| 【発明の名称】 |
冷凍装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】集貝 雅彦
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| 【要約】 |
【課題】コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を効率よく行うことができる冷凍装置を提供すること。
【解決手段】コンプレッサ2と、コンデンサ3と、受液器4と、膨脹弁5と、エバポレータ6とを備えた冷凍装置において、受液器は、エバポレータで蒸化された冷媒を、該受液器のタンク部401内に流通する流路402を備え、コンデンサで凝縮された冷媒を、エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するものであって、更に前記流路は、タンク部内において迂曲している構成の冷凍装置である。又は、受液器は、エバポレータで蒸化された冷媒を、該受液器のタンク部外周に沿って流通する流路を備えた。更に、流路を形成する壁部には、前記コンデンサで凝縮された冷媒又はエバポレータで蒸化された冷媒との接触面積を拡大する接触面積拡大手段を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷媒を圧縮するコンプレッサと、前記コンプレッサで圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサと、前記コンデンサで凝縮された冷媒を一時蓄える受液器と、前記コンデンサで凝縮された冷媒を膨脹する膨脹弁と、前記膨脹弁で膨脹された冷媒を蒸化するエバポレータとを備えた冷凍装置において、前記受液器は、前記エバポレータで蒸化された冷媒を、該受液器のタンク部内に流通する流路を備え、前記コンデンサで凝縮された冷媒を、前記エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するものであって、更に前記流路は、前記タンク部内において迂曲していることを特徴とする冷凍装置。 【請求項2】 前記受液器のタンク部中央には、該タンク部に蓄えられた冷媒を吸上げる吸上げ管を備え、前記流路は、前記吸上げ管の周囲を螺旋状に旋回していることを特徴とする請求項1記載の冷凍装置。 【請求項3】 冷媒を圧縮するコンプレッサと、前記コンプレッサで圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサと、前記コンデンサで凝縮された冷媒を一時蓄える受液器と、前記コンデンサで凝縮された冷媒を膨脹する膨脹弁と、前記膨脹弁で膨脹された冷媒を蒸化するエバポレータとを備えた冷凍装置において、前記受液器は、前記エバポレータで蒸化された冷媒を、該受液器のタンク部外周に沿って流通する流路を備え、前記コンデンサで凝縮された冷媒を、前記エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却することを特徴とする冷凍装置。 【請求項4】 冷媒を圧縮するコンプレッサと、前記コンプレッサで圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサと、前記コンデンサで凝縮された冷媒を一時蓄える受液器と、前記コンデンサで凝縮された冷媒を膨脹する膨脹弁と、前記膨脹弁で膨脹された冷媒を蒸化するエバポレータとを備えた冷凍装置において、前記受液器は、前記エバポレータで蒸化された冷媒を流通する流路を備え、前記コンデンサで凝縮された冷媒を、前記エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するものであって、更に前記流路を形成する壁部には、前記コンデンサで凝縮された冷媒又はエバポレータで蒸化された冷媒との接触面積を拡大する接触面積拡大手段を設けたことを特徴とする冷凍装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置等に用いられる冷凍装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、車両用空調装置等においては、冷媒を循環するサイクルを構成してなる冷凍装置が用いられている。 【0003】すなわちこのような冷凍装置は、コンプレッサ、コンデンサ、受液器、膨脹弁、及びエバポレータを接続して構成されており、冷媒は順次、コンプレッサで圧縮されて、コンデンサで凝縮されて、膨脹弁で膨脹されて、エバポレータで蒸化されて、そして再びコンプレッサで圧縮される。 【0004】受液器は、コンデンサで凝縮された冷媒を一時蓄えるものであって、具体的には、コンデンサから受給した気液混合状態の冷媒を分離して、液状の冷媒を膨脹弁に送給するように構成されている。 【0005】或は、分離した液状の冷媒を再びコンデンサに送り返すように構成されたものもある。特にそのような受液器を設けたコンデンサは、所謂サブクールコンデンサであって、冷媒を凝縮して更に過冷却するものである。 