2の貫通孔とで構成され、上記第1及び第2の貫通孔の開口部は栓体にて塞がれている、ことを特徴とする熱交換装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱交換装置に関するもので、更に詳細には、例えば自動車や家屋等に設置する空調設備に適用されたものであって、凝縮器と受液器とを具備する熱交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車や家屋等の冷暖房機に使用される空調システムは、図10に示すように、圧縮機a、凝縮器b、受液器c、膨張弁d及び蒸発器eを、配管fを介して接続してなるものが知られている。このように構成される空調システムACにおいて、圧縮機aから吐出された高温高圧のガス状熱媒体は、凝縮器bを通過する間に、被熱交換流体例えば空気との間で熱交換を行って潜熱を放出することにより、凝縮して液化し始める。このようにして液化した高温の熱媒体は、一旦受液器cに貯留されながら気液分離されて、液体のみが膨張弁dに送られ、膨張弁dにて図示しない小孔から噴射させることにより、断熱膨張されて低温低圧の霧状となって蒸発器eに送られる。
【0003】この蒸発器e内で、熱媒体は被熱交換流体例えば空気と熱交換を行って潜熱を吸収することにより、蒸発して気化する。このようにして気化した低温低圧の熱媒体は、上記圧縮機aに送られて断熱圧縮され、高温高圧のガス状熱媒体となって再び凝縮器bへ送られる。このような一連のサイクルを繰り返すことによって、空調システムACを冷房・暖房に供することができる。
【0004】上記空調システムACにおいて、凝縮器bは、図11に示すように、一対のヘッダーパイプg1,g2間に複数の熱交換管hを架設すると共に、各熱交換管h間に例えばコルゲートフィンiを介在してなり、一方のヘッダーパイプg1(図11では左側)に受液器cがろう付によって連結されている。この場合、図12に示すように、受液器cには、ヘッダーパイプg1に連結するためのステーjが突設されており、ステーjの先端に形成された円弧状の取付面kをヘッダーパイプg1の外側面の適宜位置に当接してろう付により連結している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に、受液器cは、気液分離効率を高めるためにヘッダーパイプg1より大径に形成されているため、ヘッダーパイプg1に連結された受液器cがヘッダーパイプg1すなわち凝縮器bより外方に突出してしまう。したがって、例えば自動車の車体のような障害物がある狭いスペースにおいては、受液器cが障害物と干渉して設置することができないという問題があった。
【0006】この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、障害物を回避して凝縮器に受液器を連結可能にし、設置スペースの有効利用を図れるようにした熱交換装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、一対のヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプに接続される複数の熱交換管を有する凝縮器と、この凝縮器で液化した熱媒体の気液分離を行う受液器とを具備する熱交換装置において、 上記受液器は、上記ヘッダーパイプにろう付により連結するためのステーを有し、 上記ステーに、上記ヘッダーパイプに設けられた熱媒体の流出孔、流入孔とそれぞれ連通する貫通孔を設けると共に、この貫通孔を受液器の中心から偏心した位置に設けるようにした、ことを特徴とする。
【0008】このように構成することにより、ヘッダーパイプより大径の受液器をヘッダーパイプすなわち凝縮器の外側に突出させずにヘッダーパイプに連結することができる。したがって、凝縮器の外方に障害物がある場合や設置幅が狭い場合においても、凝縮器と受液器を連結した状態で設置することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、一対のヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプに接続される複数の熱交換管を有する凝縮器と、この凝縮器で液化した熱媒体の気液分離を行う受液器とを具備する熱交換装置において、 上記受液器は、上記ヘッダーパイプにろう付により連結するためのステーを有し、 上記ステーは、上記ヘッダーパイプの半径延長方向に延びる第1の腕部と、この第1の腕部と交差すると共に、上記受液器の半径延長方向に延びる第2の腕部を有し、かつ、第1の腕部及び第2の腕部に、上記ヘッダーパイプに設けられた熱媒体の流出孔、流入孔とそれぞれ連通する貫通孔を設けた、ことを特徴とする。この場合、上記貫通孔は、第1の腕部を貫通する第1の貫通孔と、第2の腕部を貫通する第2の貫通孔とで構成され、上記第1及び第2の貫通孔の開口部は栓体にて塞がれている(請求項3)。
