| 【発明の名称】 |
冷媒配管管理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】広田 正宣
【氏名】脇田 克也
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| 【要約】 |
【課題】施工現場に設置後、長期間放置される冷媒配管の内部を常時低湿度に保ち、冷媒配管内の結露や、冷媒配管の腐食を防ぐ。
【解決手段】冷媒配管1と、前記冷媒配管1内を換気し湿度を下げる換気手段2と、前記冷媒配管1内径より小さい通気口6を設け外気の流入量を絞る流入抵抗手段5とからなり、前記冷媒配管1の上方の管端に前記換気手段2を接続し、下方の管端に流入抵抗手段5を取り付けたので、冷媒配管1が施工現場で長期間放置された場合でも、換気手段2を運転することで、冷媒配管1内は常時換気され、冷媒配管1内が放置期間中、低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのを抑制することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷媒配管と、前記冷媒配管内を換気し湿度を下げる換気手段と、前記冷媒配管内径より小さい通気口を設け外気の流入量を絞る流入抵抗手段とからなり、前記冷媒配管の上方の管端に前記換気手段を接続し、下方の管端に流入抵抗手段を取り付けた冷媒配管管理装置。 【請求項2】 流入抵抗手段の下部に、通気口より流入する空気を加熱する加熱手段を備えた請求項1に記載の冷媒配管管理装置。 【請求項3】 換気手段の外表面に設置した第1の湿度検知手段と、前記第1の湿度検知手段の出力信号を基に前記換気手段を制御する制御手段とを備えた請求項2に記載の冷媒配管管理装置。 【請求項4】 冷媒配管の下方内部に設置した第2の湿度検知手段と、第1の湿度検知手段及び第2の湿度検知手段の出力信号を基に前記換気手段を制御する制御手段を備えた請求項3に記載の冷媒配管管理装置。 【請求項5】 冷媒配管と、前記冷媒配管内を換気し湿度を下げる換気手段と、前記冷媒配管内径より小さい通気口を設け外気の流入量を絞る流入抵抗手段と、前記換気手段の外表面に設置した前記第1の湿度検知手段と、前記冷媒配管の下方内部に設置した第2の湿度検知手段と、前記第1の湿度検知手段及び第2の湿度検知手段の出力信号を基に前記換気手段を制御する制御手段と、前記流入抵抗手段上部の冷媒配管内に水分吸着材を備えた冷媒配管管理装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の施工工事現場に据え付けされている冷媒配管を、長期間放置する場合に用いる管理装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ビル用の大容量空気調和機は、通常屋上に室外機が設置され、屋上より冷媒配管を取り回しして各階の室内機に接続される。冷媒配管はビルの建設時に設置されるため、室外機,室内機が接続されるまで長期間放置されることになる。 【0003】一方空気調和機に使用される冷媒として用いられてきたジクロロジフルオロメタンやクロロジフルオロメタン等の塩素原子を含有するクロロフルオロカーボン(CFC)やハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)は、成層圏のオゾン層を破壊する等の理由により廃止されることになった。 【0004】これに伴って、これらCFC、HCFCの代替冷媒として、塩素原子を含まないハイドロフルオロカーボン(HFC)が使用されるようになった。 【0005】また、HFCは極性が高いため従来冷凍機油として用いられてきた鉱油とは相溶しない。そのため極性基を有しHFCとの相溶性の高いエステル系油の適用が検討されている。 【0006】しかし、エステル系油は、HCFC用に使用されてきた鉱油と異なり、吸湿性が高く、水分の存在下で熱因子が加わることにより加水分解を起こす。そのためHFC対応の空気調和機の場合システム内の水分管理がオイルの長期信頼性の観点より重要となる。 【0007】システム内への水分進入を制御する目的で、ビル用のHFC対応空気調和機を設置工事する現場において、冷媒配管を長期間放置する場合の従来の配管管理装置として、日本冷凍空調工業会発行のHFC冷媒使用機器の施工・サービスマニュアルに示されているものがある。 