| 【発明の名称】 |
ヒートポンプ式冷温水発生装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】青山 繁男
【氏名】町田 和彦
【氏名】濱田 和幸
【氏名】松下 昌生
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| 【要約】 |
【課題】冷温水発生装置において運転モード切替えに必要な機能部品数を最小限に抑え、かつ動作信頼性を高める。
【解決手段】第1,第2四方弁SV1,SV2と、第1,第2冷媒対水熱交換器HE1,HE2間に液溜タンクTnkを設置し、液留タンクTnkから二方弁V、及び減圧装置Expを介して気液分離器Acm入口側に連通する熱源側サイクルにおいて、暖房モード開始時に、第1冷媒対水熱交換器HE1水側にて温水生成を行うべく、圧縮機1が起動して所定時間経過後、第2四方弁SV2をオンとし、更に所定時間経過後、第1四方弁SV1をオンに制御して確実に2つの四方弁を切替えて、第1冷媒対水熱交換器HE1を凝縮器,空気側熱交換器2を蒸発器として作用させ、かつ、第2冷媒対水熱交換器HE2と液溜タンクTnk内の液冷媒を気液分離器Acm入口側に徐々に回収する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圧縮機と、第1四方弁と、第2四方弁と、空気側熱交換器と、室外送風機と、第1可逆膨張弁と、第2可逆膨張弁と、第1冷媒対水熱交換器と、第2冷媒対水熱交換器と、気液分離器と、液溜タンクと、第1逆止弁と、第2逆止弁とから構成され、前記圧縮機から前記第1四方弁へ、前記第1四方弁の第1出口から前記第2四方弁へ、前記第2四方弁の第1出口から前記空気側熱交換器へ、そして前記空気側熱交換器から前記第1可逆膨張弁,前記第2可逆膨張弁を介して前記第1冷媒対水熱交換器の冷媒側を介して前記第1四方弁の第2出口へ、そして前記第1四方弁の低圧側出口配管と前記第2四方弁の低圧側出口配管とが集合して前記気液分離器,前記圧縮機へ順次冷媒配管にて接続され、前記第2四方弁の第2出口は、前記第2冷媒対水熱交換器の冷媒側,前記第1逆止弁,前記液溜タンク、及び前記第2逆止弁を介して、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管に連通し、かつ前記第1逆止弁、及び前記第2逆止弁は前記第2冷媒対水熱交換器から、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管への方向のみ流動可能とし、更に前記第2逆止弁と前記液溜タンク間を連通する接続管から分岐して、二方弁、及び減圧装置を介して前記気液分離器の入口側配管に連通する熱源側サイクルにおいて、前記熱源側サイクルの運転モードを検出する運転モード検出手段と、前記圧縮機の運転/停止を行う圧縮機制御手段と、前記第1、及び第2四方弁のオン/オフを切り替える四方弁制御手段と、前記第1、及び第2可逆膨張弁の開度制御を行う膨張弁制御手段と、前記二方弁の開閉制御を行う二方弁制御手段とからなる第1システム制御手段とを備え、前記第1システム制御手段は、前記運転モード検出手段により暖房モード開始を検出した時に、前記第1冷媒対水熱交換器の水側にて温水生成運転を行うべく、前記第1可逆膨張弁を所定開度、前記第2可逆膨張弁を全開、前記二方弁を開とし、前記圧縮機が起動して所定時間経過後、まず前記第2四方弁をオンとし、更に所定時間経過後、前記第1四方弁をオンとする制御を行い、一方、前記運転モード検出手段により暖房モード終了を検出した時に、まず前記第1四方弁をオフとし、所定時間経過後、前記第2四方弁をオフとし、そして前記圧縮機を停止し、前記二方弁を閉とする制御を行うことを特徴とするヒートポンプ式冷温水発生装置。 【請求項2】 圧縮機と、第1四方弁と、第2四方弁と、空気側熱交換器と、室外送風機と、第1可逆膨張弁と、第2可逆膨張弁と、第1冷媒対水熱交換器と、第2冷媒対水熱交換器と、気液分離器と、液溜タンクと、第1逆止弁と、第2逆止弁とから構成され、前記圧縮機から前記第1四方弁へ、前記第1四方弁の第1出口から前記第2四方弁へ、前記第2四方弁の第1出口から前記空気側熱交換器へ、そして前記空気側熱交換器から前記第1可逆膨張弁,前記第2可逆膨張弁を介して前記第1冷媒対水熱交換器の冷媒側を介して前記第1四方弁の第2出口へ、そして前記第1四方弁の低圧側出口配管と前記第2四方弁の低圧側出口配管とが集合して前記気液分離器,前記圧縮機へ順次冷媒配管にて接続され、前記第2四方弁の第2出口は、前記第2冷媒対水熱交換器の冷媒側,前記第1逆止弁,前記液溜タンク、及び前記第2逆止弁を介して、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管に連通し、かつ前記第1逆止弁、及び前記第2逆止弁は前記第2冷媒対水熱交換器から、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管への方向のみ流動可能とし、更に前記第2逆止弁と前記液溜タンク間を連通する接続管から分岐して、二方弁、及び減圧装置を介して前記気液分離器の入口側配管に連通する熱源側サイクルにおいて、前記熱源側サイクルの運転モードを検出する運転モード検出手段と、前記圧縮機の運転/停止を行う圧縮機制御手段と、前記第1、及び第2四方弁のオン/オフを切り替える四方弁制御手段と、前記第1、及び第2可逆膨張弁の開度制御を行う膨張弁制御手段と、前記二方弁の開閉制御を行う二方弁制御手段とからなる第2システム制御手段とを備え、前記第2システム制御手段は、前記運転モード検出手段により冷房モードを検出した時に、前記第1冷媒対水熱交換器の水側にて冷水生成運転を行うべく、前記第1四方弁、及び前記第2四方弁をオフ、前記第1可逆膨張弁を全開、前記第2可逆膨張弁を所定開度、前記二方弁を開とする制御を行うことを特徴とするヒートポンプ式冷温水発生装置。 【請求項3】 圧縮機と、第1四方弁と、第2四方弁と、空気側熱交換器と、室外送風機と、第1可逆膨張弁と、第2可逆膨張弁と、第1冷媒対水熱交換器と、第2冷媒対水熱交換器と、気液分離器と、液溜タンクと、第1逆止弁と、第2逆止弁とから構成され、前記圧縮機から前記第1四方弁へ、前記第1四方弁の第1出口から前記第2四方弁へ、前記第2四方弁の第1出口から前記空気側熱交換器へ、そして前記空気側熱交換器から前記第1可逆膨張弁,前記第2可逆膨張弁を介して前記第1冷媒対水熱交換器の冷媒側を介して前記第1四方弁の第2出口へ、そして前記第1四方弁の低圧側出口配管と前記第2四方弁の低圧側出口配管とが集合して前記気液分離器,前記圧縮機へ順次冷媒配管にて接続され、前記第2四方弁の第2出口は、前記第2冷媒対水熱交換器の冷媒側,前記第1逆止弁,前記液溜タンク、及び前記第2逆止弁を介して、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管に連通し、かつ前記第1逆止弁、及び前記第2逆止弁は前記第2冷媒対水熱交換器から、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管への方向のみ流動可能とし、更に前記第2逆止弁と前記液溜タンク間を連通する接続管から分岐して、二方弁、及び減圧装置を介して前記気液分離器の入口側配管に連通する熱源側サイクルにおいて、前記熱交換側サイクルの運転モードを検出する運転モード検出手段と、前記圧縮機の運転/停止を行う圧縮機制御手段と、前記第1、及び第2四方弁のオン/オフを切り替える四方弁制御手段と、前記第1、及び第2可逆膨張弁の開度制御を行う膨張弁制御手段と、前記二方弁の開閉制御を行う二方弁制御手段とからなる第3システム制御手段とを備え、前記第3システム制御手段は、前記運転モード検出手段により冷房+給湯モード開始を検出した時に、前記第1冷媒対水熱交換器の水側にて冷水生成運転を、かつ前記第2冷媒対水熱交換器にて温水生成運転を行うべく前記圧縮機が起動して所定時間経過後、前記第2四方弁をオン、前記第1四方弁をオフ、前記第1可逆膨張弁を全閉、前記第2可逆膨張弁を所定開度、前記二方弁を閉とする制御を行い、一方、前記運転モード検出手段により冷房+給湯モード終了を検出した時に、前記第1四方弁はオフのままで、前記第2四方弁をオフとし、その後、前記圧縮機を停止し、前記二方弁を閉とする制御を行うことを特徴とするヒートポンプ式冷温水発生装置。 【請求項4】 圧縮機と、第1四方弁と、第2四方弁と、空気側熱交換器と、室外送風機と、第1可逆膨張弁と、第2可逆膨張弁と、第1冷媒対水熱交換器と、第2冷媒対水熱交換器と、気液分離器と、液溜タンクと、第1逆止弁と、第2逆止弁とから構成され、前記圧縮機から前記第1四方弁へ、前記第1四方弁の第1出口から前記第2四方弁へ、前記第2四方弁の第1出口から前記空気側熱交換器へ、そして前記空気側熱交換器から前記第1可逆膨張弁,前記第2可逆膨張弁を介して前記第1冷媒対水熱交換器の冷媒側を介して前記第1四方弁の第2出口へ、そして前記第1四方弁の低圧側出口配管と前記第2四方弁の低圧側出口配管とが集合して前記気液分離器,前記圧縮機へ順次冷媒配管にて接続され、前記第2四方弁の第2出口は、前記第2冷媒対水熱交換器の冷媒側,前記第1逆止弁,前記液溜タンク、及び前記第2逆止弁を介して、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管に連通し、かつ前記第1逆止弁、及び前記第2逆止弁は前記第2冷媒対水熱交換器から、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管への方向のみ流動可能とし、更に前記第2逆止弁と前記液溜タンク間を連通する接続管から分岐して、二方弁、及び減圧装置を介して前記気液分離器の入口側配管に連通する熱源側サイクルにおいて、前記熱源側サイクルの運転モードを検出する運転モード検出手段と、前記圧縮機の運転/停止を行う圧縮機制御手段と、前記第1、及び第2四方弁のオン/オフを切り替える四方弁制御手段と、前記第1、及び第2可逆膨張弁の開度制御を行う膨張弁制御手段と、前記二方弁の開閉制御を行う二方弁制御手段とからなる第4システム制御手段とを備え、前記第4システム制御手段は、前記運転モード検出手段により給湯モード開始を検出した時に、前記第2冷媒対水熱交換器の水側にて温水生成運転を行うべく前記圧縮機が起動して所定時間経過後、前記第2四方弁をオン、前記第1四方弁をオフ、前記第1可逆膨張弁を所定開度、前記第2可逆膨張弁を全閉、前記二方弁を閉とする制御を行い、一方、前記運転モード検出手段により給湯モード終了を検出した時に、前記第1四方弁はオフのままで、前記第2四方弁をオフとし、その後、前記圧縮機を停止し、前記二方弁を閉とする制御を行うことを特徴とするヒートポンプ式冷温水発生装置。 