【0006】そして、この種の冷凍装置としては、例えば特開平10―62021号に記載された冷房装置のように、コンデンサで凝縮された冷媒を、エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却することにより、膨脹弁に流入する冷媒を更に冷却して、冷凍効率を向上するように構成したものも提案されている。 【0007】また、このようにコンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を行う熱交換器は、受液器と膨脹弁との間に設けたり、受液器と一体に形成されたりしている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】ところで、冷媒を循環する冷凍サイクルを構成してなる冷凍装置において、前述したように冷媒同士の熱交換を行う熱交換器を受液器と一体に形成する場合は、そのような熱交換器を別途に設ける場合と比較して、その設置スペースを効率よく設定できるという利点がある一方、冷媒同士の熱交換を満足に得るには、受液器が不要に大型化してしまうという不都合がある。 【0009】例えば前記特開平10―62021号に記載されたリキッドタンクのように、エバポレータの出口配管が上下に貫通するように設けられたもの(同号の図4参照)の場合、冷媒同士の熱交換を満足に得るには、その上下寸法を非常に長く設定せざるを得ず、自動車のエンジンルーム等に設置するには不向きであった。 【0010】そこで本発明は、このような問題に鑑みて、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を効率よく行うことができる冷凍装置を提供することを目的としている。 【0011】 【課題を解決するための手段】本願第1請求項に記載した発明は、冷媒を圧縮するコンプレッサと、前記コンプレッサで圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサと、前記コンデンサで凝縮された冷媒を一時蓄える受液器と、前記コンデンサで凝縮された冷媒を膨脹する膨脹弁と、前記膨脹弁で膨脹された冷媒を蒸化するエバポレータとを備えた冷凍装置において、前記受液器は、前記エバポレータで蒸化された冷媒を、該受液器のタンク部内に流通する流路を備え、前記コンデンサで凝縮された冷媒を、前記エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するものであって、更に前記流路は、前記タンク部内において迂曲している構成の冷凍装置である。 【0012】このように、本発明の冷凍装置によると、受液器は、エバポレータで蒸化された冷媒を、該受液器のタンク部内に流通する流路を備え、コンデンサで凝縮された冷媒を、エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するものであって、更に流路は、タンク部内において迂曲しているので、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換が効率よく行われて、冷凍サイクルとしての効率が一層向上される。 【0013】特に、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を行う熱交換器を受液器と一体に形成する場合、冷媒同士の熱交換を満足に得るには、従来では受液器が不要に大型化してしまうという不都合があったところ、本発明では流路をタンク部内において迂曲しているので、受液器が比較的小型に成形される。 【0014】本願第2請求項に記載した発明は、請求項1において、前記受液器のタンク部中央には、該タンク部に蓄えられた冷媒を吸上げる吸上げ管を備え、前記流路は、前記吸上げ管の周囲を螺旋状に旋回している構成の冷凍装置である。 【0015】このように、本発明の冷凍装置によると、受液器のタンク部中央には、該タンク部に蓄えられた冷媒を吸上げる吸上げ管を備え、流路は、吸上げ管の周囲を螺旋状に旋回しているので、受液器のタンク部内に流路及び吸上げ管が効率よく配置され、受液器が一層小型化される。 【0016】本願第3請求項に記載した発明は、冷媒を圧縮するコンプレッサと、前記コンプレッサで圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサと、前記コンデンサで凝縮された冷媒を一時蓄える受液器と、前記コンデンサで凝縮された冷媒を膨脹する膨脹弁と、前記膨脹弁で膨脹された冷媒を蒸化するエバポレータとを備えた冷凍装置において、前記受液器は、前記エバポレータで蒸化された冷媒を、該受液器のタンク部外周に沿って流通する流路を備え、前記コンデンサで凝縮された冷媒を、前記エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却する構成の冷凍装置である。 【0017】このように、本発明の冷凍装置によると、受液器は、エバポレータで蒸化された冷媒を、該受液器のタンク部外周に沿って流通する流路を備え、コンデンサで凝縮された冷媒を、エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するので、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換が効率よく行われて、冷凍サイクルとしての効率が一層向上される。 