【0008】以下、図面を参照しながら上記従来の冷媒配管管理装置を説明する。図9は従来の冷媒配管管理装置の構成図である。図9において、1は冷媒配管、101はビニルテープ、102はゴムキャップである。冷媒配管1は、ビルに空気調和機を取り付けるために、ビルの建設時に設置される銅製の配管である。ビニルテープ101は、冷媒配管1の管端を塞ぐ形で巻き付けられている。ゴムキャップ102は、冷媒配管1の管端に被せる形ではめ込まれている。 【0009】以上のように構成された冷媒配管管理装置について、以下にその内容を説明する。 【0010】冷媒配管1のビル等の建築物内への設置完了後、空気調和機の室外機,室内機を接続するまで、冷媒配管1が施工現場に長期間放置される場合、冷媒配管1の管端には、水分の侵入を防ぐため、管内を外部と遮断する形でビニルテープ101を管端周辺に螺旋状に巻き付け管端を塞ぐ、或いは冷媒配管1の管内径に応じたゴムキャップ102をはめ込む処理を行う。この処理により冷媒配管1内に、外部から水分が侵入するのを防ぐことができる。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構成は、管端の処理を施された冷媒配管1が長期間放置された際、ビニルテープ101の風化による亀裂の発生などにより、冷媒配管1内に水分が進入する。また、冷媒配管1の管端にゴムキャップ102をはめ込んでも、湿度の高い梅雨の時期や夏期に配管施工作業が行われた場合、湿度の高い空気が冷媒配管1内に閉じ込められるため、その後長期間放置され外気温が低下すると、冷媒配管1内に密封された空気中の水分が、冷媒配管1内の表面に結露するという欠点があった。 【0012】この場合、冷媒配管1の内面に付着した水分は、常温での真空ポンプによる脱気だけでは確実に除去できない。エステル油が空気調和機のシステム内に存在する水分により、加水分解した場合、酸とアルコール等を生成し、さらに、圧縮機由来の摩耗粉と反応して金属石鹸を生じる。このような反応により生じた金属石鹸は、圧縮機等の各冷凍機器や配管に異常や損傷を与える可能性がある。 【0013】また、冷媒配管1内に水分が存在した場合、冷媒配管1の銅と、水分と、二酸化炭素とが反応し塩基性炭酸銅が冷媒配管1内面に生じる。このような反応により生じた塩基性炭酸銅は、空気調和機の施工完了後、システム内を循環し、圧縮機等の各冷凍危機や配管に異常や損傷を与える可能性がある。 【0014】本発明は従来の課題を解決するもので、施工現場に設置後、長期間放置される冷媒配管の内部を常時低湿度に保ち、冷媒配管内に結露や腐食が起きるのを防ぐ、冷媒配管管理装置を提供することを目的とする。 【0015】 【課題を解決するための手段】この課題を達成するため本発明は、冷媒配管と、前記冷媒配管内を換気し湿度を下げる換気手段と、前記冷媒配管内径より小さい通気口を設け外気の流入量を絞る流入抵抗手段とからなり、前記冷媒配管の上方の管端に前記換気手段を接続し、下方の管端に流入抵抗手段を取り付けたものである。 【0016】これにより、冷媒配管が施工現場で長期間放置された場合でも、換気手段を運転することで、冷媒配管内は常時換気され、冷媒配管内が放置期間中、低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのを抑制することができる。 【0017】また、本発明は、前記流入抵抗手段の下部に、前記通気口より流入する空気を加熱する加熱手段を備えたものである。 【0018】これにより、冷媒配管が施工現場で長期間放置された場合でも、換気手段を運転することで、冷媒配管内は、加熱手段によって乾燥された空気で常時換気され、冷媒配管内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0019】また、本発明は、さらに前記換気手段の外表面に設置した第1の湿度検知手段と、前記第1の湿度検知手段の出力信号を基に前記換気手段を制御する制御手段とを備えたものである。 【0020】これにより、冷媒配管が施工現場で長期間放置された場合でも、換気手段周辺の湿度に応じて、換気手段を運転することで、冷媒配管内は、加熱手段によって乾燥された空気で換気され、冷媒配管内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0021】また、換気手段の運転と停止を、換気手段周辺の湿度検知によって制御することで、換気手段の電力の省エネルギー化も図ることができる。 