【請求項5】 圧縮機と、第1四方弁と、第2四方弁と、空気側熱交換器と、室外送風機と、第1可逆膨張弁と、第2可逆膨張弁と、第1冷媒対水熱交換器と、第2冷媒対水熱交換器と、気液分離器と、液溜タンクと、逆止弁と、第1二方弁とから構成され、前記圧縮機から前記第1四方弁へ、前記第1四方弁の第1出口から前記第2四方弁へ、前記第2四方弁の第1出口から前記空気側熱交換器へ、そして前記空気側熱交換器から前記第1可逆膨張弁,前記第2可逆膨張弁を介して前記第1冷媒対水熱交換器の冷媒側を介して前記第1四方弁の第2出口へ、そして前記第1四方弁の低圧側出口配管と前記第2四方弁の低圧側出口配管とが集合して前記気液分離器,前記圧縮機へ順次冷媒配管にて接続され、前記第2四方弁の第2出口は、前記第2冷媒対水熱交換器の冷媒側,前記第1二方弁,前記液溜タンク、及び前記逆止弁を介して、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管に連通し、かつ前記第1二方弁、及び前記逆止弁は前記第2冷媒対水熱交換器から、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管への一方向のみ流動可能とし、更に前記逆止弁と前記液溜タンク間を連通する接続管から分岐して、第2二方弁、及び減圧装置を介して前記気液分離器の入口側配管に連通する熱源側サイクルと、前記第1冷媒対水熱交換器の水側は冷温水ポンプ、及び放熱装置を環状に接続し、冷温水が循環し、更に、前記第2冷媒対水熱交換器の水側は温水ポンプ、及び貯湯タンクを環状に接続し、温水は前記貯湯タンク上部より流入して下部より流出するように循環する冷温水利用側サイクルと、前記熱源側サイクルの運転モードを検出する運転モード検出手段と、前記圧縮機の運転/停止を行う圧縮機制御手段と、前記第1、及び第2四方弁のオン/オフを切り替える四方弁制御手段と、前記第1、及び第2可逆膨張弁の開度制御を行う膨張弁制御手段と、前記第1二方弁、及び第2二方弁の開閉制御を行う二方弁制御手段と、前記温水ポンプ、及び冷温水ポンプの運転/停止を行うポンプ制御手段と、前記第1冷媒対水熱交換器の水側入口部の配管温度を検出する配管温度検出手段とからなる第5システム制御手段とを備え、前記第5システム制御手段は、前記運転モード検出手段により給湯除霜モードを検出した時、前記温水ポンプを停止,前記冷温水ポンプを運転し、更に、前記配管温度検出手段により前記第1冷媒対水熱交換器の水側配管温度が所定温度以上であることを検出した時に、前記空気側熱交換器の除霜運転を行うべく、前記第1四方弁、及び前記第2四方弁をオフ、前記第1可逆膨張弁、及び前記第2可逆膨張弁を全開、前記第1二方弁を閉として除霜運転制御を行い、かつ、前記運転モード検出手段により給湯除霜モードを検出した時、前記温水ポンプを停止、前記冷温水ポンプを運転し、更に、前記配管温度検出手段により前記第1冷媒対水熱交換器の水側配管温度が所定温度未満であることを検出した時に、前記空気側熱交換器の除霜運転を行うべく、前記冷温水ポンプを停止し、前記第1四方弁、及び前記第2四方弁をオフ、前記第1可逆膨張弁を全開、前記第2可逆膨張弁を全閉、前記第1二方弁、及び第2二方弁を開として除霜運転制御を行うことを特徴とするヒートポンプ式冷温水発生装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、空気を熱源とするヒートポンプ式冷温水発生装置において、冷暖房運転、及び給湯運転を効良く、かつ合理的に行うことを狙いとする熱源側サイクルに関するものである。 【0002】 【従来の技術】ヒートポンプ式冷温水発生装置については、既にさまざまな開発がなされており、例えば、特開平5−240531号公報に示されているようなヒートポンプ式冷温水発生装置の基本的な技術について以下述べる。 【0003】上記従来のヒートポンプ式冷温水発生装置は図12に示すように、圧縮機21,四方弁22,23,給湯用熱交換器24,冷温水熱交換器25,膨張機構26,27,二方弁28,29,逆止弁30,31,32,空気熱交換器33,気液分離器34とからなる。 【0004】即ち、圧縮機21の吐出冷媒配管に四方弁22を接続し、弁22の第1の出口は四方弁23に接続し、弁22の第2の出口は給湯用熱交換器24の入口と結合させる。給湯用熱交換器24の出口側は逆止弁32を介して二方向に分け、一方は逆止弁30と並列構成の二方弁28及び膨張機構26を介し冷温水熱交換器25に結合し、冷温水熱交換器25の他端は弁23に結合する。 【0005】そして、逆止弁32を介して二方向に分けた他方は、逆止弁31と並列構成の二方弁29及び膨張機構27を介して空気熱交換器33に接続され、空気熱交換器33の他端を四方弁23に接続し、弁22と23は配管35を介して直列接続されると共に気液分離器34に接続され、気液分離器34は圧縮機21と結合させるものである。 【0006】以上のように構成されたヒートポンプ式冷温水発生装置において、四方弁22,23の切替え、及び二方弁28,29の開閉により、熱源側サイクルにおける給湯用熱交換器24,冷温水熱交換器25,空気熱交換器33のうち、使用する熱交換器を切替え、冷房,暖房,給湯,冷房+給湯の運転モードを行うものである。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の構成では、熱源側サイクルにおける3つの熱交換器(給湯用熱交換器24,冷温水熱交換器25,空気熱交換器33)のうち使用する熱交換器を2つに切替える際に各熱交換器内の内容積の差が大きい場合、各モード毎で最適な必要冷媒量の差が大きくなるという欠点があった。 【0008】即ち、あるモードに最適な冷媒量で運転を行うと、他のモードでは冷媒過多や冷媒不足になり、全モードで適正な性能、及び運転状態を確保できないという欠点があった。 【0009】また、使用していない熱交換器24,25,33内に滞留している液冷媒が四方弁22,23を介して一気に低圧側に排出されため、圧縮機21内で液圧縮が生じる可能性があり、信頼性を確保できないという欠点があった。 【0010】更に、四方弁22,23は一般に高低圧差を利用して可動部分を移動させる機構であるため、圧力差を十分に確保できていない運転を行う場合は動作不良となり、正確に流路を切替えることができないという欠点があった。 【0011】そこで、本発明は従来の課題を解決するもので、各運転モードにおいて各熱交換器内の冷媒量を常に適正に確保し、かつ冷媒回収時に液冷媒が一気に圧縮機に吸入されることを抑制して圧縮機信頼性向上を図り、更に四方弁の動作信頼性を高め得るヒートポンプ式冷温水装置を提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するために本発明は、第1の手段として、圧縮機と、第1四方弁と、第2四方弁と、空気側熱交換器と、室外送風機と、第1可逆膨張弁と、第2可逆膨張弁と、第1冷媒対水熱交換器と、第2冷媒対水熱交換器と、気液分離器と、液溜タンクと、第1逆止弁と、第2逆止弁とから構成され、第2逆止弁と液溜タンク間を連通する接続管から分岐して、二方弁、及び減圧装置を介して気液分離器の入口側配管に連通する熱源側サイクルにおいて、以下の制御を行うものである。 【0013】即ち、暖房モード開始時に、第1冷媒対水熱交換器の水側にて温水生成運転を行うべく、第1可逆膨張弁を所定開度、第2可逆膨張弁を全開、二方弁を開とし、圧縮機が起動して所定時間経過後、まず第2四方弁をオンとし、更に所定時間経過後、第1四方弁をオンとなるように制御し、一方、暖房モード終了時に、まず第1四方弁をオフとし、所定時間経過後、第2四方弁をオフとし、そして圧縮機を停止し、二方弁を閉とする制御を行う。 【0014】これにより、まず、暖房モード直前の運転モードにおいて使用していた第2冷媒対水熱交換器、及び液溜タンク内に滞留していた液冷媒が二方弁と減圧装置を介して気液分離器の入口側配管へ次第に回収されるため、一気に液冷媒が圧縮機へ吸入されて圧縮機で液圧縮が生じて破損事故に至ることがなく、圧縮機信頼性を確保できる。 【0015】また、第1四方弁、及び第2四方弁の切替えに際しては、切替える対象の四方弁の高圧入口側を常に圧縮機吐出圧力を印加させるため、圧力差を十分に確保した上での切替え制御となり、各四方弁が圧力差不足による動作不良を起こすことなく、確実に流路を切替えることが可能になる。 【0016】また、第2の手段としては、第1の手段と同じ構成からなる熱源側サイクルにおいて以下の制御を行うものである。即ち、冷房モード時に、第1冷媒対水熱交換器の水側にて冷水生成運転を行うべく、第1四方弁、及び第2四方弁をオフ、第1可逆膨張弁を全開、第2可逆膨張弁を所定開度とし、更に、二方弁を開とする制御を行う。 【0017】これにより、直前の運転モードにおいて使用していた第2冷媒対水熱交換器、及び液溜タンク内に滞留している液冷媒が二方弁と減圧装置を介して気液分離器の入口側配管へ次第に回収されるため、一気に液冷媒が圧縮機へ吸入されて圧縮機で液圧縮が生じて破損事故に至ることがなく、圧縮機信頼性を確保できる。 【0018】また、第3の手段としては、第1の手段と同じ構成からなる熱源側サイクルにおいて以下の制御を行うものである。