【0010】このように構成することにより、凝縮器の前後左右に障害物がある場合においても、障害物を回避して凝縮器と受液器を連結した状態で設置することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは自動車等の空調機器に使用される、パラレルフロー型の凝縮器と受液器とを一体にろう付接合した熱交換装置について説明する。
【0012】◎第一実施形態図1は、この発明に係る熱交換装置の第一実施形態を示す正面図、図2は図1の概略平面図、図3は図2の要部を拡大して示す縦断面図である。
【0013】熱交換装置を構成する凝縮器1は、一対のヘッダーパイプ(熱媒体流通管)2a、2bと、これらへッダーパイプ2a、2b間に架設される複数の熱交換管3と、各熱交換管3の間に介設されると共に、一体に接合される熱交換用フィン例えばコルゲートフィン4とで主に構成されている。
【0014】ヘッダーパイプ2a、2bは、アルミニウム製の例えば押出形材にて略円筒状に形成されており、その上下端部にはキャップ部材5が被着固定されている。また、一方のヘッダーパイプ2a(図1では左側)の例えば外方側上端付近には熱媒体の流入口7が設けられており、他方のヘッダーパイプ2b(図1では右側)の外方側下端付近には、熱媒体の流出口8が設けられている。更に、ヘッダーパイプ2aの側面には、受液器10と連通するために、熱媒体の流出孔9a及び流入孔9bが穿設されており(図3参照)、これら流出孔9a及び流入孔9bと連通するように、後述するステー16,17を介して受液器10が一体にろう付接合されている。なお、ヘッダーパイプ2aにおける流出孔9aと流入孔9bとの間には仕切板90が介設されている。
【0015】熱交換管3は、アルミニウム製の押出形材にて例えば偏平な板状に形成されており、その内部には長手方向に向かって貫通する複数に区画された熱媒体の流路(図示せず)が形成されている。このように形成される熱交換管3の両端部は、両ヘッダーパイプ2a、2b側面の対向する側に、適宜間隔をおいて互いに平行に配列される複数のスリット(図示せず)に挿入固着されている。
【0016】熱交換用フィンすなわちコルゲートフィン4は、アルミニウム製の板材を屈曲することにより連続波形状に形成されており、各熱交換管3の間に介設されてろう付されている。この場合、最上段及び最下段に配設された熱交換管3の外方側にもコルゲートフィン4がろう付接合されており、これらの両コルゲートフィン4を保護するために、両コルゲートフィン4の更に外方側にはサイドプレート6がろう付接合されている。
【0017】受液器10は、図3に示すように、受液器本体11と、この受液器本体11内に収容されるフィルタ30と、受液器本体11の一端(上端開口部)を閉塞するキャップ部材(盲栓)15と、受液器本体11の他端開口部(下端開口部)に挿着される栓体(盲栓)20とで主に構成されている。
【0018】受液器本体11は、例えばアルミニウム製の押出形材にて略円筒状(後述するステー16、17を除く部分は円筒形状)に形成されており、受液器本体11における栓体20側の開口部近傍の対向位置には取付孔14が設けられている。また、受液器本体11の側面には、上記凝縮器1におけるへッダーパイプ2aの側面(外周面)と接合されるステー16及び17が受液器本体11と一体に形成されている。このステー16、17には、それぞれヘッダーパイプ2aの側面に一致する円弧状の曲面を有するろう付面(取付面)16a、17aが形成されている。そして、これらのステー16、17は、受液器本体11と一体に押出成形された後、その一部、すなわち上下の端部の部分を残し、他の部分を円筒状に切除(切削)することによって形成されている。
【0019】また、下部側のステー17には、そのろう付面17aに、ヘッダーパイプ2aの外周面から突出する仕切板90の頭部と嵌合する凹状の溝17bが形成されている。更に、下側のステー17には、溝17bの一方及び他方の位置(上下の位置)に熱媒体の流入口(貫通孔)12と流出口(貫通孔)13が設けられている。この貫通孔12,13は、受液器10(具体的には受液器本体11)の中心Oから偏心した位置に設けられている(図2及び図4(a),(b)参照)。そして、ステー16、17は、受液器本体11の流入口12とへッダーパイプ2aの流出孔9aとが連通し、受液器本体11の流出口13とヘッダーパイプ2aの流入孔9bとが連通するように位置合わせした状態で、ヘッダーパイプ2aにろう付接合されている。各ステー16、17とヘッダーパイプ2aとのろう付は、この間にろう材を挟んで加熱することにより行われている。