【0022】また、本発明は、さらに前記冷媒配管の下方内部に設置した第2の湿度検知手段と、前記第1の湿度検知手段及び第2の湿度検知手段の出力信号を基に前記換気手段を制御する制御手段を備えたものである。 【0023】これにより、冷媒配管が施工現場で長期間放置された場合でも、冷媒配管内外の湿度に応じて、換気手段を運転することで、冷媒配管内は、加熱手段によって乾燥された空気で換気され、冷媒配管内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0024】また、換気手段の運転を、換気手段周辺と冷媒配管の下方内部の2カ所の湿度が両方とも設定値を超えたときに運転し、外部の湿度が高くても管内側の湿度が設定値より低い場合は運転しないことで、換気手段を効率よく運転でき、換気手段の電力のより一層の省エネルギー化も図ることができる。 【0025】また、本発明は、冷媒配管と、前記冷媒配管内を換気し湿度を下げる換気手段と、前記冷媒配管内径より小さい通気口を設け外気の流入量を絞る流入抵抗手段と、前記換気手段の外表面に設置した前記第1の湿度検知手段と、前記冷媒配管の下方内部に設置した第2の湿度検知手段と、前記第1及び第2の湿度検知手段の出力信号を基に前記換気手段を制御する制御手段と、前記流入抵抗手段上部の冷媒配管内に水分吸着剤を備えたものである。 【0026】これにより、冷媒配管が施工現場で長期間放置された場合でも、冷媒配管内外の湿度に応じて、換気手段を運転することで、冷媒配管内は、水分吸着剤によって乾燥された空気で換気され、冷媒配管内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0027】また、水分吸着剤を使用することで、冷媒配管内に流入する外気の乾燥を簡単な構成で行うことができ、冷媒配管管理の低コスト化も図れる。 【0028】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、冷媒配管と、前記冷媒配管内を換気し湿度を下げる換気手段と、前記冷媒配管内径より小さい通気口を設け外気の流入を絞る流入抵抗手段とからなり、前記冷媒配管の上方の管端に前記換気手段を接続し、下方の管端に流入抵抗手段を取り付けたものからなり、冷媒配管を設置後、長期間放置する場合、換気手段を運転することにより、冷媒配管内の空気が排気され、同時に流入抵抗手段の通気口より微量の外気が導入されることにより、冷媒配管内の常時換気が行われるという作用を有する。 【0029】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに前記流入抵抗手段の下部に、前記通気口より流入する空気を加熱する加熱手段を備えたものであり、換気手段により冷媒配管内の空気が排気され、さらに流入抵抗手段の通気口より、加熱手段の熱により乾燥された外気が常時流入し、より乾燥した空気で冷媒配管内の換気が行われるという作用を有する。 【0030】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明に、さらに前記換気手段の外表面に設置した第1の湿度検知手段と、前記第1の湿度検知手段の出力信号を基に前記換気手段を制御する制御手段とを備えたものであり、第1の湿度検知手段により換気手段外部周辺の湿度を検知した値が、制御手段に設定された湿度の設定値を上回ったときだけ換気手段が作動するという作用を有する。 【0031】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明に、さらに前記冷媒配管の下方内部に設置した第2の湿度検知手段と、前記第1の湿度検知手段及び第2の湿度検知手段の出力信号を基に前記換気手段を制御する制御手段を備えたものであり、換気手段外部周辺の湿度を検知した値と、冷媒配管の下方内部の湿度を検知した値の両方が、制御手段に設定された湿度の設定値を上回ったときだけ換気手段を作動させるという作用を有する。 