即ち、冷房+給湯モード開始時に、第1冷媒対水熱交換器の水側にて冷水生成運転を、かつ第2冷媒対水熱交換器にて温水生成運転を行うべく圧縮機が起動して所定時間経過後、第2四方弁をオン,第1四方弁をオフとし、第1可逆膨張弁を全閉、第2可逆膨張弁を所定開度、二方弁を閉と制御し、一方、冷房+給湯モード終了時に、第1四方弁はオフのままで、第2四方弁をオフとし、その後、圧縮機を停止し、二方弁を閉とする制御を行う。 【0019】これにより、仮に冷房モードに最適な冷媒量で運転を行い、かつ空気側熱交換器の内容積より、第1、及び第2冷媒対水熱交換器の内容積が少ないとすると、本モードでは空気側熱交換器を使用しないため余剰冷媒が発生するが、それを液溜タンク内に溜め込むことができるため、冷媒過多状態にならず、適正な性能、及び運転状態を確保できる。 【0020】また、第2四方弁の切替えに際しては、第2四方弁を高圧入口側を常に圧縮機吐出圧力を印加させるため、圧力差を十分に確保した上での切替え制御となり、第2四方弁が圧力差不足による動作不良を起こすことなく、確実に流路を切替えることが可能になる。 【0021】また、第4の手段としては、第1の手段と同じ構成からなる熱源側サイクルにおいて以下の制御を行うものである。即ち、給湯モード開始時に、第2冷媒対水熱交換器の水側にて温水生成運転を行うべく、圧縮機が起動して所定時間経過後、第2四方弁をオン、第1四方弁をオフとし、第1可逆膨張弁を所定開度、第2可逆膨張弁を全閉とし、更に、二方弁を閉と制御し、一方、給湯モード終了時に、第1四方弁はオフのままで、第2四方弁をオフとし、その後、圧縮機と停止し、二方弁を閉とする制御を行う。 【0022】これにより、仮に冷房モードに最適な冷媒量で運転を行い、かつ空気側熱交換器の内容積より、第1、及び第2冷媒対水熱交換器の内容積が少ないとすると、本モードでは空気側熱交換器が冷媒保有量の少ない蒸発器として作用するため余剰冷媒が発生するが、それを液溜タンク内に溜め込むことができるため、冷媒過多状態にならず、適正な性能、及び運転状態を確保できる。 【0023】また、第2四方弁の切替えに際しては、第2四方弁の高圧入口側を常に圧縮機吐出圧力を印加させるため、圧力差を十分に確保した上での切替え制御となり、第2四方弁が圧力差不足による動作不良を起こすことなく、確実に流路を切替えることが可能になる。 【0024】また、第5の手段としては、第1の手段に加えて、第1冷媒対水熱交換器の水側に冷温水ポンプ、及び放熱装置を環状に接続し、更に、第2冷媒対水熱交換器の水側は温水ポンプ、及び貯湯タンクを環状に接続し、温水は前記貯湯タンク上部より流入して下部より流出するように循環する冷温水利用側サイクルと、冷温水ポンプ、及び温水ポンプの運転/停止を行うポンプ制御手段と、第1冷媒対水熱交換器の水側入口部の配管温度を検出する配管温度検出手段を設置して以下の制御を行うものである。 【0025】即ち、給湯除霜モードを検出した時、温水ポンプを停止し、冷温水ポンプを運転し、更に、配管温度検出手段により第1冷媒対水熱交換器の水側配管温度が所定温度以上であることを検出した時に、空気側熱交換器の除霜運転を行うべく、第1四方弁、及び第2四方弁をオフ、第1可逆膨張弁、及び第2可逆膨張弁を全開、第1二方弁を閉とする制御を行い、一方、給湯除霜モードを検出した時、温水ポンプを停止し、冷温水ポンプを運転し、更に、配管温度検出手段により第1冷媒対水熱交換器の水側配管温度が所定温度未満であることを検出した時に、空気側熱交換器の除霜運転を行うべく、冷温水ポンプを停止し、第1四方弁、及び第2四方弁をオフ、第1可逆膨張弁を全開、第2可逆膨張弁を全閉、第1二方弁、及び第2二方弁を開とする制御を行う。 【0026】これにより、給湯モードにて生じた空気側熱交換器への着霜に対する除霜運転は、貯湯タンクの温熱を利用することなく行えるため、貯湯タンク内に形成されている温度成層を乱すことなく保持でき、貯湯タンク内温水を使用する際には常に貯湯タンク上部の高温温水より供給できる。 【0027】 【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、圧縮機と、第1四方弁と、第2四方弁と、空気側熱交換器と、室外送風機と、第1可逆膨張弁と、第2可逆膨張弁と、第1冷媒対水熱交換器と、第2冷媒対水熱交換器と、気液分離器と、液溜タンクと、第1逆止弁と、第2逆止弁とから構成され、前記圧縮機から前記第1四方弁へ、前記第1四方弁の第1出口から前記第2四方弁へ、前記第2四方弁の第1出口から前記空気側熱交換器へ、そして前記空気側熱交換器から前記第1可逆膨張弁、前記第2可逆膨張弁を介して前記第1冷媒対水熱交換器の冷媒側を介して前記第1四方弁の第2出口へ、そして前記第1四方弁の低圧側出口配管と前記第2四方弁の低圧側出口配管とが集合して前記気液分離器、前記圧縮機へ順次冷媒配管にて接続され、前記第2四方弁の第2出口は、前記第2冷媒対水熱交換器の冷媒側、前記第1逆止弁、前記液溜タンク、及び前記第2逆止弁を介して、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管に連通し、かつ前記第1逆止弁、及び前記第2逆止弁は前記第2冷媒対水熱交換器から、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管への方向のみ流動可能とし、更に前記第2逆止弁と前記液溜タンク間を連通する接続管から分岐して、二方弁、及び減圧装置を介して前記気液分離器の入口側配管に連通する熱源側サイクルにおいて、前記熱源側サイクルの運転モードを検出する運転モード検出手段と、前記圧縮機の運転/停止を行う圧縮機制御手段と、前記第1、及び第2四方弁のオン/オフを切り替える四方弁制御手段と、前記第1、及び第2可逆膨張弁の開度制御を行う膨張弁制御手段と、前記二方弁の開閉制御を行う二方弁制御手段とからなる第1システム制御手段とを備え、以下の制御を行うものである。 【0028】即ち、前記第1システム制御手段は、前記運転モード検出手段により暖房モード開始を検出した時に、前記第1冷媒対水熱交換器の水側にて温水生成運転を行うべく、前記第1可逆膨張弁を所定開度、前記第2可逆膨張弁を全開、前記二方弁を開とし、前記圧縮機が起動して所定時間経過後、まず前記第2四方弁をオンとし、更に所定時間経過後、前記第1四方弁をオンとする制御を行い、一方、前記運転モード検出手段により暖房モード終了を検出した時に、まず前記第1四方弁をオフとし、所定時間経過後、前記第2四方弁をオフとし、そして前記圧縮機を停止し、前記二方弁を閉とする制御を行うものである。 【0029】つまり、暖房モード開始時には、圧縮機が起動して所定時間経過後、まず第2四方弁をオンとし、更に所定時間経過後、第1四方弁をオンとして確実に2つの四方弁を切替えた後、第1冷媒対水熱交換器を凝縮器として作用させる冷凍サイクルを形成し、かつ、第2冷媒対水熱交換器、及び液溜タンク内の液冷媒を気液分離器入口側に回収する冷媒回収回路を形成する。 【0030】一方、暖房モード終了時には、まず第1四方弁をオフとし、所定時間経過後、第2四方弁をオフとして確実に2つの四方弁を切替えた後、圧縮機を停止し、二方弁を閉とする。 【0031】これにより、直前の運転モードにおいて使用していた第2冷媒対水熱交換器、及び液溜タンク内に滞留している液冷媒が二方弁と減圧装置を介して気液分離器の入口側配管へ次第に回収されるため、圧縮機内で液圧縮が生じて破損事故に至ることがなく、信頼性を確保できる。 【0032】また、第1四方弁、及び第2四方弁の切替えに際しては、切替える対象の四方弁の高圧入口側を常に圧縮機吐出圧力を印加させる制御を行うため、圧力差を十分に確保できる運転となり、各四方弁が作動不良を起こすことなく、正確に流路を切替えることができる。 【0033】また、請求項2に記載の発明は、圧縮機と、第1四方弁と、第2四方弁と、空気側熱交換器と、室外送風機と、第1可逆膨張弁と、第2可逆膨張弁と、第1冷媒対水熱交換器と、第2冷媒対水熱交換器と、気液分離器と、液溜タンクと、第1逆止弁と、第2逆止弁とから構成され、前記圧縮機から前記第1四方弁へ、前記第1四方弁の第1出口から前記第2四方弁へ、前記第2四方弁の第1出口から前記空気側熱交換器へ、そして前記空気側熱交換器から前記第1可逆膨張弁,前記第2可逆膨張弁を介して前記第1冷媒対水熱交換器の冷媒側を介して前記第1四方弁の第2出口へ、そして前記第1四方弁の低圧側出口配管と前記第2四方弁の低圧側出口配管とが集合して前記気液分離器,前記圧縮機へ順次冷媒配管にて接続され、前記第2四方弁の第2出口は、前記第2冷媒対水熱交換器の冷媒側,前記第1逆止弁,前記液溜タンク、及び前記第2逆止弁を介して、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管に連通し、かつ前記第1逆止弁、及び前記第2逆止弁は前記第2冷媒対水熱交換器から、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管への方向のみ流動可能とし、更に前記第2逆止弁と前記液溜タンク間を連通する接続管から分岐して、二方弁、及び減圧装置を介して前記気液分離器の入口側配管に連通する熱源側サイクルにおいて、前記熱源側サイクルの運転モードを検出する運転モード検出手段と、前記圧縮機の運転/停止を行う圧縮機制御手段と、前記第1、及び第2四方弁のオン/オフを切り替える四方弁制御手段と、前記第1、及び第2可逆膨張弁の開度制御を行う膨張弁制御手段と、前記二方弁の開閉制御を行う二方弁制御手段とからなる第2システム制御手段とを備え、以下の制御を行うものである。 【0034】即ち、前記第2システム制御手段は、前記運転モード検出手段により冷房モードを検出した時に、前記第1冷媒対水熱交換器の水側にて冷水生成運転を行うべく、前記第1四方弁、及び前記第2四方弁をオフ、前記第1可逆膨張弁を全開、前記第2可逆膨張弁を所定開度、前記二方弁を開とする制御を行う。 【0035】つまり、第1冷媒対水熱交換器を蒸発器として作用させると共に、冷媒回収回路を形成する。 