| 【発明の名称】 |
空気調和機の凝縮器の補助冷却装置、冷蔵用装置およびチリングユニット |
| 【発明者】 |
【氏名】太田 秀司
【氏名】黒田 佳伸
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| 【要約】 |
【課題】給水圧の低下による凝縮器の冷却不足をなくし、空気調和機の冷房能力を高め、消費電力を低減でき、冷房運転の強制停止を防止できる空気調和機の凝縮器の補助冷却装置を提供する。
【解決手段】凝縮器に水を噴射するノズル2に水を圧送するポンプ10と、水を貯えるタンク7とを1つのケーシング5に収容してなる本体部を凝縮器含む室外機に固定する。この室外機を含む空気調和機の冷媒回路の高圧の状態に対応する,外気温センサ3の検出信号をケーシング5内の制御部11に入力し、この制御部11により、上記検出信号に基づいてノズル2からの水の噴射量を、上記高圧が所定値以下になるように制御する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 凝縮器(32)に水を噴射するノズル(2)を有する空気調和機の凝縮器の補助冷却装置(1)において、上記水を貯えるタンク(7)と、このタンク(7)の水を上記ノズル(2)に圧送するポンプ(10)とを1つのケース(5)に収容してなる本体部を備えたことを特徴とする空気調和機の凝縮器の補助冷却装置。 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機の凝縮器の補助冷却装置において、上記ポンプ(10)とノズル(2)とを接続する配管(9)に流量制御弁(17)を介設したことを特徴とする空気調和機の凝縮器の補助冷却装置。 【請求項3】 請求項1に記載の空気調和機の凝縮器の補助冷却装置において、上記ポンプ(10)の吐出量をインバータ制御するインバータ制御部(14)をさらに備えたことを特徴とする空気調和機の凝縮器の補助冷却装置。 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の補助冷却装置において、上記空気調和機の冷媒回路の高圧の状態を検出する状態センサ(3)と、この状態センサ(3)の検出信号に基づいて上記ノズル(2)からの水の噴射量を、上記高圧が所定値以下になるように制御する制御手段(11)とを備えたことを特徴とする空気調和機の凝縮器の補助冷却装置。 【請求項5】 圧縮機(31)と凝縮器(32)と膨張手段(33)と蒸発器(34)と請求項1乃至4のいずれか1つに記載の補助冷却装置(1)とを備え、上記蒸発器(34)からの吹出空気の温度が所定の温度になるように、上記ノズル(2)からの水の噴射量を制御することを特徴とする冷蔵用装置。 【請求項6】 圧縮機(31)と凝縮器(32)と膨張手段(33)と共用熱交換器(42)と請求項1乃至4のいずれか1つに記載の補助冷却装置(1)とを有する熱源側冷凍サイクル(30)と、上記共用熱交換器(42)と利用熱交換器(44)とポンプ(43)とを有して上記熱源側冷凍サイクル(30)と熱交換する利用側冷水サイクル(40)とを備えて、上記利用側冷水サイクル(40)の利用熱交換器(44)に流入するブラインの温度を所定の温度になるように、上記ノズル(2)からの水の噴射量を制御することを特徴とするチリングユニット。 【請求項7】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の補助冷却装置において、外気温度を検出する室外温度センサ(3)と、この室外温度センサ(3)の検出信号に基づいて上記ノズル(2)からの水の噴射量を制御する制御手段(11)とを備えたことを特徴とする空気調和機の凝縮器の補助冷却装置。 【請求項8】 請求項1乃至4および7のいずれか1つに記載の空気調和機の凝縮器の補助冷却装置において、上記凝縮器(21)のドレン水を上記タンク(7)に導く導水路(18)を備えたことを特徴とする空気調和機の凝縮器の補助冷却装置。 【請求項9】 請求項8に記載の空気調和機の凝縮器の補助冷却装置において、上記導水路は、上記タンク(7)と上記凝縮器のドレン水を捕集するドレンタンクとを連通する連通管路(19)であることを特徴とする空気調和機の凝縮器の補助冷却装置。 【請求項10】 請求項1乃至4および7のいずれか1つに記載の空気調和機の凝縮器の補助冷却装置において、上記タンク(26)は、上記凝縮器のドレン水を捕集するドレンタンクを兼ねていることを特徴とする空気調和機の凝縮器の補助冷却装置。 【請求項11】 圧縮機(31)と凝縮器(32)と膨張手段(33)と蒸発器(34)と請求項7乃至10のいずれか1つに記載の補助冷却装置(1)とを備え、上記蒸発器(34)からの吹出空気の温度が所定の温度になるように、上記ノズル(2)からの水の噴射量を制御することを特徴とする冷蔵用装置。 