| 【発明の名称】 |
ガスヒートポンプに用いる燃料ガスボックス |
| 【発明者】 |
【氏名】林 信一
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| 【要約】 |
【課題】ニップル41等の寸法バラツキが大きくても組立時に無理な応力が各部材に加わることがないようにする。
【解決手段】燃焼器側接続管45が挿通するケース20の天板22に長穴状の接続管取出口24を設ける。そして、この接続管取出口24にアイレット50を填め込み、接続管取出口24の長軸方向に移動可能にする。またアイレット50の中央には挿通穴51を設けて、燃焼器側接続管45が密接してこの挿通穴51を挿通するようにする。これによりケース20内に配設されたガス調整器30がニップル41の寸法バラツキ等により位置ずれしても、燃焼器側接続管45がこのバラツキに対応してアイレット50と共に動いて各部材に大きな力が加わらないようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ガスヒートポンプにガスを供給するか否かを制御すると共に、供給するガスの圧力及び流量を調整するガス調整器と、該ガス調整器が収納される直方体状のケースと、当該ケースの側板に溶接されて、ガス供給元の配管と前記ガス調整器とを接続する配管側接続管と、前記ケースの天板を挿通して、前記ガス調整器と前記ガスヒートポンプの燃焼器とを接続する燃焼器側接続管とを有したガスヒートポンプの燃料ガスボックスにおいて、前記ガス調整器が位置ずれしている場合に、当該ガス調整器の位置ずれに対応して前記燃焼器側接続管が移動して前記ガス調整器と接続できるように長穴状の接続管取出口を設けたことを特徴とするガスヒートポンプに用いる燃料ガスボックス。 【請求項2】 外周側面に形成された環状溝と、中央部に前記燃焼器側接続管が挿通する挿通穴とを備え、前記環状溝が前記接続管取出口に填ることにより前記ケースの天板に取付けられ、かつ、長穴状に形成された当該接続管取出口の長手方向に移動することにより前記燃焼器側接続管の位置ずれに対応するアイマスクを設けたことを特徴とする請求項1記載のガスヒートポンプに用いる燃料ガスボックス。 【請求項3】 前記アイマスクの挿通穴に前記燃焼側接続管が密接して挿通するように形成したことを特徴とする請求項2記載のガスヒートポンプに用いる燃料ガスボックス。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガスヒートポンプ(GHP)に用いられる燃料ガスボックスに関する。 【0002】 【従来の技術】今日、一般家庭等において空気調和機が用いられる場合が多くなっており、かかる空気調和機の効率を向上させるためにガスヒートポンプが開発され、これを用いたガスヒートポンプエアコンが実用化されている。 【0003】このガスヒートポンプは、プロパンガスや都市ガス等を燃料ガスとするため、ガスヒートポンプエアコンは燃料ガスボックスを備え、当該燃料ガスボックスを介してガス供給元の配管と接続されている。 【0004】図5はかかる燃料ガスボックス100の側面図で、当該燃料ガスボックス100は直方体状のケース120を有し、このケース120内にガス調整器130が収納されている。 【0005】ガス調整器130は、ガスをガスヒートポンプに供給するか否かを制御する開閉弁131、供給するガス圧を略ゼロに調整するゼロガバナ132、供給するガス流量を調整する流量調整弁133等により構成され、これらがニップル141やエルボ142等の配管により接続されている。 【0006】ケース120の側板121には、ガス供給元の配管144とガス調整器130とを接続する配管側接続管143が取付けられている。 【0007】また、ケース120の天板122にはアイレット150が装着され、該アイレット150に挿通穴151が設けられて、ガス調整器130と図示しないガスヒートポンプの燃焼器とを接続する燃焼器側接続管145がこの挿通穴151を挿通して設けられている。 【0008】なお、図5は後述する問題点を明確にするために、ガス調整器130と燃焼器側接続管145とが適正に接続されない場合を示している(図5における矢印Aが、接続不良部分である)。