トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F25 冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒ−トポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化




【発明の名称】 蒸発式冷却機
【発明者】 【氏名】邱 鵬舉

【氏名】薜 翠玲

【氏名】黄 志賢

【要約】 【課題】エネルギー資源を節約し環境に優しい蒸発式冷却機の提供。

【解決手段】冷媒が気体から液体に変化する時の温度と冷却圧力が正比例する原理を利用し、冷却機の空気通路中の熱伝導接触面上を吸湿性の薄膜材料で被覆し、給水を該吸湿性材料に付着させて、空気に空気通路中を急速に通過させて常温で蒸発させ、水分に悉く潜熱変化を行わせて、冷媒管内の熱量を吸収させ、大幅に冷媒の温度を下げ、極めて低い冷却圧力を使用してそれを蒸発させるようにし、圧縮機の負担を軽減し、冷凍効果を増進し、圧縮機内部のモータの出力パワーを変更してエネルギー資源を節約し、また、吸湿性材料の吸湿と保湿機能により、周期的な給水補充によりその機能を維持するようにし、給水量を蒸発量に接近させて給水の回収、循環を不要とした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 低圧縮比の圧縮機10とされて、圧縮機のモータコイルを、圧縮機の作業に必要な消費パワーを下げて電力節約を行えるように改良してある上記低圧縮比の圧縮機10、蒸発式冷却装置20とされて、冷媒管204を具え、該冷媒管204に上記低圧縮比の圧縮機10が高圧高温の気体冷媒を送り込み、気体冷媒を該冷媒管204中で冷却液化させ、該冷媒管204の間の空気通路212中の熱伝導接触面が一層の吸湿材202で被覆されている、上記蒸発式冷却装置20、給水システム40とされて、一つの給水制御プリント基板404で給水電磁弁402を制御し、冷却水を均一に上記蒸発式冷却装置20に流して冷却水を上記吸湿材202に吸着させる上記給水システム40、送風装置60とされて、ファンモータ604でファン602を駆動して発生する気流に蒸発式冷却装置20内部の空気層間隙の空気通路212を通過させて、吸湿材202に吸着された水分を常温で蒸発させ、蒸発時に、蒸発式冷却装置20の冷媒が液化する時に放出する熱量を吸収させることで熱交換を行わせる上記送風装置60、以上を包括して構成された蒸発式冷却機。
【請求項2】 前記給水制御プリント基板404が水圧選定切り換え機能を有し、高、中、低の給水水圧に応じて、給水電磁弁402の閉鎖時間を一定に、開放の時間を変更可能に制御し、給水電磁弁402に低圧縮比の圧縮機10の運転時期に合わせて間欠性の開閉動作を行わせることで、周期給水を進行して、給水量を、十分に冷媒と低圧縮比の圧縮機の発生した熱量を冷却するに十分なものとすると共に、給水量をほぼ蒸発量に等しくして、冷却水を回収する必要をなくし、余剰給水があれば、必要に応じて外部より回収使用する措置をとれるようにしてあることを特徴とする、請求項1に記載の蒸発式冷却機。
【請求項3】 前記給水システム40にさらに一つの放水器408が設けられて、該放水器408の給水出口面に複数の孔が設けられると共に、放水器408の管径が入水端より管末に向けて除々に縮小されて、給水圧力を平均に分配できるようにしてあり、出水口面に一層の吸湿材210が設けられて給水供給時に給水を平均的に分布させられ、冷却水が均一に蒸発式冷却機を通過するようにしてあることを特徴とする、請求項1に記載の蒸発式冷却機。
【請求項4】 冷却水を連続して蒸発式冷却装置20に供給してテスト運転及びメインテナンス時に十分な給水を行うための連続給水スイッチ406が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の蒸発式冷却機。
