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【発明の名称】 普通の不飽和空気を用いる蒸発凝縮装置
【発明者】 【氏名】ピチット リキチェバ

【要約】 【課題】本発明は、乾湿型温度計の原理を用いて熱効率および運転経費が改善された蒸発凝縮装置を得るものである。この装置では、周囲の大気から来る通常の未飽和空気を冷媒流体の冷却に用いている。

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定方向に流れる熱交換器内の流体冷媒の温度を直接低下するため周囲の大気中の普通の不飽和空気を用いる蒸発凝縮装置。
【請求項2】 単数または複数の、静止または可動壁が水噴射の程度および方向を制御しかつ冷却水の必要量を減少するため設けられた請求項1に記載された蒸発凝縮装置。
【請求項3】 周囲の大気中の不飽和空気が冷却水の流れと同じ方向に吹き付けられる請求項1または2に記載された蒸発凝縮装置。
【請求項4】 流体冷媒が油、水、ガス、そのいずれかの組合わせ、または他のタイプの精製しうる流体である請求項1、2または3に記載された蒸発凝縮装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【従来の技術】乾湿式温度計の基本原理によれば、湿った布で覆われた一つの球が速度約300m/分(約1000フィート/分)で揺動せしめられる簡単な吊り下げ式湿度計を使用するテストが可能である。空気が温度計を通って流れるため、湿球の温度の読みは大気温度である乾球の読みよりも低くなるだろう。温度低下は、湿った布からの水の蒸発によるものである。
【0002】人体の温度も温度計で測定可能である。自然の皮膚を有する人間は、皮膚によって寒暖の温度変化の範囲を感じることができる。暖かい気候の結果として、汗によって皮膚が覆われると、皮膚に空気流を与えることによって体温を低下させることができる。蒸発する汗は身体から熱を奪う。
【0003】在来の蒸発凝縮装置または冷却装置では(図4、図5参照)、高い位置に水を揚水して、微細水滴または霧状体として滝状に流下させている。次いで、冷媒流体の温度を下げるために熱交換器の導管内を流れる冷媒流体を通過する水流と反対方向に空気が吹込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方法では、さほど高くない熱効率の大容量の水を使用している。熱効率が高くない理由は、熱交換器に達する前に、空気が霧状体を吹き抜ける間に十分飽和状態になっているからである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、従来方法で使用されている空気よりも乾燥した空気を使用する。室温45℃および相対湿度29%の下で実施された実験室テストによれば、小型化された冷却器が、毎分9リットルの速度で入口温度56℃の冷媒水の流れを受ける熱交換器コイルを備えていた。熱交換器コイル内の冷媒水は、次いで毎分2リットルの速度でポンプアップされて本発明の熱交換器の金属製フィンに噴射される水によって冷却される。水噴射と同時に、熱交換器コイルも、周囲の大気から不飽和空気を引っぱるファンによって同じ方向で空気を吹付けられた。本発明のかかる方法を実施された後、熱交換器コイルの出口温度は、入口温度よりも21℃低いことが判った。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に示された、本発明による普通の不飽和空気を用いる蒸発凝縮装置の説明例は、金属フィン3を有する熱交換器コイルと、導管を矢印方向に流れる高温流体冷媒用入口8および出口9から成る。水準調節器4によって調節される水容器1から水を引出すポンプ7は、パイプライン6を通じて水を押し上げ、壁5に対して高圧で接触させる。壁5は噴射調節器として作用し、所定の周辺内への水流の方向を制御し、したがって水の必要量を少なくする。次いで、熱交換器コイルの金属製フィン上を滝状に流下する。
【0007】本発明によれぱ、流体冷媒が流体入口8を通って導管に流入する時、ファン2が通常の空気を周囲の大気Dから吸引し始め、未だ不飽和の空気がすでに流下水によって覆われた金属製フィン3を通過するために吹付けらる。この不飽和空気は、その乾燥した性質のために以前に可能であったよりも多量の湿気を金属製フィン3から吸収するだろう。十分に飽和した空気は、W位置で大気中に噴出せしめられる。
【0008】図2は本発明の他の例であり、流体冷媒に対する一層大きい冷却効果を得るため、図1の二つの蒸発凝縮装置が単一の装置に組込まれている。図3に示されたような、いくつかの蒸発凝縮装置を含むこの形式の組合わせは、装置の一層高い熱効率を得るために本発明から容易に達成可能である。
【0009】本発明は図示の実施例に関する上記記載に限定されるものでなく、したがっていくつかの調整および/または変形を本発明の範囲から離れることなくなし得ることを認識すべきである。
【出願人】 【識別番号】598127468
【氏名又は名称】ピチット リキチェバ
【出願日】 平成11年3月25日(1999.3.25)
【代理人】 【識別番号】100066692
【弁理士】
【氏名又は名称】浅村 皓 (外3名)
【公開番号】 特開2000−193346(P2000−193346A)
【公開日】 平成12年7月14日(2000.7.14)
【出願番号】 特願平11−122832