【0032】請求項5に記載の発明は、冷媒配管と、前記冷媒配管内を換気し湿度を下げる換気手段と、前記冷媒配管内径より小さい通気口を設け外気の流入量を絞る流入抵抗手段と、前記換気手段の外表面に設置した前記第1の湿度検知手段と、前記冷媒配管の下方内部に設置した第2の湿度検知手段と、前記第1及び第2の湿度検知手段の出力信号を基に前記換気手段を制御する制御手段と、前記流入抵抗手段上部の冷媒配管内に水分吸着剤を備えたものであり、換気手段外部周辺の湿度を検知した値と、冷媒配管の下方内部の湿度を検知した値の両方が、制御手段に設定された湿度の設定値を上回ったときだけ換気手段を作動し、換気手段により冷媒配管内の空気が排気され、さらに流入抵抗手段の通気口より流入する外気は、流入抵抗手段上部に設置された水分吸着剤により除湿され、除湿された空気により冷媒配管内の換気が行われるという作用を有する。 【0033】 【実施例】以下、本発明による冷媒配管管理装置の実施例について、図面を参照しながら説明する。尚、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。 【0034】(実施例1)図1は、本発明の実施例1による冷媒配管管理装置の構成図である。図2は、同実施例の換気手段の断面図である。 【0035】図1,図2において、2は換気手段であり、冷媒配管1の上方の管端に、接続手段3を介して接続されている。換気手段2は、本体7と、モータ8と、支持金具9と、羽根10と、メッシュ11と、カバー12からなり、筒形状の本体7は、一方が開放し、他方には接続手段3に接続できるようにねじ山13を切った接続配管が設けられている。 【0036】また、羽根10が取り付けられているモータ8は支持金具9を介して本体7内部に設置されており、本体7開放側には、異物の侵入を防ぐためメッシュ11が設置されており、さらに本体7開放側に、羽根10の回転による気流の流れを阻害せず、かつ外部より水滴の直接的な侵入を防ぐ形でカバー12が取り付けられている。 【0037】接続手段3は、接続部のシール性と冷媒配管1の管端の加工を必要としない点よりカプラージョイント等を使用するのが好ましい。 【0038】また、4は換気手段2の電源であり、モータ8に配線されている。5は流入抵抗手段であり冷媒配管1の下方の管端に取り付けられており、流入抵抗手段5には冷媒配管1内外を連通する通気口6が設けられている。流入抵抗手段5の材質は、例えばゴムや塩化ビニル樹脂等が適用できる。 【0039】通気口6の径は、微量の外気を導入させる点より、1.0mmから2.0mmが好ましい。また通気口に、外部からのゴミの侵入を防ぐ目的でメッシュを設置するとさらに好ましい。 【0040】以上のように構成された冷媒配管管理装置について、以下その動作を説明する。 【0041】ビル等の建設現場で設置される空気調和機用の冷媒配管1において、冷媒配管1をビル内へ設置完了後、室外機,室内機を接続するまで長期間放置する場合、冷媒配管1の上方の管端に、換気手段2を接続手段3を介して接続し、さらに、冷媒配管1の下方の管端に、流入抵抗手段5を取り付ける。 【0042】そして電源4から電気を供給し、換気手段2を連続運転させる。換気手段2の運転が開始されると、冷媒配管1内の空気は外部へ排気され、さらに流入抵抗手段5に設けられた通気口6を通じて微量の外気が流入し、冷媒配管1内は、常時換気されることとなる。 【0043】したがって、冷媒配管1が施工現場で長期間放置された場合でも、換気手段2を運転することで、冷媒配管1内は常時換気され、冷媒配管1内が放置期間中、低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのを抑制することができる。 【0044】以上のように本実施例の冷媒配管管理装置は、冷媒配管1と、冷媒配管1内を換気し湿度を下げる換気手段2と、冷媒配管1内径より小さい通気口6を設け外気の流入量を絞る流入抵抗手段5とからなり、冷媒配管1の上方の管端に換気手段2を接続し、下方の管端に流入抵抗手段5を取り付けたので、冷媒配管1が施工現場で長期間放置された場合でも、換気手段2を運転することで、冷媒配管1内は常時換気され、冷媒配管1内が放置期間中、低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのを抑制することができる。 【0045】(実施例2)図3は、本発明の実施例2による冷媒配管管理装置の構成図である。 【0046】図3において、14は加熱手段である。17は加熱手段に電気を供給する電源である。加熱手段14は、筒状の本体15と本体15内に取り付けられた発熱用のコイル16からなり、流入抵抗手段5の下部に接続されている。そして電源17を連続通電することによりコイル16を発熱させる。