【請求項5】 前記蒸発式冷却装置20が、以下のもの、即ち、少なくとも一つの冷媒管204とされて、冷媒管本体210の表面を吸湿材202で被覆してなるもの、少なくとも一つの支持板206とされ、該冷媒管204を固定して冷媒管204間に同じ間隔の空気通路212を保持させ、該空気通路212を、蒸発により形成された蒸気を空気と共に連続的に送るのに供するもの、少なくとも一つの固定板208とされ、支持板206に嵌入固定されて各層の冷媒管204を位置決めすると共にその重量を支持するもの、以上のものを包括することを特徴とする、蒸発式冷却機。
【請求項6】 前記蒸発式冷却装置20が一般の鰭片気冷式冷却機と組み合わせられて該鰭片気冷式冷却機の放熱効果を高めた部分蒸発式冷却機を形成しうることを特徴とする、請求項5に記載の蒸発式冷却機。
【請求項7】 前記冷媒管204が、吸湿材202で冷媒管本体210を被覆した後に、蛇行状に成形されてなることを特徴とする、請求項5に記載の蒸発式冷却機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一種の蒸発式冷却機に関し、さらに詳しくは、冷凍或いは空調設備で冷媒の冷却液化用いられうる冷却機及び部分蒸発式冷却機に関する。
【0002】
【従来の技術】環境保護意識が高まり地球全体の石油エネルギーが危機にある今日、新たなエネルギー資源の開発とエネルギー資源の節約が重要な課題となっている。特に、亜熱帯地域にある国家では、毎年夏の猛暑により冷凍空調設備が大量に使用され、往々にして電力供給不足の現象が発生する。例えば台湾では、天然エネルギー資源を有さないため電力の多くを核発電に頼っている。ただし、核電力は核の廃棄物、放射などの環境問題をもたらし、ゆえに新たなエネルギー資源の開発のほか、いかに有効に設備の電力消費量を減らし、エネルギー使用効率を高めるかが早急に解決されるべき課題とされている。
【0003】鑑みるに、空調設備中では、主に、液体冷媒に蒸発器中で引き込んだ室外空気と熱交換作用を進行させ、冷却した空気を室内に進入させている。そして気化した冷媒は冷却機中の圧縮機でまず圧縮して高密度の気体となしてから、さらに冷却器で冷却して液状冷媒となしており、この循環作用を重複して行うようにしてある。
【0004】また、従来の冷凍空調設備の冷却機には、気冷式と水冷式及び蒸発式の三種の形態がある。これら三種類の冷却方式はそれぞれ以下のようである。
1.気冷式冷却機は空気の対流を利用して冷却効果を発生しており、空気の温度が高く高い冷媒冷却圧力が必要となると、冷却温度もまた高くなり、放熱効果が劣るために、熱伝導面積と風量を増加する必要が生じる。このため体積が大きく、騒音が高く、消耗するエネルギー資源も最大であった。
2.水冷式冷却機は冷却水入出水の温度差の顕熱変化(1グラムの水の水温が摂氏1度上昇するのに1calの熱量を吸収する原理)を利用しており、その運転効率は気冷式のものよりやや優れているが、冷却水システムを別に設置しなければならないため、膨大な空間と設備コストがかかり、また冷却水の循環で発生する環境問題はアルツハイマー病との関係も取り沙汰されており、解決が待たれている。且つ冷却水循環システムには比較的大きな馬力の水ポンプが必要で、エネルギーの使用効率を高めることはできなかった。
3.蒸発式冷却機は冷却水の蒸発する潜熱変化(1gの水が蒸発するのに539calの熱量を吸収する原理)を利用しており、その放熱効果は上述の2種類のタイプよりも優れている。しかし、その中の一部の水が、蒸発する際に吸収する潜熱により冷媒の温度を下げるのに使用され、その他の大部分の水は蒸発せず循環使用されるため、水冷式冷却機と同様に貯水設備の設置に大きな空間を必要とし、その問題とコストも水冷式冷却機と同じであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主要な課題は、1gの水が完全に気化する時に539calの蒸発潜熱を吸収するという原理を十分に利用し、給水を回収及び循環させる必要が無く、そのため従来の大量の水の循環システムを使用したものより熱交換効率が高い、一種の蒸発式冷却機を提供することにある。