【請求項12】 圧縮機(31)と凝縮器(32)と膨張手段(33)と共用熱交換器(42)と請求項7乃至10のいずれか1つに記載の補助冷却装置(1)とを有する熱源側冷凍サイクル(30)と、上記共用熱交換器(42)と利用熱交換器(44)とポンプ(43)とを有して上記熱源側冷凍サイクル(30)と熱交換する利用側冷水サイクル(40)とを備えて、上記利用側冷水サイクル(40)の利用熱交換器(44)に流入するブラインの温度を所定の温度になるように、上記ノズル(2)からの水の噴射量を制御することを特徴とするチリングユニット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の凝縮器にノズルから水を噴射して、その蒸発潜熱により冷却を行う空気調和機の凝縮器の補助冷却装置およびこの補助冷却装置を用いた冷蔵用装置とチリングユニットに関する。 【0002】 【従来の技術】この種の補助冷却装置として、未公開ではあるが本出願人が最近提案した図11に示すようなものがある。この補助冷却装置は、図示しない室外機の凝縮器に水を噴射する複数のノズル51と、凝縮器付近の外気温を検出する温度センサ52と、上記室外機の頂部に取り付けられるケーシング53とからなる。ケーシング53内には、水道管に接続されて水道水中のごみを濾過するストレーナ54と、ストレーナ54から各ノズル51に向かう配管に介設された電磁弁55と、温度センサ52の検出信号に応じて電磁弁55を開閉制御する制御部56が設けられている。 【0003】制御部56は、温度センサ52の検出信号が表す外気温度が35℃〜49℃のとき、電磁弁55を間欠的に開いてノズル51から凝縮器に間欠的に水を散布させる一方、上記外気温度が49℃を超えるとき、電磁弁55を所定開度で開き続けて凝縮器に連続的に水を散布させる。従って、外気温が高温なら、散水された水が凝縮器から蒸発するまで散水が止められる間欠散水運転により、また、外気温が特に高温なら、ドレン水を少なくしつつ常に凝縮器を濡らす連続散水運転により、室外機の冷却ファン風を利用した散布水の蒸発熱で凝縮器を効率的に冷却して、高気温時における空気調和装置の冷房能力の向上と省エネルギを図り、緊急停止のない安定した冷房運転を行っている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、凝縮器の上記補助冷却装置は、水道管から直接給水される配管に電磁弁55を設け、これを開閉してノズル51から凝縮器に噴射する水量を調節するものであるため、室外機が屋上等の給水圧が低い場所に設置された場合や、何らかの原因で水道水圧が低下した場合、凝縮器に十分な水が散布されず、凝縮器が十分に冷却されなくなる。そのため、空気調和機の冷房能力が低下し、消費電力が増大し、酷暑の際等には冷媒回路中の高圧検知スイッチが働いて冷房運転が強制停止されるという問題がある。 【0005】また、図11の補助冷却装置から凝縮器に散布される水量は、給水圧0.2Mpa,外気乾球温度21℃,給水温度21℃を標準状態として算出されるため、給水圧,外気乾球温度,外気湿球温度が上記標準値と異なると、散布水量が最適水量を超えて余剰水が生じ、あるいは冷媒回路中の高圧検知スイッチが働く直前には連続噴霧になって同じく余剰水が生じる。そして、多量の余剰水は、凝縮器のドレンパンから溢れ出して室外機の周囲を濡らして不都合となったり、水道水を浪費して不経済になるという問題がある。 【0006】そこで、本発明の目的は、ノズルに変動のない一定圧の水を供給する手段および凝縮器のドレン水を補助冷却装置に回収する手段を工夫することによって、給水圧の低下による凝縮器の冷却不足をなくして、空気調和機の冷房能力を高め、かつ散布水の節約を図って、消費電力を低減でき、冷房運転の強制停止を防止できる空気調和機の凝縮器の経済的な補助冷却装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1の発明は、凝縮器に水を噴射するノズルを有する空気調和機の凝縮器の補助冷却装置において、上記水を貯えるタンクと、このタンクの水を上記ノズルに圧送するポンプとを1つのケースに収容してなる本体部を備えたことを特徴とする。 【0008】請求項1の補助冷却装置では、本体部である1つのケースに収容されたタンクに貯えられた水が、同様に収容されたポンプによってノズルに圧送され、このノズルから空気調和機の凝縮器に噴射され、噴射された水の蒸発潜熱によって凝縮器が冷却される。ポンプは、水道管による給水と異なり、ノズルに常に一定流量の水を供給するので、凝縮器は常に一定率で適切に冷却され、給水圧の低下による凝縮器の冷却不足もなくなって、空気調和機の冷房能力が高まり、消費電力が低減し、室外が高温でも冷房運転の強制停止がなくなる。また、上記タンクとポンプを収容した1つのケースを室外機等に取り付けるだけで、ノズルに一定流量で水を供給できるので、既に据え付けられた室外機でも上記作用効果を容易に得ることができる。 【0009】請求項2の発明は、上記ポンプとノズルとを接続する配管に流量制御弁を介設したことを特徴とする。 【0010】請求項2の補助冷却装置では、例えば外気温に応じて流量制御弁の開度を増減することによって、凝縮器に最適の流量で水を散布でき、凝縮器を最適に冷却することができる。従って、空気調和機の冷房能力の向上、消費電力の低減を一層図ることができる。 【0011】請求項3の発明は、上記ポンプの吐出量をインバータ制御するインバータ制御部をさらに備えたことを特徴とする。 【0012】請求項3の補助冷却装置では、インバータ制御部によって、例えば外気温に応じてポンプの吐出量を増減することによって、凝縮器に最適の流量で水を散布でき、凝縮器を最適に冷却することができる。