【0036】これにより、直前の運転モードにおいて使用していた第2冷媒対水熱交換器、及び液溜タンク内に滞留している液冷媒が二方弁と減圧装置を介して気液分離器の入口側配管へ次第に回収されるため、圧縮機内で液圧縮が生じて破損事故に至ることがなく、信頼性を向上させることができる。 【0037】また、請求項3に記載の発明は、圧縮機と、第1四方弁と、第2四方弁と、空気側熱交換器と、室外送風機と、第1可逆膨張弁と、第2可逆膨張弁と、第1冷媒対水熱交換器と、第2冷媒対水熱交換器と、気液分離器と、液溜タンクと、第1逆止弁と、第2逆止弁とから構成され、前記圧縮機から前記第1四方弁へ、前記第1四方弁の第1出口から前記第2四方弁へ、前記第2四方弁の第1出口から前記空気側熱交換器へ、そして前記空気側熱交換器から前記第1可逆膨張弁,前記第2可逆膨張弁を介して前記第1冷媒対水熱交換器の冷媒側を介して前記第1四方弁の第2出口へ、そして前記第1四方弁の低圧側出口配管と前記第2四方弁の低圧側出口配管とが集合して前記気液分離器,前記圧縮機へ順次冷媒配管にて接続され、前記第2四方弁の第2出口は、前記第2冷媒対水熱交換器の冷媒側,前記第1逆止弁,前記液溜タンク、及び前記第2逆止弁を介して、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管に連通し、かつ前記第1逆止弁、及び前記第2逆止弁は前記第2冷媒対水熱交換器から、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管への方向のみ流動可能とし、更に前記第2逆止弁と前記液溜タンク間を連通する接続管から分岐して、二方弁、及び減圧装置を介して前記気液分離器の入口側配管に連通する熱源側サイクルにおいて、前記熱源側サイクルの運転モードを検出する運転モード検出手段と、前記圧縮機の運転/停止を行う圧縮機制御手段と、前記第1、及び第2四方弁のオン/オフを切り替える四方弁制御手段と、前記第1、及び第2可逆膨張弁の開度制御を行う膨張弁制御手段と、前記二方弁の開閉制御を行う二方弁制御手段とからなる第3システム制御手段とを備え、以下の制御を行うものである。 【0038】即ち、前記第3システム制御手段は、前記運転モード検出手段により冷房+給湯モード開始を検出した時に、前記第1冷媒対水熱交換器の水側にて冷水生成運転を、かつ前記第2冷媒対水熱交換器にて温水生成運転を行うべく前記圧縮機が起動して所定時間経過後、前記第2四方弁をオン、前記第1四方弁をオフ、前記第1可逆膨張弁を全閉、前記第2可逆膨張弁を所定開度、前記二方弁を閉とする制御を行い、一方、前記運転モード検出手段により冷房+給湯モード終了を検出した時に、前記第1四方弁はオフのままで、前記第2四方弁をオフとし、所定時間経過後、前記圧縮機を停止し、前記二方弁を閉とする制御を行う。 【0039】つまり、第2四方弁を確実に切り替えた後、第1冷媒対水熱交換器を蒸発器とし、第2冷媒対水熱交換器を凝縮器として作用させて排熱回収サイクルを形成すると共に、その際に余剰となる冷媒を液溜タンクに貯留する回路を形成する。 【0040】これにより、仮に冷房モードに最適な冷媒量で運転を行い、かつ空気側熱交換器の内容積より、第1、及び第2冷媒対水熱交換器の内容積が少ないとすると、本モードでは空気側熱交換器を使用しないため余剰冷媒が発生するが、それを液溜タンク内に溜め込むことができるため、冷媒過多状態にならず、適正な性能、及び運転状態を確保できる。 【0041】また、第2四方弁の切替えに際しては、第2四方弁の高圧入口側を常に圧縮機吐出圧力を印加させる制御を行うため、圧力差を十分に確保できる運転となり、第2四方弁が動作不良を起こすことなく、正確に流路を切替えることができる。 【0042】また、請求項4に記載の発明は、圧縮機と、第1四方弁と、第2四方弁と、空気側熱交換器と、室外送風機と、第1可逆膨張弁と、第2可逆膨張弁と、第1冷媒対水熱交換器と、第2冷媒対水熱交換器と、気液分離器と、液溜タンクと、第1逆止弁と、第2逆止弁とから構成され、前記圧縮機から前記第1四方弁へ、前記第1四方弁の第1出口から前記第2四方弁へ、前記第2四方弁の第1出口から前記空気側熱交換器へ、そして前記空気側熱交換器から前記第1可逆膨張弁,前記第2可逆膨張弁を介して前記第1冷媒対水熱交換器の冷媒側を介して前記第1四方弁の第2出口へ、そして前記第1四方弁の低圧側出口配管と前記第2四方弁の低圧側出口配管とが集合して前記気液分離器,前記圧縮機へ順次冷媒配管にて接続され、前記第2四方弁の第2出口は、前記第2冷媒対水熱交換器の冷媒側,前記第1逆止弁,前記液溜タンク、及び前記第2逆止弁を介して、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管に連通し、かつ前記第1逆止弁、及び前記第2逆止弁は前記第2冷媒対水熱交換器から、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管への方向のみ流動可能とし、更に前記第2逆止弁と前記液溜タンク間を連通する接続管から分岐して、二方弁、及び減圧装置を介して前記気液分離器の入口側配管に連通する熱源側サイクルにおいて、前記熱源側サイクルの運転モードを検出する運転モード検出手段と、前記圧縮機の運転/停止を行う圧縮機制御手段と、前記第1、及び第2四方弁のオン/オフを切り替える四方弁制御手段と、前記第1、及び第2可逆膨張弁の開度制御を行う膨張弁制御手段と、前記二方弁の開閉制御を行う二方弁制御手段とからなる第4システム制御手段とを備え、以下の制御を行うものである。 【0043】即ち、前記第4システム制御手段は、前記運転モード検出手段により給湯モード開始を検出した時に、前記第2冷媒対水熱交換器の水側にて温水生成運転を行うべく前記圧縮機が起動して所定時間経過後、前記第2四方弁をオン、前記第1四方弁をオフ、前記第1可逆膨張弁を所定開度、前記第2可逆膨張弁を全閉、前記二方弁を閉とする制御を行い、一方、前記運転モード検出手段により給湯モード終了を検出した時に、前記第1四方弁はオフのままで、前記第2四方弁をオフとし、所定時間経過後、前記圧縮機を停止し、前記二方弁を閉とする制御を行う。 【0044】つまり、第2四方弁を確実に切り替えた後、第2冷媒対水熱交換器を凝縮器として作用させる冷凍サイクルを形成すると共に、その際に余剰となる冷媒を液溜タンクに貯留する回路を形成する。 【0045】これにより、仮に冷房モードに最適な冷媒量で運転を行い、かつ空気側熱交換器の内容積より、第1、及び第2冷媒対水熱交換器の内容積が少ないとすると、本モードでは空気側熱交換器が冷媒保有量の少ない蒸発器として作用するため余剰冷媒が発生するが、それを液溜タンク内に溜め込むことができるため、冷媒過多状態にならず、適正な性能、及び運転状態を確保できる。 【0046】更に、第2四方弁の切替えに際しては、第2四方弁の高圧入口側を常に圧縮機吐出圧力を印加させる制御を行うため、圧力差を十分に確保できる運転となり、第2四方弁が動作不良を起こすことなく、正確に流路を切替えることができる。 【0047】また、請求項5に記載の発明は、圧縮機と、第1四方弁と、第2四方弁と、空気側熱交換器と、室外送風機と、第1可逆膨張弁と、第2可逆膨張弁と、第1冷媒対水熱交換器と、第2冷媒対水熱交換器と、気液分離器と、液溜タンクと、逆止弁と、第1二方弁とから構成され、前記圧縮機から前記第1四方弁へ、前記第1四方弁の第1出口から前記第2四方弁へ、前記第2四方弁の第1出口から前記空気側熱交換器へ、そして前記空気側熱交換器から前記第1可逆膨張弁,前記第2可逆膨張弁を介して前記第1冷媒対水熱交換器の冷媒側を介して前記第1四方弁の第2出口へ、そして前記第1四方弁の低圧側出口配管と前記第2四方弁の低圧側出口配管とが集合して前記気液分離器,前記圧縮機へ順次冷媒配管にて接続され、前記第2四方弁の第2出口は、前記第2冷媒対水熱交換器の冷媒側,前記第1二方弁,前記液溜タンク、及び前記逆止弁を介して、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管に連通し、かつ前記第1二方弁、及び前記逆止弁は前記第2冷媒対水熱交換器から、前記第1可逆膨張弁と前記第2可逆膨張弁間を連通する接続管への一方向のみ流動可能とし、更に前記逆止弁と前記液溜タンク間を連通する接続管から分岐して、第2二方弁、及び減圧装置を介して前記気液分離器の入口側配管に連通する熱源側サイクルと、前記第1冷媒対水熱交換器の水側は冷温水ポンプ、及び放熱装置を環状に接続し、冷温水が循環し、更に、前記第2冷媒対水熱交換器の水側は温水ポンプ、及び貯湯タンクを環状に接続し、温水は前記貯湯タンク上部より流入して下部より流出するように循環する冷温水利用側サイクルと、前記熱源側サイクルの運転モードを検出する運転モード検出手段と、前記圧縮機の運転/停止を行う圧縮機制御手段と、前記第1、及び第2四方弁のオン/オフを切り替える四方弁制御手段と、前記第1、及び第2可逆膨張弁の開度制御を行う膨張弁制御手段と、前記第1二方弁、及び第2二方弁の開閉制御を行う二方弁制御手段と、前記温水ポンプ、及び冷温水ポンプの運転/停止を行うポンプ制御手段と、前記第1冷媒対水熱交換器の水側入口部の配管温度を検出する配管温度検出手段とからなる第5システム制御手段とを備え、以下の制御を行うものである。 【0048】即ち、前記第5システム制御手段は、前記運転モード検出手段により給湯除霜モードを検出した時、前記温水ポンプを停止し、前記冷温水ポンプを運転し、更に、前記配管温度検出手段により前記第1冷媒対水熱交換器の水側配管温度が所定温度以上であることを検出した時に、前記空気側熱交換器の除霜運転を行うべく、前記第1四方弁、及び前記第2四方弁をオフ、前記第1可逆膨張弁、及び前記第2可逆膨張弁を全開、前記第1二方弁を閉とする制御を行い、かつ、前記運転モード検出手段により給湯除霜モードを検出した時、前記温水ポンプを停止し、前記冷温水ポンプを運転し、更に、前記配管温度検出手段により前記第1冷媒対水熱交換器の水側配管温度が所定温度未満であることを検出した時に、前記空気側熱交換器の除霜運転を行うべく、前記冷温水ポンプを停止し、前記第1四方弁、及び前記第2四方弁をオフ、前記第1可逆膨張弁を全開、前記第2可逆膨張弁を全閉、前記第1二方弁、及び第2二方弁を開とする制御を行う。 