【0006】本発明の次の課題は、簡単な構造で各部品がその中に包含され、外部の冷却システムと管路を取り付ける必要がなく、製造と取り付けコストを最低にまで下げることができる一種の冷却機を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、低圧縮比の圧縮機10とされて、圧縮機のモータコイルを、圧縮機の作業に必要な消費パワーを下げて電力節約を行えるように改良してある上記低圧縮比の圧縮機10、蒸発式冷却装置20とされて、冷媒管204を具え、該冷媒管204に上記低圧縮比の圧縮機10が高圧高温の気体冷媒を送り込み、気体冷媒を該冷媒管204中で冷却液化させ、該冷媒管204の間の空気通路212中の熱伝導接触面が一層の吸湿材202で被覆されている、上記蒸発式冷却装置20、給水システム40とされて、一つの給水制御プリント基板404で給水電磁弁402を制御し、冷却水を均一に上記蒸発式冷却装置20に流して冷却水を上記吸湿材202に吸着させる上記給水システム40、送風装置60とされて、ファンモータ604でファン602を駆動して発生する気流に蒸発式冷却装置20内部の空気層間隙の空気通路212を通過させて、吸湿材202に吸着された水分を常温で蒸発させ、蒸発時に、蒸発式冷却装置20の冷媒が液化する時に放出する熱量を吸収させることで熱交換を行わせる上記送風装置60、以上を包括して構成された蒸発式冷却機としている。
【0008】請求項2の発明は、前記給水制御プリント基板404が水圧選定切り換え機能を有し、高、中、低の給水水圧に応じて、給水電磁弁402の閉鎖時間を一定に、開放の時間を変更可能に制御し、給水電磁弁402に低圧縮比の圧縮機10の運転時期に合わせて間欠性の開閉動作を行わせることで、周期給水を進行して、給水量を、十分に冷媒と低圧縮比の圧縮機の発生した熱量を冷却するに十分なものとすると共に、給水量をほぼ蒸発量に等しくして、冷却水を回収する必要をなくし、余剰給水があれば、必要に応じて外部より回収使用する措置をとれるようにしてあることを特徴とする、請求項1に記載の蒸発式冷却機としている。
【0009】請求項3の発明は、前記給水システム40にさらに一つの放水器408が設けられて、該放水器408の給水出口面に複数の孔が設けられると共に、放水器408の管径が入水端より管末に向けて除々に縮小されて、給水圧力を平均に分配できるようにしてあり、出水口面に一層の吸湿材210が設けられて給水供給時に給水を平均的に分布させられ、冷却水が均一に蒸発式冷却機を通過するようにしてあることを特徴とする、請求項1に記載の蒸発式冷却機としている。
【0010】請求項4の発明は、冷却水を連続して蒸発式冷却装置20に供給してテスト運転及びメインテナンス時に十分な給水を行うための連続給水スイッチ406が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の蒸発式冷却機としている。
【0011】請求項5の発明は、前記蒸発式冷却装置20が、以下のもの、即ち、少なくとも一つの冷媒管204とされて、冷媒管本体210の表面を吸湿材202で被覆してなるもの、少なくとも一つの支持板206とされ、該冷媒管204を固定して冷媒管204間に同じ間隔の空気通路212を保持させ、該空気通路212を、蒸発により形成された蒸気を空気と共に連続的に送るのに供するもの、少なくとも一つの固定板208とされ、支持板206に嵌入固定されて各層の冷媒管204を位置決めすると共にその重量を支持するもの、以上のものを包括することを特徴とする、蒸発式冷却機としている。
【0012】請求項6の発明は、前記蒸発式冷却装置20が一般の鰭片気冷式冷却機と組み合わせられて該鰭片気冷式冷却機の放熱効果を高めた部分蒸発式冷却機を形成しうることを特徴とする、請求項5に記載の蒸発式冷却機としている。