従って、空気調和機の冷房能力の向上、消費電力の低減を一層図ることができる。 【0013】請求項4の発明は、上記空気調和機の冷媒回路の高圧の状態を検出する状態センサと、この状態センサの検出信号に基づいて上記ノズルからの水の噴射量を、上記高圧が所定値以下になるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。 【0014】請求項4の補助冷却装置では、状態センサが空気調和機の冷媒回路の高圧の状態を検出し、この検出信号に基づいて制御手段が、上記高圧が所定値以下になるようにノズルからの水の噴射量を制御する。つまり、外気温がより高くなって冷媒回路の高圧がより高くなると、ノズルからより多くの水が噴射されて凝縮器をより冷却し、冷媒回路の高圧が所定値以下に維持される。従って、空気調和機の冷房効率が上がり、過負荷が防止されるとともに、過大な高圧や高圧のハンチングが抑制されるので、空気調和機の耐久性が向上する。 【0015】請求項5の冷蔵用装置は、圧縮機と凝縮器と膨張手段と蒸発器と請求項1乃至4のいずれか1つに記載の補助冷却装置とを備え、上記蒸発器からの吹出空気の温度が所定の温度になるように、上記ノズルからの水の噴射量を制御することを特徴とする。 【0016】請求項5の冷蔵用装置では、圧縮機と凝縮器と膨張手段と蒸発器とからなる冷媒回路の上記凝縮器に、補助冷却装置のノズルから噴射される水の量が、上記蒸発器からの吹出空気の温度が所定温度になるように制御される。つまり、外気温または蒸発器側の熱負荷がより高くなって蒸発器からの吹出空気の温度がより高くなると、ノズルからより多くの水が噴射されて凝縮器をより冷却し、上記吹出空気の温度が所定値に維持される。従って、蒸発器の吹出空気で冷蔵される室内が正確な冷蔵温度に維持でき、より精密な冷蔵を行うことができる。 【0017】請求項6のチリングユニットは、圧縮機と凝縮器と膨張手段と共用熱交換器と請求項1乃至4のいずれか1つに記載の補助冷却装置とを有する熱源側冷凍サイクルと、上記共用熱交換器と利用熱交換器とポンプとを有して上記熱源側冷凍サイクルと熱交換する利用側冷水サイクルとを備えて、上記利用側冷水サイクルの利用熱交換器に流入するブラインの温度を所定の温度になるように、上記ノズルからの水の噴射量を制御することを特徴とする。 【0018】請求項6のチリングユニットでは、圧縮機と凝縮器と膨張手段と共用熱交換器とからなり,冷媒が循環する熱源側冷凍サイクルと、上記共用熱交換器と利用熱交換器とポンプとからなり,ブラインが循環する利用側冷水サイクルとが、上記共用熱交換器を介して熱交換する。そして、上記熱源側冷凍サイクルの凝縮器に、補助冷却装置のノズルから噴射される水の量が、上記利用側冷水サイクルの利用熱交換器に流入するブラインの温度を所定温度にするように制御される。つまり、外気温または利用熱交換器側の熱負荷がより高くなって利用熱交換器に流入するブラインの温度がより高くなると、ノズルからより多くの水が噴射されて凝縮器をより冷却し、上記ブラインの温度が所定値に維持される。従って、利用熱交換器に流入するブラインで空調される室内が変動の少ない室内温度に維持でき、より快適な空調を行うことができる。 【0019】請求項7の発明は、外気温度を検出する室外温度センサと、この室外温度センサの検出信号に基づいて上記ノズルからの水の噴射量を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。 【0020】請求項7の補助冷却装置では、外気温度を検出する室外温度センサの検出信号に基づいて、制御手段が、ノズルからの水の噴射量を制御する。つまり、外気温度がより高くなると、ノズルからより多くの水が噴射されて凝縮器をより冷却し、冷媒回路の高圧の上昇が抑えられる。従って、空気調和機の冷房効率が上がり、過負荷が防止されるとともに、過大な高圧や高圧のハンチングが抑制されるので、空気調和機の耐久性が向上する。 【0021】請求項8の発明は、補助冷却装置が、上記凝縮器のドレン水を上記タンクに導く導水路を備えたことを特徴とする。 【0022】請求項8の補助冷却装置では、補助冷却装置のノズルから凝縮器に散布されて蒸発しなかった余剰のドレン水は、導水路を経て補助冷却装置のタンクに導かれ、このタンクからポンプによってノズルへ圧送されて、再び凝縮器へ散布される。従って、余剰水が無駄に捨てられることなく散布に再利用され、水の使用量を低減でき、省資源を図ることができる。なお、余剰水が導水路を経て補助冷却装置のタンクに導かれることから、凝縮器のドレンパンがタンクよりも高い位置にあることが前提となる。 【0023】請求項9の発明は、請求項7に記載の導水路が、上記タンクと上記凝縮器のドレン水を捕集するドレンタンクとを連通する連通管路であることを特徴とする。 【0024】請求項9の補助冷却装置では、補助冷却装置のノズルから凝縮器に散布されて蒸発しなかった余剰のドレン水は、凝縮器のドレンタンクから連通管路を経て補助冷却装置のタンクに導かれ、このタンクからポンプによってノズルへ圧送されて、再び凝縮器へ散布される。従って、余剰水が無駄に捨てられることなく散布に再利用され、水の使用量を低減でき、省資源を図ることができる。