【0020】なお、ステー16、17のろう付面16a、17aにろう材をクラッドしておいてもよい。また、ステー16、17は必ずしも2箇所に形成する必要はなく、例えば上下方向に連なった1つのステーを形成してもよいし、あるいは3箇所以上に形成してもよい。
【0021】上記のように、貫通孔12,13を、受液器10すなわち受液器本体11の中心Oから偏心した位置に設けることにより、図2に示すように、凝縮器1の左右方向外方と前後方向外方に存在する障害物A,Bを回避して受液器10をヘッダーパイプ2aに連結(ろう付)することができる。したがって、凝縮器1の外方に障害物A,Bがある場合や設置幅が狭い場合においても、凝縮器1と受液器10を連結した状態で設置することができる。
【0022】なお、フィルタ30は、例えばアルミニウム製の有底略円筒状に形成された筒体31と、この筒体31内に充填されるフィルタ素子(図示せず)とで主に構成されている。この場合、筒体31の側面には、例えば金属製のメッシュにて形成される通気部32が設けられている(図3参照)。また、受液器本体11内におけるフィルタ30の上部には、図3で想像線で示すように、例えば略円柱状に形成される乾燥剤35が挿入されており、熱媒体中に含まれた水分を吸収除去できるようになっている。
【0023】キャップ部材15は例えばアルミニウム製部材にて略ハット状に形成されており、その一部を受液器本体11における一端(図3では上側)の開口部に嵌合し、同開口部を閉塞すべく被着固定(ろう付)されている。この場合、受液器本体11における一端の開口部を閉塞できればよいので、例えば受液器本体11の一端部を閉塞すべく上部を一体に設ける等、キャップ部材15以外の手段を用いてもよい。ただし、キャップ部材15を用いた場合には、受液器本体11の内面が円筒面状に形成されているから、キャップ部材15の一部を受液器本体11の一端開口部に容易かつ確実に嵌合して、ろう付により固定することができる。
【0024】栓体20は、例えばアルミニウム製の押出形材にて略円柱状に形成されており、受液器本体11の開口部に着脱可能に挿着されている。栓体20における側面の例えば2箇所には、凹溝24が周設されており、これら凹溝24内にはシール部材例えばOリング25が、それぞれ嵌着されて、受液器本体11と栓体20との隙間を気水密に維持している。なお、凹溝24は必ずしも2箇所である必要はなく、1箇所あるいは3箇所であってもよい。
【0025】また、栓体20における端部(図3では下端)近傍に、受液器本体11の取付孔14と連なるねじ孔21が設けられており、取付孔14を貫通する固定部材例えば固定ねじ26がねじ孔21にねじ結合されている。なおこの場合、栓体20の固定は必ずしもねじ止めである必要はなく、例えば上記ねじ孔21に代えて貫通孔を設け、この貫通孔と、受液器本体11の対向する位置に設けられた取付孔14とを貫通する固定ピンの突出部を止め具例えばEリング等にて固定するようにしてもよく、あるいは、固定ピンとEリングに代えて、例えば固定ボルトとナット等を使用してもよい。すなわち、貫通孔と取付孔14内に固定ボルトを貫通し、固定ボルトの突出部にナットを止着すなわちねじ結合してもよい。
【0026】上記のように構成される受液器10によれば、図3の矢印付き一点鎖線で示すように、凝縮器1におけるへッダーパイプ2aの流出孔9aから受液器本体11の流入口(貫通孔)12を通って熱媒体が流入し、この熱媒体が乾燥剤35とフィルタ30を浸透・通過することにより、熱媒体中に含まれる夾雑物及び水分を除去することができる。このようにして浄化された熱媒体のうち、液化部分のものが流出口(貫通孔)13からへッダーパイプ2aの流入孔9bを通過してへッダーパイプ2a内に流入し、気体部分のものが受液器10内の上部に残る。この場合、貫通孔12,13を、図4(b)に示すように、受液器本体11の内周円の接線方向に設けることにより、熱媒体が受液器本体11の内周円を旋回して流れるので、気液分離を促進することができる。
【0027】フィルタ30及び乾燥剤35を交換する場合は、まず、固定ねじ26を緩めて、受液器本体11の取付孔14及び栓体20のねじ孔21から固定ねじ26を抜き取る。その後、フィルタ30及び栓体20を取り外すと共に、乾燥剤35を取り外し、新しい乾燥剤35を取り付ける。このようにして、フィルタ30及び栓体20を、受液器本体11内に収容し、取付孔14を貫通する固定ねじ26をねじ孔21にねじ結合することにより、フィルタ30を交換することができる。なお、上記のようにフィルタ30全体を交換する場合に限らず、筒体31から使用済みのフィルタ素子(図示せず)を取り出し、筒体31を洗浄乾燥した後、新しいフィルタ素子を充填してもよい。
