| 【発明の名称】 |
建物の冷暖房設備の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】洲澤 昭己
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| 【要約】 |
【課題】平坦地の暖房をクリーンなエネルギーにより行う。
【解決手段】人工池用の穴15の周縁に鉛直柱状熱交換筒20を多数本埋込み、蒸発器51・圧縮器52・凝縮器53・膨張弁54よりなる閉回路を循環する冷媒Rを有するヒートポンプ50を設置し、鉛直柱状熱交換筒20と蒸発器51内を循環する一次不凍液循環路Tを設け、凝縮器53と熱交換室内機40内を循環する二次不凍液循環路Uを設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 平坦地の建物(10)近傍に人工池用の穴堀りをする工程、穴の周縁外側に沿って鉛直柱状熱交換筒(20)を多数本埋込む工程、建物内に熱交換室内機(40)を設置する工程、蒸発器(51)・圧縮器(52)・凝縮器(53)・膨張弁(54)よりなる閉回路を循環する冷媒(R)を有するヒートポンプ(50)を設置する工程、鉛直柱状熱交換筒と蒸発器内を循環する一次不凍液循環路(T)を設ける工程、凝縮器と熱交換室内機内を循環する二次不凍液循環路(U)を設ける工程、掘った穴に水(W)を張り人工池(16)とする工程、からなる建物の冷暖房設備の製造方法。 【請求項2】 平坦地の建物(10)近傍に人工池用の穴(15)堀りをする工程、穴の周縁外側に沿って鉛直柱状熱交換筒(20)を多数本埋込む工程、穴底にループ状熱交換器(30)を設置する工程、建物(10)内に熱交換室内機(40)を設置する工程、蒸発器(51)・圧縮器(52)・凝縮器(53)・膨張弁(54)よりなる閉回路を循環する冷媒(R)を有するヒートポンプ(50)を設置する工程、鉛直柱状熱交換筒とループ状熱交換器よりなる熱源と蒸発器内を循環する一次不凍液循環路(T)を設ける工程、凝縮器と熱交換室内機を循環する二次不凍液循環路(U)を設ける工程、掘った穴に水(W)を張り人工池(16)とする工程、からなる建物の冷暖房設備の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 この発明は平坦地に建てる建物の冷暖房設備の製造法に関するものである。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】 山村地域においては、産業・生活・文化等の活性化が推進されている一方で、人間活動による環境への負荷や労働力不足による不十分な環境管理が山村の環境保全機能を低下させる要因となっている。従って、山村地域の活性化を図ると同時に、森林等の周辺環境を保ちつつ、資源・エネルギーの循環的活かつ効率的な利用を進めるなどの対策も必要である。 【0003】山村地域においては、比較的広い土地と多くのため池,貯水池が存在している。こうした自然エネルギーを有効に活用することは、地球環境保全といった大局的な見地からも重要なテーマである。最近では、地球温暖化のみならず、酸性雨による森林の減少なども深刻化している。 【0004】そこで、主に地中熱自然エネルギーを活用することにより、周辺環境との共生・保全を図ることが考えられている。 【0005】山村地域で利用可能な自然エネルギーについて以下述べる。 [1]地下水利用[1.1]地下水の存在は不確定であり、特に山村区域では地域的に限定されやすい。 [1.2]地下水は取水の簡易さ利便性から採取量が地域によって自然の涵養量を上回り、水収支のバランスを崩し、地下水枯渇、地盤沈下等の地下水障害が発生する。 [1.3]地下水の温度は、年間を通じて変化が少なく熱源として安定している。 【0006】[2]地中熱[2.1]地下100〜150m位の岩盤へ循環液を送り込みエネルギーの供給を受ける。深部では地温15〜20℃位で一定しており年間を通じてのエネルギー源として安定している。 [2.2]場所についての特定を必要とせず汎用性がある。 【0007】[3]ダム[3.1]ダム・貯水池の深層部(5〜10m以深)は、年間を通して比較的安定している。低温エネルギー源であるが、量的には程々である。 [3.2]地域的には限定されるが、設置費はローコストである。 【0008】[4]太陽光[4.1]無尽蔵の自然エネルギーとして注目度は高く、今後の利用増大が予想される。 [4.2]太陽光発電の場合は四季の太陽高度の変化や日中の角度の変化により効率が低下する。 [4.3]太陽光温水器については、気候や日照条件の影響を受けやすく、特に冬期に補助熱源を必要とする。太陽光や空気熱は、熱容量そのものは膨大であるが、熱供給の変動が大きく、特に冬期は熱効率が低下する。 【0009】ダムや貯水池の無い平坦地では、それらの水を熱源に利用することが出来ない。この発明は平坦地における有効な冷暖房手段を提供しようとするものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】 図面を参考にして説明する。