なお、凝縮器のドレンタンクと補助冷却装置のタンクが連通管路で連通されていることから、ドレンタンクとタンクは、同じ高さにあることが前提となる。 【0025】請求項10の発明は、補助冷却装置のタンクが、凝縮器のドレン水を捕集するドレンタンクを兼ねていることを特徴とする。 【0026】請求項10の補助冷却装置では、補助冷却装置のノズルから凝縮器に散布されて蒸発しなかった余剰のドレン水は、凝縮器のドレンタンクを兼ねる補助冷却装置のタンクに捕集され、このタンクからポンプによってノズルへ圧送されて、再び凝縮器へ散布される。従って、余剰水が無駄に捨てられることなく散布に再利用され、水の使用量を低減でき、省資源を図ることができる。また、補助冷却装置のタンクが凝縮器のドレンタンクを兼ねているので、このタンクによって補助冷却装置と室外機を一体化でき、室外機の取付台を省略することができる。 【0027】請求項11の冷蔵用装置は、圧縮機と凝縮器と膨張手段と蒸発器と請求項7乃至10のいずれか1つに記載の補助冷却装置とを備え、上記蒸発器からの吹出空気の温度が所定の温度になるように、上記ノズルからの水の噴射量を制御することを特徴とする。 【0028】請求項11の冷蔵用装置では、請求項5の冷蔵用装置で述べたと同様、外気温または蒸発器側の熱負荷がより高くなって蒸発器からの吹出空気の温度がより高くなると、ノズルからより多くの水が噴射されて凝縮器をより冷却し、上記吹出空気の温度が所定値に維持される。従って、蒸発器の吹出空気で冷蔵される室内が正確な冷蔵温度に維持でき、より精密な冷蔵を行うことができる。また、補助冷却装置が請求項8乃至10のものの場合は、既述の如く余剰水が無駄に捨てられることなく散布に再利用され、水の使用量を低減でき、省資源を図ることができる。 【0029】請求項12のチリングユニットは、圧縮機と凝縮器と膨張手段と共用熱交換器と請求項7乃至10のいずれか1つに記載の補助冷却装置とを有する熱源側冷凍サイクルと、上記共用熱交換器と利用熱交換器とポンプとを有して上記熱源側冷凍サイクルと熱交換する利用側冷水サイクルとを備えて、上記利用側冷水サイクルの利用熱交換器に流入するブラインの温度を所定の温度になるように、上記ノズルからの水の噴射量を制御することを特徴とする。 【0030】請求項12のチリングユニットでは、請求項6で述べたと同様、外気温または利用熱交換器側の熱負荷がより高くなって利用熱交換器に流入するブラインの温度がより高くなると、ノズルからより多くの水が噴射されて凝縮器をより冷却し、上記ブラインの温度が所定値に維持される。従って、利用熱交換器に流入するブラインで空調される室内が変動の少ない室内温度に維持でき、より快適な空調を行うことができる。また、補助冷却装置が請求項8乃至10のものの場合は、既述の如く余剰水が無駄に捨てられることなく散布に再利用され、水の使用量を低減でき、省資源を図ることができる。 【0031】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は、請求項3,4の補助冷却装置の一例を示す概略図であり、この補助冷却装置1は、室外機の凝縮器32(図6参照)に水を噴射するノズル2と、凝縮器32付近の外気温を検出する状態センサとしての温度センサ3と、空気調和機の冷媒回路の高圧の状態を検出する吐出管36a(図6参照)に設けられた圧力センサ4と、上記室外機の頂部に取り付けられるケースとしてのケーシング5とからなる。ケーシング5内には、水道管6から供給される水を貯えるタンク7と、このタンク7の水を各ノズル2に配管8,9を介して圧送するポンプ10と、上記温度センサ3および圧力センサ4の検出信号に基づいてノズル2からの水の噴射量を制御する制御手段としての制御部11を収容している。 【0032】上記制御部11は、ポンプの吐出量をインバータ制御するインバータ制御部を兼ねており、図3に示すように、温度センサ3の検出信号が表す外気温Tが予め定められた噴射開始温度T0以上であるか否かを判断し、肯と判断すると、図2のリレー16を励磁してポンプ10をオンにするとともに、インバータ制御部15を介してポンプ10を上記外気温Tに対して予め定められた周波数f(図3(B)参照)で駆動する一方、否と判断すると、上記リレー16を消磁してポンプ10をオフにする。上記周波数fは、外気温TがT1,T2,T3,…と高くなるにしたがってf1,f2,f3,…と大きくなり、ポンプ10がより高速に回転してノズル2からより多くの水を凝縮器32に噴射し、凝縮器32をより冷却する。その結果、吐出管36aを流れる高圧ガス冷媒の圧力上昇が、外気温および冷房負荷に応じた所定値以下に抑えられ、空気調和機の冷房能力が高まり、消費電力が低減し、室外が高温でも冷房運転の強制停止がなくなるようになっている。この圧力上昇を上記所定値以下に抑えるため、制御部11は、吐出管36aに設けられた圧力センサ4から入力される検出信号を常時監視する。なお、図1で、12は、水道管6の夕ンク7への給水栓を開閉制御して夕ンク7内の水位を一定に保つボールタップであり、13は、この一定水位を超える溢水を排出するオーバフロー管である。 