コイル16は空気との接触面積が大きくなる構造であることが好ましい。 【0047】本実施例は、実施例1による冷媒配管管理装置に、さらに冷媒配管1内へ微量の外気を導入する通気口6の手前に加熱手段14を設けたものである。 【0048】以上のように構成された冷媒配管管理装置について、以下その動作を説明する。 【0049】ビル等の建設現場で設置される空気調和機用の冷媒配管1において、冷媒配管1をビル内へ設置完了後、室外機,室内機を接続するまで長期間放置する場合、冷媒配管1の上方の管端に、換気手段2を接続手段3を介して接続し、さらに、冷媒配管1の下方の管端に、流入抵抗手段5を取り付け、さらに流入抵抗手段5の下に加熱手段14を接続する。 【0050】そして電源4から電気を供給し、換気手段2を連続運転させる。また、電源17から電源を供給し加熱手段14のコイル16を200℃に発熱させる。 【0051】換気手段2の運転が開始されると、冷媒配管1内の空気は外部へ排気され、さらに流入抵抗手段5に設けられた通気口6を通じて微量の外気が流入するが、その際外気は加熱手段14内の発熱したコイル16と接触するので、空気中の水分が除去されて、冷媒配管1内に流入する。 【0052】冷媒配管1内は、加熱手段によって乾燥された空気で常時換気されることとなる。 【0053】したがって、冷媒配管1が施工現場で長期間放置された場合でも、換気手段2を運転することで、冷媒配管1内は、加熱手段14によって乾燥された空気で常時換気され、冷媒配管1内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0054】以上のように本実施例の冷媒管理装置は、冷媒配管1と、冷媒配管1内を換気し湿度を下げる換気手段2と、冷媒配管1内径より小さい通気口6を設け外気の流入量を絞る流入抵抗手段5と、加熱手段14からなり、冷媒配管1の上方の管端に換気手段2を接続し、下方の管端に流入抵抗手段5を取り付け、流入抵抗手段5の下部に加熱手段14を備えたので、冷媒配管1が施工現場で長期間放置された場合でも、換気手段2を運転することで、冷媒配管1内は、加熱手段14によって乾燥された空気で常時換気され、冷媒配管1内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0055】(実施例3)図4は、本発明の実施例3による冷媒配管管理装置の構成図である。図5は、同実施例の制御動作を示すフローチャートである。 【0056】図4において、18は第1の湿度検知手段であり、換気手段2の本体7の外表面に取り付けられている。第1の湿度検知手段18のセンサとしてはナイロンタイプ、有機電解質タイプ、セラミックスタイプ等が使用でき、特に有機電解質タイプもしくはセラミックスタイプは、応答性が良く、小型である点より好ましい。 【0057】19は制御手段であり、所定の湿度値が設定されており、第1の湿度検知手段18より送られる出力信号を基に、換気手段2の制御を行う。換気手段2と第1の湿度検知手段18は、制御手段19を介して電源4に配線されている。 【0058】本実施例は、実施例2による冷媒配管管理装置に、さらに換気手段2の本体7の外表面に第1の湿度検知手段18を取り付け、第1の湿度検知手段を制御する制御手段19を設けたものである。 【0059】以上のように構成された冷媒配管管理装置について、以下その動作を図5のフローチャートを基にして説明する。 【0060】ビル等の建設現場で設置される空気調和機用の冷媒配管1において、冷媒配管1をビル内へ設置完了後、室外機,室内機を接続するまで長期間放置する場合、冷媒配管1の上方の管端に、換気手段2を接続手段3を介して接続し、換気手段2の本体7の外表面に第1の湿度検知手段18を設置する。 【0061】さらに、冷媒配管1の下方の管端に、流入抵抗手段5を取り付け、さらに流入抵抗手段の下に加熱手段14を接続する。そして電源4から電気を供給し、制御手段19に通電する。また、電源17から電気を供給し加熱手段14のコイル16を200℃に発熱させる。 【0062】制御手段19に通電後まず、ステップ1で、第1の湿度検知手段18により、換気手段2周辺の湿度を検知し、制御手段19へ測定値信号を送る。 【0063】例えば、制御手段の湿度判定値が40%に設定されていたとすると、ステップ2で制御手段に設定されている湿度の設定値40%と検知した湿度との比較判定を行う。 