【0049】これにより、第1冷媒対水熱交換器の水回路側エネルギーが空気側熱交換器の除霜運転の熱源として利用できるレベルである場合、給湯モードにて生じた空気側熱交換器への着霜に対する除霜運転は、第1冷媒対水熱交換器を蒸発器として作用させて行い、一方、第1冷媒対水熱交換器の水回路側エネルギーが空気側熱交換器の除霜運転の熱源として利用できるレベルにない場合、給湯モードにて生じた空気側熱交換器への着霜に対する除霜運転は圧縮機を熱源として行う。 【0050】従って、給湯除霜モードでは貯湯タンクの温熱を利用することなく行えるため、貯湯タンク内に形成されている温度成層を乱すことなく保持でき、貯湯タンク内温水を使用する際には常に貯湯タンク上部の高温温水より供給できる。 【0051】 【実施例】以下、本発明によるヒートポンプ式冷温水発生装置の実施例について図面を参照しながら説明する。尚、従来と同一構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。 【0052】(実施例1)図1は、本発明の実施例1によるヒートポンプ式冷温水発生装置の暖房モード時の熱源側サイクル図、及びブロック図を示している。尚、図1中の矢印は暖房モード時の冷媒流動方向を示す。 【0053】本実施例のヒートポンプ式冷温水発生装置は、圧縮機1と、空気側熱交換器2と、室外送風機3と、気液分離器Acmと、第1可逆膨張弁EV1と、第2可逆膨張弁EV2と、第1冷媒対水熱交換器HE1と、第2冷媒対水熱交換器HE2と、第1四方弁SV1と、第2四方弁SV2と、液溜タンクTnkと、第1逆止弁GV1と、第2逆止弁GV2と、二方弁Vと、減圧装置Expとから熱源側サイクルが構成されている。 【0054】上記熱源側サイクルは、圧縮機1から第1四方弁SV1へ、第1四方弁SV1の第1出口から第2四方弁SV2へ、第2四方弁SV2の第1出口から空気側熱交換器2へ、そして空気側熱交換器2から第1可逆膨張弁EV1,第2可逆膨張弁EV2を介して第1冷媒対水熱交換器HE1の冷媒側を介して第1四方弁SV1の第2出口へ、そして第1四方弁SV2の低圧側出口配管と第2四方弁SV2の低圧側出口配管とが集合して気液分離器Acm,圧縮機1へ順次冷媒配管にて接続される。 【0055】また、第2四方弁SV2の第2出口は、第2冷媒対水熱交換器HE2の冷媒側,第1逆止弁GV1,液溜タンクTnk、及び第2逆止弁GV2を介して、第1可逆膨張弁EV1と第2可逆膨張弁EV2間を連通する接続管に連通し、第1逆止弁GV1、及び第2逆止弁GV2は第2冷媒対水熱交換器HE2から、第1可逆膨張弁EV1と第2可逆膨張弁EV2間を連通する接続管への方向のみ流動可能としている。 【0056】更に、第2逆止弁GV2と液溜タンクTnk間を連通する接続管から分岐して、二方弁V、及び毛細管のような減圧装置Expを介して気液分離器Acmの入口側配管に連通している。 【0057】また、熱源側サイクルの運転モードを検出する運転モード検出手段Modeと、圧縮機1の運転/停止を行う圧縮機制御手段CMcntと、第1、及び第2四方弁SV1,SV2のオン/オフを切り替える四方弁制御手段SVcntと、第1、及び第2可逆膨張弁EV1,EV2の開度制御を行う膨張弁制御手段EVcntと、二方弁Vの開閉制御を行う二方弁制御手段Vcntとからなる第1システム制御手段Cnt1とを備えている。 【0058】そして、第1システム制御手段Cnt1は、運転モード検出手段odeにより暖房モード開始を検出した時に、第1冷媒対水熱交換器HE1の水側にて温水生成運転を行うべく、第1可逆膨張弁EV1を所定開度pls1、第2可逆膨張弁EV2を全開、二方弁Vを開とし、圧縮機1が起動して所定時間△t経過後、まず第2四方弁SV2をオンとし、更に所定時間△t経過後、第1四方弁SV1をオンとするように、圧縮機制御手段CMcnt,四方弁制御手段SVcnt,膨張弁制御手段EVcnt、及び二方弁制御手段Vcntを動作させる。 【0059】一方、運転モード検出手段Modeにより暖房モード終了を検出した時に、まず第1四方弁SV1をオフとし、所定時間△t経過後、第2四方弁SV2をオフとした後、圧縮機1を停止し、二方弁Vを閉とするように、圧縮機制御手段CMcnt,四方弁制御手段SVcnt、膨張弁制御手段EVcnt、及び二方弁制御手段Vcntを動作させる。 【0060】以上のように構成されたヒートポンプ式冷温水発生装置の動作内容について図2に示すフローチャートを用いて説明する。 【0061】まず、step1にて運転モード検出手段Modeにより暖房モード開始が設定されたことを検出し、暖房モード開始信号を四方弁制御手段SVcnt,膨張弁制御手段EVcnt、及び二方弁制御手段Vcntへ送られる。 【0062】そして、運転モードが暖房モードであることから、step2にて膨張弁制御手段EVcntにより、第1可逆膨張弁:所定開度pls1,第2可逆膨張弁:全開と設定され、step3にて二方弁制御手段Vcntにより、二方弁V:開と設定される。 【0063】その後、step4にて運転モード検出手段Modeにより圧縮機制御手段CMcntへ圧縮機1:起動の信号が送られて圧縮機1が起動し、step5にて経過時間tがカウントされ、経過時間t≧△tとなった時点で、即ち、切替える対象の第2四方弁SV2の高圧入口側に圧縮機吐出圧力を十分印加させた後、step6へ移行し、まず、第2四方弁SV2:ONとして1つの四方弁を確実に切り替え、step7にて更に、経過時間tがカウントされ、経過時間t≧△tとなった時点で、即ち、切替える対象の第2四方弁SV2の高圧入口側に圧縮機吐出圧力を十分印加させた後、step8へ移行し、第1四方弁SV1:ONとし、残りの四方弁を確実に切り替えた後、step9にて暖房モードとして運転が行われる。 【0064】step1〜step8の動作によりstep9では第1冷媒対水熱交換器HE1を凝縮器として、空気側熱交換器2を蒸発器として作用させる冷凍サイクルを形成されるため、第1冷媒対水熱交換器HE1において温水が生成される。 【0065】また、二方弁V:開とすることにより、直前の運転モードにおいて使用していた第2冷媒対水熱交換器HE2、及び液溜タンクTnk内に滞留している液冷媒が二方弁Vと減圧装置Expを介して気液分離器Acmの入口側配管へ次第に回収されるため、圧縮機内で液圧縮が生じて破損事故に至ることがなく、信頼性を確保できる。 【0066】一方、step10にて運転モード検出手段Modeにより暖房モード終了が設定されたことを検出し、暖房モード終了信号を四方弁制御手段SVcnt,膨張弁制御手段EVcnt、及び二方弁制御手段Vcntへ送られる。 【0067】そして、step11へ移行し、まず、第1四方弁SV1:OFFとし、step12にて経過時間tがカウントされ、経過時間t≧△tとなった時点で、step13へ移行し、第2四方弁SV2:OFFとする。 【0068】その後、step14にて運転モード検出手段Modeにより圧縮機制御手段CMcntへ圧縮機1:停止の信号が送られ圧縮機1を停止し、step15にて膨張弁制御手段EVcntにより、冷凍サイクルの高低圧を均圧すべく、第1可逆膨張弁、及び第2可逆膨張弁:全開と設定され、step16にて二方弁制御手段Vcntにより、二方弁V:閉と設定される。 【0069】以上のように本実施例のヒートポンプ式冷温水発生装置は、第2逆止弁GV2と液溜タンクTnk間を連通する接続管から分岐して、二方弁V、及び減圧装置Expを介して気液分離器Acmの入口側配管に連通する熱源側サイクルにおいて、暖房モード開始時に、第1冷媒対水熱交換器HE1の水側にて温水生成運転を行うべく、第1可逆膨張弁EV1を所定開度、第2可逆膨張弁EV2を全開、二方弁Vを開とし、圧縮機1が起動して所定時間△t経過後、まず第2四方弁SV1をオンとし、更に所定時間△t経過後、第1四方弁SV2をオンとなるように制御し、一方、暖房モード終了時に、まず第1四方弁SV1をオフとし、所定時間△t経過後、第2四方弁SV2をオフとし、そして圧縮機1を停止し、二方弁Vを閉とする制御を行うものである。 【0070】このことにより、以下の効果が発揮される。 【0071】まず、暖房モード直前の運転モードにおいて使用していた第2冷媒対水熱交換器HE2、及び液溜タンクTnk内に滞留していた液冷媒が二方弁Vと減圧装置Expを介して気液分離器Acmの入口側配管へ次第に回収されているため、一気に液冷媒が圧縮機1へ吸入されて圧縮機1で液圧縮が生じて破損事故に至ることがなく、圧縮機信頼性を確保できる。 【0072】また、第一四方弁SV1、及び第2四方弁SV2の切替えに際しては、切替える対象の四方弁の高圧入口側を常に圧縮機吐出圧力を印加させるため、圧力差を十分に確保した上での切替え制御となり、各四方弁が圧力差不足による動作不良を起こすことなく、確実に流路を切替えることが可能になる。 【0073】(実施例2)次に、本発明の実施例2について図面を参照しながら説明するが、実施例1と同一構成部分については同一符号を付して詳細な説明を省略する。 【0074】図3は、本発明のの実施例1によるヒートポンプ式冷温水発生装置の暖房モード時の熱源側サイクル図、及びブロック図を示している。尚、図3中の矢印は暖房モード時の冷媒流動方向を示す。 【0075】本実施例のヒートポンプ式冷温水発生装置は、基本的には実施例1と同様の構成であるが、実施例1の第1制御手段Cnt1に替わって第2制御手段Cnt2を備えている。 【0076】そして、第2システム制御手段Cnt2は、運転モード検出手段Modeにより冷房モードを検出した時に、第1冷媒対水熱交換器HE1の水側にて冷水生成運転を行うべく、第1四方弁SV1、及び第2四方弁SV2をオフ、第1可逆膨張弁EV1を全開、第2可逆膨張弁を所定開度pls2、二方弁Vを開とする制御を行うように、四方弁制御手段SVcnt,膨張弁制御手段EVcnt,二方弁制御手段Vcntを動作させるものである。 