| 【発明の名称】 |
アンモニア吸収式冷凍機 |
| 【発明者】 |
【氏名】大西 尚
【氏名】平中 幸男
【氏名】椿原 昇
【氏名】岩田 克雄
【氏名】矢野 猛
【氏名】吉良 和久
【氏名】岩本 皓夫
【氏名】田中 宏尚
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| 【要約】 |
【課題】凝縮器での冷却温度をさらに下げて、冷凍機自体の成績係数を向上させ得るアンモニア吸収式冷凍機を提供する。
【解決手段】アンモニア吸収式冷凍機をユニット化するとともに、そのフレーム1の上方に、冷却ファン12を有する冷却水タンク11を配置し、この冷却水タンク11内に、凝縮器としてのフィン付の凝縮用伝熱管15を配置するとともに、冷却ファン12と凝縮用伝熱管15との間に冷却水散布管23を配置し、かつ冷却水タンク11内の冷却水を、吸収器2内の冷却用伝熱管2aを通過させた後、冷却水散布管23から凝縮用伝熱管15上に、直接、散布させるようにしたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】蒸発器、吸収器、再生器および凝縮器を有するアンモニア吸収式冷凍機において、上記吸収器の上方位置に冷却水タンクを配置し、この冷却水タンク内に、凝縮用伝熱管を配置するとともに、この凝縮用伝熱管の上方位置に、冷却ファンを配置し、かつ上記冷却水タンク内の冷却水を冷却水配管を介して吸収器に導くとともに、この吸収器を出た冷却水を冷却水タンク内の上記凝縮用伝熱管上に散布させる冷却水散布管を設けたことを特徴とするアンモニア吸収式冷凍機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、アンモニア吸収式冷凍機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、アンモニア吸収式冷凍機においては、図2に示すように、吸収器51および凝縮器52に、冷却水配管61を介して、冷却水がシリーズ(直列)に供給されて冷却が行われるとともに、この冷却水は、冷凍機とは別な場所に設けられた冷却塔62にて冷却されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によると、冷却水が吸収器51から凝縮器52へと、シリーズに流された後冷却塔62に移送され、そして冷却塔62への入口温度が37℃とされているため、凝縮器52内でのアンモニアの温度を、50℃から40℃までしか冷却することができなかった。 【0004】そこで、本発明は、凝縮器での冷却温度をさらに下げて、冷凍機自体の成績係数を向上させ得るアンモニア吸収式冷凍機を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明のアンモニア吸収式冷凍機は、蒸発器、吸収器、再生器および凝縮器を有するアンモニア吸収式冷凍機において、上記吸収器の上方位置に冷却水タンクを配置し、この冷却水タンク内に、凝縮用伝熱管を配置するとともに、この凝縮用伝熱管の上方位置に、冷却ファンを配置し、かつ上記冷却水タンク内の冷却水を冷却水配管を介して吸収器に導くとともに、この吸収器を出た冷却水を冷却水タンク内の上記凝縮用伝熱管上に散布させる冷却水散布管を設けたものである。 【0006】上記構成によると、吸収器からの冷却水が、冷却ファンにより冷却されながら、直接、凝縮用伝熱管上に散布されるため、凝縮用伝熱管内のアンモニアの冷却が効率良く行われ、したがって冷凍機の成績係数の向上を図れる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけるアンモニア吸収式冷凍機を、図1に基づき説明する。 【0008】一般に、アンモニア吸収式冷凍機は、冷媒であるアンモニア液を蒸発させる蒸発器、この蒸発器で蒸発されたアンモニア蒸気をアンモニア蒸気移送管を介して導きアンモニア水溶液に吸収させる吸収器、この吸収器でアンモニア蒸気を吸収して濃度が濃くなったアンモニア水溶液をアンモニア水溶液移送管を介して導きアンモニアの再生を行う再生器、およびこの再生器で得られたアンモニア蒸気をアンモニア蒸気移送管を介して導き凝縮させる凝縮器を有しているが、本発明の要旨は、吸収器および凝縮器での冷却部分にあるため、本実施の形態では、この部分に着目して説明する。 【0009】本実施の形態に係るアンモニア吸収式冷凍機は、図1に示すように、ユニット化されるとともに、ユニット化をはかるためのフレーム1内に、蒸発器(図示せず)、吸収器2および再生器(図示せず)が配置されたものである。 【0010】すなわち、フレーム1の上方には冷却水タンク11が設けられるとともに、この冷却水タンク11の上部には、タンク内に配置された冷却ファン12とタンクの上面に配置された駆動用モータ13とからなる冷却装置14が設けられ、またこの冷却ファン12の下方位置には、凝縮器として作用するフィン付の凝縮用伝熱管15が、例えば蛇行状に配置されている。 【0011】そして、上記冷却水タンク11の底部と吸収器2内に設けられた冷却用伝熱管2a入口部とが、途中に水ポンプ21が設けられた第1冷却水配管22で接続され、またこの冷却用伝熱管2aの出口部と冷却水タンク11内の凝縮用伝熱管15の上方に配置された冷却水散布管23とが第2冷却水配管24により接続されている。 【0012】上記構成において、冷凍サイクルが作動されると、吸収器2の冷却用伝熱管2aには、冷却水タンク11内の冷却水が第1冷却水配管22を介して供給され、吸収器2内のアンモニア水溶液が冷却される。 【0013】そして、吸収器2を出た冷却水は、第2冷却水配管24を介して冷却水散布管23に供給されて、凝縮用伝熱管15上に散布(落下)される。この凝縮用伝熱管15から落下された冷却水は、冷却ファン12により、直接、冷却されるとともに、凝縮用伝熱管15上に散布されて、再生器から移送されてきた50℃のアンモニア蒸気を37℃まで冷却し、凝縮が行われる。 【0014】このように、再生器からのアンモニア蒸気を凝縮させるフィン付の凝縮用伝熱管15を、冷却水タンク11内に配置するとともに、吸収器2から移送される冷却水を、この凝縮用伝熱管15の上方から冷却ファン12により冷却しながら、直接、散布するようにしたので、冷却を効率良く行うことができ、すなわち従来、50℃から40℃までにしか冷却できなかったものを、50℃から37℃まで冷却することができ、したがって冷凍機の成績係数の向上(具体的には、5%程度の向上)を図ることができる。 【0015】また、吸収器および凝縮器での冷却部を、ユニット化するためのフレームの上部に一体的に設けたので、従来のように、冷却塔を別個に設けるものに比べて、その設置スペースを大幅に減らすことができる。 【0016】 【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、再生器からのアンモニア蒸気を凝縮させるフィン付の凝縮用伝熱管を、冷却水タンク内に配置するとともに、吸収器から移送される冷却水を、この凝縮用伝熱管の上方から冷却ファンにより冷却しながら、直接、散布するようにしたので、冷却を効率良く行うことができ、したがって冷凍機の成績係数の向上を図ることができる。 【0017】また、吸収器および凝縮器での冷却部を、吸収器の上方に配置したので、従来のように、冷却塔を別個に設けるものに比べて、その設置スペースを減らすことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000284 【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社 【識別番号】000183369 【氏名又は名称】住友精密工業株式会社 【識別番号】000005119 【氏名又は名称】日立造船株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年9月18日(1998.9.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068087 【弁理士】 【氏名又は名称】森本 義弘
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| 【公開番号】 |
特開2000−88390(P2000−88390A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月31日(2000.3.31) |
| 【出願番号】 |
特願平10−263795 |
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