【0064】検知した湿度が40%より高い場合、ステップ3で換気手段2のモータ8に通電し、換気手段2の運転を行い、冷媒配管1内を加熱手段14で乾燥した空気によって換気する。 【0065】検知した湿度が40%より小さくなった場合、ステップ4で換気手段2のモータ8への通電を切り、換気手段2を停止させる。 【0066】したがって、冷媒配管1が施工現場で長期間放置された場合でも、換気手段2周辺の湿度に応じて、換気手段2を運転することで、冷媒配管1内は、加熱手段14によって乾燥された空気で換気され、冷媒配管1内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0067】また、換気手段2の運転と停止を、換気手段2周辺の湿度検知によって制御することで、換気手段2の電力の省エネルギー化も図ることができる。 【0068】以上のように本実施例の冷媒配管管理装置は、冷媒配管1と、冷媒配管1内を換気し湿度を下げる換気手段2と、冷媒配管1内径より小さい通気口6を設け外気の流入量を絞る流入抵抗手段5と、流入抵抗手段5下部に取り付けた加熱手段14と、換気手段2の外表面に設置した第1の湿度検知手段18と、第1の湿度検知手段18の出力信号を基に換気手段2を制御する制御手段19とからなり、冷媒配管1の上方の管端に換気手段2を接続し、下方の管端に流入抵抗手段5を取り付け、換気手段2の運転停止を、第1の湿度検知手段18と制御手段19により制御したので、冷媒配管1が施工現場で長期間放置された場合でも、換気手段2周辺の湿度に応じて、換気手段2を運転することで、冷媒配管1内は、加熱手段14によって乾燥された空気で換気され、冷媒配管1内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0069】また、換気手段2の運転停止を、換気手段2周辺の湿度検知によって制御することで、換気手段2の電力の省エネルギー化も図ることができる。 【0070】(実施例4)図6は、本発明の実施例4による冷媒配管管理装置の構成図である。図7は、同実施例の動作を示すフローチャートである。 【0071】図6において、20は第2の湿度検知手段であり、冷媒配管1の下方内部に設置されている。21は制御手段であり、第1の湿度検知手段18と第2の湿度検知手段20の出力信号を基に換気手段2を制御する。 【0072】本実施例は、実施例3による冷媒配管管理装置に、さらに第2の湿度検知手段20を冷媒配管1内で最も湿度が高くなる下方内部にも設けたものである。 【0073】以上のように構成された冷媒配管管理装置について、以下その動作を図7のフローチャートを基に説明する。 【0074】ビル等の建設現場で設置される空気調和機用の冷媒配管1において、冷媒配管1をビル内へ設置完了後、室外機,室内機を接続するまで長期間放置する場合、冷媒配管1の上方の管端に、換気手段2を接続手段3を介して接続し、換気手段2の本体7の外表面に第1の湿度検知手段18を、冷媒配管1の下方内部に第2の湿度検知手段20を設置する。 【0075】さらに、冷媒配管1の下方の管端に、流入抵抗手段5を取り付け、さらに流入抵抗手段の下に加熱手段14を接続する。そして電源4から電気を供給し、制御手段21に通電する。また、電源17から電気を供給し加熱手段14のコイル16を200℃に発熱させる。 【0076】制御手段21に通電後まず、ステップ1で、第1の湿度検知手段18により換気手段2周辺の湿度を、第2の湿度検知手段20により冷媒配管1の下方内部の湿度を検知し、制御手段21へ測定値の出力信号を送る。 【0077】例えば、制御手段の湿度判定値が40%に設定されていたとすると、ステップ2で制御手段に設定されている湿度の設定値40%と検知した2カ所の湿度との比較判定を行う。 【0078】検知した2カ所の湿度が両方共40%より高い場合、ステップ3で換気手段2のモータ8に通電し、換気手段2の運転を行い、冷媒配管1内を換気する。検知した2カ所の湿度のどちらか一方が40%より小さくなった場合、ステップ4で換気手段2のモータ8への通電を切り、換気手段2を停止させる。 【0079】したがって、冷媒配管1が施工現場で長期間放置された場合でも、冷媒配管1内外の湿度に応じて、換気手段2を運転することで、冷媒配管1内は、加熱手段14によって乾燥された空気で換気され、冷媒配管1内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0080】また、換気手段2の運転を、換気手段2周辺と冷媒配管1の下方内部の2カ所の湿度が両方とも設定値を越えたときに運転し、外部の湿度が高くても管内側の湿度が設定値より低い場合は運転しないことで、換気手段2を効率よく運転でき、換気手段2の電力のより一層の省エネルギー化も図ることができる。 