【0033】図2は、上記制御部11を含む電気系統図であり、ポンプ10への電源は、圧縮機31のモータ31aに連なる三相開閉器の2次側の2相からリレー16を介して導かれ、制御部11の主構成要素をなす制御回路14は、温度センサ3と圧力センサ4の検出信号を受けて、リレー16の開閉を制御するとともに、インバー夕制御部15を介してポンプ10の駆動周波数fを制御する。 【0034】上記構成の凝縮器の補助冷却装置は、次のように動作する。圧縮機のモータ31aへの三相開閉器が閉じられ、補助冷却装置1の電源がオンになると、制御部11の制御回路14は、図3(A)のステップS1で温度センサ3が検出する外気温Tの検出信号を受け、ステップS2で、この外気温が噴射開始温度T0以上であるか否かを判断し、肯と判断すれぱ、外気温が高温で凝縮器32(図6参照)への水噴射が必要なので、ステップS3に進んで、リレー16を励磁してポンプ10を起動するとともに、ポンプ10の駆動周波数fを、図3(B)のテーブルを参照して上記外気温T=Tiに対する最適周波数fiにインバータ制御部15を介して設定する。一方、否と判断すれぱ、外気温が水噴射をするほど高くないので、ステップS4に進んで、リレー16を消磁してポンプ10をオフに保つ。また、制御回路14は、この水噴射制御の間、吐出管36aに設けられた圧力センサ4からの検出信号を受けて、上記最適周波数fiで駆動されるポンプ10から噴霧される適正流量の水により、凝縮器32が適切に冷却され、高圧ガス冷媒の圧力が、外気温Tおよび冷房負荷に応じた所定値以下に抑えられているか否かを常時監視する。 【0035】上記補助冷却装置1では、従来のように水道管からノズルへ直接給水せず、室外機に取り付けたケーシング5内にタンク7とポンプ10を収容して、このポンプ10により、給水圧の低下に拘わらず常に所定流量でノズル2に水を供給するので、凝縮器32はノズル2からの噴射水の蒸発潜熱により常に所定率で冷却され、その結果、空気調和機の冷房能力が高まり、消費電力が低減し、室外が高温でも高圧冷媒の過剰な圧力上昇に起因する冷房運転の強制停止がなくなる。また、ノズル2と上記ケーシング5を室外機に取り付けるだけで、ノズル2から凝縮器32へ所定流量の水を安定して供給できるので、既に据え付けられた室外機でも容易に上記作用効果を得ることができる。 【0036】上記実施の形態では、ポンプ10の吐出量を外気温Tに応じて制御するインバー夕制御部15を備えているので、外気温に見合った最適流量の水を凝縮器32に散布して、凝縮器32を最適に冷却できるから、空気調和機の冷房能力を一層向上でき、消費電力を一層低減できるという利点がある。また、制御手段である制御部11によって、適量の水散布で冷媒回路の高圧が所定値以下に維持されるので、空気調和機の冷房効率が上がり、過負荷が防止されるとともに、過大な高圧や高圧のハンチングが抑制されるので、空気調和機の耐久性が向上するという利点がある。 【0037】図4は、請求項2,4の補助冷却装置の一例を示す概略図である。この補助冷却装置1は、インバー夕制御部15で駆動周波数が制御されるポンプに代えて、必要吐出量に見合った定容量のポンプ10と、配管9に介設されて吐出流量を制御する流量制御弁17とを用い、この流量制御弁17の開度を制御部11で制御する点のみが図1のものと異なる。従って、図1と同じ部材には同ー番号を付して説明を省略する。 【0038】上記制御部11は、図5に示すように、温度センサ3の検出信号が表す外気温Tが予め定められた噴射開始温度T0以上であるか否かを判断し、肯と判断すると、リレー16(図2参照)を励磁してポンプ10をオンにするとともに、流量制御弁17を、上記外気温Tに対して予め定められた開度P(図5(B)参照)に制御する一方、否と判断すると、上記リレー16を消磁してポンプ10をオフにし、かつ流量制御弁17を全閉する。上記開度Pは、外気温TがT1,T2,T3,…と高くなるにしたがってP1,P2,P3,…と大きくなり、ポンプ10から流量制御弁17を経てより大流量の水が凝縮器32に噴射され、凝縮器32がより冷却され、その結果、吐出管36aを流れる高圧ガス冷媒の圧力上昇が、外気温および冷房負荷に応じた所定値以下に抑えられ、空気調和機の冷房能力が高まり、消費電力が低減し、室外が高温でも冷房運転の強制停止がなくなるようになっている。この圧力上昇を上記所定値以下に抑えるため、制御部11は、吐出管36aに設けられた圧力センサ4から入力される検出信号を常時監視する。 【0039】上記構成の凝縮器の補助冷却装置は、次のように動作する。圧縮機のモータ31aへの三相開閉器が閉じられ、補助冷却装置1の電源がオンになると、制御部11の制御回路14は、図5(A)のステップS11で温度センサ3が検出する外気温Tの検出信号を受け、ステップSl2で、この外気温が噴射開始温度T0以上であるか否かを判断し、肯と判断すれぱ、外気温が高温で凝縮器32への水噴射が必要なので、ステップS13に進んで、リレー16を励磁して定容量のポンプ10を起動するとともに、流量制御弁17の開度Pを、図5(B)のテーブルを参照して上記外気温T=Tiに対する最適開度Piに設定する。一方、否と判断すれば、外気温が水噴射をするほど高くないので、ステップS14に進んで、リレー16を消磁してポンプ10をオフに保ち、かつ流量制御弁17を全閉する。