【0018】特に、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を行う熱交換器を受液器と一体に形成する場合、冷媒同士の熱交換を満足に得るには、従来では受液器が不要に大型化してしまうという不都合があったところ、本発明では流路をタンク部外周に沿って設けているので、受液器が比較的小型に成形される。 【0019】本願第4請求項に記載した発明は、冷媒を圧縮するコンプレッサと、前記コンプレッサで圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサと、前記コンデンサで凝縮された冷媒を一時蓄える受液器と、前記コンデンサで凝縮された冷媒を膨脹する膨脹弁と、前記膨脹弁で膨脹された冷媒を蒸化するエバポレータとを備えた冷凍装置において、前記受液器は、前記エバポレータで蒸化された冷媒を流通する流路を備え、前記コンデンサで凝縮された冷媒を、前記エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するものであって、更に前記流路を形成する壁部には、前記コンデンサで凝縮された冷媒又はエバポレータで蒸化された冷媒との接触面積を拡大する接触面積拡大手段を設けた構成の冷凍装置である。 【0020】このように、本発明の冷凍装置によると、受液器は、エバポレータで蒸化された冷媒を流通する流路を備え、コンデンサで凝縮された冷媒を、エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するものであって、更に流路を形成する壁部には、コンデンサで凝縮された冷媒又はエバポレータで蒸化された冷媒との接触面積を拡大する接触面積拡大手段を設けたので、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換が効率よく行われて、冷凍サイクルとしての効率が一層向上される。 【0021】特に、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を行う熱交換器を受液器と一体に形成する場合、冷媒同士の熱交換を満足に得るには、従来では受液器が不要に大型化してしまうという不都合があったところ、本発明では、流路を形成する壁部に接触面積拡大手段を設けることによって熱交換性を向上するので、受液器が比較的小型に成形される。 【0022】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の具体例を図面に基いて詳細に説明する。 【0023】図1に示すように、本例の冷凍装置1は、冷媒を圧縮するコンプレッサ2と、コンプレッサ2で圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサ3と、コンデンサ3で凝縮された冷媒を一時蓄える受液器4と、コンデンサ3で凝縮された冷媒を膨脹する膨脹弁5と、膨脹弁5で膨脹された冷媒を蒸化するエバポレータ6とを連結してなり、冷媒を図1中の矢印方向に循環する冷凍サイクルを構成したものである。また、本冷凍装置1は、自動車のエンジンルームに設置されており、車両用空調装置として用いられている。 【0024】前記受液器4は、コンデンサ3で凝縮された冷媒を、エバポレータ6で蒸化された冷媒にて冷却するものであり、図2に示すように、エバポレータ6で蒸化された冷媒を、該受液器4のタンク部401内に流通する流路402を備えている。また後述するように、この流路402は、タンク部401内において迂曲したものであって、コンデンサ3で凝縮された冷媒とエバポレータ6で蒸化された冷媒との熱交換は効率よく行われる。 【0025】また同図に示すように、本例の受液器4は、円筒形状の容体403の上部開口に蓋体404を溶接又はろう付けして冷媒を蓄えるタンク部401を形成するとともに、タンク部401に蓄えられた冷媒を吸上げる吸上げ管405及び吸上げ管405の下端を支持する支持部材406、並びに、冷媒脱水用の乾燥材407及び乾燥剤407をタンク部401の上下方向中間に支持する一対の孔あきプレート408,408を配置して構成されている。また、乾燥剤407とプレート408との間には、冷媒中の不純物を除去するスポンジ状又は棉状のフィルタ409を介在している。 【0026】尚、吸上げ管405は、タンク部401中央に設けられており、乾燥剤407及び一対の孔あきプレート408,408に貫通されている。更に、乾燥剤407、孔あきプレート408,408、及びフィルタ409,409は、吸上げ管405の要所に設けられた突部405aに支持されている。 【0027】また、エバポレータ6で蒸化された冷媒を流通する流路402は、所定の形状に成形されたパイプ材からなり、乾燥剤407、孔あきプレート408,408,及びフィルタ409,409の下側において迂曲している。具体的には、吸上げ管405の周囲を螺旋状に旋回している。 【0028】このような構成によれば、コンデンサ3で凝縮された冷媒は、受液器4において、同図中の白矢印方向に示すように、蓋体404に設けられた流入孔Aからタンク部401内に取り入れられて、乾燥剤407及びフィルタ409を通過し、タンク部401の底に一時蓄えられる。