【0081】以上のように本実施例の冷媒配管管理装置は、冷媒配管1と、冷媒配管1内を換気し湿度を下げる換気手段2と、冷媒配管1内径より小さい通気口6を設け外気の流入量を絞る流入抵抗手段5と、加熱手段14と、換気手段2の外表面に設置した第1の湿度検知手段18と、冷媒配管1の下方内部に設置した第2の湿度検知手段20と、第1の湿度検知手段18と第2の湿度検知手段20の出力信号を基に換気手段2を制御する制御手段21からなり、冷媒配管1の上方の管端に換気手段2を接続し、下方の管端に流入抵抗手段5を取り付け、流入抵抗手段5の下部に加熱手段14設置したので、冷媒配管1が施工現場で長期間放置された場合でも、冷媒配管1内外の湿度に応じて、換気手段2を運転することで、冷媒配管1内は、加熱手段14によって乾燥された空気で換気され、冷媒配管1内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0082】また、換気手段2の運転を、換気手段2周辺と冷媒配管1の下方内部の2カ所の湿度が両方とも設定値を超えたときに運転し、外部の湿度が高くても管内側の湿度が設定値より低い場合は運転しないことで、換気手段2を効率よく運転でき、換気手段2の電力より一層の省エネルギー化も図ることができる。 【0083】(実施例5)図8は、本実施例5による冷媒配管管理装置の構成図である。 【0084】図8において、22は水分吸着剤であり、冷媒配管1内部の流入抵抗手段5上部に設置されている。水分吸着剤22としては、モレキュラシーブやシリカゲル等が適用できる。 【0085】以上のように構成された冷媒配管管理装置について、以下その動作を説明する。 【0086】第1の湿度検知手段18と第2の湿度検知手段20により検知した湿度が、制御手段21に設定された湿度の設定値40%より両方とも大きくなり、換気手段2が運転を開始すると、冷媒配管1内の空気は外部へ排気される。 【0087】さらに流入抵抗手段5に設けられた通気口6を通じて微量の外気が流入するが、その際空気は流入抵抗手段5上部に設置された、水分吸着剤22によって空気中の水分が除去される。つまり、冷媒配管内1は、水分吸着剤22によって乾燥された空気で、換気されることとなる。 【0088】したがって、冷媒配管1が施工現場で長期間放置された場合でも、冷媒配管1内外の湿度に応じて、換気手段2を運転することで、冷媒配管1内は、水分吸着剤22によって乾燥された空気で換気され、冷媒配管1内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0089】また、水分吸着剤22を使用することで、冷媒配管1内に流入する外気の乾燥を簡単な構成で行うことができ、冷媒配管管理装置の低コスト化も図れる。 【0090】以上のように本実施例の冷媒配管管理装置は、冷媒配管1と、冷媒配管1内を換気し湿度を下げる換気手段2と、冷媒配管1内径より小さい通気口6を設け外気の流入量を絞る流入抵抗手段5と、換気手段2の外表面に設置した第1の湿度検知手段18と、冷媒配管1の下方内部に設置した第2の湿度検知手段20と、第1の湿度検知手段18及び第2の湿度検知手段20の出力信号を基に換気手段2を制御する制御手段21と、流入抵抗手段5上部の冷媒配管1内に水分吸着剤22を備えたので、冷媒配管1が施工現場で長期間放置された場合でも、冷媒配管1内外の湿度に応じて、換気手段2を運転することで、冷媒配管1内は、水分吸着剤22によって乾燥された空気で換気され、冷媒配管1内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0091】また、水分吸着剤22を使用することで、冷媒配管1内に流入する外気の乾燥を簡単な構成で行うことができ、冷媒配管管理装置の低コスト化も図れる。 