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【発明の名称】 冷凍ユニット
【発明者】 【氏名】加藤 武

【氏名】森 務

【氏名】浅見 和之

【要約】 【課題】冷凍ユニットの騒音が大きいと感じられる場合に対応できるようにする。

【解決手段】冷凍ユニットの底板の載置面にパネルの取付具を設けたので、騒音が大きいと感じられる場合には、パネルを取付けることにより、騒音となる圧縮機などを囲むことができるので、騒音が大きいと感じられる場合にのみ対応することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷凍サイクルを構成する圧縮機等の機器を底板に配置したものであって、前記底板を、前記機器を載せる略平板状の載置面と、この載置面を設置場所からやや上方に位置させる立上り部とで構成した冷凍ユニットにおいて、前記載置面には前記圧縮機などを囲むパネルを取付ける取付具を設けると共に、この取付具には前記立上り部の側方で前記パネルの端部を支持する支持部を設けたことを特徴とする冷凍ユニット。
【請求項2】 前記載置面と前記取付具とにはネジ孔を設け、前記支持部を略U字状に形成すると共に、この支持部を載置面より下方で立上り部の側部に位置させたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍ユニット。
【請求項3】 略U字状の前記支持部には弾性体を配置したことを特徴とする請求項2に記載の冷凍ユニット。
【請求項4】 前記取付具とパネルとが、冷凍ユニットとは別に梱包されていることを特徴とする請求項1、あるいは2、または3に記載の冷凍ユニット。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機などを底板に配置した冷凍ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、底板に圧縮機や電装箱を取付けた冷凍ユニットは、機械室などに設置されることがあるため、外装パネルを取付けていないものもある(例えば、出願人が提案した特願平10−299556号記載の冷凍ユニット参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、圧縮機は震動源となるため、設置部分に接しているものが共振して、ビビリ音を発したり、複数の冷凍ユニットが設置された場合などは、騒音が非常に大きく感じることもある。
【0004】また、枠体などを設けて、2台を上下に配置することも考えられ、この場合、強固な枠体で無いと、ビビったりする恐れがある。
【0005】この発明は、騒音が大きいと感じられたときにこれを解消できるような冷凍ユニットを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決するため本発明は、冷凍サイクルを構成する圧縮機等の機器を底板に配置したものであって、前記底板を、前記機器を載せる略平板状の載置面と、この載置面を設置場所からやや上方に位置させる立上り部とで構成した冷凍ユニットにおいて、前記載置面には前記圧縮機などを囲むパネルを取付ける取付具を設けると共に、この取付具には前記立上り部の側方で前記パネルの端部を支持する支持部を設けたものである。
【0007】また、前記載置面と前記取付具とにはネジ孔を設け、前記支持部を略U字状に形成すると共に、この支持部を載置面より下方で立上り部の側部に位置させるようにしたものである。
【0008】更に、略U字状の前記支持部には弾性体を配置するようにしたり、前記取付具とパネルとを、冷凍ユニットとは別に梱包したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1において、1は冷凍ユニットで、この冷凍ユニットは例えば、凝縮器ユニットと利用側ユニットと冷媒管で環状に接続されて冷凍サイクルを構成し、冷凍機として使用されるものである。
【0010】そして、この冷凍ユニットは、機械室などに設置されることを想定しており、メンテナンスや、コストダウンを考慮して、最初から外装パネルが取付けられている物ではない。
【0011】2は圧縮機、3はレシーバタンク、4は電装箱で、冷凍機を制御するための電装部品が収納されている。
【0012】5は底板で、前記圧縮機などの機器が取付けられている。この底板には、圧縮機などの機器が取付けられている略平板状の載置面5Aと、この載置面を、設置場所(例えば、設置される地面)からやや上方に位置させる立上り部5Bとが設けられている。