そして、吸上げ管405によってタンク部401の底から吸上げられて、蓋体404に設けられた流出孔Bから排出される。 【0029】一方、エバポレータ6で蒸化された冷媒は、受液器4において、図2中の黒矢印方向に示すように、容体403に設けられた流入孔Cから流路402内に取り入れられて、吸上げ管405の周囲を螺旋状に旋回した後、容体403に設けられた流出孔Dから排出される。 【0030】コンデンサ3で凝縮された冷媒とエバポレータ6で蒸化された冷媒との熱交換は、流路402を形成するパイプ材の壁部を介してなされる。また、流路402がタンク部401内において迂曲しているので、流路402の壁部に対する両冷媒の接触面積は、十分に確保される。すなわち、これらの冷媒同士の熱交換は効率よく行われる。 【0031】また、流路402が吸上げ管405の周囲を螺旋状に旋回しているので、タンク部401内には、流路402及び吸上げ管405が効率よく配置される。 【0032】尚、本例の受液器4は、迂曲した一本の流路402を設けたものであるが、或は、このような流路402を複数本設けたものであってもよい。 【0033】以上説明したように、本例の冷凍装置によると、受液器は、エバポレータで蒸化された冷媒を、該受液器のタンク部内に流通する流路を備え、コンデンサで凝縮された冷媒を、エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するものであって、更に流路は、タンク部内において迂曲しているので、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を効率よく行うことができ、冷凍サイクルとしての効率を一層向上できる。 【0034】特に、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を行う熱交換器を受液器と一体に形成する場合、冷媒同士の熱交換を満足に得るには、従来では受液器が不要に大型化してしまうという不都合があったところ、本例では流路をタンク部内において迂曲しているので、受液器を比較的小型に成形できる。 【0035】更に、本例の冷凍装置によると、受液器のタンク部中央には、該タンク部に蓄えられた冷媒を吸上げる吸上げ管を備え、流路は、吸上げ管の周囲を螺旋状に旋回しているので、受液器のタンク部内に流路及び吸上げ管を効率よく配置することができ、受液器を一層小型化できる。 【0036】次に、本発明の別具体例を図3に基いて説明する。 【0037】本例の受液器4は、エバポレータ6で蒸化された冷媒を、タンク部401の外周に沿って流通する流路402を備え、コンデンサ3で凝縮された冷媒を、エバポレータ6で蒸化された冷媒にて冷却するものである。尚、その他の基本的な構成については、前述した具体例と同様であるので、説明を省略する。 【0038】すなわち、同図に示す受液器4は、容体403を該容体403よりも若干大きい他の容体410で覆い、その隙間に流路402を形成したものであって、タンク部401とタンク部401外周の流路402とで、およそ二重管構造を呈するものである。 【0039】また、これらの容体403,410の上部開口は、蓋体404にて閉鎖されており、エバポレータ6で蒸化された冷媒は、蓋体404に設けられた流入孔Cから取り入れられて、タンク部401外周に沿って流通した後、前記他の容体410に設けられた流出孔Dから排出される。 【0040】そして、冷媒同士の熱交換は、タンク部401を形成する容体403を介してなされる。 【0041】尚、エバポレータ6で蒸化された冷媒をタンク部401外周に沿って流通する流路402としては、本例のように他の容体410を用いて形成するものの他に、容体403の壁内部を孔あけして形成したものであってもよい。その場合、流路402は、容体403の壁内部において複数本に分流し、互いに適宜間隔でタンク部401外周を巡るように構成するとよい。 【0042】以上説明したように、本例の冷凍装置によると、受液器は、エバポレータで蒸化された冷媒を、該受液器のタンク部外周に沿って流通する流路を備え、コンデンサで凝縮された冷媒を、エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するので、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を効率よく行うことができ、冷凍サイクルとしての効率を一層向上できる。 【0043】特に、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を行う熱交換器を受液器と一体に形成する場合、冷媒同士の熱交換を満足に得るには、従来では受液器が不要に大型化してしまうという不都合があったところ、本発明では流路をタンク部外周に沿って設けているので、受液器を比較的小型に成形できる。 【0044】次に、本発明の他の具体例を図4に基いて説明する。 【0045】本例の受液器4は、エバポレータ6で蒸化された冷媒を流通する流路402の壁部に、コンデンサ3で凝縮された冷媒又はエバポレータ6で蒸化された冷媒との接触面積を拡大する接触面積拡大手段を設けたものである。尚、前述した具体例と同様の構成については、説明を省略する。 