【0077】以上のように構成されたヒートポンプ式冷温水発生装置の動作内容について図4に示すフローチャートを用いて説明する。 【0078】まず、step1にて運転モード検出手段Modeにより冷房モード開始が設定されたことを検出し、冷房モード開始信号を四方弁制御手段SVcnt,膨張弁制御手段EVcnt、及び二方弁制御手段Vcntへ送られる。 【0079】そして、運転モードが冷房モードであることから、step2にて膨張弁制御手段EVcntにより、第1可逆膨張弁:全開,第2可逆膨張弁:所定開度pls2と設定され、step3にて二方弁制御手段Vcntにより、二方弁V:開と設定される。 【0080】その後、step4にて運転モード検出手段Modeにより圧縮機制御手段CMcntへ圧縮機1:起動の信号が送られて圧縮機1が起動し、step5では第1四方弁SV1、及び第2四方弁SV2:オフのまま保持し、Step6にて冷房モードとして運転が行われる。 【0081】step1〜step5の動作によりstep6では空気側熱交換器2を凝縮器として、第1冷媒対水熱交換器HE1を蒸発器として作用させる冷凍サイクルを形成されるため、第1冷媒熱交換器HE1において冷水が生成される。 【0082】また、二方弁V:開とすることにより、直前の運転モードにおいて使用していた第2冷媒対水熱交換器HE2、及び液溜タンクTnk内に滞留している液冷媒が二方弁Vと減圧装置Expを介して気液分離器Acmの入口側配管へ次第に回収されるため、圧縮機内で液圧縮が生じて破損事故に至ることがなく、信頼性を確保できる。 【0083】一方、step7にて運転モード検出手段Modeにより冷房モード終了が設定されたことを検出し、冷房モード終了信号を四方弁制御手段SVcnt,膨張弁制御手段EVcnt、及び二方弁制御手段Vcntへ送られる。 【0084】そして、step8にて、第1四方弁SV1、及び第2四方弁SV2:オフのまま保持し、step9にて運転モード検出手段Modeにより圧縮機制御手段CMcntへ圧縮機1:停止の信号が送られ圧縮機1を停止する。 【0085】その後、step10にて膨張弁制御手段EVcntにより、冷凍サイクルの高低圧を均圧すべく、第1可逆膨張弁、及び第2可逆膨張弁:全開と設定され、step11にて二方弁制御手段Vcntにより、二方弁V:閉と設定される。 【0086】以上のように本実施例のヒートポンプ式冷温水発生装置は、第1の手段と同じ構成からなる熱源側サイクルにおいて以下の制御を行うものである。 【0087】即ち、冷房モード時に、第1冷媒対水熱交換器HE1の水側にて冷水生成運転を行うべく、第1四方弁SV1、及び第2四方弁SV2をオフ、第1可逆膨張弁EV1を全開、第2可逆膨張弁EV2を所定開度とし、更に、二方弁Vを開とする制御を行うものである。 【0088】このことにより、以下の効果が発揮される。 【0089】即ち、冷房モード直前の運転モードにおいて使用していた第2冷媒対水熱交換器HE2、及び液溜タンクTnk内に滞留している液冷媒が二方弁Vと減圧装置Expを介して気液分離器Acmの入口側配管へ次第に回収されるため、一気に液冷媒が圧縮機1へ吸入されて圧縮機1で液圧縮が生じて破損事故に至ることがなく、圧縮機信頼性を確保できる。 【0090】(実施例3)次に、本発明の実施例3について図面を参照しながら説明するが、実施例1と同一構成部分については同一符号を付して詳細な説明を省略する。 【0091】図5は、本発明の実施例1によるヒートポンプ式冷温水発生装置の冷房+給湯モード時の熱源側サイクル図、及びブロック図を示している。尚、図5中の矢印は冷房+給湯モード時の冷媒流動方向を示す。 【0092】本実施例のヒートポンプ式冷温水発生装置は、基本的には実施例1と同様の構成であるが、実施例1の第1制御手段Cnt1に替わって第3制御手段Cnt3を備えている。 【0093】そして、第3システム制御手段Cnt3は、運転モード検出手段Modeにより冷房+給湯モード開始を検出した時に、第1冷媒対水熱交換器HE1の水側にて冷水生成運転を、かつ第2冷媒対水熱交換器HE2にて温水生成運転を行うべく圧縮機1が起動して所定時間△t経過後、第2四方弁SV2をオン、第1四方弁SV1をオフ、第1可逆膨張弁EV1を全閉、第2可逆膨張弁EV2を所定開度pls3、二方弁Vを閉とする制御を行い、一方、運転モード検出手段により冷房+給湯モード終了を検出した時に、第1四方弁SV1はオフのままで、第2四方弁SV2をオフとし、所定時間△t経過後、圧縮機1を停止し、二方弁Vを閉とする制御を行うものである。 【0094】以上のように構成されたヒートポンプ式冷温水発生装置の動作内容について図6に示すフローチャートを用いて説明する。 【0095】まず、step1にて運転モード検出手段Modeにより冷房+給湯モードモード開始が設定されたことを検出し、冷房+給湯モード開始信号を四方弁制御手段SVcnt,膨張弁制御手段EVcnt、及び二方弁制御手段Vcntへ送られる。 【0096】そして、運転モードが冷房+給湯モードであることから、step2にて膨張弁制御手段EVcntにより、第1可逆膨張弁:全閉,第2可逆膨張弁:所定開度pls3と設定され、step3にて二方弁制御手段Vcntにより、二方弁V:閉と設定される。 【0097】その後、step4にて運転モード検出手段Modeにより圧縮機制御手段CMcntへ圧縮機1:起動の信号が送られて圧縮機1が起動し、step5にて経過時間tがカウントされ、経過時間t≧△tとなった時点で、即ち、切替える対象の第2四方弁SV2の高圧入口側に圧縮機吐出圧力を十分印加させた後、step6へ移行し、第2四方弁SV2:ONとして1つの四方弁を確実に切り替え、step7では第1四方弁SV1:OFFに設定した後、step8にて暖房モードとして運転が行われる。 【0098】step1〜step7の動作によりstep8では第2冷媒対水熱交換器HE2を凝縮器として、第1冷媒対水熱交換器HE1を蒸発器として作用させる冷凍サイクルを形成されるため、第2冷媒対水熱交換器HE2において温水が生成され、同時に第1冷媒対水熱交換器HE1において冷水が生成される。 【0099】一方、step9にて運転モード検出手段Modeにより冷房+給湯モードモード終了が設定されたことを検出し、冷房+給湯モードモード終了信号を四方弁制御手段SVcnt,膨張弁制御手段EVcnt、及び二方弁制御手段Vcntへ送られる。 【0100】そして、step10へ移行し、第1四方弁SV1:OFFのまま、step11にて第2四方弁SV2:OFFとする。 【0101】その後、step12にて運転モード検出手段Modeにより圧縮機制御手段CMcntへ圧縮機1:停止の信号が送られ圧縮機1を停止し、step13にて膨張弁制御手段EVcntにより、冷凍サイクルの高低圧を均圧すべく、第1可逆膨張弁、及び第2可逆膨張弁:全開と設定され、step14にて二方弁制御手段Vcntにより、二方弁V:閉と設定される。 【0102】以上のように本実施例のヒートポンプ式冷温水発生装置は、第1の手段と同じ構成からなる熱源側サイクルにおいて以下の制御を行うものである。 【0103】即ち、冷房+給湯モード開始時に、第1冷媒対水熱交換器HE1の水側にて冷水生成運転を、かつ第2冷媒対水熱交換器HE2にて温水生成運転を行うべく圧縮機1が起動して所定時間△t経過後、第2四方弁SV2をオン、第1四方弁SV1をオフ、第1可逆膨張弁EV1を全閉、第2可逆膨張弁を所定開度pls3、二方弁Vを閉とする制御を行い、一方、冷房+給湯モード終了時に、第1四方弁SV1はオフのままで、第2四方弁SV2をオフとし、その後、圧縮機1を停止し、二方弁Vを閉とする制御を行う。 【0104】つまり、第2四方弁SV2を確実に切り替えた後、第1冷媒対水熱交換器HE1を蒸発器とし、第2冷媒対水熱交換器HE2を凝縮器として作用させて排熱回収サイクルを形成すると共に、その際に余剰となる冷媒を液溜タンクTnkに貯留する回路を形成する。 【0105】これにより、仮に冷房モードに最適な冷媒量で運転を行い、かつ空気側熱交換器2の内容積より、第1冷媒対水熱交換器HE1、及び第2冷媒対水熱交換器HE2の内容積が少ないとすると、本モードでは空気側熱交換器2を使用しないため余剰冷媒が発生するが、それを液溜タンクTnk内に溜め込むことができるため、冷媒過多状態にならず、適正な性能、及び運転状態を確保できる。 【0106】また、第2四方弁SV2の切替えに際しては、第2四方弁SV2の高圧入口側を常に圧縮機吐出圧力を印加させる制御を行うため、圧力差を十分に確保できる運転となり、第2四方弁SV2が動作不良を起こすことなく、正確に流路を切替えることができる。 【0107】(実施例4)次に、本発明の実施例4について図面を参照しながら説明するが、実施例1と同一構成部分については同一符号を付して詳細な説明を省略する。 【0108】図7は、本発明の実施例1によるヒートポンプ式冷温水発生装置の給湯モード時の熱源側サイクル図、及びブロック図を示している。尚、図7中の矢印は給湯モード時の冷媒流動方向を示す。 【0109】本実施例のヒートポンプ式冷温水発生装置は、基本的には実施例1と同様の構成であるが、実施例1の第1制御手段Cnt1に替わって第4制御手段Cnt4を備えている。 【0110】そして、第4システム制御手段Cnt4は、運転モード検出手段Modeにより給湯モード開始を検出した時に、第2冷媒対水熱交換器HE2の水側にて温水生成運転を行うべく圧縮機1が起動して所定時間△t経過後、第2四方弁SV2をオン、第1四方弁SV1をオフ、第1可逆膨張弁EV1を所定開度、第2可逆膨張弁EV2を全閉、二方弁Vを閉とする制御を行い、一方、運転モード検出手段Modeにより給湯モード終了を検出した時に、第1四方弁SV1はオフのままで、第2四方弁SV2をオフとし、その後、圧縮機1を停止し、二方弁Vを閉とする制御を行うものである。 【0111】以上のように構成されたヒートポンプ式冷温水発生装置の動作内容について図8に示すフローチャートを用いて説明する。 