また、制御回路14は、この水噴射制御の間、吐出管36aに設けられた圧力センサ4からの検出信号を受けて、ポンプ10から上記最適開度Piの流量制御弁17を経て噴霧される適正流量の水により、凝縮器32が適切に冷却され、高圧ガス冷媒の圧力が、外気温Tおよび冷房負荷に応じた所定値以下に抑えられているか否かを常時監視する。 【0040】上記補助冷却装置1でも、室外機に容易に後付けできるケーシング5内にタンク7と常に所定流量でノズル2に水を供給するポンプ10を備えているので、既設の室外機にも容易に取り付けられるうえ、空気調和機の冷房能力が高まり、消費電力が低減し、室外が高温でも高圧冷媒の過剰な圧力上昇に起因する冷房運転の強制停止がなくなる。 【0041】上記実施の形態でも、ポンプ10からの吐出流量を外気温Tに応じて制御する流量制御弁17を備えているので、外気温に見合った最適流量の水を凝縮器32に散布して、凝縮器32を最適に冷却できるから、空気調和機の冷房能力を一層向上でき、消費電力を一層低減できるという利点があるとともに、制御部11によって、適量の水散布で冷媒回路の高圧が所定値以下に維持されるので、空気調和機の冷房効率が上がり、過負荷が防止され、過大な高圧や高圧のハンチングが抑制されて、空気調和機の耐久性が向上するという利点がある。 【0042】図1,4の実施の形態では、状態センサとして温度センサ3を用い、この温度センサ3の検出した外気温Tに応じて、制御手段としての制御部11でノズル2から凝縮器34への水噴射量を、冷媒回路の高圧が所定値以下になるように制御したが、吐出管36aに設けた圧力センサ4を状態センサとして用い、その検出信号が表す圧力値に応じて、図3(B),図5(B)の如く、制御部11によりインバー夕制御部15または流量制御弁17を介してノズル2からの水噴射量を同様に制御することもできる。この場台、外気温を検出する温度センサ3を省略することもできる。また、上記実施の形態で高圧が所定値以下か否かを監視すべく用いた圧力センサ4は、省略することもできる。さらに、上記実施の形態の制御部11を、請求項4で言う制御手段としてでなく、例えば請求項1のポンプを運転,停止制御する手段として用いて、外気温または高圧冷媒圧力の大小に応じて運転時間を長短に制御させるようにもできる。 【0043】図6は、請求項5の冷蔵用装置の一例を示す冷媒回路図である。この冷蔵用装置は、圧縮機31と,図示しない室外ファンを備えた凝縮器32と,膨張手段としての膨張弁33と,室内ファン35を備えた蒸発器34とを順次冷媒配管36a,36b,36c,36dで接続してなる冷媒回路と、上記凝縮器32のための請求項1乃至4のいずれか1つの補助冷却装置の一例としての図1の補助冷却装置1と、上記蒸発器34からの吹出空気の温度を検出する室温センサ37とで構成される。但し、補助冷却装置1のケーシング5内の制御部11は、図1の外気温度センサ3と異なり、上記室温センサ37の検出する温度が所定の温度になるように、ノズル2から凝縮器32に噴射する水の量を制御するようになっている。 【0044】上記構成の冷蔵用装置によれば、外気温または蒸発器34側の室内熱負荷がより高くなって、室温センサ37の検出温度がより高くなると、ケーシング5内の上記制御部11によってノズル2からより多くの水が噴射されて、凝縮器32がより冷却され、冷凍サイクルの冷房能力が高まり、蒸発器34からの吹出空気の温度が所定値に維持される。従って、蒸発器34の吹出空気で冷蔵される室内が正確な冷蔵温度に維持され、室外が高温な夏においても、運転の強制停止を防ぎ、消費電力の低減を図りつつ魚介類や野菜などに必要とされるより精密な冷蔵を行うことができる。 【0045】図7は、請求項6のチリングユニットの一例を示す冷凍サイクル図である。このチリングユニットは、圧縮機31と,図示しない室外ファンを備えた凝縮器32と,膨張手段としての膨張弁33と,シェルアンドチューブ型などの共用熱交換器42とを順次冷媒配管36a,36b,36c,36dで接続してなる熱源側冷凍サイクル30と、上記共用熱交換器42と,ブラインとしての水を循環させるポンプ43と,室内ファン45を備えた利用熱交換器44とを順次ブライン配管46a,46b,46cで接続してなる利用側冷水サイクル40と、上記熱源側冷凍サイクル30の凝縮器32のための請求項1乃至4のいずれか1つの補助冷却装置の一例としての図1の補助冷却装置1と、上記利用側冷水サイクル40の共用熱交換器42から流出する水の温度を検出する水温センサ47とで構成される。そして、両サイクル30,40は、共用熱交換器42を介して熱交換する。但し、補助冷却装置1のケーシング5内の制御部11は、図1の外気温度センサ3と異なり、上記水温センサ47の検出する温度が所定の温度になるように、ノズル2から凝縮器32に噴射する水の量を制御するようになっている。 【0046】上記構成のチリングユニットによれば、外気温または利用熱交換器44の室内熱負荷がより高くなって、水温センサ47の検出温度がより高くなると、ケーシング5内の上記制御部11によってノズル2からより多くの水が噴射されて、凝縮器32がより冷却され、共用熱交換器42を介して利用側冷水サイクル40を冷却する熱源側冷凍サイクル30の能力が高まり、その結果、利用熱交換器44に流入するブラインとしての水の温度が所定値に維持される。