【0046】本例において、コンデンサ3で凝縮された冷媒を蓄えるタンク部401は、上下方向に積層且つ接続された複数の環状部401a,401aを有し、エバポレータ6で蒸化された冷媒を流通する流路402は、前記タンク部401を形成する容体403を他の容体412で覆うことにより、これらの容体403,412の間に形成されている。 【0047】尚、図中の413は、乾燥剤407を収納する乾燥剤収納部である。この乾燥剤収納部413は、タンク部401の入口に接続されている。 【0048】前記接触面積拡大手段は、タンク部401の環状部401a,401aの間にフィン411,411を介在して設けられている。 【0049】そして、コンデンサ3で凝縮された冷媒は、乾燥剤収納部413の上部に設けられた流入孔Aからタンク部401内に取り入れられて、環状部401a,401aに沿って流通した後、タンク部401の底に一時蓄えられる。そして、吸上げ管405によってタンク部401の底から吸上げられて、吸上げ管405上端の流出孔Bから排出される。 【0050】一方、エバポレータ6で蒸化された冷媒は、容体412に設けられた流入孔Cから流路402内に取り入れられて、容体412に設けられた流出孔Dから排出される。 【0051】コンデンサ3で凝縮された冷媒とエバポレータ6で蒸化された冷媒との熱交換は、タンク部401を形成する容体403の壁部を介してなされる。また、接触面積拡大手段によれば、流路402の壁部とエバポレータ6で蒸化された冷媒との接触面積が拡大されるので、冷媒同士の熱交換性が向上される。 【0052】尚、本例の接触面積拡大手段は、エバポレータ6で蒸化された冷媒を流通する流路402内にフィン411,411を設けたものであるが、或は、タンク部401の環状部401a,401a内にインナーフィンを設ける等、コンデンサ3で凝集された冷媒との接触面積を拡大するものであってもよく、更には、このようなフィン411,411およびインナーフィンの両者を設けたものであってもよい。 【0053】また、接触面積拡大手段としては、前述したようにフィン411,411やインナーフィンを設ける他に、流路402の壁部の表面を凹凸状に形成したり、繊毛状に形成したりしてもよい。 【0054】また、前述した図2乃至図3に示す受液器4にも、このような接触面積拡大手段を設けるようにしてもよい。 【0055】以上説明したように、本例の冷凍装置によると、受液器は、エバポレータで蒸化された冷媒を流通する流路を備え、コンデンサで凝縮された冷媒を、エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するものであって、更に流路を形成する壁部には、コンデンサで凝縮された冷媒又はエバポレータで蒸化された冷媒との接触面積を拡大する接触面積拡大手段を設けたので、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を効率よく行うことができ、冷凍サイクルとしての効率を一層向上できる。 【0056】特に、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を行う熱交換器を受液器と一体に形成する場合、冷媒同士の熱交換を満足に得るには、従来では受液器が不要に大型化してしまうという不都合があったところ、本例では、流路を形成する壁部に接触面積拡大手段を設けることによって熱交換性を向上するので、受液器を比較的小型に成形できる。 【0057】 【発明の効果】本願第1請求項に記載した発明は、冷媒を圧縮するコンプレッサと、前記コンプレッサで圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサと、前記コンデンサで凝縮された冷媒を一時蓄える受液器と、前記コンデンサで凝縮された冷媒を膨脹する膨脹弁と、前記膨脹弁で膨脹された冷媒を蒸化するエバポレータとを備えた冷凍装置において、前記受液器は、前記エバポレータで蒸化された冷媒を、該受液器のタンク部内に流通する流路を備え、前記コンデンサで凝縮された冷媒を、前記エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するものであって、更に前記流路は、前記タンク部内において迂曲している構成の冷凍装置である。 【0058】このように、本発明の冷凍装置によると、受液器は、エバポレータで蒸化された冷媒を、該受液器のタンク部内に流通する流路を備え、コンデンサで凝縮された冷媒を、エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するものであって、更に流路は、タンク部内において迂曲しているので、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を効率よく行うことができ、冷凍サイクルとしての効率を一層向上できる。 【0059】特に、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を行う熱交換器を受液器と一体に形成する場合、冷媒同士の熱交換を満足に得るには、従来では受液器が不要に大型化してしまうという不都合があったところ、本発明では流路をタンク部内において迂曲しているので、受液器を比較的小型に成形できる。 