【0028】◎第二実施形態図5は、この発明の熱交換装置の第二実施形態を示す概略平面図、図6は第二実施形態における受液器及びステーの拡大断面図、図7は第二実施形態における貫通孔の閉塞部を示す拡大断面図、図8は第二実施形態の別の例を示す概略平面図、図9は図8の要部である受液器及びステーの拡大断面図である。
【0029】第二実施形態は、受液器10の取付部に、2つの障害物C,D又はE,Fが交差した状態で存在する場合に対応させて、凝縮器1と受液器10とを連結した場合である。
【0030】この場合、受液器10に突設されるステー16,17(以下に符号17で代表する)は、ヘッダーパイプ2aの半径延長方向に延びる第1の腕部41と、この第1の腕部41と交差すると共に、受液器10(具体的には受液器本体11)の半径延長方向に延びる第2の腕部42とで構成されており、第1の腕部41の先端に円弧状のろう付面(取付面)43が形成されて、上記第一実施形態と同様に、ヘッダーパイプ2aにろう付接合されている。
【0031】また、第1の腕部41及び第2の腕部42に、ヘッダーパイプ2aに設けられた熱媒体の流出孔9a,流入孔9bとそれぞれ連通する流入口(貫通孔)12,流出口(貫通孔)13が設けられている。この貫通孔12,13は、第1の腕部41を貫通する第1の貫通孔51と、第2の腕部42を貫通する第2の貫通孔52とで構成されており、これら第1及び第2の貫通孔51,52の開口部51a,52aは栓体60にて塞がれている。この場合、第1の貫通孔51は、第1の腕部41の先端からヘッダーパイプ取付側に向かって図示しないドリル等で穿設され、また、第2の貫通孔52は、第2の腕部42の先端から受液器本体11側に向かって図示しないドリル等で穿設され、そして、第1及び第2の貫通孔51,52の開口部51a,52aを栓体60にて塞ぐことで、貫通孔12,13が形成される。
【0032】この場合、栓体60は、図7に示すように、側面の例えば1箇所には、凹溝61が周設されており、この凹溝61内にはシール部材例えばOリング62が、それぞれ嵌着されて、第1及び第2の貫通孔51,52の開口部51a,52aを気水密に閉塞している。なお、凹溝61を2箇所設けてもよい。また、栓体60は、必ずしもこのような構造である必要はなく、側面に雄ねじ部を刻設して、第1及び第2の貫通孔51,52の開口部51a,52aに設けた雌ねじ部に螺合するようにしてもよい。更には、栓体60を開口部51a、52aにろう付するようにしてもよい。
【0033】なお、第二実施形態において、その他の部分は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0034】上記のように、ステー17を、ヘッダーパイプ2aの半径延長方向に延びる第1の腕部41と、この第1の腕部41と交差すると共に、受液器10(具体的には受液器本体11)の半径延長方向に延びる第2の腕部42とで構成し、第1の腕部41及び第2の腕部42に、ヘッダーパイプ2aに設けられた熱媒体の流出孔9a,流入孔9bとそれぞれ連通する貫通孔(流入口12,流出口13)を設けることにより、図5又は図8に示すように、2つの障害物C,D又はE,Fが交差した状態で存在する場合においても、凝縮器1と受液器10を連結した状態で設置することができる。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような優れた効果が得られる。
【0036】1)請求項1記載の発明によれば、ヘッダーパイプより大径の受液器をヘッダーパイプすなわち凝縮器の外側に突出させずにヘッダーパイプに連結することができるので、凝縮器の外方に障害物がある場合や設置幅が狭い場合においても、凝縮器と受液器を連結した状態で設置することができる。したがって、熱交換装置の設置を容易にすることができると共に、スペースの有効利用を図ることができる。
【0037】2)請求項2記載の発明によれば、凝縮器の前後左右に障害物がある場合においても、障害物を回避して凝縮器と受液器を連結した状態で設置することができる。したがって、上記1)に加えて更に熱交換装置の設置を容易にすることができると共に、スペースの有効利用を図ることができる。
【出願人】 【識別番号】000004743
【氏名又は名称】日本軽金属株式会社
【出願日】 平成11年3月30日(1999.3.30)
【代理人】 【識別番号】100096644
【弁理士】
【氏名又は名称】中本 菊彦
【公開番号】 特開2000−283604(P2000−283604A)
【公開日】 平成12年10月13日(2000.10.13)
【出願番号】 特願平11−88062