第1の発明に係る建物の冷暖房設備の製造方法は、平坦地の建物10近傍に人工池用の穴15堀りをする工程、穴15の周縁外側に沿って鉛直柱状熱交換筒20を多数本埋込む工程、建物10内に熱交換室内機40を設置する工程、蒸発器51・圧縮器52・凝縮器53・膨張弁54よりなる閉回路を循環する冷媒Rを有するヒートポンプ50を設置する工程、鉛直柱状熱交換筒20と蒸発器51内を循環する一次不凍液循環路Tを設ける工程、凝縮器53と熱交換室内機40内を循環する二次不凍液循環器Uを設ける工程、掘った穴15に水Wを張り人工池16とする工程からなるものである。 【0011】第2の発明に係る建物の冷暖房設備の製造方法は、平坦地の建物10近傍に人工池用の穴15堀りをする工程、穴15の周縁外側に沿って鉛直柱状熱交換筒20を多数本埋込む工程、穴15底にループ状熱交換器30を設置する工程、建物10内に熱交換室内機40を設置する工程、蒸発器51・圧縮器52・凝縮器53・膨張弁54よりなる閉回路を循環する冷媒Rを有するヒートポンプ50を設置する工程、鉛直柱状熱交換筒20とループ状熱交換器30よりなる熱源と蒸発器51内を循環する一次不凍液循環路Tを設ける工程、凝縮器53と熱交換室内機40を循環する二次不凍液循環路Uを設ける工程、掘った穴15に水Wを張り人工池16とする工程、からなるものである。 【0012】 【発明の実施の形態】 平坦地の建物10近傍に人工池用の穴15堀る。穴15の周縁外側に沿って鉛直柱状熱交換筒20を多数本埋込む。鉛直柱状熱交換筒20は、ポリエチレンパイプの二重管あるいはU字管で構成されている。 【0013】穴15底にループ状熱交換器30を設置する。ルーフ状熱交換器30は、コイル状に合成樹脂製パイプを巻いたもので、複数組設置される。 【0014】建物10内に熱交換室内機40を設置する。熱交換室内機40は通常のエアコンの室内機の構造と同一である。蒸発器51・圧縮器52・凝縮器53・膨張弁54よりなる閉回路を循環する冷媒Rを有するヒートポンプ50を設置する。 【0015】鉛直柱状熱交換筒20とループ状熱交換器30よりなる熱源と蒸発器51内を循環する一次不凍液循環路Tを設ける。一次不凍液循環路Tには、一次側ポンプ35が設けられている。 【0016】凝縮器53と熱交換室内機40内を循環する二次不凍液循環器Uを設ける。二次不凍液循環器Uには、二次側ポンプ45が設けられている。掘った穴15に水Wを張り人工池16とする。 【0017】人工池の水Wの熱エネルギーは人工池周囲の土を介して熱交換筒20に伝わる。また熱交換器30を設けたものは水Wの熱エネルギーが熱交換器30に直接伝わる。一次側ポンプ35を回すと、一次不凍液循環路Tを介して、蒸発器51に入る。 【0018】暖房について説明する。ヒートポンプ50内では、冷媒Rが圧縮器52で圧縮され、高温液体となり凝縮器53に入る。凝縮器53内の液体の冷媒Rは二次不凍液循環路Uに熱を放出し温度降下する。温度降下した液体冷媒は膨張弁54で膨張し急激に大きく温度降下し、液体状態で蒸発器51の下部に送られる。蒸発器51下部の液体冷媒は一次不凍液循環路Tから熱を受取り、蒸発気化して圧縮器52に送られる。 【0019】冷房は、ヒートポンプ50を逆転し、二次不凍液循環路Uから奪った熱を有する気体を圧縮器で圧縮昇温液化し、一次不凍液循環路Tに放熱し、次いで膨張弁で膨張させて気化温度降下させ、その低温気体が二次不凍液循環路Uから熱を奪う。 【0020】 【実施例】 建坪200m2の家の場合、面積200m2の土地に水深5mの人工池を作り、1本100mのコイル型ループ状熱交換器30を3個設置する。鉛直状熱交換筒は深さ100mで、外径10cm、池に沿って約5m間隔で配置する。池の底部の水深は8℃,蒸発器51に入る一次不凍液循環路Tの液温は5℃,出る液温は2℃,凝縮器53に入る二次不凍液循環路Uの液温は43℃,出る液温は50℃である。 【0021】 【発明の効果】 この発明によれば山村地域の暖房を、クリーンなエネルギーを利用して行うことが出来る。また、暖房,冷房,給湯が単一のシステムにまとめられ、ランニングコストが非常に安価である。さらに化石燃料を消費しないため、火災や石油の流失面、安全性でも優れている。 【0022】人工池なので、土地さえあれば、容易に設置出来、また熱交換筒20により、人工池の崩壊が防げる。また人工池は、粘度により透水を防ぐもので、自然を破壊しない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592262750 【氏名又は名称】洲澤 昭己
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| 【出願日】 |
平成11年3月31日(1999.3.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062328 【弁理士】 【氏名又は名称】古田 剛啓
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| 【公開番号】 |
特開2000−283597(P2000−283597A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月13日(2000.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−90478 |
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