【0092】 【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発明は、冷媒配管と、前記冷媒配管内を換気し湿度を下げる換気手段と、前記冷媒配管内径より小さい通気口を設け外気の流入量を絞る流入抵抗手段とからなり、前記冷媒配管の上方の管端に前記換気手段を接続し、下方の管端に流入抵抗手段を取り付けたので、冷媒配管が施工現場で長期間放置された場合でも、換気手段を運転することで、冷媒配管内は常時換気され、冷媒配管内が放置期間中、低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのを抑制することができる。 【0093】また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前記流入抵抗手段の下部に加熱手段を備えたので、冷媒配管が施工現場で長期間放置された場合でも、換気手段を運転することで、冷媒配管内は、加熱手段によって乾燥された空気で常時換気され、冷媒配管内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0094】また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明に加えて、前記換気手段の外表面に設置した第1の湿度検知手段と、前記第1の湿度検知手段の出力信号を基に前記換気手段を制御する制御手段とを備えたので、冷媒配管が施工現場で長期間放置された場合でも、換気手段周辺の湿度に応じて、換気手段を運転することで、冷媒配管1内は、加熱手段によって乾燥された空気で換気され、冷媒配管内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0095】また、換気手段の運転と停止を、換気手段周辺の湿度検知によって制御することで、換気手段の電力の省エネルギー化も図ることができる。 【0096】また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明に加えて、前記冷媒配管の下方内部に設置した第2の湿度検知手段と、前記第1の湿度検知手段及び第2の湿度検知手段の出力信号を基に前記換気手段を制御する制御手段を備えたので、冷媒配管が施工現場で長期間放置された場合でも、冷媒配管内外の湿度に応じて、換気手段を運転することで、冷媒配管内は、加熱手段によって乾燥された空気で換気され、冷媒配管内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0097】また、換気手段の運転を、換気手段周辺と冷媒配管の下方内部の2カ所の湿度が両方とも設定値を超えたときに運転し、外部の湿度が高くても管内側の湿度が設定値より低い場合は運転しないことで、換気手段を効率よく運転でき、換気手段の電力のより一層の省エネルギー化も図ることができる。 【0098】また、請求項5に記載の発明は、冷媒配管と、前記冷媒配管内を換気し湿度を下げる換気手段と、前記冷媒配管内径より小さい通気口を設け外気の流入量を絞る流入抵抗手段と、前記換気手段の外表面に設置した前記第1の湿度検知手段と、前記冷媒配管の下方内部に設置した第2の湿度検知手段と、前記第1の湿度検知手段及び第2の湿度検知手段の出力信号を基に前記換気手段を制御する制御手段と、前記流入抵抗手段上部の冷媒配管内に水分吸着剤を備えたので、冷媒配管が施工現場で長期間放置された場合でも、冷媒配管内外の湿度に応じて、換気手段を運転することで、冷媒配管内は、水分吸着剤によって乾燥された空気で換気され、冷媒配管内が放置期間中、より一層低湿度に保たれることによって、結露や腐食が起きるのをさらに抑制することができる。 【0099】また、水分吸着剤を使用することで、冷媒配管内に流入する外気の乾燥を簡単な構成で行うことができ、冷媒配管管理装置の低コスト化も図れる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004488 【氏名又は名称】松下冷機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年9月16日(1998.9.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−88405(P2000−88405A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月31日(2000.3.31) |
| 【出願番号】 |
特願平10−261161 |
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