【0013】請求項7の発明は、前記冷媒管204が、吸湿材202で冷媒管本体210を被覆した後に、蛇行状に成形されてなることを特徴とする、請求項5に記載の蒸発式冷却機としている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、冷媒が気体から液体に変化する時の温度と冷却圧力が正比例する原理を利用し、冷却機の空気通路中の熱伝導接触面上を吸湿性の薄膜材料で被覆し、給水を該吸湿性材料に付着させて、空気に空気通路中を急速に通過させて常温で蒸発させ、水分に悉く潜熱変化を行わせて、冷媒管内の熱量を吸収させ、大幅に冷媒の温度を下げ、極めて低い冷却圧力を使用してそれを蒸発させるようにしてあり、これにより、圧縮機のシステム中での運転も軽々と行えるようになり、冷凍効果を増進でき、並びに圧縮機内部のモータの出力パワーを変更できてエネルギー資源を節約する目的を達成できるものとされている。また、吸湿性材料の吸湿と保湿機能により、周期的な給水補充を行えばその機能を維持できるようにしてあり、給水量を蒸発量に接近させる制御が可能であり、給水を回収し、循環させる必要がない。
【0015】
【実施例】図1は、R−22冷媒の液体気体の互換曲線図である。図より分かるように、冷媒温度が低い時には、極めて低い温度の冷却圧力でそれを凝結させられる。例えば冷媒温度45℃で凝結させるのに必要な相対圧力理論値は約18kg/cm2であり、もし冷媒温度30℃で凝結させるのであれば、必要な相対圧力理論値は12.27kg/cm2まで大幅に下がる。ゆえに圧縮機のシステム中での運転の負担が少なくなり、冷凍効果を増進することができ、並びに圧縮機内部のモータの出力パワーを変更できるため、エネルギー資源節約の目的を達成できる。本発明では、以上に述べた、冷媒の気体と液体の相互変換時の冷媒温度と凝結圧力が正比例する原理を十分に利用し、大幅に冷却機中の圧縮機の作業圧力を下げて、圧縮機の駆動のための消費パワー(馬力)を大幅に節約することを以て、冷凍空調設備のEER(エネルギー効率比)を大幅に改善する。
【0016】図2を参照されたい。本発明では、低圧縮比の圧縮機10で高圧高温の気体冷媒を蒸発式冷却装置20に進入させて冷却液化させており、その中、給水システム40の給水制御プリント基板404が蒸発式冷却装置20への周期的な給水を制御する。そして、送風装置60のファンモータ604がファン602を駆動することで外部の空気が蒸発式冷却装置20内部の空気通路間隙に引き込まれて蒸発を強力に進行し、水が蒸発する時に蒸発式冷却装置20の冷媒が液化する時に排出する熱量を吸収し、熱交換の目的が達成される。該給水制御プリント基板404は水圧選定切り換え機能を有し、高、中、低の給水水圧に応じて自動設定され、給水制御プリント基板404は給水電磁弁402の閉鎖時間を一定に制御し、開放の時間を変更可能とすることで対応しており、給水電磁弁402が低圧縮比の圧縮機10の運転時期に合わせて間欠性の開閉動作を行い、周期給水の目的を達成する。こうして、給水量を、十分に冷媒及び低圧縮比の圧縮機10の発生する熱量を冷却できるものとなし、且つ給水量をほぼ蒸発量に等しいものとし、冷却水を回収する必要をなくし、余剰給水があれば、必要に応じて外部より回収使用する措置をとれるようにしてある。給水電磁弁402は給水システム40の給水の供給源であり、周期性給水の開閉と外部との接続用途を提供しており、給水源には、水道水、地下水など自然圧力給水、及び蒸発器凝結水補充などの方式とされ、極めて少量の外部再増圧給水の方式が採用されうる。連続給水スイッチ406は、手動で連続給水して試験運転や洗浄メンテナンスを行うのに用いられる。その他の図示される部品は従来の設計に属し、予めユニット化され包装されている。これは図3に示されるとおりである。
【0017】図4及び図5には蒸発式冷却装置20の外観が示されている。本発明の蒸発式冷却装置20の外形は、図4に示される縦型或いは図5に示されるL型或いはU型及び円型など各種の形式とされうる。その構成部品については図6を参照されたい。吸湿材202で被覆された冷媒管204にそれぞれ支持板206が組み込まれて、単数層或いは複数層の冷媒管204が、空気層間隙により平行或いは交錯するように配列されて、冷媒管204が同じ間隔の空気通路212を有するものとされて、蒸発により形成された蒸気が空気により連続的に吹き送られるようにしてある。冷媒管204の組み込み完成後に、固定板208が押し込まれてネジで固定される。その中、固定板208には孔が穿たれて支持板206へのネジ止めに利用され、固定板208と支持板206により各層の冷媒管204が位置決めされる。最後に放水器408が支持板206中に設けられた空間に置き入れられ、並びに放水器408の出水面に一層の吸湿材410が置かれて給水時に平均した引水作用が得られるようにしてある。放水器408は冷却機の設計高度により一層或いは複数層設けられる。