【0112】まず、step1にて運転モード検出手段Modeにより給湯モードモード開始が設定されたことを検出し、給湯モード開始信号を四方弁制御手段SVcnt、膨張弁制御手段EVcnt、及び二方弁制御手段Vcntへ送られる。 【0113】そして、運転モードが給湯モードであることから、step2にて膨張弁制御手段EVcntにより、第1可逆膨張弁:所定開度pls4,第2可逆膨張弁:全閉と設定され、step3にて二方弁制御手段Vcntにより、二方弁V:閉と設定される。 【0114】その後、step4にて運転モード検出手段Modeにより圧縮機制御手段CMcntへ圧縮機1:起動の信号が送られて圧縮機1が起動し、step5にて経過時間tがカウントされ、経過時間t≧△tとなった時点で、即ち、切替える対象の第2四方弁SV2の高圧入口側に圧縮機吐出圧力を十分印加させた後、step6へ移行し、第2四方弁SV2:ONとして1つの四方弁を確実に切り替え、step7では第1四方弁SV1:OFFに設定した後、step8にて暖房モードとして運転が行われる。 【0115】step1〜step7の動作によりstep8では第2冷媒対水熱交換器HE2を凝縮器として、空気側熱交換器2を蒸発器として作用させる冷凍サイクルを形成されるため、第2冷媒対水熱交換器HE2において温水が生成される。 【0116】一方、step9にて運転モード検出手段Modeにより給湯モードモード終了が設定されたことを検出し、給湯モードモード終了信号を四方弁制御手段SVcnt,膨張弁制御手段EVcnt、及び二方弁制御手段Vcntへ送られる。 【0117】そして、step10へ移行し、第1四方弁SV1:OFFのまま、step11にて第2四方弁SV2:OFFとする。 【0118】その後、step12にて運転モード検出手段Modeにより圧縮機制御手段CMcntへ圧縮機1:停止の信号が送られ圧縮機1を停止し、step13にて膨張弁制御手段EVcntにより、冷凍サイクルの高低圧を均圧すべく、第1可逆膨張弁、及び第2可逆膨張弁:全開と設定され、step14にて二方弁制御手段Vcntにより、二方弁V:閉と設定される。 【0119】以上のように本実施例のヒートポンプ式冷温水発生装置は、第1の手段と同じ構成からなる熱源側サイクルにおいて以下の制御を行うものである。 【0120】即ち、給湯モード開始時に、第2冷媒対水熱交換器HE2の水側にて温水生成運転を行うべく圧縮機1が起動して所定時間△t経過後、第2四方弁SV2をオン、第2四方弁SV1をオフ、第1可逆膨張弁EV1を所定開度、第2可逆膨張弁EV2を全閉、二方弁Vを閉とする制御を行い、一方、給湯モード終了時に、第1四方弁SV1はオフのままで、第2四方弁SV2をオフとし、その後、圧縮機1と停止し、二方弁Vを閉とする制御を行う。 【0121】つまり、第2四方弁SV2と確実に切り替えた後、第2冷媒対水熱交換器HE2を凝縮器として作用させる冷凍サイクルを形成すると共に、その際に余剰となる冷媒を液溜タンクTnkに貯留する回路を形成する。 【0122】これにより、仮に冷房モードに最適な冷媒量で運転を行い、かつ空気側熱交換器2の内容積より、第1冷媒対水熱交換器HE1、及び第2冷媒対水熱交換器HE2の内容積が少ないとすると、本モードでは空気側熱交換器2が冷媒保有量の少ない蒸発器として作用するため余剰冷媒が発生するが、それを液溜タンクTnk内に溜め込むことができるため、冷媒過多状態にならず、適正な性能、及び運転状態を確保できる。 【0123】更に、第2四方弁SV2の切替えに際しては、第2四方弁SV2の高圧入口側を常に圧縮機吐出圧力を印加させる制御を行うため、圧力差を十分に確保できる運転となり、第2四方弁SV2が動作不良を起こすことなく、正確に流路を切替えることができる。 【0124】(実施例5)次に、本発明の実施例5について図面を参照しながら説明するが、実施例1と同一構成部分については同一符号を付して詳細な説明を省略する。 【0125】図9は、本発明の実施例1によるヒートポンプ式冷温水発生装置の給湯除霜モード時で、第1冷媒対水熱交換器HE1の水側配管温度Tpが所定温度Tw以上の場合の熱源側サイクル図、及びブロック図を示している。尚、図9中の矢印は給湯除霜モード時の冷媒流動方向を示す。 【0126】また、図10は、本発明の実施例1によるヒートポンプ式冷温水発生装置の給湯除霜モード時で、第1冷媒対水熱交換器HE1の水側配管温度Tpが所定温度Tw未満の場合の熱源側サイクル図、及びブロック図を示している。尚、図10中の矢印は給湯除霜モード時の冷媒流動方向を示す。 【0127】本実施例のヒートポンプ式冷温水発生装置は、基本的には実施例1と同様の構成であるが、熱源側サイクルにおける第1逆止弁GV1に替わって第1二方弁V1を、第2逆止弁GV2に替わって逆止弁GVを、二方弁Vに替わって第2二方弁V2を備え、また第1制御手段Cnt1に替わって第5制御手段Cnt5を備え、かつ、加えて第1冷媒対水熱交換器HE1の水側に冷温水ポンプPM1、及び放熱装置としてファンコイルユニットFCUを環状に接続し、更に、第2冷媒対水熱交換器HE2の水側は温水ポンプPM2、及び貯湯タンクTKを環状に接続し、温水は貯湯タンクTK上部より流入して下部より流出するように循環する冷温水利用側サイクルと、前記温水ポンプ、及び冷温水ポンプの運転/停止を行うポンプ制御手段と、第1冷媒対水熱交換器HE1の水側入口部の配管温度を検出する配管温度検出手段Tsnsを新たに設置している。 【0128】第5システム制御手段は、運転モード検出手段Modeにより給湯除霜モードを検出した時、温水ポンプPM2を停止し、かつ冷温水ポンプPM1を運転し、更に、配管温度検出手段Tsnsにより第1冷媒対水熱交換器HE1の水側配管温度Tpが所定温度Tw以上であることを検出した時に、空気側熱交換器2の除霜運転を行うべく、第1四方弁SV1、及び第2四方弁SV2をオフ、第1可逆膨張弁EV1、及び第2可逆膨張弁EV2を全開、第1二方弁V1を閉とする制御を行い、かつ、運転モード検出手段Modeにより給湯除霜モードを検出した時、温水ポンプPM2を停止し、かつ冷温水ポンプPM1を運転し、更に、配管温度検出手段Tsnsにより第1冷媒対水熱交換器HE1の水側配管温度Tpが所定温度Tw未満であることを検出した時に、空気側熱交換器2の除霜運転を行うべく、冷温水ポンプPM1を停止、第1四方弁SV1、及び第2四方弁SV2をオフ、第1可逆膨張弁EV1を全開、第2可逆膨張弁EV2を全閉、第1二方弁V1、及び第2二方弁V2を開とする制御を行う。 【0129】以上のように構成されたヒートポンプ式冷温水発生装置において、給湯除霜モード時の動作内容について図11に示すフローチャートを用いて説明する。 【0130】まず、step1での給湯モードが継続されている状態から、step2にて運転運転モード検出手段Modeにより給湯除霜モード開始が設定されたことを検出し、給湯除霜モード開始信号を四方弁制御手段SVcnt,膨張弁制御手段EVcnt,二方弁制御手段Vcnt、及びポンプ制御手段PMcntへ送られる。 【0131】運転モードが冷房給湯除霜モードであることから、step3にて給湯モードでは運転されていた温水ポンプPM2をポンプ制御手段PMcntにより停止させ、step4にて第1冷媒対水熱交換器He1の水側回路における循環水の水温を検出すべく、温冷温水ポンプPM1をポンプ制御手段PMcntにより起動する。 【0132】そして、step5にて、第1冷媒対水熱交換器HE1の水側配管温度Tpと所定温度Twとの代償関係を比較し、その結果によって制御動作を分岐する。 【0133】step5において第1冷媒対水熱交換器HE1の水側配管温度Tpが所定温度Tw以上(例えば、15℃以上)であることが判明した場合、空気側熱交換器表面に着霜した霜を第1冷媒対水熱交換器HE1の水側回路を介してファンコイルユニットFCUが設置されている空間の熱エネルギーを利用して融解させる運転を行う。 【0134】即ち、step6にて膨張弁制御手段EVcntにより、第1可逆膨張弁、及び第2可逆膨張弁:全開と設定され、step7にて二方弁制御手段Vcntにより、第1二方弁V1、及び第2二方弁V2:閉と設定される。 【0135】その後、step8にて運転モード検出手段Modeにより圧縮機制御手段CMcntへ圧縮機1:起動の信号が送られて圧縮機1が起動し、step9では第1四方弁SV1、及び第2四方弁SV2:オフのまま保持し、step10にて給湯除霜モードとして運転が行われる。 【0136】以上、step3〜step9の動作により、空気側熱交換器2を凝縮器として、第1冷媒対水熱交換器HE1を蒸発器として作用させる冷凍サイクルを形成されるため、第1冷媒対水熱交換器HE1を介して吸熱した熱エネルギーにより、空気側熱交換器2表面の霜が融解されていく。 【0137】従って、貯湯タンクTKの温熱を利用することなく空気側熱交換器2の除霜運転が行えるため、貯湯タンクTK内に形成されている温度成層を乱すことなく保持でき、貯湯タンク内温水を使用する際には常に貯湯タンクTK上部の高温温水より供給できる。 【0138】一方、step5において第1冷媒対水熱交換器HE1の水側配管温度Tpが所定温度Tw未満(例えば、15℃未満)であることが判明した場合、空気側熱交換器表面に着霜した霜を圧縮機1自身の発熱エネルギーを利用して融解させる運転を行う。 【0139】即ち、step11にて膨張弁制御手段EVcntにより、第1可逆膨張弁:全開、及び第2可逆膨張弁:全閉と設定され、step12にて二方弁制御手段Vcntにより、第1二方弁V1、及び第2二方弁V2:開と設定される。 【0140】その後、step13にて、step4にて起動された冷温水ポンプPM2をポンプ制御手段PMcntにより停止させ、step14にて運転モード検出手段Modeにより圧縮機制御手段CMcntへ圧縮機1:起動の信号が送られて圧縮機1が起動し、step15では第1四方弁SV1、及び第2四方弁SV2:オフのまま保持し、step16にて給湯除霜モードとして運転が行われる。 