【0013】6Aは前面パネル、6Bは左側面パネル、6Cは背面パネル、6Dは天面パネルで、これらは必要に応じて、取付具7を利用して取付けられる。また、6Eは配管を通すための切欠きで、配管が通されたあと、ふさがれる。
【0014】尚、右側面はパネルで囲っていいないが、電装箱4レシーバタンク3とでほぼ音の進行方向が妨げられているため、それほど厳密にパネルで囲む必要はないと判断し、パネルで囲まなかった。これは、この実施例のもの(右側面のパネルがないもの)と、右側面パネルを配置して、左右前後と上部とを囲ったものとの騒音値を比較した結果、騒音の差がそれほど大きくなかったことで確認されている。
【0015】前記パネル6A、6B、6C、6Dや取付具7はユニットユニットと別々に梱包されている。
【0016】8は3mmの肉厚の防振ゴム(弾性体)、7Aは支持部で、略U字状に形成されており、前記防振ゴムが取付けられる。そして、この支持部は7Aは載置面5Aより下方で立上り部5Bの側部に位置させるようにしている。7Bは載置面に取付けられるフランジ、7Cはパネルを取付けるためのフランジである。
【0017】このような冷凍ユニットは、コンデンシングユニットや、利用側ユニットに冷媒管で接続されて、冷凍機を構成するもので、この冷凍ユニットは、機械室などに設置されることを想定しているので、必ずしも、パネルを取付ける必要はない。
【0018】しかし、例えば、複数台設置したとか、民家が近くにあるため騒音をできるだけ小さく抑えたいと考えたようなときには、パネルで、圧縮機の周りを囲むようにすればよい。
【0019】最初に、接続具を上から底板の載置面5Aにネジ止めする。このとき、冷凍ユニットの背面に壁があっても、横から(背面側から)でなく上からなので、取付けることが可能である。
【0020】次に、取付具に防振ゴムを取付ける。このとき、ネジ止めの孔8Bを、取付具のネジ止めの孔7Dに合わせるようにする。
【0021】そして、パネルをこの防振ゴムの取付けられた取付具に支持部7Aに取付ける。このとき、パネルと取付具とが防振ゴムでやや圧迫されるようになっており、パネルのビビリなどが防止されるようになっている。
【0022】そして、取付具のネジ孔7Bにネジを止めると、パネルが底板に取付けられることになる。前述のように、冷凍ユニットの背面に壁があるような場合は、背面側のパネルだけは底板に固定はできないようになってしまうが、ややきつめに取付具に取付けられているためと、弾性体を介在させていることにより、ビビリ音が生じることはほとんどないと考えて良い。
【0023】最後に、パネル同士をビスで止めるとパネルの取付けは終了し、騒音源となる圧縮機を囲んで、騒音を低減することができるものである。
【0024】このとき、支持部7Aが立上り部5Bの側部に位置するので、パネルと底板とが重なり合って、騒音が漏れにくくなっている。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の発明では、載置面には前記圧縮機などを囲むパネルを取付ける取付具を設けると共に、この取付具には前記立上り部の側方で前記パネルの端部を支持する支持部を設けたので、取付具及びパネルを上方側から取付けることができ、騒音の漏れを小さくすることができる。
【0026】請求項2に記載の発明では、取付具の取付けが、上向きに設定されているので、背面側を壁等にぴったりとくっつけていても、取付具の取付けが可能となり、上方から取付けられるパネルで冷凍ユニットの騒音源となる圧縮機などを囲むことができ、騒音を防止することができる。
【0027】請求項3に記載の発明では、パネルと底板との間に弾性体を介在させたので、パネルの振動を極力防止することができる。
【0028】請求項4に記載の発明では、パネルと取付具とをユニットとは別梱包にしたので、騒音が大きく、パネルや取付具を使用する必要があると判断したときのみ梱包を解いて使用することができ、必要ないと判断したときは使用を控えるなど、使用方法の自由度を拡げることができる。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【出願日】 平成11年3月15日(1999.3.15)
【代理人】 【識別番号】100111383
【弁理士】
【氏名又は名称】芝野 正雅
【公開番号】 特開2000−266425(P2000−266425A)
【公開日】 平成12年9月29日(2000.9.29)
【出願番号】 特願平11−68718