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、装置の製造コスト削減等のために汎用品のニップル141、エルボ142及び配管側接続管143等が用いられるが、これらの部材寸法のバラツキが大きい問題がある。 【0010】これらの寸法バラツキの問題により、組立精度が低下してしまい、これらの部材を無理に取付けることにより生じる応力集中で部材に亀裂等が発生したりガス漏れ等が発生し、時には組立ができなくなる原因となる。 【0011】加えて、図6又は図7からわかるように、アイレット150に設けられている挿通穴151の穴径が燃焼器側接続管145の管径より適宜大きく形成されているので、これらの間に隙間Bが生じ、この隙間Bから漏洩したガスが流出する問題があった。 【0012】なお、図7は隙間Bの発生を詳細に示すための部分断面図である。 【0013】そこで、本発明は、ニップル等の寸法バラツキが大きくても組立時に無理な応力が各部材に加わることがないようにして信頼性の高い燃料ガスボックスを提供することを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、ガスヒートポンプにガスを供給するか否かを制御すると共に、供給するガスの圧力及び流量を調整するガス調整器と、該ガス調整器が収納される直方体状のケースと、当該ケースの側板に溶接されて、ガス供給元の配管とガス調整器とを接続する配管側接続管と、ケースの天板を挿通して、ガス調整器とガスヒートポンプの燃焼器とを接続する燃焼器側接続管とを有したガスヒートポンプの燃料ガスボックスにおいて、ガス調整器が位置ずれしている場合に、当該ガス調整器の位置ずれに対応して燃焼器側接続管が移動してガス調整器と接続できるように長穴状の接続管取出口を設け、ガス調整器等が位置ずれしていても組立を容易にできるようにすると共に、その際各部材に応力集中が発生しないようにしたことを特徴とする。 【0015】請求項2にかかる発明は、外周側面に形成された環状溝と、中央部に燃焼器側接続管が挿通する挿通穴とを備え、環状溝が接続管取出口に填ることによりケースの天板に取付けられ、かつ、長穴状に形成された当該接続管取出口の長手方向に移動することにより燃焼器側接続管の位置ずれに対応するアイマスクを設けたことを特徴とする。 【0016】請求項3にかかる発明は、アイマスクの挿通穴に燃焼側接続管が密接して挿通するように形成したことを特徴とする。 【0017】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1は本発明にかかる燃料ガスボックス10を用いたガスヒートポンプエアコンにおける室外機2の側面図である。また、図2は燃料ガスボックス10の側面図、図3は当該燃料ガスボックス10の上面図である。 【0018】ガスヒートポンプエアコンは、室内に配設されて冷媒を室内空気と熱交換させる図示しない室内機と、室外に配設されて燃料ガスボックス10を介して供給されたガスを図示しない燃焼器で燃焼させ、その熱を吸収した冷媒を室内機に供給する室外機2とにより構成されている。 【0019】そして、燃料ガスボックス10は、直方体状のケース20を有し、このケース20内にガス調整器30が収納されている。 【0020】ガス調整器30は、ガスをガスヒートポンプに供給するか否かを制御する開閉弁31、供給するガス圧を略ゼロに調整するゼロガバナ32、供給するガス流量を調整する流量調整弁33等により構成され、これらが汎用品のニップル41やエルボ42等の配管により接続されている。 【0021】ケース20の側板21には、ガス供給元の配管44とガス調整器30とを接続する配管側接続管43がネジ止めされている。 【0022】また、ケース20の天板22には、長軸の方向が配管側接続管43に向うように形成された長穴状の接続管取出口24が設けられている。 【0023】この接続管取出口24には、アイレット50が装着され、このアイレット50に中央部に挿通穴51が設けられると共に、周辺側端部には深溝の環状溝52(図4参照)が設けられている。 【0024】そして、環状溝52を接続管取出口24に填め込むことによりアイレット50が接続管取出口24に装着され、また挿通穴51にガス調整器30と図示しないガスヒートポンプの燃焼器とを接続する燃焼器側接続管45が密接して挿通するようになっている。 