【0141】以上、step11〜step15の動作、及び逆止弁GVの働きにより、空気側熱交換器2を圧縮機1の発熱エネルギーにより加熱させる冷凍サイクルを形成されるため、多少時間がかかるが、圧縮機の発熱エネルギーにより、空気側熱交換器2表面の霜が融解されていく。 【0142】特に、逆止弁GVは液溜タンクTnkから第2冷媒対水熱交換器HE2内への流れは抑止するため、低温冷媒が第2冷媒対水熱交換器HE2内へ流入して第2冷媒対水熱交換器HE2の水側回路より吸熱することがない。 【0143】従って、貯湯タンクTKの温熱を利用することなく空気側熱交換器2の除霜運転が行えるため、貯湯タンクTK内に形成されている温度成層を乱すことなく保持でき、貯湯タンク内温水を使用する際には常に貯湯タンクTK上部の高温温水より供給できる。 【0144】以上により、第1冷媒対水熱交換器HE1の水回路側エネルギーが除霜運転の熱源として利用できるレベルである場合、給湯モードにて生じた空気側熱交換器2への着霜に対する除霜運転は、第1冷媒対水熱交換器HE1を蒸発器として作用させて行い、一方、第1冷媒対水熱交換器HE1の水回路側エネルギーが除霜運転の熱源として利用できるレベルにない場合、給湯モードにて生じた空気側熱交換器2への着霜に対する除霜運転は圧縮機1を熱源として行う。 【0145】従って、給湯除霜モードでは貯湯タンクTKの温熱を利用することなく行えるため、貯湯タンクTK内に形成されている温度成層を乱すことなく保持でき、貯湯タンクTK内温水を使用する際には常に貯湯タンクTK上部の高温温水より供給できる。 【0146】 【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明は、第1四方弁と、第2四方弁という2つの四方弁、及び第1冷媒対水熱交換器と第2冷媒対水熱交換器との間に液溜タンクを設置し、第2逆止弁と液溜タンク間を連通する接続管から分岐して、二方弁、及び減圧装置を介して気液分離器の入口側配管に連通する熱源側サイクルにおいて、暖房モード開始時に、第1冷媒対水熱交換器の水側にて温水生成運転を行うべく、第1可逆膨張弁を所定開度、第2可逆膨張弁を全開、二方弁を開とし、圧縮機が起動して所定時間経過後、まず第2四方弁をオンとし、更に所定時間経過後、第1四方弁をオンとなるように制御して確実に2つの四方弁を切替えて、第1冷媒対水熱交換器を凝縮器、空気側熱交換器を蒸発器として作用させる冷凍サイクルを形成し、かつ、第2冷媒対水熱交換器、及び液溜タンク内の液冷媒を気液分離器入口側に回収する冷媒回収回路を形成する。 【0147】一方、暖房モード終了時に、まず第1四方弁をオフとし、所定時間経過後、第2四方弁をオフとし、そして圧縮機を停止し、二方弁を閉とする制御を行う。 【0148】これにより、暖房モード直前の運転モードにおいて使用していた第2冷媒対水熱交換器、及び液溜タンク内に滞留していた液冷媒が二方弁と減圧装置を介して気液分離器の入口側配管へ次第に回収されるため、一気に液冷媒が圧縮機へ吸入されて圧縮機で液圧縮が生じて破損事故に至ることがなく、圧縮機信頼性を確保できる。 【0149】また、第1四方弁、及び第2四方弁の切替えに際しては、切替える対象の四方弁の高圧入口側を常に圧縮機吐出圧力を印加させるため、圧力差を十分に確保した上での切替え制御となり、各四方弁が圧力差不足による動作不良を起こすことなく、確実に流路を切替えることが可能になる。 【0150】また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明と同じ構成からなる熱源側サイクルにおいて、冷房モード時に、第1冷媒対水熱交換器の水側にて冷水生成運転を行うべく、第1四方弁、及び第2四方弁をオフ、第1可逆膨張弁を全開、第2可逆膨張弁を所定開度として空気側熱交換器を凝縮器、第1冷媒対水熱交換器を蒸発器として作用させ、更に、二方弁を開とする制御を行う。 【0151】つまり、第1冷媒対水熱交換器を蒸発器として作用させると共に、冷媒回収回路を形成する。 【0152】これにより、直前の運転モードにおいて使用していた第2冷媒対水熱交換器、及び液溜タンク内に滞留している液冷媒が二方弁と減圧装置を介して気液分離器の入口側配管へ次第に回収されるため、一気に液冷媒が圧縮機へ吸入されて圧縮機で液圧縮が生じて破損事故に至ることがなく、圧縮機信頼性を確保できる。 【0153】また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明と同じ構成からなる熱源側サイクルにおいて、冷房+給湯モード開始時に、第1冷媒対水熱交換器の水側にて冷水生成運転を、かつ第2冷媒対水熱交換器にて温水生成運転を行うべく圧縮機が起動して所定時間経過後、第2四方弁をオン、第1四方弁をオフとし、第1可逆膨張弁を全閉、第2可逆膨張弁を所定開度,二方弁を閉と制御し、一方、冷房+給湯モード終了時に、第1四方弁はオフのままで、第2四方弁をオフとし、その後、圧縮機を停止し、二方弁を閉とする制御を行う。 【0154】つまり、第2四方弁を確実に切り替えた後、第1冷媒対水熱交換器を蒸発器とし、第2冷媒対水熱交換器を凝縮器として作用させて排熱回収サイクルを形成すると共に、その際に余剰となる冷媒を液溜タンクに貯留する回路を形成する。 【0155】これにより、仮に冷房モードに最適な冷媒量で運転を行い、かつ空気側熱交換器の内容積より、第1、及び第2冷媒対水熱交換器の内容積が少ないとすると、本モードでは空気側熱交換器を使用しないため余剰冷媒が発生するが、それを液溜タンク内に溜め込むことができるため、冷媒過多状態にならず、適正な性能、及び運転状態を確保できる。 【0156】また、第2四方弁の切替えに際しては、第2四方弁の高圧入口側を常に圧縮機吐出圧力を印加させるため、圧力差を十分に確保した上での切替え制御となり、第2四方弁が圧力差不足による動作不良を起こすことなく、確実に流路を切替えることが可能になる。 【0157】また、請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明と同じ構成からなる熱源側サイクルにおいて、給湯モード開始時に、第2冷媒対水熱交換器の水側にて温水生成運転を行うべく、圧縮機が起動して所定時間経過後、第2四方弁をオン,第1四方弁をオフとし、第1可逆膨張弁を所定開度、第2可逆膨張弁を全閉とし、更に、二方弁を閉と制御し、一方、給湯モード終了時に、第1四方弁はオフのままで、第2四方弁をオフとし、その後、圧縮機を停止し、二方弁を閉とする制御を行う。 【0158】つまり、第2四方弁を確実に切り替えた後、第2冷媒対水熱交換器を凝縮器として作用させる冷凍サイクルを形成すると共に、その際に余剰となる冷媒を液溜タンクに貯留する回路を形成する。 【0159】これにより、仮に冷房モードに最適な冷媒量で運転を行い、かつ空気側熱交換器の内容積より、第1、及び第2冷媒対水熱交換器の内容積が少ないとすると、本モードでは空気側熱交換器が冷媒保有量の少ない蒸発器として作用するため余剰冷媒が発生するが、それを液溜タンク内に溜め込むことができるため、冷媒過多状態にならず、適正な性能、及び運転状態を確保できる。 【0160】また、第2四方弁の切替えに際しては、第2四方弁の高圧入口側を常に圧縮機吐出圧力を印加させるため、圧力差を十分に確保した上での切替え制御となり、第2四方弁が圧力差不足による動作不良を起こすことなく、確実に流路を切替えることが可能になる。 【0161】また、請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の手段に加えて、第1冷媒対水熱交換器の水側に冷温水ポンプ、及び放熱装置を環状に接続し、更に、第2冷媒対水熱交換器の水側は温水ポンプ、及び貯湯タンクを環状に接続し、温水は前記貯湯タンク上部より流入して下部より流出するように循環する冷温水利用側サイクルと、冷温水ポンプ、及び温水ポンプの運転/停止を行うポンプ制御手段と、第1冷媒対水熱交換器の水側入口部の配管温度を検出する配管温度検出手段を設置して以下の制御を行う。 【0162】即ち、給湯除霜モードを検出した時、温水ポンプを停止し、冷温水ポンプを運転し、更に、配管温度検出手段により第1冷媒対水熱交換器の水側配管温度が所定温度以上であることを検出した時に、空気側熱交換器の除霜運転を行うべく、第1四方弁、及び第2四方弁をオフ、第1可逆膨張弁、及び第2可逆膨張弁を全開、第1二方弁を閉とする制御を行い、一方、給湯除霜モードを検出した時、温水ポンプを停止し、冷温水ポンプを運転し、更に、配管温度検出手段により第1冷媒対水熱交換器の水側配管温度が所定温度未満であることを検出した時に、空気側熱交換器の除霜運転を行うべく、冷温水ポンプを停止し、第1四方弁、及び第2四方弁をオフ、第1可逆膨張弁を全開、第2可逆膨張弁を全閉、第1二方弁、及び第2二方弁を開とする制御を行う。 【0163】これにより、給湯モードにて生じた空気側熱交換器への着霜に対する除霜運転は、貯湯タンクの温熱を利用することなく行えるため、貯湯タンク内に形成されている温度成層を乱すことなく保持でき、貯湯タンク内温水を使用する際には常に貯湯タンク上部の高温温水より供給できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004488 【氏名又は名称】松下冷機株式会社 【識別番号】000004673 【氏名又は名称】ナショナル住宅産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月30日(1999.3.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−283599(P2000−283599A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月13日(2000.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−88561 |
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