従って、利用熱交換器44の吹出空気で空調される室内が変動の少ない室内温度に維持され、室外が高温な夏においても、運転の強制停止を防ぎ、消費電力の低減を図りつつ室温変化の少ない快適な空調を行うことができる。 【0047】図8は、請求項7の補助冷却装置の一例を示す概略図であり、同図には、補助冷却装置1に加えて室外機20が示されている。この室外機20は、補助冷却装置1のノズル2からの水が散布される凝縮器21と、この凝縮器21に風を送るファン22と、凝縮器21から落ちる余剰の散布水であるドレン水を受けるドレンパン23を備えて、取付台24に載置されている。一方、補助冷却装置1は、ポンプ10と制御部11を収容したケーシング5の底面を覆うようにこのケーシング5にタンク7が収容されている点、および室外機20のドレンパン23の底からタンク7にドレン水を導く導水管18が設けられている点を除いて図1で述べた補助冷却装置と同じ構造であり、同じ部材には同一番号を付している。また、導水管18をタンク7に向けて下方へ傾斜させるため、室外機20の取付台24は、タンク7よりも高くなっている。 【0048】図8の補助冷却装置1では、室外機20のドレンパン23が導水管18によりタンク7に接続されているので、ノズル2から凝縮器21に散布されて蒸発しなかった余剰のドレン水が、導水管18を経てタンク7に導かれ、タンク7からポンプ10によってノズル2へ圧送されて、再び凝縮器21に散布される。従って、余剰水が無駄に捨てられることなく散布に再利用され、図1で述べた作用,効果に加えて、水の使用量を低減でき、省資源およびランニングコストの削減を図ることができる。なお、導水路として、上記導水管18に代えて、上面が開口した樋を用いることもできる。 【0049】図9は、請求項8の補助冷却装置の一例を示す概略図であり、この補助冷却装置1では、図8の導水管18に代えて、室外機20のドレンパン23の下部に設けられたドレンタンク25とタンク7とをそれらの底部で互いに連通管路19により連通している。従って、タンク7,ドレンタンク25,連通管路19の各底面は、同一平面内にあることになる。図9の補助冷却装置1でも、凝縮器21からのドレン水が連通管路19を経てタンク7に戻されるから、図1で述べた作用,効果に加えて、水の使用量を低減でき、省資源およびランニングコストの削減を図ることができる。 【0050】図10は、請求項9の補助冷却装置の一例を示す概略図であり、この補助冷却装置1では、図9の連通管路19およびドレンタンク25に代えて、補助冷却装置1のタンクを横方向に延長して、補助冷却装置用の開口26aと室外機20用の開口26bをもつタンク26とし、このタンク26により凝縮器21からのドレン水を捕集するようにしている。図10の補助冷却装置1でも、凝縮器21からのドレン水が補助冷却装置1のタンク26に直接戻されるから、図1で述べた作用,効果に加えて、水の使用量を低減でき、省資源およびランニングコストの削減を図ることができる。また、タンク26が補助冷却装置1と室外機20とを互いの底部で一体に連結するので、室外機20の取付台24(図8参照)を省略でき、両開口26a,26bの位置を適切に決めることで、据付け時にノズル2と凝縮器21の間隔を容易かつ迅速に最適に設定することができる。 【0051】上記実施の形態では、補助冷却手段として図1のものを用いたが、これに代えて図4の補助冷却手段や請求項1の補助冷却手段を用いることもできる。また、請求項6の利用側冷水サイクルのブラインは、図7の水に限らず塩化カルシウムや塩化ナトリウムの水溶液でもよい。 【0052】 【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1の発明は、凝縮器に水を噴射するノズルを有する空気調和機の凝縮器の補助冷却装置において、上記水を貯えるタンクと、このタンクの水を上記ノズルに圧送するポンプとを1つのケースに収容してなる本体部を備えているので、水道管からノズルへ直接給水する場合と異なり、給水圧を常に一定に維持できるから、給水圧低下による凝縮器への水噴射不足をなくして、空気調和機の冷房能力を高め、消費電力を低減し、室外が高温でも冷房運転の強制停止をなくすことができるとともに、既設の室外機でも1つのケースを取り付けるだけで容易に適用することができる。 【0053】請求項2の発明は、上記ポンプとノズルとを接続する配管に流量制御弁を介設しているので、例えば外気温に応じて流量制御弁の開度を増減するなどして、凝縮器を最適に冷却するようにノズルから水を散布でき、空気調和機の冷房能力の一層の向上および消費電力の一層の低減を図ることができる。 【0054】請求項3の発明は、上記ポンプの吐出量をインバータ制御するインバータ制御部をさらに備えているので、例えば外気温に応じてポンプの吐出量を増減するなどして、凝縮器を最適に冷却するようにノズルから水を散布でき、空気調和機の冷房能力の一層の向上および消費電力の一層の低減を図ることができる。 【0055】請求項4の発明は、上記空気調和機の冷媒回路の高圧の状態を検出する状態センサと、この状態センサの検出信号に基づいて上記ノズルからの水の噴射量を、上記高圧が所定値以下になるように制御する制御手段とを備えているので、外気温や室内熱負荷が高まって冷媒回路の高圧が高まると、これを所定値以下に抑えるべく凝縮器により多くの水が散布されるから、空気調和機の冷房効率が上がり、過負荷が防止され、過大な高圧が抑制されて耐久性が向上する。 