【0025】ゼロガバナ32は、固定部材35により配管側接続管43が溶接された側板21と直交する側板23にネジ止めされ、これによりガス調整器30のZ軸方向(図3参照)の位置決めが行われている。 【0026】本発明は、以上説明したような構成である。次に、この燃料ガスボックス10を組立てる際の組立手順の一例を作用効果の説明をまじえながら説明する。 【0027】まず、接続管取出口24にアイレット50を装着し、開閉弁31、ゼロガバナ32、流量調整弁33、ニップル41、エルボ42及び配管側接続管43を接続しておく。なお、固定部材35は、流量調整弁33に取付けられているとする。 【0028】この状態でニップル41を回して当該ニップル41を開閉弁31にねじ込むことによりゼロガバナ32と開閉弁31とが連通するように接続する。 【0029】このような前準備の後、配管側接続管43をケース20の側板21に貫通させてネジ止めし、固定部材35を側板23にネジ止めすることによりゼロガバナ32等を固定する。このときのネジ止めは緩くしておき、XY平面(図2参照)内で位置調整が可能なようにしておく。 【0030】そして、燃焼器側接続管45をアイレット50の挿通穴51からケース20内に差込み流量調整器33に接続し、固定部材35を側板23に止めているネジをしっかりと締めて組立が完了する。 【0031】このとき、配管側接続管43、ニップル41、エルボ42の精度バラツキ等により燃焼器側接続管45が所定位置からずれる場合がある。 【0032】しかし、本発明にかかる燃料ガスボックス10では、アイレット50が接続管取出口24の長軸方向に移動可能に設けられているので、このような位置ずれが生じても各部材に大きな応力を与えることなく容易に組立てることが可能になっている。 【0033】図4はアイレット50が接続管取出口24の長軸方向に移動した際の様子を示す部分断面図で、図4(a)は挿通穴51が接続管取出口24の中央に位置している状態(この位置を、所定位置とする)、図4(b)は挿通穴51が接続管取出口24の左側(図2において、負のX軸方向側)、図4(c)は挿通穴51が接続管取出口24の右側(図2において、正のX軸方向側)に位置したときの状態を示している。 【0034】また、万一燃料ガスボックス10内でガス漏洩が生じても、アイレット50の環状溝52が22天板に密接して填り込み、かつ、挿通穴51に燃焼器側接続管45が密接して挿通されているので、漏洩したガスが外部濡漏れ出る恐れがなくなり安全性が向上する。 【0035】 【発明の効果】以上説明したように請求項1にかかる発明によれば、ガス調整器が位置ずれしている場合に、当該ガス調整器の位置ずれに対応して燃焼器側接続管が移動してガス調整器と接続できるように長穴状の接続管取出口を設けたので、ガス調整器等が位置ずれしていても組立が容易になると共に、その際に各部材に応力集中が発生しないようになって、信頼性及び安全性が向上する。 【0036】請求項2にかかる発明によれば、環状溝が接続管取出口に填ることによりアイマスクをケースの天板に取付けて燃焼器側接続管が長穴状に形成された接続管取出口の長手方向に移動できるようにしたので、ガス調整器等が位置ずれしていても組立が容易になると共に、その際に各部材に応力集中が発生しないようになって、信頼性及び安全性が向上する。 【0037】請求項3にかかる発明によれば、アイマスクの挿通穴に燃焼側接続管が密接して挿通するように形成したので、例えガス漏れがあっても漏洩したガスが外部に漏れ出ることが無くなり信頼性及び安全性が向上する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年2月24日(1999.2.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111383 【弁理士】 【氏名又は名称】芝野 正雅
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| 【公開番号】 |
特開2000−249429(P2000−249429A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月14日(2000.9.14) |
| 【出願番号】 |
特願平11−46745 |
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