【0018】上述の冷媒管204は図7に示されるように、冷媒管本体210の表面を吸湿材202で螺旋式に被覆して形成されるか、或いは、吸湿材202と相似の材料で形成した円形チューブを冷媒管本体210に套設して冷媒管本体210を被覆する方式、或いは接着などの方式が採用されうる。その中、吸湿材には、不織布、布、天然繊維、合成繊維、再生繊維、無機質繊維などの材料が使用される。被覆完成した冷媒管204は設計に応じてその管間の空気通路212の寸法が決定されて一体に成形され、図に示されるように、管間を溶接処理により接続する必要がない。
【0019】図8に示されるように、放水器408は、図のような方形管或いは円形管とされ、給水出口端は線形出口或いは円形出口のいずれとされてもよい。且つ管径は入水端から管末へと漸次縮小され、こうして給水圧力を平均して分配して冷却水を均一に蒸発式冷却装置20に流すことができ、並びに各層結合後に、水管412でそれと給水電磁弁402が接続される。
【0020】総合すると、本発明は蒸発式冷却装置20の冷媒管本体210を吸湿材202で被覆し、即ち空気通路212中の熱伝導接触面上を吸湿性の薄膜材料(吸湿材202)で被覆し、放水器408による給水を該吸湿材202に付着させ、空気通路212中への快速空気の吹送りにより付着した水分を常温で蒸発させて、大幅に冷媒の温度を下げて、極めて低い冷却圧力を以てそれを凝結させられるようにしている。さらに吸湿材202の有する吸湿と保湿の機能に、給水制御プリント基板404による周期的な給水補充制御を組み合わせて、吸湿材202の機能を維持させるようにしてあり、これにより給水量をほぼ蒸発量に接近させることができ、ゆえに給水の回収と循環を必要としない特性を有するものとされている。
【0021】最後に図11に示されるように、本発明を各種の天候環境或いは水量不足或いは停水時期に応用するとき、従来の鰭片気冷式冷却機80を本発明の蒸発式冷却装置20の上面に配置し、並びに連接管で両者を結合して一つの冷却機となせば、高効率の熱交換の目的を達成することができる。
【0022】
【発明の効果】従来の冷却機は空調設備に利用される時、R−22システムでは、図9のR−22のモーリエグラフ(Mollier diagram)に示されるように、冷却機入口の気体冷媒温度が約80度で、出口の液体冷媒温度は約37度で、冷却圧力は20kg/cm2−aであったが、本発明の冷却機を使用した時には、図10に示されるように、R−22システムにおいて、冷却機の入口の気体冷媒温度は約60℃に下げられ、出口の液体冷媒温度は約30℃であり、冷却圧力は約14kg/cm2−aしか必要でない(図1に示されるように、理論的にはR−22が30℃の時、液化に要する冷却圧力は12.27kg/cm2である)。本発明により、圧縮機に要求される圧縮比が大幅に下がり、冷却機出口の液体冷媒温度は従来のものより約7℃も下がり、その冷凍効果は約20%も上昇した。また圧縮比が低くなるために、本発明は従来の圧縮機内部のモータの巻線を改良して、圧縮機自身の出力効率を下げた低圧縮比の圧縮機10を使用することができ、圧縮機単体の運転による消耗パワーも25%減少する。ゆえに本発明の冷却機は冷凍或いは空調製品に使用されていずれもその出力パワーを向上でき、消耗パワーを減少でき、EER値(或いはCOP)を50%以上も向上させることができる。
【出願人】 【識別番号】598128410
【氏名又は名称】劉 富欽
【出願日】 平成10年9月10日(1998.9.10)
【代理人】 【識別番号】100063808
【弁理士】
【氏名又は名称】門間 正一 (外5名)
【公開番号】 特開2000−88400(P2000−88400A)
【公開日】 平成12年3月31日(2000.3.31)
【出願番号】 特願平10−256769