【0060】本願第2請求項に記載した発明は、請求項1において、前記受液器のタンク部中央には、該タンク部に蓄えられた冷媒を吸上げる吸上げ管を備え、前記流路は、前記吸上げ管の周囲を螺旋状に旋回している構成の冷凍装置である。 【0061】このように、本発明の冷凍装置によると、受液器のタンク部中央には、該タンク部に蓄えられた冷媒を吸上げる吸上げ管を備え、流路は、吸上げ管の周囲を螺旋状に旋回しているので、受液器のタンク部内に流路及び吸上げ管を効率よく配置することができ、受液器を一層小型化できる。 【0062】本願第3請求項に記載した発明は、冷媒を圧縮するコンプレッサと、前記コンプレッサで圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサと、前記コンデンサで凝縮された冷媒を一時蓄える受液器と、前記コンデンサで凝縮された冷媒を膨脹する膨脹弁と、前記膨脹弁で膨脹された冷媒を蒸化するエバポレータとを備えた冷凍装置において、前記受液器は、前記エバポレータで蒸化された冷媒を、該受液器のタンク部外周に沿って流通する流路を備え、前記コンデンサで凝縮された冷媒を、前記エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却する構成の冷凍装置である。 【0063】このように、本発明の冷凍装置によると、受液器は、エバポレータで蒸化された冷媒を、該受液器のタンク部外周に沿って流通する流路を備え、コンデンサで凝縮された冷媒を、エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却すので、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を効率よく行うことができ、冷凍サイクルとしての効率を一層向上できる。 【0064】特に、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を行う熱交換器を受液器と一体に形成する場合、冷媒同士の熱交換を満足に得るには、従来では受液器が不要に大型化してしまうという不都合があったところ、本発明では流路をタンク部外周に沿って設けているので、受液器を比較的小型に成形できる。 【0065】本願第4請求項に記載した発明は。冷媒を圧縮するコンプレッサと、前記コンプレッサで圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサと、前記コンデンサで凝縮された冷媒を一時蓄える受液器と、前記コンデンサで凝縮された冷媒を膨脹する膨脹弁と、前記膨脹弁で膨脹された冷媒を蒸化するエバポレータとを備えた冷凍装置において、前記受液器は、前記エバポレータで蒸化された冷媒を流通する流路を備え、前記コンデンサで凝縮された冷媒を、前記エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するものであって、更に前記流路を形成する壁部には、前記コンデンサで凝縮された冷媒又はエバポレータで蒸化された冷媒との接触面積を拡大する接触面積拡大手段を設けた構成の冷凍装置である。 【0066】このように、本発明の冷凍装置によると、受液器は、エバポレータで蒸化された冷媒を流通する流路を備え、コンデンサで凝縮された冷媒を、エバポレータで蒸化された冷媒にて冷却するものであって、更に流路を形成する壁部には、コンデンサで凝縮された冷媒又はエバポレータで蒸化された冷媒との接触面積を拡大する接触面積拡大手段を設けたので、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を効率よく行うことができ、冷凍サイクルとしての効率を一層向上できる。 【0067】特に、コンデンサで凝縮された冷媒とエバポレータで蒸化された冷媒との熱交換を行う熱交換器を受液器と一体に形成する場合、冷媒同士の熱交換を満足に得るには、従来では受液器が不要に大型化してしまうという不都合があったところ、本発明では、流路を形成する壁部に接触面積拡大手段を設けることによって熱交換性を向上するので、受液器を比較的小型に成形できる。 【0068】
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003333 【氏名又は名称】株式会社ゼクセル
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| 【出願日】 |
平成11年1月12日(1999.1.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082784 【弁理士】 【氏名又は名称】森 正澄
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| 【公開番号】 |
特開2000−205706(P2000−205706A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月28日(2000.7.28) |
| 【出願番号】 |
特願平11−5750 |
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