【0056】請求項5の発明は、圧縮機と凝縮器と膨張手段と蒸発器と請求項1乃至4のいずれか1つに記載の補助冷却装置とを備え、上記蒸発器からの吹出空気の温度が所定の温度になるように、上記ノズルからの水の噴射量を制御する冷蔵用装置であるので、外気温や室内熱負荷が高まって蒸発器からの吹出空気の温度が高まると、これを所定値以下に抑えるべく凝縮器により多くの水が散布されるから、蒸発器の吹出空気で冷蔵される室内が正確な冷蔵温度に維持でき、より精密な冷蔵を行うことができる。 【0057】請求項6の発明は、圧縮機と凝縮器と膨張手段と共用熱交換器と請求項1乃至4のいずれか1つに記載の補助冷却装置とを有する熱源側冷凍サイクルと、上記共用熱交換器と利用熱交換器とポンプとを有して上記熱源側冷凍サイクルと熱交換する利用側冷水サイクルとを備えて、上記利用側冷水サイクルの利用熱交換器に流入するブラインの温度を所定の温度になるように、上記ノズルからの水の噴射量を制御するチリングユニットであるので、外気温や利用熱交換器側の熱負荷が高まって利用熱交換器に流入するブラインの温度が高まると、これを所定値以下に抑えるべく凝縮器により多くの水が散布されるから、利用熱交換器に流入するブラインで空調される室内が変動の少ない室内温度に維持でき、より快適な空調を行うことができる。 【0058】請求項7の発明は、外気温度を検出する室外温度センサと、この室外温度センサの検出信号に基づいて上記ノズルからの水の噴射量を制御する制御手段とを備えているので、外気温度がより高くなると、ノズルからより多くの水が噴射されて凝縮器をより冷却し、冷媒回路の高圧の上昇が抑えられるから、空気調和機の冷房効率が上がり、過負荷が防止され、過大な高圧が抑制されて耐久性が向上する。 【0059】請求項8の発明は、補助冷却装置が、凝縮器のドレン水を上記タンクに導く導水路を備えているので、ノズルから凝縮器に散布されて蒸発しなかった余剰のドレン水は、導水路を経てタンクに戻され、再びノズルから散布され、水の使用量を低減でき、省資源を図ることができる。 【0060】請求項9の発明は、請求項7に記載の導水路が、上記タンクと上記凝縮器のドレン水を捕集するドレンタンクとを連通する連通管路であるので、余剰水が同様に散布に再利用され、水の使用量を低減でき、省資源を図ることができる。 【0061】請求項10の発明は、補助冷却装置のタンクが、凝縮器のドレン水を捕集するドレンタンクを兼ねているので、余剰水が同様に散布に再利用され、水の使用量を低減でき、省資源を図ることができるとともに、室外機の取付台を省略することができる。 【0062】請求項11の発明は、圧縮機と凝縮器と膨張手段と蒸発器と請求項7乃至10のいずれか1つに記載の補助冷却装置とを備え、上記蒸発器からの吹出空気の温度が所定の温度になるように、上記ノズルからの水の噴射量を制御する冷蔵用装置であるので、請求項5の冷蔵用装置と同様、蒸発器の吹出空気で冷蔵される室内が正確な冷蔵温度に維持でき、より精密な冷蔵を行うことができる。また、補助冷却装置が請求項8乃至10のものの場合は、余剰水が無駄に捨てられることなく散布に再利用され、水の使用量を低減でき、省資源を図ることができる。 【0063】請求項12の発明は、圧縮機と凝縮器と膨張手段と共用熱交換器と請求項7乃至10のいずれか1つに記載の補助冷却装置とを有する熱源側冷凍サイクルと、上記共用熱交換器と利用熱交換器とポンプとを有して上記熱源側冷凍サイクルと熱交換する利用側冷水サイクルとを備えて、上記利用側冷水サイクルの利用熱交換器に流入するブラインの温度を所定の温度になるように、上記ノズルからの水の噴射量を制御するチリングユニットであるので、請求項6のチリングユニットと同様、利用熱交換器に流入するブラインで空調される室内が変動の少ない室内温度に維持でき、より快適な空調を行うことができる。また、補助冷却装置が請求項8乃至10のものの場合は、余剰水が無駄に捨てられることなく散布に再利用され、水の使用量を低減でき、省資源を図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002853 【氏名又は名称】ダイキン工業株式会社 【識別番号】393024717 【氏名又は名称】オーケー器材株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月6日(1999.7.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062144 【弁理士】 【氏名又は名称】青山 葆 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−88401(P2000−88401A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月31日(2000.3.31) |
| 【出願番号】 |
特願平11−191789 |
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